特許第6345495号(P6345495)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6345495
(24)【登録日】2018年6月1日
(45)【発行日】2018年6月20日
(54)【発明の名称】落石防護柵に用いる落石防護ネット
(51)【国際特許分類】
   E01F 7/04 20060101AFI20180611BHJP
   D04B 21/10 20060101ALI20180611BHJP
   D04C 1/12 20060101ALI20180611BHJP
【FI】
   E01F7/04
   D04B21/10
   D04C1/12
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-116385(P2014-116385)
(22)【出願日】2014年6月5日
(65)【公開番号】特開2015-229863(P2015-229863A)
(43)【公開日】2015年12月21日
【審査請求日】2017年6月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】592197315
【氏名又は名称】ユニチカトレーディング株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】599099928
【氏名又は名称】石田製綱株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000229128
【氏名又は名称】ゼニス羽田株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390022172
【氏名又は名称】トヨネン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089152
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】中村 裕敬
(72)【発明者】
【氏名】北村 雅司
(72)【発明者】
【氏名】石田 徳太郎
(72)【発明者】
【氏名】福永 一基
(72)【発明者】
【氏名】浅野 清夫
【審査官】 須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−106492(JP,A)
【文献】 特開昭61−089391(JP,A)
【文献】 特開2002−133951(JP,A)
【文献】 特開2006−132719(JP,A)
【文献】 特開2003−333736(JP,A)
【文献】 特開2011−047070(JP,A)
【文献】 特開平02−074649(JP,A)
【文献】 特開2004−091934(JP,A)
【文献】 特開2009−057670(JP,A)
【文献】 特開平11−075580(JP,A)
【文献】 米国特許第05561973(US,A)
【文献】 米国特許第05395105(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01F 7/00−7/04
D04B 1/00−1/28
D04B 21/00−21/20
D04C 1/00−7/00
D04G 1/00−5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
間隔を置いて立設された支柱間に張設される落石防護ネットにおいて、
前記落石防護ネットは、経編物と該経編物の上下左右辺に取り付けられた綱とで構成されており、
前記綱は、S撚りのストランド2本一組とし、Z撚りのストランド2本一組として、各々複数組を交差させて編組し、該編組の際に、S撚りのストランドはS巻きにし、Z撚りのストランドはZ巻きにして編組したものであることを特徴とする落石防護柵に用いる落石防護ネット。
【請求項2】
各々複数組が、各々2組である請求項1記載の落石防護柵に用いる落石防護ネット。
【請求項3】
経編物が、ラッセル編物である請求項1記載の落石防護柵に用いる落石防護ネット。
【請求項4】
ラッセル編物は、2本一組の鎖編糸と各鎖編糸内に挿入された2本の挿入糸とで編成されてなり、所定のコースにおいて、各挿入糸は、隣り合う組の鎖編糸に挿入されることによって結節部が構成されているものである請求項1記載の落石防護柵に用いる落石防護ネット。
【請求項5】
経編物と該経編物の上下左右辺に取り付けられた綱とで構成された落石防護ネットにおいて、
前記綱は、S撚りのストランド2本一組とし、Z撚りのストランド2本一組として、各々複数組を交差させて編組し、該編組の際に、S撚りのストランドはS巻きにし、Z撚りのストランドはZ巻きにして編組したものであることを特徴とする落石防護柵に用いる落石防護ネット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、斜面の下部に設置される落石防護柵に用いる落石防護ネットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、山裾等にある車道や家屋への落石を防止するために、斜面の下部に落石防護柵が設置されている。落石防護柵は、基本的には、間隔を置いて立設された支柱と、この支柱間に張設された金網と、金網の端末を補強するため或いは支柱に固定するために、当該金網の左右辺及び/又は上下辺に取り付けられた金属製ワイヤーロープとで構成されている。しかるに、この金網やワイヤーロープは、柔軟性に欠けるため、落石が衝突した際に、その衝撃を吸収する能力が低く、支柱が倒れたり、或いは金網又はワイヤーロープが破損するということがあった。
【0003】
このため、金網に代えて、柔軟性に富むダブルラッセル編地等の経編物を採用することが提案されている(特許文献1)。この経編物の端末にも補強や支柱に固定する目的で、ロープが取り付けられる。しかしながら、金属製ワイヤーロープは柔軟性に欠けるため、経編物の柔軟性が消失してしまうということがあった。このため、金属製ワイヤーロープに代えて、合成繊維製ロープを用いることが考えられる。合成繊維製ロープのうち、落石を防止しうる程度の高強度のものとしては、多数本の糸からなるストランドを編組してなる綱を採用することが考えられる。かかる綱は、登山用ザイルや船舶係留用ロープ等の高強度が必要とされる用途に汎用されている。しかしながら、かかる綱は、高強度ではあるが、伸縮性に乏しいという欠点があった。綱の伸縮性が乏しいと、落石によって経編物が柔軟に変形しても、その上下左右辺に取り付けられた綱が、この変形に追随できず、結局、落石の衝撃を十分に吸収できないということになる。したがって、落石防護ネットの左右辺又は上下辺に取り付ける綱としては、不適当であった。
【0004】
【特許文献1】特許第4909841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、綱の構成を工夫し綱に伸縮性を与えて、経編物及び伸縮性綱によって、落石の衝撃を十分に吸収しうる落石防護ネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、綱の編組の方法に工夫を施して、綱に伸縮性を与えたものである。すなわち、本発明は、間隔を置いて立設された支柱間に張設される落石防護ネットにおいて、前記落石防護ネットは、経編物と該経編物の上下左右辺に取り付けられた綱とで構成されており、前記綱は、S撚りのストランド2本一組とし、Z撚りのストランド2本一組として、各々複数組を用いて編組し、該編組の際に、S撚りのストランドはS巻きにし、Z撚りのストランドはZ巻きにして編組したものであることを特徴とする落石防護柵に用いる落石防護ネットに関するものである。
【0007】
本発明に係る落石防護ネットは、落石防護柵に用いるものである。落石防護柵というのは、山裾等にある車道や家屋への落石を防止するために、斜面の下部に設置されるものである。具体的には、図1に示したように、山の斜面の裾に、車道等に沿って、支柱1,1,・・・が立設され、各支柱1,1間に落石防護ネット2が張設されてなるものである。なお、支柱1が落石の衝撃により車道側等に傾倒しないように、山側からワイヤー3で支持するのが一般的である。ワイヤー3としては、従来公知の金属製ワイヤーロープや合成繊維製ロープが用いられるが、本発明で用いる綱5を採用してもよい。
【0008】
落石防護ネット2は、経編物4と、この経編物4の上下左右辺に取り付けられた綱5とで構成されている(図2)。綱5の取付方は任意であるが、綱5の伸縮性を阻害しないように、経編物4の目合に綱5を挿入して取り付けるのがよい。
【0009】
経編物4としては、一般的にラッセル編物が用いられる。ラッセル編物の編組織は、従来公知のものが採用される。特に、本発明においては、2本一組の鎖編糸と各鎖編糸内に挿入された2本の挿入糸とで編成されてなり、所定のコースにおいて、各挿入糸は、隣り合う組の鎖編糸に挿入されることによって結節部が構成されているラッセル編物を用いるのが好ましい。かかるラッセル編組織の一部は、図3に示したようなものである。すなわち、鎖編糸6aと6bの2本で一組となり、鎖編糸6cと6dの2本で一組となっている。そして、鎖編糸6aには挿入糸7a1 と7a2 の2本が挿入され、鎖編糸6bには挿入糸7b1 と7b2 の2本が挿入され、鎖編糸6cには挿入糸7c1 と7c2 の2本が挿入され、鎖編糸6dには挿入糸7d1 と7d2 の2本が挿入されている。鎖編糸6a、6b、6c及び6dに挿入されている各挿入糸は、間隔を置いた所定のコースにおいて、左右に飛んで隣り合う他の組の鎖編糸に挿入され、結節部が構成されている。すなわち、所定のコースにおいて、挿入糸7a1 及び7a2 は右方向に飛んで鎖編糸6cに挿入された後、元に戻って鎖編糸6aに挿入され、挿入糸7b1 と7b2 も右方向に飛んで鎖編糸6dに挿入された後、元に戻って鎖編糸6bに挿入される。一方、挿入糸7c1 と7c2 は左方向に飛んで鎖編糸6aに挿入された後、元に戻って鎖編糸6cに挿入され、挿入糸7d1 と7d2 も左方向に飛んで鎖編糸6bに挿入された後、元に戻って鎖編糸6dに挿入される。以上のようにして、ラッセル編物の経方向及び緯方向に多数の結節部が形成されるのである。鎖編糸の軸方向における結節部間の距離は50〜100mm程度となっており、目合が50〜100mm程度のラッセル編物となっている。目合が大きすぎると、落石が目合を通過しやすくなる。また、目合が小さすぎると、綱5を目合に挿入しにくくなる。
【0010】
経編物4を構成する糸としては、従来公知のものが用いられる。特に、高強度のマルチフィラメント糸が用いられ、具体的には1000〜4000デシテックス/100〜400フィラメント程度のマルチフィラメント糸を十数本合糸したものを用いるのが好ましい。また、マルチフィラメント糸の素材としては、耐候性に優れたポリエステルが好ましく、特に黒色に原着されたポリエステルが好ましい。
【0011】
綱5は、伸縮性を持った特定のものが採用される。一般的に、綱は数本以上の糸を撚って作成したストランドを数本以上用いて、さらに撚り合わせたものであり、種々のタイプがある。たとえば、単に複数本のストランドを撚り合わせた撚りロープ、複数本のストランドを異なる方向に交差するようにして撚り合わせたクロスロープ(図4)、複数本のストランドを筒状に編成した編みロープ等が知られている。本発明で用いる綱5は、クロスロープの一種であるが、従来のクロスロープとは異なる構成となっているものである。
【0012】
一般的なクロスロープは、図4に示したとおり、2本のストランドが一組となっており、各組のストランドをS巻き及びZ巻きとして交差させて編組したものである。具体的に説明すると、以下のとおりである。すなわち、ストランド8aと8bが一組となり、ストランド8cと8dが一組となり、ストランド8eと8fが一組となり、ストランド8gと8hが一組となっている。すなわち、四組のストランドが用いられている。そして、ストランド8aと8b及びストランド8cと8dがS巻きとなり、ストランド8eと8f及びストランド8gと8hがZ巻きとなるように、交差して編組されたものである。なお、S巻きというのは、ロープを側面から見たとき、その撚りの方向が左上から右下となっているものをいい、Z巻きというのは、ロープを側面から見たとき、その撚りの方向が右上から左下となっているものをいう。
【0013】
ところで、各ストランド8a,8b・・・も、数十本〜数百本の糸を撚って作成したものであるから、撚り方向としては、S撚りとZ撚りがある。一般的なクロスロープは、S撚りのストランドはZ巻きにし、Z撚りのストランドはS巻きにする。図4に基づいて具体的に説明すると、S巻きとなっているストランド8a、8b、8c及び8dは、Z撚りのストランドが採用され、Z巻きとなっているストランド8e、8f、8g及び8hは、S撚りのストランドが採用される。この理由は、Z撚りのストランドはS方向に戻ろうとするトルクを内在しており、これをS巻きにすると、このトルクが低減し、クロスロープに内在するトルクが少なくなって、各ストランドが密着しクロスロープが安定するからである。すなわち、ストランドを用いてクロスロープを作成するには、ストランドの撚り方向とは逆方向に撚ってクロスロープを得るのが技術常識なのである。
【0014】
しかるに、本発明においては、この技術常識に反して、S巻きとなっているストランド8a、8b、8c及び8dに、S撚りのストランドを採用し、Z巻きとなっているストランド8e、8f、8g及び8hに、Z撚りのストランドを採用したものである(図5)。これによって、S撚りのストランドに内在しているトルクは、S巻きによってさらに増大し、綱5としたときZ方向(図5の符号10で示す方向)にトルクが働く。一方、Z撚りのストランドに内在しているトルクは、Z巻きによってさらに増大し、綱5としたときS方向(図5の符号11で示す方向)にトルクが働く。この結果、S撚りの一組のストランドとZ撚りの一組のストランドの間に若干の隙間が生じると共に、綱5が収縮した状態となる。収縮した状態となっているから、この綱5に引張力が働けば綱5は伸長し、引張力を解除すれば綱5は元の収縮した状態に戻る。
【0015】
本発明は、綱5が上記した伸縮力を有しているので、落石を落石防護ネットが受けとめたとき、経編物4の変形に対応して、綱5も伸長するのである。具体的には、図6に示したとおり、落石を落石防護ネットが受けとめたとき、経編物4は車道や家屋等の方向にお椀状に変形し、経編物4の上下左右辺に取り付けられている綱5は、各々、車道や家屋等の方向に弓状に伸長変形するのである。すなわち、本発明に係る落石防護ネットは、経編物4の変形性と綱5の伸長性の両者によって、落石を受けとめるため、落石の衝撃を十分に吸収することができる。
【0016】
綱5は、糸からストランドを得、このストランドを編組して得られるものである。ここで、糸としては、1000〜2000デシテックス/100〜200フィラメント程度のマルチフィラメント糸を用いるのが好ましい。かかる糸を数本合撚して下撚糸を得、ついで下撚糸を数本合撚して上撚糸を得、最後に上撚糸を数十本合撚してストランドが得られる。上撚糸を合撚する際に、S撚り及びZ撚りで行って、S撚り及びZ撚りのストランドとする。したがって、ストランドは、数十万デシテックス/数万フィラメントの繊維量となっている。このストランドの2本を一組とし、複数組を用いて綱5が編組される。一般的には、図4及び図5に示したとおり、四組のストランドが用いられる。ストランドを2本一組とするのは、綱の強度、伸縮性及び直線性が最も発現しやすいからである。ストランド1本を用いて編組すると、綱が低強度となり、しかも伸縮性の発現も少ない。ストランドを3本以上を一組とすると、内在トルクが高くなりすぎて、綱自体がトルクによって捩れやすくなる。また、ストランドの組数は任意であるが、一般的には四組が用いられる。一般的な編組機械は、給ストラング口が四組となっている。
【0017】
本発明に係る落石防護ネットは、山裾等に立設された支柱間に張設され、斜面からの落石を防護ネットで受けとめて、山裾等に在る車道や家屋等への直接の落石を防止するものである。また、本発明に係る落石防護ネットは、支柱間のみではなく、既存の立木や施設間に張設して用いることもできる。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る落石防護ネットは、経編物と経編物の上下左右辺に取り付けられた綱との共働作用によって、落石を受けとめたときの衝撃を十分に吸収でき、支柱等が傾倒するのを防止しうるという効果を奏する。
【実施例】
【0019】
鎖編糸となる糸として、1670デシテックス/192フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸(ユニチカ社製、品番「S−132」)を13本合糸したものを用い、一方挿入糸となる糸として、1670デシテックス/192フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸(ユニチカ社製、品番「S−132」)を12本合糸したものを用い、図3の編組織で、目合を75mmとしたラッセル編物を製造した。一方、1670デシテックス/120フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸(ユニチカ社製の高強力糸、品番「S−723」)を4本撚り合わせ、撚数30回/30cmの下撚糸を作成し、下撚糸を3本撚り合わせ、撚数28回/30cmの上撚糸を作成し、最後に上撚糸を12本撚り合わせて、撚数7.5回/30cmのストランドを得た。上撚糸はS撚り及びZ撚りとして、S撚りのストランドSとZ撚りのストランドZを得た。S撚りのストランドS2本を一組とし二組準備し、Z撚りのストランドZ2本を一組とし二組準備し、ストランドSはS巻きにストランドZはZ巻きにして、図5に示したように編組して綱を得た。なお、巻き数は、いずれも1回/インチとした。この綱の伸度は20.5%で引張強力は56kNであった。横5mで縦3.2mのラッセル編物の上下左右辺において、ラッセル編物の目合を通して綱を取り付けた。以上のようにして落石防護ネットを得た。
【0020】
この落石防護ネットを支柱間に張設し、570kgの錘を高さ18.5mから落としたとき、この衝撃を十分に吸収できた。落石防護ネットに錘が衝突したときのエネルギーは約100kJであるから、実施例の落石防護ネットは、100kJの衝突エネルギーを吸収しうる能力を持つものと認められる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】落石防護柵の模式的斜視図である。
図2】本発明の一例に係る落石防護ネットの平面図である。
図3】本発明に用いるラッセル編物の編組織図である。
図4】一般的なクロスロープの側面図である。
図5】本発明に用いる綱の側面図である。
図6】本発明の一例に係る落石防護ネットに落石が生じたときの変形状態を模式的に示した側面図である。
【符号の説明】
【0022】
1 支柱
2 落石防護ネット
3 ワイヤーロープ
4 経編物
5 綱
6a,6b,6c,6d 鎖編糸
7a1 ,7a2 ,7b1 ,7b2 ,7c1 ,7c2 ,7d1 ,7d2 挿入糸
8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g,8h ストランド
10 S撚りのストランドをS巻きしたときに内在するトルクの方向
11 Z撚りのストランドをZ巻きしたときに内在するトルクの方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6