特許第6347619号(P6347619)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 住友重機械工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6347619-フォークリフト 図000002
  • 特許6347619-フォークリフト 図000003
  • 特許6347619-フォークリフト 図000004
  • 特許6347619-フォークリフト 図000005
  • 特許6347619-フォークリフト 図000006
  • 特許6347619-フォークリフト 図000007
  • 特許6347619-フォークリフト 図000008
  • 特許6347619-フォークリフト 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6347619
(24)【登録日】2018年6月8日
(45)【発行日】2018年6月27日
(54)【発明の名称】フォークリフト
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20180618BHJP
   B60L 11/18 20060101ALI20180618BHJP
   B60K 1/04 20060101ALI20180618BHJP
   B66F 9/24 20060101ALI20180618BHJP
【FI】
   H02J7/00 301B
   H02J7/00 301C
   B60L11/18 C
   B60K1/04 Z
   B66F9/24 W
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-25117(P2014-25117)
(22)【出願日】2014年2月13日
(65)【公開番号】特開2015-154542(P2015-154542A)
(43)【公開日】2015年8月24日
【審査請求日】2017年2月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002107
【氏名又は名称】住友重機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105887
【弁理士】
【氏名又は名称】来山 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】石坂 拓也
(72)【発明者】
【氏名】樋口 晃人
【審査官】 桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−306817(JP,A)
【文献】 特開2002−329487(JP,A)
【文献】 特開2005−100746(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00 − 7/12
H02J 7/34 − 7/36
B60K 1/04
B60L 11/18
B66F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリと、
開放部を有し、内部に前記バッテリを収納する空間を画定する収納室と、
前記開放部を塞ぎ、着座面が持ち上がることによって前記開放部を開放する運転席と、
前記収納室の中に配置され、前記バッテリを充電するための充電ケーブルが接続されるコネクタと
を有し、
前記収納室は、前記着座面が持ち上がった状態で、前記開放部を通して充電ケーブル前記コネクタに接続することが可能で、前記開放部が塞がれた状態では、外部の装置と前記コネクタとを充電ケーブルで接続できない構造とされているフォークリフト。
【請求項2】
前記外部の装置は電力変換装置を含み、前記電力変換装置で電力変換された電力が前記充電ケーブルを通して前記コネクタに供給される請求項1に記載のフォークリフト。
【請求項3】
前記運転席は、複数の高圧ガスダンパによって上下に並進移動し、前記運転席が上方に並進移動することにより前記開放部が開放される請求項1または2に記載のフォークリフト。
【請求項4】
バッテリと、
開放部を有し、内部に前記バッテリを収納する空間を画定する収納室と、
前記開放部を塞ぎ、着座面が持ち上がることによって前記開放部を開放する運転席と、
前記バッテリを充電するための充電ケーブルが接続されるコネクタと、
前記コネクタに前記充電ケーブルが接続されたことを検出すると、前記運転席の前記着座面を持ち上げることによって前記開放部を開放する充電開始機構と
を有するフォークリフト。
【請求項5】
前記充電開始機構は、
前記運転席を持ち上げる高圧ガスダンパと、
前記運転席が持ち上がらないように施錠する電磁ロックと、
前記充電ケーブルが前記コネクタに接続されると前記電磁ロックを解錠するコネクタ接続判定部と
を有する請求項4に記載のフォークリフト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォークリフトに関する。
【背景技術】
【0002】
バッテリを収納する収納室に開閉可能なボンネット(開閉部)を設けたバッテリ式フォークリフトが、下記の特許文献1に開示されている。バッテリの充電時に、開閉部を開けておくことにより、バッテリから発生する有害ガスや熱を外部に排出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平05−9219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バッテリ収納室の開閉部を閉じた状態でバッテリの充電を行うと、バッテリ収納室内に熱が籠り、バッテリの温度が過度に上昇してしまう場合がある。バッテリの温度が過度に上昇すると、バッテリの寿命が短くなる。
【0005】
本発明の目的は、バッテリの充電時に、バッテリの過度の温度上昇を抑制することが可能なフォークリフトを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点によると、
バッテリと、
開放部を有し、内部に前記バッテリを収納する空間を画定する収納室と、
前記開放部を塞ぎ、着座面が持ち上がることによって前記開放部を開放する運転席と、
前記収納室の中に配置され、前記バッテリを充電するための充電ケーブルが接続されるコネクタと
を有し、
前記収納室は、前記着座面が持ち上がった状態で、前記開放部を通して充電ケーブル前記コネクタに接続することが可能で、前記開放部が塞がれた状態では、外部の装置と前記コネクタとを充電ケーブルで接続できない構造とされているフォークリフトが提供される。
【発明の効果】
【0007】
開放部が閉じた状態では充電が行われないため、バッテリ充電中にバテッリの温度が過度に上昇することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、フォークリフト、及び実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図2図2A及び図2Bは、実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図3図3A及び図3Bは、他の実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図4図4A図4Cは、さらに他の実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図5図5は、図4A図4Cに示した実施例の変形例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図6図6A及び図6Bは、図4A図4Cに示した実施例の他の変形例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図7図7は、さらに他の実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
図8図8A及び図8Bは、さらに他の実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に、フォークリフト、及び実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。実施例によるフォークリフト用充電装置は、フォークリフト10に搭載されている。フォークリフト10は、車体後方に重りを搭載することにより車体のバランスをとるように構成された所謂カウンタ式のフォークリフトである。運転者が運転席17に着座して、レバー等の操作器14を操作する。運転席17よりも前方に前輪12が配置され、運転席17よりも後方に後輪13が配置されている。前輪12は駆動用の車輪であり、後輪13は操舵用の車輪である。運転席17の前方にフォーク11が配置されている。走行用電動モータ20が前輪12を駆動し、昇降用電動モータ21がフォーク11を昇降させる。
【0010】
運転席17の下にバッテリ収納室18が配置されている。バッテリ収納室18に、バッテリ19が収納されている。バッテリ19は、走行用電動モータ20及び昇降用電動モータ21に電力を供給する。バッテリ収納室18は上方に向かって開放されており、運転席17の着座面がバッテリ収納室18の開放部を塞いでいる。運転席17の着座面を前方または後方に傾斜させることにより、バッテリ収納室18を開放することができる。このように、運転席17の着座面は、バッテリ収納室18を開放及び閉塞する開閉部としての機能を有する。本明細書において、運転席17の着座面を、バッテリ収納室18の「開閉部22」という。
【0011】
フォークリフト10の車体に、コネクタ16が設けられている。充電ケーブル31をコネクタ16に接続することにより、バッテリ19を充電することができる。充電電力は、充電電力供給装置30から充電ケーブル31を通して、フォークリフト10に供給される。充電電力供給装置30は、商用電源35から電力の供給を受ける。
【0012】
フォークリフト10に、充電開始機構15が搭載されている。充電開始機構15は、以下の2つの条件が満足されたときに、バッテリ19の充電を開始する。充電開始のための第1の条件は、バッテリ収納室18の開閉部22が開いていることであり、第2の条件は、充電ケーブル31がコネクタ16に接続されていることである。
【0013】
図2Aに、実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。バッテリ収納室18の上部の開放部が、運転席17の着座面である開閉部22により塞がれている。開閉部22がヒンジ23を支点として傾斜することにより、バッテリ収納室18が開く。バッテリ収納室18内にバッテリ19が収納されている。
【0014】
充電開始機構15が、コネクタ接続判定部40、電磁ロック41、及び高圧ガスダンパ42を含む。コネクタ接続判定部40は、コネクタ16に充電ケーブル31が接続されているか否かを判定する。コネクタ16に充電ケーブル31が接続されると、コネクタ接続判定部40は、電磁ロック41を解錠する。
【0015】
図2Bに、充電ケーブル31がコネクタ16に接続された状態を示す。電磁ロック41が解錠されると、高圧ガスダンパ42により、開閉部22がヒンジ23を支点として持ち上がる。このように、充電開始機構15は、充電ケーブル31がコネクタ16に接続され
ているという第2の条件が満たされたことを検知すると、バッテリ収納室18の開閉部22を開いて第1の条件を満たす。従って、バッテリ19の充電中は、第1の条件及び第2の条件の両方が満たされる。
【0016】
バッテリ19の充電中に、開閉部22が開いているため、バッテリ19から発生した熱を効率的に散逸させることができる。これにより、バッテリ19の過度の温度上昇を抑制することができる。第1の条件及び第2の条件のうち少なくとも一方が満たされていない場合には、バッテリ19の充電は行われない。
【0017】
バッテリ19の充電が完了すると、充電ケーブル31がコネクタ16に接続されていない状態で、開閉部22を押し下げることにより、電磁ロック41を施錠する。これにより、フォークリフト10が運転可能な状態になる。
【0018】
充電電力供給装置30は、例えばインバータ、整流器等の電力変換装置を含む。または、充電電力供給装置30が商用電源を含む構成としてもよい。充電電力供給装置30は、その動作を制御する制御装置、例えばCPUを含む構成としてもよい。
【0019】
図3A及び図3Bを参照して、他の実施例について説明する。以下、図1図2A図2Bに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
【0020】
図3Aに示すように、バッテリ収納室18内にコネクタ16が設置されている。ロック45を施錠することにより、開閉部22が閉じた状態が維持される。開閉部22が閉じた状態では、バッテリ収納室18の外部からコネクタ16に充電ケーブル31を接続することができない。
【0021】
図3Bに示すように、バッテリ19を充電するときには、運転者がロック45を解錠する。ロック45が解錠されると、高圧ガスダンパ42により開閉部22が持ち上がる。これにより、コネクタ16へのアクセスが可能な状態になる。運転者が、充電ケーブル31を、バッテリ収納室18内のコネクタ16に接続することにより、充電が開始される。
【0022】
図3A及び図3Bに示した実施例では、コネクタ16をバッテリ収納室18内に設置した構造により、充電開始機構15が実現される。この実施例では、開閉部22が開いているという第1の条件が満たされない場合には、バッテリ19の充電を行うことができない。充電ケーブル31がコネクタ16に接続されているという第2の条件が満たされていない場合も、バッテリ19の充電は行われない。すなわち、第1の条件及び第2の条件の両方が満たされているときに、バッテリ19の充電が行われ、少なくとも一方が満たされていないときには、バッテリ19の充電が行われない。
【0023】
図3A図3Bに示した実施例においても、図1図2A図2Bに示した実施例と同様に、バッテリ19の充電中における過剰な温度上昇を抑制することができる。
【0024】
図3A図3Bに示した実施例においては、充電電力供給装置30を商用電源とし、コネクタ16とバッテリ19との間に、インバータ、整流器等の電力変換装置を接続してもよい。
【0025】
図4A図4Cを参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1図2A図2Bに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
【0026】
図4Aに示すように、センサ47がバッテリ収納室18及び開閉部22に取り付けられ
ている。センサ47は、開閉部22の開閉状態を検出する。センサ47による開閉状態の検出結果を示す信号が、信号コネクタ48に送られる。充電電力供給装置30から延びる信号ケーブル49が、信号コネクタ48に接続される。
【0027】
図4Bに示すように、バッテリ19を充電するときには、充電ケーブル31をコネクタ16に接続し、信号ケーブル49を信号コネクタ48に接続する。センサ47による開閉状態の検知結果を示す信号が、信号コネクタ48及び信号ケーブル49を介して、充電電力供給装置30に入力される。充電電力供給装置30は、開閉部22が閉じているときには、電力を出力しない。
【0028】
図4Cに示すように、運転者が開閉部22を開くと、センサ47から開閉部22が開いたことを検知した信号が充電電力供給装置30に伝送される。充電電力供給装置30は、センサ47から、開閉部22が開いた状態を示す信号を受信すると、電力の出力を開始する。これにより、充電ケーブル31を通して、バッテリ19に充電電力が供給される。
【0029】
図4A図4Cに示した実施例では、充電ケーブル31をコネクタ16に接続して、第2の条件を満たしても、開閉部22が開いているという第1の条件が満たされていない場合(図4B)には、バッテリ19の充電が行われない。開閉部22が開いて第1の条件が満たされた状態(図4C)になると、充電が行われる。この実施例では、充電電力供給装置30、センサ47、信号コネクタ48、信号ケーブル49、及び充電ケーブル31により、充電開始機構15(図4A)が実現される。
【0030】
図4A図4Cに示した実施例においても、図1図2A図2Bに示した実施例と同様に、バッテリ19の充電中における過剰な温度上昇を抑制することができる。
【0031】
充電電力供給装置30は、その動作を制御する制御装置、例えばCPUを含む構成としてもよい。または、充電電力供給装置30を制御するための制御装置を、充電電力供給装置30の外部に配置する構成としてもよい。充電電力供給装置30に受信部が搭載され、この受信部でセンサ47からの信号を受信する構成としてもよい。または、制御装置が、センサ47からの信号を受信する構成としてもよい。センサ47からの信号が、管理サーバ等を介して、最終的に充電電力供給装置30や、制御装置に入力される構成としてもよい。
【0032】
図5に、図4A図4Cに示した実施例の変形例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。この変形例では、充電電力供給装置30が、注意喚起発出装置32を有する。注意喚起発出装置32には、例えば音声によって注意を喚起する発音装置、光によって注意を喚起する発光装置等が用いられる。
【0033】
充電ケーブル31がコネクタ16に接続され、信号ケーブル49が信号コネクタ48に接続された状態(第2の条件が満たされた状態)で、充電電力供給装置30がセンサ47から、開閉部22が閉じていること(第1の条件が満たされていないこと)を示す信号を受信すると、充電電力供給装置30が、開閉部22を開くように(第1の条件を満たすように)、注意喚起発出装置32から運転者の注意を喚起するための音声または光を発出する。
【0034】
運転者が開閉部22を開くと、センサ47から充電電力供給装置30に、開閉部22が開いたことを示す信号が伝送される。充電電力供給装置30は、開閉部22が開いたことを示す信号を受信すると、充電電力の出力を開始する。開閉部22が閉じているとき、運転者に対して、開閉部22を開けるように注意喚起することにより、迅速に充電を開始することができる。
【0035】
図6Aに、図4A図4Cに示した実施例の他の変形例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。図4A図4Cに示した実施例では、センサ47からの信号を充電電力供給装置30に伝送するために、信号コネクタ48及び信号ケーブル49が準備される。これに対し、図6Aに示した変形例では、充電用のコネクタ16に、センサ47からの信号を充電電力供給装置30に伝送するための端子が設けられている。センサ47から充電電力供給装置30に信号を伝送するための信号線は、充電ケーブル31内に収容される。
【0036】
図6Aに示した変形例では、充電用と信号用との2つのケーブルを、それぞれ対応するコネクタに接続する必要がない。このため、充電作業の煩雑さを軽減することができる。
【0037】
図6Bに、図4A図4Cに示した実施例のさらに他の変形例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。図6Bに示した変形例では、センサ47に無線装置50が接続され、充電電力供給装置30に無線装置51が接続されている。センサ47からの信号が、無線装置50、51を介して、充電電力供給装置30に伝送される。このように、無線通信によりセンサ47からの信号を送受してもよい。
【0038】
図6Bに示した変形例でも、充電用と信号用との2つのケーブルを、それぞれ対応するコネクタに接続する必要がない。このため、充電作業の煩雑さを軽減することができる。
【0039】
図7に、さらに他の実施例によるフォークリフト用充電装置の概略図を示す。以下、図4A図4Cに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
【0040】
図7に示した実施例では、充電電力供給装置30がフォークリフト10に搭載されている。フォークリフト10に充電用のコネクタ55が設けられている。充電ケーブル56によってコネクタ55を商用電源35に接続することにより、バッテリ19の充電が行われる。
【0041】
充電電力供給装置30は、バッテリ19に充電電力を供給する前に、センサ47からの信号を受信し、開閉部22が開いているか否かを判定する。充電電力供給装置30は、充電ケーブル56がコネクタ55に接続されて第2の条件が満たされ、かつ開閉部22が開けられて第1の条件も満たされているとき、充電電力を出力する。開閉部22が閉じられて第1の条件が満たされていない場合には、充電電力を出力しない。
【0042】
図7に示した実施例では、センサ47の信号を受信し、開閉部22の開閉状態を判定する充電電力供給装置30がフォークリフト10に搭載されているため、フォークリフト10に信号ケーブル49(図4A)を接続する必要がない。
【0043】
図8A図8Bを参照して、さらに他の実施例について説明する。以下、図1図2A図2Bに示した実施例との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
【0044】
図2Aに示した実施例では、ヒンジ23を支点として、開閉部22を傾斜させることによりバッテリ収納室18を開放状態にした。図8Aに示した実施例では、複数の高圧ガスダンパ42により、開閉部22が上下に並進移動する。
【0045】
図8Bに示すように、開閉部22を上方に並進移動させることにより、バッテリ収納室18を開放することができる。図8A及び図8Bに示した実施例においても、図1図2
A〜図2Bに示した実施例と同様に、充電期間中におけるバッテリ19の過度の温度上昇を抑制することができる。
【0046】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【符号の説明】
【0047】
10 フォークリフト
11 フォーク
12 前輪
13 後輪
14 操作器
15 充電開始機構
16 コネクタ
17 運転席
18 バッテリ収納室
19 バッテリ
20 走行用電動モータ
21 昇降用電動モータ
22 開閉部
23 ヒンジ
30 充電電力供給装置
31 充電ケーブル
32 注意喚起発出装置
35 商用電源
40 コネクタ接続判定部
41 電磁ロック
42 高圧ガスダンパ
45 ロック
47 センサ
48 信号コネクタ
49 信号ケーブル
50、51 無線装置
55 コネクタ
56 充電ケーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8