(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示部は、前記待機状態において前記所定のアプリケーションの進行状況を表示する一方で、前記通常状態において前記所定のアプリケーションの進行状況の表示は行わない、請求項1に記載の端末装置。
前記センサー部は、照度センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、GPSセンサー、気圧センサー、地磁気センサー、距離センサー、磁気センサー、マイク、カメラ、及びタイマーのうちのいずれか一つ、又はその組み合わせを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の端末装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
添付図面を参照して本開示の様々な実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0012】
1.本開示の第1実施形態に係る端末装置100
図1は、本開示の第1実施形態に係る端末装置100を示す図である。
図1によれば、端末装置100は、一例として、ディスプレイ111、ディスプレイ111に重畳して配置されたタッチパネル122、及びディスプレイ111の表示を制限する、つまりは表示をオフにするハードキー123を備える。このような、端末装置100としては、スマートフォンに代表される無線通信可能な携帯型の端末装置が挙げられるが、それ以外にも、携帯型ゲーム機、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコンなどが好適に適用することが可能である。また、デスクトップパソコンなど日常的にユーザが携帯するようなものではない端末装置であっても、端末装置100として適用することが可能である。
【0013】
端末装置100は、1又は複数のプログラムを読み出すことによって、当該プログラムに対応するアプリケーションの実行が可能である。端末装置100は、例えば、ユーザによる誤動作を防止するために、上記アプリケーションのうちの少なくとも一部のアプリケーションの実行が制限され、ディスプレイ111上に表示された所定のアイコンに対してユーザが操作をする等によってその制限を解除することが可能な「待機状態」を有する。また、端末装置100は、上記アプリケーションの実行の制限が解除され、ユーザの所望に応じてアプリケーションの起動・実行などの各種操作を行いうる「通常状態」を有する。さらに、端末装置100は、上記待機状態又は通常状態において所定期間以上ユーザが操作していないことを検出するか、ユーザによる所定のハードキーの押下を検出することによって、少なくとも一部のアプリケーションの実行を制限するとともに、ディスプレイ111の表示をオフにする「スリープ状態」を有する。
【0014】
端末装置100は、通常状態において起動されたアプリケーションを、一部のアプリケーションの実行が制限された待機状態においてもセンサー部で検出された情報に基づいて進行させることができる。
【0015】
図1は、端末装置100の待機状態においてディスプレイ111に表示される待機画面アプリケーションの画面の一例を示している。
図1によると、端末装置100の待機状態において、ディスプレイ111には、現在の日時に関する情報や、待機状態から通常状態に遷移させるための指示入力を行うロック解除キーが表示されている。
【0016】
本実施形態において、当該待機状態で実行される待機画面アプリケーションはゲームアプリケーションであり得る。したがって、上記表示に加えて、例えば、ゲームアプリケーションの進行状況を表示するために、1又は複数の植物キャラクタ215を表示する。そして、センサー113で検出された情報に基づいて、当該キャラクタ215の成長度合いを制御する。
【0017】
2.端末装置100の構成の例
図2は、本開示の第1実施形態に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。端末装置100は、
図2に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
【0018】
図2によると、端末装置100は、ディスプレイ111、コントローラ112、GPSセンサー114、ジャイロセンサー115、加速度センサー116及び照度センサー117を含むセンサー113、無線通信処理回路118及びアンテナ119からなる通信部、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ(場合によっては、HDD)等を含むメモリ120、タッチパネル122及びハードキー123から構成される操作部121を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0019】
ディスプレイ111は、コントローラ112の指示に応じて、メモリ120に記憶された画像情報を読み出して各種表示を行う。ディスプレイ111は、例えば液晶ディスプレイから構成され、表示部として機能する。
【0020】
操作部121は、タッチパネル122やハードキー123等から構成され、ユーザからの各種指示や入力を受け付ける。タッチパネル122は、ディスプレイ111を被覆するように配置され、ディスプレイ111の表示する画像データに対応する位置座標の情報をコントローラ112に出力する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本実施形態においては、タッチパネル122は、指示体によるディスプレイ111に表示された各アイコンに対するスワイプ操作やタップ操作を検出する。
【0021】
一例としては、待機状態において、ディスプレイ111に表示されたアンロックアイコンに対するユーザの操作を、タッチパネル122を介して検出する。また、スリープ状態、待機状態及び通常状態において、ハードキー123(電源キー)に対するユーザの押下を検出する。
【0022】
コントローラ112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ120に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、コントローラ112は、待機状態でも実行可能なアプリケーションを含む複数のアプリケーションにそれぞれ対応するプログラムをメモリ120から読み出して実行する。また、コントローラ112は、タッチパネル122からの出力に基づいて各種操作情報を生成する。なお、コントローラ112は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。また、画像処理に特化したGPUを別途設けても良い。
【0023】
メモリ120は、一例としては、ROM、RAM、不揮発性メモリ等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、待機状態でも実行可能なアプリケーションを含む複数のアプリケーションを実行するためのプログラムを各アプリケーションごとに記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより生成される各種命令がコントローラ112により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられるメモリである。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。
【0024】
なお、本実施形態においては、特に具体的に図示しないものの、待機画面アプリケーションで実行されるゲームの処理において、植物キャラクタの高さパラメータ、成長加速度パラメータ、成長速度パラメータなどが適宜メモリ120に記憶される。
【0025】
センサー113は、端末装置100の周囲の環境や端末装置そのものの状況を検出するセンサー部として機能する。端末装置100の周囲の環境としては、照度、温度、湿度などが挙げられる。また、端末装置100そのものの状況としては、端末装置100に外的要因が加えられることによって変化した状況のことをいい、例えば端末装置100の現在地などの位置情報、端末装置100が移動した移動加速度、端末装置100の姿勢などが挙げられる。すなわち、センサー113の一例としては、GPSセンサー114、ジャイロセンサー115、加速度センサー116及び照度センサー117に加えて、温度センサー、湿度センサー、気圧センサー、地磁気センサー、距離センサー、磁気センサー、カメラ、マイクなどもセンサーとして利用することが可能である。また、現在時刻を検知するためのタイマーもセンサーとして利用することが可能である。
【0026】
センサー113は、通常状態に加えて、待機状態やスリープ状態であってもバックグランドで検出処理を実行することが可能であり、検出された情報は随時コントローラ112に出力して、コントローラ112によるアプリケーションの実行に用いられる。
【0027】
無線通信処理回路118は、接続されたアンテナ119を介して、遠隔に設置されたサーバー装置や他の端末装置との間で情報の送受信をするために、変調や復調などの処理を行う。例えば、無線通信処理回路118は、各アプリケーションを実行するためのプログラムや、アプリケーションにおいて利用されるユーザ情報等の各種情報を、アプリケーションの進行に応じて、サーバー装置から受信するための処理をする。また、アプリケーションの実行による処理の結果をサーバー装置に送信するための処理をする。
【0028】
この無線通信処理回路118は、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。
【0029】
無線通信処理回路118とアンテナ119とで通信部を構成する。なお、無線通信に代えて、または加えて、有線通信を用いることも可能である。その場合には、無線通信処理回路118に代えて、または加えて、有線通信のための通信処理回路を設ければよい。
【0030】
3.待機状態以外の状態で端末装置100で実行される処理フロー
図3は、本開示の第1実施形態に係る端末装置100において実行される処理フローを示す図である。具体的には、
図3は、端末装置100が待機状態以外の状態(主には通常状態)であるときにあるときに実行される処理フローである。
【0031】
ここで、
図4は、本開示の第1実施形態にかかる端末装置100のディスプレイ111に表示される画面の例を示す図である。具体的には、端末装置100が通常状態にあるときのディスプレイ111に表示される画面の例である。すなわち、通常状態においては、ディスプレイ111に「TEL」(電話)、「Mail」(メール)及び「カメラ」などの各アプリケーションを起動して実行するための各種アイコン211が表示されている。当該アイコンの一つとして、待機状態においてディスプレイ111に所定の表示を行うとともに所定のゲームを実行可能なゲームアプリケーションである待機画面アプリケーションを起動するためのアイコン212が表示されている。
【0032】
図3の処理フローは、まず最初に、
図4のアイコン212に対するユーザの操作を、タッチパネル122を介して検出したか否かを判断する。すなわち、端末装置100のコントローラ112は、タッチパネル122からの出力を受けて、待機画面アプリケーションの起動リクエストがあったか否かを判断する(S101)。
【0033】
ここで、
図5は、本開示の第1実施形態にかかる端末装置100のディスプレイ111に表示される画面の例を示す図である。当該待機画面アプリケーションは、
図5に示されるとおり、端末装置100の待機状態において、現在の日時に関する情報213や、待機状態から通常状態に遷移させるためのロック解除キーアイコン214を表示するとともに、植物キャラクタ215を表示して、センサー113で検出された情報に基づいて決められる成長度合いで育成・成長させるゲームを実行するアプリケーションである。そして、当該待機画面アプリケーションが実行されている場合には、待機状態においてディスプレイ111に植物キャラクタ215を表示して、当該アプリケーションの進行状況を表示する。
【0034】
図3の処理フローに戻って、上記起動リクエストがあった場合には、コントローラ112はメモリ120からプログラムを読み出して
図5に示すような待機画面アプリケーションを起動する(S102)。次に、S102で起動された待機画面アプリケーションが初めての起動であるか否かを判断する(S103)。当該起動が初めてである場合には(すなわち、当該待機画面アプリケーションの植物キャラクタ215の成長度合いについてセーブデータが全くない場合には)、待機画面アプリケーションの初期設定を行う。ここでは、植物キャラクタ215の高さパラメータを初期設定の1cm(当該高さは仮想上の高さであっても良い)に設定する(S104)。
【0035】
次に、コントローラ112は、端末装置100が待機状態に遷移する条件になったか否かを判断する(S105)。一例としては、通常状態において所定期間以上ユーザが操作していないことを検出するか、ユーザによるハードキー123の押下を検出することによって移行するスリープ状態において、ユーザによるハードキー123の押下を検出したか否かを判断する。また、これに限らず、スリープ状態を介することなく、通常状態において所定期間以上ユーザが操作していないことを検出したか否か、又はユーザによるハードキー123の押下を検出したか否かを判断することも可能である。
【0036】
次に、コントローラ112が端末装置100を待機状態に遷移させる条件になったと判断した場合には、待機画面アプリケーションの実行において一時的に記憶された、センサー113で検出された情報に基づいて決定されるアプリケーション実行パラメータをリセットする(S106及びS107)。具体的には、コントローラ112は、植物キャラクタ215の高さパラメータを算出するための第1アプリ実行パラメータ(植物キャラクタ215の成長加速度パラメータ)、及び第2アプリ実行パラメータ(植物キャラクタ215の成長速度パラメータ)をリセットする。
【0037】
なお、S105で待機状態に遷移する条件になったと判断されなかった場合には、当該処理フローの最初に戻る。
【0038】
そして、コントローラ112は、端末装置100が待機状態以外の状態(主には通常状態)であるときに実行される処理フローを終了する。
【0039】
4.待機状態で端末装置100で実行される処理フロー
図6は、本開示の第1実施形態に係る端末装置100において実行される処理フローを示す図である。具体的には、
図6は、端末装置100が待機状態にあるときに実行される処理フローである。
【0040】
図6の処理フローは、コントローラ112が、端末装置100が待機状態にあり、待機画面アプリケーションが起動されているか否かを判断することから開始される(S201)。待機画面アプリケーションは、
図3に示す処理フローにおいてコントローラ112によって待機画面アプリケーションの起動リクエストが受け付けられたと判断された場合に起動される。
【0041】
なお、待機状態には、一例としては、通常状態において所定期間以上ユーザが操作していないことを検出するか、ユーザによるハードキー123の押下を検出することによって移行するスリープ状態において、ユーザによるハードキー123の押下を検出することで移行する。また、これに限らず、スリープ状態を介することなく、通常状態において所定期間以上ユーザが操作していないことを検出するか、ユーザによるハードキー123の押下を検出することで移行することも可能である。
【0042】
コントローラ112が、待機画面アプリケーションが起動されたと判断した場合には、センサー113で検出された情報を受信する(S202)。本実施形態においては、一例としては照度センサー117で検出された端末装置100の周囲の照度を検出して、検出された照度に関する情報をコントローラ112が受信する。
【0043】
そして、コントローラ112は、メモリ120に記憶された高さパラメータに基づいて植物キャラクタ215の態様を変化させて、ディスプレイ111に表示する(S203)。例えば、当該処理フローが初めて待機画面アプリケーションが起動された後に実行された場合には、初期設定として高さパラメータが1cmに設定されるので、
図5に示すように「苗木」のような表示態様で植物キャラクタ215が表示される。
【0044】
次に、コントローラ112は、センサー113(具体的には、照度センサー117)から受信した照度に関する情報に基づいて一定以上の照度を検出したか否かを判断する(S204)。そして、一定以上の照度を検出したと判断された場合には、コントローラ112はメモリ120に記憶された第1アプリ実行パラメータ(成長加速度パラメータ)を参照し、あらかじめ決められた最大値に達しているか否かを判断する(S205)。そして、最大値に達していなければ、受信した照度に応じた分だけ第1アプリ実行パラメータ(成長加速度パラメータ)を増加させる(S206)。
【0045】
第1アプリ実行パラメータの増加量は、特に図示はしないが、検出した照度と増加量とを対応付けたテーブルをメモリ120に記憶し、当該テーブルを参照することによりコントローラ112によって決定される。
【0046】
なお、S205において最大値に達していると判断された場合には、第1アプリ実行パラメータを増加させることなく次の処理に移行する。
【0047】
次に、コントローラ112は、決定された成長加速度パラメータに基づいて植物キャラクタ215の第2アプリ実行パラメータ(成長速度パラメータ)を算出する(S207)。なお、当該算出は、一例として、あらかじめ記憶された成長速度パラメータに、決定された成長加速度パラメータを加算することによって行われる。
【0048】
そして、コントローラ112は、算出された成長速度パラメータに基づいて植物キャラクタ215の高さパラメータを算出し、算出された高さパラメータをメモリ120に記憶する(S208)。
【0049】
次に、コントローラ112は、待機状態から通常状態に遷移する指示を検出したか否かを判断する(S209)。一例としては、ディスプレイ111上に表示されたロック解除キーアイコン214に対するユーザの操作がタッチパネル122で検出されたか否かに基づいて、上記指示の検出を判断する。そして、検出した場合には、端末装置100を通常状態に遷移させて、
図3の処理フローへ戻る。一方、検出されていない場合には、
図6の処理フローの最初へ戻る。
【0050】
なお、S203において、コントローラ112は、メモリ120に記憶された高さパラメータに基づいて植物キャラクタ215の態様を変化させて、ディスプレイ111に表示するが、次の処理ループにおいては前回の処理ループのS208で算出された高さパラメータに基づいて植物キャラクタ215の表示態様が変化される。
【0051】
図7は、本開示の第1実施形態にかかる端末装置100のディスプレイ111に表示される画面の例を示す図であるが、一例としては、
図7のとおり、算出された新たな高さパラメータに基づいて植物キャラクタ215が表示される。
【0052】
なお、
図6では、端末装置100が待機状態において、センサー113で端末装置100の周囲環境又は端末装置そのものの状況を検出し、その検出した情報に基づいて待機画面アプリケーションの実行を制御するようにした。しかし、これに加えて、端末装置100がスリープ状態にある場合にも、バックグラウンドで、所定期間ごとに、センサー113で端末装置100の周囲環境又は端末装置そのものの状況を検出し、その検出した情報に基づいて当該待機画面アプリケーションを実行させる(すなわち、
図6の処理フローを実行させる)ことも可能である。
【0053】
このような場合、所定間隔で待機画面アプリケーションが実行されることで、その都度、成長加速度パラメータ、成長速度パラメータ及び植物キャラクタ215の高さパラメータを算出し、算出された高さパラメータをメモリ120に記憶する。なお、上記処理はバックグラウンドで行われているので、スリープ状態においては
図6のS203で行われる表示処理は行われない。
【0054】
5.端末装置100の状態、ディスプレイ111の表示の状態、及び待機画面アプリケーションの進行状況との関係
図8は、本開示の第1実施形態に係る端末装置100の状態の遷移を示す図である。具体的には、
図3及び
図6で示す処理フローを端末装置100が実行した場合の、端末装置100の状態、ディスプレイ111の表示の状態、及び待機画面アプリケーションの進行状況との関係を概念的に示した図である。
【0055】
本開示の第1実施形態においては、
図3に示す通常状態の処理フローでも明らかなとおり、S101において一旦起動されると、それ以降の処理においてはセンサー113からの情報を用いた待機画面アプリケーションの処理を行わない。一方、
図6に示す待機状態の処理フローや上記で説明したとおり、本実施形態では待機状態及びスリープ状態において、S202の処理でセンサー113からの情報の受信を行う。そして、S203〜S208の処理で、その情報に基づくアプリケーションの進行を行う。つまり、本実施形態においては、待機画面アプリケーションの起動がなされた場合に、通常状態においては当該アプリケーションの進行が制限される一方で、待機状態及びスリープ状態においてはセンサー113により検出された情報に基づいてアプリケーションの進行が実行されている。
【0056】
図8を参照すると、上記のとおり、端末装置100は、スリープ状態、待機状態及び通常状態の少なくとも3つの状態を有する。通常状態においては、ディスプレイ111がオンにされ、例えば
図4に示す表示がなされる。この状態においては、
図3に示すとおり、待機画面アプリケーションは、センサー113からの情報を用いた進行が制限された状況にある。
【0057】
上記進行が制限された状況とは、具体例としては、待機画面アプリケーションの進行において用いられるユーザ名の入力、キャラクタ種別の選択、及びそれらの変更、並びに当該アプリケーションの進行において利用される各種アイテムの課金などの設定入力処理及び設定変更処理のみを許容し、当該アプリケーションが進行することによってなされる植物キャラクタ215の成長に関する処理は制限された状況である。また、通常状態でアプリケーションの進行が制限された状況においては、ディスプレイ111において、上記設定入力及び設定変更に関する表示以外はなされない。したがって、当該状態では、ユーザが当該アプリケーションの進行状況の確認を行うことも制限するとともに、ユーザやセンサー113による当該アプリケーションへの介入を制限している。
【0058】
次に、通常状態からスリープ状態に端末装置100の状態が遷移すると、ディスプレイ111の表示もオフになっている。一方、待機画面アプリケーションは、スリープ状態においてもバックグラウンドでセンサー113からの情報を受信し、当該情報に基づく植物キャラクタ215の成長処理を行い、当該アプリケーションの進行を実施している。
【0059】
次に、スリープ状態から待機状態に端末装置100の状態が遷移すると、ディスプレイ111に待機画面アプリケーションの表示がなされる。また、当該アプリケーションは、待機状態においてセンサー113からの情報を受信し、当該情報に基づく植物キャラクタ215の成長処理を行い、当該アプリケーションの進行を実施している。つまり、待機状態においては、ディスプレイ111に植物キャラクタ215の成長過程が表示されるので、ユーザが当該アプリケーションの進行状況を確認することが可能となる。
【0060】
以上より、本実施形態においては、通常であれば現在時刻を確認したり待機状態を解除するためのロック解除キーが表示されているだけの待機画面において、植物キャラクタ215を成長させるゲームを実行させて、より趣向に富んだ待機状態を実現可能である。また、通常であれば、端末装置100が通常状態にある状態でゲームアプリケーションを起動して初めてゲームプリケーションの進行を確認することができるが、本実施形態では、ユーザが必ず端末装置100を操作する際に遷移する待機状態においてゲームの実行をしており、ユーザのゲームに対する注視度合をより向上させることができる。また、従来のゲームアプリケーション等とは異なり、通常状態においてはアプリケーションの設定に関する処理及びその表示のみを許容し、当該アプリケーションの進行及びその状況の表示は行わない。したって、これまでには無い趣向をユーザに提供することが可能である。また、本実施形態では、他のアプリケーションの実行が制限された待機状態において、処理負荷の高いゲームやセンサー113から受信した情報の処理を行っているので、端末装置100の処理資源を有効活用することが可能である。
【0061】
なお、上記実施形態においては、「センサーからの情報を用いた処理を行わない」や「表示以外はなされない」など、限定的な表現を一部用いている。しかし、これらはあくまで本実施形態に係る待機画面アプリケーションにおいてそれらの処理が実行されないことのみを意図するものである。例えば、センサー113からの情報は、通常状態でも受信して、他のアプリケーションの実行に利用することが可能である。また、通常状態で、他のアプリケーションに係る表示を行うことも可能である。さらに、「実行が制限」や「進行が制限」等の表現を用いるが、これらは端末装置の動作や各アプリケーションの動作全体を必ずしも制限する必要はなく、それらのうちの一部のみを制限する場合も含みうる。
【0062】
6.その他の実施形態
第1実施形態においては、センサー113として照度センサー117を用いる例について説明したが、GPSセンサー114、ジャイロセンサー115及び/又は加速度センサー116など、公知のセンサーを用いることが可能である。例えば、GPSセンサー114、ジャイロセンサー115及び/又は加速度センサー116を用いた場合には、端末装置100が移動した距離及び方角と成長加速度パラメータとを対応付けたテーブルをメモリ120に用意し、端末装置100が移動した距離及び方角に応じた高さパラメータの算出が可能である。また、例えばユーザが端末装置100をシェイクするような動作を検出し、当該シェイク動作が行われた方向と回数と成長加速度パラメータとを対応付けたテーブルをメモリ120に用意し、シェイク動作が行われた方向と回数に応じた高さパラメータの算出が可能である。
【0063】
また、第1実施形態では、端末装置100の待機状態において待機画面アプリケーションの実行によって植物キャラクタ215を育成するゲームを実施したが、当該ゲームには当然限られない。例えば、GPSセンサー114等を利用した位置情報ゲームなどを実施することも可能である。
【0064】
上記のいずれの実施形態においても、通常であれば現在時刻を確認したり待機状態を解除するためのロック解除キーが表示されているだけの待機画面において、所定のゲームを実行させて、より趣向に富んだ待機状態を実現可能である。また、通常であれば、端末装置100が通常状態にある状態でゲームアプリケーションを起動して初めてゲームプリケーションの進行を確認することができるが、本実施形態では、ユーザが必ず端末装置100を操作する際に遷移する待機状態においてゲームの実行をしており、ユーザのゲームに対する注視度合をより向上させることができる。また、従来のゲームアプリケーション等とは異なり、通常状態においてはアプリケーションの設定に関する処理及びその表示のみを許容し、当該アプリケーションの進行及びその状況の表示は行わない。したって、これまでには無い趣向をユーザに提供することが可能である。また、本実施形態では、他のアプリケーションの実行が制限された待機状態において、処理負荷の高いゲームやセンサー113から受信した情報の処理を行っているので、端末装置100の処理資源を有効活用することが可能である。
【0065】
なお、第1及び他の実施形態、並びにその他の実施形態で本開示に係るシステムについて説明したが、各実施形態で説明した各要素を適宜組み合わせるか、それらを置き換えてシステムを構成することも可能である。
【0066】
本明細書で説明される処理及び手順は、実施形態において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバー装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0067】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリ部や記憶部に格納される旨説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ部又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリ部に分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェアおよびハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。
少なくとも一部のアプリケーションの実行が制限された待機状態と、前記制限が解除された通常状態とを含む複数の状態間で状態を遷移させる端末装置であって、前記待機状態において前記端末装置の周囲環境又は前記端末装置そのものの状況を検出するセンサー部と、前記アプリケーションの起動がなされた場合に、前記通常状態においては前記アプリケーションの進行を制限する一方で、前記待機状態においては前記センサー部により検出された情報に基づいて前記アプリケーションを進行する制御部と、を含む端末装置である。