特許第6346340号(P6346340)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6346340コンバージョン計測方法及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6346340
(24)【登録日】2018年6月1日
(45)【発行日】2018年6月20日
(54)【発明の名称】コンバージョン計測方法及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20180611BHJP
【FI】
   G06F13/00 540R
   G06F13/00 540P
【請求項の数】4
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-88375(P2017-88375)
(22)【出願日】2017年4月27日
(62)【分割の表示】特願2016-126344(P2016-126344)の分割
【原出願日】2013年2月21日
(65)【公開番号】特開2017-134866(P2017-134866A)
(43)【公開日】2017年8月3日
【審査請求日】2017年5月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100164471
【弁理士】
【氏名又は名称】岡野 大和
(74)【代理人】
【識別番号】100188307
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】田中 聡
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 喬之
【審査官】 北川 純次
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−008233(JP,A)
【文献】 特開2012−137805(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/146932(WO,A1)
【文献】 特開2001−283083(JP,A)
【文献】 特開2010−009207(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末と通信可能な情報処理装置が実行するコンバージョン計測方法であって、
前記通信端末における第1のアプリケーションの起動に応じて、識別情報を発行するステップと、
前記第1のアプリケーションが起動された通信端末の画面に、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの広告を表示するステップと、
前記第2のアプリケーションを指定する操作に基づき、前記第2のアプリケーションにより送信される前記識別情報と、前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報とを含む、コンバージョン判定データを格納するステップと、
前記通信端末の画面を、前記第2のアプリケーションをインストールする操作を実行可能な画面に遷移させるステップと、
を含み、
前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションに、前記通信端末における特定の記憶領域にアクセスするためのプログラムが組み込まれている、
コンバージョン計測方法。
【請求項2】
前記第2のアプリケーションが前記通信端末においてインストールされたことを示す通知を受信すると、前記コンバージョン判定データが格納されているか否かを判定するステップ
をさらに含む、請求項1に記載のコンバージョン計測方法。
【請求項3】
前記第2のアプリケーションを起動させるための指示を受け付けた時刻を示す時刻情報を格納するステップと、
前記第2のアプリケーションが前記通信端末において起動された時刻が前記時刻情報によって示される時刻から予め定められた期間内であるかを判定するステップとをさらに含み、
前記予め定められた期間内であると判定された場合に、前記コンバージョン判定データを格納する、
請求項1又は請求項2記載のコンバージョン計測方法。
【請求項4】
通信端末と通信可能な情報処理装置であって、
前記通信端末における第1のアプリケーションの起動に応じて、識別情報を発行する発行手段と、
前記第1のアプリケーションが起動された通信端末の画面に、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの広告を表示する表示手段と、
前記第2のアプリケーションを指定する操作に基づき、前記第2のアプリケーションにより送信される前記識別情報と、前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報とを含む、コンバージョン判定データを格納する格納手段と、
を備え、
前記表示手段は、前記コンバージョン判定データが格納されると、前記通信端末の画面を、前記第2のアプリケーションをインストールする操作を実行可能な画面に遷移させ、
前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションに、前記通信端末における特定の記憶領域にアクセスするためのプログラムが組み込まれている、
ことを特徴とする、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバージョン計測方法及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、例えば端末においてアプリケーションが起動されている際に、当該端末の画面上に他のアプリケーション等に関する広告(以下、アプリ内広告と表記)を表示することが行われている。
【0003】
このようなアプリ内広告においては、コンバージョンの発生を計測する必要がある。なお、コンバージョンは、アプリ内広告に起因(例えば、アプリ内広告をクリックする等)して当該アプリ内広告によって宣伝されているアプリケーションがインストール及び起動されるといった最終的な成果を表すものであり、有料施策であるアプリ内広告の費用対効果等を把握するために重要な指標である。
【0004】
このアプリ内広告に対するコンバージョンの発生を正確に計測するためには、一般的に、UDID(Unique Device Identifier)またはAndroid(登録商標)ID等の端末IDを用いる必要がある。なお、UDIDは、iPhone(登録商標)等のiOS(登録商標)端末に割り当てられている固有の識別コードである。一方、Android(登録商標)IDは、Android端末に割り当てられている識別コードである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−32659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年ではUDIDの利用が非推奨となり、コンバージョンの発生を計測するために当該UDIDを利用することは好ましくない。
【0007】
また、例えばwebサイト等の提供者がwebブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組みであるcookieの情報をもとにコンバージョンの発生を計測する場合がある。しかしながら、iPhone等のスマートフォンでは、3rd party cookieの挙動に制限があるため、広告配信時にcookieを利用することはできない。
【0008】
更に、cookieを用いた実装では、例えば広告のクリック時及びコンバージョン発生時に、ブラウザ(アプリケーション)を起動する必要があり、利便性が低い。
【0009】
そこで、本発明の目的は、端末ID及びcookie情報を用いることなくコンバージョンの発生を計測することが可能なコンバージョン計測方法及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の1つの態様によれば、
通信端末と通信可能な情報処理装置が実行するコンバージョン計測方法であって、
前記通信端末における第1のアプリケーションの起動に応じて、識別情報を発行するステップと、
前記第1のアプリケーションが起動された通信端末の画面に、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションの広告を表示するステップと、
前記第2のアプリケーションを指定する操作に基づき、前記第2のアプリケーションにより送信される前記識別情報と、前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報とを含む、コンバージョン判定データを格納するステップと、
前記通信端末の画面を、前記第2のアプリケーションをインストールする操作を実行可能な画面に遷移させるステップと、
を含み、
前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションに、前記通信端末における特定の記憶領域にアクセスするためのプログラムが組み込まれている。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、端末ID及びcookie情報を用いることなくコンバージョンの発生を計測することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係るコンバージョン計測システムのハードウェア構成を示す図。
図2図1に示す通信端末10の主として機能構成を示す図。
図3図1に示す広告配信サーバ20の主として機能構成を示すブロック図。
図4図1に示すリダイレクトサーバ30の主として機能構成を示すブロック図。
図5図1に示すコンバージョンサーバ40の主として機能構成を示すブロック図。
図6図4に示す格納部33に格納されるコンバージョン判定データのデータ構造の一例を示す図。
図7図4に示す格納部33に格納されるコンバージョン発生データのデータ構造の一例を示す図。
図8】本実施形態に係るコンバージョン計測システムの処理手順を示すシーケンスチャート。
図9】コンバージョン判定処理の処理手順を示すフローチャート。
図10】本実施形態に係るコンバージョン計測システム全体の動作を概略的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係るコンバージョン計測システムのハードウェア構成を示す。本実施形態に係るコンバージョン計測システムは、通信端末10、広告配信サーバ20、リダイレクトサーバ30及びコンバージョンサーバ40を備える。なお、通信端末10、広告配信サーバ20、リダイレクトサーバ30及びコンバージョンサーバ40は、例えばインターネットのようなネットワーク50を介して互いに通信可能に接続される。
【0015】
通信端末10は、ユーザによって利用される端末であり、例えばスマートフォン、フィーチャーフォン及びタブレット端末等を含む。通信端末10においては、当該通信端末10にインストールされた各種アプリケーションが起動(実行)される。このようにアプリケーションが起動されている際には、通信端末10の画面上には他のアプリケーション等に関する広告(以下、アプリ内広告と表記)が表示される。なお、ネットワーク50に接続される通信端末10は複数存在するが、図1においては、便宜的に1つの通信端末10のみが示されている。
【0016】
広告配信サーバ20は、通信端末10の画面に表示されるアプリ内広告の内容を示すデータ(広告データ)を保持し、当該通信端末10からの要求に応じて当該広告データを提供する機能を有する。
【0017】
リダイレクトサーバ30は、例えば通信端末10に対するユーザの操作に応じて所定画面(ページ)を表示する(つまり、リダイレクトする)機能を有する。
【0018】
コンバージョンサーバ40は、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告に対するユーザの操作等に応じてコンバージョンの発生を計測するためのサーバである。なお、コンバージョンは、例えばユーザがアプリ内広告をクリックして当該アプリ内広告によって宣伝されているアプリケーションがインストール及び起動されるといった、当該アプリ内広告の最終的な成果を表すものである。
【0019】
図2は、図1に示す通信端末10の主として機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、通信端末10は、問い合わせ処理部11、格納部12、広告表示処理部13及び通知部14を含む。本実施形態において、問い合わせ処理部11、広告表示処理部13及び通知部14は、通信端末10において起動される各種アプリケーションに組み込まれているプログラムによって実現される機能部であるものとする。
【0020】
問い合わせ処理部11は、通信端末10においてアプリケーション(第1のアプリケーション)が起動された場合に、当該通信端末10の画面にアプリ内広告(第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに関する広告)を表示するために広告配信サーバ20に対して問い合わせを行う。また、問い合わせ処理部11は、広告配信サーバ20に対する問い合わせの結果として、通信端末10の画面に表示されるアプリ内広告及び後述するユーザ識別情報(以下、ユーザIDと表記)を広告配信サーバ20から受信する。
【0021】
格納部12には、問い合わせ処理部11によって受信されたユーザIDが格納される。
【0022】
広告表示処理部13は、アプリケーションが起動された通信端末10の画面に、問い合わせ処理部11によって受信されたアプリ内広告を表示する処理を実行する。
【0023】
通知部14は、広告表示処理部13によって表示されたアプリ内広告を指定する操作(つまり、通信端末10の画面上でアプリ内広告に対するクリック操作またはタップ操作等)がユーザによって行われた場合、当該アプリ内広告が指定された旨をリダイレクトサーバ30に通知する。この場合、通知部14は、格納部12に格納されたユーザID及び広告表示処理部13によって表示されたアプリ内広告を識別するための広告識別情報(以下、広告IDと表記)を含むクリック通知をリダイレクトサーバ30に通知(送信)する。
【0024】
また、通知部14は、アプリ内広告によって宣伝されているアプリケーションが通信端末10において初回起動された場合、当該アプリケーションが起動された旨をコンバージョンサーバ40に通知する。この場合、通知部14は、格納部12に格納されたユーザID及び通信端末10において起動されたアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報(以下、アプリケーションIDと表記)を含む起動完了通知をコンバージョンサーバ40に通知(送信)する。
【0025】
図3は、図1に示す広告配信サーバ20の主として機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、広告配信サーバ20は、問い合わせ受付部21、広告取得部22、ID発行部23及び広告配信部24を含む。
【0026】
問い合わせ受付部21は、上記した通信端末10からの問い合わせ(通信端末10の画面にアプリ内広告を表示するための問い合わせ)を受け付ける。
【0027】
広告取得部22は、問い合わせ受付部21によって受け付けられた問い合わせに応じたアプリ内広告を取得する。具体的には、広告取得部22は、広告配信サーバ20内で保持されている広告データに基づいて、通信端末10の画面に表示されるアプリ内広告(広告クリエイティブ)を取得する。なお、広告取得部22によって取得されるアプリ内広告は、予め定められたものであってもよいし、例えば通信端末10を利用するユーザの属性情報等に基づいて決定されるものであってもよい。
【0028】
ID発行部23は、問い合わせ受付部21によって受け付けられた問い合わせに対してIDを発行する。ここでID発行部23によって発行されるIDは、例えば問い合わせを行った通信端末10を利用するユーザに割り当てられたユーザIDである。
【0029】
広告配信部24は、広告取得部22によって取得されたアプリ内広告及びID発行部23によって発行されたユーザIDを通信端末10に対して配信(送信)する。
【0030】
図4は、図1に示すリダイレクトサーバ30の主として機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、リダイレクトサーバ30は、受信部31、データ格納処理部32、格納部33及びリダイレクト処理部34を含む。
【0031】
受信部31は、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告を指定する操作がユーザによって行われた際に当該通信端末10に含まれる通知部14によって送信されたクリック通知(ユーザID及び広告IDを含む)を受信する。
【0032】
データ格納処理部32は、受信部31によって受信されたユーザID及び広告IDと、アプリ内広告によって宣伝されるアプリケーションを識別するためのアプリケーションIDと、通信端末10においてアプリ内広告を指定する操作が行われた時刻(受信部31によってクリック通知が受信された時刻)を示す時刻情報とを含むコンバージョン判定データ(クリックデータ)を格納部33に格納する。
【0033】
リダイレクト処理部34は、通信端末10に対するユーザの操作に応じて、当該通信端末10に所定画面を表示させるために、予め定められたアプリケーション(例えば、ストアアプリケーション)にリダイレクトを行う。
【0034】
図5は、図1に示すコンバージョンサーバ40の主として機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、コンバージョンサーバ40は、受信部41、判定処理部42及びコンバージョン処理部43を含む。
【0035】
受信部41は、アプリ内広告によって宣伝されているアプリケーションが通信端末10において初回起動された際に当該通信端末10に含まれる通知部14によって送信された起動完了通知(ユーザID及びアプリケーションIDを含む)を受信する。
【0036】
判定処理部42は、受信部41によって受信されたユーザID及びアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データがリダイレクトサーバ40に含まれる格納部33に格納されているか否かを判定する。
【0037】
判定処理部42は、受信部41によって受信されたユーザID及びアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データが格納部33に格納されていると判定された場合、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告に対してコンバージョンが発生した旨を示すコンバージョン発生データを生成する。このコンバージョン発生データには、例えばコンバージョン判定データ及びコンバージョンが発生した旨を示すフラグが含まれる。
【0038】
判定処理部42によって生成されたコンバージョン発生データは、リダイレクトサーバ30に含まれる格納部33に格納される。
【0039】
コンバージョン処理部43は、リダイレクトサーバ30に含まれる格納部33に格納されているコンバージョン発生データに基づいて、アプリ内広告に対するコンバージョンの発生を計測する処理を行う。このようにコンバージョンの発生を計測することによって、有料施策であるアプリ内広告の費用対効果等を把握することができる。
【0040】
図6は、図4に示す格納部33に格納されるコンバージョン判定データのデータ構造の一例を示す。なお、コンバージョン判定データは、上記したように通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告を指定する操作がユーザによって行われた際に格納部33に格納される情報である。
【0041】
図6に示すように、コンバージョン判定データには、ユーザID、広告ID、アプリケーションID及び時刻情報が対応づけて含まれる。ユーザIDは、広告配信サーバ20に対して問い合わせを行った通信端末10を利用するユーザに対して割り当てられた識別子である。広告IDは、ユーザの操作に応じて指定されたアプリ内広告を識別するための識別子である。アプリケーションIDは、広告IDによって識別される広告(アプリ内広告)によって宣伝されるアプリケーションを識別するための識別子である。時刻情報は、ユーザの操作に応じてアプリ内広告が指定された時刻を示す。
【0042】
図6に示す例では、コンバージョン判定データには、ユーザID「0001」、広告ID「広告1」、アプリケーションID「B」及び時刻情報「時刻1」が対応づけて含まれている。このコンバージョン判定データによれば、ユーザID「0001」が割り当てられたユーザによって利用される通信端末10においてアプリケーションID「B」によって識別されるアプリケーションを宣伝する広告ID「広告1」によって識別される広告(アプリ内広告)が時刻情報「時刻1」によって示される時刻に指定(クリック)されたことが示される。
【0043】
同様に、コンバージョン判定データには、ユーザID「0002」、広告ID「広告2」、アプリケーションID「A」及び時刻情報「時刻2」が対応づけて含まれている。このコンバージョン判定データによれば、ユーザID「0002」が割り当てられたユーザによって利用される通信端末10においてアプリケーションID「A」によって識別されるアプリケーションを宣伝する広告ID「広告2」によって識別される広告(アプリ内広告)が時刻情報「時刻2」によって示される時刻に指定(クリック)されたことが示される。
【0044】
図7は、図4に示す格納部33に格納されるコンバージョン発生データのデータ構造の一例を示す。
【0045】
図7に示すように、コンバージョン発生データには、上記したコンバージョン判定データ(ユーザID、広告ID、アプリケーションID及び時刻情報)及びコンバージョンが発生した旨を示すフラグが対応づけて含まれる。
【0046】
図7に示す例では、コンバージョン発生データには、ユーザID「0001」、広告ID「広告1」、アプリケーションID「B」、時刻情報「時刻1」及びフラグ「発生」が対応づけて含まれている。このコンバージョン発生データによれば、ユーザID「0001」が割り当てられたユーザによって利用される通信端末10において、アプリケーションID「B」によって識別されるアプリケーションを宣伝する広告ID「広告1」によって識別される広告(アプリ内広告)に対するコンバージョンが発生した旨が示されている。
【0047】
同様に、コンバージョン発生データには、ユーザID「0002」、広告ID「広告2」、アプリケーションID「A」、時刻情報「時刻2」及びフラグ「発生」が対応づけて含まれている。このコンバージョン発生データによれば、ユーザID「0002」が割り当てられたユーザによって利用される通信端末10において、アプリケーションID「A」によって識別されるアプリケーションを宣伝する広告ID「広告2」によって識別される広告(アプリ内広告)に対するコンバージョンが発生した旨が示されている。
【0048】
次に、図8のシーケンスチャートを参照して、本実施形態に係るコンバージョン計測システムの処理手順について説明する。
【0049】
まず、通信端末10においてアプリケーションが起動されたものとする(ステップS1)。以下、ここで通信端末10において起動されたアプリケーションをアプリケーションAと称する。
【0050】
このように通信端末10においてアプリケーションAが起動された場合、当該通信端末10に含まれる問い合わせ処理部11は、当該通信端末10の画面にアプリ内広告を表示するために広告配信サーバ20に対して問い合わせ(広告配信リクエスト)を行う(ステップS2)。
【0051】
この場合、広告配信サーバ20に含まれる広告取得部22は、通信端末10の画面に表示するアプリ内広告(広告クリエイティブ)を取得する。以下、広告取得部22によって取得されたアプリ内広告によって宣伝されるアプリケーションをアプリケーションBと称する。
【0052】
また、広告配信サーバ20に含まれるID発行部23は、通信端末10を利用するユーザに割り当てられるユーザIDを発行する(ステップS3)。なお、ID発行部23によって発行されるユーザIDは、他のユーザIDと重複しないように広告配信サーバ20において管理される。
【0053】
広告配信サーバ20に含まれる広告配信部24は、通信端末10からの問い合わせに対する応答として、アプリ内広告及びユーザIDを通信端末10に送信する(ステップS4)。
【0054】
通信端末10に含まれる問い合わせ処理部11は、広告配信サーバ20(に含まれる広告配信部24)によって送信されたアプリ内広告及びユーザIDを受信する。問い合わせ処理部11は、受信されたユーザIDを格納部12に格納する(ステップS5)。なお、問い合わせ処理部11は、ユーザIDを特定の名前(キー名)で格納する。また、格納部12には、例えばペーストボード及びファイル等の端末内共有スペースが含まれる。
【0055】
通信端末10に含まれる広告表示処理部13は、問い合わせ処理部11によって受信されたアプリ内広告を、アプリケーションAが起動された通信端末10の画面に表示する(ステップS6)。
【0056】
ここで、ユーザは、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告を指定する操作を行うことができる。具体的には、ユーザは、アプリ内広告に対してクリック操作(または、タップ操作)を行うことができる。このような操作がユーザによって行われた場合、通信端末10に含まれる通知部14は、格納部12に格納されたユーザID及びアプリ内広告を識別するための広告IDを含むクリック通知(つまり、アプリ内広告を指定する操作が行われた旨を示す通知)をリダイレクトサーバ30に通知(送信)する(ステップS7)。
【0057】
リダイレクトサーバ30に含まれる受信部31は、通信端末10(に含まれる通知部14)によって送信されたクリック通知を受信する。リダイレクトサーバ30に含まれるデータ格納処理部32は、受信部31によって受信されたクリック通知に含まれるユーザID及び広告ID、当該広告IDによって識別される広告(アプリ内広告)によって宣伝されるアプリケーションBを識別するためのアプリケーションID及びクリック通知が受信された時刻(通信端末10においてアプリ内広告に対するクリック操作が行われた時刻)を示す時刻情報を含むコンバージョン判定データを生成する。なお、アプリケーションIDは、例えば広告IDに基づいて取得されるが、リダイレクトサーバ30の内部で取得されてもよいし、リダイレクトサーバ30の外部から取得されても構わない。
【0058】
データ格納処理部32は、生成されたコンバージョン判定データを格納部33に格納する(ステップS8)。
【0059】
ステップS8の処理が実行されると、リダイレクトサーバ30に含まれるリダイレクト処理部34は、例えばアプリケーションBのインストールを行うことが可能なストアアプリにリダイレクトを行う(ステップS9)。
【0060】
これにより、通信端末10の画面は所定画面(アプリケーションBをインストール可能な画面)に遷移し(ステップS10)、当該アプリケーションBのインストールをユーザに対して促すことができる。
【0061】
ここで、ユーザの操作に応じて、通信端末10においてアプリケーションBがインストールされたものとする(ステップS11)。
【0062】
また、通信端末10においてアプリケーションBが初回起動されたものとする(ステップS12)。
【0063】
この場合、通信端末10に含まれる通知部14は、格納部12に格納されているユーザIDを取得する(ステップS13)。この場合、上述したキー名を用いることによってユーザIDを取得することができる。
【0064】
ここで、通知部14は、取得されたユーザID及び通信端末10において起動されたアプリケーションBを識別するためのアプリケーションIDを含む起動完了通知をコンバージョンサーバ40に通知(送信)する(ステップS14)。
【0065】
コンバージョンサーバ40に含まれる受信部41は、通信端末10(に含まれる通知部14)によって送信された起動完了通知を受信する。コンバージョンサーバ40に含まれる判定処理部42は、リダイレクトサーバ30に含まれる格納部33を参照して、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告に対してコンバージョンが発生したか否かを判定する処理(以下、コンバージョン判定処理と表記)を実行する(ステップS15)。なお、このコンバージョン判定処理の詳細については後述する。
【0066】
コンバージョン判定処理においてコンバージョンが発生したと判定された場合、判定処理部42は、当該コンバージョンが発生した旨を示すコンバージョン発生データを生成する(ステップS16)。このコンバージョン発生データには、受信部41によって受信された起動完了通知に含まれるユーザID及びアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データ及びコンバージョンが発生した旨を示すフラグが含まれる。
【0067】
判定処理部42によって生成されたコンバージョン発生データは、リダイレクトサーバ30に送信される(ステップS17)。
【0068】
リダイレクトサーバ30に含まれるデータ格納処理部32は、コンバージョンサーバ40から送信されたコンバージョン発生データを、格納部33に格納する(ステップS18)。このようなコンバージョン発生データを参照することにより、例えばアプリ内広告に対して発生したコンバージョンを計測することが可能となる。
【0069】
次に、図9のフローチャートを参照して、上述したコンバージョン判定処理(図8に示すステップS15の処理)の処理手順について説明する。
【0070】
まず、判定処理部42は、受信部41によって受信された起動完了通知に含まれるユーザID及びアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データ(以下、対象コンバージョン判定データと表記)がリダイレクトサーバ30に含まれる格納部33に格納されているか否かを判定する(ステップS21)。
【0071】
対象コンバージョン判定データが格納部33に格納されていると判定された場合(ステップS21のYES)、判定処理部42は、当該コンバージョン判定データに含まれる時刻情報によって示される時刻が現在時刻(通信端末10においてアプリケーションBが初回起動された時刻)から予め定められた期間内であるか否かを判定する(ステップS22)。なお、このステップS22における予め定められた期間とは、コンバージョンの発生とみなせる期間であり、例えば数日程度であるものとする。
【0072】
予め定められた期間内であると判定された場合(ステップS22のYES)、判定処理部42は、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告に対してコンバージョンが発生したと判定する(ステップS23)。この場合、上述した図8に示すステップS16以降の処理が実行される。
【0073】
一方、対象コンバージョン判定データが格納部33に格納されていないと判定された場合(ステップS21のNO)、または予め定められた期間内でないと判定された場合(ステップS22のNO)、判定処理部42は、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告に対してコンバージョンが発生していないと判定する(ステップS24)。この場合、上述した図8に示すステップS16以降の処理は実行されない。
【0074】
ここで、図10は、本実施形態に係るコンバージョン計測システム全体の動作を概略的に示す図である。なお、ここではコンバージョン計測システム全体の動作を概略的に説明するものとし、上述した説明と重複する部分についてはその詳しい説明を省略する。
【0075】
本実施形態に係るコンバージョン計測システムにおいて、通信端末10でアプリケーションA(アプリA)が起動された場合、通信端末10は、アプリ内広告を表示するために広告配信サーバ20に対して問い合わせを行う。この場合、通信端末10は、通信端末10に表示するアプリ内広告を要求する広告配信リクエストを広告配信サーバ20に送信する(ステップS31)。
【0076】
次に、広告配信サーバ20は、通信端末10からの問い合わせ(広告配信リクエスト)に対する応答として、アプリ内広告(広告クリエイティブ)及びユーザID(user ID)を通信端末10に返却する(ステップS32)。
【0077】
この場合、通信端末10においては、ユーザIDがペーストボード(Paste Board)またはファイル(File)等の端末共有スペース(格納部12)に書き込まれる(ステップS33)。また、アプリケーションAが起動された通信端末10の画面にアプリ内広告(ここでは、アプリケーションBを宣伝するアプリ内広告)が表示される。
【0078】
ここで、通信端末10の画面に表示されたアプリ内広告を指定する操作がユーザによって行われた場合、通信端末10は、リダイレクトサーバ30にクリック通知を通知する(ステップS34)。
【0079】
なお、上記したステップS31〜S34において説明した通信端末10の処理は、通信端末10がアプリケーションA(に組み込まれているプログラム)を実行することによって実現されるものとする。
【0080】
リダイレクトサーバ30では、通信端末10からのクリック通知に基づいてコンバージョン判定データがデータベース(格納部33)に書き込まれる(ステップS35)。
【0081】
また、リダイレクトサーバ30は、通信端末10において起動されるアプリケーションをアプリケーションAからストアアプリケーションに遷移させる(ステップS36)。この場合、通信端末10には、当該ストアアプリケーションに応じた例えばアプリケーションBのインストール画面等が表示される。
【0082】
ここで、通信端末10においてアプリケーションBがインストールされて初回起動された場合、通信端末10は、上記したペーストボード(Paste Board)またはファイル(File)からユーザIDを読み込む(ステップS37)。また、通信端末10は、起動完了通知をコンバージョンサーバ40に通知する(ステップS38)。
【0083】
なお、上記したステップS37及びS38において説明した通信端末10の処理は、通信端末10がアプリケーションB(に組み込まれているプログラム)を実行することによって実現されるものとする。
【0084】
コンバージョンサーバ40は、通信端末10から通知された起動完了通知及びデータベースに格納されたコンバージョン判定情報に基づいて、コンバージョンが発生したか否かを判定(確認)する(ステップS39)。
【0085】
上記したように本実施形態においては、通信端末10においてアプリケーションA(第1のアプリケーション)が起動された場合、当該通信端末10を利用するユーザに割り当てられたユーザIDを発行し、アプリケーションAが起動された通信端末の画面に、当該アプリケーションAとは異なるアプリケーションB(第2のアプリケーション)に関するアプリ内広告を表示し、発行されたユーザIDを通信端末10内の格納部12(端末内共有スペースであるペーストボードまたはファイル等)に格納し、通信端末10に対してアプリ内広告を指定する操作がユーザによって行われた場合、格納部12に格納されたユーザID及びアプリケーションBを識別するためのアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データをリダイレクトサーバ30に含まれる格納部33に格納し、アプリケーションBが通信端末10において起動された場合、格納部12に格納されたユーザID及びアプリケーションBを識別するためのアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データが格納部33に格納されているか(つまり、コンバージョンが発生したか)を判定する構成により、端末ID及びcookie情報を用いることなくコンバージョンの発生を計測することが可能となる。
【0086】
具体的には、本実施形態によれば、アプリ内広告が表示されるアプリケーションAとコンバージョンが発生するアプリケーションBの両方に通信端末10内の同一箇所(端末内共有スペース)にアクセスするためのプログラムが組み込まれ、当該端末内共有スペースのデータ(ユーザID)を参照することにより、アプリ内広告に対する指定操作(クリック操作等)とアプリケーションBの起動との関連(つまり、コンバージョンの発生)を判定することが可能となる。
【0087】
また、本実施形態においては、格納部12に格納されたユーザID及びアプリケーションBを識別するためのアプリケーションIDを含むコンバージョン判定データが格納部33に格納されていると判定され場合(つまり、コンバージョンが発生したと判定された場合)、コンバージョンが発生した旨を示すコンバージョン発生情報を格納する構成により、当該コンバージョン発生情報を参照してコンバージョンの発生を計測することが可能となる。
【0088】
更に、本実施形態においては、アプリケーションBが通信端末10において起動された時刻がコンバージョン判定情報に含まれる時刻情報によって示される時刻から予め定められた期間内である場合にコンバージョン発生情報を格納する構成により、例えばアプリ内広告が指定されてから長期間経過後にアプリケーションBが起動されたような場合にはコンバージョンの発生として計測しないようにすることができる。
【0089】
なお、本実施形態においては、広告配信サーバ20、リダイレクトサーバ30及びコンバージョンサーバ40がそれぞれ別個の装置であるものとして説明したが、これらのサーバ20、30及び40は、1つのコンピュータ(装置)で実現されてもよいし、その機能毎に複数のコンピュータで構成されてもよい。
【0090】
また、本実施形態においては、コンバージョン判定データ及びコンバージョン発生データがリダイレクトサーバ30に含まれる格納部33に格納されるものとして説明したが、これらのデータはリダイレクトサーバ30の外部(例えば、コンバージョンサーバ40等)に格納されても構わない。
【0091】
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
以下に、本願の原出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
ユーザによって利用される第1の格納手段を有する通信端末を備えるコンバージョン計測システムが実行するコンバージョン計測方法であって、
前記通信端末において第1のアプリケーションが起動された場合、当該通信端末を利用するユーザに割り当てられたユーザ識別情報を発行するステップと、
前記第1のアプリケーションが起動された通信端末の画面に、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに関する広告を表示するステップと、
前記発行されたユーザ識別情報を前記第1の格納手段に格納するステップと、
前記通信端末に対して前記第2のアプリケーションに関する広告を指定する操作が前記ユーザによって行われた場合、前記第1の格納手段に格納されたユーザ識別情報及び前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報を含むコンバージョン判定データを第2の格納手段に格納するステップと、
前記第2のアプリケーションが前記通信端末において起動された場合、前記第1の格納手段に格納されたユーザ識別情報及び前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報を含むコンバージョン判定データが前記第2の格納手段に格納されているかを判定するステップと
を具備することを特徴とするコンバージョン計測方法。
[2]
前記第2の格納手段に格納されていると判定された場合、前記通信端末の画面に表示されたアプリ内広告に対してコンバージョンが発生した旨を示すコンバージョン発生データを第3の格納手段に格納するステップを更に具備することを特徴とする[1]記載のコンバージョン計測方法。
[3]
前記第2の格納手段に格納するステップにおいて、前記第2のアプリケーションに関する広告が指定された時刻を示す時刻情報を更に含む前記コンバージョン判定データを前記第2の格納手段に格納し、
前記第3の格納手段に格納するステップは、
前記第2のアプリケーションが前記通信端末において起動された時刻が前記第2の格納手段に格納されたコンバージョン判定データに含まれる時刻情報によって示される時刻から予め定められた期間内であるかを判定するステップと、
前記予め定められた期間内であると判定された場合に、前記コンバージョン発生データを前記第3の格納手段に格納するステップと
を含む[2]記載のコンバージョン計測方法。
[4]
前記コンバージョン計測システムは、前記通信端末と通信可能に接続され、かつ、互いに通信可能に接続される広告配信サーバ、リダイレクトサーバ及びコンバージョンサーバを更に備え、
前記広告を表示するステップ、前記第1の格納手段に格納するステップ及び前記第2のアプリケーションに関する広告を指定するステップは前記通信端末が実行し、
前記発行するステップは前記広告配信サーバが実行し、
前記第2の格納手段に格納するステップは前記リダイレクトサーバが実行し、
前記判定するステップは前記コンバージョンサーバが実行することを特徴とする[1]記載のコンバージョン計測方法。
[5]
ユーザによって利用される通信端末を備えるコンバージョン計測システムにおいて、
前記通信端末において第1のアプリケーションが起動された場合、当該通信端末を利用するユーザに割り当てられたユーザ識別情報を発行する発行手段と、
前記第1のアプリケーションが起動された通信端末の画面に、前記第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに関する広告を表示する表示手段と、
前記発行されたユーザ識別情報を格納する第1の格納手段と、
前記通信端末に対して前記第2のアプリケーションに関する広告を指定する操作が前記ユーザによって行われた場合、前記第1の格納手段に格納されたユーザ識別情報及び前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報を含むコンバージョン判定データを格納する第2の格納手段と、
前記第2のアプリケーションが前記通信端末において起動された場合、前記第1の格納手段に格納されたユーザ識別情報及び前記第2のアプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報を含むコンバージョン判定データが前記第2の格納手段に格納されているかを判定する判定処理手段と
を具備することを特徴とするコンバージョン計測システム。
【符号の説明】
【0092】
10…通信端末、20…広告配信サーバ、30…リダイレクトサーバ、40…コンバージョンサーバ、50…ネットワーク、11…問い合わせ処理部、12…格納部、13…広告表示処理部、14…通知部、21…問い合わせ受付部、22…広告取得部、23…ID発行部、24…広告配信部、31…受信部、32…データ格納処理部、33…格納部、34…リダイレクト処理部、41…受信部、42…判定処理部、43…コンバージョン処理部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10