特許第6347946号(P6347946)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6347946
(24)【登録日】2018年6月8日
(45)【発行日】2018年6月27日
(54)【発明の名称】表示素子およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20180618BHJP
【FI】
   G09F9/00 348Z
   G09F9/00 338
【請求項の数】11
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-269073(P2013-269073)
(22)【出願日】2013年12月26日
(65)【公開番号】特開2015-125249(P2015-125249A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年11月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100117776
【弁理士】
【氏名又は名称】武井 義一
(74)【代理人】
【識別番号】100188329
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 義行
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】古田 薫
(72)【発明者】
【氏名】イ・ヨンナム
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 治
【審査官】 小野 健二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−237404(JP,A)
【文献】 特開2009−231840(JP,A)
【文献】 特開2006−245558(JP,A)
【文献】 特開2007−088129(JP,A)
【文献】 特開2002−040474(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0082988(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0067576(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00−9/46
G02F 1/1343−1/1345、1/135
H01L 27/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属配線が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して設けられた第2基板とから構成される表示パネルと、
前記第1基板の基板端面に設けられたシード層と、
前記シード層を介してメッキによりパターニングされるとともに、前記金属配線と電気的に接続される引き出し線と、
前記引き出し線を覆って設けられた異方性導電膜と、
前記異方性導電膜を介して設けられ、前記引き出し線と電気的に接続されるチップオンフィルムと、
を備え
前記シード層は、前記第1基板の基板端面から基板裏面にわたって設けられ、
前記引き出し線は、前記第1基板の基板端面から基板裏面にわたってパターニングされ、
前記チップオンフィルムは、前記第1基板の基板裏面において、前記異方性導電膜を介して前記引き出し線と電気的に接続される
表示素子。
【請求項2】
前記第1基板の基板端面と基板裏面との角部は、面取り加工されている
請求項に記載の表示素子。
【請求項3】
前記第1基板と前記第2基板とは、基板の周辺部に形成されたシールによって貼り合わされ、
前記第1基板および前記第2基板は、前記シール上で切断されている
請求項1または請求項2に記載の表示素子。
【請求項4】
前記引き出し線は、Cu、Ni、Sn、Au、AgおよびCrの少なくとも1つである
請求項1から請求項までの何れか1項に記載の表示素子。
【請求項5】
前記第1基板および前記第2基板は、同じ大きさで切断されている
請求項1から請求項までの何れか1項に記載の表示素子。
【請求項6】
前記第1基板および前記第2基板の切断面は、研磨されている
請求項1から請求項までの何れか1項に記載の表示素子。
【請求項7】
液晶表示素子、有機発光ダイオード素子およびプラズマディスプレイパネル素子の何れかとして用いられる請求項1から請求項までの何れか1項に記載の表示素子。
【請求項8】
金属配線が形成された第1基板と、前記第1基板に対向して設けられた第2基板とから構成される表示パネルを備えた表示素子の製造方法であって、
前記第1基板の基板端面に光感光性のシード層を塗布するステップと、
前記シード層が塗布された前記第1基板を露光して、前記シード層をパターニングするステップと、
無電解のメッキにより、前記シード層上に、前記金属配線と電気的に接続される引き出し線をパターニングするステップと、
前記引き出し線を覆って異方性導電膜を設けるステップと、
前記異方性導電膜を介して、前記引き出し線と電気的に接続されるチップオンフィルムを設けるステップと、
を有し、
前記第1基板の基板端面に光感光性のシード層を塗布するステップに代えて、
前記第1基板の基板端面から基板裏面にわたって光感光性のシード層を塗布するステップを有する
表示素子の製造方法。
【請求項9】
前記第1基板の基板端面から基板裏面にわたって光感光性のシード層を塗布するステップの前段に、
前記第1基板の基板端面と基板裏面との角部を、面取り加工するステップを有する
請求項に記載の表示素子の製造方法。
【請求項10】
前記第1基板と前記第2基板とは、基板の周辺部に形成されたシールによって貼り合わされ、
前記第1基板の基板端面から基板裏面にわたって光感光性のシード層を塗布するステップの前段に、
前記第1基板および前記第2基板を、前記シール上で切断するステップを有する
請求項8または請求項9に記載の表示素子の製造方法。
【請求項11】
前記引き出し線をパターニングするステップは、Cu、Ni、Sn、Au、AgおよびCrの少なくとも1つをパターニングする
請求項から請求項10までの何れか1項に記載の表示素子の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)として用いられる表示素子およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶パネル等の表示パネルと外部との間で電気信号をやりとりする上で、ACF(異方性導電膜:Anisotropic Conductive Film)を用いて、COF(Chip on Film)と表示パネルの金属配線との間を接続・実装する必要がある。
【0003】
図10は、従来の表示素子を示す図である。図10(a)は平面図を示し、図10(b)はA−A’断面図を示している。図10において、この表示素子は、金属配線が形成された第1基板(TFT(Thin Film Transistor)基板)を、金属配線が引き出される(引き出し線がある)側だけ、第2基板(CF基板)よりも2〜3mm大きく切り出して、COFと接続・実装できる場所を確保している。
【0004】
また、これに関連して、絶縁体層を貫通する導電性バンプにより、第1の導電性金属層と第2の導電性金属層を電気的に接続した両面配線素板を形成する工程と、導電性バンプの少なくとも一部が露出するよう両面配線素板を厚さ方向に貫通する貫通溝を形成する工程とを備えた配線板の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−80050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
すなわち、図10に示した従来の表示素子では、第1基板の引き出し線のある側が、引き出し線のない側に比べて2〜3mm大きくなり、その分ベゼルも大きくなる。そのため、表示パネル全体に額縁、ベゼルを持った構造となり、寸法が大きくなって、デザイン上の制約が生じるという問題がある。
【0007】
ここで、第1基板の基板端面に引き出し線がパターニングされていれば、ACFを用いて基板端面にCOFを接続・実装することにより、第2基板と同じ大きさで第1基板を構成することができるので、余分な額縁やベゼルを確保する必要がなくなって、デザイン上の制約もなくなる。しかしながら、これまで、第1基板の基板端面に引き出し線をパターニングする技術は開示されていない。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、金属配線が形成された第1基板の基板端面に引き出し線をパターニングすることで、基板端面にCOFを接続・実装して、額縁やベゼルを縮小することにより、デザイン性を向上させることができる表示素子およびその製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係る表示素子は、金属配線が形成された第1基板と、第1基板に対向して設けられた第2基板とから構成される表示パネルと、第1基板の基板端面に設けられたシード層と、シード層を介してメッキによりパターニングされるとともに、金属配線と電気的に接続される引き出し線と、引き出し線を覆って設けられた異方性導電膜と、異方性導電膜を介して設けられ、引き出し線と電気的に接続されるチップオンフィルムとを備えるものである。
【0010】
また、この発明に係る表示素子の製造方法は、金属配線が形成された第1基板と、第1基板に対向して設けられた第2基板とから構成される表示パネルを備えた表示素子の製造方法であって、第1基板の基板端面に光感光性のシード層を塗布するステップと、シード層が塗布された第1基板を露光して、シード層をパターニングするステップと、無電解のメッキにより、シード層上に、金属配線と電気的に接続される引き出し線をパターニングするステップと、引き出し線を覆って異方性導電膜を設けるステップと、異方性導電膜を介して、引き出し線と電気的に接続されるチップオンフィルムを設けるステップとを有するものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係る表示素子およびその製造方法によれば、第1基板の基板端面に光感光性のシード層を塗布して露光によりシード層をパターニングし、無電解のメッキによって、シード層上に引き出し線をパターニングした後、引き出し線を覆って異方性導電膜を設け、異方性導電膜を介して、引き出し線とチップオンフィルムとを電気的に接続する。
すなわち、金属配線が形成された第1基板の基板端面に引き出し線をパターニングすることで、基板端面にCOFを接続・実装して、額縁やベゼルを縮小することにより、デザイン性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】(a)、(b)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子を示す図である。
図2】(a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子の製造方法を示す図である。
図3】(a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子の製造方法を示す図である。
図4】(a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子の製造方法を示す図である。
図5】(a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子の製造方法を示す図である。
図6】(a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1に係る表示素子の製造方法を示す図である。
図7】(a)、(b)は、この発明の実施の形態2に係る表示素子を示す図である。
図8】この発明の実施の形態2に係る表示素子を示す別の図である。
図9】(a)、(b)は、この発明の実施の形態3に係る表示素子を示す図である。
図10】(a)、(b)は、従来の表示素子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明に係る表示素子およびその製造方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
【0014】
なお、各実施の形態では、表示素子が液晶表示素子である場合について説明するが、これに限定されず、表示素子は、有機発光ダイオード素子(OLED:Organic Light Emitting Diode)やプラズマディスプレイパネル素子(PDP:Plasma Display Panel)等、一方に金属配線が形成されたガラス基板やプラスチック基板を用いる表示素子であれば、どのような表示素子にも適用可能である。
【0015】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示素子1を示す図である。図1(a)は平面図を示し、図1(b)はA−A’断面図を示している。
【0016】
図1において、この表示素子1は、金属配線11が形成された第1基板12と、第1基板12に対向して設けられた第2基板13とから構成される表示パネル14と、第1基板12の基板端面に設けられたシード層15と、シード層15を介してメッキによりパターニングされるとともに、金属配線11と電気的に接続される引き出し線16と、引き出し線16を覆って設けられたACF17と、ACF17を介して設けられ、引き出し線16と電気的に接続されるCOF18とを備えている。
【0017】
ここで、引き出し線16は、Cu、Ni、Sn、Au、AgおよびCr等メッキに適した材料の少なくとも1つである。また、第1基板12および第2基板13は、ほぼ同じ大きさか、または第1基板12が、第2基板13よりもわずかに大きく(<1mm)切断されている。さらに、第1基板12および第2基板13の切断面は、シード層15を設けやすくするために、研磨されている。
【0018】
以下、図2〜6を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る表示素子1の製造方法について説明する。図2〜6の(a)は平面図を示し、図2〜6の(b)はA−A’断面図を示し、図2〜6の(c)は正面図を示している。
【0019】
まず、第2基板13の大きさに合わせて、第1基板12が切断される(図2参照)。続いて、第1基板12の基板端面に、光感光性のシード層15が塗布される(図3参照)。次に、光感光性のシード層15が塗布された第1基板12を露光して、シード層15がパターニングされる(図4参照)。
【0020】
続いて、無電解のメッキにより、シード層15上に、金属配線11と電気的に接続される引き出し線16がパターニングされる(図5参照)。次に、引き出し線16を覆ってACF17が設けられるとともに、ACF17を介して、引き出し線16と電気的に接続されるCOF18が設けられる(図6参照)。なお、引き出し線16は、Cu、Ni、Sn、Au、AgおよびCr等メッキに適した材料の少なくとも1つによってパターニングされる。
【0021】
以上のように、実施の形態1によれば、第1基板の基板端面に光感光性のシード層を塗布して露光によりシード層をパターニングし、無電解のメッキによって、シード層上に引き出し線をパターニングした後、引き出し線を覆って異方性導電膜を設け、異方性導電膜を介して、引き出し線とチップオンフィルムとを電気的に接続する。
すなわち、金属配線が形成された第1基板の基板端面に引き出し線をパターニングすることで、基板端面にCOFを接続・実装して、額縁やベゼルを縮小することにより、デザイン性を向上させることができる。
また、タイリングによって超大型表示パネル(>100インチ)を作製した場合に、1枚のパネルで超大型表示パネルを作製する場合よりも、コストを低減することができる。
【0022】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、第1基板12の基板端面に引き出し線16がパターニングされる場合について説明したが、これに限定されず、基板端面から基板裏面にわたって引き出し線がパターニングされてもよい。
【0023】
図7は、この発明の実施の形態2に係る表示素子1Aを示す図である。図7(a)は平面図を示し、図7(b)はA−A’断面図を示している。図7において、シード層15は、第1基板12の基板端面から基板裏面にわたって設けられ、引き出し線16は、第1基板12の基板端面から基板裏面にわたってパターニングされている。
【0024】
また、この表示素子1Aにおいて、COF18は、第1基板12の基板裏面において、ACF17を介して引き出し線16と電気的に接続されている。なお、その他の構成は、図1に示したものと同様なので、説明を省略する。
【0025】
また、この発明の実施の形態2に係る表示素子1Aの製造方法は、実施の形態1において、第1基板12の基板端面に、光感光性のシード層15が塗布される工程に代えて、第1基板12の基板端面から基板裏面にわたって、光感光性のシード層15が塗布される工程を有している。
【0026】
以上のように、実施の形態2によれば、第1基板の基板端面から基板裏面にわたって光感光性のシード層を塗布して露光によりシード層をパターニングし、無電解のメッキによって、シード層上に引き出し線をパターニングした後、引き出し線を覆って異方性導電膜を設け、異方性導電膜を介して、引き出し線とチップオンフィルムとを電気的に接続する。
すなわち、金属配線が形成された第1基板の基板端面から基板裏面にわたって引き出し線をパターニングすることで、基板裏面にCOFを接続・実装して、額縁やベゼルを縮小することにより、デザイン性を向上させることができる。また、この場合には、基板端面にCOFを接続・実装する場合よりも、さらに額縁やベゼルを縮小することができる。
【0027】
なお、上記実施の形態2では、第1基板12の基板端面と基板裏面との角部において、シード層15が均一に設けられず、引き出し線16が断線する可能性がある。そこで、図8に示されるように、第1基板12の基板端面と基板裏面との角部を面取り加工することが考えられる。
【0028】
また、この面取り加工は、第1基板12の基板端面から基板裏面にわたって、光感光性のシード層15が塗布される工程の前段において、第1基板12の基板端面と基板裏面との角部を、面取り加工する工程によって実現される。
【0029】
これにより、第1基板の基板端面から基板裏面にわたって設けられたシード層上に引き出し線をパターニングする際に、パターニングが断線しがたい構造となり、表示素子の歩留まりを向上させ、コストを低減することができる。
【0030】
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係る表示素子を示す図である。図9において、上記実施の形態1、2では説明していないが、第1基板12と第2基板13とは、各基板の周辺部に形成されたシール19によって貼り合わされている。
【0031】
ここで、実施の形態1で示した第2基板13の大きさに合わせて、第1基板12を切断する工程(図2参照)において、図9(a)に示されるように、シール19の外側で第1基板12を切断した場合には、第1基板12と第2基板13との間に、例えば3〜5μmの隙間が生じる。
【0032】
このとき、続く第1基板12の基板端面に、光感光性のシード層15を塗布する工程(図3参照)において、第1基板12と第2基板13との隙間に薬液(シード層)が浸み込んで、不良が発生する恐れがある。そこで、図9(b)に示されるように、第1基板12と第2基板13とを、シール19上で切断することが考えられる。
【0033】
また、このシール19上における第1基板12および第2基板13の切断は、第1基板12の基板端面光感光性のシード層15が塗布される工程、または第1基板12の基板端面から基板裏面にわたって、光感光性のシード層15が塗布される工程の前段において、第1基板12および第2基板13を、シール19上で切断する工程によって実現される。
【0034】
これにより、第1基板12と第2基板13との間が、シール19で埋まっているので、光感光性のシード層15を塗布する工程において、薬液が浸み込んで発生する不良を低減することができるので、表示素子の歩留まりを向上させ、コストを低減することができる。
【符号の説明】
【0035】
1、1A 表示素子、11 金属配線、12 第1基板、13 第2基板、14 表示パネル、15 シード層、16 引き出し線、17 ACF、18 COF、19 シール。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10