【文献】
Huawei,Correction on MCH transmission[online], 3GPP TSG-RAN WG3#85bis R3-142330,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_85bis/Docs/R3-142330.zip>,2014年 9月26日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
システム情報ブロックメッセージを送信する前に、eNBがマルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)のコンフィギュレーション更新メッセージを受信することをさらに含み、
前記システム情報ブロックメッセージを送信することは、エアインターフェースを介してシステム情報ブロックメッセージを送信することを含み、
前記システム情報ブロックメッセージの内容は、前記M2セットアップ応答メッセージ、eNBコンフィギュレーション更新応答メッセージ及び前記MCEコンフィギュレーション更新メッセージのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成される、
請求項2に記載のデータ送信方法。
前記第1受信モジュールはさらに、MCEコンフィギュレーション更新メッセージを受信するように構成され、前記第1送信モジュールは、エアインターフェースを介して、システム情報ブロックメッセージを送信するように構成され、
前記システム情報ブロックメッセージの内容は、前記M2セットアップ応答メッセージ、eNBコンフィギュレーション更新応答メッセージと前記MCEコンフィギュレーション更新メッセージのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成を行う請求項9に記載の基地局。
【発明の概要】
【0005】
これを鑑み、本発明の実施例はデータ送信方法、装置及び記憶媒体を提供し、eNB側にMCCHをベアラするPMCHが存在しない場合、MCCHのデータが正常に送信されることができることを実現する。
【0006】
本発明の実施例の技術案は下記のように実現される。
【0007】
本発明の実施例はデータ送信方法を提供し、前記データ送信方法は、eNBは、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、システム情報ブロック(System Information Block)メッセージを送信することと、前記System Information Blockメッセージに基づき、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・シングル周波数・ネットワーク(MBSFN:Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)のエリアコンフィギュレーション(Area Configuration)メッセージを構成することと、前記System Information Blockメッセージの構成、または前記MBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づき、データのスケジューリングを行うことと、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信することと、含む。
【0008】
一つの実施例において、前記MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認することは、eNBがM2セットアップ応答(SETUP RESPONSE)メッセージを受信し、MBMSスケジューリング情報(SCHEDULING INFORMATION)メッセージが受信されていない場合、MCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認すること、または、eNBがMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを受信し、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージに基づいてMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認すること、を含む。
【0009】
一つの実施例において、System Information Blockメッセージを送信する前に、前記データ送信方法はさらに、eNBはマルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE:Multi−cell/multicast Coordination Entity)のコンフィギュレーション更新(CONFIGURATION UPDATE)メッセージを受信することを含み、それに応じて、前記System Information Blockメッセージを送信することは、エアインターフェースを介してSystem Information Blockメッセージを送信することを含み、ここで、前記System Information Blockメッセージの内容は、前記M2 SET UP RESPONSEメッセージ、前記eNBコンフィギュレーション更新応答(CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGE)メッセージ及び前記MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成される。
【0010】
本発明の実施例はさらに、データ送信方法を提供し、前記データ送信方法は、UEがSystem Information BlockメッセージとMBSFN Area Configurationメッセージを受信することを含み、
ここで、前記MBSFN Area Configurationメッセージの内容は、UEによって前記System Information Blockメッセージに基づいて構成され、前記MBSFN Area ConfigurationメッセージがPMCHの数がN+1であることを指示し、ここで、一つのPMCHがMCCHをベアラし、MCCHをベアラするPMCHに含まれているMBMSセッションの数が0である。
【0011】
本発明の実施例はさらに、データ送信方法を提供し、前記データ送信方法は、MCEが、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信することと、前記メッセージの応答メッセージを受信することと、を含む。
【0012】
一つの実施例において、前記MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージであり、それに応じて、前記メッセージの応答メッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージである。
【0013】
一つの実施例において、MCEがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信する前に、前記データ送信方法はさらに、MCEはM2 SET UP REQUESTメッセージを受信し、M2 SET UP RESPONSEメッセージを送信すること、またはMCEがeNBコンフィギュレーション更新メッセージを受信し、eNBコンフィギュレーション更新応答メッセージを送信すること、または、MCEがMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信し、MCE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを受信することを含む。
【0014】
本発明の実施例はさらに、eNBを提供し、前記eNBは、確認モジュール、第1送信モジュール、構成モジュール、処理モジュールおよび第2送信モジュールを含み、
前記確認モジュールは、MCCHをベアラするPMCHが存在するか否かを確認するように構成され、
前記第1送信モジュールは、確認モジュールがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、System Information Blockメッセージを送信するように構成され、
前記構成モジュールは、System Information Blockメッセージに基づき、MBSFN Area Configurationメッセージを構成するように構成され、
前記処理モジュールは、前記System Information Blockメッセージに基づく構成、またはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいて、データのスケジューリングを行うように構成され、
前記第2送信モジュールは、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信するように構成される。
【0015】
一つの実施例において、前記eNBはさらに、第1受信モジュールを含み、前記確認モジュールがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認する場合、前記第1受信モジュールは、M2 SET UP RESPONSEメッセージを受信するように構成され、または、前記第1受信モジュールはさらに、MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを受信するように構成され、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示する。
【0016】
一つの実施例において、前記第1受信モジュールはさらに、MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信するように構成され、それに応じて、前記第1送信モジュールは、具体的にエアインターフェースを介して、System Information Blockメッセージを送信するように構成され、ここで、
前記System Information Blockの内容は、前記M2 SETUP RESPONSEメッセージ、前記eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージと前記MCE CONFIGURATION UPDATEのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成される。
【0017】
本発明の実施例はさらに、UEを提供して、前記UEは、第2受信モジュールと第3受信モジュールを含み、ここで、
前記第2受信モジュールは、System Information Blockメッセージを受信するように構成され、
前記第3受信モジュールは、MBSFN Area Configurationメッセージを受信するように構成され、
前記MBSFN Area Configurationメッセージの内容は、UEによって前記System Information Blockメッセージに基づいて構成され、前記MBSFN Area ConfigurationメッセージがPMCHの数がN+1であることを指示し、ここで、一つのPMCHがMCCHをベアラし、MCCHをベアラするPMCHに含まれるMBMSセッションの数が0である。
【0018】
本発明の実施例はさらに、MCEを提供し、前記MCEは、第3送信モジュールと第4受信モジュールを含み、ここで、
前記第3送信モジュールは、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信するように構成され、
前記第4受信モジュールは、前記メッセージの応答メッセージを受信するように構成される。
【0019】
一つの実施例において、前記MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージであり、それに応じて、前記メッセージの応答メッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージである。
【0020】
一つの実施例において、前記マルチセル/マルチキャスト協調エンティティはさらに、第4送信モジュールと第5受信モジュールを含み、ここで、
前記第4送信モジュールは、M2 SET UP RESPONSEメッセージを送信するように構成され、前記第5受信モジュールは、M2 SET UP REQUESTメッセージを受信するように構成され、または、前記第4送信モジュールは、eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを送信するよう構成され、前記第5受信モジュールは、eNB CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信するように構成され、または、前記第4送信モジュールはMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信するように構成され、前記第5受信モジュールはMCE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを受信するように構成される。
【0021】
本発明の実施例はさらに、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶し、該コンピュータプログラムが本発明の実施例の上記データ送信方法を実行することに用いられる。
【0022】
本発明の実施例に提供されるデータ送信方法、装置、及び記憶媒体において、MCEはeNBにMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信し、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、MCEに前記メッセージの応答メッセージを送信し、またUEにSystem Information Blockメッセージを送信し、UEはSystem Information Blockメッセージを受信し、eNBはSystem Information Blockメッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成し、前記System Information BlockメッセージまたはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、前記MBSFN Area ConfigurationメッセージをUEに送信する。本発明の実施例において、eNBは、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、MCCHのデフォルト送信メカニズムを採用し、即ち、UEにSystem Information BlockメッセージとMBSFN Area Configurationメッセージを送信し、前記MBSFN Area ConfigurationメッセージがPMCHの数がN+1であることを指示し、ここで、第1個から第N個までのPMCHがすべてMCCHをベアラせず、第N+1個のPMCHに含まれているMBMSセッションの数は0であり、これによってMCCHをベアラするPMCHが存在しない場合、MCCHのデータを正常に送信することを可能にする。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の実施例において、MCEはeNBにMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信し、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、MCEに前記メッセージの応答メッセージを送信し、またUEにSystem Information Blockメッセージを送信し、UEはSystem Information Blockメッセージを受信し、eNBはSystem Information Blockメッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成し、前記System Information BlockメッセージまたはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、かつ前記MBSFN Area ConfigurationメッセージをUEに送信する。
【0025】
本発明の実施例の技術案をよりよく理解するために、下記でLTE eMBMSサービスを詳しく紹介する。
図1は、LTE eMBMSサービスエリア、同期エリア、MBSFNエリアの配置を示す図であり、
図2は、LTE eMBMSサービスにおけるロジックアーキテクチャ図である。ここで、M1はユーザプレーンインターフェースであり、M2はE−UTRAN内部制御プレーンインターフェースであり、M3はE−UTRANとEPCの制御プレーンインターフェースであり、MBMS GWはMBMSゲートウェイであり、MCEはMBMSセッションの管理を担当し、MBMSセッションの受け入れ制御、時間ドメインにおける無線リソースの割り当て、MBSFNエリア内の各セルのMBMSデータの協調送信、各チャネルの変調符号化方式パラメータなどの無線構成などを含む。
【0026】
LTE eMBMSサービスにおいて、各MBSFNエリアに一つのMCCH、0個または複数個のMTCHがあり、MTCHが同一または異なるMCHに多重化され、ここで、各MTCHは一つのMBMSセッションに対応している。
【0027】
LTE eMBMSサービスにおいて、制御プレーンに関するインターフェースはインターフェースM3とインターフェースM2を含む。ここで、インターフェースM3はモビリティ管理エンティティ(MME:Mobility)とMCEとの間のインターフェースであり、インターフェースM2はMCEとeNBとの間のインターフェースである。MCEはインターフェースM2を介して相関構成パラメータをeNBに送信し、eNBは受信された相関構成パラメータに基づいて、System Information Block Type2メッセージ、System Information Block Type13メッセージ、MBSFN Area Configurationメッセージへの書き込み、及びMBMSデータのスケジューリングと送信を行う。ここで、System Information Block Type13メッセージは、セルのMCCHの相関構成及びMCCHが位置している(MCCHの所在)MBSFNサブフレームの割り当て情報を指示する。MBSFN Area Configurationメッセージは、MCCHの具体的な内容を指示し、セル内のMBSFNエリアの公共サブフレームの割り当て情報、PMCHの構成情報、各MTCHの情報などを含む。
【0028】
LTE eMBMSサービスにおいて、eNB側にMCCHをベアラするPMCHが存在しない原因によってMCCHのデータが送信されることができない場面は、1.eNBとMCEがインターフェースM2の確立を完了してeNBがMCEにより送信されたMBMS SCHEDULING INFORMATIONを受信する前、2.MCE側において、MCCHをベアラするPMCHにいかなるMBMSセッションが存在しない、またはMCE側にいかなるMBMSセッションが存在しない場合である。eNB側にMCCHをベアラするPMCHが存在しない原因によってMCCHのデータが送信することができない原因は、3GPP TS36443−b30 9.1.7章の規範によれば、インターフェースM2を介して送信されたMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージが、PMCHにMBMSセッション数が0であるケースをサポートしていないことであることであり、仮にあるPMCHにベアラされてMCCHが送信を行う場合、但し該PMCHにいかなるMBMSセッションが存在せず、MCEがこの情報をeNBに通知する時に、MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージに該PMCHの情報を含める必要があり、また該PMCHにMTCHの数が0である。しかし、それは3GPP TS36443−b30プロトコルにおいてMBMS SCHEDULING INFORMATIONに含まれている最小セッション数が1であるという規定と矛盾している。そのため、MCE側においてMCCHをベアラするPMCHにいかなるMTCHが存在しない場合、インターフェースM2を介して送信されたMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージに該PMCHの情報を含めることができない。
【0029】
本発明の実施例において、eNB側のデータ送信方法の基本的な処理フローは
図3に示すように、下記のステップを含む。
【0030】
ステップ101において、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、System Information Blockメッセージを送信する。
【0031】
ここで、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことは、PMCHの数がNであるが、N個のPMCHがいずれもMCCHをベアラせず、Nが0以上の整数であることを指している。
【0032】
具体的に、eNBがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認することは、eNBがMCEにより送信されたM2 SETUP RESPONSEメッセージを受信し、MBMSのスケジューリング情報指示メッセージが受信されていない場合、MCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認すること、またはeNBがMCEにより送信されたMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを受信し、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージが、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示することを含む。
【0033】
eNBがエアインターフェースを介してUEにSystem Information Blockメッセージに送信し、MCEにより送信されたM2 SETUP RESPONSEメッセージを受信し、MBMSのスケジューリング情報指示メッセージが受信されていない場合、MCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認し、前記System Information Blockメッセージの内容は前記M2 SETUP RESPONSEメッセージに基づいて構成される。
【0034】
前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージによってMCCHをベアラするPMCHが存在しないことが指示される場合、前記System Information Blockメッセージの内容は、前記MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージに基づいて構成される。
【0035】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、UEがMCCHの修正期間毎にMCCHを読み込み、UEの節電のために、eNB側においてSystem Information Blockメッセージ内のMCCHの修正期間をプロトコル許容の最大値に設定する。eNBがMCCH修正期間をプロトコル許容の最大値に修正するために、MCEは、eNBにMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0036】
ここで、前記System Information BlockメッセージがSystem Information Block Type13メッセージであってもよく、本発明の下記の実施例においていずれもSystem Information BlockメッセージがSystem Information Block Type13メッセージであることを例として説明する。
【0037】
ステップ102において、前記System Information Blockメッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成する。
【0038】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Blockのと同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、増やされたPMCHの構成とSystem Information Blockメッセージは同様であり、前記増やされたPMCHに含まれているMBMSセッションの数が0である。
【0039】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Blockメッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Blockメッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0040】
ステップ103において、eNBは、前記System Information Blockメッセージ、またはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行う。
【0041】
ステップ104において、eNBは前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0042】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEに前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信し、前記スケジューリング指示情報の構成は、
図4に示された通りである。
【0043】
図5に示すように、本発明の実施例におけるUE側のデータ送信方法の基本的な処理フローは下記のステップを含む。
【0044】
ステップ201において、UEはSystem Information Blockメッセージを受信する。
【0045】
具体的に、UEはeNBによりエアインターフェースを介して送信されたSystem Information Blockメッセージを受信する。
【0046】
ここで、前記System Information Blockメッセージの内容は、前記M2 SETUP RESPONSEメッセージ、前記eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ及びMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成され、前記System Information BlockメッセージのMCCHの修正期間は3GPP TS36331プロトコル許容の最大値である。
【0047】
ここで、前記System Information BlockメッセージはSystem Information Block Type13メッセージであっても良い。
【0048】
ステップ202において、UEはMBSFN Area Configurationメッセージを受信する。
【0049】
具体的に、UEはeNBによりエアインターフェースを介して送信されたMBSFN Area Configurationメッセージを受信する。
【0050】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Blockと同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、ここで、一つのPMCHがMCCHをベアラし、MCCHをベアラするPMCHの構成はSystem Information Blockと同じであり、MCCHをベアラするPMCHに含まれているMBMSセッションの数は0である。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHのスケジューリング期間は3GPP TS36331プロトコル許容の最小値であり、またはPMCHのスケジューリング期間は、System Information Blockメッセージに指示されたMCCH反復期間と同じ値である。
【0051】
図6に示すように、本発明の実施例におけるMCE側のデータ送信方法の基本的な処理フローは下記のステップを含む。
【0052】
ステップ301において、MCEはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信する。
【0053】
ここで、前記MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージである。
【0054】
MCCHをベアラするPMCHが存在しないことは、PMCHの数がNであるが、N個のPMCHがいずれもMCCHをベアラせず、Nが0以上の整数であることを指している。
【0055】
ステップ302において、MCEは前記メッセージの応答メッセージを受信する。
【0056】
ここで、前記メッセージの応答メッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージである。
【0057】
ステップ301を実行する前に、前記方法はさらにステップ300を含む。
【0058】
ステップ300において、MCEは、M2 SET UP REQUESTメッセージを送信し、M2 SET UP RESPONSEメッセージを受信し、または、MCEは、MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信し、MCE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGメッセージを受信する。
【0059】
実施例1
図7に示すように、本発明の実施例1におけるデータ送信方法の詳細処理フローは下記のステップを含む。
【0060】
ステップ401において、eNBはMCEにM2 SET UP REQUESTメッセージを送信する。
【0061】
ステップ402において、MCEはeNBにM2 SET UP RESPONSEメッセージを返信する。
【0062】
ここで、eNBがMBMSのスケジューリング情報指示メッセージを受信しなかった場合、MCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認する。
【0063】
ここで、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことは、PMCHの数がNであるが、N個のPMCHがいずれもMCCHをベアラせず、Nが0以上の整数であることを指している。
【0064】
ステップ403において、eNBはUEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0065】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0066】
ここで、前記System Information Block Type13メッセージの内容はM2 SET UP RESPONSEメッセージに基づいて構成される。
【0067】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、UEがMCCHの修正期間毎にMCCHを読み込み、UEの節電のために、eNB側においてSystem Information Block Type13メッセージ内のMCCHの修正期間をプロトコル許容の最大値に設定する。eNBがMCCH修正期間をプロトコル許容の最大値に修正するために、MCEは、eNBにMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0068】
ステップ404において、eNBはSystem Information Blockメッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成する。
【0069】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Block Type13と同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、増やされたPMCHの構成とSystem Information Block Type13メッセージと同様であり、前記増やされたPMCHに含まれているMBMSセッションの数が0である。
【0070】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0071】
ステップ405において、eNBは、前記System Information Block Type13メッセージ、またはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0072】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEに前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0073】
実施例2
図8に示すように、本発明の実施例2におけるデータ送信方法の詳細処理フローは下記のステップを含む。
【0074】
ステップ501において、eNBはMCEにM2 SET UP REQUESTメッセージを送信する。
【0075】
ステップ502において、MCEはeNBにM2 SET UP RESPONSEメッセージを送信する。
【0076】
ステップ503において、MCEはeNBにMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを送信する。
【0077】
ここで、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示する。
【0078】
ここで、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことは、PMCHの数が0であることを指している。
【0079】
ステップ504において、eNBはMCEにMBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージを送信する。
【0080】
ここで、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認する。
【0081】
ステップ505において、eNBはUEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0082】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0083】
ここで、前記System Information Block Type13メッセージの内容はM2 SET UP RESPONSEメッセージに基づいて構成される。
【0084】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、UEがMCCHの修正期間毎にMCCHを読み込み、UEの節電のために、eNB側においてSystem Information Block Type13メッセージ内のMCCHの修正期間をプロトコル許容の最大値に設定する。eNBがMCCH修正期間をプロトコル許容の最大値に修正するために、MCEは、eNBにMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0085】
ステップ506において、eNBはSystem Information Blockメッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成する。
【0086】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Block Type13と同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数が1であり、該PMCHの構成はSystem Information Block Type13メッセージと同様であり、該PMCHに含まれるMBMSセッションの数が0である。
【0087】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0088】
ステップ507において、eNBは前記System Information Block Type13メッセージまたはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0089】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEに前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0090】
実施例3
図9に示すように、本発明の実施例3におけるデータ送信方法の詳細処理フローは下記のステップを含む。
【0091】
ステップ601において、MCEはeNBにMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0092】
ステップ602において、eNBはMCEにMCE CONFIGURATION UPDATE ACKNOLNOWLEDGEメッセージを送信する。
【0093】
ステップ603において、MCEはeNBにMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを送信する。
【0094】
ここで、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージに指示されたPMCHの数がNであり、Nが正の整数であるが、N個のPMCHはいずれもMCCHをベアラしない。
【0095】
ステップ604において、eNBはMCEにMBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージを送信する。
【0096】
ここで、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認する。
【0097】
ステップ605において、eNBはUEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0098】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0099】
ここで、前記System Information Block Type13メッセージの内容は、MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージに基づいて構成される。
【0100】
ステップ606において、eNBはSystem Information Block Type13メッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成する。
【0101】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、増やされたPMCHの構成はSystem Information Block Type13と同様であり、前記増やされたPMCHに含まれているMBMSセッションの数が0である。
【0102】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0103】
ステップ607において、eNBは前記System Information Block Type13メッセージまたはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0104】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEに前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0105】
実施例4
図10に示すように、本発明の実施例4におけるデータ送信方法の詳細処理フローは下記のステップを含む。
【0106】
ステップ701において、eNBはMCEにeNB CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0107】
ステップ702において、MCEはeNBにeNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOLNOWLEDGEメッセージを送信する。
【0108】
ステップ703において、MCEはeNBにMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを送信する。
【0109】
ここで、前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージに指示されたPMCHの数がNであり、Nが正の整数であるが、N個のPMCHはいずれもMCCHをベアラしない。
【0110】
ステップ704において、eNBはMCEにMBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージを送信する。
【0111】
ここで、eNBはMCCHをベアラするPMCHが存在しないと確認する。
【0112】
ステップ705において、eNBはUEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0113】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0114】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEにSystem Information Block Type13メッセージを送信する。
【0115】
ここで、前記System Information Block Type13メッセージの内容は、eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージに基づいて構成される。
【0116】
ステップ706において、eNBはSystem Information Block Type13メッセージに基づいてMBSFN Area Configurationメッセージを構成する。
【0117】
ここで、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Block Type13と同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、増やされたPMCHの構成は、System Information Block Type13メッセージと同様であり、前記増やされたPMCHに含まれているMBMSセッションの数が0である。
【0118】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0119】
ステップ707において、eNBは前記System Information Block Type13メッセージまたはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいてデータのスケジューリングを行い、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0120】
具体的に、eNBは、エアインターフェースを介して、UEに前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信する。
【0121】
上記のデータ送信方法を実現するために、本発明の実施例はさらにeNBを提供し、
図11に示すように、前記eNBの構成は、確定モジュール11、第1送信モジュール12、構成モジュール13、処理モジュール14及び第2送信モジュール15を含む。
【0122】
前記確認モジュール11は、MCCHをベアラするPMCHが存在するか否かを確認するように構成される。
【0123】
前記第1送信モジュール12は、確認モジュールがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認した場合、System Information Blockメッセージを送信するように構成される。
【0124】
前記構成モジュール13は、System Information Blockメッセージに基づき、MBSFN Area Configurationメッセージを構成するように構成される。
【0125】
前記処理モジュール14は、前記System Information Blockメッセージ、またはMBSFN Area Configurationメッセージの構成に基づいて、データのスケジューリングを行うように構成される。
【0126】
前記第2送信モジュール15は、前記MBSFN Area Configurationメッセージを送信するように構成される。
【0127】
一つの実施例において、前記基地局はさらに第1受信モジュール16を含み、前記確認モジュールがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを確認する時に、
前記第1受信モジュール16は、M2 SET UP RESPONSEメッセージを受信するように構成され、または、
前記第1受信モジュール16は、さらにMBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージを受信するように構成される。前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージはMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示する。
【0128】
一つの実施例において、前記第1受信モジュール16はさらに、MCEコンフィギュレーション更新メッセージを受信するように構成される。
【0129】
それに応じて、前記第1送信モジュール12は、具体的にエアインターフェースを介してSystem Information Blockメッセージを送信するように構成され、ここで、前記M2 SETUP RESPONSEメッセージがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示した場合、前記System Information Blockメッセージの内容は、前記M2 SETUP RESPONSEメッセージに基づいて構成される。
【0130】
前記MBMS SCHEDULING INFORMATIONメッセージがMCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示した場合、前記System Information Blockメッセージの内容は、前記MBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージ、前記eNBCONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ及び前記MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成される。
【0131】
一つの実施例において、3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、UEがMCCHの修正期間毎にMCCHを読み込み、UEの節電のために、eNB側においてSystem Information Block Type13メッセージ内のMCCHの修正期間をプロトコル許容の最大値に設定する。eNBがMCCH修正期間をプロトコル許容の最大値に修正するために、MCEによりeNBにMCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信する。
【0132】
3GPP TS36331のプロトコル規範によれば、MBSFN Area Configurationメッセージ内のMCCHをベアラするPMCHのスケジューリング期間は、System Information Blockメッセージにより指示されたMCCH反復期間より大きくてはならないため、同一MCEのサービスを受ける各eNBによって送信されるメッセージの内容が一致することを保証するために、PMCHのスケジューリング期間をプロトコル許容の最小値に設定し、またはPMCHのスケジューリング期間をSystem Information Blockメッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値に設定し、それによって、eNB側のスケジューリングリソースを最大限に省くことが可能である。
【0133】
上記のデータ送信方法を実現するため、本発明の実施例はさらにUEを提供し、
図12に示すように、前記UEの構成は、第2受信モジュール21と第3受信モジュール22を含む。ここで、
前記第2受信モジュール21は、System Information Blockメッセージを受信するように構成される。
【0134】
前記第3受信モジュール22は、MBSFN Area Configurationメッセージを受信するように構成される。
【0135】
前記MBSFN Area Configurationメッセージの内容は、UEによって前記システム情報ブロックメッセージに基づいて構成され、PMCHの数がN+1であることを指示し、ここで、一つのPMCHがMCCHをベアラし、MCCHをベアラするPMCHに含まれるMBMSセッションの数が0である。
【0136】
一つの実施例において、UEはeNBがエアインターフェースを介して送信したSystem Information BlockメッセージとMBSFN Area Configurationメッセージを受信する。
【0137】
ここで、前記System Information Blockの内容は、前記M2 SETUP RESPONSEメッセージ、前記eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージと前記MCE CONFIGURATION UPDATEのうち、メッセージ時間が新しい一つのメッセージに基づいて構成され、前記System Information Blockメッセージ内のMCCHの修正期間が3GPP TS36331プロトコル許容の最大値である。
【0138】
MBSFN Area Configurationメッセージ内のMBSFNエリアの公共サブフレーム構成情報の設定、例えばcommonSF−Alloc、commonSF−AllocPeriodは、System Information Blockと同じである。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHの数がN+1であり、増やされたPMCHの構成はSystem Information Blockメッセージと同様であり、前記増やされたPMCHに含まれるMBMSセッションの数が0である。MBSFN Area Configurationメッセージ内のPMCHのスケジューリング期間が3GPP TS36331プロトコル許容の最小値であり、またはPMCHのスケジューリング期間はSystem Information Block Type13メッセージにより指示されたMCCH反復期間と同じ値である。
【0139】
上記のデータ送信方法を実現するため、本発明の実施例はMCEを提供し、
図13に示すように前記MCEの構成は、第3送信モジュール31、第4受信モジュール32、第4送信モジュール33及び第5受信モジュール34を含む。
【0140】
前記第3送信モジュール31は、MCCHをベアラするPMCHが存在しないことを指示するメッセージを送信するように構成される。
【0141】
前記第4受信モジュール32は、前記メッセージの応答メッセージを受信するように構成される。
【0142】
前記第4送信モジュール33は、M2 SET UP RESPONSEメッセージを送信するように構成され、
前記第5受信モジュール34は、M2 SET UP REQUESTメッセージを受信するように構成される。または、
前記第4送信モジュール33は、eNB CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを送信するように構成され、
前記第5受信モジュール34は、eNB CONFIGURATION UPDATEメッセージを受信するように構成される。または、
前記第4送信モジュール33は、MCE CONFIGURATION UPDATEメッセージを送信するように構成され、
前記第5受信モジュール34は、MCE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージを受信するように構成される。
【0143】
一つの実施例において、前記メッセージの応答メッセージは、MBMS SCHEDULING INFORMATION RESPONSEメッセージである。
【0144】
本発明の実施例により提供されている、eNBの確定モジュール11、第1送信モジュール12、構成モジュール13、処理モジュール14、第2送信モジュール15及び第1受信モジュール16、ならびにUEの第2受信モジュール21及び第3受信モジュール22、ならびにMCEの第3送信モジュール31、第4受信モジュール32、第4送信モジュール33及び第5受信モジュール34はいずれもプロセッサによって実現することが可能であり、もちろん、具体的なロジック回路によって実現しても良い。ここで、前記プロセッサはモバイル端末またはサーバのプロセッサであっても良く、実際応用において、プロセッサは中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(MPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)または、現場でプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)などであっても良い。
【0145】
本発明の実施例において、ソフトウェア機能モジュールの形で上記データ送信方法を実現して、単独の製品として販売または使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の実施例の技術案が事実的に、言い換えれば先行技術に対して貢献した部分がソフトウェア製品の形で体現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)は、本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行するための複数の命令を含む。前記の記憶媒体は、USBメモリ、移動ハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。従って、本発明の実施例はいかなるハードウェアとソフトウェアとの結合に限らない。
【0146】
それに応じて、本発明の実施例はさらに、コンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、該コンピュータプログラムは本発明の実施例における上記のデータ送信方法を実行することに用いられる。
【0147】
以上に記載しているのは、本発明の好ましい実施例であって、本発明の範囲を限定しない。