(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
少なくとも2つの入力装置からの入力信号を受け付ける入力部と、コンテンツデータ及びこのコンテンツデータに関連付けられた関連情報が格納された記憶部と、前記記憶部に格納された前記コンテンツデータを表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成する表示制御部とを備える画像管理装置において、
前記入力信号に基づいて、前記記憶部に格納された前記関連情報を更新する関連情報更新部を備え、
前記表示制御部は、前記表示装置により表示画面が表示されている状態で、いずれか一の前記入力装置からの入力信号に基づいて前記関連情報更新部が前記関連情報を更新した後、他の前記入力装置からの入力信号を前記入力部が受け入れると、当該更新により前記表示画面の表示態様が異なるか否かを判断し、表示態様が異なると判断すると、更新された関連情報を参照して、前記表示画面生成用信号を更新する画像管理装置。
前記表示制御部は、特定の前記関連情報に関連付けられた前記コンテンツデータを前記表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成することを特徴とする請求項3記載の画像管理装置。
他の前記入力装置からの入力信号は、前記表示画面に表示される前記コンテンツデータの更新を指示する入力信号であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像管理装置。
前記表示制御部は、前記コンテンツデータを一つの前記表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像管理装置。
前記表示制御部は、複数の前記コンテンツデータを一つの前記表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像管理装置。
前記表示制御部は、複数の前記コンテンツデータを一つの前記表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成し、他の前記入力装置からの入力信号は、前記表示画面に表示される前記コンテンツデータのうち選択の対象となるコンテンツデータを変更する入力信号である
ことを特徴とする請求項1記載の画像管理装置。
前記表示制御部は、前記表示装置により表示画面が表示されている状態で、いずれか一の前記入力装置からの入力信号に基づいて前記関連情報更新部が関連情報を更新した後、他の前記入力装置からの入力信号を前記入力部が受け入れると、前記関連情報が更新されたことを報知する情報を前記表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像管理装置。
少なくとも2つの入力装置からの入力信号を受け付ける入力部と、記憶装置に格納されたコンテンツデータを表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成する表示制御部とを備える画像管理装置において、
前記入力信号に基づいて、前記記憶装置に格納された前記コンテンツデータに関連付けられた関連情報を更新する関連情報更新部を備え、
前記表示制御部は、前記表示装置により表示画面が表示されている状態で、いずれか一の前記入力装置からの前記入力信号に基づいて前記関連情報更新部が前記関連情報を更新した後、他の前記入力装置からの前記入力信号を前記入力部が受け入れると、当該更新により前記表示画面の表示態様が異なるか否かを判断し、表示態様が異なると判断すると、更新された関連情報を参照して、前記表示画面生成用信号を更新する画像管理装置。
少なくとも2つの入力装置からの入力信号を受け付ける入力部と、コンテンツデータ及びこのコンテンツデータに関連付けられた関連情報が格納された記憶部と、前記記憶部に格納された前記コンテンツデータを表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成する表示制御部とを備える画像管理装置におけるコンテンツ表示方法であって、
前記入力信号に基づいて、前記記憶部に格納された前記関連情報を更新し、
前記表示装置により表示画面が表示されている状態で、いずれか一の前記入力装置からの前記入力信号に基づいて前記関連情報を更新した後、他の前記入力装置からの前記入力信号を前記入力部が受け入れると、当該更新により前記表示画面の表示態様が異なるか否かを判断し、表示態様が異なると判断すると、更新された関連情報を参照して、前記表示画面生成用信号を更新する画像管理装置におけるコンテンツ表示方法。
少なくとも2つの入力装置からの入力信号を受け付ける入力部と、コンテンツデータ及びこのコンテンツデータに関連付けられた関連情報が格納された記憶部とを有するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
このプログラムが前記コンピュータにより実行されると、このコンピュータを、
前記入力信号に基づいて、前記記憶部に格納された前記関連情報を更新する関連情報更新部と、
前記記憶部に格納された前記コンテンツデータを表示装置の表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成するとともに、前記表示装置により表示画面が表示されている状態で、いずれか一の前記入力装置からの前記入力信号に基づいて前記関連情報更新部が前記関連情報を更新した後、他の前記入力装置からの前記入力信号を前記入力部が受け入れると、当該更新により前記表示画面の表示態様が異なるか否かを判断し、表示態様が異なると判断すると、更新された関連情報を参照して、前記記憶部に格納された前記コンテンツデータを表示装置の表示画面に表示するための前記表示画面生成用信号を更新する表示制御部と
として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の画像管理装置の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である画像管理システムの概略構成を示す図である。
図1において、第1実施形態の画像管理システムSは、画像管理装置1、閲覧装置2、撮像装置3、表示装置4及び入力指示装置5を備える。
【0020】
画像管理装置1は、これら閲覧装置2及び撮像装置3により撮像されたコンテンツファイルを取り込む。なお、本明細書では、コンテンツファイルとして主に画像ファイルを中心に説明するが、コンテンツファイルが動画ファイル等であっても本明細書の説明に大きな変更はなく、適宜適用が可能である。画像管理装置1の詳細については後述する。閲覧装置2及び撮像装置3は、被写体を撮像してコンテンツファイルを生成し、その際、このコンテンツファイルの一部に撮像時刻データ等を付与する。閲覧装置2は例えばスマートフォン、タブレット端末であり、撮像装置3は例えばデジタルスチルカメラである。
【0021】
閲覧装置2によって撮像されたコンテンツファイルは、無線LAN等の無線通信手段を介して画像管理装置1に取り込まれる。また、撮像装置3によって撮像されたコンテンツファイルは、一例として、データ転送ケーブルの一例であるUSBケーブル6を介して画像管理装置1に取り込まれる。あるいは、閲覧装置2及び撮像装置3によって撮像されたコンテンツファイルはメモリーカード7に格納され、このメモリーカード7が画像管理装置1に挿入されることにより画像管理装置1に取り込まれる。
【0022】
表示装置4は、一例として、データ転送ケーブルの一例であるHDMI(High Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブル8により画像管理装置1に接続されている。画像管理装置1から出力される表示画面生成用信号はこのHDMIケーブル8を介して表示装置4に入力され、表示装置4は、入力された表示画面生成用信号に基づいてその表示画面4aに画像を表示する。あるいは、表示装置4は、コンポジット映像信号の送受信が可能なRCA端子を有するケーブル、S端子を有するケーブルにより画像管理装置1に接続されてもよく、さらには、表示装置4は、コンポーネント映像信号の送受信が可能なD端子を有するケーブルにより画像管理装置1に接続されてもよい。あるいは、表示装置4は、無線LAN等の無線通信手段を介して画像管理装置1に接続されてもよい。表示装置4は、例えばTV、モニタ、スマートフォンやタブレット端末である。
【0023】
同様に、画像管理装置1から出力される表示画面生成用信号は無線通信手段を介して閲覧装置2に入力され、閲覧装置2は、入力された表示画面生成用信号に基づいてその表示画面2aに画像を表示する。従って、本実施形態では、閲覧装置2は表示装置としても動作する。なお、以下の説明において、表示装置として動作する閲覧装置2については表示装置4の動作のみ説明し、閲覧装置2における表示動作については適宜説明を省略することがある。
【0024】
入力指示装置5は、画像管理装置1に対する入力指示等を行う装置であり、いわゆるリモコン(リモートコントローラ)として動作する、この入力指示装置5は、有線または無線通信手段を備え、ユーザが入力指示装置5を操作することにより入力される入力信号を有線または無線通信手段により画像管理装置1に送信する。
【0025】
画像管理装置1及び閲覧装置2は、それぞれ無線通信手段を介して無線アクセスポイント(AP)9との間で無線通信が可能とされている。この無線アクセスポイント9及び画像管理装置1そのものは、スイッチングハブ等の中継機器10を介してLAN11に接続されている。LAN11は、ルータ12を介してインターネット等のWAN13(Wide Area Network)に接続されている。これにより、画像管理装置1及び閲覧装置2は、WAN13上に存在する外部サーバ14との間でデータの送受信が可能である。
【0026】
(第1実施形態の画像管理装置の構成)
図2は、本発明の第1実施形態である画像管理システムSを構成する画像管理装置1の概略構成を示すブロック図である。
図2において、本実施形態の画像管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、入出力デバイス23、HDMIインタフェース(I/F)24、ネットワークインタフェース(I/F)25、HDD(Hard Disk Drive)部26及び無線LANインタフェース(I/F)27を備えており、これらはバスにより互いに接続されている。
【0027】
CPU20は、後述するROM21内に格納されたファームウェア等のプログラムが実行されることにより、画像管理装置1全体の制御を行う。また、CPU20は、ROM21内に格納されたプログラムが実行されることにより、
図4に示すような各機能部としても動作する。
図4に示す各機能部の動作については後述する。ROM21には、上述したファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM22は画像管理装置1のワークメモリとして機能し、CPU20を含めた画像管理装置1の動作時に一時的に使用されるプログラム、データ等が格納される。
【0028】
入出力デバイス23は、入力インタフェース(I/F)230、入力指示部231、カードインタフェース(I/F)232及びUSBインタフェース(I/F)233を備える。
【0029】
入力インタフェース230には入力指示部231及び入力指示装置5が接続され、ユーザが入力指示部231または入力指示装置5を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部231としては、例えば画像取り込み指示ボタン等が挙げられる。入力指示装置5は、ユーザにより操作される操作位置に対応する複数の操作部5aを備え、入力指示装置5は、ユーザにより少なくとも一つの操作部5aが操作されると、操作された操作部5aに対応する入力信号を出力する。入力指示装置5としては、例えばリモコン、キーボード、マウス等が挙げられ、操作部5aとしては、これらリモコン等に備えられたボタン等が挙げられる。
【0030】
カードインタフェース232はカードスロット(図略)を備え、このカードスロットに挿入されたメモリーカード7に対してデータの読み出し/書き込みを行う。メモリーカード7の形式に限定はなく、一例としてmini、microを含むSDメモリーカード、メモリースティック(登録商標)が好適に挙げられる。USBインタフェース233はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブル6を介して接続されたUSB機器30に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器30としては、USBフラッシュメモリ、USBインタフェースを備えた撮像装置3が挙げられる。
【0031】
HDMIインタフェース24はHDMIコネクタ(図略)を備え、このHDMIコネクタにHDMIケーブル8を介して接続されたHDMI出力機器31に対してAVストリーム(映像信号及び音声信号)を出力する。HDMI出力機器31としては、例えば表示装置4が挙げられる。ネットワークインタフェース25はネットワークコネクタ(図略)を備え、このネットワークコネクタにネットワークケーブル(図略)を介してルータ12が接続され、このルータ12がWAN13に接続されることで、外部ネットワークとの間でデータの送受信がされる。このネットワークインタフェース25は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に基づく有線通信を行うものである。
【0032】
HDD部26は、HDD261とHDDインタフェース(I/F)260とを備える。HDD261は、記録媒体であるディスクと、このディスクの回転を行う回転部と、ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うヘッド部とを備える(いずれも不図示)。HDDインタフェース260は、このHDD261に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、HDD261全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。また、このHDD261には、閲覧装置2及び撮像装置3等から取り込んだコンテンツファイル60、及びサムネイルファイル61、タグテーブル62が格納されている。
【0033】
コンテンツファイル60をHDD261に格納する手法は任意であるが、一例として、上述のように閲覧装置2及び撮像装置3が撮像して得られたコンテンツファイルをメモリーカード7内に格納し、このメモリーカード7をカードインタフェース232のカードスロットに挿入して、入力指示部231が操作されたことによりこのメモリーカード7内に格納されたコンテンツファイルをHDD261内に取り込む手法が挙げられる。また、コンテンツファイルを撮像した撮像装置3に接続されたUSBケーブル6をUSBインタフェース233のUSBコネクタに挿入して、入力指示部231が操作されたことにより撮像装置3内に格納されたコンテンツファイルをHDD261内に取り込んでもよい。また、閲覧装置2及び画像管理装置1の無線LANインタフェース27と無線アクセスポイント9の間で無線通信を確立して、閲覧装置2からの指示によりこの閲覧装置2内に格納されたコンテンツファイルを無線通信経由でHDD261内に取り込んでもよい。さらに、WAN13に存在するコンテンツファイルをルータ12及びネットワークインタフェース25を介してHDD261内に取り込んでもよい。コンテンツファイル60、サムネイルファイル61及びタグテーブル62の詳細な構成については後述する。なお、
図2においてコンテンツファイル60は1つのみ図示されているが、本実施例においてコンテンツファイル60は複数個HDD261内に格納されていてもよい。
【0034】
無線LANインタフェース27は、例えばIEEE802.11規格に準拠して無線アクセスポイント9と無線通信を行う。この無線LANインタフェース27は、画像管理装置1を無線LANクライアントとして動作させることが可能である。
【0035】
(第1実施形態の閲覧装置の構成)
図3は、第1実施形態の画像管理システムSを構成する閲覧装置2の概略構成を示すブロック図である。
図3において、閲覧装置2は、CPU(Central Processing Unit)40、ROM(Read Only Memory)41、RAM(Random Access Memory)42、表示デバイス43、カメラデバイス44、内部ストレージ部45、移動体通信モジュール460、音声インタフェース(I/F)461、マイクロフォン462、スピーカ463、アンテナ464、入出力デバイス47及び無線LANインタフェース48を備え、CPU40、ROM41、RAM42、表示デバイス43、カメラデバイス44、内部ストレージ部45、移動体通信モジュール460、入出力デバイス47、及び無線LANインタフェース48はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
【0036】
CPU40は、ROM41内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM42において展開された後で実行されることで、閲覧装置2全体の動作制御を行う。また、CPU40は図略の内部時計を備える。ROM41には、上述のファームウェア等のプログラムや、各種設定データが格納されている。RAM42は、閲覧装置2のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
【0037】
表示デバイス43は、液晶パネル431とこの液晶パネル431を駆動させる液晶ドライバ430とを備える。液晶パネル431は、その表示面が閲覧装置2の表面に露出して設けられている。液晶ドライバ430は、表示画面2aを構成するデータがCPU40からこの液晶ドライバ430に供給されると、液晶パネル431の表示面に所望の表示画面2aを表示するようにこの液晶パネル431を駆動する。
【0038】
カメラデバイス44は、カメラモジュール441とこのカメラモジュール441を駆動させるモジュールドライバ440とを備える。カメラモジュール441は、閲覧装置2の外方に存在する被写体を撮像可能であり、撮像素子と、この撮像素子に対して被写体を結像させるためのレンズ等の結像部とを含む。好ましくは、結像部は、レンズ等の結像素子を駆動する駆動部を備える。モジュールドライバ440は、カメラモジュール441の撮像素子、結像部の動作を制御する。また、モジュールドライバ440は、カメラモジュール441からの出力信号を受け、この出力信号に基づいて、被写体を撮像したコンテンツファイルを生成して出力する。
【0039】
内部ストレージ部45は、内部ストレージ451と内部ストレージインタフェース(I/F)450とを備える。内部ストレージ451は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリであり、閲覧装置2において用いられるアプリケーションプログラム等が格納される。特に、本実施形態の内部ストレージ451には、カメラデバイス44により撮像されたコンテンツファイル60が適宜格納される。コンテンツファイル60の詳細については後述する。内部ストレージインタフェース450は、この内部ストレージ451に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、内部ストレージ451全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。なお、内部ストレージ451は、例えばmicroSDのような挿脱可能な不揮発性メモリーカードであってもよく、この場合、内部ストレージインタフェース450は、このメモリーカードが装着されるメモリカードスロットをさらに備える。
【0040】
移動体通信モジュール460は、例えばIMT(International Mobile Telecommunication)−2000規格に準拠して、アンテナ464を介して移動体通信網との間で移動体無線通信を行う。すなわち、移動体通信モジュール460は、移動体通信網の基地局から受信した電波をデコードして得られた音声信号を、音声インタフェース461を介してスピーカ463から発音させ、音声インタフェース461を介してマイクロフォン462が集音した音声をエンコードして、アンテナ464を介して電波として移動体通信網の基地局に送信する。また、移動体通信モジュール460は、パケット化されたデータを移動体通信網の基地局との間で送受信をすることで、データ通信を行う。なお、この移動体通信モジュール460が対応する規格には、3G/HSDPA(3rd Generation/High-Speed Downlink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)の少なくとも一つが含まれうる。
【0041】
入出力デバイス47は、入力インタフェース(I/F)470、入力指示部471、タッチパネル472及びUSBインタフェース473を備える。
【0042】
入力インタフェース470には入力指示部471が接続され、ユーザが入力指示部471を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部471としては、例えば設定入力開始動作指示等を行うファンクションボタン等が挙げられる。タッチパネル472は、本実施形態では液晶パネル431の表示面の上面に重畳されて設けられ、この液晶パネル431の表示面と略同一の大きさを有する。ユーザによりタッチパネル472の表面がタッチされ、すなわち、タッチパネル472の表面上の特定位置がユーザにより触れられたら、タッチパネル472の表面上の特定位置が2次元の座標位置として検出され、この座標位置は入力インタフェース470を介して出力される。
【0043】
USBインタフェース473はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブルを介して接続されたUSB機器50に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器50としては、USBフラッシュメモリ、キーボード等が挙げられる。
【0044】
無線LANインタフェース48は、無線LANインタフェース27と同様に、例えばIEEE802.11規格に準拠して、無線アクセスポイント9と無線通信を行う。この無線LANインタフェース48は、画像管理装置1を無線LANクライアントとして動作させることが可能である。
【0045】
(第1実施形態の画像管理システムの機能構成)
図4は、第1実施形態の画像管理システムSの機能構成を示す機能ブロック図である。
図4において、本実施形態の画像管理システムSを構成する画像管理装置1は、制御部70、記憶部71、入力部72及び出力部73を備える。
【0046】
記憶部71には、コンテンツファイル60、サムネイルファイル61及びタグテーブル62が格納されている。コンテンツファイル60はコンテンツデータ60a及びタグデータ60bを備える。
【0047】
サムネイルファイル61は、コンテンツファイル60のコンテンツデータ60aを閲覧装置2、表示装置4の表示画面2a、4aに表示する際に、コンテンツデータ60aの解像度(縦×横の画素数等)を削減して、あるいは、コンテンツデータ60aがJPEG(Joint Photographic Experts Group)データであった場合、その圧縮率等コンテンツの見栄えに関するパラメータを低下させて作成したサムネイルデータを有するファイルである。このようなサムネイルファイル61は、画像管理装置1から表示装置4へのデータ転送時間の削減、及び、表示装置4の表示画面4aの解像度の制限等から作成されるものである。ここで、1つのコンテンツファイル60から、解像度等の異なる複数のサムネイルファイル61が生成されてもよい。このサムネイルファイル61は、画像管理装置1へのコンテンツファイル60取り込み後に制御部70が自動的に、あるいはユーザからの指示により作成を開始してもよく、あるいは、画像管理装置1が長時間動作を行っていない際に、制御部70がいわゆるバックグラウンド処理で作成をしてもよい。
【0048】
以下、閲覧装置2、表示装置4の表示画面2a、4aにコンテンツファイル60のコンテンツデータ60aを表示すると説明した場合、このコンテンツファイル60に関連するサムネイルファイル61のサムネイルデータを表示する場合も含むものとする。また、閲覧装置2、表示装置4の表示画面2a、4aにコンテンツファイル60またはサムネイルファイル61のコンテンツデータ60aまたはサムネイルデータを表示することを、単にコンテンツファイル60を表示画面2a、4aに表示するとして省略して説明することがある。
【0049】
タグテーブル62は、コンテンツファイル60のタグデータ60bの少なくとも一部を含むタグデータが、このコンテンツファイル60と関連付けられて格納されたテーブルであり、このタグテーブル62を構成するタグデータは、後述する関連情報更新部76によって追加、削除、変更(以下、単に「更新」とのみ説明することがある)が行われうる。コンテンツファイル60及びタグテーブル62の詳細については後述する。
【0050】
制御部70は、画像取り込み部74、表示制御部75、及び関連情報更新部76を備える。
【0051】
画像取り込み部74は、ユーザからの指示入力、あるいは、画像管理装置1に閲覧装置2、撮像装置3が接続されたことを検知して、これら閲覧装置2、撮像装置3からコンテンツファイル60を取り込み、取り込んだコンテンツファイル60を記憶部71に格納する。コンテンツファイル60の画像管理装置1への取り込み方の詳細については既に説明したので、ここでの説明は省略する。
【0052】
表示制御部75は、記憶部71に格納されたコンテンツファイル60(のコンテンツデータ60a)を、閲覧装置2、表示装置4の表示画面2a、4aに表示するための表示画面生成用信号を出力する。
【0053】
ここで、表示制御部75は、関連情報に基づいて表示画面生成用信号を生成することが好ましい。より好ましくは、表示制御部75は、特定の関連情報に関連付けられたコンテンツファイル60を表示装置4の表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成することが好ましい。ここで、関連情報とはコンテンツファイル60のタグデータ60bまたはタグテーブル62内のタグデータのうち少なくともタグテーブル62内のタグデータを含み、記憶部71に格納されている。
【0054】
より詳細には、後述するように、タグテーブル62内のタグデータに、このタグデータが関連付けられたコンテンツファイル60が特定の条件(例えば特定の被写体が撮像された、お正月などの特定の期間に撮像された)に合致することを示すタグが含まれている場合、表示制御部75は、この特定のタグに関連付けられたコンテンツファイル60を記憶部71から検索して抽出し、このコンテンツファイル60を表示装置4の表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成してもよい。以下の説明では、このような特定の条件に合致することを示すタグに関連付けられたコンテンツファイル60は、特定のグループに分類されているコンテンツファイル60であるという表現をする。
【0055】
あるいは、タグテーブル62内のタグデータに、このタグデータが関連付けられたコンテンツファイル60が撮像された際の撮像時刻データを示すタグが含まれている場合、表示制御部75は、コンテンツファイル60を撮像時刻データの順(早い順、遅い順のいずれでもよい)に表示装置4の表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成してもよい。
【0056】
また、表示制御部75は、コンテンツファイル60を一つの表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成することが好ましく、さらには、複数のコンテンツファイル60を一つの表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成することが好ましい。このような、表示制御部75が生成する表示画面生成用信号により表示装置4に表示される表示画面4aとしては、いわゆるサムネイル表示と呼ばれる表示画面4aが好適に挙げられる。このサムネイル表示では、特定のグループに属する単一または複数のコンテンツファイル60が表示画面4aで所定の大きさに表示される。
【0057】
あるいは、表示制御部75は、いわゆるスライドショー表示と呼ばれる表示画面4aを表示するための表示画面生成用信号を生成してもよい。表示制御部75によるスライドショー表示の態様は任意であり、一例として、コンテンツファイル60を順次切り替えながら所定時間毎に表示させる態様が挙げられる。当然、表示制御部75がコンテンツファイル60を表示させる例としては、上述したスライドショー表示に限定されず、いわゆるフォトブックと呼ばれる、銀塩写真を貼付するためのアルバムに類似した表示をさせてもよい。
【0058】
コンテンツファイル60とグループとの関係の一例について、
図6を参照して説明する。本実施形態においては、
図6に示すように、記憶部71(を構成するHDD261)内には、コンテンツファイル60が複数のグループであるアルバム51に関連付けられて格納されている。より詳細には、少なくとも一つのコンテンツファイル60はアルバム51に関連付けられており、好ましくは、コンテンツファイル60は複数のアルバム51の少なくとも一つのアルバム51に関連付けられている。従って、一つのコンテンツファイル60は複数のアルバム51に関連付けられてもよく、あるいは、どのアルバム51にも関連付けられていないコンテンツファイル60も存在しうる。
図6に示す例では、「○○子」「お正月」「旅行」等の名称が付けられた複数のアルバム51が存在し、それぞれのアルバム51には複数のコンテンツファイル60が関連付けられている。なお、本実施形態では、記憶部71内においてコンテンツファイル60とアルバム51とを関連付ける手法として、タグテーブル62に特定のタグデータを入力する手法を例示したが、コンテンツファイル60とアルバム51とを関連付ける手法については任意であり、一例として、記憶部71内にアルバム51に対応するフォルダを作成してこのフォルダ内にコンテンツファイル60を格納してもよい。
【0059】
関連情報更新部76は、入力部72が受け付けた入力信号に基づいて、記憶部71に格納された関連情報を更新する。そして、表示制御部75は、表示装置4により表示画面4aが表示されている状態で、いずれか一の入力装置からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、他の入力装置からの入力信号を入力部72が受け入れると、表示画面生成用信号を更新する。
【0060】
本実施形態における入力装置は、閲覧装置2及び入力指示装置5を含む。一例として、閲覧装置2及び表示装置4のそれぞれの表示画面2a、4aにコンテンツファイル60が表示された状態で、閲覧装置2をユーザが操作することでタグテーブル62内のタグデータの更新を指示する入力信号を閲覧装置2が出力し、画像管理装置1の入力部72がこの入力信号を受け付け、関連情報更新部76がこの入力信号に基づいて、更新が指示されたタグテーブル62内のタグデータを更新した後、入力指示装置5をユーザが操作することで入力信号を入力指示装置5が出力し、この入力信号を入力部72が受け付けると、表示制御部75は、閲覧装置2及び表示装置4のうち少なくとも表示装置4の表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を更新する。
【0061】
表示制御部75が表示画面生成用信号を更新する判断を行う、入力指示装置5からの入力信号は種々存在しうる。一例として、表示制御部75が複数のコンテンツファイル60を一つの表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成している場合、表示制御部75が表示画面生成用信号を更新する判断を行う、入力指示装置5からの入力信号は、表示画面4aに表示されるコンテンツファイル60のうち選択の対象となるコンテンツファイル60を変更する入力信号である。例えばこのような入力信号は、入力指示装置5の操作部5aが十字キーや方向キーを備え、また、表示制御部75が、現在選択されているコンテンツファイル60の周囲に枠を表示しているような場合、ユーザが十字キーや方向キーを操作することで、この枠表示を上下左右のいずれかの方向に表示されているコンテンツファイル60の周囲に移動させる指示を行った場合に、この入力指示装置5が出力する入力信号である。あるいは、入力指示装置5の操作部5aを操作することで、表示画面4aに表示されているコンテンツファイル60と異なるコンテンツファイル60を表示させる指示を行った場合に、この入力指示装置5が出力する入力信号でもよい。このような指示は、画面スクロール表示指示、画面切換表示指示等と呼ばれるものを含む。
【0062】
また、表示制御部75は、いずれか一の入力装置からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、更新された関連情報に関連付けられたコンテンツファイル60を表示装置4の表示画面4aに表示させているときに、他の入力装置からの入力信号を入力部72が受け入れたら表示画面生成用信号を更新することが好ましい。一例として、表示制御部75が特定のアルバム51に属するコンテンツファイル60のみを表示装置4に表示画面4aに表示させている状態で、閲覧装置2からの入力信号に基づいて、関連情報更新部76が表示画面4aに表示されているアルバム51に係るタグデータを更新した場合、入力指示装置5から、表示制御部75が表示画面生成用信号を更新する判断を行うべき入力信号が送信されると、表示制御部75は表示画面生成用信号を更新する判断を行う。逆に、関連情報更新部76が表示画面4aに表示されていないアルバム51に係るタグデータを更新した場合は、かりに入力指示装置5から、表示制御部75が表示画面生成用信号を更新する判断を行うべき入力信号が送信されても、表示制御部75は表示画面生成用信号を更新しない判断を行う。すなわち、更新されたタグデータは表示画面4aに表示されているコンテンツファイル60に関連付けられていないので、表示画面生成用信号を更新する必要はない。これにより、表示画面生成用信号を更新すべき時にのみ表示制御部75が適切に表示画面生成用信号を更新することができる。
【0063】
さらに、表示制御部75は、表示装置4により表示画面4aが表示されている状態で、いずれか一の入力装置からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、他の入力装置からの入力信号を入力部72が受け入れると、関連情報が更新されたことを報知する情報を表示装置4の表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を生成することが好ましい。関連情報の一例であるタグデータが更新されたことを報知する情報としては、表示装置4の表示画面4aに、現在表示中のコンテンツファイル60に関連付けられたタグデータが閲覧装置2からの入力信号により更新された旨を報知するものである。この場合、表示制御部75は、例えばタグデータ更新を報知するポップアップウィンドウをコンテンツファイル60に重畳して表示するような表示画面生成用信号を生成する。これ以外にも、表示制御部75は、表示画面4aの周縁に、タグデータ更新を報知するテキストをテロップのように表示するような表示画面生成用信号を生成してもよく、種々の報知方法に基づく表示画面生成用信号を生成することが可能である。
【0064】
加えて、表示制御部75は、ユーザに対して表示画面4aの更新の了承を求めるような表示画面生成用信号を生成してもよい。一例として、表示制御部75は、上述したポップアップウィンドウ内に、「はい」「いいえ」といったボタンを表示する表示画面生成用信号を生成してもよい。この場合、ユーザが入力指示装置5の操作部5aを操作することで、「はい」ボタンをクリックした場合にのみ、表示制御部75が表示画面生成用信号を更新してもよい。
【0065】
入力部72は、閲覧装置2、撮像装置3、入力指示装置5を含む外部入力機器から画像管理装置1に入力される各種入力信号を受け付け、受け付けた入力信号を制御部70に入力し、必要に応じて制御部70経由で記憶部71に格納する。出力部73は、表示画面生成用信号を含む、制御部70または記憶部71内の各種データを、閲覧装置2、表示装置4を含む外部出力機器に出力する。
【0066】
また、本実施形態の画像管理システムSを構成する閲覧装置2は、表示部77及び操作部78を備える。表示部77は、画像管理装置1を含む外部機器から閲覧装置2に入力される表示画面生成用信号を受け付け、受け付けた表示画面生成用信号に基づいて表示画面2aを表示する。操作部78は、ユーザによる操作に対応して入力信号を生成し、この入力信号を画像管理装置1を含む外部機器に出力する。
【0067】
以上の構成において、制御部70及び制御部70を構成する画像取り込み部74、表示制御部75及び関連情報更新部76は主にCPU20により構成され、記憶部71は主にメモリーカード7、ROM21、RAM22及びHDD部26により構成され、入力部72は主に入出力デバイス23、ネットワークインタフェース25及び無線LANインタフェース27により構成され、出力部73は主にHDMIインタフェース24、ネットワークインタフェース25及び無線LANインタフェース27により構成される。また、表示部77は主に表示デバイス43により構成され、操作部78は主に入出力デバイス47により構成される。
図4に示す各機能部の動作については後に詳述する。
【0068】
(コンテンツファイルのデータ構造)
図5は、本実施形態の画像管理装置1のHDD261内に格納されているコンテンツファイル60のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態のコンテンツファイル60はExif規格で定められるファイルフォーマットを有し、そのヘッダ部分80にタグデータが格納され、さらにサムネイル画像データが格納されたサムネイル画像領域81、及びコンテンツデータ60aが格納されたコンテンツデータ領域82が設けられている。従って、ヘッダ部分80に格納されたタグデータが、コンテンツファイル60のタグデータ60bに相当する。本実施形態のコンテンツファイル60では、ヘッダ部分80に格納されたタグデータ60bは、例えば、被写体撮像時に閲覧装置2及び撮像装置3によりコンテンツファイル60のヘッダ部分80の所定領域に記述される。
【0069】
コンテンツファイル60のヘッダ部分80には、コンテンツファイル60を特定するための一意の値(ID)が記述されるID領域83、コンテンツデータ60aの画素数が記述される画素数領域84、コンテンツファイル60の撮影日時である撮像時刻データが記述される撮影日時領域85、コンテンツファイル60の画像管理装置1への取り込み日時が記述される取り込み日時領域86、コンテンツファイル60が撮像された閲覧装置2及び撮像装置3の機種名が記述される機種名領域87、コンテンツファイル60のコンテンツデータ60aが撮像された際の閲覧装置2及び撮像装置3の各種情報、例えば絞り値、焦点距離が記述される撮影情報領域88、コンテンツファイル60が撮像されたときに閲覧装置2及び撮像装置3が所在する位置、すなわち撮像位置をGPSシステムにより得た位置情報(例えば緯度、経度、高度情報)が記述されるGPS情報領域89、及び画像管理装置1のユーザが各種情報を任意に記述するためのユーザ定義領域90が設けられている。当然、これ以外の領域をコンテンツファイル60のヘッダ部分80に設けることは任意である。
【0070】
ここで、ヘッダ部分80の各領域に記述される各種タグデータ60bについて一例を挙げて説明する。撮影日時領域85には、閲覧装置2及び撮像装置3の内部時計を参考にして、コンテンツファイル60のコンテンツデータ60aが生成されたときの日時、つまり撮影日時を示す撮像時刻データが、一例として“2013/06/01 10:15:24”、すなわち年月日及び秒単位までの時間として記述される。取り込み日時領域86には、画像管理装置1の図略の内部時計を参考にして、コンテンツファイル60のコンテンツデータ60aが画像管理装置1に取り込まれたときの日時、つまり取り込み日時が、一例として“2013/06/28 18:00:58”、すなわち年月日及び秒単位までの時間として記述される。機種名領域87には、閲覧装置2及び撮像装置3の機種名が、これら閲覧装置2等の製造者が定めたデータで、一例として「XYZ−○」として記述される。撮影情報領域88には、コンテンツファイル60のコンテンツデータ60aが生成された際の閲覧装置2及び撮像装置3の各種情報が、一例として「絞り値F=8、シャッタースピード1/125」として記述される。GPS情報領域89には、コンテンツファイル60が生成されたときに閲覧装置2及び撮像装置3が所在する位置をGPSシステムを用いて得た位置情報を示すデータ、より詳細には閲覧装置2等が所在する位置の緯度情報、経度情報及び高度情報が、一例として“lat=+35.09.36.266, lon=+136.54.21.114,alt=50”として記述される。
【0071】
(タグテーブルの内容)
図7は、本実施形態の画像管理装置1のHDD261内に格納されているタグテーブル62の内容の一例を示す図である。本実施形態のタグテーブル62は、アルバムタグテーブル91(
図7(a)参照)、コンテンツタグテーブル92(
図7(b)参照)及び関連付けタグテーブル93(
図7(c)参照)を備える。
【0072】
アルバムタグテーブル91は、アルバムID領域91a及びアルバム名称領域91bを備える。アルバムID領域91aには、個々のアルバム51を識別するためのID番号が格納され、アルバム名称領域91bには、ID番号で特定されるアルバム51に付された名称がテキストデータとして格納されている。
【0073】
コンテンツタグテーブル92は、コンテンツID領域92a、コンテンツファイル名領域92b、回転角領域92c、及び撮像時刻領域92dを備える。コンテンツID領域92aには、HDD261に格納されている個々のコンテンツファイル60を識別するためのID番号が格納され、コンテンツファイル名領域92bには、ID番号で特定されるコンテンツファイル60のファイル名がテキストデータとして格納され、回転角領域92cには、このコンテンツファイル60がどのような角度をもって表示されるかを示す回転角データが格納され、撮像時刻領域92dにはコンテンツファイル60の撮像時刻データが格納されている。これら各領域92a〜92dのうち、回転角領域92c及び撮像時刻領域92dに格納されたデータは、上述したコンテンツファイル60のヘッダ部分80に記述された情報から生成されるものである。従って、このコンテンツタグテーブル92にどのような領域を設けるかは、コンテンツファイル60のヘッダ部分80に記述された情報に基づいて任意に設定可能である。
【0074】
関連付けタグテーブル93は、コンテンツID領域93a及びアルバムID領域93bを備える。コンテンツID領域93aには、コンテンツタグテーブル92のコンテンツID領域92aに記述されたコンテンツファイル60のID番号が格納され、アルバムID領域93bには、このID番号で特定されるコンテンツファイル60が関連付けられたアルバム51のID番号が格納される。上述のように、一つのコンテンツファイル60が複数のアルバム51に関連付けられることも可能であるので、この場合、コンテンツID領域93aには同一のコンテンツファイル60のID番号が複数格納されて、このコンテンツファイル60に関連付けられた個々のアルバム51のID番号がアルバムID領域93bにそれぞれ記述される。
【0075】
(第1実施形態の画像管理システムの動作)
次に、
図8〜
図11のフローチャートを参照して、本実施形態の画像管理システムSの動作を説明する。
図8及び
図9は、本実施形態の画像管理システムSを構成する画像管理装置1に格納されたコンテンツファイル60を閲覧装置2により閲覧する動作を説明するためのフローチャートである。
【0076】
図8に示すフローチャートは、閲覧装置2においてコンテンツファイル60を閲覧するためのアプリケーションを立ち上げる等の動作により開始する。まず、ステップS1では、画像管理装置1の表示制御部75が、閲覧装置2の表示画面2aに初期画面を表示するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を出力部73を介して閲覧装置2に送信する。ステップS2では、閲覧装置2の表示部77がこの表示画面生成用信号を受け付け、表示画面生成用信号に基づいて表示画面2aに初期画面を表示する。
【0077】
ステップS3では、閲覧装置2の操作部78が、ユーザにより閲覧条件が入力されるのを待ち、ユーザにより閲覧条件が入力される(ステップS3においてYES)と、ステップS4において、ユーザにより入力された閲覧条件とともに、コンテンツファイル60の閲覧要求を操作部78が画像管理装置1に送信する。ここで、閲覧条件とは、閲覧装置2の表示画面2aに表示すべきコンテンツファイル60の条件であり、一例として、特定のアルバム51を指定する条件である。
【0078】
一方、ステップS5では、画像管理装置1の表示制御部75が、閲覧装置2からの閲覧要求を入力部72が受信するのを待ち、閲覧条件とともに閲覧要求を入力部72が受信すると(ステップS5においてYES)、ステップS6において、表示制御部75が閲覧条件に基づいて記憶部71に格納されたコンテンツファイル60及びタグテーブル62を検索し、この閲覧条件に合致するコンテンツファイル60を抽出する。
【0079】
そして、ステップS7では、表示制御部75が、ステップS6での抽出結果に基づいて、閲覧条件に合致するコンテンツファイル60の閲覧リストを作成する。ここで、表示制御部75が作成する閲覧リストとは、閲覧条件に合致するコンテンツファイル60のそれぞれについて閲覧装置2が送信要求可能なデータが記載されたリストを含み、一例として、閲覧装置2と画像管理装置1とが無線LANにより接続されている場合は、この無線LAN内においてのみ適用可能なコンテンツファイル60のネットワーク上のパス、URL等である。
【0080】
ステップS8では、画像管理装置1の表示制御部75が、出力部73を介して閲覧リストを送信し、ステップS9では、閲覧装置2の表示部77が画像管理装置1から送信された閲覧リストを受信して、表示部77においてコンテンツファイル60を表示する態様に基づいて、表示画面2aで表示するコンテンツファイル60に関連付けられたサムネイルファイル61の送信要求を画像管理装置1に送信する。ステップS10では、表示制御部75が、閲覧装置2から送信されたサムネイルファイル61の送信要求に基づいて、送信要求があったサムネイルファイル61を出力部73を介して送信する。そして、ステップS11では、表示部77が、画像管理装置1から送信されたサムネイルファイル61を表示画面2a上に表示する。
【0081】
表示部77においてコンテンツファイル60を表示する態様の具体的内容については、既に説明したようなサムネイル表示、スライドショー表示等種々の態様が可能であるので、ここでは詳細な説明は省略する。表示部77におけるコンテンツファイル60の表示態様はユーザにより適宜設定可能である。表示部77は、設定された表示態様においてどの(時に複数の)コンテンツファイル60のサムネイルファイル61が必要であるかを、閲覧リストを参照して決定し、この閲覧リストに記載された情報を用いて、表示が必要なコンテンツファイル60の送信要求を送信する。
【0082】
次に、ステップS12〜ステップS20までの動作は、上述したステップS3〜ステップS11までの動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。但し、ステップS12において、ユーザにより新たな閲覧条件が入力されない(ステップS12においてNO)場合は、プログラムはステップS21に移行し、同様に、ステップS14において閲覧条件とともに閲覧要求を入力部72が受信しない(ステップS14においてNO)場合は、プログラムはステップS23に移行する点のみが異なる。
【0083】
次に、ステップS21では、ユーザが閲覧装置2の操作部78を操作することで、現在表示画面2aに表示されているコンテンツファイル60(サムネイルファイル61)のうち、いずれかのコンテンツファイル60についての拡大表示要求が入力されたか否かが判断され、拡大表示要求がユーザにより入力された(ステップS21においてYES)場合は、プログラムはステップS22に移行し、拡大表示要求がその時点で入力されていない(ステップS21においてNO)場合は、プログラムはステップS26に移行する。ステップS22では、表示部77が、拡大表示要求が入力されたコンテンツファイル60、または現在閲覧装置2の表示画面2aに表示されているサムネイルファイル61よりも画質が良い、言い換えれば解像度が高い、あるいは圧縮率が低いサムネイルファイル61の送信要求を画像管理装置1に送信する。コンテンツファイル60を送信するか、あるいは画質が良いサムネイルファイル61を送信するかは、例えば画像管理装置1の表示制御部75が判断する。
【0084】
一方、ステップS23では、画像管理装置1の入力部72が、閲覧装置2から送信されたコンテンツファイル60等の送信要求を受信したか否かが判断され、コンテンツファイル60等の送信要求を受信した(ステップS23においてYES)場合は、プログラムはステップS24に移行し、コンテンツファイル60の送信要求をこの時点で受信していない(ステップS23においてNO)場合は、プログラムはステップS28に移行する。
【0085】
ステップS24では、画像管理装置1の表示制御部75が、送信要求のあったコンテンツファイル60等を記憶部71から抽出し、出力部73を介してこのコンテンツファイル60等を閲覧装置2に送信する。ステップS25では、画像管理装置1から送信されてきたコンテンツファイル60等を閲覧装置2の表示部77が受信し、受信したコンテンツファイル60等を表示画面2aに拡大表示する。
【0086】
次に、ステップS26では、ユーザが閲覧装置2の操作部78を操作することで、現在表示画面2aに表示されているコンテンツファイル60(サムネイルファイル61)のうち、いずれかのコンテンツファイル60に関連付けられたタグテーブル62のタグデータについての編集要求が入力されたか否かが判断され、編集要求がユーザにより入力された(ステップS26においてYES)場合は、プログラムはステップS27に移行し、編集要求がその時点で入力されていない(ステップS26においてNO)場合は、プログラムはステップS12に戻り、以降、ステップS12〜ステップS27の動作を繰り返す。ステップS27では、操作部78を操作することによりユーザが入力した編集・更新後のタグデータを操作部78が画像管理装置1に送信する。
【0087】
一方、ステップS28では、画像管理装置1の入力部72が、閲覧装置2から送信された編集後のタグデータを受信したか否かが判断され、編集後のタグデータを受信した(ステップS28においてYES)場合は、プログラムはステップS29に移行し、編集後のタグデータをその時点で受信していない(ステップS28においてNO)場合は、プログラムはステップS14に戻り、以降、ステップS14〜ステップS29の動作を繰り返す。ステップS29では、閲覧装置2から送信された編集後のタグデータを用いて、記憶部71内のタグテーブル62を更新する。
【0088】
次に、
図10及び
図11は、本実施形態の画像管理システムSを構成する画像管理装置1に格納されたコンテンツファイル60を閲覧装置2により閲覧する動作を説明するためのフローチャートである。
【0089】
図10に示すフローチャートは、画像管理装置1を起動する等の動作により開始する。まず、ステップS30では、画像管理装置1の表示制御部75が、表示装置4の表示画面4aに初期画面を表示するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を出力部73を介して表示装置4に送信する。表示装置4は、この表示画面生成用信号を受け付け、表示画面生成用信号に基づいて表示画面4aに初期画面を表示する。
【0090】
ステップS31では、入力指示装置5の操作部5aがユーザにより操作されることで、閲覧条件が入力されるのを待ち、ユーザにより閲覧条件が入力される(ステップS31においてYES)と、ステップS32において、ユーザにより入力された閲覧条件とともに、コンテンツファイル60の閲覧要求を入力指示装置5が画像管理装置1に送信する。
【0091】
一方、ステップS33では、画像管理装置1の表示制御部75が、入力指示装置5からの閲覧要求を入力部72が受信するのを待ち、閲覧条件とともに閲覧要求を入力部72が受信すると(ステップS33においてYES)、ステップS34において、表示制御部75が閲覧条件に基づいて記憶部71に格納されたコンテンツファイル60及びタグテーブル62を検索し、この閲覧条件に合致するコンテンツファイル60を抽出する。
【0092】
そして、ステップS35では、表示制御部75が、ステップS6での抽出結果に基づいて、閲覧条件に合致するコンテンツファイル60の表示リストを作成する。ここで、表示制御部75が作成する表示リストとは、閲覧条件に合致するコンテンツファイル60のそれぞれについて特定が可能なデータが記載されたリストを含み、一例として、閲覧条件に合致したコンテンツファイル60のファイル名が記載されたリスト等である。
【0093】
ステップS36では、表示制御部75が、表示装置4の表示画面4aに表示すべきサムネイルファイル61を出力部73を介して表示装置4に送信する。表示装置4は、画像管理装置1から送信されたサムネイルファイル61を表示画面4a上に表示する。表示装置4においてコンテンツファイル60を表示する態様の具体的内容についても、既に説明したようなサムネイル表示、スライドショー表示等種々の態様が可能であるので、ここでは詳細な説明は省略する。表示装置4におけるコンテンツファイル60の表示態様はユーザにより適宜設定可能である。表示制御部75は、設定された表示態様においてどの(時に複数の)コンテンツファイル60のサムネイルファイル61が必要であるかを、表示リストを参照して決定し、表示が必要なコンテンツファイル60を表示装置4に送信する。
【0094】
ステップS37では、ユーザが入力指示装置5の操作部5aを操作したか否かが判断され、ユーザが入力指示装置5の操作部5aを操作した(ステップS37においてYES)場合は、プログラムはステップS38に移行し、入力指示装置5がユーザの操作に基づく操作情報を画像管理装置1に送信する。一方、ユーザがその時点で入力指示装置5の操作部5aを操作していない(ステップS37においてNO)場合は、プログラムはステップS43に移行する。
【0095】
ステップS39では、画像管理装置1の入力部72が入力指示装置5から操作情報を受信したか否かが判断され、入力部72が操作情報を受信した(ステップS39においてYES)場合は、プログラムはステップS40に移行する。一方、入力部72がその時点で操作情報を受信していない場合(ステップS39においてNO)、プログラムはステップS45に移行する。
【0096】
ステップS37における入力指示装置5の操作入力、及びステップS39における操作情報の受信において、ユーザが操作部5aを用いて入力した操作入力及びこれに基づく操作情報は、後述する閲覧条件の再入力、コンテンツファイル60の拡大表示、及びタグデータの編集入力を除く操作入力である。好ましくは、操作入力及び操作情報は、表示画面4aに表示されるコンテンツファイル60のうち選択の対象となるコンテンツファイル60を変更するための操作入力等や、閲覧条件に基づくコンテンツファイル60のうち、現在表示画面4aに表示されているコンテンツファイル60と異なるコンテンツファイル60を表示するための操作入力等である。
【0097】
ステップS40では、画像管理装置1の表示制御部75が、記憶部71に格納されているタグテーブル62が更新されたか否かを判断し、タグテーブル62が更新されている(ステップS40においてYES)場合は、プログラムはステップS41に移行し、タグテーブル62が更新されていない(ステップS40においてNO)場合は、プログラムはステップS45に移行する。ここで、タグテーブル62の更新の有無を判断する手法の一例としては、表示制御部75がタグテーブル62に前回アクセスした際の日時情報と、タグテーブル62の更新日時情報とを比較する手法が好適に挙げられる。
【0098】
ステップS41では、更新されたタグテーブル62が表示制御部75により参照されることにより、タグテーブル62の更新により表示画面4aに表示すべきサムネイルファイル61の表示態様が異なるか否かが判断され、サムネイルファイル61の表示態様が異なる(ステップS41においてYES)場合は、プログラムはステップS42に移行し、サムネイルファイル61の表示態様が異ならない場合は、プログラムはステップS45に移行する。ステップS42では、表示制御部75が、更新されたタグテーブル62を参照して、また、ステップS39で受信した操作情報を反映して、サムネイルファイル61を表示画面4aに表示するための表示画面生成用信号を更新して表示装置4に送信する。
【0099】
サムネイルファイル61の表示態様が異なる例としては、タグテーブル62のうち、例えば回転角領域92cに格納された回転角データが更新された場合が挙げられる。また、その時点での閲覧条件に合致しない、一例として表示装置4の表示画面4aに表示されているコンテンツファイル60が関連付けられたアルバム51に属しないコンテンツファイル60に関連付けられたタグテーブル62のタグデータが更新された場合も、ここにいうサムネイルファイル61の表示態様が異ならない場合に該当する。
【0100】
ステップS43〜ステップS57までの動作は、
図8のステップS12〜
図9のステップS29までの動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。但し、サムネイルファイル61、コンテンツファイル60を表示するための表示画面生成用信号は画像管理装置1の表示制御部75から表示装置4に送信される。
【0101】
(第1実施形態の効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態の画像管理システムSでは、表示装置4により表示画面4aが表示されている状態で、閲覧装置2からの入力信号に基づいて関連情報更新部76がタグテーブル62を更新した後、入力指示装置5からの入力信号を入力部72が受け入れると、表示制御部75が表示装置4に送信すべき表示画面生成用信号を更新しているので、例えば、閲覧装置2からの入力信号に基づいて関連情報更新部76がタグテーブル62を更新する度に、表示制御部75が表示装置4に送信すべき表示画面生成用信号を更新する態様と比較して、入力指示装置5からの入力信号という、ユーザが明示的に操作を行ったことに基づく入力信号を契機として、表示制御部75が表示画面生成用信号を更新する。従って、本実施形態によれば、ユーザがコンテンツファイル60(含むサムネイルファイル61)を閲覧する動作を行っている際に、ユーザが予期しうるタイミングで閲覧結果を変更することが可能になる。
【0102】
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、画像管理装置1は記憶部71を備え、この記憶部71内にコンテンツファイル60が格納されていた。しかしながら、画像管理装置1は内部にコンテンツファイル60を格納しておく必要はなく、画像管理装置1とは別体の記憶装置を設け、画像管理装置1は、この記憶装置からコンテンツファイル60の少なくとも一部を受け入れても、本発明を実現することが可能である。
【0103】
図12は、本発明の第2実施形態である画像管理装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0104】
図12において、本実施形態の画像管理装置1には記憶装置79が接続され、この記憶装置79には、第1実施形態と同様のコンテンツファイル60が格納されている。記憶装置79は、例えば外付けのHDD装置、USBフラッシュメモリ装置、メモリーカード7等である。画像管理装置1と記憶装置79との接続形態は、画像管理装置1と記憶装置79との間で、コンテンツファイル60の少なくとも一部、例えばコンテンツデータ60aとタグデータ60bの少なくとも一部の送受信が可能な形態であれば特段の限定はなく、ケーブルを介して接続する形態、無線LAN等、電波を介して接続する形態、さらには、メモリーカード7を画像管理装置1のカードインタフェース232(
図2参照)に挿入する形態等、周知の接続形態が採用可能である。
【0105】
また、本実施形態の画像管理装置1は、制御部70、記憶部71、データ入力部72a、指示入力部72b及び表示出力部73aを備える。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0106】
本実施形態の制御部70は、第1実施形態の制御部70と比較して、画像取り込み部74を備えていないことを除き、その機能構成は第1実施形態の制御部と同一である。また、表示制御部75は、データ入力部72aを介して記憶装置79に格納されたコンテンツファイル60を受け入れ、各種動作を行う。また、本実施形態の記憶部71にはサムネイルファイル61及びタグテーブル62が格納されている。
【0107】
データ入力部72aは、画像管理装置1に接続された記憶装置79からコンテンツファイル60を受け入れる。指示入力部72bは入力指示装置5からの入力信号を受け入れる。そして、表示出力部73aは、コンテンツファイル60またはサムネイルファイル61を表示装置4の表示画面4a上に表示するための表示画面生成用信号を出力する。
【0108】
従って、本実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。特に、本実施形態によれば、画像管理装置1と記憶装置79とを別体にすることが可能であり、例えば、記憶装置79をWAN13上に存在する外部サーバ14(
図1参照)で構成することも可能であり、画像管理装置1全体の構成の簡略化を図ることができる。
【0109】
(変形例)
本発明の画像管理装置1、画像管理システムS、画像管理装置1におけるコンテンツ表示方法及びプログラムは、その細部が上述した各実施形態に限定されず、種々の変形例が可能である。
【0110】
一例として、上述の各実施形態では、閲覧装置2からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、入力指示装置5からの入力信号を受け付けた際に、表示制御部75が表示画面生成用信号の更新を行っていたが、逆に、入力指示装置5からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、閲覧装置2からの入力信号を受け付けた際に、表示制御部75が表示画面生成用信号の更新を行ってもよい。また、上述した各実施形態では画像管理システムSが1台の閲覧装置2のみ備えていたが、複数台の閲覧装置2を備えてもよい。この場合、いずれかの閲覧装置2からの入力信号に基づいて関連情報更新部76が関連情報を更新した後、他の閲覧装置2からの入力信号を受け付けた際に、表示制御部75が表示画面生成用信号の更新を行えばよい。
【0111】
そして、上述の各実施形態において、画像管理装置1及び閲覧装置2を動作させるプログラムはROM21、HDD部26等に格納されて提供されていたが、不図示の光学ディスクドライブ、USBインタフェース233、473等を用いて、プログラムが格納されたDVD(Digital Versatile Disc)、USBフラッシュメモリ装置、メモリーカード7等を接続し、このDVD等からプログラムを画像管理装置1、閲覧装置2に読み込んで動作させてもよい。また、WAN13上の外部サーバ14内にプログラムを格納しておき、ネットワークインタフェース25を介してこのプログラムを画像管理装置1に読み込んで動作させてもよい。さらに、上述の各実施形態において、画像管理装置1、閲覧装置2は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU20、40がプログラムの動作により実現することも可能である。加えて、上述の各実施形態ではHDD部26を用いていたが、HDD部26以外の記憶媒体、一例としてSSD(Solid State Drive)装置やメモリーカード等の周知の記憶媒体を用いることも可能である。