(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記密着ユニットは、ベースの上端に固定されるプッシャー台、前記プッシャー台を貫いて前記蓋と結合され、前記前後方向に対して直交する左右方向に移動しながら前記蓋を前記ボディーに着脱させるガイドバー、及び前記蓋が前記ボディーに結合するとき、前記蓋と前記プッシャー台との間に挿入され、前記蓋が前記ボディーの内部の高圧によって前記左右方向へ押されることを防ぐ挿入部をさらに含む、請求項1に記載の超臨界加水分解抽出装置。
前記流体充填段階は、前記圧力容器に流体を注入する流体注入過程、及び前記加水分解対象物の温度を上昇させるために前記第1温度以上の流体を循環させる高温流体循環過程を含む、請求項12に記載の高圧加水分解抽出装置を利用した加水分解方法。
前記押圧段階は、前記流体が充填された圧力容器に流体を押圧注入して前記圧力容器の内部の圧力を第2圧力まで高める押圧過程、及び前記圧力容器の圧力を第2圧力で維持した状態で流体を循環させる押圧循環過程をさらに含む、請求項12に記載の高圧加水分解抽出装置を利用した加水分解方法。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の目的を具体的に実現できる本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照して説明する。本実施形態を説明するにあたり、同一構成に対しては、同一名称及び同一符号を使い、これに対する付加説明は省略する。
【0033】
本発明の超臨界加水分解抽出装置は、圧力容器に対象物を入れて温度が調節される流体の供給により、対象物に印加される温度及び圧力を調節して、対象物を加水分解又は抽出するための装置である。
【0034】
すなわち、対象物を入れて下記の説明どおりの工程によって対象物を高圧分解抽出する作業を行うことも可能である。以下の本実施形態では対象物を加水分解する工程を中心として説明する。
【0035】
図1は本発明の他の実施形態の超臨界加水分解抽出装置の平面図、
図2は本発明の他の実施形態の超臨界加水分解抽出装置の正面図、
図3は本発明の他の実施形態の超臨界加水分解抽出装置の側面図である。
【0036】
図1ないし
図3を参照すれば、本実施形態の超臨界加水分解抽出装置は、前記実施形態の圧力容器
200に対象物が収容されるベッセル240を効果的に引込及び引出しながら、圧力容器
200を安定に密閉するための構成で備えられる。そして、圧力容器
200、密着ユニット220、移送ユニット230を含む。
【0037】
圧力容器
200はボディー211及び蓋212を含む。
【0038】
ボディー211には対象物が収容されたベッセル240が収容される空間が形成され、ベッセル240が引込及び引出されるように開口部が形成される。具体的には、本実施形態におけるボディー211は円筒状に形成され、
右面及び
左面に開口部211aが形成される。
【0039】
そして、ボディー211は前後方向に移動できるように備えられ、前方へ移送する時、ベッセル240が引込または引出され、後方へ移動する時、蓋212が閉じながらボディー211を密閉する。
【0040】
一方、ボディー211は多様な方式で前後移動できるように備えられ、本実施形態におけるボディー211は移動プレート
214の上部に一対のクランプ216によって固定され、移動プレート
214が案内ガイド215に沿って移動する。
【0041】
蓋212はボディー211の開口部を防ぎながらボディー211の内部を密閉するための構成であり、具体的には、本実施形態では一対の蓋212がボディー211の
右面及び
左面の開口部211aに挟まれるようになる。
【0042】
一方、図示されてはいないが、ボディー211または蓋212には前記実施形態で説明した供給ライン20、押圧ライン30、第1循環ライン60、第2循環ライン70及び充填ライン90が繋がってボディー211の内部空間に流体を注入または排出することができる。
【0043】
しかし、圧力容器200の内部に高圧が印加されることを考慮すれば、ボディー211より相対的に圧力に強い蓋212に多数のラインが繋がることが好ましい。そして、具体的に配管が繋がった構成及びこれによって温度が調節された流体の注入による押圧過程は後述する。
【0044】
また、圧力容器200にはバンドヒーターが備えられて圧力容器の温度を調節することができ、これによる注入流体の温度調節に対する部分も詳しく後述する。
【0045】
密着ユニット220は蓋212を前後方向に移動しながらボディー211を開閉するための構成であり、具体的には、本実施形態では一対が備えられる。一対の密着ユニット220は設置位置の差の他にも構成及び動作が同じなので、以下ではいずれか一つを中心として説明する。
【0046】
すなわち、密着ユニット220はベースの上端に固定されるプッシャー台221、一応この蓋212に繋がり、プッシャー台221を貫いて左右方向に移動できるように備えられるガイドバー222を含む。したがって、ガイドバー222の移動に沿って蓋212がボディー211を開閉するようになる。
【0047】
一方、本発明の密着ユニット220は、蓋212がボディー211を密閉した場合、蓋212とプッシャー台221との間に挿入され、圧力容器200に高圧印加する時、蓋212が
左右方向へと押されることを防ぐキーの役割をする挿入部223をさらに含む。
【0048】
挿入部223は蓋が挿入された場合、
蓋とプッシャー台22
1との間に挟まれる厚さで形成される。そして、多様な駆動方式によって前方及び後方へ移動できるように形成される。
【0049】
移送ユニット230はベッセル240をボディー211へ投入するための投入部231、及び加水分解完了後のベッセル240をボディー211の外部へ排出する排出部232を含む。
【0050】
投入部231はボディー211が前方へ移動して配置される地点の右側に設けられ、ベッセル
240をボディー211の内部空間へ押し入れるためのプッシャー
231aをさらに含む。
【0051】
そして、排出部232はボディー211が前方へ移動した地点の左側に設けられ、多数のローラー232aが設けられてボディー211の外部へ排出されるベッセル240はローラー232aに沿って外部へ排出される。
【0052】
以下、前述の本発明における実施形態の構成による加水分解促進装置の作動を説明すれば以下のとおりである。
【0053】
対象物が投入されたベッセル240が投入部231に投入され、プッシャー231aはベッセル240をボディー211の内部空間へ押し入れるようになる。そして、ボディー211は後方へと移動する。
【0054】
ボディー211が後方に移動すると、ガイドバー222が移動しながら蓋212をボディー211の方向へ移動させ、これによってボディー211は密閉される。そして、挿入部223が蓋212とプッシャー台221との間に挟まれて蓋を固定させる。
【0055】
そして、本発明の加水分解促進装置は、下部がベースに固定され、一対のプッシャー台221を固定するためのフレーム250をさらに含む。
【0056】
フレーム250は圧力容器200の内部に高圧印加する時、内部圧力による力が伝わる一対のプッシャー台221を安定的に支持する機能をし、具体的には、本実施形態では下部が開放されたU字状に形成され、両下端が一対のプッシャー台221に結合される。
【0057】
そして、圧力容器200の内部に温度が調節された流体が注入及び排出されることによって、対象物には必要な温度及び圧力が印加され、この過程を通じて対象物の加水分解が進められるところ、これは具体的に後述する。
【0058】
対象物の加水分解が完了すれば、挿入部223が後方へ移動し、蓋212が開かれる。
【0059】
そして、ボディー211はベッセル240が収容された状態で前方へ移動し、投入部231のプッシャー231aが新しいベッセル240を押し入れることにより、加水分解が完了したベッセル240は加水分解前のベッセル240に押されてボディー211の外部に排出され、排出部232のローラー232aによって排出部232に沿って後工程のための装備に移送される。
【0060】
すなわち、本発明の超臨界加水分解抽出装置によれば、分解対象物が収容されたベッセル240の投入、密閉、加水分解及び排出の一連の過程が前記構成によって自動的に行われ、これによって加水分解された対象物を製品化するための工程の生産性を増加することができる。
【0061】
以下、圧力容器200の対象物を効果的に加水分解するために、温度が調節された流体に注入、循環及び排出のための配管構成、並びにこれによる対象物に温度及び圧力が印加される過程を説明する。
【0062】
図4は本発明の一実施形態による高圧加水分解抽出装置の概略的な構成図である。
【0063】
図4を参照すれば、本発明の加水分解抽出装置は、圧力容器200、供給ライン20及び押圧ライン30を含む。そして、加水分解対象物(以下、「対象物」という。)、水及び酵素が入っている伸縮容器を圧力容器の内部に収容した状態で温度が調節される流体の高圧に注入し、圧力容器の内部の圧力及び温度を制御することで対象物を加水分解する。
【0064】
圧力容器200は対象物が収容される空間Sを提供する。そして、空間Sに対象物が収容された状態で流体が充填され、充填された流体の流量によって対象物に圧力が印加される。
【0065】
圧力容器200は前述したように開閉できるように備えられ、使用者は対象物を圧力容器200の内部へ入れ、加水分解工程を経た後、圧力容器200の外部に取り出す。また、圧力容器には圧力容器の内部の流体の圧力及び温度を測定及びモニタリングできる多様な計測器が備えられる。
【0066】
また、圧力容器200には圧力容器を加熱する多様な形態の加熱部が備えられ、圧力容器200の内部の流体の温度を上昇または維持することができる。具体的には、本実施形態では圧力容器200の周りの一部に圧力容器200を加熱し、これを通じて圧力容器200の内部に熱を伝えるためのヒーター200aが備えられる。
【0067】
すなわち、本発明では後述する温度調節部50によって流動する流体の温度を調節すると同時に、ヒーター200aを用いて圧力容器200内の流体に印加される温度を調節する。よって、より迅速に加水分解対象物に伝わる温度を制御できるようになる。
【0068】
なお、後述する温度調節部50によって温度が調節され、供給される流体の温度が時間が経つことにつれて少しずつ落ちることを補い、圧力容器200の内部の温度を一定に維持できる。
【0069】
一方、ヒーター200aを通じて流体の温度を調節する時、温度上昇により圧力容器内部の圧力が上昇することがあり、この場合、後述する圧力容器に繋がる多様な配管または別途配管を通じて圧力容器の内部の流体を外部へ排出して、所望の圧力を維持する圧力バランシングができる。
【0070】
圧力バランシングのための流体排出は、圧力容器200の容量などによって後述する第1循環ライン60、第2循環ライン70及び圧力調節ライン60aを通じて行われるが、これは具体的に後述する。
【0071】
一方、対象物は伸縮性がある材質の密閉容器(P、
図6参照)に水及び酵素のように、収容された状態で圧力容器200の内部に収容される。そして、特定温度の流体による圧力及び温度条件で酵素の作用によって分解される。
【0072】
例えば、ビニールの内部に肉をおろし、水及び肉を分解するための適正酵素を入れてビニールを密閉する。そして、特定温度の流体で印加される圧力により、肉が加水分解されて液体に変わるようになる。具体的な加水分解過程は後述する。
【0073】
供給ライン20は圧力容器200を充填するための流体を供給する。具体的には、供給ライン20は圧力容器200と後述する貯蔵タンク40を連結し、貯蔵タンク40に収容された特定温度の流体を圧力容器200に流入して圧力容器200内部の空間Sを充填する。
【0074】
押圧ライン30は流体が収容された圧力容器200に、加水分解対象物に圧力を印加するための流体をさらに流入する。押圧ライン30もまた圧力容器200と後述する貯蔵タンク40とを連結し、貯蔵タンク40に収容された特定温度の流体を圧力容器200の内部に流入する。
【0075】
すなわち、供給ライン20を介して供給された流体により、圧力容器200の内部空間Sは流体で満たされる状態となる。そして、押圧ライン30を通じて流体が充填された空間に流体がさらに流入されることにつれ、圧力容器200の内部の圧力は漸進的に増加する。
【0076】
一方、供給ライン20と押圧ライン30とは、圧力容器200の空間Sを充填するか、充填された空間に高圧で流体を注入することで空間Sの内部の流体圧力を高めるかの目的の差によって、備えられるポンプPの形態及び容量が違うように備えられることができる。
【0077】
さらに、供給ライン20及び押圧ライン30の配管の種類も前記目的の差によって各目的を果たすための設計条件を異にして備えることができ、これの開閉のためにバルブも多様な種類として備えられることができる。
【0078】
本発明の高圧加水分解抽出装置は、貯蔵タンク40及び温度調節部50をさらに含む。
【0079】
貯蔵タンク40は圧力容器200へ供給される流体が保管され、供給ライン20及び押圧ライン30には各ラインを通じて供給される流体が保管される貯蔵タンクがそれぞれ別途に備えられることができ、本実施形態では一つの貯蔵タンク40を通じて供給される。
【0080】
温度調節部50は貯蔵タンク40に収容される流体の温度を調節する。つまり、本実施形態のように貯蔵タンク40と別途の構成に備えられて貯蔵タンク40に供給される流体の温度を調節することもできるが、これに限定されることはない。
【0081】
すなわち、本発明では温度調節部50が備えられた貯蔵タンク40を通じて、使用者が望む温度に加熱された流体を供給ライン20及び押圧ライン30で供給することができる。したがって、圧力容器200のヒーター200aを通じて圧力容器200の内部に常温の流体を加熱する方式よりも早い時間に圧力容器200の内部の流体の温度を調節できる長所がある。
【0082】
特に、後述のように、圧力容器の内部の圧力を1000barに維持した状態で圧力容器200の内部の流体の温度を上昇させる場合(50度から75度)、または下降させる場合(75度から4度)、所要される時間を短縮できる長所がある。
【0083】
本発明の高圧加水分解抽出装置は、貯蔵タンク40と圧力容器200とを連結する第1循環ライン60及び第2循環ライン70をさらに含む。
【0084】
第1循環ライン60は供給ライン20を通じて流体が供給される場合、圧力容器200に収容された流体を貯蔵タンク40に循環させる。
【0085】
そして、第2循環ライン70は押圧ライン30を通じて流体が供給される場合、目的の圧力を維持した状態で圧力容器200に収容された流体を貯蔵タンク40に循環させる。したがって、押圧ライン30を通じて循環される場合、圧力容器200の内部には目的圧力及び温度が維持される。
【0086】
一方、前述のように、供給ライン20及び押圧ライン30を通る流体を供給する貯蔵タンクが個別に備えられる場合、第1循環ライン60及び第2循環ライン70はそれぞれの貯蔵タンクへ繋がることができ、本実施形態では一つの貯蔵タンク40が備えられるので、第1循環ライン60及び第2循環ライン70の一端は圧力容器200に繋がり、他端は一つの貯蔵タンク40に繋がる。
【0087】
一方、供給ライン20、押圧ライン30、第1循環ライン60及び第2循環ライン70には、設計条件によって流体の流量が通過できる直径で形成されることができる。また、図示されていないが、各ラインを流動する流体の流動を効果的に制御するためのチェックバルブ、ソレノイドバルブなどが設計条件によって多様に備えられることができ、これは当業者が設計条件によって容易に設けられる構成なので説明を省略する。
【0088】
一方、圧力容器200は多様な大きさで形成されることができる。対象物の容量が小さい小型の圧力容器200の場合、対象物が圧力容器200の内部へ流入された状態で充填しなければならない残り空間の大きさが相対的に小さい。例えば、全圧力容器200の容量が50Lで、対象物の容量が40Lの場合、充填するために供給しなければならない流体容量は10Lである。よって、最初の圧力容器200に10Lの流体を供給する場合、供給ライン20を通じて供給しても短い間に供給することができる。
【0089】
しかし、相対的に大型の圧力容器200の場合、例えば、圧力容器の容量が300Lで、対象物の容量が200Lの場合、充填するために供給しなければならない流体の容量は100Lである。
【0090】
そして、前述のとおり、供給ライン20には第1循環ライン60及び貯蔵タンク
40を経由しながら流体が循環することによって直径の大きさを制限するしかない。したがって、供給ライン20を通じて100Lの流体を供給するより、別途のラインを通じて流体を供給することが全工程にかかる時間からみて有利である。
【0091】
したがって、本発明の加水分解促進装置は充填ライン90をさらに含んでもよい。充填ライン90は圧力容器200に初期流体を充填するためのラインであり、前述のように、特に圧力容器200の容量が大容量に備えられる場合、効果的に充填するために供給ライン
20より大きい直径で形成される。
【0092】
充填ライン90へ供給される流体は、
図1に図示されたように、貯蔵タンク40に繋がって貯蔵タンク40で温度が調節され、例えば50度で温度が調節された水が供給されることができる。
【0093】
一方、
図2のように、別途の貯蔵タンク40’が備えられ、これに備えられた流体が充填ライン90’を通じて供給されることもできる。したがって、貯蔵タンク40’には充填されるための流体、例えば100Lの流体が、使用者が望む温度でセッティングされた状態で、直ぐに圧力容器200へ充填されるようになる。
【0094】
一方、供給ライン20及び押圧ライン30を通じて供給される流体の量は、充填ライン90’を通じて供給される流体の量に比べて相対的に小さい容量である。したがって、容量によって最適化された貯蔵タンク40、40’を備え、各貯蔵タンク40、40’から供給される流体温度をより効果的に調節できるようになる。
【0095】
また、押圧ライン30には押圧ライン30を流動する流体温度を調節するための温度調節部80が備えられることができる。したがって、押圧ライン30を通じて供給される流体の温度を効率的に調節できるようになる。
【0096】
詳細には、例えば、50度の温度の流体を1000barで押圧する場合、常温の流体を押圧する場合よりもポンプの容量は30%以上大きくならなければいけない。
【0097】
したがって、高温の流体を押圧することではなく、1000barで押圧した状態で押圧ライン30を流動する流体に熱を印加して温度を上昇させる。結局、押圧ライン30に相対的に少ない容量のポンプPを備えながらも、求められる高温高圧の流体を供給できるという長所がある。
【0098】
結局、常温の流体が貯蔵タンク40または別途の供給先から供給され、ポンプで押圧された後、温度調節部80で加熱されて圧力容器200へ供給されることになる。
【0099】
しかし、圧力容器200で求められる圧力条件に応じて貯蔵タンク40の温度調節部50によって目的とする温度よりも低い温度の流体が供給され、ポンプで押圧された後、押圧ライン30の温度調節部80でさらに加熱されて圧力容器200へ供給されることもある。
【0100】
結局、本発明の高圧加水分解抽出装置を利用すれば、貯蔵タンクを用いて供給ライン20及び押圧ライン30を利用して流体を供給する過程において、温度が調節された流体を瞬間的に供給することができる。したがって、圧力及び温度を即時調節することによって対象物の効果的な加水分解が可能である。
【0101】
また、第1循環ライン60、第2循環ライン70及び貯蔵タンク40を通じて温度が調節された流体の循環が可能であり、対象物に印加される温度が圧力容器を通じる熱放出などの外部環境によって落ちることなく維持されるようにする。
【0102】
特に、後述する温度上昇段階S30及び温度下降段階S40が進められることに当たり、押圧ライン30及び第2循環ライン70を通じて圧力容器の圧力が臨界圧力以上が維持された状態で循環を通じて温度を調節できるという長所がある。
【0103】
さらに、圧力容器200の容量によって充填ライン90、90’及び別途貯蔵タンク40’を備え、全体的システムから供給される熱量を効果的に活用できるという長所もある。
【0104】
そして、本発明における加水分解抽出装置は、圧力容器200に繋がって流体が排出されながら圧力容器200の内部の圧力を調節するための圧力調節ライン60aをさらに含む。
【0105】
一方、本発明の加水分解抽出装置は、圧力容器200の流体を排出するためのラインとして第1循環ライン60及び第2循環ライン70を含み、これを介する流体の排出によって圧力容器200の内部の圧力を調節することもできる。しかし、本発明では圧力容器200の容量などによって微細な圧力を調節するために、第1循環ライン60及び第2循環ライン70よりも相対的に小さい直径の圧力調節ライン60aを通じて微細な圧力容器200の内部の圧力を調節する。
【0106】
具体的には、対象物が加水分解される過程で1000bar及び50度で圧力容器の状態が特定時間(例えば、24時間)の間に維持されなければならない。温度を維持する過程(ヒーターを利用した温度調節、流体温度を利用した温度調節)で圧力容器の内部の圧力は微細に変化し、これに対する補償が必要である。さらに、圧力の印加による密閉容器の体積の変化によっても圧力容器200の内部の圧力は微細に変化し、これも補償されなければならない。
【0107】
つまり、本発明の全工程のうち、特定の圧力を維持しなければならない過程において、圧力は微細にハンティングするようになり、加水分解の効率を増大させるためには圧力のハンティングを最小化することが重要であり、このために本発明では圧力調節ライン60aを通じる流体の排出を精密に調節して圧力のハンティングを最小化する。
【0108】
一方、圧力ハンティングを制御するためには、前述した第1循環ライン60又は第2循環ライン70を介する流体の排出も可能であるが、圧力容器200の容量が大きく形成される場合、第1循環ライン60及び第2循環ライン70よりも小さい直径の圧力調節ライン60aを通じて圧力容器200の圧力をより精密に制御する。
【0109】
圧力調節ライン60aの他端は、図示されたように、第1循環ライン60に繋がり、圧力調節ライン60aを通じて排出される流体は、第1循環ライン60に沿って貯蔵タンク40へ流入されることもあり、第2循環ライン70に繋がり、外部へ排出されることもある。そして、圧力調節ライン60aには開閉するためのバルブ(ソレノイドバルブ)が備えられることができる。
【0110】
以下、本発明の高圧加水分解抽出装置を利用して対象物を加水分解する過程をより具体的に説明する。
【0111】
本発明の加水分解方法は、対象物の加水分解過程において循環する流体温度を調節することにより、ヒーター200aだけによる加水分解過程に比べて速やかで効果的に対象物を加水分解することができる。
【0112】
すなわち、1)対象物の温度を加水分解適正温度に上昇する過程、2))対象物を臨界圧力以上の加水分解適正温度で維持する過程における温度及び圧力バランシング、3)臨界圧力以上の圧力を維持した状態での温度上昇、4)臨界圧力以上の圧力を維持した状態における温度下降の4つの工程において、温度が調節された流体を循環させることにより、効果的な温度調節が可能である。
【0113】
具体的には、本発明の高圧加水分解抽出装置を利用した加水分解方法は、流体充填段階S10、押圧段階S20、温度上昇段階S30、温度下降段階S40及び減圧段階S50を含む。
【0114】
一方、本発明の加水分解対象物としては、様々な分解物質(タンパク質類、炭水化物類など)など、制限はないが、ここでは動物性タンパク質(例えば、肉類)を対象として説明する。つまり、対象物(例えば、牛肉)をおろして、水及び酵素とともに伸縮性がある容器に収容される(丸1)。
【0115】
次に、多数個のホールが形成されたベッセル11に収容され(丸2)、圧力容器のボディー211の内部に入る(丸3)。ベッセル11に収容されたボディー211は本発明の加水分解抽出装置へ移動し、圧力容器200の蓋212がボディー211と結合することで、圧力容器200はベッセル11が収容された状態で密閉される。
【0116】
流体充填段階S10は、対象物が収容された圧力容器1に第2温度の流体を充填する。
【0117】
本実施形態で注入される流体は水であるが、これに限定されることではない。また、酵素も対象物によって可変されることができる。
【0118】
第2温度の基準となる加水分解適正温度は、1)酵素の活性度が最も高くて酵素による分解促進が最も活発な温度、2)対象物(例えば、牛肉)に含まれた炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミンなどの指標物質の変位が生じていない温度、3)酵素のキャリアとして役割をする水分子の分子運動量を大きくする温度などの条件によって、多様な温度で定められることができるし、本実施形態では50度を基準として説明する。
【0119】
また、後述する第3温度の基準となる酵素が破壊される時点の場合も75度を基準として説明する。
【0120】
対象物が圧力容器の内部に収容された後、圧力容器を密閉し、供給ライン20を通じて水を注入する。
【0121】
この時、注入される水は温度調節部50によって既設定された第2温度まで上昇された状態で1次的に貯蔵タンク40に供給され、供給ライン20を通じて圧力容器へ流入される。
【0122】
一方、第2温度は対象物の加水分解適正温度(例えば、50度)で決まることができ、熱損失または対象物を加水分解適正温度に早く到逹させるために、加水分解適正温度より高い温度で提供されることができる。
【0123】
一般的に、常温の水を圧力容器1に注入した後、加水分解適正温度までヒーター200aで加熱すると、ヒーター200aから発生した熱が圧力容器200を通じて充填された水を加熱し、水の温度が上昇することによって対象物が加熱される。
【0124】
これに対して、本発明では第2温度に上昇した流体を供給することにより、ヒーター200aだけで加熱する場合よりも効果的に対象物に熱を供給できるようになる。
【0125】
対象物の効果的な熱伝逹のために、本発明の流体充填段階S10は流体注入過程S11、高温流体循環過程S12を含む。
【0126】
流体注入過程S11は圧力容器200に流体を注入する。この場合、流体は常温で供給されることもあり、温度が調節された状態で供給されることもある。さらに、前述した加水分解適正温度(50度)以上に温度が調節されて供給されることが好ましい。
【0127】
この場合、前述のように、容量が小さい圧力容器200の場合には、貯蔵タンク40で温度が調節された流体が供給ライン20を通じて供給されることができる。また、貯蔵タンク40で温度が調節された流体が充填ライン90を通じて供給されることができる。
【0128】
また、容量が大きい圧力容器200の場合、別途に温度調節された流体が保管される貯蔵タンク(40’
図5参照)に温度調節された流体が大量に用意され、この流体は別途の充填ライン90’を通じて供給されることができる。
【0129】
つまり、圧力容器の容量によって、多数の密閉容器に対する連続工程が進められるよう、多様に設計されることができる。
【0130】
高温流体循環過程S11は圧力容器200が流体で充填された状態で、対象物が加水分解適正温度に達するまで第2温度の流体を循環させる。具体的には、本実施形態では温度調節部50で貯蔵タンク40の流体温度を50度に調節する。そして、水は供給ライン20、圧力容器200、第1循環ライン60及び貯蔵タンク40を循環することになる。
【0131】
例えば、圧力容器200の容量が300L、対象物の容量が200L、充填された流体の容量が100Lの場合、全200Lの対象物を所望の50度温度まで上昇するためには追加の熱量が必要である。
【0132】
つまり、50度、100Lの流体が充填されている状態で、外部からの追加の熱量が供給されなければ200Lの対象物の温度が上昇することによって、50度、100Lの流体の温度は時間が経つにつれて下がるようになる。
【0133】
結局、対象物の芯部の温度を目的温度である50度まで上げるために、温度が下がった流体にヒーター200aでさらに熱を供給することができる。また、温度が下がった充填流体の一部を第1循環ライン60を通じて外部へ排出し、貯蔵タンク50での50度以上の流体を供給ライン20を通じて圧力容器200へ供給するようになる。
【0134】
この場合、ヒーター200aを通じる熱の供給により、圧力容器の内部の圧力が増加することがあり、この場合、所望の圧力を維持できるように圧力容器に繋がった配管または別途の配管を介して内部の流体を外部へ排出することで、圧力をバランシングすることができる。
【0135】
そして、温度が下がって第1循環ライン60を通過した流体は貯蔵タンク40に流入され、温度調節部50は温度の低い流体が供給されても貯蔵タンク40の流体温度が50度を保つように適切な熱を供給することになる。
【0136】
したがって、対象物へ持続的に一定温度の熱を加えることで、対象物が加水分解適正温度まで早く達するようにする。一方、本実施形態では第2温度が加水分解適正温度である50度に供給される場合を説明したが、第2温度は加減されて供給されることもあり、供給過程における圧力容器の圧力及び温度に応じて調節しながら供給されることもできる。
【0137】
さらに、ヒーター200aを利用して温度を追加に調節する場合よりも、精密な温度の制御が可能である。
【0138】
また、本発明の変形例のように、別途の充填ライン90’及び貯蔵タンク40’を介して流体が供給される場合、供給される流体の量に比べて循環される流体の量は相対的に少ない。したがって、充填過程では貯蔵タンク40’の流体が供給され、循環過程では供給ライン20及び第1循環ライン60と繋がった貯蔵タンク40を介して循環できる。
【0139】
そして、高温流体循環過程S12において、対象物の芯部の温度が50度に達したと判断される場合、供給ライン20及び第1循環ライン60に設けられたバルブVを閉じ、結局、圧力容器200の内部には50度の水が充填されることになる。
【0140】
押圧段階S20では、充填された圧力容器に流体を押圧注入することで、圧力容器の内部の圧力を第2圧力へと高める。第2圧力は対象物及び酵素の種類など、加水分解の条件に応じて可変可能であり、本実施形態では1000barを基準として説明する。
【0141】
ここで、第2圧力は、1)酵素のキャリアとして役割をする水分子の分子運動量を大きくする圧力、2)加水分解過程において対象物に腐敗が生じないように溶存ガスを脱気できる圧力、3)酵素が形態を保ち、破壊されない圧力などの条件によって決められる。
【0142】
つまり、第2圧力は前記条件及び第2温度によって溶媒の臨界圧力以上の地点で決められる。
【0143】
具体的には、本実施形態では流体充填及び押圧の過程を通じて対象物に50度、1000barが加えられる。すなわち、酵素が破壊されない条件下で、臨界圧力以上の高圧力が印加されることにより、対象物の溶存ガスは脱気された状態で、酵素のキャリアとしての水分子の運動量が非常に活発で、酵素が対象物を早く加水分解するようになる。
【0144】
そして、対象物の加水分解のためには、特定の時間の間に前記圧力及び温度を維持しなければならない。具体的には、対象物の加水分解過程において対象物の発熱または吸熱反応によって流体温度が影響を受け、流体温度の変化に応じて圧力も微細に変化する。
【0145】
したがって、本願発明ではヒーター200aを用いて温度を制御する。そして、押圧ライン30及び第2循環ライン70の流体の注入と排出を利用して圧力容器200の内部で求められる時間の間、圧力容器200の内部の圧力をバランシングすることもでき、圧力調節ライン60aを介して流体を排出することで圧力をバランシングすることもできる。
【0146】
さらに、押圧ライン30を通じて流体を注入する時、貯蔵タンク40または温度調節部80での流体の温度調節により、温度が設定された流体を注入して温度及び圧力をバランシングすることもできる。
【0147】
結局、本発明ではヒーター200a及び循環流体の温度調節を利用して圧力及び温度のバランシングをすることになり、これによって外部環境の変化にもかかわらず、対象物の加水分解工程を定量化することができる。
【0148】
より具体的には、本発明の押圧過程S20は押圧過程S21及び押圧循環過程S22をさらに含む。
【0149】
押圧過程S21は前述のように、流体を注入して対象物に圧力を印加する。
【0150】
押圧循環過程S22は、圧力容器に50度及び1000barで圧力が印加された状態で流体を循環させることになる。この場合、貯蔵タンク40の50度の水は、押圧ライン30、圧力容器200、第2循環ライン70及び貯蔵タンク40を循環しながら対象物に50度、1000barの圧力を持続的に提供することになる。
【0151】
特に、循環しなくなると、加水分解が進められる過程における熱損失及び圧力容器の外部への熱放出などによって、持続的に圧力容器の内部の温度は漸進的に下がるようになる。したがって、本発明では容器の内部の圧力を維持した状態で、50度を押圧ライン30及び第2循環ライン70を通じて循環させることによって、より効果的な加水分解を誘導できるようになる。
【0152】
さらに、前述のように、貯蔵タンク40で50度以上の水がポンプを通じて押圧され、圧力容器へ供給されることができ、50度以下の水が温度調節部80を通じて加熱され、圧力容器へ供給されることもできる。また、別途の流体供給先(未図示)からの水が温度調節部80を通じて加熱され、圧力容器へ供給されることもある。
【0153】
温度上昇段階S30は、圧力容器200の内部の圧力を第1圧力に維持した状態で対象物が収容された容器の内部の酵素を破壊させるための第3温度で圧力容器の内部の水を上昇させる。前記第3温度は酵素の種類などによって可変的でありえるし、前記過程を通じて加水分解完了後の酵素によって対象物が分解された後、腐敗されることを防ぐ。
【0154】
特に、本発明では加水分解過程で対象物に印加された第2圧力(臨界圧力、1000bar)を維持した状態で温度を上昇させる。
【0155】
したがって、対象物が含まれた伸縮容器の内部に溶存酸素が圧力降下につれて伸縮容器の内部へ急速に広がることなく、加水分解結果物の脂肪などが溶存酸素と反応して酸敗されることを防ぐことができるようになる。
【0156】
そして、温度の上昇はヒーター200aを通じた熱を供給して実現可能である。また、温度調節部50によって貯蔵タンク40の内部の流体を第3温度以上に上げた後、押圧ライン30及び第2循環ライン70を通じて臨界圧力以上の圧力を維持した第3温度の流体の循環によっても可能である。また、押圧ライン30の温度調節部80を通じて加熱した後で循環も可能となる。さらに、もっと速やかで効果的な温度上昇のために、前記の場合を同時に使うことも可能である。
【0157】
この場合、ヒーター200aを使う場合、ヒーターによって流体の温度が上昇することで、圧力容器200の内部の流体の圧力が増加することができ、これをバランシングするために前記説明した配管または別途の配管を通じて流体の一部を外部へ排出することができる。
【0158】
特に、圧力容器の容量が大きい場合、ヒーター200aによる圧力容器の内部の温度を第2温度に上昇させるためには、多くの時間が必要となる。したがって、本発明の高温高圧の流体を押圧ライン30を通じて持続的に供給すると同時に、第2循環ライン70を通じて排出しながら、もっと早く圧力容器200の内部の温度を上昇できるようになる。
【0159】
前述のように、圧力を維持した状態で温度が上昇する時、これに応じて圧力も増加し、圧力の増加をモニタリングしながら第1循環ライン60、第2循環ライン70及び圧力調節ライン60aのいずれか一つを利用して圧力を調節することができる。
【0160】
温度下降段階S40は、圧力容器200の圧力を第1圧力及び第2温度を維持した状態で第2時間経過後の流体温度を第2温度より低い第1温度に下降する。具体的には、本実施形態では圧力を1000barで維持した状態で流体の温度を第1温度に下降させる。ここで第1温度は対象物が収容された容器の内部に液化された対象物の密度が最も高い温度で決まる(水の場合、密度が最も高い4度)。
【0161】
さらに、圧力が1000barで維持した状態で、前記温度上昇過程のように下降された温度の流体を押圧ライン30及び第2循環ライン70を通じて循環しながら温度を下降する。
【0162】
温度上昇段階の第3温度及び第2圧力の条件下で対象物を確保するために対象物の冷却及び圧力の解除が同時に進められる場合、伸縮容器の内部の溶存ガスは急速に伸縮容器の内部に拡散しながら加水分解対象物の脂肪と反応し、脂肪が酸化される。
【0163】
したがって、本発明では対象物の冷却を第2圧力(臨界圧力)を維持した状態で進むことで、密閉されて加水分解された対象物の脂肪酸化を最大限に抑制することになる。
【0164】
具体的には、本発明では第2循環ライン70を通じて圧力が維持された状態で高温の流体が排出されると同時に、押圧ライン30を通じて低温の流体が、圧力が維持された状態で持続的に供給される。
【0165】
一方、供給される流体は圧力容器200の容量及び対象物の体積によって第3温度(本実施形態で4度)以下の温度で供給されることができる。
【0166】
そして、温度下降段階S40を通じて対象物内部の水の温度が最も低い4度になった後、減圧段階S50を通じて圧力を第2圧力より低い第1圧力(例えば、大気圧)に減圧し、圧力容器200の内部の対象物を外部へ取り出して最終加水分解対象物を確保することになる。
【0167】
結局、本発明では圧力解除及び冷却過程を分離し、圧力を維持して溶存ガスの活性性を抑制した状態で冷却を進め、流体(水)の密度が最も高い状態を維持する。そして、流体(水)の密度が最も高い状態で冷却を進めることにより、溶存ガスによる対象物の酸敗を最小化できるという長所がある。
【0168】
具体的には、加水分解が完了されれば、圧力容器200の蓋212が開いて、圧力容器200のボディー211が再度加水分解促進装置から外部へ排出される(丸4)。そして、ベッセル11がボディー211の外部へ排出され(丸5)、ベッセル11から密閉容器Pを取り出すことによって最終加水分解対象物を得られる。
【0169】
一方、本発明では温度下降段階S40を省略し、減圧段階S50を経た後、対象物を冷却させることもできる。
図5に図示されたように、この場合、75度で酵素が破壊された後、圧力容器200の圧力が解除される。そして、この場合、伸縮容器Pは高温の状態を維持し、これを別途の冷却機100に注入した後、冷却することになる。
【0170】
冷却機の種類及び方式は多様に備えられることができるが、本発明では水平方向に供給されるライン相の便宜を考慮して冷却機100は水平に備えられるし、ベッセル11が投入された後、垂直方向に立てられて回転しながら対象物を冷却させる。
【0171】
一方、加水気解結果の対象物は液状で存在し、そのため対象物の容量が大きくて(例えば、200L)冷却機を垂直方向に立てて回転させながら冷却する場合より安定的で効果的に冷却することができる。
【0172】
結局、本変形例では冷却を加水分解抽出装置の外部ですることによって、圧力容器200を冷却しなくても良い。したがって、多数の対象物を連続して加水分解する場合、圧力容器200がある程度加熱された状態を維持することができるので、新しい対象物が装置に流入される場合、対象物の温度を加水分解適正温度50度にするために所要される時間を縮めることができる。
【0173】
すなわち、本発明の加水分解方法の場合、加水分解完了及び酵素破壊の後、対象物を得る過程で圧力容器の内部の圧力及び温度をすぐ大気圧、常温へと下げない。すなわち、温度下降及び圧力下降を分離して進めることによって、対象物が収容された密閉容器に入っている溶存ガスが、圧力の降下によって密閉容器の内部に広がりながら、脂肪と分解されることを防ぐことができる。
【0174】
以上のように、本発明による好ましい実施形態を察してみて、前述された実施形態の他にも本発明がその趣旨や範疇から脱することなく、他の特定形態に具体化できるという事実は、当該技術分野における通常の知識を有する者には自明であろう。したがって、前述された実施形態は、制限的なものではなくて例示的なものとして思われなければならず、これによって本発明は前述した説明に限定されず、添付された請求項の範疇及びそれ同等の範囲内で変更されることもできる。