特許第6343832号(P6343832)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6343832
(24)【登録日】2018年6月1日
(45)【発行日】2018年6月20日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20180611BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-134045(P2016-134045)
(22)【出願日】2016年7月6日
(62)【分割の表示】特願2015-83647(P2015-83647)の分割
【原出願日】2015年4月15日
(65)【公開番号】特開2016-202936(P2016-202936A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2016年10月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100188226
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 俊達
(74)【代理人】
【識別番号】100202223
【弁理士】
【氏名又は名称】軸見 可奈子
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 嘉一
(72)【発明者】
【氏名】安藤 康晃
【審査官】 中野 直行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−200146(JP,A)
【文献】 特開2007−083990(JP,A)
【文献】 特開2010−259465(JP,A)
【文献】 特開2011−115444(JP,A)
【文献】 特開2001−013952(JP,A)
【文献】 特開2015−016372(JP,A)
【文献】 特開2014−183938(JP,A)
【文献】 特開2016−158790(JP,A)
【文献】 特開2014−233560(JP,A)
【文献】 特開2010−128631(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特別演出条件の成立に起因して特別演出を実行する特別演出実行手段と、
遊技者が任意に操作可能な任意操作部と、
前記任意操作部の操作に基づいて、複数種類の特別演出から前記特別演出実行手段が実行する前記特別演出を選択する特別演出選択手段と、を有する遊技機において、
前記複数種類の特別演出には、複数の演出パターンを有する多パターン特別演出が含まれ、
前記特別演出選択手段は、前記多パターン特別演出が選択されていることを条件にして、前記任意操作部の操作に基づき、前記複数の演出パターンから一の演出パターンを選択し、
前記特別演出実行手段は、前記特別演出条件が成立したときに前記特別演出選択手段により選択されている前記特別演出を実行し、前記特別演出選択手段により選択されている前記特別演出が前記多パターン特別演出であるときには、その多パターン特別演出の複数の演出パターンのうち前記特別演出選択手段により選択されている前記演出パターンを実行し、
表示部と、
前記表示部に前記特別演出の各種類に対応する演出選択用アイコンを表示させる演出選択用アイコン表示手段と、を有し、
前記複数種類の特別演出は、前記多パターン特別演出と、単一の演出パターンを有する単一パターン特別演出と、からなると共に、前記多パターン特別演出は、複数種類設けられ、
前記演出選択用アイコン表示手段は、前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコンと、前記単一パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコンと、を異なる態様で表示させると共に、前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士も、異なる態様で表示させる遊技機。
【請求項2】
前記特別演出選択手段により前記多パターン特別演出が選択されたときに、その多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン内に複数の前記演出パターンの一覧を表示させる演出パターン表示手段を有する請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記複数種類の特別演出には、前記単一パターン特別演出が複数含まれ、
前記演出選択用アイコン表示手段は、前記単一パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士を、同じ態様で表示させる請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記演出選択用アイコン表示手段が前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士で異ならせる表示の態様は、色である請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特別演出条件の成立を起因にして実行される特別演出が複数種類の特別演出の中から選択される遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の遊技機として、遊技者による操作ボタンの操作により、実行される特別演出が選択されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−111252号公報(段落[0252]、図37
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特別演出の中には、複数の演出パターンを有するものがある。具体的な例としては、特別演出が、主人公と敵キャラクターが対決する対決演出である場合に、その対決演出が、敵キャラクターが異なる複数の演出パターンを有するケースが挙げられる。このように、特別演出が複数の演出パターンを有する場合、上述した従来の遊技機では、特別演出の種類を選択することができるにとどまり、特別演出の演出パターンまでは選択することができない。このため、遊技者にとっては所望の演出パターンを見ることが困難であり、特別演出の趣向性に欠けるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特別演出の趣向性を向上させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、特別演出条件の成立に起因して特別演出を実行する特別演出実行手段と、遊技者が任意に操作可能な任意操作部と、前記任意操作部の操作に基づいて、複数種類の特別演出から前記特別演出実行手段が実行する前記特別演出を選択する特別演出選択手段と、を有する遊技機において、前記複数種類の特別演出には、複数の演出パターンを有する多パターン特別演出が含まれ、前記特別演出選択手段は、前記多パターン特別演出が選択されていることを条件にして、前記任意操作部の操作に基づき、前記複数の演出パターンから一の演出パターンを選択し、前記特別演出実行手段は、前記特別演出条件が成立したときに前記特別演出選択手段により選択されている前記特別演出を実行し、前記特別演出選択手段により選択されている前記特別演出が前記多パターン特別演出であるときには、その多パターン特別演出の複数の演出パターンのうち前記特別演出選択手段により選択されている前記演出パターンを実行し、表示部と、前記表示部に前記特別演出の各種類に対応する演出選択用アイコンを表示させる演出選択用アイコン表示手段と、を有し、前記複数種類の特別演出は、前記多パターン特別演出と、単一の演出パターンを有する単一パターン特別演出と、からなると共に、前記多パターン特別演出は、複数種類設けられ、前記演出選択用アイコン表示手段は、前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコンと、前記単一パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコンと、を異なる態様で表示させると共に、前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士も、異なる態様で表示させる遊技機である。
【0007】
請求項2の発明は、前記特別演出選択手段により前記多パターン特別演出が選択されたときに、その多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン内に複数の前記演出パターンの一覧を表示させる演出パターン表示手段を有する請求項1に記載の遊技機である。
【0008】
請求項3の発明は、前記複数種類の特別演出には、前記単一パターン特別演出が複数含まれ、前記演出選択用アイコン表示手段は、前記単一パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士を、同じ態様で表示させる請求項1又は2に記載の遊技機である。
請求項4の発明は、前記演出選択用アイコン表示手段が前記多パターン特別演出に対応する前記演出選択用アイコン同士で異ならせる表示の態様は、色である請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機である。
【発明の効果】
【0014】
[請求項1〜4の発明]
請求項1〜4の発明では、遊技者が任意に操作可能な任意操作部の操作に基づいて、複数種類の特別演出から特別演出実行手段が実行する特別演出を選択する。そして、複数の演出パターンを有する多パターン特別演出が選択されている場合には、任意操作部の操作に基づいて、特別演出実行手段が実行する演出パターンを選択する。このように、本発明の遊技機によれば、実行される特別演出が遊技者に選択可能となっているだけでなく、多パターン特別演出が選択されている場合には、その演出パターンまで遊技者に選択可能となっているので、特別演出の趣向性の向上を図ることが可能となる。また、請求項2の発明では、多パターン特別演出が選択された場合には、その多パターン特別演出の演出選択用アイコン内に複数の演出パターンの一覧が表示されるので、多パターン特別演出と演出パターンの関係を遊技者に把握させ易くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図
図2】大当り遊技演出の種類と演出パターンを示すテーブル
図3】(A)演出Aが選択されているときの表示画面の概念図、(B)演出Bが選択されているときの表示画面の概念図
図4】(A)演出Cが選択された直後の表示画面の概念図、(B)演出パターンC−2が選択されているときの表示画面の概念図
図5】(A)演出パターンC−3が選択されているときの表示画面の概念図、(B)演出パターンC−4が選択されているときの表示画面の概念図
図6】(A)演出Dが選択された直後の表示画面の概念図、(B)演出パターンD−2が選択されているときの表示画面の概念図、(C)演出パターンD−3が選択されているときの表示画面の概念図
図7】(A)実行済マークが付された演出パターン一覧の概念図、(B)全パターン実行済マークが付された演出選択用アイコンの概念図
図8】遊技機の電気的な構成を示すブロック図
図9】変形例に係る演出選択用アイコンの表示態様を説明する図
図10】変形例に係る演出選択用アイコンの表示態様を説明する図
図11】変形例に係る演出選択用アイコンの表示態様を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した一実施形態を図1図8に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る遊技機10では、遊技板11の前面に、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成されている。
【0024】
遊技板11の前面は、遊技機10の前面に開閉可能に取り付けられた前面枠10Zにて覆われ、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技領域R1の全体が視認可能となっている。ガラス窓10Wの下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられ、下皿27Bの右端部には操作ハンドル28が設けられている。そして、操作ハンドル28を回動操作すると、上皿27Aに収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
【0025】
上皿27Aの上部には、遊技者が押し下げ可能な操作ボタン29(本発明の「任意操作部」に相当する。)が備えられている。また、図示はしないが、操作ボタン29の側方には、上下左右に操作可能な十字キーが設けられている。
【0026】
遊技板11のうち遊技領域R1の中央には、異形の遊技板表示窓11Hが貫通形成されており、その遊技板表示窓11Hに遊技板11の裏面側から表示装置13が対向している。そして、表示装置13に形成された表示画面13G(本発明の「表示部」に相当する。)が前側を向くように配置されている。
【0027】
遊技板11の前面中央には、表示画面13Gを囲むように表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技板11の前面側から遊技板表示窓11Hに嵌め込まれ、遊技板表示窓11Hの内側に張り出すと共に、遊技板11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の外側を通過して表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。
【0028】
表示装飾枠23の左側には、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなす始動ゲート18が備えられている。そして、始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄当否判定が行われ、普通図柄表示装置18X(図8参照)にて普通図柄が変動表示後に停止表示される。
【0029】
図1に示すように、遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、第1と第2の始動入賞口14A,14B及び大入賞口15が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1の下端部中央には、遊技領域R1を流下してきた遊技球を遊技領域R1外に排出するためのアウト口16が設けられている。なお、図示しないが、遊技領域R1には多数の障害釘が植設されている。
【0030】
第1と第2の始動入賞口14A,14Bは、共に遊技板11から突出した部材の上面に開口を備えた、所謂、ポケット構造をなしている。そして、各始動入賞口14A,14Bに入った遊技球は、遊技板11に設けた図示しない貫通孔を通って、遊技板11の裏側に回収される。なお、第1と第2の始動入賞口14A,14Bは、遊技球が1つだけ入る開口幅を有している。
【0031】
第2の始動入賞口14Bは、第1の始動入賞口14Aの真下に配置され、可動翼片14C,14Cによって開閉される。具体的には、両可動翼片14C,14Cは、通常は、起立した閉位置に配置され、上述の普通図柄当否判定の結果が当りとなったことを条件にして、下端部を中心に回動し、横倒しとなった開位置(図1に示す位置)に配置される。開位置に配置された可動翼片14Cは、上方から流下する遊技球を受け止めて第2の始動入賞口14Bへと案内する。
【0032】
各始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると、例えば、4個の遊技球が賞球として上皿27Aに払い出されると共に、特別図柄当否判定が行われる。特別図柄当否判定の判定結果は、特別図柄表示装置14X(図8参照)にて表示されると共に、表示装置13の表示画面13Gにおいて、例えば、特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせで表示される。そして、当否判定結果が当り(以下、「大当り」という)の場合には、遊技状態が大当り遊技状態に移行して、大当り遊技が実行される。これに対し、当否判定結果が外れの場合には、大当り遊技状態ではない通常遊技状態が続く。
【0033】
図1に示すように、大入賞口15は、横長矩形に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、「大当り遊技」が行われると、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒されて大入賞口15が開放し、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。なお、大入賞口15に遊技球が入賞すると、例えば、1個の入賞につき15個の遊技球が賞球として上皿27Aに払い出される。
【0034】
ところで、本実施形態の遊技機10では、特別図柄当否判定が当りとなる大当り確率が通常遊技状態よりも高い確変状態へ移行することがある。詳細には、大当りとなったときに、確変状態へ移行するか否かの抽選が行われ、その抽選に当選すると、大当り遊技の終了後、確変状態へと移行する。確変状態となるか否かは、大当り遊技中に表示画面13Gで行われる大当り遊技演出にて報知される。確変状態は、次に大当りとなるまで継続する。なお、本実施形態では、大当り遊技演出が本発明の「特別演出」に相当し、大当りとなることが「特別演出条件」に相当する。
【0035】
ここで、遊技機10では、複数種類の大当り遊技演出が設けられていて、確変状態のときに、次の大当り遊技で行われる「大当り遊技演出」が予め遊技者によって選択可能となっている。以下では、この大当り遊技演出の選択について説明する。
【0036】
本実施形態では、図2に示すように、大当り遊技演出として、演出A〜Dの4種類が設けられている。これら大当り遊技演出のうち、演出A及び演出Bは、演出パターンを1つだけ有する単一パターン型演出(本発明の「単一パターン特別演出」に相当する。)となっている。また、演出C及び演出Dは、複数の演出パターンを有する多パターン型演出(本発明の「多パターン特別演出」に相当する。)となっている。具体的には、演出Cは、敵キャラクターと対戦するバトル演出になっていて、対戦する敵キャラクターの相違によって、4種類の演出パターン(演出パターンC−1〜C−4)を有している。また、演出Dは、味方キャラクターを救出する救出演出になっていて、救出する味方キャラクターの相違によって、3種類の演出パターン(演出パターンD−1〜D−3)を有している。なお、各種大当り遊技演出同士の間(演出A〜Dの演出同士の間、及び、演出Cと演出Dの演出パターン同士)の間には、確変状態への移行に対する信頼度の差はないものとする。
【0037】
図3図6には、確変状態における表示画面13Gの一例が概念的に示されている。確変状態では、特別図柄13A〜13Cは、表示画面13Gの隅部(例えば、右上隅)に縮小表示される。そして、表示画面13Gの左側部分に、演出A〜Dに対応する長方形状の演出選択用アイコン71が複数表示されている。ここで、各演出A〜Dに対応する演出選択用アイコン71を演出選択用アイコン71A〜71Dと呼ぶことにすると、それら複数の演出選択用アイコン71A〜71Dは、左右方向に延びる中心軸の回りに等間隔に配置されている。詳細には、右側から見たときの時計方向に、演出選択用アイコン71A、演出選択用アイコン71B、演出選択用アイコン71C、演出選択用アイコン71Dが順番に並べられている。
【0038】
図3(A)には、演出Aが選択されている状態が示されている。同図の例では、演出選択用アイコン71Aが一番手前に配置され、他の演出選択用アイコン71B〜71Cは、演出選択用アイコン71Aの奥側に隠れた状態となっている。即ち、本実施形態では、演出選択用アイコン71A〜71Dのうち一番手前の演出選択用アイコン71に対応する演出が大当り遊技演出として選択されることになる。
【0039】
また、本実施形態では、一番手前に配置される演出選択用アイコン71(図3(A)では、演出選択用アイコン71A)は、点灯しているように明るく表示される一方、その他の演出選択用アイコン71(図3(A)では、演出選択用アイコン71B〜71D)は、消灯しているように暗く表示される。このように、本実施形態では、選択されている大当り遊技演出に対応する演出選択用アイコン71(図3(A)の演出選択用アイコン71A)が、選択されていない大当り遊技演出に対応する演出選択用アイコン71(図3(A)の演出選択用アイコン71B〜71D)とは、異なる態様で表示されることで、選択中の大当り遊技演出を遊技者に認識させ易くすることが可能となっている。
【0040】
さらに、本実施形態では、表示画面13Gの背景に、選択されている大当り遊技演出及び演出パターンに関連した画像が表示される。具体的には、図3(A)の例では、表示画面13Gの右側部分には、演出Aの内容に関連したA演出用背景画像72A(城の画像)が表示される。これにより、選択中の大当り遊技演出の内容を遊技者に認識させ易くすることが可能となっている。
【0041】
なお、本実施形態では、単一パターン型演出(演出A及び演出B)の演出選択用アイコン71A,71Bと、多パターン型演出(演出C及び演出D)の演出選択用アイコン71C,71Dとは、異なる態様で表示されている。具体的には、演出選択用アイコン71C,71Dは、演出選択用アイコン71A,71Bとは異なる色で表示される(例えば、演出選択用アイコン71A,71Bは黄色、演出選択用アイコン71Cは赤色、演出選択用アイコン71Dは緑色で表示)。本構成によれば、単一パターン型演出と多パターン型演出とを、遊技者に区別させ易くすることが可能となる。
【0042】
さて、図3(A)に示す状態から遊技者が別の大当り遊技演出を選択するには、遊技者は操作ボタン29(図1参照)を押圧操作すればよい。図3(A)に示す状態で操作ボタン29が押されると、図3(A)から図3(B)への変化に示すように、複数の演出選択用アイコン71が図3(A)の矢印の方向に回転して、演出Bに対応する演出用アイコン71Bが一番手前に配置され、演出Bが選択される。また、表示画面13Gの背景には、演出Aに関連したA演出用背景画像72A(城の画像)に代わって、演出Bに関連したB演出用背景画像72B(姫の画像)が表示される。
【0043】
図3(B)に示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図3(B)から図4(A)への変化に示すように、複数の演出選択用アイコン71が図3(B)の矢印の方向に回転して、演出Cに対応する演出選択用アイコン71Cが一番手前に配置され、演出Cが選択される。ここで、本実施形態の遊技機10では、上述の如く、演出Cが多パターン型演出となっていて、演出Cが選択されると、演出選択用アイコン71Cの中に、各演出パターンC−1〜C−4に対応する小アイコン74Cを並べてなる演出パターン一覧73C(本発明の「複数の演出パターンの一覧」に相当する。)が表示される。そして、演出Cが選択されると、演出パターン一覧73Cの中から演出パターンC−1に対応する小アイコン74C1に自動的にカーソル80が合わされ、演出Cの複数の演出パターンC−1〜C−4の中から一の演出パターン(演出パターンC−1)が選択される。また、表示画面13Gの背景には、演出Bに関連したB演出用背景画像72Bに代わって、演出Cの演出パターンC−1に関連したC演出パターン用背景画像72C1(黒いキングの画像)が表示される。
【0044】
図4(A)に示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図4(A)から図4(B)への変化に示すように、カーソル80が演出パターンC−2に対応する小アイコン74C2に合わされ、演出パターンC−2が選択される。また、表示画面13Gの背景には、演出Cの演出パターンC−2に関連したC演出パターン用背景画像72C2(黒いナイトの画像)が表示される。
【0045】
同様に、図4(B)示す状態で、操作ボタン29が押されると、図4(B)から図5(A)への変化に示すように、カーソル80が演出パターンC−3に対応する小アイコン74C3に合わされ、演出パターンC−3が選択される。また、演出Cの演出パターンC−3に関連したC演出パターン用背景画像72C3(黒いビショップの画像)が表示される。また、図5(A)示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図5(A)から図5(B)への変化に示すように、カーソル80が演出パターンC−4に対応する小アイコン74C4に合わされ、演出パターンC−4が選択される。また、演出Cの演出パターンC−4に関連したC演出パターン用背景画像72C4(黒いポーンの画像)が表示される。
【0046】
図5(B)に示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図5(B)から図6(A)への変化に示すように、複数の演出選択用アイコン71が図5(B)の矢印の方向に回転して、演出Dに対応する演出選択用アイコン71Dが一番手前に配置され、演出Dが選択される。演出Dが選択されると、演出Cの場合と同様に、演出選択用アイコン71Dの中に、各演出パターンD−1〜D−3に対応する小アイコン74Dを並べてなる演出パターン一覧73D(本発明の「複数の演出パターンの一覧」に相当する。)が表示されると共に、演出パターン一覧73Dの中から演出パターンD−1に対応する小アイコン74D1に自動的にカーソル80が合わされて、演出Dの複数の演出パターンD−1〜D−3の中から一の演出パターン(演出パターンD−1)が選択される。また、表示画面13Gの背景には、演出Cの演出パターンC−4に関連したC演出用背景画像72C4に代わって、演出Dの演出パターンD−1に関連したD演出パターン用背景画像72D1(白いキングの画像)が表示される。
【0047】
図6(A)に示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図6(A)から図6(B)への変化に示すように、カーソル80が演出パターンD−2に対応する小アイコン74D2に合わされ、演出パターンD−2が選択される。また、演出Dの演出パターンD−2に関連したD演出パターン用背景画像72D2(白いナイトの画像)が表示される。同様に、図6(B)示す状態で、操作ボタン29が押されると、図6(B)から図6(C)への変化に示すように、カーソル80が演出パターンD−3に対応する小アイコン74D3に合わされ、演出パターンD−3が選択される。また、演出Dの演出パターンD−3に関連したD演出パターン用背景画像72D3(白いビショップの画像)が表示される。
【0048】
図6(C)に示す状態で、さらに、操作ボタン29が押されると、図6(C)から図3(A)への変化に示すように、複数の演出選択用アイコン71が図6(C)の矢印の方向に回転して、演出Aに対応する演出選択用アイコン71Aが一番手前に配置され、演出Aが選択される。また、表示画面13Gの背景には、演出Dの演出パターンD−3に関連したD演出用背景画像72D3に代わって、演出Aに関連したA演出パターン用背景画像72A(城の画像)が表示される。
【0049】
このように、本実施形態の遊技機10では、操作ボタン29の操作によって、大当り遊技演出の演出A〜演出Dのうち一の演出を遊技者に選択可能となっている。また、演出A〜Dのうち多パターン型演出である演出C及び演出Dが選択されると、その演出C,Dに対応した演出選択用アイコン71C,71Dの中に、演出パターン一覧73C,73Dが表示され、操作ボタン29の操作によって演出パターン一覧73C,73Dの中から一の演出パターンを順次選択可能となっている。なお、本実施形態では、大当りになったとき(始動入賞口14A,14Bへの入賞に起因する特別図柄の当否判定が当りとなったとき)に選択されている演出が、大当り遊技演出として実行され、選択されている演出が多パターン型演出(演出C又は演出D)である場合には、選択されている演出パターンが実行される。
【0050】
ところで、上述したように、本実施形態の遊技機10では、大当りを起因にして確変状態へと移行する。そして、確変状態で大当りになると、その大当りを起因にして、再度、確変状態へ移行する。即ち、本実施形態の遊技機10では、いったん確変状態へ移行すると、通常遊技状態へ移行せずに確変状態が連続することがある。このような確変状態の連続が複数回生じると、遊技者にとっては、1回目の確変状態に突入してから実行された大当り遊技演出を全て把握することが困難となり得る。そこで、遊技機10では、確変状態が連続している間に実行された大当り遊技演出を遊技者に把握させ易くするために、以下に説明する構成がとられている。
【0051】
即ち、確変状態が連続しているときに、大当り遊技演出で演出C又は演出D(即ち、多パターン型演出)が実行されると、図7(A)及び図7(B)に示すように、演出選択用アイコン71C,71Dに表示される演出パターン一覧73C,73Dのうち既に実行された演出パターンについて、実行済マーク75が付される。図7(A)及び図7(B)に示す例では、実行済マーク75は「CLEAR」の文字で構成されている。
【0052】
また、図7(B)に示すように、演出パターン一覧73C,73Dの全ての演出パターンが実行された場合には、その演出パターン一覧73C,73Dを表示する演出選択用アイコン71C,71Dに、全パターン実行済マーク76が付される。これにより、多パターン型演出(演出C又は演出D)が選択されたときに、その全ての演出パターンが実行済であることを遊技者に認識させ易くすることが可能となる。また、全パターン実行済マーク76が表示されない場合には、未だ実行されていない演出パターンが存在することを遊技者に認識させ易くすることが可能となる。なお、図7(B)の例では、全パターン実行済マーク76は「COMPLETE」の文字で構成されている。
【0053】
実行済マーク75及び全パターン実行済マーク76は、確変状態から通常遊技状態へ移行すると、消失する。従って、確変状態の連続が終了して通常遊技状態へ移行した後、再度、確変状態へ移行した場合には、実行済マーク75及び全パターン実行済マーク76が新たに付されることになる。
【0054】
また、本実施形態では、確変状態が連続すると、直前に実行された大当り遊技演出(演出C又は演出Dの場合には、演出パターン)の次の順番の演出又は演出パターンが自動的に選択されるようになっている。ここで、「次の順番の演出又は演出パターン」とは、直前に実行された大当り遊技演出が選択されている状態で、操作ボタン29が1回だけ操作されたときに選択される演出又は演出パターンを意味する。具体的には、直前の大当り遊技演出で演出Aが実行された場合には、演出Bが自動的に選択され(図3(B)参照)、直前の大当りで演出Dの演出パターンD−1が実行された場合には、演出Dの演出パターンD−2が自動的に選択される(図7(A)参照)。このように、本実施形態では、操作ボタン29が操作されない場合であっても、直前に実行された大当り遊技演出とは異なる演出の種類又は演出パターンが選択されるので、様々な大当り遊技演出を遊技者に見せることが可能となる。
【0055】
大当り遊技演出の選択に関する説明は以上である。次に、図8を参照しつつ、遊技機10の電気的な構成について説明する。
【0056】
図8に示すように、符号50は、主制御基板50であって、CPU51AとRAM51B及びROM51C、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータとサブ制御基板52を結ぶ入出力回路と、大入賞口15等が接続された中継回路及び払出制御基板等を結ぶ入出力回路とを備え、遊技に関わる主制御を行う。CPU51Aは、当否判定部、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、特別図柄当りや普通図柄当りに関する乱数等も生成し、制御信号をサブ制御基板52等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM51Bは、特別図柄用保留球数及び普通図柄用保留球数の記憶領域、CPU51Aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU51Aの作業領域を備える。ROM51Cには、制御データ、特別図柄表示装置14Xや普通図柄表示装置18Xでの変動表示に関する図柄変動データ等が書き込まれている他、特別図柄当り及び普通図柄当りの判定値等が書き込まれている。
【0057】
サブ制御基板52は、主制御基板50と同様に、CPU52AとRAM52B、ROM52C、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータと主制御基板50を結ぶ入出力回路と、表示制御基板54及びランプ制御基板等を結ぶ入出力回路を備えている。CPU52Aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、制御信号を表示制御基板54及びランプ制御基板、音声制御基板等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM52Bは、各種データの記憶領域とCPU52Aによる作業領域を有している。また、サブ制御基板52は、操作ボタン29が操作されたときに操作ボタン29から信号を受信し、表示制御基板54に制御信号を出力する。
【0058】
表示制御基板54は、表示装置13に設けられていて、サブ制御基板52からの制御信号に基づきCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成してVDP(図示せず)に出力する。VDPは、CPUからの指令に基づいてROMから必要なデータを読み出し、表示画面13Gで表示する表示画像(特別図柄13A〜13C、大当り遊技演出を含む各種演出、背景画像、演出選択用アイコン71、文字画像等)のマップデータを作成し、VRAMに格納する。VRAMに格納記憶された画像データは、入出力回路に備えるD/A変換回路にてRGB信号に変換されて表示画面13Gに出力される。
【0059】
主制御基板50、サブ制御基板52、表示制御基板54及びその他の基板(図8の音声制御基板、ランプ制御基板等)は、電源基板60からの電源供給を受けて作動する。
【0060】
本実施形態の遊技機10の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態では、サブ制御基板52と表示制御基板54とが、本発明の「特別演出実行手段」、「特別演出選択手段」、「演出選択用アイコン表示手段」、「演出パターン表示手段」、「実行済マーク表示手段」、「全パターン実行済マーク表示手段」及び「背景連動表示手段」に相当する。
【0061】
次に、本実施形態の遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態の遊技機10では、遊技領域R1に向かって打ち出された遊技球が第1又は第2の始動入賞口14A,14Bに入賞すると、特別図柄の当否判定が行われ、特別図柄の当否判定結果が当り(即ち、大当り)になると、大当たり遊技が開始される。このとき、大当り遊技の終了後に確変状態へ移行するか否かの抽選も行われ、その抽選結果が、大当り遊技中に実行される大当り遊技演出にて報知される。
【0062】
そして、遊技機10では、確変状態になると、次の大当り遊技で行われる大当り遊技演出が遊技者により選択可能となる。具体的には、図3図6に示されるように、表示画面13Gには、大当り遊技演出の各種演出A〜Dに対応する演出選択用アイコン71A〜71Dが並べて表示され、一番手前に配置される演出選択用アイコン71が大当り遊技演出として選択される。演出選択用アイコン71A〜71Dの並び順は、操作ボタン29の操作によって変更される。そして、大当りになったときに、選択されている演出が大当り遊技演出として実行される。
【0063】
ここで、本実施形態の遊技機10では、演出A〜Dのうち多パターン型演出である演出C又は演出Dが選択されると、その演出C,Dに対応した演出選択用アイコン71C,71Dの中に、演出パターン一覧73C,73Dが表示され、操作ボタン29の操作によって演出パターン一覧73C,73Dの中から一の演出パターンを順次選択可能となっている。このように、遊技機10では、大当り遊技演出の種類(演出A〜D)が遊技者に選択可能となっているだけでなく、多パターン型演出(演出C又は演出D)が選択されている場合には、その演出パターンまで遊技者に選択可能となっているので、大当り遊技演出の趣向性の向上を図ることが可能となる。しかも、本実施形態では、操作ボタン29の操作回数に応じて大当り遊技演出の種類と演出パターンを順次選択可能となっているので、操作ボタン29の単純な操作だけで大当り遊技演出の種類と演出パターンを選択することが可能となる。
【0064】
また、本実施形態では、各演出A〜Dに対応する演出選択用アイコン71A〜71Dが順番に並べて表示され、選択されている大当り遊技演出に対応する演出選択用アイコン71が、選択されていない大当り遊技演出に対応する演出選択用アイコン71とは異なる態様(点灯表示と消灯表示)で表示されるので、現在選択中の大当り遊技演出や所望の大当り遊技演出が全大当り遊技演出の中で何れの位置にあるかを遊技者に把握させ易くすることが可能となる。また、多パターン型演出(演出C,D)が選択された場合には、その多パターン型演出の演出選択用アイコン71C,71D内に複数の演出パターン一覧73C,73Dが表示されるので、多パターン型演出と演出パターンの関係を遊技者に把握させ易くすることが可能となる。
【0065】
また、本実施形態では、多パターン型演出(演出C,D)に対応する演出選択用アイコン71C,71Dが、単一パターン型演出(演出A,B)に対応する演出選択用アイコン71A,71Bとは異なる態様(色)で表示されるので、多パターン型演出と単一パターン型演出を遊技者に区別させ易くすることが可能となる。さらに、本実施形態では、表示画面13Gの背景に、選択されている大当り遊技演出及び演出パターンに関連した画像が表示されるので、選択中の大当り遊技演出の内容を遊技者に認識させ易くすることが可能となっている。
【0066】
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0067】
(1)上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示したが、スロットマシンやアレンジボールに適用してもよい。
【0068】
(2)上記実施形態では、本発明の「任意操作部」が、操作ボタン29で構成されていたが、操作レバー、ダイヤル、演出用の操作ハンドルで構成されてもよい。
【0069】
(3)上記実施形態では、本発明の「特別演出」としての大当り遊技演出が多パターン型演出と単一パターン型演出とから構成されていたが、多パターン型演出のみから構成されていてもよい。
【0070】
(4)上記実施形態では、本発明に係る「特別演出」が、確変状態へ移行するか否かを報知する演出であったが、回数限定の確変状態となるスペシャルタイム(ST)へ移行するか否かを報知する演出であってもよいし、スロットマシンにおけるアシストタイム(AT)が継続するか否かを報知する演出であってもよい。
【0071】
(5)上記実施形態では、多パターン型演出に対応する演出選択用アイコン71C,71Dは、単一パターン型演出に対応する演出選択用アイコン71A,71Bとは異なる色で表示されていたが、図9に示すように、異なる形状で表示されてもよい。
【0072】
(6)図10に示すように、演出選択用アイコン71A〜71Dを、表示画面13Gと対向する方向から見て時計方向又は反時計方向(図10では、時計方向)に順番に並べ、所定の位置に配置される演出選択用アイコン71に対応する大当り遊技演出を選択する構成としてもよい。なお、この場合、操作ボタン29が操作されると、演出選択用アイコン71A〜71Dは、時計方向又は反時計方向(図10では反時計方向)に90度回転する。
【0073】
(7)図11(A)に示すように、演出選択用アイコン71A〜71Dを、直線上に順番に並べると共に、一の選択用アイコン71を、他の演出選択用アイコン71に対して拡大表示し、拡大表示されている演出選択用アイコン71に対応する大当り遊技演出を選択する構成としてもよい。なお、図11(A)に示す状態から、操作ボタン29が操作されると、図11(A)から図11(B)への変化に示すように、拡大表示される演出選択用アイコン71が、演出選択用アイコン71Aから演出選択用アイコン71Bに変更される。また、図11(C)に示すように、多パターン型演出に対応する演出選択用アイコン71Cが拡大表示されると、上記実施形態と同様に、その演出選択用アイコン71Cの中に演出パターン一覧73Cが表示される。
【符号の説明】
【0074】
10 遊技機
13G 表示画面(表示部)
29 操作ボタン(任意操作部)
71 演出選択用アイコン
73C,73D 演出パターン一覧
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11