(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
例えば複写装置、画像記録装置、プリンター装置、ファクシミリ装置等のOA機器では、電子写真システムにおける帯電系等に、クリーニングローラが使用されている。
図15は、電子写真システムの構造を模式的に示す図である。符号81は感光ドラム、83は帯電ローラ、85はクリーニングローラ、87はレーザー発信機、89はトナー供給装置、91はブレード、93は転写ベルト、Pは用紙である。クリーニングローラ85は、帯電ローラ83の表面に付着した残留トナーや紙粉等の微粒子を除去するために設けられ、シャフト85aと、前記シャフト85aの外周に設けられた弾性体層85bとよりなり、前記弾性体層85aが帯電ローラ83の表面に押し付けられた状態で回転し、前記帯電ローラ83の表面の微粒子を前記弾性体層85bで除去する。上記回転するクリーニングローラ85は、クリーニングローラには駆動部がなく、帯電ローラの駆動回転に従い、上記クリーニングローラも従動する。
【0003】
前記クリーニングローラとして、四角柱状に加工した弾性体の中心にシャフトを挿通して弾性体の外周を研磨することにより、弾性体を円筒形にしたものがある。
しかし、研磨加工により形成されたクリーニングローラは、研磨加工時に発生した研磨粉が弾性体表面の微細な凹凸に入り込み、使用時に悪影響を及ぼすことがあった。
【0004】
また、前記研磨粉の問題を解消するため、細長い平行四辺形からなる短冊状の発泡体をシャフトの外周に螺旋状に巻き付けたクリーニングローラが提案されている(特許文献1、2)。
【0005】
しかし、細長い短冊状の発泡体をシャフトの外周に螺旋状に巻き付ける場合、シャフトへ巻き付ける際に発泡体に張力が加わり、巻きつける素材がウレタン発泡体のように伸縮しやすいので、巻きはじめから巻いている途中までの間に均一な張力で巻くことは困難であり、巻き終わりに近づくほど材料が延ばされる。このように延ばされたりして、一定の張力で巻き付けることが困難なことから、ロールに巻きつけた発泡体の厚みにばらつきを生じ、また、引き延ばされることで発泡体の反発弾性を損ない、ばらつきを生じ、クリーニング性への品質上の問題を生じることがあった。
特に近年では、プリンター等の小型化により、クリーニングローラの全長が短くなり、貼着後の発泡体の長さの誤差が数mm以内とされ、発泡体貼着時における僅かな長さのばらつきも問題となっている。
【0006】
さらに、細長い平行四辺形とした短冊状の発泡体をシャフトの外周に螺旋状に巻き付けたクリーニングローラは、発泡体が平板状に戻ろうとする復元力によって、発泡体が両端で剥がれやすい問題がある。
また、細長い平行四辺形とした短冊状の発泡体は、平面視略長方形の発泡体から切り出す際に材料の損失が大きい問題がある。
さらに、前記細長い平行四辺形とした短冊状の発泡体は、細長いために変形し易く、自動供給装置を使用しても材料の設置・搬送が難しい問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、シャフトの外周に発泡体を正しく貼着することができ、かつ発泡体の剥離を抑えるができる品質の良好なクリーニングローラの提供を目的とする。さらには、シャフトに貼着する発泡体の搬送が容易で、発泡体の材料損失を少なくできるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、シャフトと、前記シャフトの外周に貼着された弾性体とよりなるクリーニングローラにおいて、前記弾性体は、前記シャフトの長さよりも短い長さと、前記シャフトの周長よりも短い幅とよりなる複数の発泡体片からなり、前記複数の発泡体片は、隣り合う発泡体片が前記シャフトの周方向に対する位置と長さ方向に対する位置をずらして前記シャフトの外周に貼着され、かつ隣り合う前記発泡体片間には前記シャフトの長さ方向に隙間が無
く、隣り合う前記発泡体片同士が一部で繋がっていることを特徴とする。
【0012】
請求項
2の発明は、請求項
1において、前記複数の発泡体片はそれぞれ平面視四角形からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、シャフトの長さよりも短い長さと、シャフトの周長よりも短い幅とよりなる複数の発泡体片がシャフトの外周に貼着されるため、細長い一連の平行四辺形からなる短冊状の発泡体をシャフトの外周に巻き付けて貼着する場合と比べて、貼着する際に発泡体片の伸びの影響が少なく、複数の発泡体片をシャフトの外周に正しく貼着することができ、かつ発泡体片の剥離を抑えるができる品質の良好なクリーニングローラが得られる。さらに、クリーニングローラの隣り合う発泡体片間には、シャフトの長さ方向に隙間が無いため、発泡体片間の境界部分でクリーニング性が低下するおそれが無い。
【0014】
また、請求項1の発明のクリーニングローラにあっては、複数の発泡体片をシャフトの外周に貼着する際に、複数の発泡体片が嵌まる凹部を表面に設けた板状の治具を用い、前記治具の凹部に発泡体片を貼着面が露出するようにして嵌め、その後に治具の表面でシャフトを転がすことにより、複数の発泡体片をシャフトの外周に貼着することができるため、細長い一連の平行四辺形からなる短冊状の発泡体をシャフトに巻きつける場合よりも複数の発泡体片を伸びずに貼着でき、製造作業が容易で品質の良好なクリーニングローラが得られる。
【0015】
さらに請求項1の発明のクリーニングローラにあっては、隣り合う発泡体片同士がシャフトの周方向に対する位置と長さ方向に対する位置をずらした状態となるように、前記治具表面の隣り合う凹部同士も互いの位置をずらして設けられるため、複数の発泡体片を治具表面の凹部に嵌める際、及びシャフトを治具表面で転がして発泡体片をシャフトの表面に貼着する際に、発泡体片がずれにくく、かつ伸びにくく、品質の良好なクリーニングローラが得られる。
【0017】
請求項
1の発明によれば、複数の発泡体片は、隣り合う前記発泡体片同士が一部で繋がっているため、シャフトに発泡体片を貼着するなどの際に、各シャフトに対して必要な個数の発泡体片の取り扱いが容易になる。
【0018】
請求項
2の発明によれば、複数の発泡体片はそれぞれ平面視四角形からなるため、複数の発泡体片を発泡体ブロック等から裁断する際に、格子状に裁断すればよく、発泡体材料の無駄を少なくできる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明の各実施形態
及び各参考形態のクリーニングローラについて説明する。各実施形態
及び各参考形態のクリーニングローラは、例えば
図15に示した帯電ローラ83の表面に接触しながら回転するように取り付けられ、帯電ローラ83の表面に付着している微粒子を除去するのに好適なものである。
【0021】
図1から
図3に示す第1
参考形態に係るクリーニングローラ10Aは、シャフト11Aと、前記シャフト11Aの外周に貼着された弾性体21Aとよりなる。
前記シャフト11Aは、金属等からなる棒状体で構成されており、前記クリーニングローラ1Aの芯材を構成する。前記シャフト11Aは、前記クリーニングローラ10Aが取り付けられる機器に応じた長さ及び径とされる。一般的なシャフトの長さとして140〜370mm、シャフトの径として3〜8mmを挙げる
【0022】
前記弾性体21Aは、複数の発泡体片22Aで構成されている。前記発泡体片22Aは、連続気泡ポリウレタンフォーム、連続気泡ポリオレフィン等の発泡体が好ましく、特にはポリウレタンフォームが好適である。ポリウレタンフォームの場合、密度(JIS K7222)24〜80kg/m
3、硬さ(JIS K6400−2、25%圧縮硬さ)100〜410N、引張強度(JIS K6400−5)69〜300kPa、伸び(JIS K6400−5)100〜220%が好ましい。
密度が24kg/m
3未満の場合には帯電ローラ表面の付着物を掻き取りきれずにクリーニング性が低下する。一方、80kg/m
3を超える場合には、帯電ローラと密着して従動するのに負荷が大きくなる。
硬さが100N未満の場合には帯電ローラにかかる応力が低くなり、掻き取り性能、クリーニング性が低下する、一方、410Nを超える場合には、帯電ローラにかかる応力が高くなりすぎ、クリーニングローラを従動回転させるのに駆動装置の負荷が大きくなる。
引張強度(JIS K6400−5)が69kPa未満の場合には、弾性体表面がちぎれたり、削れたりする。
伸びは、帯電ロールとクリーニングロールが面接触するように、所定の範囲に設定される。
【0023】
前記複数の発泡体片22Aは、互いに分離しており、前記シャフト11Aの長さ(長さ方向Lの寸法)よりも短い長さaと、前記シャフト11Aの周長(周方向Lの外周寸法)よりも短い幅bとを有する平面視四角形からなり、図示の例は長方形かならなる。前記発泡体片22Aの寸法は適宜決定されるが、例として、長さ(a)=10〜50mm、幅(b)=3〜20mm、厚み=1〜4mmを挙げる。
【0024】
前記複数の発泡体片22Aは、隣り合う発泡体片22A、22Aが前記シャフト11Aの周方向Rに対する位置と長さ方向Lに対する位置をずらし、かつ隣り合う前記発泡体片22A、22Aの間23Aには前記シャフト11Aの長さ方向Lに隙間なく前記シャフト11Aの外周に貼着されている。第1
参考形態の例では、前記複数の発泡体片22Aは前記シャフト11Aの外周に螺旋状に配置・貼着されている。すなわち、前記複数の発泡体片22Aは、隣り合う発泡体片22A、22Aを前記シャフト11Aの周方向へ所定角度ずつずらし、かつ長さ方向両端で互いに接触した状態で配置・貼着されている。符号αは段差角度であり、隣り合う発泡体片22A、22Aにおける先端を結んだ補助線とシャフト11Aの長さ方向(水平方向)との間の角度である。
【0025】
前記発泡体片22Aのシャフト11Aへの貼着面には接着層221Aが設けられ、前記接着層221Aによって前記発泡体片22Aがシャフト11Aに貼着される。前記貼着層221Aの種類は特に限定されず、両面接着テープ(粘着層の場合を含む)、接着剤等を挙げることができる。特に、両面接着テープは作業性がよく、好ましいものである。なお、前記接着層221Aを両面接着テープで構成する場合、前記発泡体片22Aの長さ方向両端部で発泡体片と前記両面接着テープとを強く押圧して発泡体片と両面接着テープ間の接着強度を高めておくのが好ましい。押圧に際して加熱することもでき、160℃〜300℃、5分〜8秒間、加熱しながら押圧することが好ましい。このようにすることで、前記複数の発泡体片22Aを前記シャフト11Aに貼着した後、前記発泡体片22Aの長さ方向両端が前記シャフト11Aから剥離するのを、より確実に防ぐことができる。
【0026】
前記複数の発泡体片22Aを前記シャフト11Aの外周面に貼着する方法は、限定されるものではないが、
図4に示す平面図のように、前記複数の発泡体片22Aが嵌まる凹部を表面に設けた板状の治具31Aを用い、前記治具31Aの凹部に前記複数の発泡体片22Aを前記接着層221Aが露出するようにして嵌め、前記治具31Aの表面で前記シャフト11Aを転がすことにより、前記複数の発泡体片22Aをシャフト11Aの外周に貼着する方法が簡便である。なお、この第1
参考形態では、前記複数の発泡体片22Aは、前記シャフト11Aの長さ方向Lに対して斜めとなる階段状に並べて、前記治具31Aの表面の凹部に嵌合保持される。前記複数の発泡体片22Aの各々は、一連の短冊状としたものと比べて長さが短く、しかもそれぞれ前記治具31Aの凹部に収容保持されるため、前記治具31Aの表面の凹部に嵌める際、及び前記シャフト11Aを前記治具31Aの表面で転がして前記複数の発泡体片22Aをシャフト11Aの外周面に貼着する際に、前記発泡体片22Aがずれにくく、かつ伸びにくく、前記クリーニングローラ10Aの品質が一定の良好なものとなる。
【0027】
前記弾性体21Aは、前記隣り合う前記発泡体片22A同士が一部で繋がっているものであってもよい。
図5に示す第2実施形態のクリーニングローラ10Bは、
図6に示すように隣り合う発泡体片22B同士が長さ方向の端部で繋がって階段状となった一連の弾性体21Bを、シャフト11Bの外周に螺旋状に巻き付けて貼着したものである。前記複数の発泡体片22Bは、隣り合う発泡体片22B、22Bが前記シャフト11Bの周方向Rに対する位置をずらした(すなわち所定角度回転させた)状態で連結されている。前記シャフト11Bと前記複数の発泡体片22B及び接着層の材質は、第1
参考形態のシャフト11Aと発泡体片22A及び接着層221Aと同様である。なお、前記接着層を両面接着テープで構成する場合、前記弾性体21Bの長さ方向両端部で発泡体片と前記両面接着テープとを強く押圧して発泡体片と両面接着テープの接着強度を高めておくのが好ましい。押圧に際して加熱することもでき、160℃〜300℃、5分〜8秒間、加熱しながら押圧することが好ましい。このようにすることで、前記複数の発泡体片22Bを前記シャフト11Bに貼着した後に、前記シャフト11Bの長さ方向両端側で前記発泡体片22Bが剥離するのをより確実に防ぐことができる。
【0028】
前記第2実施形態のクリーニングローラ10Bは、第1
参考形態と同様の治具に前記弾性体21Bを接着層が露出するようにして嵌め、その後に前記シャフト11Bを前記治具の表面で回転させることにより、前記弾性体21Bを構成する複数の発泡体片22Bをシャフト11Bの外周に貼着することができる。その際、前記複数の発泡体片22Bのそれぞれは、前記治具の表面の凹部に嵌める際、及び前記シャフト11Bを前記治具の表面で転がして前記複数の発泡体片22Bをシャフト11Bの外周面に貼着する際に、前記発泡体片21Bがずれにくく、かつ伸びにくく、前記クリーニングローラ10Bの品質が良好なものとなる。
【0029】
前記シャフト外面への前記複数の発泡体片の配置は螺旋状に限られない。以下に他の実施形態
及び参考形態を示す。
図7に示す第3
参考形態は、弾性体21Cを構成する分離した複数の発泡体片22Cを、シャフト11Cの外周方向Rに対して、交互に所定角度ずらしたジグザグ状にして前記シャフト11Cの外周に貼着する例である。
図8に示す第4実施形態は、第3
参考形態の弾性体21Cに代えて、複数の隣り合う発泡体片22Dが一部で繋がった弾性体21Dをシャフト11Dの外周に貼着する例である。
【0030】
図9に示す第5
参考形態は、弾性体21Eを構成する分離した複数の発泡体片22Eを、V字状にして前記シャフト11Eの外周に貼着する例である。
図10に示す第6実施形態は、第5
参考形態の前記弾性体21Eに代えて、複数の発泡体片22FがV字状に繋がった弾性体21Fをシャフト11Fの外周に貼着する例である。
【0031】
図11に示す第7
参考形態は、弾性体21Gを構成する分離した複数の発泡体片22Gを、W字状にして前記シャフト11Gの外周に貼着する例である。
図12に示す第8実施形態は、第7
参考形態の前記弾性体21Gに代えて、複数の発泡体片22HがW字状に繋がった弾性体21Hをシャフト11Hの外周に貼着する例である。
【0032】
図13に示す第9
参考形態は、弾性体21Iを構成する分離した複数の発泡体片22Iを平面視略直角三角形にして前記シャフト11Iの外周に螺旋状に貼着した例である。符号10Iはクリーニングローラを示す。
【0033】
なお、前記の各実施形態においては、隣り合う発泡体片同士は、それぞれシャフトの長さ方向Lの端部(辺)で互いに接触している例を示したが、
図14に示すように、隣り合う発泡体片22J、22J同士が、それぞれシャフト11Jの周方向Rの端部(辺)で互いに接触するようにしてもよい。符号10Jはクリーニングローラ、21Jは弾性体を示す。
【実施例】
【0034】
・
参考例1
発泡体片を厚み3mm、平面視23.8×11.1mmの長方形としたポリウレタンフォームで構成し、発泡体片の裏面には両面接着テープからなる接着層を設けた。前記発泡体片の13個を、
図4に示したように、アルミニウム製の平板状治具に形成した凹部に両面接着テープが上向きで露出するようにして嵌めた。治具表面の凹部は、
図1に示した段差角度αを25度にした階段状に、かつ隣り合う凹部の一部がシャフトの長さ方向の端部で接触するようにして設け、隣り合う発泡体片間に隙間が無いようにした。次に、治具表面でシャフトを転がしてシャフトの外周に複数の発泡体片を螺旋状に貼着し、
参考例1のクリーニングローラを作製した。
【0035】
使用したシャフトは、直径6mm、長さ330mmの鉄製からなる。したがって、クリーニングローラの外径は、シャフトの直径6mmに貼着させた発泡体片の厚み3mmに2倍を加えて、約12mmとなる。
使用したポリウレタンフォームは、密度(JIS K7222)70kg/m
3、硬さ(JIS K6400−2、25%圧縮硬さ)300N、引張強度(JIS K6400−5)150kPa、伸び(JIS K6400−5)150%、(株)イノアックコーポレーション製の軟質スラブポリウレタンフォーム、品名:EP−70Sである。この軟質スラブポリウレタンフォームの裏面に両面接着テープを貼着した後に、複数の発泡体片を打ち抜いた。
使用した両面接着テープは、支持体の材質が不織布、粘着剤の種類がアクリル酸エステル共重合樹脂、日東電工社製、品名:No.500である。また、シャフトの両端側となる発泡体片については、発泡体片の長さ方向端部と両面接着テープを強く押圧して発泡体片と両面接着テープの接着を強固にした。
【0036】
・
参考例2
発泡体片の平面視寸法を23.8×5.6mmの長方形とした以外は
参考例1と同様にして
参考例2のクリーニングローラを作製した。
【0037】
・比較例1
角柱形状としたポリウレタンフォームに接着剤を塗布したシャフトを挿入して一体とした後、ポリウレタンフォーム外周を研磨してポリウレタンフォームの外径12mm、長さ330mmからなる比較例1のクリーニングローラを作製した。シャフトは
参考例1と同様である。また使用したポリウレタンフォームはEP−70Sである。
【0038】
参考例1、2のクリーニングローラと比較例1のクリーニングローラに対してクリーニング性を測定した。
クリーニング性の測定方法は次の通りである。
図16に示すように、直径11.5mm、長さ340mmのゴムローラの表面に黒色トナーを15μmの厚みで均一に塗布し、その後、ゴムローラの表面にクリーニングローラが0.5mm食い込むように、クリーニングローラをゴムローラに押し当てる。その状態で、ゴムローラの周速度とクリーニングローラの周速度の比[ゴムローラの周速度/クリーニングローラの周速度]を1.4/1に設定して、クリーニングローラを1周回転させる。その後、ゴムローラの表面に透明テープを貼り付け、ゴムローラの表面に残ったトナーを透明テープに転写させる。その後、透明テープのトナーが転写している部分について、マクベス濃度計(品名:RD−918、GretagMacbeth製)で濃度を測定した。その測定結果の値が小さいほど、ゴムローラの表面に残ったトナーが少ない、すなわちクリーニングローラのクリーニング性が高いことを示す。
【0039】
マクベス濃度計による測定結果は、
参考例1が0.40、
参考例2が0.37であったのに対し、研磨品である比較例1は0.43であり、
参考例のクリーニングローラは比較例のクリーニングローラよりもクリーニング性が高いことを確認できた。
【0040】
また、
参考例1、2のクリーニングローラについて、各発泡体片の剥離困難性は、クリーニングローラを50℃の環境で2週間放置し、発泡体片の剥離距離が0mmであったことによって判断した。その結果、
参考例1、2のクリーニングローラは発泡体片が剥離し難いものであった。