【実施例】
【0015】
図1は実施例に係るDRシステムの機器構成図である。
電力会社10に従事している電力需給管理者11は、電力需給監視モニタ12を常時監視しており、需給調整が必要な場合(例えば、ピーク負荷時の節電指令や軽負荷時の電力使用指令が必要な場合)において、電力需給調整指令信号発生システム20に対し電力需給調整指令信号50の送信を要請する。
具体的には、電力需給調整指令装置13から第1の通信回線40を経由して送信信号制御装置21に送信要請信号を送り、送信要請信号を受けた送信信号制御装置21は電波発信器22から所定周波数帯の電力需給調整指令信号50を発信させる。
そして、その電力需給調整指令信号50を受信した電気機器制御装置31は、後述する需要家30の選択に従って需要家30が所有又は管理する電気機器32の動作を制御する。
具体的には、その電力需給調整指令信号50を受信した電波受信器31aが機器制御手段31bに電力需給調整指令情報を送り、電力需給調整指令情報を受けた機器制御手段31bは電気機器32の電力消費パターンを変化させる。
電力会社10は、元々、例えばピーク時期には気温が1度上昇すると管轄する管内の電力使用量がいくら増えるといったノウハウを持っており、本発明の電気機器制御装置31を具備した電気機器32の普及に伴いDR応答量に関する知見を蓄積することが可能であるため、電気機器32の電力消費パターンの変化は厳密である必要はなく、例えば、乱数を用いたON、OFF運転や設定温度の見直しにより、1回の電力需給調整指令の時間内で大まかに辻褄が合えばよい。そして、電力会社10はトータルのDR応答量を確認しながら、DR応答量をさらに増加させるかあるいは減少させるか、若しくは、火力発電設備や揚水発電設備の出力調整により需給管理を行えばよい。
また、電波発信器22から電力需給調整指令信号50を発信させた時には、電力需給調整指令装置13から電気料金計算システム14に対して電力需給調整指令信号50を送信した日時に関する情報及びその指令内容を含む指令関連情報を送信する。
電気機器制御装置31は電気機器32に内蔵されている方が好適であるが、内蔵されていなくてもよい。
なお、電力需給調整指令装置13は必須でなく、人力による処理も可能であるが、利用する方が利便性が高い。
【0016】
スマートメータ33は需要家30毎に設置されている、一般的には電力会社10が所有する電力量計であり、所定時間毎(例えば30分)の使用電力量計量値を計測し、計測した使用電力量計量値を電力会社10に設置されている電気料金計算システム14に第2の通信回線60(有線でも無線でも良い)を介して送信する使用電力量計量値送信手段を備えている。
そして、電力需給調整指令信号50を受けた後の所定時間における使用電力量計量値が、電力需給調整指令信号50を受ける前のベースラインより電力需給調整指令信号50が要求する方向に変化した場合には、需要家30の協力があったものとして、電気料金精算に合わせてDR応答報酬の精算を行う。
そのため、電気料金計算システム14は、電力需給調整指令装置13から送信された指令関連情報を記憶する指令関連情報メモリ14a、スマートメータ33から送信された所定時間毎の使用電力量計量値を記憶するメータデータ管理メモリ14b、電気料金算出手段14c及び電気料金出力手段14dを備えている。
【0017】
図2は、実施例に係るDRシステムにおける電力需給調整要請のための設定画面であり、電力需給調整指令装置13のモニタ13mに表示されるものである。
電力需給調整指令を行うDR対象は、需要家30の所有又は管理している負荷機器、発電機、蓄電池及び燃料電池であり、各DR対象の調整量を選択して要請が行われる。
図2で選択されている調整量は、電力需給に余裕がある場合(軽負荷時)の例であり、需要家30に対しては電気料金単価を40%下げて電力利用を促し、発電機に対しては30%の出力抑制を要請し、蓄電池に対しては充電を要請する場合を示している。
以下に、各DR対象の調整量を選択する際における操作方法例について説明する。
(1)マウスカーソルを、「需要家」欄13aの「単価−」欄における「40%」の位置P1に移動してクリックする。
(2)マウスカーソルを、「出力抑制」欄13bにおける「30%」の位置P2に移動してクリックする。
(3)マウスカーソルを、「蓄電池」欄13cにおける「充電」の位置P3に移動してクリックする。
(4)マウスカーソルを、「実行」ボタン13dの位置P4に移動してクリックする。
上記の操作を行うことにより、送信信号制御装置21に所定の送信要請信号が送られ、電波発信器22からその送信要請信号に対応した電力需給調整指令信号50が発信される。
【0018】
図3は、実施例に係るDRシステムの電力需給調整要請への応答可否設定画面であり、電気機器制御装置31のモニタ31mに表示されるものである。
図3の設定状態は、電力需給調整要請に対して応答する例であり、電力需給調整要請に対して応答しないように設定する場合には、マウスカーソルを応答可否設定欄31cの右側に移動してクリックする。
上記の操作を行うことにより、応答可否設定欄31cの左側は白い丸の表示に変わるとともに右側が黒い丸の表示に変わり、電力需給調整要請を受けても機器制御手段31bが電気機器32の電力消費パターンを変化させないモードに切り替わる。
【0019】
図4は、実施例に係るDRシステムにおける電力会社設定画面であり、電気機器制御装置31のモニタ31mに表示されるものである。
図3の設定状態は、電力会社Aが選択されている例であり、電力会社Aからの電力需給調整要請に対してだけ応答する場合を示している。
また、電力会社Cを選択する場合には、マウスカーソルを電力会社選択欄31dの電力会社Cの上側に移動してクリックすれば、電力会社選択欄31dの電力会社Aの上側にある表示は白い丸に変わるとともに、電力会社Cの上側にある表示が黒い丸に変わり、電力会社C以外の電力会社から電力需給調整要請を受けても機器制御手段31bが応答しないように設定される。
このような設定が必要となるのは、本実施例のDRシステムが電波を利用したものであるため制御対象が不特定多数であり、特に複数の放送波を受信し易い場所においては、需要家30が契約している電力会社がAであるにもかかわらず、電力会社Bの指令に応じて発信された電力需給調整指令信号50である電波に応答してしまうおそれがあるからである。
【0020】
図5は、実施例に係るDRシステムにおける需要家30のDR応答選択フロー図であり、実施例に係るDRシステムにおいて、電力需給調整指令信号50を受信した時に、電力会社10からの要請に応答して需要家30が所有又は管理する電気機器32の動作を制御するか否かを予め選択するとともに、電気機器32の動作を制御するよう選択した場合において、電気機器32に対して個別に電力需給調整指令信号50に応答するか否かを予め選択するための選択フロー図である。
以下、各ステップについて順を追って説明する。
(1)DR契約ステップS1において、電力会社10は新たにDR応答に参加する需要家向けの電気料金メニュー(以下「DRプラン」という。)を設ける。DRに協力しDR応答報酬を得たい需要家30はDRプランに加入することになるため、Yesを選択し、DR応答ステップS2に移行する。DRに協力しない需要家30はDRプランに加入しないため、Noを選択し、DR不参加状態S7に移行する。電力会社10は需要家30がDRプランを選択した場合はスマートメータ33によりDR応答量を計測しDR応答報酬を電気料金計算システム14にて精算するが、需要家30がDRプランを選択しない場合はDR応答の有無に関係なく消費電力分だけの精算を行う。なお、
図5では省略しているが、DRに参加しない需要家30においてもDR応答設定は可能であり、DRプランによるDR応答報酬は受け取ることができないが、DR応答をきっかけに省エネの取り組みをすることは可能である。
(2)DR応答ステップS2において、需要家30は、例えば、エアコン、テレビ、冷蔵庫の電気機器32に対し、エアコンとテレビはDR応答による利便性低下を回避すべく、DR応答においてNoを選択し、冷蔵庫はDR応答による利便性低下を許容できるのでDR応答においてYesを選択するなど、電気機器32毎に需要家30の利便性を考慮したうえでDR応答のYes又はNoを選択できる。DR応答ステップS2において、Yesを選択した場合は条件設定ステップS3に移行し、Noを選択した場合はDR不応答状態S6に移行し、電力会社10からのDR応答要請があっても電気機器32はDR応答しない。
なお、DR応答ステップS2における選択操作の手順は、上述した
図3に関する説明のとおりである。
(3)条件設定ステップS3において、対象となる電気機器32はDR応答する状態にあるが、DR応答の有無について閾値を設けることにより、さらに細かい設定を可能とする。具体的には、電気料金単価の増減をインセンティブとしたDRシステムを考える場合、例えば、電気料金単価が+20%上昇までは利便性を優先しDR応答しないこととするが、+20%を越える上昇の場合は利便性よりも支払電気料金の抑制を優先したいようなケースにおいては、条件設定ステップS3においてYesを選択し、閾値を20%に設定することでDR条件付応答状態S4に移行する。同様に、エアコンの設定においては、快適設定温度をベースに、例えば、摂氏2度以内の変更であれば許容できるが、摂氏2度を超える変更であれば耐え難いため高い電気料金を支払ってでも快適性を優先したい場合には、DR条件付応答状態S4において、摂氏2度までの変更にとどめるといった制御が可能になる。条件設定ステップS3において無条件でDR応答する場合はNoを選択することでDR応答状態S5に移行する。
なお、(2)及び(3)の選択は随時実行可能であるが、電力需給調整指令信号50が発信された時に、当日のDR状態S4〜S6が選択されていない場合においては、直近に選択されたDR状態に従って、電気機器32の制御が行われるようになっている。
また、電力需給調整指令信号50が発信された後においても、DR応答ステップS2の選択画面(
図3)又は条件設定ステップS3の選択画面を呼び出し、電気機器32全体又は個別の電気機器32に対するDR状態の変更を行うことも可能である。
【0021】
図6は、実施例に係るDRシステムにおける電気料金計算例であり、実施例に係るDRシステムの電気料金計算システム14における電気料金精算及びDRの対価精算の一例を説明するための図である。
この例は、10時から16時の間において、電力需給逼迫(重負荷状態)を避けるため、需要家30の買電単価を10時台は+10%、11時台は+20%、12時台は+30%、13時台は+30%、14時台は+20%、15時台は+10%と変動させた場合である。
そして、このような電力需給調整指令信号50を発信した時に、9時から16時の間における需要家30の使用電力量が9時台は7kWh、10時台は4kWh、11時台は6kWh、12時台は3kWh、13時台は5kWh、14時台は4kWh、15時台は6kWhであった場合、ベースラインからの変動分を、
図6の下側の表におけるDR量及び単価に基づいて下から2段目の小計としてDR応答報酬を計算し、需要家30に対して実際に請求する各時間帯の合計額を算出する。
ここで、DR量は電力需給調整指令信号50を発信する直前における使用電力量(上記の例では7kWh)を基準として、何kWh下がっているかに基づく量である。
すなわち、10時台は3kWh下がっているのでDR量3、同様に11時台はDR量1、12時台はDR量4、13時台はDR量2、14時台はDR量3、15時台はDR量1となり、DR応答報酬単価を20円/kWhとすれば、DR応答報酬(割引額)が10時台は60円、11時台は20円、12時台は80円、13時台は40円、14時台は60円、15時台は20円となる。
最終的に、需要家30に対する請求額は、10時台が33円×4−60円=72円、11時台が36円×6−20円=196円、12時台が39円×3−80円=37円、13時台が39円×5−40円=155円、14時台が36円×4−60円=84円、15時台が33円×6−20円=178円となり、需要家30に請求される電気料金は、電力需給調整指令信号50を受けた後に使用電力量を削減したことによって、6時間合計で280円割り引かれる結果となる。
なお、上記
図6による例では、ベースラインからのDR応答量との差に対しDR応答報酬単価を20円/kWhとしたが、精算は各種ポイントサービス、補助金との連携によるものでもよく、これに限定されない。
【0022】
実施例に係るDRシステムの変形例を列記する。
(1)実施例における電気機器32は、1つでも複数でも良く、その種類は通常負荷機器であるが、需要家30が発電機、蓄電池又は燃料電池等も所有又は管理している場合、これらの電気機器を合わせて制御できるようにしても良い。
そして、実施例の電気機器制御装置31は、需要家30の所有又は管理する1つの電気機器32を制御しても良いし、複数の電気機器32を制御しても良い。
また、複数の電気機器32を制御する場合においては、各電気機器32に専用の電気機器制御装置31を設けても良く、その場合、電気機器操作用のリモコンに電気機器制御装置31の機能を持たせるのが現実的である。
なぜなら、電気機器制御装置31の機能を持たせたリモコンは、購入済みの電気機器32に対応させることもできるため、需要家30は、自分の所有又は管理する電気機器32に対応可能な電気機器制御装置31の機能を持たせたリモコンを購入するだけで、DRシステムを容易に構築できるからである。
【0023】
(2)実施例の電力需給調整指令信号発生システム20は、電波発信器22から所定周波数帯である電力需給調整指令信号50を発信させた。
ここで、電力需給調整指令信号50としてはテレビやラジオの放送波等別の目的のための放送波を利用しても良いし、DR専用に割り当てられた周波数帯の電波を利用しても良いが、即応性の観点からは後者の方が望ましい。
なぜなら、突発的にDRが必要となった場合でも、DR専用に割り当てられた周波数帯の電波であれば随時発信することができるので、電力需給調整指令装置13から送信要請信号を送信信号制御装置21に送れば、即時に電波発信器22から電力需給調整指令信号50を発信させて電気機器32の電力消費パターンを変えることができ、ほぼリアルタイムでの運用が可能となるからである。
なお、電力需給調整指令信号50を利用した送受信に代え、固定電話回線、携帯電話通信回線、インターネット回線、ケーブルテレビ回線、通信衛星回線等の各種回線や無線等の通信手段を介した、電力需給調整指令信号発生システム20から電気機器制御装置31に対する電力需給調整指令信号50の送受信とすることも可能である。
そこで、本明細書においては、電波発信器22や各種回線を介した電力需給調整指令信号50の送信器を指令信号送信器と総称し、電波受信器31aや各種回線を介した電力需給調整指令信号50の受信器を指令信号受信器と総称する。
また、電力会社10は一社に限らず、複数社分の電力需給調整指令信号50をまとめて同時に発信できるようにしても良い。
【0024】
(3)実施例の電気機器制御装置31のモニタ31mには電力会社選択欄31dを表示し、
図4に示すように、需要家30が契約している電力会社10からの電力需給調整要請に対してだけ応答するよう電力会社を選択するようになっていたが、電力会社を選択するのではなく電気機器制御装置31が設置されている位置情報を入力することで自動的に電力会社10が選択されるようにしても良い。
また、電気機器制御装置31が設置されている位置で、需要家30が複数の電力会社と契約可能な場合には、その契約可能な複数の電力会社だけを表示して、その中から契約している電力会社10を選択できるようにしても良い。
なお、電気機器制御装置31が設置されている位置情報の入力は、手動による入力でも良いし、GPS等を利用した自動入力でも良い。
(4)実施例の電気機器制御装置31に、電力需給調整指令信号50を受信しDR運用中となっていることを需要家30に知らせるための報知手段(例えば、ランプの点灯・点滅、モニタ31mへの表示又はスピーカーの作動)を設けても良い。
また、DR発動履歴及び/又はDR発動中におけるスマートメータ33の使用電力量計量履歴を記憶し、需要家30がモニタ31m等により確認できる機能を追加しても良い。
【0025】
(5)実施例のDR応答選択フロー図(
図5)についての説明では、一日の最初に電力需給調整指令信号50が発信されるまでの間にDR応答ステップS2及び条件設定ステップS3の選択が行われなかった場合、直近に選択された状態に従って、電気機器32の制御が行われるようになっていたが、直近に選択された状態にかかわらず、初期設定状態、例えばDR応答状態S5となるようにしても良い。
(6)実施例に係るDRシステムにおいては、DR応答選択フロー図(
図5)に示すとおり、需要家30が電力需給調整指令信号50を受信した時にどのように応答するか任意であるため、DRの進行は不確実性を有しているが、電力会社10は、例えばピーク時期には気温が1度上昇すると管轄する管内の電力使用量がいくら増えるといったノウハウを持っており、どの時期にどういった指令を出せば、どの程度DR応答が得られるかのノウハウをDR応答対象機器普及に合わせて蓄積することにより、DRの確実性を高めることができる。
また、
図2に示すとおり、電力需給調整指令信号50は、需要家30だけでなく、発電機や蓄電池や燃料電池に対しても発信することが可能であるが、上記ノウハウに基づき全ての制御対象に対して同時にDR要請を行う必要はなく、1種類あるいは複数の組み合わせとしてもよい。
【0026】
(7)実施例に係るDRシステムにおける電力需給調整要請のための設定画面13a(
図2)では、需要家30に対する調整量を電気料金単価の増減率としたが、直接的にDR対象機器の電力消費パターンまたは発電パターンの増減量としても良く、電気料金単価の増減、DR応答報酬単価の増減又は増減率としても良い。
(8)実施例の電気料金計算システム14におけるDRに対する対価計算の一例(
図6)では、ベースラインを電力需給調整指令信号50が発信される直前の30分値を基準にDR量を求めDR応答報酬を計算したが、基準となる使用電力量は前日の1日平均や、その他の使用電力量としても構わない。
そのため、電力需給調整指令信号50の発信タイミングを、スマートメータ33による使用電力量計量値の計測タイミングに合わせる必要はない。
【0027】
(9)実施例の電気料金計算システム14は、電力需給調整指令装置13から送信された指令関連情報を記憶する指令関連情報メモリ14a、スマートメータ33から送信された30分毎の使用電力量計量値を記憶するメータデータ管理メモリ14b、電気料金算出手段14c及び電気料金出力手段14dを備えていたが、指令関連情報メモリ14a及び/又はメータデータ管理メモリ14bについては、電気料金計算システム14とは別の箇所に設置しておき、電気料金算出手段14cで電気料金やDR応答報酬を計算させる際に、各メモリから指令関連情報及び各需要家30の30分毎使用電力量計量値に関する情報を取り込むようにしても良い。
また、指令関連情報には、電力需給調整指令信号50を送信した日時に関する情報及びその指令内容が含まれていたが、指令内容については送信日時から判定可能な情報であるため、指令関連情報に含まれていなくても良い。
さらに、スマートメータ33が計測する使用電力量計量値は、30分毎に限らず、15分毎、20分頃、1時間毎等どのようなインターバルであっても良い。
すなわち、スマートメータ33は、需要家30の使用電力量計量値を所定時間毎に計測し、計測された所定時間毎の使用電力量計量値を電気料金計算システム14に対して送信する機能を有していれば良い。
(10)実施例のDR条件付応答の閾値設定は、電気料金単価、設定温度に限らず、運転時間(月、日、曜日等を含む)、湿度、明るさ、電気機器32の消費電力でもよいし、これらに限定されない。