(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6343721
(24)【登録日】2018年5月25日
(45)【発行日】2018年6月13日
(54)【発明の名称】金属ゲートを備えた自己整合型分割ゲートメモリセルアレイ及び論理デバイスの形成方法
(51)【国際特許分類】
H01L 27/11531 20170101AFI20180604BHJP
H01L 27/11546 20170101ALI20180604BHJP
H01L 27/11526 20170101ALI20180604BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20180604BHJP
H01L 29/788 20060101ALI20180604BHJP
H01L 29/792 20060101ALI20180604BHJP
H01L 27/11521 20170101ALI20180604BHJP
H01L 27/11524 20170101ALI20180604BHJP
H01L 27/11529 20170101ALI20180604BHJP
【FI】
H01L27/11531
H01L27/11546
H01L27/11526
H01L29/78 371
H01L27/11521
H01L27/11524
H01L27/11529
【請求項の数】10
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2017-538649(P2017-538649)
(86)(22)【出願日】2016年1月21日
(65)【公表番号】特表2018-503263(P2018-503263A)
(43)【公表日】2018年2月1日
(86)【国際出願番号】US2016014393
(87)【国際公開番号】WO2016118785
(87)【国際公開日】20160728
【審査請求日】2017年7月21日
(31)【優先権主張番号】62/107,077
(32)【優先日】2015年1月23日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/003,659
(32)【優先日】2016年1月21日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500147506
【氏名又は名称】シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】SILICON STORAGE TECHNOLOGY, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ジェン−ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チェン チュン−ミン
(72)【発明者】
【氏名】ウ マン−タン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ フェン
(72)【発明者】
【氏名】リウ シャン
(72)【発明者】
【氏名】ス チエン−シェン
(72)【発明者】
【氏名】ドー ニャン
【審査官】
小山 満
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−096421(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0374815(US,A1)
【文献】
特開2010−050208(JP,A)
【文献】
特開2014−143339(JP,A)
【文献】
特表2006−519491(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0126299(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0044773(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0213030(US,A1)
【文献】
欧州特許出願公開第02760048(EP,A2)
【文献】
米国特許出願公開第2006/0166420(US,A1)
【文献】
国際公開第2004/077498(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/115−27/11597
H01L 21/336
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリデバイスを形成する方法であって、
第1の導電型の基板内に、第2の導電型の、離間された第1の領域及び第2の領域を形成することであって、それらの間にチャネル領域を画定する、ことと、
前記第1の領域に隣接した前記チャネル領域の第1の部分上に配設されてそこから絶縁された浮遊ゲートを形成することと、
前記浮遊ゲート上に配設されてそこから絶縁された制御ゲートを形成することと、
前記第1の領域上に配設されてそこから絶縁された消去ゲートを形成することと、
前記第2の領域に隣接した前記チャネル領域の第2の部分上にそこから絶縁された選択ゲートを形成することと、
前記基板上にそこから絶縁された第1の論理ゲートを形成することと、
前記基板内に、前記第2の導電型の、離間された第3及び第4の領域を形成し、それらの間に第2のチャネル領域を画定することと、を含み、前記第1の論理ゲートが、前記第2のチャネル領域上に配設されており、
前記浮遊ゲートを形成することが、
前記基板上に第1の絶縁層を形成することと、
前記第1の絶縁層上に第1の導電層を形成することと、
前記第1の導電層を通る第1のトレンチを形成するための第1のエッチングを実行することと、
前記第1の導電層を通る第2のトレンチを形成するための前記第1のエッチングとは異なる、第2のエッチングを実行することと、を含み、
前記浮遊ゲートが、前記第1のトレンチと前記第2のトレンチとの間の前記第1の導電層を構成し、
前記第1の領域が、前記第1のトレンチの下に配設され、
前記第1のトレンチにおける前記第1の導電層の側壁が負勾配を有し、前記第2のトレンチにおける前記第1の導電層の側壁が垂直であり、これにより、前記浮遊ゲートの頂面における該浮遊ゲートの幅が、浮遊ゲートの底面の幅よりも大きくなっており、
前記選択ゲートを形成することが、前記基板上にそこから絶縁されたポリシリコン層を堆積させることと、前記浮遊ゲート及び前記制御ゲートに横方向に隣接し、そこから絶縁された前記ポリシリコン層の第1のブロックを残して、前記ポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、を含み、
前記第1の論理ゲートを形成することが、前記ポリシリコン層の上に酸化層を形成すること、該酸化層の上にポリシリコンを形成すること、前記酸化層の上の前記ポリシリコンを除去すること、前記酸化層を除去すること、及び前記ポリシリコン層の第2のブロックを残して前記ポリシリコン層を介してエッチングを施すことを含み、
前記ポリシリコン層の第1のブロックが前記ポリシリコン層の第2のブロックよりも高くなっている、方法。
【請求項2】
前記第1の論理ゲートが、前記ポリシリコン層の前記第2のブロックを除去して、前記第1の論理ゲートを構成する金属材料の第1のブロックと置換することと、によって形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基板の上にそこから絶縁された第2の論理ゲートを形成することと、
前記基板内に、前記第2の導電型の、離間された第5及び第6の領域を形成することであって、それらの間に第3のチャネル領域を画定する、ことと、によって前記基板上に第2の論理デバイスを形成することを更に含み、
前記第2の論理ゲートが、前記第3のチャネル領域上に配設され、
前記ポリシリコン層の第3のブロックを残して、前記ポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、
前記ポリシリコン層の前記第3のブロックを除去して、前記第2の論理ゲートを構成する金属材料の第2のブロックと置換することと、によって形成される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の論理ゲートが、第2の絶縁層によって前記基板から絶縁され、
前記第2の論理ゲートが、第3の絶縁層によって前記基板から絶縁され、
前記第2の絶縁層が、前記第3の絶縁層より厚い、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1及び第2の論理ゲートがそれぞれ、前記ポリシリコン層の前記第1のブロックの高さよりも低い高さを有する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
メモリデバイスを形成する方法であって、
第1の導電型の基板内に、第2の導電型の、離間された第1の領域及び第2の領域を形成することであって、それらの間にチャネル領域を画定する、ことと、
前記第1の領域に隣接した前記チャネル領域の第1の部分上に配設されてそこから絶縁された浮遊ゲートを形成することと、
前記浮遊ゲート上に配設されてそこから絶縁された制御ゲートを形成することと、
前記第1の領域上に配設されてそこから絶縁された消去ゲートを形成することと、
前記第2の領域に隣接した前記チャネル領域の第2の部分上にそこから絶縁された選択ゲートを形成することと、
前記基板上にそこから絶縁された第1の論理ゲートを形成することと、
前記基板内に、前記第2の導電型の、離間された第3及び第4の領域を形成し、それらの間に第2のチャネル領域を画定することと、を含み、前記第1の論理ゲートが、前記第2のチャネル領域上に配設されており、
前記浮遊ゲートを形成することが、前記基板上にそこから絶縁された第1のポリシリコン層を堆積させることと、前記浮遊ゲートを構成する前記第1のポリシリコン層のブロックを残して、前記第1のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、
を含み、
前記制御ゲートを形成することが、前記第1のポリシリコン層上にそこから絶縁された第2のポリシリコン層を堆積させることと、前記制御ゲートを構成する前記第2のポリシリコン層のブロックを残して、前記第2のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、を含み、
前記消去ゲートを形成することが、前記第1の領域上にそこから絶縁された第3のポリシリコン層を堆積させることを含み、
前記選択ゲートを形成することが、前記基板上にそこから絶縁された第4のポリシリコン層を堆積させることと、前記浮遊ゲート及び前記制御ゲートに横方向に隣接し、そこから絶縁された前記第4のポリシリコン層の第1のブロックを残して、前記第4のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、前記第4のポリシリコン層の前記第1のブロックを除去して、前記選択ゲートを構成する金属材料の第1のブロックと置換することと、
を含み、
前記第1の論理ゲートを形成することが、前記第4のポリシリコン層の上に酸化層を形成すること、該酸化層の上にポリシリコンを形成すること、前記酸化層の上の前記ポリシリコンを除去すること、前記酸化層を除去すること、及び前記第4のポリシリコン層の第2のブロックを残して前記第4のポリシリコン層を介してエッチングを施すことを含み、
前記第4のポリシリコン層の第1のブロックが前記第4のポリシリコン層の第2のブロックよりも高くなっている、方法。
【請求項7】
前記第1の論理ゲートが、前記第4のポリシリコン層の前記第2のブロックを除去して、前記1の論理ゲートを構成する金属材料の第2のブロックと置換することと、によって形成される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記基板上にそこから絶縁された第2の論理ゲートを形成することと、
前記基板内に、前記第2の導電型の、離間された第5及び第6の領域を形成することであって、それらの間に第3のチャネル領域を画定する、ことと、によって前記基板上に第2の論理デバイスを形成することを更に含み、
前記第2の論理ゲートが、前記第3のチャネル領域上に配設され、
前記第4のポリシリコン層の第3のブロックを残して、前記第4のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、
前記第4のポリシリコン層の前記第3のブロックを除去して、前記第2の論理ゲートを構成する金属材料の第2のブロックと置換することと、によって形成される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の論理ゲートが、第1の絶縁層によって前記基板から絶縁され、
前記第2の論理ゲートが、第2の絶縁層によって前記基板から絶縁され、
前記第1の絶縁層が、前記第2の絶縁層より厚い、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1及び第2の論理ゲートがそれぞれ、前記第4のポリシリコン層の前記第1のブロックの高さよりも低い高さを有する、請求項8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願〕
本出願は、2015年1月23日に出願された米国特許仮出願第62/107,077号の利益を主張する。
【0002】
本発明は、不揮発性メモリセルアレイに関する。
【背景技術】
【0003】
分割ゲートメモリセルをかかるセルのアレイとして形成することは、当該技術分野において周知である。例えば、米国特許第7,868,375号(あらゆる目的で参照により本明細書に援用)は、それぞれのメモリセルが浮遊ゲート、制御又は結合ゲート、選択ゲート、消去ゲートを含み、すべてがソース領域とドレイン領域との間に画定されたチャネル領域を有する基板上に形成されている、メモリセルのアレイを開示している。空間を効率的に使用するため、メモリセルは2つ1組で形成され、それぞれの組は共通のソース領域及び消去ゲートを共有する。
【0004】
また、メモリセルのアレイとして同一のウェハチップ上に低電圧及び高電圧の両論理デバイスを形成することも知られている。かかる論理デバイスは、それぞれにソース及びドレインを有するトランジスタと、ソースとドレインとの間のチャネル領域の導電性を制御するポリゲートと、を含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
メモリデバイスを形成する方法であって、第1の導電型の基板内に、第2の導電型の離間された第1の領域と第2の領域とを形成することと、それらの間にチャネル領域を画定することと、第1の領域に隣接するチャネル領域の第1の部分上に配設されてそこから絶縁された浮遊ゲートを形成することと、浮遊ゲート上に配設されてそこから絶縁された制御ゲートを形成することと、第1の領域上に配設されてそこから絶縁された消去ゲートを形成することと、第2の領域に隣接するチャネル領域の第2の部分上にそこから絶縁された選択ゲートを形成することと、を含む。浮遊ゲートを形成することは、基板上に第1の絶縁層を形成することと、第1の絶縁層上に第1の導電層を形成することと、第1の導電層を通る第1のトレンチを形成するために第1のエッチングを実行することと、第1の導電層を通る第2のトレンチを形成するために、第1のエッチングとは異なる第2のエッチングを実行することと、を含む。浮遊ゲートは、第1のトレンチと第2のトレンチとの間の第1の導電層を構成する。第1の領域は、第1のトレンチの下に配設される。第1のトレンチにおける第1の導電層の側壁は負勾配を有し、第2のトレンチにおける第1の導電層の側壁は垂直である。
【0006】
メモリデバイスを形成する方法は、第1の導電型の基板内に、第2の導電型の離間された第1の領域と第2の領域とを形成することと、それらの間にチャネル領域を画定することと、第1の領域に隣接するチャネル領域の第1の部分上に配設されてそこから絶縁された浮遊ゲートを形成することと、浮遊ゲート上に配設されてそこから絶縁された制御ゲートを形成することと、第1の領域上に配設されてそこから絶縁された消去ゲートを形成することと、第2の領域に隣接するチャネル領域の第2の部分上にそこから絶縁された選択ゲートを形成することと、を含む。浮遊ゲートの形成は、基板上にそこから絶縁された第1のポリシリコン層を堆積させることと、浮遊ゲートを構成する第1のポリシリコン層のブロックを残して、第1のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、を含む。制御ゲートを形成することは、第1のポリシリコン層上にそこから絶縁された第2のポリシリコン層を堆積させることと、制御ゲートを構成する第2のポリシリコン層のブロックを残して、第2のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、を含む。消去ゲートを形成することは、第1の領域上にそこから絶縁された第3のポリシリコン層を堆積させることを含む。選択ゲートを形成することは、基板上にそこから絶縁された第4のポリシリコン層を堆積させることと、浮遊ゲート及び制御ゲートに横方向に隣接し、そこから絶縁された第4のポリシリコン層の第1のブロックを残して、第4のポリシリコン層を介してエッチングを施すことと、を含む。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、明細書、請求項、付属の図面を見直すことにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図2A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図3A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図4A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図5A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図6A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図7A】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(メモリ区域内のセルWL方向の)垂直断面図である。
【
図1B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図2B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図3B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図4B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図5B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図6B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図7B】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、(セルBL方向の)垂直断面図である。
【
図8】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図9】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図10】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図11】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図12】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図13】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図14】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図15】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図16】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図17】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図18】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図19】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図20】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図21】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図22】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図23】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図24】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図25】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図26】本発明のメモリセルデバイスを形成する工程を示す、垂直断面図である。
【
図27】本発明のメモリセルデバイスの代替実施形態を示す、垂直横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、金属ゲートを備えた自己整合型分割ゲートメモリセルと、メモリセルアレイと同じウェハチップ上の低電圧及び高電圧の両論理デバイスと、を形成するための技術である。
【0010】
プロセスは、半導体基板10を準備することから開始する。基板10上に、酸化物層12が形成される。酸化物層12上に、第1のポリシリコン(ポリ)層14が形成される。ポリ層14上に、窒化物層16が形成される。窒化物層16は、その上にBARCコーティングを含んでよい。構造は、フォトリソグラフィーのフォトレジスト堆積18、マスク露光、及びフォトレジストエッチングを使用してパターン化される。BARC、窒化物、ポリ、酸化物、及びシリコンエッチングが構造の露出部分で実行され、これらすべての層を通って基板10の中に延在するトレンチ20が形成される。トレンチ20は、基板を1つ又は2つ以上のメモリセル区域22、1つ又は2つ以上のHV/MVデバイス区域24、及び1つ又は2つ以上のコアデバイス区域26に分割し、メモリセル区域22を活性領域22a及び隔離領域22bに分割する。結果として得られた構造を
図1A(メモリ区域22内のセルWL方向の断面)及び
図1B(セルBL方向の断面)に示す。
【0011】
フォトレジスト18が除去された後、トレンチ20に絶縁材料(例えば、STI酸化物)が充填される。好ましくは、これは、トレンチが酸化物層で覆われ、続いて酸化物の堆積、焼きなまし、及びCMP(化学機械研磨)酸化物エッチングが行われる従来のSTIプロセスを伴う。次いで、窒化物層16が、窒化物エッチングによって除去される。結果として得られた構造を
図2A及び2Bに示す。
【0012】
好ましくは、露出したポリ層14上でポリの埋め込みが実行される。その後、
図3A及び3Bに示すように、酸化物エッチングが使用されて、STI絶縁体28の上面がポリ層14の上面より下に下げられる。
【0013】
ONO(酸化物、窒化物、酸化物)絶縁体30が、酸化物、窒化物、酸化物の堆積及び焼きなましによって構造上に形成される。第2のポリ層32が構造上に形成され、続いてポリの埋め込み及び焼きなましが行われる。次に、
図4A及び4Bに示すように、窒化物層34が構造上に形成され、続いて酸化物層36、続いて別の窒化物層38、続いて別の酸化物層40が形成される。
【0014】
フォトリソグラフィープロセス(フォトレジスト、マスク露光、及びエッチング)が使用されて、メモリセル区域22内の構造の一部が選択的に露出される。
図5A及び5B(フォトレジストの除去後)に示すように、酸化物、窒化物、及び酸化物エッチングが使用されて、構造の露出部分にトレンチ42が形成される。酸化物堆積及びエッチングが実行されて、トレンチ42の側壁に沿った酸化物のスペーサ44が形成される。スペーサの形成は、当該技術分野において既知であり、構造の輪郭上で材料の堆積の後、異方性エッチング処理を伴い、材料は、構造の水平面から除去される一方で、材料は、(丸みを帯びた上面を有する)構造の垂直に配向した表面上に大部分はそのまま残存する。窒化物エッチングが使用されて、トレンチ42(スペーサ44の間)の底部にある窒化物層34の露出部分が除去される。次に、ポリエッチングが使用されて、トレンチ42(スペーサ44の間)の底部にある第2のポリ層32の露出部分が除去される。結果として得られた構造を
図6A及び6Bに示す。
【0015】
HTO(高温酸化物)の堆積が実行されて、構造上(及びトレンチ42内)に酸化物46の層が形成され、続いてHTOの焼きなましが行われる。次いで、酸化物、ONO、及びポリエッチングが実行されて、トレンチ42が酸化物層12まで拡張される。ポリエッチングは好ましくは等方性であり、そのため、第1のポリ層14の側壁へのわずかなアンダーカット14a(すなわち、負勾配)が存在する。結果として得られた構造を
図7A及び7Bに示す。次いで、スクリーニング酸化物層48が構造上に堆積され、続いて、
図8に示すように、トレンチ42の下の基板内にソース(第1)領域50を形成するための埋め込み及び焼きなましが行われる。
【0016】
酸化物エッチングが実行されて、スクリーニング酸化物層48が除去される。次いで、酸化物の堆積が実行されて、第1のポリ層14のアンダーカット縁部にトンネル酸化物52が形成される。次いで、ポリシリコンが構造上に堆積され、続いて、トレンチにポリシリコンを充填するポリCMPエッチバックが行われる。
図9に示すように、更なるポリエッチバックによって、それぞれのトレンチ42の底部にポリシリコン54のブロックが残される。酸化物の堆積及びCMP酸化物エッチングが使用されて、トレンチ42が酸化物56で充填される。次いで、
図10に示すように、窒化物エッチングが使用されて、窒化物層38が除去される。
【0017】
酸化物エッチングが実行されて、酸化物層36が除去され、下層の窒化物層34が露出される。次いで、窒化物エッチングが使用されて、窒化物層34の露出部分が除去され、続いてポリエッチングによって第2のポリ層32の露出部分が除去される。HTOの堆積及び焼きなましが実行される。次いで、1対のメモリセルを構成する積層構造58を残しながら、
図11に示すように、HTO、ONO、及びポリエッチングが実行されて、ONO層30の露出部分及び第1のポリ層14が除去される。1つの積層構造58のみが示されているが、メモリセル区域22内にかかる積層構造のアレイが存在することを理解されたい。
【0018】
次いで、フォトレジスト60が構造上に形成され、それぞれの積層構造58に隣接するメモリセル区域内の当該部分から、フォトレジスト60が選択的に除去される。次いで、
図12に示すように、基板の対応する部分上(最終的に、この上にワード線ゲートが形成されることになる)で埋め込みプロセスが実行される。フォトレジスト54が除去された後、熱酸化が実行されて、第1のポリ層14の露出側に酸化物62が形成される。
図13に示すように、窒化物堆積及び窒化物エッチングが実行されて、積層構造58の側面に窒化物スペーサ64が形成される。
【0019】
この段階で、埋め込みのためにウェハの様々な部分を選択的に露出させるよう、フォトレジストが形成され、選択的に除去され得る。例えば、HV/MVデバイス区域及びコアデバイス区域内のワード線の埋め込み及びVtの埋め込みが実行され得る。次いで、酸化物エッチングが使用されて、基板表面上の酸化物層12の露出部分が除去される。次いで、
図14に示すように、酸化物66(基板上の酸化物の層及び積層構造の側壁に沿った酸化物のスペーサ)が、RTO及びHTOによって構造上に形成され、続いてHTOの焼きなましが行われる。
【0020】
この段階で、更なる埋め込みのためにウェハの様々な部分を選択的に露出するよう、フォトレジストが形成され、選択的に除去され得る。例えば、Pウェル及びNウェルの埋め込みが、必要に応じてコアデバイス区域内で実行され得る。次いで、フォトレジストがメモリセル区域22及びコアデバイス区域26上に形成され、HV/MVデバイス区域24は露出したままとなる。酸化物エッチングが使用されて、HV/MVデバイス区域24内の基板表面上の酸化物66が除去され、続いて酸化プロセスによってより厚みのある酸化物層68が形成される。フォトレジストが除去された後、
図15(フォトレジストの除去後)に示すように、追加のフォトレジストがHV/MVデバイス区域24上に形成され、メモリセル区域22及びコアデバイス区域26は酸化物エッチングにさらされたままとなり、基板表面上の酸化物層66、メモリセル区域構造58沿いの酸化物スペーサ66、及びメモリセル区域構造の上面沿いの酸化物が除去される。
【0021】
hight−K(高誘電率)絶縁材料70の層が構造上に形成され、続いて、TiN層72、ポリシリコン74の第3の層、及び酸化物層76の形成が行われる。酸化物層がフォトリソグラフィーを使用してパターン化されて、メモリセル区域22から酸化物層76が除去されるが、HV/MVデバイス24及びコアデバイス区域26内には酸化物層76はそのまま残される。次いで、
図16に示すように、別のポリの堆積が実行されて、メモリセル区域22内のポリ74が厚化され、HV/MVデバイス及びコアデバイス区域内の酸化物層76上にポリシリコン層78が形成される。
【0022】
BARCコーティング後に、ポリエッチングが実行されて、ポリ層74が薄化され、ポリ層78が除去される。次いで、
図17に示すように、酸化物層76が酸化物エッチングによって除去され、ポリ層74は、HV/MVデバイス区域24及びコアデバイス区域26内でのその厚さに対して、メモリセル区域22内ではより厚いままとなる。酸化物層80が構造上に形成され、下層ポリ74の一部を選択的に露出するようにフォトリソグラフィーによってパターン化される。
図18(フォトリソグラフィーのフォトレジストの除去後)に示すように、各種の区域内にポリ74のブロックを残しながら、露出したポリ部分でポリエッチングが実行される。
【0023】
酸化物層80が、フォトリソグラフィー(すなわち、フォトレジストの堆積、マスク露光、ポリエッチング、酸化物層エッチング)を使用して、メモリセル区域内の酸化物層80の一部を除去するように再びパターン化され、ポリブロック74の下層部分は露出したままとなる。次いで、フォトレジストの除去後、ポリエッチングが実行されて、ポリブロック74の露出した部分が除去される(すなわち、メモリセル区域22内のポリブロック74の幅が削減される)。次いで、TiNエッチングが実行されて、TiN層72の露出部分が除去される。次いで、ポリブロック74上の酸化物層80を除去し、基板表面上のhigh−K絶縁体70を除去する酸化物エッチングが実行される。結果として得られた構造を
図19に示す。
【0024】
酸化プロセスが使用されて、基板の露出した表面部分上に酸化物の層が形成される。次いで、一連の埋め込みが実行されて、ソース/ドレイン領域が各種の区域内に形成される。例えば、フォトレジストが構造上に形成され、メモリセル区域22からのみ除去される。次いで、LDDの埋め込みが実行されて、ドレイン領域82が形成される。フォトレジストの削除後、追加のフォトレジストが構造上に形成され、コアデバイス区域26からのみ除去される。次いで、埋め込みが実行されて、コアデバイス区域26内にソース領域84及びドレイン領域86が形成される。次いで、酸化物エッチングが実行されて、コアデバイス区域26内の基板表面上の酸化物層が除去される。フォトレジストの削除後、追加のフォトレジスト88が構造上に形成され、HV/MVデバイス区域24からのみ除去される。次いで、
図20(酸化物エッチングが使用されて、HV/MVデバイス区域24内の基板表面上の酸化物層が除去された後)に示すように、高電圧埋め込みが行われて、HV/MVデバイス区域24内にソース領域90及びドレイン領域92が形成される。埋め込みを分離させることによって、3つの区域内の様々なソース/ドレイン領域が、異なる破壊電圧で形成され得、異なる導電型のウェル(すなわち、Pウェル対Nウェル)内の様々な区域の形成に適応する。
【0025】
フォトレジストの除去後、酸化物及び窒化物の堆積並びにエッチバックが実行されて、構造の側壁沿いに酸化物/窒化物スペーサ94が形成される。
図21に示すように、追加の埋め込みを実行してソース/ドレイン領域の形成を完了させることができ、スペーサは、段階的な接合部が結果として生じるようにこの埋め込みをブロックする。フォトレジストが構造上に形成され、メモリセル区域22内の構造を選択的に露出するよう、フォトリソグラフィーを介して選択的に削除される。次いで、酸化物エッチングが実行されて、メモリセル区域22内のポリブロック上の酸化物が除去される。フォトレジストの除去後、シリサイド96が、ポリブロックの露出した上面上、及び基板の露出した上面上に形成される。次いで、絶縁材料97(例えば、酸化物)及び98(例えば、ILDO−層間絶縁膜)が構造上に形成される。結果として得られた構造を
図22に示す。
【0026】
ILDOエッチングが実行されて、HV/MVデバイス区域24及びコアデバイス区域26内のポリブロック74が露出され、メモリセル区域22内の積層構造58ごとの外側のポリブロック74が露出される。HV/MVデバイス区域及びコアデバイス区域内のポリブロック74に到達させるための、それらの区域内の追加のILDOエッチングに対してメモリセル区域を保護するため、パターン化されたフォトレジストを使用してもよい。次いで、
図23に示すようにトレンチ100を残しながら、露出したポリブロック74がポリエッチングによって除去される。トレンチ100は、金属の堆積及びエッチバック(すなわち、論理デバイス及びメモリセル用の金属ゲートの形成)によって、金属材料102のブロックで充填される。金属の堆積及びエッチバックは、他の区域に対する保護的なフォトレジストを使用して、異なる区域に別個に行うことができる。結果として得られた構造を
図24に示す。
【0027】
次いで、絶縁材料104(例えば、ILD0)が構造上に形成され、CMPエッチングを使用して平坦化される。次いで、フォトレジストが構造上に形成され、絶縁材料を選択的に露出させるよう、フォトリソグラフィーによってパターン化される。次いで、
図25(フォトレジストの除去後)に示すように、エッチングが使用されて絶縁材料の露出部分が除去され、絶縁材料104を介してソース領域及びドレイン領域まで、これらの領域を露出させる接触孔106が作製される。次いで、接触孔106が適切な導電材料で充填されて、ソース/ドレイン領域用に電気接点108が作製される。最終構造を
図26に示す。
【0028】
メモリセルはそれぞれ、ソース領域50及びドレイン領域82、ポリシリコン浮遊ゲート110、ポリシリコン制御(結合)ゲート112、ポリシリコン消去ゲート114、及び金属ワード線又は選択ゲート116を含む。メモリセルは、共通消去ゲート114及び共通ソース領域50を共用して2つ1組で形成される。HV/MVデバイス区域24内の論理デバイスはそれぞれ、ソース領域90及びドレイン領域92、並びに金属ゲート102を含む。コアデバイス区域26内の論理デバイスはそれぞれ、ソース領域84及びドレイン領域86、並びに金属ゲート102を含む。
【0029】
上述の形成プロセスは、多くの利点を有する。まず、メモリセル及び論理デバイスは、それらのポリゲートが除去されて金属材料に置換される前に、自己整合プロセスで完全に形成される。メモリセル構成要素、特に浮遊ゲート、制御ゲート、消去ゲート、及び浮遊ゲートと消去ゲートとの間のトンネル酸化物が最初に形成され、絶縁材料によって、後に実施される金属ゲート形成処理から保護される。浮遊ゲートの側面は、別個の処理工程によって形成され、そのため、ソース領域上の浮遊ゲートの側壁がわずかなアンダーカットを有して形成されて、消去ゲートに対向する鋭角を高めることができる一方、選択ゲートに隣接する浮遊ゲートの側壁は垂直方向で形成される。多くの要素が互いに自己整合型であり、それにより、必要なフォトリソグラフィーのマスキング工程の数が軽減される。
【0030】
本発明は、上述の、及び本明細書に例示の実施形態(複数の場合あり)に限定されないことが理解されよう。例えば、本明細書における本発明への言及は、いかなる特許請求の範囲又は特許請求の範囲の用語をも限定することを意図するものではなく、代わりに特許請求の範囲の1つ以上によって網羅され得る1つ以上の特徴に言及するにすぎない。上述の材料、プロセス、及び数値例は、単なる例示であり、請求項を限定するものと見なされるべきではない。更に、請求項及び明細書から明らかなように、すべての方法工程が例示又は特許請求される正確な順序で行われる必要はなく、むしろ任意の順序でメモリセルの対及び関連する論理デバイスの適切な形成が可能である。材料の単一層は、そのような又は類似の材料の複数層として形成することができ、そして、逆もまた同様である。最後に、金属選択ゲート116は、導電材料の複合物から作製され得る。例えば、固体金属のブロックで作製される代わりに、
図27に示すように、選択ゲート116は、代わりにL形金属材料120及びポリシリコン122のブロックで形成され得る。別の例として、選択ゲート116は、ポリシリコンを維持することができる(すなわち、
図22に示すメモリセル区域22内の外側のポリブロック74は除去されず、
図23〜24に示すように金属ブロックに置換される)。
【0031】
本明細書で使用される場合、「の上に(over)」及び「の上に(on)」という用語は両方とも、「の上に直接」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に何ら配置されない)と、「の上に間接的に」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に配置される)と、を包括的に含むことに留意するべきである。同様に、「隣接した」という用語は「直接隣接した」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に何ら配置されない)、及び「間接的に隣接した」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に配置される)を含み、「取付けられた」は、「直接取付けられた」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に何ら配置されない)、及び「間接的に取付けられた」(中間物質、要素、又は空間がそれらの間に配置される)を含み、「電気的に結合された」は、「直接電気的に結合された」(中間物質、又は要素がそれらの間で要素を電気的に連結しない)、及び「間接的に電気的に結合された」(中間物質、又は要素がそれらの間で要素を電気的に連結する)を含む。例えば、要素を「基板の上に」形成することは、その要素を基板の上に直接、中間材料/要素をそれらの間に何ら伴わずに、形成すること、並びにその要素を基板の上に間接的に、1つ以上の中間材料/要素をそれらの間に伴って、形成することを含み得る。