(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6348599
(24)【登録日】2018年6月8日
(45)【発行日】2018年6月27日
(54)【発明の名称】家具部品を移動させるための装置
(51)【国際特許分類】
A47B 51/00 20060101AFI20180618BHJP
【FI】
A47B51/00 501B
【請求項の数】10
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-541739(P2016-541739)
(86)(22)【出願日】2014年8月25日
(65)【公表番号】特表2016-533845(P2016-533845A)
(43)【公表日】2016年11月4日
(86)【国際出願番号】AT2014000163
(87)【国際公開番号】WO2015035435
(87)【国際公開日】20150319
【審査請求日】2016年4月11日
(31)【優先権主張番号】A710/2013
(32)【優先日】2013年9月13日
(33)【優先権主張国】AT
(73)【特許権者】
【識別番号】597140501
【氏名又は名称】ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー
【氏名又は名称原語表記】Julius Blum GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボーレ,ウォルフガング
【審査官】
中村 百合子
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−075150(JP,A)
【文献】
特開2009−011727(JP,A)
【文献】
特開2011−160878(JP,A)
【文献】
特開平03−292908(JP,A)
【文献】
実開平02−127220(JP,U)
【文献】
仏国特許出願公開第02783142(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 51/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
家具枠体(5)に対して家具部品(6)を移動させるための装置(1)であって、
前記家具枠体(5)に固定するためのキャリア(2)と、
前記家具部品(6)に固定するための固定装置(3)と、
前記固定装置(3)を前記キャリア(2)に対して第1端位置と第2端位置との間で移動可能にする電気駆動装置(4)であって、ばね装置(7)によって前記キャリア(2)に移動可能に取り付けられた電気駆動装置(4)と、
前記キャリア(2)に対する前記電気駆動装置(4)の相対位置に応じて電気信号を送出するセンサ装置(8)と、
電気信号の供給先とすることができる前記電気駆動装置(4)の開ループまたは閉ループ制御のための開ループまたは閉ループ制御装置(9)であって、前記キャリア(2)に対する前記固定装置(3)の実際の位置を決定し、かつ、それを前記電気駆動装置(4)の閉ループまたは開ループ制御のために使用するように構成された開ループまたは閉ループ制御装置(9)と、
を備えた装置(1)において、
前記開ループまたは閉ループ制御装置(9)は、前記第1端位置および/または前記第2端位置が前記キャリア(2)に対して一定になるように、前記電気駆動装置(4)の開ループまたは閉ループ制御を提供するよう構成されている、
ことを特徴とする装置(1)。
【請求項2】
前記開ループまたは閉ループ制御装置(9)は、前記電気信号に応じて前記電気駆動装置(4)を停止するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記開ループまたは閉ループ制御装置(9)は、前記電気信号に応じて前記電気駆動装置(4)に補正移動を実行させるように構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ばね装置(7)は2つのコイルばね(11)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記電気駆動装置(4)は電動モータ(12)およびスピンドル駆動装置を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記センサ装置(8)はポテンショメータ(13)を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記センサ装置(8)は、前記電気駆動装置(4)または前記キャリア(2)に固定された歯付きラック(14)と、前記キャリア(2)または前記電気駆動装置(4)に回転可能に取り付けられた回転体(15)とを含み、前記歯付きラック(14)と前記回転体(15)との間に歯接続が存在し、前記ポテンショメータ(13)は前記回転体(15)の位置を検知するように配置されることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記固定装置(3)を前記キャリア(2)上でガイドするためのガイド(16)が設けられることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の装置を有する家具であって、前記キャリア(2)が前記家具枠体(5)に固定されており、前記固定装置(3)が前記家具部品(6)に固定されている家具。
【請求項10】
前記家具(10)は上部キャビネットの形態であり、内側枠体の形態である前記家具部品(6)は略垂直に移動可能であることを特徴とする、請求項9に記載の家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の分類部分に記載の特徴に係る、家具枠体に対して家具部品を移動させるための装置、およびそのような装置を有する家具に関する。
【0002】
本発明は、特に、電気駆動装置によって外側枠体から外へ移動可能である内側枠体を有する上部キャビネットに関連しており、内側キャビネットはそこに含まれる全てのコンパートメント(区画室)に容易にアクセスできるように主に垂直下方に移動する。
【背景技術】
【0003】
今や、可動家具部品が障害物と衝突する場合に備えて、可動家具部品の移動が防止されるか、または、障害物若しくは家具の損傷を防止する少なくとも別の効果的な措置が講じられることを確実にする必要がある。
【0004】
特許文献1は、そのような上部キャビネットにおいて、内側枠体の下面にリミットスイッチを有する弾性的な装着板を取り付けることを提案している。内側枠体が障害物に遭遇すると、板は幾分撓み、リミットスイッチを作動させ、そうすると駆動装置のスイッチが切れる。
【0005】
そうした解決策の不利な点は、リミット位置スイッチおよび弾性的な装着板を可動家具部品にまたは可動家具部品内に配置する必要があることである。視覚的悪影響および可動家具部品の重量に関する悪影響以外に、それは、リミット位置スイッチからの信号を送信するためのケーブルを可動家具部品内に配置する必要があるという特別な結果を招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】DE3215572A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明の目的は、センサ装置から駆動装置への信号の簡素化された送信を可能にする、家具部品を移動させるための装置を提供することである。本発明はさらに、そのような装置を有する家具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する装置、および請求項
9に記載の特徴を有する家具によって達成される。
【0009】
それは、ばね装置によってキャリアに移動可能に取り付けられる駆動装置によって、および、キャリアに対する駆動装置の相対位置に応じて電気信号を送出するセンサ装置を設けることによって達成される。
【0010】
駆動装置自体が弾性的に取り付けられるという事実のおかげで、キャリアと駆動装置との間の相対位置の変化により、衝突等を検知することが可能である。このようにして、センサ装置をもはや可動家具部品自体の中に配置する必要がなくなり、それによって当然、内側枠体内にケーブルを配置することも回避される。
【0011】
本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載される。
【0012】
電気信号の供給先とすることのできる(電気信号が供給され得る)駆動装置を開ループまたは閉ループ制御するための開ループまたは閉ループ制御装置を設けることが好ましい。このようにして、衝突等に対する駆動装置の部分の反応は、特に容易に実現することができる。
【0013】
特に、開ループまたは閉ループ制御装置は、電気信号に応じて駆動装置を停止するように適合されている。それにより、可動家具部品または衝突を引き起こす障害物の損傷を回避することができる。
【0014】
さらに、開ループまたは閉ループ制御装置を、電気信号に応じて、駆動装置に補正移動(修正移動)、すなわち、元の移動方向に対する反対方向への短い移動を実行させるように適合させることができる。衝突を引き起こす障害物のジャミング(挟み込み、詰まり)の可能性は、そのようにして容易に解決することができる。点検移動後に、障害物を容易に取り除くことができ、通常の動作を続行することができる。
【0015】
さらに、開ループまたは閉ループ制御装置は、キャリアに対する固定装置の実際の位置を決定し、かつキャリアに対する固定装置の実際の位置を駆動装置の閉ループまたは開ループ制御のために使用するように構成されていることが好ましい。そうした構成は、固定装置と駆動装置と可動家具部品との間のそれぞれの相対位置に関する情報がさらに存在する場合に、特に有利である。したがって、固定装置とキャリアとの間の相対位置は、固定装置と駆動装置との間および駆動装置とキャリアとの間の相対位置の情報によって決定することができる。その結果、取り付けられた状態で、可動家具部品と家具枠体との間の相対位置の閉ループまたは開ループ制御を行うことが可能になる。
【0016】
それに関連して、開ループまたは閉ループ制御装置は、第1端位置および/または第2端位置がキャリアに対して一定になるように、駆動装置の開ループまたは閉ループ制御を行うように適合されていることも好ましい。第1および第2端位置はそれぞれ、家具部品の完全引込位置または完全伸長位置とすることができる。例えば収納される物体を内側枠体内に置くことによって、例えば第1または第2端位置が(ばね装置の負荷により)事実上変化すると、それは駆動装置によって補正することができる。そのようにして、中立位置補正効果を実現することが可能であり、それによって駆動装置の弾性的な取り付けはオペレータには気づかれない。
【0017】
同様に、家具部品の最大荷重を超えた場合、それを検知することが可能である。換言すると、装置は、過荷重に相応するばね装置の撓みが発生した場合、駆動装置を動かなくなるように構成することができる。
【0018】
ばね装置は特に2つのコイルばねを含むことができる。コイルばねは簡単な構造で比較的高いばね剛性を達成するので、有利になり得る。2つ以上の、特に2つのコイルばねを使用するおかげで、駆動装置の移動方向に対して反対方向には正確に作用しない(働かない)影響に関連して、剛性のレベルを高めることも可能である。それは、例えば障害物が移動軸に対し完全に中心に配置されていない場合に適用される。その効果を支援するために、キャリア上で固定装置をガイド(案内)するためのガイド装置を設けることができる。それは、たとえ上部キャビネットの荷重が不均等であっても、そのイレギュラー(不規則)な下降を生じさせないというさらなる利点をもたらす。
【0019】
電気駆動装置は、電動モータおよびそれと協働するスピンドル駆動装置によって特に容易に実現されることができる。加えて、この構造により、例えばロータリエンコーダ等を用いて、駆動装置に対する固定装置の相対位置を比較的容易に検知することができる。
【0020】
駆動装置に対する固定装置の相対位置を検知するための追加のセンサを使用することも可能であることは、理解されるであろう。
【0021】
センサ装置はポテンショメータを含むことが好ましく、それによって、キャリアに対する駆動装置の相対位置の特に簡単な検知を実現することが可能である。
【0022】
それに関連して、センサ装置は、駆動装置またはキャリアに固定される歯付きラック、およびキャリアまたは駆動装置に回転可能に取り付けられた回転体を含むことが好ましく、そこで歯付きラックと回転体との間に歯接続(歯同士が噛み合うことによる接続)が存在し、かつポテンショメータは回転体の位置を検知するように配置(構成)される。その場合、回転体は歯車の形態であってもよい。しかし、直線運動が回転運動に変換される他の構造形態も適しているかもしれない。
【0023】
本発明に係る装置を有する家具の場合、キャリアは家具枠体に固定され、固定装置は家具部品に固定される。すでに述べた通り、家具は特に上部キャビネットの形態とすることができ、内側枠体の形態の家具部品は略垂直方向に移動可能である。
【0024】
本発明のさらなる利点および詳細は、図および関連する具体的な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図4a】駆動装置を取り除いた状態の、本発明に係る実施形態の斜視図を示す。
【
図4b】駆動装置を取り除いた状態の、本発明に係る実施形態の斜視図を示す。
【
図5】キャリアと駆動装置との間の2つの異なる相対位置を例示する、本発明に係る装置の詳細図を示す。
【
図6】キャリアと駆動装置との間の2つの異なる相対位置を例示する、本発明に係る装置の詳細図を示す。
【
図7】本発明に係る装置の分解組立図を全体図および詳細図として示す。
【
図8】本発明に係る装置の分解組立図を全体図および詳細図として示す。
【
図9】可動家具部品が2つの異なる位置にある、本発明に係る家具の図を示す。
【
図10】可動家具部品が2つの異なる位置にある、本発明に係る家具の図を示す。
【
図12】開ループまたは閉ループ制御装置の動作モードを例示する略ブロック回路図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は本発明に係る装置1を示す。この場合、キャリア2は一体型として形成されていない。キャリア2は2つの部分を含み、2つの部分のうち、この図における下方部分は、固定装置3のためのガイド16(
図4a、
図4b、および
図8参照)を有する。固定装置3は、可動家具部品、特に上部キャビネットの内側枠体に取り付けるように適合されている。
【0027】
さらに、駆動装置4およびばね装置7を見ることができ、どちらも
図2および
図3により詳細に示される。
【0028】
これらの図から分かるように、ばね装置7は実質的に2つのコイルばね11を含む。駆動装置4は電動モータ12(
図7および
図8参照)およびスピンドル駆動装置を有する。スピンドルはチューブ(管)13内に配置されており、図示されていない。スピンドルは原則的に新規なものではなく、当業者の知識に従って設計される。
【0029】
特に、
図3はさらにセンサ装置8を示し、それは
図4a、
図4b、
図5、および
図6にさらに詳しく示される。
【0030】
また、駆動装置4がキャリア2に対して傾くのを防止する追加のガイド18をも見ることができる。
【0031】
図4aは、センサ装置8がより明瞭に見えるように駆動装置4が除去された状態の斜視図を示す。依然として示されている駆動装置4の唯一の部品は、中にねじ付きスピンドルが配置されるチューブ17だけである。
【0032】
センサ装置8はポテンショメータ13および歯付きラック14を含む。
【0033】
歯付きラック14は、
図4bに見ることのできる歯車形態の回転体15と歯係合(歯同士が噛み合うことにより係合)する。
図4bではさらにポテンショメータ13が取り除かれている。
【0034】
加えて、ガイド16の部品を
図4aおよび
図4bの両方で見ることができる。これらのガイドも当業者の知識に従って設計され、例えば、ローラ等を備えた互いに係合する(相互係合)レールまたはローラ等を備えない互いに係合する(相互係合)レールを有することができる。
【0035】
図5および
図6は、センサ装置8をより詳細に示す装置1の詳細図であり、それは、駆動装置4とキャリア2との間の2つの異なる相対位置の場合について示している。
【0036】
例えば、動作状態では、駆動装置4とキャリア2との間の相対位置は
図5に示す通りであり、家具部品6の移動時にキャリア2に対する駆動装置4の相対位置の変化を生じさせる衝突が発生した場合、コイルばね11が伸長する(
図6参照)。こうした位置の変化はセンサ装置8によって検知される(ラック14の可視部分の異なる長さに注目されたい)。
【0037】
図7および
図8は、本発明に係る装置の分解組立図を示す。これらの図中の参照番号は当然、それぞれの同一参照番号によって表された上記部品に対応する。
【0038】
図9および
図10は、本発明に係る装置1を備えた本発明に係る家具を示し、家具部品6に対する枠体5の2つの相対位置をそれぞれ示している。それは
図11の場合にもあてはまり、
図11では、加えて、グラスが載った別の家具の形態の障害物が、家具10の下に示されている。下方への移動中に内側枠体6はグラスに当たり、それにより駆動装置はグラスの反作用圧力に対する反応として、コイルばね11(
図6参照)の力に抗して上方へ移動する。それはセンサ装置8によって検知され、開ループまたは閉ループ制御装置9に信号が送られる。
【0039】
しかし、本発明は、
図11に示すような外部の障害物に対してのみ動作するわけではない。同様に、内側枠体6の上、または内側枠体6と別の家具部品との間の障害物−例えば内側枠体のコンパートメントと閉じた家具の扉との間に挟まれた身体部分−も、本発明によって確実に検知される。より一般的に述べると、これは、駆動装置4によって誘発される家具部品6の移動を妨害または阻止する全ての障害物を含む。
【0040】
図12に、駆動装置4の閉ループまたは開ループ制御を概略ブロック回路図で示す。
【0041】
キャリア2に弾性的に取り付けられる駆動装置4は、モータ開ループまたは閉ループ制御Mによって作動される。駆動装置4とキャリア2との間の相対位置Xはセンサ装置8によって測定される。
【0042】
モータ開ループまたは閉ループ制御Mは操作ユニットBに接続され、オペレータは可動家具部品の移動のために操作ユニットにコマンドを与えることができる。それが行われる方法は、本発明に関わるものではない。任意の種類のボタン、キー、スイッチ、またはキャビネット扉を開けることによるトリガ(起動)が考えられる。
【0043】
衝突等が起きない通常の動作時であっても、可動家具部品の移動の開始時および終了時に発生する加速のため、相対位置Xが変化するたびに駆動装置4が停止することは適切ではない。この理由により、開ループまたは閉ループ制御装置9は非アクティブ化装置(作動停止装置)D、意思決定装置E、およびスイッチSを有する。
【0044】
モータ開ループまたは閉ループ制御Mによって送出され、かつ意思決定装置Eにも送られる、開ループまたは閉ループ制御コマンドに基づいて、意思決定装置Eは、位置の変化が生じた場合に駆動装置4の非アクティブ化(作動停止)を実行するか否かに関する決定をする。原則的に、それは、可動家具部品6が一定速度で移動している場合、または停止した場合に適用される。このような場合に、意思決定装置EはスイッチSを閉じ、それにより非アクティブ化装置Dは、モータ開ループまたは閉ループ制御Mに信号を送ることができる。可動家具部品6が一定速度で移動している場合、非アクティブ化装置Dは非アクティブ化信号をモータ開ループまたは閉ループ制御Mに送ることができる。当然、非アクティブ化装置Dを介して補正移動がさらに引き起こされることも可能である。
【0045】
駆動装置4が作動していない場合でも、非アクティブ化装置Dを経由して、モータ開ループまたは閉ループ制御Mに位置の変化を伝達することは有用である。モータ開ループまたは閉ループ制御Mはそれを利用して、中立位置または終了位置を補正することができ、それは例えば上部キャビネットに荷重が加えられたときに必要になる。
【0046】
図12に示す開ループまたは閉ループ制御装置9の構成部品(D、S、E、M、B)は実質的に論理的性質のものであり、明らかに単一の回路基板等に実装することができる。
【0047】
本発明は、図示した実施形態に限定されない。例えば、本発明は、水平方向に移動可能な家具部品、特に引出しに関して使用することもできる。また、当業者に公知の他のばね装置も有利な実施形態を表すことができるので、2つのコイルばねを使用する必要はない。また、言うまでもなくリニアポテンショメータまたは完全に異なる方式で動作するセンサ装置を使用することも可能であるので、同じことが、回転位置を検知するためのポテンショメータの使用にも当てはまる。最後に、駆動装置とキャリアとの間の位置の変化の検知後に、モータ開ループまたは閉ループ制御に介入する必要もない。例えば、警報音を発生させることも簡単に可能である。