(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6343734
(24)【登録日】2018年5月25日
(45)【発行日】2018年6月13日
(54)【発明の名称】蚊の発生防止のためのタンク付き傘立
(51)【国際特許分類】
A47G 25/12 20060101AFI20180604BHJP
【FI】
A47G25/12 A
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2016-93468(P2016-93468)
(22)【出願日】2016年4月15日
(65)【公開番号】特開2017-189568(P2017-189568A)
(43)【公開日】2017年10月19日
【審査請求日】2017年10月27日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515246845
【氏名又は名称】新里 正博
(72)【発明者】
【氏名】新里 正博
【審査官】
長清 吉範
(56)【参考文献】
【文献】
特許第4842546(JP,B2)
【文献】
特開平07−243762(JP,A)
【文献】
特開2006−43358(JP,A)
【文献】
韓国公開特許第10−2004−0064885(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 25/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
傘に付いた雨水を傘受け中央に集まるように底に傾斜をつけて、集まった水が下に落ちるように複数の穴を傘受け底に設け、穴からの水をタンク内部に溜める
構造であって、該タンクは、六面覆う構造であり、上面中央に排水入口を設けてあり、ふた付の排水口を設けた蚊の発生防止のためのタンク付き傘立。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蚊の発生を防止する傘立に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の傘立は、傘の先端を傘立フレーム上面内に差し込み、下の傘受けに傘を置いて保管している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上に述べた従来の傘立では、傘の先端を傘立フレーム上面内に差し込み、下の傘受けに傘を置いて保管しているため、傘に付いた雨水が傘受けに落ちて水が、溜まり、蚊の活動が活発になる季節には、蚊などの虫が発生する事があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするものであり、傘受けに落ちた水が、溜まらないようにする事により、蚊などの虫が発生する可能性を最小限に食い止めるタンク付き傘立である。
【0005】
傘受けに落ちた水を下のタンクに溜める構造である。
傘立下の傘受けに落ちた水が、中央に集まるよう底に傾斜をつけて、集まった水が下に落ちるように複数の穴を設け、穴から水をタンク上部に落とす。
落ちてきた水をタンク内部に集まるように傾斜をつけた排水入口を設け、水をタンクに落とす。
傘の水分が完全に無くなった状態になったら、タンクをゆっくり取り出しタンクハンドルを持ち、傾けないように下水場に運ぶ。
タンクふたを押さえ、排水口を開け、タンクハンドルと底を持って排水する。
排水が終ったら傘立下に静かに取り付け直す。
このようにする事により、傘立場所に蚊などの虫が発生する可能性を最小限に食い止める事が出来る。
【0006】
上述したように本発明の蚊の発生防止のためのタンク付き傘立は、傘受けに落ちた水が、溜まらないようにする事により、蚊などの虫が発生する可能性を最小限に食い止める衛生的な環境配慮をとった傘立を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】蚊の発生防止のためのタンク付き傘立の傘立フレームの平面図、正面図側面図
【
図2】蚊の発生防止のためのタンク付き傘立の傘受けの平面図、正面図、側面図
【
図3】蚊の発生防止のためのタンク付き傘立のタンクの平面図、正面図、側面図
【
図4】蚊の発生防止のためのタンク付き傘立の平面図、正面図、側面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1の傘立フレーム1上部には、傘を仕分けるフレームが縦横平行に設けている。
中部には、傘受け2を受けるフレームが左右側面に設けている。
下部には、タンク4を置けるようにフレームを設けている。
【0010】
図2の傘受け2には、傘受け底に落ちた水が、中央に集まるよう底に傾斜をつけて、集まった水が下に落ちるように複数の排水穴3を設けてある。
【0011】
図3のタンク4には、傘受け2から落ちてきた水をタンク内部に集める傾斜をつけた排水入口6を設けてある。また、タンク4の排水量を見る水位窓8を設け、傘立フレーム1からタンク4取り出す際のタンク取っ手9を設けてある。
持ち運び時のタンクハンドル7を設け、排水の時の排水口ふた5を設けてある。
【0012】
傘立フレーム1に傘受け2、タンク4を取り付け
図4の形態にする。
【0013】
以下、上記構成の使用方法を説明する。傘立フレーム1上部から傘の先端を差し込み、中央に集まるよう底に傾斜をつけてある傘受け2に落ちた水が、複数の排水穴3からタンク4上部の傾斜をつけた排水入口6に落とし、水をタンク4内部に集める。傘の水分が完全に無くなった状態になったら、タンク4を取り出しタンクハンドル7を持ち、傾けないように下水場に運ぶ。
排水口ふた5を押さえ、排水口を開け、タンクハンドル7と底を持って排水する。
排水が終ったら傘立下に静かに取り付け直す。
このようにする事により、傘立場所に蚊などの虫が発生する可能性を最小限に食い止める事が出来る。
【符号の説明】
【0014】
1 傘立フレーム
2 傘受け
3 排水穴
4 タンク
5 排水口ふた
6 排水入口
7 タンクハンドル
8 水位窓
9 タンク取っ手