(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記電力コネクタはQ個の出力端子を含み、Qは1より大きい正の整数であり、前記Q個の出力端子は前記少なくとも2つの出力電圧を出力するように構成される、請求項1に記載の電力システム。
前記M個のセルパックの各電力貯蔵ユニットが、Kボルトに等しい電気エネルギーを提供するとき、当該電力システムは、Kボルトと(M×K)ボルトとの間の電気エネルギーを提供することをサポートする、請求項1に記載の電力システム。
前記の複数のトランジスタのうちの各トランジスタは、少なくとも1つの機械スイッチ又は少なくとも1つの電磁スイッチとして形成される、請求項1に記載の電力システム。
前記M個のセルパックの各電力貯蔵ユニットが、Kボルトに等しい電気エネルギーを蓄えるとき、当該電力システムは、Kボルトと(M×K)ボルトとの間の電気エネルギーを蓄えることをサポートする、請求項6に記載の電力システム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に従う電力システム100のブロック図を示している。
図1に示されるとおり、電力システム100は、電力コネクタ10、電圧検出ユニット11、セルアレイ13、及びマイクロコントローラ12を含む。電力コネクタ10は、Q個の出力端子を含む。Q個の出力端子は、少なくとも1つの出力電圧を出力するように使用される。ここで、Qは、1より大きい正の整数である。電圧検出ユニット11は、電力コネクタ10に結合されて、少なくとも1つの出力電圧の電圧レベルを検出する。セルアレイ13は、電力コネクタ10に結合されて、少なくとも1つの出力電圧のエネルギーを提供する。マイクロコントローラ12は、電圧検出ユニット11及びセルアレイ13に結合されて、セルアレイ13を制御する。電力システム100において、マイクロコントローラ12は、任意タイプのプロセッサ、例えば、組み込み型処理チップ、CPU又は論理制御ユニットなどであり得る。セルアレイ13は、電力貯蔵ユニットを含む。電力貯蔵ユニットは、任意タイプの電力貯蔵ユニット、例えば、バッテリ、キャパシタ又はリチウムポリマーセルなどであり得る。電子デバイスの充電ラインがユーザによって電力コネクタ10に結合されたとき、電圧検出ユニット11は、電子デバイスの標準電圧レベルを検出することができる。それから、電圧検出ユニット11は、標準電圧レベルのメッセージ(又は、例えば情報)をマイクロコントローラ12に送信する。マイクロコントローラ12が標準電圧レベルのメッセージを受信した後、マイクロコントローラ12は、セルアレイ13の電力貯蔵ユニットの電気接続を制御する。このようにすることによって、電力システム100は、様々な電子デバイスを充電するように適切な標準電圧レベルを提供し、これにより、高い互換性を達成することができる。電力システム100のセルアレイ13の回路構造は、以下で例示される。
【0010】
図2は、電力システム100のセルアレイ13の回路構造を示している。
図2に示されるとおり、セルアレイ13は、M個のセルパックCP
1乃至CP
M(すなわち、点線の範囲)を含む。M個のセルパックCP
1乃至CP
Mは、並列に結合される。第1のセルパックCP
1は、第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13、第4のトランジスタT
14、第5のトランジスタT
15、第6のトランジスタT
16、及び電力貯蔵ユニットB
1を含む。第1のトランジスタT
11は、第1の高電圧端子VH
1に結合される第1の端子と、第1の制御信号C
11を受信する制御端子と、第2の端子とを含む。第2のトランジスタT
12は、第1のトランジスタT
11の第1の端子に結合された第1の端子と、第2の制御信号C
12を受信する制御端子と、第2の端子とを含む。第3のトランジスタT
13は、第1の低電圧端子VL
1に結合された第1の端子と、第3の制御信号C
13を受信する制御端子と、第2のトランジスタT
12の第2の端子に結合された第2の端子とを含む。第4のトランジスタT
14は、第2の高電圧端子VH
2に結合された第1の端子と、第4の制御信号C
14を受信する制御端子と、第1のトランジスタT
11の第2の端子に結合された第2の端子とを含む。第5のトランジスタT
15は、第4のトランジスタT
14の第2の端子に結合された第1の端子と、第5の制御信号C
15を受信する制御端子と、第2の端子とを含む。電力貯蔵ユニットB
1は、第5のトランジスタT
15の第2の端子に結合された第1の端子と、第3のトランジスタT
13の第2の端子に結合された第2の端子とを含む。第6のトランジスタT
16は、電力貯蔵ユニットB
1の第2の端子に結合された第1の端子と、第6の制御信号C
16を受信する制御端子と、第2の低電圧端子VL
2に結合された第2の端子とを含む。第2のセルパックCP
2は、第1のトランジスタT
21、第2のトランジスタT
22、第3のトランジスタT
23、第4のトランジスタT
24、第5のトランジスタT
25、第6のトランジスタT
26、及び電力貯蔵ユニットB
2を含む。第1のセルパックCP
1と第2のセルパックCP
2とにおける差は、第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21の第1の端子が、第1のセルパックCP
1の第4のトランジスタT
14の第2の端子に結合されることである。第2のセルパックCP
2の第3のトランジスタT
23の第1の端子は、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1の第2の端子に結合される。同様にして、m番目のセルパックCP
mが、6つのトランジスタT
m1乃至T
m6と電力貯蔵ユニットB
mとを含む。具体的に、m番目のセルパックCP
mの第1のトランジスタT
m1の第1の端子は、(m−1)番目のセルパックCP
m−1の第4のトランジスタT
(m−1)4の第2の端子に結合される。m番目のセルパックCP
mの第3のトランジスタT
m3の第1の端子は、(m−1)番目のセルパックCP
m−1の電力貯蔵ユニットB
m−1の第2の端子に結合される。ここで、mは正の整数であって、2≦m≦Mである。同様にして、M番目のセルパックCP
Mが、6つのトランジスタT
M1乃至T
M6と電力貯蔵ユニットB
Mとを含む。M番目のセルパックCP
Mの第1のトランジスタT
M1の第1の端子は、(M−1)番目のセルパックCP
M−1の第4のトランジスタT
(M−1)4の第2の端子に結合される。M番目のセルパックCP
Mの第3のトランジスタT
M3の第1の端子は、(M−1)番目のセルパックCP
M−1の電力貯蔵ユニットB
M−1の第2の端子に結合される。実施形態において、第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mの各トランジスタは、N型の金属酸化物半導体又はP型の金属酸化物半導体であり得る。第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mのすべての制御信号は、マイクロコントローラ12によって生成することができる。換言すると、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mの各トランジスタのON状態(すなわち、有効の状態)とOFF状態(すなわち、無効の状態)とを制御することができる。同等に、電力貯蔵ユニットB
1乃至B
Mの電気接続が、これに従って調整されることができる。下記では、電力システム100のいくつかの電気接続が示される。
【0011】
図3は、電力システム100に係る、直列に結合された2つのセルパックの一構造を示している。
図3に示されるとおり、2つのセルパックCP
1及びCP
2が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2とにおける電気接続を制御して直列接続を確立するように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。ここで、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。具体的に、第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22、第4のトランジスタT
24及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1及び電力貯蔵ユニットB
2は、直列接続を確立する。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図3における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0012】
図4は、電力システム100に係る、並列に結合された2つのセルパックの一構造を示している。
図4に示されるとおり、2つのセルパックCP
1及びCP
2が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2とにおける電気接続を制御して並列接続を確立するように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。ここで、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。具体的に、第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23、第4のトランジスタT
24及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1及び電力貯蔵ユニットB
2は、並列接続を確立する。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図4における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0013】
図5は、電力システム100に係る、並列に結合された4つのセルパックの一構造を示している。
図5に示されるとおり、4つのセルパックCP
1乃至CP
4が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2と第3のセルパックCP
3の電力貯蔵ユニットB
3と第4のセルパックCP
4の電力貯蔵ユニットB
4とにおける電気接続を制御して並列接続を確立するように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。マイクロコントローラ12は、第3のセルパックCP
3に対応する制御信号C
31乃至C
36を生成する。マイクロコントローラ12は、第4のセルパックCP
4に対応する制御信号C
41乃至C
46を生成する。具体的に、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22、第4のトランジスタT
24及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。第3のセルパックCP
3の第1のトランジスタT
31、第3のトランジスタT
33及び第5のトランジスタT
35が、有効にされる。第3のセルパックCP
3の第2のトランジスタT
32、第4のトランジスタT
34及び第6のトランジスタT
36は、無効にされる。第4のセルパックCP
4の第1のトランジスタT
41、第2のトランジスタT
42、第3のトランジスタT
43、第4のトランジスタT
44及び第5のトランジスタT
45が、有効にされる。第4のセルパックCP
4の第6のトランジスタT
46は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1、電力貯蔵ユニットB
2、電力貯蔵ユニットB
3及び電力貯蔵ユニットB
4は、並列接続を確立する。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2と電力貯蔵ユニットB
3と電力貯蔵ユニットB
4とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図5における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0014】
図6は、電力システム100に係る、直列に結合された4つのセルパックの一構造を示している。
図6に示されるとおり、4つのセルパックCP
1乃至CP
4が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2と第3のセルパックCP
3の電力貯蔵ユニットB
3と第4のセルパックCP
4の電力貯蔵ユニットB
4とにおける電気接続を制御して直列接続回路になるように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。マイクロコントローラ12は、第3のセルパックCP
3に対応する制御信号C
31乃至C
36を生成する。マイクロコントローラ12は、第4のセルパックCP
4に対応する制御信号C
41乃至C
46を生成する。具体的に、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23、第4のトランジスタT
24及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。第3のセルパックCP
3の第2のトランジスタT
32及び第5のトランジスタT
35が、有効にされる。第3のセルパックCP
3の第1のトランジスタT
31、第3のトランジスタT
33、第4のトランジスタT
34及び第6のトランジスタT
36は、無効にされる。第4のセルパックCP
4の第2のトランジスタT
42、第4のトランジスタT
44及び第5のトランジスタT
45が、有効にされる。第4のセルパックCP
4の第1のトランジスタT
41、第3のトランジスタT
43及び第6のトランジスタT
46は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1、電力貯蔵ユニットB
2、電力貯蔵ユニットB
3及び電力貯蔵ユニットB
4は、直列接続になる。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2と電力貯蔵ユニットB
3と電力貯蔵ユニットB
4とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図6における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0015】
図7は、電力システム100に係る、直列にペア単位(pair-wised)結合されてから並列に結合された4つのセルパックの一構造を示している。
図7に示されるとおり、4つのセルパックCP
1乃至CP
4が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2とにおける電気接続を制御して第1のペア単位直列接続回路になるように準備し、第3のセルパックCP
3の電力貯蔵ユニットB
3と第4のセルパックCP
4の電力貯蔵ユニットB
4とにおける電気接続を制御して第2のペア単位直列接続回路に、それから並列における結合された2つのペア単位直列接続回路になるように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。マイクロコントローラ12は、第3のセルパックCP
3に対応する制御信号C
31乃至C
36を生成する。マイクロコントローラ12は、第4のセルパックCP
4に対応する制御信号C
41乃至C
46を生成する。具体的に、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22、第4のトランジスタT
24及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。第3のセルパックCP
3の第5のトランジスタT
35及び第6のトランジスタT
36が、有効にされる。第3のセルパックCP
3の第1のトランジスタT
31、第2のトランジスタT
32、第3のトランジスタT
33及び第4のトランジスタT
34は、無効にされる。第4のセルパックCP
4の第2のトランジスタT
42、第4のトランジスタT
44及び第5のトランジスタT
45が、有効にされる。第4のセルパックCP
4の第1のトランジスタT
41、第3のトランジスタT
43及び第6のトランジスタT
46は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1及び電力貯蔵ユニットB
2は、直列接続(すなわち、第1のペア単位直列接続回路の構造)になる。電力貯蔵ユニットB
3及び電力貯蔵ユニットB
4は、直列接続(すなわち、第2のペア単位直列接続回路の構造)になる。具体的に、ペア単位直列接続回路の2つの構造は、並列に結合される。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2と電力貯蔵ユニットB
3と電力貯蔵ユニットB
4とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図7における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0016】
図8は、電力システム100に係る、並列にペア単位結合されてから直列に結合された4つのセルパックの一構造を示している。
図8に示されるとおり、4つのセルパックCP
1乃至CP
4が検討される。マイクロコントローラ12が、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1と第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2とにおける電気接続を制御して第1のペア単位並列接続回路になるように準備し、第3のセルパックCP
3の電力貯蔵ユニットB
3と第4のセルパックCP
4の電力貯蔵ユニットB
4とにおける電気接続を制御して第2のペア単位並列接続回路に、それから直列における結合された2つのペア単位並列接続回路になるように準備するとき、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1に対応する制御信号C
11乃至C
16を生成する。マイクロコントローラ12は、第2のセルパックCP
2に対応する制御信号C
21乃至C
26を生成する。マイクロコントローラ12は、第3のセルパックCP
3に対応する制御信号C
31乃至C
36を生成する。マイクロコントローラ12は、第4のセルパックCP
4に対応する制御信号C
41乃至C
46を生成する。具体的に、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15及び第6のトランジスタT
16が、有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13及び第4のトランジスタT
14は、無効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23及び第5のトランジスタT
25が、有効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22、第4のトランジスタT
24及び第6のトランジスタT
26は、無効にされる。第3のセルパックCP
3の第2のトランジスタT
32及び第5のトランジスタT
35が、有効にされる。第3のセルパックCP
3の第1のトランジスタT
31、第3のトランジスタT
33、第4のトランジスタT
34及び第6のトランジスタT
36は、無効にされる。第4のセルパックCP
4の第1のトランジスタT
41、第3のトランジスタT
43、第4のトランジスタT
44及び第5のトランジスタT
45が、有効にされる。第4のセルパックCP
4の第2のトランジスタT
42及び第6のトランジスタT
46は、無効にされる。こうして、電力貯蔵ユニットB
1及び電力貯蔵ユニットB
2は、並列接続(すなわち、第1のペア単位並列接続回路の構造)になる。電力貯蔵ユニットB
3及び電力貯蔵ユニットB
4は、並列接続(すなわち、第2のペア単位並列接続回路の構造)になる。具体的に、ペア単位並列接続回路の2つの構造は、直列に結合される。電流が、電力貯蔵ユニットB
1と電力貯蔵ユニットB
2と電力貯蔵ユニットB
3と電力貯蔵ユニットB
4とを通って第2の高電圧端子VH
2に(すなわち、
図8における太線での矢印の方向のとおりに)出力されて、電子デバイスを充電することができる。
【0017】
マイクロコントローラ12は電力システム100のM個のセルパックの電気接続を変更することができるので、調整可能な電気接続がいくつかの異常セルパックを回避するように(すなわち、いくつかの異常セルパックをフロートすること(floating)によって)適用され、これにより、動作安全性(security)レベルを向上させることができる。
図9は、電力システム100に係る8つのセルパックの第1のレイアウト方法を示している。
図9に示されるとおり、8つのセルパックCP
1乃至CP
8が検討される。
図9において、第4のセルパックCP
4が、異常セルパックである。電力システム100が異常セルパックCP
4を使用する場合、安全性レベルが低減されるおそれがある。ゆえに、マイクロコントローラ12がセルパックCP
1乃至CP
8の電気接続を制御するとき、異常セルパックCP
4は、異常セルパックCP
4をアイソレートされた(isolated)セルパックとしてフロートすることによってルート変更される(rerouted)。実施形態において、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1と第2のセルパックCP
2と第3のセルパックCP
3とにおける電気接続を、並列における接続として制御する。マイクロコントローラ12は、第5のセルパックCP
5と第6のセルパックCP
6と第7のセルパックCP
7と第8のセルパックCP
8とにおける電気接続を、並列における接続として制御する。具体的に、セルパックの並列接続回路の2セット(すなわち、セルパックCP
1乃至CP
3のセットと、セルパックCP
5乃至CP
8のもう1つのセット)が、直列に接続される。こうすることによって、セルパックCP
1乃至CP
8の電気接続がマイクロコントローラ12によって適切に調整された後、異常セルパックCP
4は、フローティングセルパックCP
4になる。同等に、異常セルパックCP
4は、エネルギーを充電し又は放電することについて無効にされる。こうして、電力システム100は、高い安全性レベルを提供することができる。
【0018】
図10は、電力システム100に係る8つのセルパックの第2のレイアウト方法を示している。
図10に示されるとおり、8つのセルパックCP
1乃至CP
8が検討される。
図10において、第4のセルパックCP
4が、異常セルパックである。電力システム100が異常セルパックCP
4を使用する場合、安全性レベルが低減される。ゆえに、マイクロコントローラ12がセルパックCP
1乃至CP
8の電気接続を制御するとき、異常セルパックCP
4は、異常セルパックCP
4をアイソレートされたセルパックとしてフロートすることによってルート変更される。実施形態において、マイクロコントローラ12は、第1のセルパックCP
1と第2のセルパックCP
2と第3のセルパックCP
3とにおける電気接続を、直列における接続として制御する。マイクロコントローラ12は、第5のセルパックCP
5と第6のセルパックCP
6と第7のセルパックCP
7と第8のセルパックCP
8とにおける電気接続を、直列における接続として制御する。具体的に、セルパックの直列接続回路の2セット(すなわち、セルパックCP
1乃至CP
3のセットと、セルパックCP
5乃至CP
8のもう1つのセット)が、並列に接続される。こうすることによって、セルパックCP
1乃至CP
8の電気接続がマイクロコントローラ12によって適切に調整された後、異常セルパックCP
4は、フローティングセルパックCP
4になる。同等に、異常セルパックCP
4は、エネルギーを充電し又は放電することについて無効にされる。こうして、電力システム100は、高い安全性レベルを提供することができる。
【0019】
上記で指摘されたとおり、電力システム100は、高い安全性レベルを提供することができる。さらに、電力システム100は、マルチ電圧レベル出力をサポートすることもできる。
図11は、電力システム100に係る8つのセルパックを使用することによってマルチ電圧レベルを出力する第1の方法を示している。
図11に示されるとおり、8つのセルパックCP
1乃至CP
8が検討される。実施形態において、異なる電圧レベルを有する3つの出力電圧が、電力システム100の電力コネクタ10の3つの出力端子によってそれぞれ提供されることができる。
図11において、第1のセルパックCP
1及び第2のセルパックCP
2は、マイクロコントローラ12によって並列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第1の出力端子は、低電圧端子VL
1と高電圧端子VH
1(A)とに結合されて第1の電圧レベルを出力することができる。第3のセルパックCP
3及び第4のセルパックCP
4は、マイクロコントローラ12によって直列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第2の出力端子は、低電圧端子VL
2と高電圧端子VH
2とに結合されて第2の電圧レベルを出力することができる。第5のセルパックCP
5、第6のセルパックCP
6、第7のセルパックCP
7及び第8のセルパックCP
8は、マイクロコントローラ12によって並列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第3の出力端子は、低電圧端子VL
1と高電圧端子VH
1(B)とに結合されて第3の電圧レベルを出力することができる。
【0020】
図12は、電力システム100に係る8つのセルパックを使用することによってマルチ電圧レベルを出力する第2の方法を示している。
図12に示されるとおり、8つのセルパックCP
1乃至CP
8が検討される。実施形態において、異なる電圧レベルを有する3つの出力電圧が、電力システム100の電力コネクタ10の3つの出力端子によってそれぞれ提供されることができる。
図12において、第1のセルパックCP
1、第2のセルパックCP
2及び第3のセルパックCP
3は、マイクロコントローラ12によって並列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第1の出力端子は、低電圧端子VL
1と高電圧端子VH
1(A)とに結合されて第1の電圧レベルを出力することができる。第4のセルパックCP
4及び第5のセルパックCP
5は、マイクロコントローラ12によって直列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第2の出力端子は、低電圧端子VL
2と高電圧端子VH
2とに結合されて第2の電圧レベルを出力することができる。第6のセルパックCP
6、第7のセルパックCP
7及び第8のセルパックCP
8は、マイクロコントローラ12によって直列に結合される。こうして、電力コネクタ10の第3の出力端子は、低電圧端子VL
2と高電圧端子VH
1(B)とに結合されて第3の電圧レベルを出力することができる。
【0021】
図11及び
図12における電力システム100の実施形態は、8つのセルパックCP
1乃至CP
8を使用して3つの異なる出力電圧レベルを提供しているが、本発明は、8つのセルパックを用いることに限定されない。例えば、他の実施形態が、様々な出力電圧レベルを出力する任意量のセルパックを使用してもよい。さらに、M個のセルパックの各電力貯蔵がKボルトに等しい電気エネルギーを提供するとき、電力システム100は、Kボルトと(M×K)ボルトとの間の電気エネルギーを提供することをサポートする。下記において、電力システム100の寿命を増加させるように、すべてのセルパックのエネルギーを自動的に調整することによって、エネルギー均衡技法が電力システム100に対して使用される。電力システム100のエネルギー均衡技法が、以下で示される。
【0022】
図13は、電力システム100に係る4つのセルパックの自動均衡エネルギーメカニズムを示している。
図13に示されるとおり、4つのセルパックCP
1乃至CP
4が検討される。具体的に、第3のセルパックCP
3の電力貯蔵ユニットB
3のエネルギーは、第1のセルパックCP
1の電力貯蔵ユニットB
1のエネルギーと第2のセルパックCP
2の電力貯蔵ユニットB
2のエネルギーと第4のセルパックCP
4の電力貯蔵ユニットB
4のエネルギーとより高い。自動均衡エネルギーメカニズムの発想は、すべてのセルパックCP
1乃至CP
4に等しいエネルギーを持たせることである。自動均衡エネルギーメカニズムを実行するために、マイクロコントローラ12は、閉ループ接続回路を満足するように4つのセルパックCP
1乃至CP
4の電気接続をリフォームする。実施形態において、第1のセルパックCP
1の第5のトランジスタT
15が、マイクロコントローラ12によって有効にされる。第1のセルパックCP
1の第1のトランジスタT
11、第2のトランジスタT
12、第3のトランジスタT
13、第4のトランジスタT
14及び第6のトランジスタT
16は、マイクロコントローラ12によって無効にされる。第2のセルパックCP
2の第1のトランジスタT
21、第3のトランジスタT
23及び第5のトランジスタT
25が、マイクロコントローラ12によって有効にされる。第2のセルパックCP
2の第2のトランジスタT
22、第4のトランジスタT
24及び第6のトランジスタT
26は、マイクロコントローラ12によって無効にされる。第3のセルパックCP
3の第1のトランジスタT
31、第3のトランジスタT
33及び第5のトランジスタT
35が、マイクロコントローラ12によって有効にされる。第3のセルパックCP
3の第2のトランジスタT
32、第4のトランジスタT
34及び第6のトランジスタT
36は、マイクロコントローラ12によって無効にされる。第4のセルパックCP
4の第1のトランジスタT
41、第3のトランジスタT
43及び第5のトランジスタT
45が、マイクロコントローラ12によって有効にされる。第4のセルパックCP
4の第2のトランジスタT
42、第4のトランジスタT
44及び第6のトランジスタT
46は、マイクロコントローラ12によって無効にされる。こうすることによって、電力貯蔵デバイスB
1、電力貯蔵デバイスB
2、電力貯蔵デバイスB
3及び電力貯蔵デバイスB
4は並列に結合され、そして閉ループ回路を形成する。結果として、電流(エネルギー)が、電力貯蔵デバイスB
3から電力貯蔵デバイスB
1、B
2及びB
4に送信される。具体的に、電力貯蔵デバイスB
1、電力貯蔵デバイスB
2、電力貯蔵デバイスB
3及び電力貯蔵デバイスB
4が閉ループ回路を形成するので、電力システム100が定常状態下にあるとき、電力貯蔵デバイスB
1、電力貯蔵デバイスB
2、電力貯蔵デバイスB
3及び電力貯蔵デバイスB
4は、キルヒホッフの回路の法則に従って、同じ電圧レベルを有する。こうして、電力システム100の作動時間(寿命)を延ばすことができる。
【0023】
図14は、電力システム100に係る、ネストされた構造に基づくセルアレイ(ネスト構造ベースセルアレイ)を示している。
図14に示されるとおり、電力システム100のセルアレイ13は、ここでは、ネスト構造ベースセルアレイとみなされる。ネスト構造ベースセルアレイは、L個のネストされたセルパックBA
1乃至BA
Lを含む。ここで、Lは、1より大きい正の整数である。各々のネストされたセルパックの構造は、上記の実施形態におけるセルパックの構造(又は、例えばサブ構造)と同様である。ゆえに、ネストされたセルパックの例示は、ここでは省略される。ネストされたセルパックとセルパックとにおける差は、ネストされたセルパックが電力貯蔵デバイス(すなわち、又は例えば、上位セットの電力貯蔵ユニット)を含むことである。ネストされたセルパックの電力貯蔵デバイスは、M個のセルパックを含む。例えば、第1のネストされたセルパックBA
1は、電力貯蔵デバイスS
1を含む。電力貯蔵デバイスS
1は、第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mを含む。第2のネストされたセルパックBA
2は、電力貯蔵デバイスS
2を含む。電力貯蔵デバイスS
2は、第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mを含む。同様にして、L番目のネストされたセルパックBA
Lは、電力貯蔵デバイスS
Lを含む。電力貯蔵デバイスS
Lは、第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mを含む。こうして、マイクロコントローラ12は、第1のネストされたセルパックBA
1乃至L番目のネストされたセルパックBA
Lの電気接続を制御することができる。マイクロコントローラ12は、さらに、各々のネストされたセルパックの中の第1のセルパックCP
1乃至M番目のセルパックCP
Mを制御することができる。こうして、M個のセルパックの各電力貯蔵ユニットがKボルトに等しい電気エネルギーを提供するとき、電力システムは、Kボルトと(M×L×K)ボルトとの間の電気エネルギーを提供することをサポートする。電力システム100のネスト構造ベースセルアレイ13は、2回再帰の(recursive)ネストされたセルアレイとして例示されている(すなわち、M個のセルパックが、ネストされたセルパックを形成し、L個のネストされたセルパックが、ネスト構造ベースセルアレイを形成する)が、本発明は、特定再帰数のネスト構造ベースセルアレイ13を用いることに限定されない。例えば、電力システム100の他の実施形態が、任意の再帰数を有するネスト構造ベースセルアレイ13を使用してもよい。
【0024】
単一のネスト構造ベースセルアレイ13を電力システム100に用いることに加えて、マルチレベルのネスト構造ベースセルアレイが下記において導入される。
図15は、電力システム100のマルチレベルのネスト構造ベースセルアレイを示している。
図15に示されるとおり、2つのレベルを有するネスト構造ベースセルアレイが電力システム100に適用される。第1のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
1と第2のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
2とが、互いに結合される。スイッチSWが、第1のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
1と第2のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
2との間で通信することに使用される。ゆえに、マイクロコントローラ12は、スイッチSWを制御して、電力システム100の第1のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
1及び/又は第2のレベルのネスト構造ベースセルアレイLC
2を有効にすることができる。換言すると、電力システム100がR個のレベルを有するネスト構造ベースセルアレイ13を含み、ネスト構造ベースセルアレイ13の各レベルがL個のネストされたセルパックを含み、各々のネストされたセルパックがM個のセルパックを含み、M個のセルパックの各電力貯蔵ユニットがKボルトに等しい電気エネルギーを提供するとき、電力システム100は、Kボルトと(R×M×L×K)ボルトとの間の電気エネルギーを提供することをサポートすることができる。電力システム100のマルチレベルのネスト構造ベースセルアレイは、
図15において2レベルのネストされたセルアレイとして例示されているが、本発明は、固定数のレベルを有するネスト構造ベースセルアレイ13を使用することに限定されない。例えば、電力システム100の他の実施形態が、任意数のレベルを有するネスト構造ベースセルアレイ13を使用することができる。マルチレベルのネスト構造ベースセルアレイを使用することによって、電力システム100はより大きい動的範囲の出力電圧を提供し、これにより互換性を向上させることができる。
【0025】
図11乃至
図14の実施形態において、電力システム100は、いくつかの/すべての電力貯蔵ユニットからエネルギーを放電して外部の電子デバイスに充電することができる。他の実施形態において、電力システム100は、さらに、外部のパワーサプライによって充電されることもできる。具体的に、電力システム100が充電システムとみなされるとき、
図1における電力コネクタ10は、Q個の入力端子を含む。Q個の入力端子は、少なくとも1つの入力電圧を受信するように使用される。セルアレイ13は、電力コネクタ10に結合されて、少なくとも1つの入力電圧のエネルギーを蓄える。しかしながら、セルアレイ13の構造と、マイクロコントローラ12によってセルアレイ13の電気接続を制御する方法と、セルアレイ13をネストされたセルパック、ネスト構造ベースセルアレイ及びマルチレベルのネスト構造ベースセルアレイに拡張する構造とは、
図2乃至
図15における例示と同様である。ゆえに、これらはここでは省略される。具体的に、電力システム100が充電システムとみなされるとき、すべての電流方向は、
図3乃至
図8において例示された電流方向と反対になる。知られているとおり、電流は、高電圧端子から、エネルギーを蓄えるいくつかの/すべての電力貯蔵ユニットに送信される。
【0026】
さらに、本発明の電力システム100は、複数のトランジスタを使用して電流経路を有効にし又は無効にすることに限定されない。例えば、電力システム100における複数のトランジスタのうちの各トランジスタは、任意の機械タイプの物理スイッチデバイス又は任意の電磁気タイプの物理スイッチデバイスで置換されてもよい。
【0027】
結論として、本発明は、エネルギーを充電し及び/又はエネルギーを放電する能力を有する電力システムを開示する。設計の発想は、電力システムのすべてのセルパックの電気接続を制御するマイクロコントローラを使用することである。こうすることによって、電力システムは、マルチ電圧レベルで電圧を入力し及び/又は出力する能力を有する。さらに、すべてのセルパックのすべての電気接続が調整可能であるため、いくつかの異常なセルパックはフローティングセルパックとしてルート変更され、これにより安全性レベルを増加させることができる。さらに、セルパックのすべての電力貯蔵ユニットは、自動均衡エネルギーメカニズムによって実行されることができる。こうして、電力システムの作動時間(寿命)を延ばすことができる。
【0028】
当業者は、本発明の教示を保持する間、装置及び方法についての多数の修正及び変更がなされ得ることに容易に気付くであろう。したがって、上記の開示は、別記の請求項に係る境界及び範囲によってのみ限定されるものとみなされるべきである。