【文献】
“レタッチ術6 思い通りの合成写真を作成するコツ”,PC MODE,日本,(株)毎日コミュニケーションズ,2004年10月24日,第9巻, 第10号,p.122-124
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明による画像出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
【0026】
(実施の形態1)
本実施の形態において、撮影により取得された画像または当該画像に対応する画像と、当該画像に合成される情報とを合成し、当該合成した画像を出力する画像出力装置1について説明する。
【0027】
なお、本実施の形態における画像出力装置1は、例えば、カメラ付きの携帯端末(携帯電話や、携帯ゲーム機など)や、デジタルカメラなどである。
【0028】
図1は、本実施の形態における画像出力装置1のブロック図である。画像出力装置1は、人物関連画像格納部11、対応画像管理情報格納部12、受付部13、背景画像取得部14、対応画像取得部15、人物関連画像取得部16、合成画像構成部17、出力部18、人物関連画像編集部19を備える。
【0029】
人物関連画像格納部11には、人物に関する画像である1以上の人物関連画像が格納される。人物関連画像は、通常、人物の写真または人物のイラストである。また、人物関連画像は、通常、人物のみが写された画像である。人物のみが写された画像とは、例えば、人物と他の被写体が写された画像から、人物の部分のみを切り出した画像である。また、当該人物は、通常、撮影者であることが好適である。撮影者とは、通常、画像出力装置1を操作するユーザである。
【0030】
また、人物関連画像は、人物の全身が写された画像であってもよいし、人物の一部が写された画像であってもよい。当該一部は、例えば、顔や、上半身などである。つまり、当該一部には、通常、人物の顔が含まれる。また、人物は、例えば、いわゆるキャラクタであってもよい。
【0031】
また、人物関連画像には、例えば、人物関連画像の種類を示す種類情報が対応付いていてもよい。種類情報は、通常、人物関連画像が人物の写真、人物のイラストのいずれであるかを示す情報である。また、人物関連画像は、例えば、種類情報を有していてもよい。
【0032】
また、人物関連画像格納部11には、人物関連画像を含む画像である写真画像が格納されていてもよい。写真画像は、例えば、人物と他の被写体が写された画像であるとも言える。
【0033】
対応画像管理情報格納部12には、1以上の対応画像管理情報が格納される。対応画像管理情報とは、対応画像を管理するための情報である。また、対応画像管理情報とは、位置情報と対応画像が対応付いた情報、または、対象情報と対応画像とが対応付いた情報である。
【0034】
位置情報とは、位置を示す情報である。当該位置は、通常、経緯度であるが、高さ(高度)を含んでいてもよい。また、対応画像とは、後述の背景画像に対応する画像である。対応画像は、例えば、背景画像の取得のために撮影が行われた位置に対応する画像や、背景画像に写されている対象に対応する画像、背景画像に対して予め決められた画像処理が施された画像などである。当該画像処理は、例えば、いわゆるイラスト化や、セピア化、モノクロ化などである。また、対応画像は、いわゆるイラストであってもよい。また、対象情報とは、後述の背景画像に写されている対象を示す情報である。当該対象とは、例えば、被写体や、内容などを示す情報である。被写体は、例えば、人物や、動物、植物などである。また、内容は、例えば、風景や、夜景、ポートレートなどである。
【0035】
受付部13は、指示を受け付ける。当該指示は、例えば、背景画像取得指示や、人物関連画像選択指示、人物関連画像編集指示などである。背景画像取得指示とは、背景画像を取得する指示である。また、人物関連画像選択指示とは、1以上の人物関連画像の中から、1以上の人物関連画像を選択する指示である。また、人物関連画像編集指示とは、人物関連画像を編集する指示である。当該編集とは、例えば、移動や、拡大、縮小などである。つまり、人物関連画像編集指示は、例えば、人物関連画像を移動する指示である移動指示や、人物関連画像を拡大する指示である拡大指示、人物関連画像を縮小する指示である縮小指示などである。移動指示は、例えば、画像の座標を有する。当該座標は、例えば、背景画像または対応画像における人物関連画像の位置を示す情報である。また、拡大指示は、例えば、拡大後の人物関連画像の大きさ(寸法)を示す情報を有する。また、縮小指示は、例えば、縮小後の人物関連画像の大きさ(寸法)を示す情報を有する。
【0036】
また、受付部13は、例えば、電源ONの指示や、電源OFFの指示などを受け付けてもよい。受付部13がこれらの指示を受け付けた場合、画像出力装置1は、通常、当該指示に応じた処理を行う。
【0037】
また、受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の取得、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に格納されている情報の取得、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信などを含む概念である。
【0038】
また、受付部13における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部13は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
【0039】
背景画像取得部14は、撮影の結果の画像である背景画像を取得する。背景画像は、例えば、撮影により取得された画像であるとも言える。また、背景画像は、通常、いわゆる写真である。また、背景画像取得部14は、通常、撮影により背景画像を取得する。また、背景画像取得部14は、例えば、予め決められた記憶領域に格納されている背景画像を取得してもよい。この場合、当該背景画像は、例えば、図示しない撮影部により、当該予め決められた記憶領域に蓄積される。また、当該撮影部は、通常、撮影により背景画像を取得する。
【0040】
また、背景画像は、例えば、撮影位置情報が対応付いていてもよい。また、背景画像は、例えば、撮影位置情報を有していてもよい。撮影位置情報とは、背景画像の取得のために撮影が行われた位置を示す情報である。撮影位置情報は、位置情報である。また、撮影位置情報は、例えば、背景画像が撮影により取得された位置を示す情報であるとも言える。また、撮影位置情報は、例えば、撮影の結果、背景画像が取得された位置であるとも言える。
【0041】
また、例えば、撮影位置情報を有する背景画像を撮影により取得する場合、背景画像取得部14は、例えば、現在位置を示す位置情報を取得し、当該位置情報を撮影位置情報として有する背景画像を取得する。なお、現在位置を示す位置情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0042】
また、背景画像取得部14は、通常、受付部13による背景画像取得指示の受け付けに応じて背景画像を取得する。
【0043】
また、背景画像取得部14は、例えば、CMOSやCCDなどのイメージセンサ(固体撮像素子)や、イメージセンサを用いたカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)などで実現され得る。合成画像構成部17は、例えば、MPUやメモリ等から実現され得えてもよい。また、背景画像取得部14の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
【0044】
対応画像取得部15は、対応画像を取得する。対応画像取得部15は、少なくとも背景画像を用いて対応画像を取得する。当該背景画像は、背景画像取得部14が取得した背景画像である。
【0045】
対応画像取得部15は、例えば、対応画像管理情報格納部12から対応画像を取得する。例えば、対応画像管理情報が、位置情報と対応画像とが対応付いた情報である場合、対応画像取得部15は、まず、背景画像から撮影位置情報を取得する。そして、対応画像取得部15は、当該撮影位置情報が示す位置との距離が予め決められた条件(以下、適宜、距離条件とする)を満たすほど近い位置を示す位置情報に対応する対応画像を、対応画像管理情報格納部12から取得する。なお、距離条件は、例えば、上記距離が予め決められた閾値以下であることや、上記距離が予め決められた第一の閾値以上かつ予め決められた第二の閾値以下であることなどである。また、当該「以上」は、「超過」であってもよい。また、当該「以下」は、「未満」であってもよい。
【0046】
また、例えば、対応画像管理情報が、対象情報と対応画像とが対応付いた情報である場合、対応画像取得部15は、まず、背景画像を用いて、背景画像に写されている対象を示す情報である撮影対象情報を取得する。当該撮影対象情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。対応画像取得部15は、例えば、いわゆる画像認識などにより、撮影対象情報を取得する。そして、対応画像取得部15は、当該撮影対象情報と同一の対象情報に対応する対応画像を、対応画像管理情報格納部12から取得する。
【0047】
また、対応画像取得部15は、例えば、背景画像に対して予め決められた画像処理を施し、当該画像処理が施された画像である対応画像を取得する。当該画像処理は、例えば、いわゆるイラスト化や、セピア化、モノクロ化などである。また、背景画像に対して画像処理を施す場合、対応画像取得部15は、例えば、背景画像に写されている対象を検出し、当該対象のみの画像を取得する。そして、対応画像取得部15は、当該対象のみの画像に対して画像処理を施し、対応画像を取得してもよい。また、「画像処理を施す」を、以下、適宜、「画像処理を適用する」と言い換えてもよい。
【0048】
人物関連画像取得部16は、人物関連画像格納部11から1以上の人物関連画像を取得する。当該人物関連画像を取得する方法や手順などは、問わない。人物関連画像取得部16は、例えば、受付部13が受け付けた人物関連画像選択指示により選択された人物関連画像を取得する。また、人物関連画像取得部16は、例えば、人物関連画像格納部11に格納されているすべての人物関連画像を取得する。
【0049】
また、例えば、背景画像取得部14が背景画像を取得した場合、人物関連画像取得部16は、例えば、当該背景画像の種類に応じた人物関連画像を取得する。背景画像は、通常、写真である。従って、背景画像取得部14が背景画像を取得した場合、人物関連画像取得部16は、通常、人物の写真であることが示される種類情報が対応付いている人物関連画像を取得する。
【0050】
また、例えば、対応画像取得部15が対応画像を取得した場合、人物関連画像取得部16は、例えば、当該対応画像の種類に応じた人物関連画像を取得する。人物関連画像は、通常、人物の写真、または、人物のイラストである。従って、対応画像取得部15が対応画像を取得した場合、人物関連画像取得部16は、通常、人物関連画像を用いて、人物関連画像の種類を示す種類情報を取得する。このとき、人物関連画像取得部16は、通常、人物関連画像が写真かイラストのいずれであるかを判断する。当該判断の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。そして、人物関連画像取得部16は、当該判断の結果を示す情報を、種類情報として取得する。そして、人物関連画像取得部16は、取得した種類情報と同一の種類情報
が対応付いている人物関連画像を取得する。
【0051】
例えば、対応画像取得部15が取得した対応画像が写真である場合、人物関連画像取得部16は、人物の写真であることを示す種類情報が対応付いている人物関連画像を取得する。また。例えば、対応画像取得部15が取得した対応画像がイラストである場合、人物関連画像取得部16は、人物のイラストであることを示す種類情報が対応付いている人物関連画像を取得する。
【0052】
また、人物関連画像格納部11に写真画像が格納されている場合、人物関連画像取得部16は、当該写真画像を取得し、当該取得した写真画像から、人物の部分のみを切り出し、当該切り出した画像を人物関連画像として取得する。なお、画像から人物の部分のみを切り出す方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0053】
合成画像構成部17は、合成画像を構成する。合成画像とは、画像と人物関連画像とが合成された画像である。また、合成画像とは、人物関連画像が画像上に配置された画像である。当該画像は、背景画像または対応画像である。つまり、合成画像構成部17は、例えば、背景画像と1以上の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、1以上の人物関連画像が背景画像上に配置された画像である。また、合成画像構成部17は、例えば、対応画像と1以上の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、1以上の人物関連画像が対応画像上に配置された画像である。なお、当該背景画像は、背景画像取得部14が取得した背景画像である。また、当該対応画像は、対応画像取得部15が取得した対応画像である。また、当該1以上の人物関連画像は、人物関連画像取得部16が取得した人物関連画像である。また、画像と画像(ここでは、背景画像または対応画像と、人物関連画像)を合成する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0054】
また、合成画像構成部17は、通常、背景画像または対応画像の上に人物関連画像を重ね、背景画像または対応画像の上で人物関連画像が編集可能な態様の合成画像を構成する。このとき、人物関連画像を配置する位置は、問わない。
【0055】
出力部18は、合成画像を出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
【0056】
また、出力部18は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部18は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
【0057】
人物関連画像編集部19は、人物関連画像編集指示に従い合成画像が有する人物関連画像を編集する。当該人物関連画像編集指示は、受付部13が受け付けた人物関連画像編集指示である。また、当該合成画像は、通常、出力部18が出力している合成画像である。また、当該合成画像は、背景画像または対応画像の上で人物関連画像が編集可能な態様の合成画像である。なお、人物関連画像編集指示は、例えば、人物関連画像を移動する指示である移動指示、人物関連画像を拡大する拡大指示、人物関連画像を縮小する縮小指示などである。
【0058】
例えば、受付部13が移動指示を受け付けた場合、人物関連画像編集部19は、通常、当該移動指示により示される画像上の位置に人物関連画像を移動させる。つまり、人物関連画像編集部19は、通常、移動指示が有する座標により示される位置に人物関連画像を移動させる。受付部13が拡大指示を受け付けた場合、人物関連画像編集部19は、通常、当該拡大指示により示される画像の大きさに人物関連画像を拡大する。つまり、人物関連画像編集部19は、通常、拡大指示が有する画像の大きさに人物関連画像を拡大する。また、例えば、受付部13が縮小指示を受け付けた場合、人物関連画像編集部19は、通常、当該縮小指示により示される画像の大きさに人物関連画像を縮小する。つまり、人物関連画像編集部19は、通常、縮小指示が有する画像の大きさに人物関連画像を縮小する。
【0059】
なお、人物関連画像格納部11、対応画像管理情報格納部12は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、人物関連画像格納部11などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して人物関連画像格納部11などに記憶されてもよい。
【0060】
また、対応画像取得部15、人物関連画像取得部16、合成画像構成部17、人物関連画像編集部19は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、対応画像取得部15などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、対応画像取得部15などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
【0061】
次に、画像出力装置1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。
図2は、画像出力装置1の全体動作を示すフローチャートである。
【0062】
(ステップS201)画像出力装置1は、受付部13が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
【0063】
(ステップS202)画像出力装置1は、電源ONの処理を行う。
【0064】
(ステップS203)背景画像取得部14は、受付部13が背景画像取得指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS204に進み、そうでない場合は、ステップS214に進む。
【0065】
(ステップS204)背景画像取得部14は、背景画像を取得する。
【0066】
(ステップS205)人物関連画像取得部16は、1以上の人物関連画像を、人物関連画像格納部11から取得する。
【0067】
(ステップS206)対応画像取得部15は、対応画像を取得するか否かを判断する。当該判断は、例えば、対応画像を取得する可否かを示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、対応画像を取得する場合は、ステップS208に進み、そうでない場合は、ステップS207に進む。
【0068】
(ステップS207)合成画像構成部17は、ステップS204で取得した背景画像と、ステップS205で取得した1以上の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。
【0069】
(ステップS208)対応画像取得部15は、対応画像を取得する。この処理の詳細は、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0070】
(ステップS209)合成画像構成部17は、ステップS208で取得した対応画像と、ステップS205で取得した1以上の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。
【0071】
(ステップS210)出力部18は、ステップS207で構成した合成画像、または、ステップS209で構成した合成画像を出力する。
【0072】
(ステップS211)人物関連画像編集部19は、出力部18が合成画像を出力中であるか否かを判断する。出力中である場合は、ステップS212に進み、そうでない場合は、ステップS214に進む。
【0073】
(ステップS212)人物関連画像編集部19は、受付部13が人物関連画像編集指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS213に進み、そうでない場合は、ステップS211に戻る。
【0074】
(ステップS213)人物関連画像編集部19は、ステップS212で受け付けた人物関連画像編集指示に従い、出力部18が出力中である合成画像が有する人物関連画像を編集する。
【0075】
(ステップS214)画像出力装置1は、受付部13が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS215に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
【0076】
(ステップS215)画像出力装置1は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS201に戻る。
【0077】
なお、
図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
【0078】
図3は、
図2のフローチャートのステップS208の対応画像の取得処理を示すフローチャートである。なお、
図3のフローチャートにおいて、対応画像管理情報格納部12には、m個の対応画像管理情報が格納されているものとする。
【0079】
(ステップS301)対応画像取得部15は、対応画像管理情報を用いるか否かを判断する。当該判断は、例えば、対応画像管理情報を用いるか否かを示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、対応画像管理情報を用いる場合は、ステップS302に進み、そうでない場合は、ステップS3
16に進む。
【0080】
(ステップS302)対応画像取得部15は、対応画像管理情報が位置情報を有するか否かを判断する。有する場合は、ステップS303に進み、そうでない場合は、ステップS310に進む。
【0081】
(ステップS303)対応画像取得部15は、背景画像から撮影位置情報を取得する。
【0082】
(ステップS304)対応画像取得部15は、カウンタiに1をセットする。
【0083】
(ステップS305)対応画像取得部15は、ステップS303で取得した撮影位置情報と、対応画像管理情報[i]が有する位置情報である位置情報[i]とを用いて、当該撮影位置情報が示す位置から当該位置情報[i]が示す位置までの距離を算出する。
【0084】
(ステップS306)対応画像取得部15は、ステップS305で算出した距離が距離条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS307に進み、そうでない場合は、ステップS308に進む。
【0085】
(ステップS307)対応画像取得部15は、対応画像管理情報[i]が有する対応画像である対応画像[i]を取得する。
【0086】
(ステップS308)対応画像取得部15は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS309に進む。
【0087】
(ステップS309)対応画像取得部15は、iを1インクリメントする。そして、ステップS304に戻る。
【0088】
(ステップS310)対応画像取得部15は、背景画像を用いて撮影対象情報を取得する。
【0089】
(ステップS311)対応画像取得部15は、カウンタiに1をセットする。
【0090】
(ステップS312)対応画像取得部15は、対応画像管理情報[i]が有する対象情報である対象情報[i]が、ステップS310で取得した撮影対象情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS313に進み、そうでない場合は、ステップS314に進む。
【0091】
(ステップS313)対応画像取得部15は、対応画像管理情報[i]が有する対応画像である対応画像[i]を取得する。
【0092】
(ステップS314)対応画像取得部15は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS315に進む。
【0093】
(ステップS315)対応画像取得部15は、iを1インクリメントする。そして、ステップS311に戻る。
【0094】
(ステップS316)対応画像取得部15は、背景画像に対して画像処理を適用し、当該画像処理が適用された画像である対応画像を取得する。そして、上位処理にリターンする。
【0095】
なお、上記で説明した画像出力装置1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、画像出力装置1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
【0096】
(具体例)
次に、画像出力装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、画像出力装置1は、カメラ付きのスマートフォン(以下、適宜、スマホとする)であるものとする。
【0097】
(例1)
本例において、背景画像と人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する例について説明する。なお、本例において、人物関連画像格納部11には、1以上の人物関連画像が格納されているものとする。また、当該1以上の各人物関連画像には、種類情報が対応付いているものとする。
【0098】
まず、ユーザがスマホを操作し、カメラによる撮影を行うための操作を行ったとする。すると、受付部13は、背景画像取得指示を受け付ける。
【0099】
次に、背景画像取得部14は、受付部13による背景画像取得指示の受け付けに応じて、撮影を行い、背景画像を取得する。当該背景画像は、例えば、
図4に示す画像であるものとする。
【0100】
次に、人物関連画像取得部16は、人物の写真であることを示す種類情報が対応付いている人物関連画像を、人物関連画像格納部11から取得する。当該人物関連画像は、
図5に示す画像であるものとする。
【0101】
次に、合成画像構成部17は、
図4の背景画像の上に
図5の人物関連画像が配置されるように、
図4の背景画像と
図5の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、例えば、
図6である。
【0102】
次に、出力部18は、
図6の合成画像を出力する。出力部18は、当該合成画像を、例えば、画面出力する。
【0103】
(例2)
本例において、対応画像と人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する例について説明する。なお、本例において、人物関連画像格納部11には、1以上の人物関連画像が格納されているものとする。また、対応画像管理情報格納部12には、
図7に示す対応画像管理情報が格納されているものとする。当該対応画像管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、位置情報と、対応画像とを有する。また、
図7における対応画像(例えば、「AAA.jpg」など)は、いわゆるファイル名である。つまり、対応画像管理情報格納部12は、当該ファイル名により識別される対応画像が格納されているものとする。
【0104】
次に、例1と同様に、ユーザがスマホを操作し、カメラによる撮影を行うための操作を行ったとする。すると、受付部13は、背景画像取得指示を受け付ける。
【0105】
次に、背景画像取得部14は、受付部13による背景画像取得指示の受け付けに応じて、撮影を行い、背景画像を取得する。当該背景画像は、撮影位置情報「(N35.33XX,E135.XX35)」を有するものとする。
【0106】
次に、対応画像取得部15は、背景画像取得部14が取得した背景画像から、撮影位置情報「(N35.33XX,E135.XX35)」を取得する。そして、対応画像取得部15は、撮影位置情報「(N35.33XX,E135.XX35)」と、
図7の1以上の各位置情報とを用いて、当該撮影位置情報が示す位置と、当該1以上の各位置情報が示す位置との距離を算出する。そして、対応画像取得部15は、当該撮影位置情報と、
図7の「ID=012」の位置情報とを用いて算出した距離が、距離条件を満たすと判断したとする。そして、対応画像取得部15は、
図7の「ID=012」の対応画像「BBB.jpg」を取得する。当該対応画像は、
図8に示す画像であるものとする。
【0107】
次に、ユーザがスマホを選択し、人物関連画像格納部11に格納されている1以上の人物関連画像の中から、1つの人物関連画像を選択するための操作を行ったとする。すると、受付部13は、人物関連画像選択指示を受け付ける。
【0108】
次に、人物関連画像取得部16は、人物関連画像選択指示により選択された人物関連画像を、人物関連画像格納部11から取得する。当該人物関連画像は、
図9に示す画像であるものとする。当該画像は、人物のイラストである。
【0109】
次に、合成画像構成部17は、
図8の対応画像の上に
図9の人物関連画像が配置されるように、
図8の対応画像と
図9の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、例えば、
図10である。
【0110】
次に、出力部18は、
図10の合成画像を出力する。出力部18は、当該合成画像を、例えば、画面出力する。
【0111】
(例3)
本例において、対応画像と人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する例について説明する。なお、本例において、人物関連画像格納部11には、1以上の人物関連画像が格納されているものとする。また、対応画像管理情報格納部12には、
図11に示す対応画像管理情報が格納されているものとする。当該対応画像管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、対象情報と、対応画像とを有する。また、
図11における対応画像は、
図7における対応画像と同様であるので、説明を省略する。
【0112】
まず、例1と同様に、まず、ユーザがスマホを操作し、カメラによる撮影を行うための操作を行ったとする。すると、受付部13は、背景画像取得指示を受け付ける。
【0113】
次に、背景画像取得部14は、受付部13による背景画像取得指示の受け付けに応じて、撮影を行い、背景画像を取得する。
【0114】
次に、対応画像取得部15は、背景画像取得部14が取得した背景画像に対して、例えば、画像認識を行い、撮影対象情報を取得する。当該撮影対象情報は、「風景」であるものとする。そして、対応画像取得部15は、当該撮影対象情報「風景」が、
図11の「ID=012」の対象情報「風景」と同一であると判断する。そして、対応画像取得部15は、
図11の「ID=012」の対応画像「BBB.jpg」を取得する。当該対応画像は、
図8に示す画像であるものとする。
【0115】
次に、ユーザがスマホを選択し、人物関連画像格納部11に格納されている1以上の人物関連画像の中から、1つの人物関連画像を選択するための操作を行ったとする。すると、受付部13は、人物関連画像選択指示を受け付ける。
【0116】
次に、人物関連画像取得部16は、人物関連画像選択指示により選択された人物関連画像を、人物関連画像格納部11から取得する。当該人物関連画像は、
図9に示す画像であるものとする。当該画像は、人物のイラストである。
【0117】
次に、合成画像構成部17は、
図8の対応画像の上に
図9の人物関連画像が配置されるように、
図8の対応画像と
図9の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、例えば、
図10である。
【0118】
次に、出力部18は、
図10の合成画像を出力する。出力部18は、当該合成画像を、例えば、画面出力する。
【0119】
(例4)
本例において、対応画像と人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する例について説明する。なお、本例において、人物関連画像格納部11には、1以上の人物関連画像が格納されているものとする。また、当該1以上の各人物関連画像には、種類情報が対応付いているものとする。また、対応画像取得部15は、背景画像に対して画像処理を施し、対応画像を取得するものとする。また、当該画像処理は、イラスト化であるものとする。
【0120】
まず、例1と同様に、ユーザがスマホを操作し、カメラによる撮影を行うための操作を行ったとする。すると、受付部13は、背景画像取得指示を受け付ける。
【0121】
次に、背景画像取得部14は、受付部13による背景画像取得指示の受け付けに応じて、撮影を行い、背景画像を取得する。当該背景画像は、
図4であるものとする。
【0122】
次に、対応画像取得部15は、
図4の背景画像に対してイラスト化の画像処理を施し、対応画像を取得する。当該対応画像は、
図12に示す画像であるものとする。
【0123】
次に、人物関連画像取得部16は、人物のイラストであることを示す種類情報が対応付いている人物関連画像を、人物関連画像格納部11から取得する。当該人物関連画像は、
図13に示す画像であるものとする。
【0124】
次に、合成画像構成部17は、
図12の対応画像の上に
図13の人物関連画像が配置されるように、
図12の対応画像と
図13の人物関連画像とを合成し、合成画像を構成する。当該合成画像は、例えば、
図14である。
【0125】
次に、出力部18は、
図14の合成画像を出力する。出力部18は、当該合成画像を、例えば、画面出力する。
【0126】
(例5)
本例において、合成画像が有する人物関連画像を編集する例について説明する。なお本例において、合成画像構成部17は、
図10に示す合成画像を構成したものとする。当該合成画像において、
図9の人物関連画像は、
図8の対応画像上において編集可能な態様で配置されているものとする。
【0127】
まず、スマホの画面に
図10の合成画像が表示されている状態において、ユーザがスマホを操作し、
図8の対応画像上に配置されている
図9の人物関連画像を、右下から左下にドラッグしたとする。すると、受付部13は、人物関連画像編集指示を受け付ける。当該人物関連画像編集指示は、移動指示である。また、当該移動指示は、当該ドラッグ後の左上の座標(x,y)を有するものとする。
【0128】
次に、人物関連画像編集部19は、受付部13が受け付けた人物関連画像編集指示が有する座標(x,y)に、
図9の人物関連画像を移動する。このとき、人物関連画像編集部19は、例えば、ドラッグ時に選択した
図9の人物関連画像の対応画像内での位置(座標)が、移動後の座標(x,y)に一致するように、人物関連画像を移動する。当該移動後の合成画像は、例えば、
図15である。
【0129】
なお、人物関連画像編集部19は、例えば、上記ドラッグの軌跡に合わせて人物関連画像を移動してもよい。
【0130】
また、スマホの画面に
図15の合成画像が表示されている状態において、ユーザがスマホを操作し、
図8の対応画像上に配置されている
図9の人物関連画像を拡大する操作を行ったとする。当該操作は、例えば、ピンチアウトである。すると、受付部13は、人物関連画像編集指示を受け付ける。当該人物関連画像編集指示を受け付ける。当該人物関連画像編集指示は、拡大指示である。また、当該拡大指示は、拡大後の大きさ(w,h)を有するものとする。当該「w」は、画像の横幅を示す。また、当該「h」は、画像の縦幅を示す。
【0131】
次に、人物関連画像編集部19は、
図9の人物関連画像の大きさを、上記(w,h)に拡大する。当該拡大後の合成画像は、例えば、
図16である。
【0132】
以上、本実施の形態による画像出力装置1によれば、背景と共に撮影したい人物が写り込んだ画像を自動的に構成することができる。
【0133】
また、本実施の形態による画像出力装置1によれば、背景の画像を撮影した位置に対応する画像に撮影したい人物が写り込んだ画像を自動的に構成することができる。また、本実施の形態による画像出力装置1によれば、背景の画像に写り込んだ対象に対応する画像に撮影したい人物が写り込んだ画像を自動的に構成することができる。
【0134】
以上より、本実施の形態による画像出力装置1によれば、例えば、撮影者が1人で風景などを撮影している場合に、当該風景などと共に自身が写り込んだ写真を自動的に構成することができる。また、本実施の形態による画像出力装置1によれば、例えば、撮影したい人物が撮影場所にいなくとも、背景と共に当該人物が写り込んだ画像を自動的に構成することができる。
【0135】
また、以上の効果より、本実施の形態による画像出力装置1は、スマートフォンやデジタルカメラなどの携帯端末による撮影の新たなスタイルを提供することができると言える。言い換えると、本実施の形態による画像出力装置1は、従来とは異なる新たな撮影技術であると言える。
【0136】
また、本実施の形態による画像出力装置1は、いわゆるプリクラ機とは異なる。つまり、プリクラ機では、撮影された人物の画像が、予め用意されている背景の画像に合成されるのに対し、画像出力装置1では、撮影された背景の画像に、予め用意されている人物の画像が合成される。また、プリクラ機では、撮影の対象は人物であるのに対し、画像出力装置では、撮影の対象は背景である。つまり、プリクラ機は格納している従の背景画像に対して、撮影した主たる人物画像を合成するのに対し、画像出力装置1では、格納している主たる人物関連画像を、撮影した従の背景画像に対して合成する。よって、画像出力装置1とプリクラ機とは、結果的に得られる画像は同一であるかもしれないが、使用するシチュエーションや、得られる効果などにおいて大きく異なると言える。
【0137】
なお、本実施の形態において、画像出力装置1は、対応画像管理情報格納部12を備えていなくてもよい。この場合、対応画像取得部15は、背景画像取得部14が取得した背景画像に対して画像処理を施すことにより、対応画像を取得する。
【0138】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
【0139】
また、上記各実施の形態における画像出力装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。
【0140】
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0141】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
【0142】
また、上記各実施の形態における画像出力装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、画像に合成される情報である1以上の人物関連画像が格納される人物関連画像格納部にアクセス可能なコンピュータを、撮影の結果の画像である背景画像を取得する背景画像取得部と、前記人物関連画像格納部から1以上の人物関連画像を取得する人物関連画像取得部と、前記1以上の人物関連画像と、前記背景画像とを合成し、当該合成した画像である合成画像を構成する合成画像構成部と、前記合成画像を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
【0143】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
【0144】
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
【0145】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0146】
また、
図17は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の画像出力装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
【0147】
図17において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0148】
図18は、コンピュータシステム9のブロック図である。
図18において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク90
16と、CD−ROMドライブ9011、MPU90
13等を相互に接続するバス90
17とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
【0149】
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の画像出力装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク90
16に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク90
16に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM90
15にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0150】
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の画像出力装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0151】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。