特許第6348768号(P6348768)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6348768
(24)【登録日】2018年6月8日
(45)【発行日】2018年6月27日
(54)【発明の名称】遊技情報表示装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20180618BHJP
【FI】
   A63F7/02 350Z
   A63F7/02 304D
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-95146(P2014-95146)
(22)【出願日】2014年5月2日
(65)【公開番号】特開2015-211749(P2015-211749A)
(43)【公開日】2015年11月26日
【審査請求日】2017年2月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000108937
【氏名又は名称】ダイコク電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】特許業務法人 サトー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】龍田 幸拓
(72)【発明者】
【氏名】代田 喜之
【審査官】 阿部 知
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−247043(JP,A)
【文献】 特開2011−103965(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、
前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、
予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え
前記表示部は、遊技情報としての数字を表示可能に複数の発光体が8の字状に配置されており、前記第1発光部及び前記第2発光部が当該表示部に対して斜めに位置した状態で当該第1発光部及び第2発光部によって挟まれており、
前記第2発光制御手段は、前記表示部において前記特別発光部位が斜めに流れるように、8の字状の発光体を順番に前記特別態様で発光させることを特徴とする遊技情報表示装置。
【請求項2】
遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、
前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、
予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、
前記表示部は、横長の発光体を上下に対向するように設け、上下方向に2連に並んだ縦長の発光体を左右に対向するように設けることで長方形状に形成されており、さらに、当該長方形の上下方向の中央を横切るように横長の発光体が設けられた7セグメントディスプレイであり、
前記第1発光部は、前記表示部の上方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最上位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられ、
前記第2発光部は、前記表示部の下方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最下位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられていることを特徴とする遊技情報表示装置。
【請求項3】
前記第1発光部及び前記第2発光部の前記端面と前記7セグメントディスプレイの横長の発光体とは、左右方向に平行で略同一の長さに設けられていることを特徴とする請求項記載の遊技情報表示装置。
【請求項4】
遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、
前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、
予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、
前記第1発光部が前記表示部の左上及び右上にそれぞれ設けられていると共に、前記第2発光部が前記表示部の左下及び右下にそれぞれ設けられており、
前記第1発光制御手段及び前記第2発光制御手段は、左上の前記第1発光部から前記表示部を介して右下の前記第2発光部に向かう第1軌跡と、右上の前記第1発光部から前記表示部を介して左下の前記第2発光部に向かい、かつ前記第1軌跡と交差した第2軌跡と、でそれぞれ前記特別発光部位が流れるように発光体を発光させることを特徴とする遊技情報表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技情報表示用の表示部と装飾表示用の発光部とを備えた遊技情報表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技場では、遊技機に対応して遊技情報を表示する遊技情報表示装置が設けられている。遊技情報表示装置は、遊技情報として、例えば大当り状態が発生した回数を表示している。また、遊技情報表示装置は、大当り状態が発生したことをアピールする演出を行っている。
【0003】
例えば特許文献1では、遊技情報表示装置の縁に複数のLEDランプを設け、大当り状態が発生した場合に周囲のLEDランプを順に点灯させる光フロー演出を実行している。これにより、大当り状態が発生したことを周辺の遊技者にまで報知することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−50585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光フロー演出を実行するためにはLEDランプ等の発光体を設ける必要があり、さらに、遊技情報表示装置では遊技情報を表示しているため、光フロー演出は、遊技情報表示装置の縁での実行に留まっていた。従って、遊技情報表示装置における演出のパターンが限られるという問題が生じている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、光フロー演出を多様化させることができる遊技情報表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、前記表示部は、遊技情報としての数字を表示可能に複数の発光体が8の字状に配置されており、前記第1発光部及び前記第2発光部が当該表示部に対して斜めに位置した状態で当該第1発光部及び第2発光部によって挟まれており、前記第2発光制御手段は、前記表示部において前記特別発光部位が斜めに流れるように、8の字状の発光体を順番に前記特別態様で発光させるものである(請求項1)。
【0008】
本発明は、遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、前記表示部は、横長の発光体を上下に対向するように設け、上下方向に2連に並んだ縦長の発光体を左右に対向するように設けることで長方形状に形成されており、さらに、当該長方形の上下方向の中央を横切るように横長の発光体が設けられた7セグメントディスプレイであり、前記第1発光部は、前記表示部の上方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最上位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられ、前記第2発光部は、前記表示部の下方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最下位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられているものである(請求項2)。
【0009】
本発明は、遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、前記表示部は、横長の発光体を上下に対向するように設け、上下方向に2連に並んだ縦長の発光体を左右に対向するように設けることで長方形状に形成されており、さらに、当該長方形の上下方向の中央を横切るように横長の発光体が設けられた7セグメントディスプレイであり、前記第1発光部は、前記表示部の上方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最上位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられ、前記第2発光部は、前記表示部の下方に設けられており、前記7セグメントディスプレイの最下位に位置する横長の発光体と上下方向に重なるように端面が設けられているものである(請求項)。
【0010】
請求項記載の遊技情報表示装置において、
前記第1発光部及び前記第2発光部の前記端面と前記7セグメントディスプレイの横長の発光体とは、左右方向に平行で略同一の長さに設けられていても良い(請求項)。
【0011】
本発明は、遊技機に対応して設けられた遊技情報表示装置において、
複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで遊技情報を表示する表示部と、複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで装飾表示を実行する第1発光部と、前記表示部を前記第1発光部と挟む位置に設けられた複数の発光体を有し、当該発光体が発光することで前記第1発光部と連動した装飾表示を実行する第2発光部と、予め定められた発光条件が成立した場合に、予め定められた特別態様で発光する部位である特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れるように前記第1発光部及び前記第2発光部における前記複数の発光体を順番に発光させる制御を実行する第1発光制御手段と、
前記発光条件が成立し、前記特別発光部位が前記第1発光部から前記第2発光部に向けて流れる場合に当該特別発光部位が前記表示部を介して流れるように、前記遊技情報を表示している状態から前記特別態様で発光する状態に前記表示部を切替えさせる制御を実行する第2発光制御手段と、を備え、前記第1発光部が前記表示部の左上及び右上にそれぞれ設けられていると共に、前記第2発光部が前記表示部の左下及び右下にそれぞれ設けられており、前記第1発光制御手段及び前記第2発光制御手段は、左上の前記第1発光部から前記表示部を介して右下の前記第2発光部に向かう第1軌跡と、右上の前記第1発光部から前記表示部を介して左下の前記第2発光部に向かい、かつ前記第1軌跡と交差した第2軌跡と、でそれぞれ前記特別発光部位が流れるように発光体を発光させるものである(請求項)。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、特別発光部位が遊技情報表示装置の第1発光部から表示部を介して反対側の第2発光部まで流れるように光フロー演出を実行できる。つまり、光フロー演出用に発光可能な範囲を遊技情報表示用の表示部を含めるように広げることが可能となり、遊技情報表示装置にて実行する光フロー演出の自由度を高め、実行可能な光フロー演出を多様化させることができる。
【0013】
また、8の字状の表示部を使用したため、表示部を構成する複数の発光体のうち斜めに配列された発光体を順番に発光させることにより斜めに光が流れているように演出し易い。
【0014】
請求項の発明によれば、第1発光部の端面と、表示部をなす7セグメントディスプレイの最上位に位置する横長の発光体とが上下方向に重なっていると共に、第2発光部の端面と、7セグメントディスプレイの最下位に位置する横長の発光体とが上下方向に重なっているため、特別発光部位が第1発光部から表示部を介して第2発光部に移動する場合に、連続しているかのように表現し易い。つまり、光フロー演出をスムーズに実行する効果を得ることが可能となる。
【0015】
請求項の発明によれば、第1発光部及び第2発光部の端面と、当該端面が表示部をなす7セグメントディスプレイにおいて上下方向にそれぞれ重なっている横長の発光体とは、同じ長さで上下方向に重なっているため、特別発光部位の移動がよりスムーズに見せることが可能となる。
【0016】
請求項の発明によれば、特別発光部位が表示部において交差するように流れるので、光フロー演出による演出効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示す図
図2】呼出ランプユニットの正面図
図3】呼出ランプユニットの側面図
図4】データ表示部の正面図
図5】呼出ランプユニットの電気的構成を示す機能図
図6】光フロー演出の一例を時系列で示す図
図7】光フロー演出による光軌跡を示す図(その1)
図8】光フロー演出による光軌跡を示す図(その2)
図9】光フロー演出の最終状態を示す呼出ランプユニットの正面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機1に対応して貸出装置2及び呼出ランプユニット3(遊技情報表示装置に相当)が設置されている。2台の遊技機1、2台の貸出装置2及び2台の呼出ランプユニット3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6に接続されている。管理装置6は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。又、本実施形態では遊技機1がパチンコ遊技機であることから、遊技価値(遊技媒体)はパチンコ玉である。遊技機1がスロットマシンであれば、遊技価値はメダルである。貸出装置2は、遊技機1の遊技により遊技者が獲得した獲得媒体を計数する所謂各台計数機としての機能と、対価と引換えに遊技価値を付与(貸出)する所謂貸出機としての機能とを備えている。
【0019】
遊技機1は、遊技媒体としての玉(遊技価値。所謂パチンコ玉)を盤面に発射するためのハンドル9、玉を入賞させるための普図入賞口10、第1始動口11、第2始動口12、玉の入賞に応じて表示図柄が変動する液晶表示部13、大当り時に開放する大入賞口14、玉が払出される上皿15、及び上皿15から溢れた玉を一時的に貯留する下皿16等を備えている。遊技機1は、第1始動口11或いは第2始動口12への玉の入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、その抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部13にて実行する。そして、液晶表示部13に停止表示された図柄が大当り図柄の場合に大当りを発生させる。
【0020】
第1始動口11は入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口12は普図入賞口10への入賞に伴って行われる普図抽選の抽選結果により入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。第1始動口11または第2始動口12への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
【0021】
大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360で、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口14を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
【0022】
確変中は大当り確率が1/36に向上すると共に、第2始動口12への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続する為、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となり、その後通常状態へと戻る。
【0023】
第2始動口12は普図入賞口10への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口12の入賞率が高くなる。
【0024】
遊技機側からは遊技の進行に伴って次の信号が出力される。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
【0025】
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じて払出される払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
【0026】
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート(スタート処理数)として特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
【0027】
大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口12の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
【0028】
売上信号=貸出装置2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした売上玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定。
【0029】
貸出装置2は、紙幣(貨幣、遊技有価価値)が投入される紙幣投入口17、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部18、貯玉を払出すための払出釦19、払出された玉が通過する払出ノズル20、一般カード21或いは会員カードが挿入されるカード挿入口22、遊技機1の下皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿23等を備えている。
【0030】
貸出装置2は所謂各台計数機能付の貸出機であり、受付けた貨幣の内、貸出の対価を減じた残高、及び計数した持玉の内、再プレイ処理により払戻した残りの持玉を特定可能な一般カード21を発行(発行処理)可能な装置である。残高とは遊技者が入金した貨幣額から貸出処理を行った対価額を除いた遊技者の利用可能額を示している。持玉とは遊技者が獲得した遊技価値を示し、計数した獲得遊技価値から再プレイ処理により付与した遊技価値や交換した景品の対価となった遊技価値を除いた遊技価値を示している。
【0031】
貸出装置2は貨幣受付時には貸出単位(125玉)分の貸出処理を行い、その残りを残高として記憶し、その後は残高がある限り、貸出釦の押下に応じて残高の内、貸出単位分を1回の操作の上限として玉を貸出す貸出処理を行う。即ち、貸出装置2は、貨幣を受付すると、遊技機1と貸出装置2の双方に入金額を表示すると共に貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出す貸出処理を実行し、その貸出処理に応じて入金額の表示を貸出玉の対価を除いた残高を表示する。尚、貨幣は複数回分の貸出処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。そして、残高がある状態で遊技機1の貸出釦が押下られると貸出1単位分の貸出玉を遊技機1から払出し、その対価分を残高から引落す。
【0032】
遊技機1の下皿16のレバーを操作して下皿16を開放すると下皿16の獲得玉(獲得価値)が計数受皿23で受けられて貸出装置2へと流れるので、貸出装置2は、その獲得玉を持玉として計数処理する。持玉は貸出装置2に表示され、貸出装置2の払出釦19を押下すると持玉の一部を払出し(再プレイ処理、払戻処理)、その払出分の持玉数を減算する。
【0033】
残高または持玉が残存する状態で遊技機1に設けられている図示しない返却釦を押下(発行操作を受付)すると、貸出装置2は、残高及び持玉を特定可能な一般カード21を発行する。この場合、貸出装置2における液晶表示部18の操作により持玉の一部のみを発行対象とする分割発行も可能である。
【0034】
尚、一般カード21は持玉をPOS、残高を残高精算機(精算機)にて精算可能で、精算した場合、精算対象とならなかった残高または持玉があれば遊技者に返却される一方、いずれもなければ回収される。
【0035】
図2は呼出ランプユニット3の正面図、図3は呼出ランプユニット3の側面図である。呼出ランプユニット3は、遊技情報を表示するためのデータ表示部24、遊技場の従業員を呼出すときに遊技者が押下する呼出ボタン25、遊技情報の表示を切替えるときに遊技者が押下するデータ切替ボタン26、ランプ27等を備えている。データ表示部24は、図3に示すように遊技者が見易いように下方に傾斜して設けられている。
【0036】
図4はデータ表示部24の正面図である。データ表示部24はセグメント表示部28と液晶表示部29とから構成されている。セグメント表示部28は複数の7セグメントLED28aを並べて構成されており、当日の大当り回数、前回の大当り後に発生した始動入賞回数、当日の大当りのうち確変大当りの回数、並びに、前日の大当り数及び確変大当り数、前々日の大当り数及び確変大当り数等の遊技情報が表示される。7セグメントLEDの各セグメントは赤色LEDと緑色LEDとを組合せて構成されており、赤色、緑色、橙色の3色を表示可能である。尚、7セグメントLEDの発光色は赤色、緑色、橙色の3色に限定されることはない。
【0037】
セグメント表示部28において当日の大当り回数(遊技機1がスロットマシンの場合は、BB、ART)を表示する大当り回数表示部30(表示部に相当)は第1〜第3の7セグメントLED30a〜30c(7セグメントディスプレイに相当)から構成されている。第1〜第3の7セグメントLED30a〜30cは他の7セグメントLED28aよりも大形であり、データ表示部24の中央、つまり呼出ランプユニット3の中央に配置されている。これらの第1〜第3の7セグメントLED30a〜30cにより当日の大当り回数が0〜999まで表示可能となっている。
【0038】
各7セグメントLED30a〜30cは7個のセグメントA〜G(「7セグメントディスプレイの発光体」に相当)を組合せてなり、横長のセグメントA,Dを上下に対向するように設け、上下方向に2連に並んだ縦長のセグメントB,CとE,Fとを左右に対向するように設けることで長方形状に形成され、さらに、当該長方形の上下方向の中央を横切るように横長のセグメントGを設けて構成されている。本実施形態では、呼出ランプユニット3の中央に3個の7セグメントLED30a〜30cを配置したことから、第2の7セグメントLED30bの中央に位置する横長のセグメントGが呼出ランプユニット3の真の中央に位置し、そのセグメントGを他のセグメントA〜Fが囲繞すると共に、他の7セグメントLED30a,30cが両側に位置する形態となっている。
【0039】
セグメント表示部28には複数の各種操作ボタン31が設けられており、それらの各種操作ボタン31に対する操作によりセグメント表示部28に表示される遊技情報を切替え可能となっている。
【0040】
一方、液晶表示部29には、過去7回分の大当り状態における遊技情報が、数値(遊技機1がパチンコ遊技機の場合は確変大当り時の連荘数)及びグラフ(大当り間の始動入賞回数)により履歴として表示される。液晶表示部29に表示される遊技情報は、データ切替ボタン26を操作することにより切替え可能である。
【0041】
ランプ27は、図2に示すようにデータ表示部24の上側に位置する上側発光部(左側)32(第1発光部に相当)及び上側発光部(右側)33(第1発光部に相当)と、データ表示部24の下側に位置する下側発光部(左側)34(第2発光部に相当)及び下側発光部(右側)35(第2発光部に相当)とから構成されている。各発光部32〜35は、左右方向に配列された複数のLED32a〜35aを透光性の樹脂カバー32b〜35bでそれぞれ覆ってなる。樹脂カバー32b〜35bは、呼出ランプユニット3の正面に位置する部位と側面に位置する部位(図3参照)とを連結したL字形状に形成されており、呼出ランプユニット3の側面において樹脂カバー32b〜35b(図3では樹脂カバー32b,34bのみ図示)で覆われた部位にもLED32a〜35a(図3ではLED32a,34aのみ図示)が配列されている。
【0042】
上側発光部(左側)32の複数のLED32aは、図2において呼出ランプユニット3の中央に向かって黄色から緑色にグラデーション変化するようにそれらの発光色が設定されている。上側発光部(右側)33の複数のLED33aは、呼出ランプユニット3の中央に向かって黄色から赤色にグラデーション変化するようにそれらの発光色が設定されている。下側発光部(左側)34の複数のLED34aは、呼出ランプユニット3の中央に向かって黄色から赤色にグラデーション変化するようにそれらの発光色が設定されている。下側発光部(右側)35の複数のLED35aは、呼出ランプユニット3の中央に向かって青色から緑色にグラデーション変化するようにそれらの発光色が設定されている。このように、各発光部32〜35は、発光色がグラデーション変化するように設定された複数のLED32a〜35aが樹脂カバー32b〜35bにそれぞれ覆われた装飾体であり、発光態様による演出である装飾表示を実行するものである。尚、発光部32〜35は、装飾表示は実行可能に設けられているが、遊技情報を表示する機能は有していない。
【0043】
各発光部32〜35の樹脂カバー32b〜35bにおいて呼出ランプユニット3の中央側となる一方の端面は、セグメント表示部28の当日の大当り回数表示部30を臨む形状に形成されている。
【0044】
具体的には、上側発光部(左側)32の樹脂カバー32bの右側端面32b1は、第1の7セグメントLED30aのセグメントAに対向するように下方を臨んでいる。上側発光部(右側)33の樹脂カバー33bの左側端面33b1は、第3の7セグメントLEDのセグメントAに対向するように下方を臨んでいる。下側発光部(左側)34の樹脂カバー34bの右側端面34b1は、第1の7セグメントLED30aのセグメントDに対向するように上方を臨んでいる。下側発光部(右側)35の樹脂カバー35bの左側端面35b1は、第3の7セグメントLED30cのセグメントDに対向するように上方を臨んでいる。この場合、各発光部32〜35の端面と7セグメントLEDの横長のセグメントA,Dとは、左右方向に平行で略同一の長さ(より詳細には、横長のセグメントA、Dよりも端面32b1〜35b1が若干長く、セグメントAを上方向、セグメントDを下方向から完全に覆っている)に設けられている。
【0045】
図5は呼出ランプユニット3の電気的構成を示す機能図である。呼出ランプユニット3は、CPU36a、ROM36b、RAM36c、I/O36dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部36(第1発光制御手段、第2発光制御手段に相当)を備え、遊技機1から信号入力端子を介して遊技信号を入力することで、各種遊技情報をセグメント表示部28に表示する。信号入力端子37には、遊技機1や貸出装置2から入力される各種信号号が入力される。遊技者が呼出ボタン25を押下すると、ランプ27を点灯し、遊技者がデータ切替ボタン26を押下すると、液晶表示部29における遊技情報の表示を切替える。呼出ランプユニット3は、遊技機1から入力される各種信号号を管理装置6に転送する。
【0046】
本実施形態では、制御部36は、大当り回数表示部30に当日の大当り回数を表示するのに加えて、後述するように光フロー演出を実行する際は大当り回数表示部30の所定のセグメントを順番に発光させるように切替制御するようになっている。この光フロー演出は、予め設定されている光フロー演出実行条件(発光条件に相当)が成立した場合に実行するもので、その内容も予め設定されている。光フロー演出実行条件や光フロー演出の内容は、遊技場毎に設定可能である。例えば、光フロー演出実行条件としては、遊技機1で大当り状態が発生した場合や、遊技機1が非稼動な状態で所定時間が経過した場合等を選択することができる。また、光フロー演出の内容は、光が流れていく方向、速度、実行回数等を選択することができる。このような設定情報は管理装置6から受信して設定するようになっているが、外部のサーバからダウンロードするようにしても良い。
【0047】
管理装置6は、図示しないCPU、ROM、RAM及びHDDなどの記憶装置からなるコンピュータで構成されており、例えばROMやHDDなどに記憶されている制御プログラムに従って作動する。管理装置6は、呼出ランプユニット3を介して遊技機1側の機器から送信された各種の信号に基づいて稼動データを集計し、遊技データを算出及び記憶する。管理装置6は、遊技データを遊技機毎、或いは遊技者毎に集計及び管理すると共に、光フロー演出設定が変更された場合は、変更された光フロー演出設定を呼出ランプユニット3へ一斉に送信する。
【0048】
次に上記構成の作用について説明する。
遊技機1で大当り状態が発生すると、呼出ランプユニット3の制御部36は、遊技機1から大当り信号が入力することに応じて大当り回数表示部30に表示している数字に1を加算して表示する。従って、遊技者は、呼出ランプユニット3の大当り回数表示部30に表示されている数字により当日の大当り回数を確認することができるので、遊技機1を選択する際の目安とすることができる。
【0049】
さて、呼出ランプユニット3の制御部36は、光フロー演出実行条件が成立した場合は、大当り回数表示部30の表示を終了(消灯)してから、設定されている演出内容で光フロー演出を実行するように制御を切替える。
【0050】
図6は光フロー演出の一例を示している。図6では、左上から右下に流れる光フロー演出を(a)〜(i)の時系列で順に示している。尚、この例は大当りが発生した場合の光フロー演出であり、液晶表示部29には大当りが発生したことを示すメッセージが表示される。以下、(a)〜(i)時点毎の発光制御について説明する。
【0051】
(a)上側発光部(左側)32におけるLED32aを、呼出ランプユニット3の側面から正面に光が回込んでから正面において右側に向かって光が延びるように順次発光させる。この場合、上側発光部(左側)32の光フロー演出の先端色は、黄色から緑色にグラデーションしながら変化する。尚、発光したLED32aの発光状態は維持される。
【0052】
(b)第1の7セグメントLED30aのセグメントAを緑色発光させる。
(c)第1の7セグメントLED30aのセグメントBを緑色発光させる。
(d)第2の7セグメントLED30bのセグメントFを緑色発光させる。
【0053】
(e)第2の7セグメントLED30bのセグメントGを緑色発光させる。
(f)第2の7セグメントLED30bのセグメントCを緑色発光させる。
(g)第3の7セグメントLED30cのセグメントEを緑色発光させる。
【0054】
(h)第3の7セグメントLED30cのセグメントDを緑色発光させる。
尚、第1〜第3の7セグメントLED30a〜30cのセグメントA〜Gにおいて発光したセグメントの発光状態は維持される。
【0055】
(i)下側発光部(右側)35におけるLED35aを、呼出ランプユニット3の正面において右側に向かって光が延びてから側面に光が回込むように順次発光させる。この場合、下側発光部(右側)35の光フロー演出の先端色は、緑色から青色にグラデーションしながら変化する。尚、発光したLED35aの発光状態は維持される。
【0056】
本実施形態では、各発光部32,35のLED32a,35a、大当り回数表示部30の上記各セグメントA〜Gが「特別発光部位」に相当し、上記のように順次発光することが「順番に発光させる」や、「流れるように(発光する)」に対応し、緑色発光、赤色発光等、各発光部32〜35のグラデーション変化に協調するように発光することが「予め定められた特別態様で発光」に対応する。
【0057】
また、光フロー演出の光の先端が特別発光部位であり、光フロー演出として光が上側発光部32,33から下側発光部34,35に向けて延びることが「特別発光部位が第1発光部から第2発光部に向けて流れる」に対応する。
【0058】
以上のような発光動作により、光フロー演出による光軌跡は、図7に示すように上側発光部(左側)32において右方向に向かって流れてから、大当り回数表示部30で斜め右下方向に向かって流れ、最後に下側発光部(右側)35において右方向に向かって流れる。この場合、光フロー演出の先端色は、黄色→緑色→青色のようにグラデーションしながら変化する。
【0059】
この後、光フロー演出による光軌跡は、図8に示すように上側発光部(右側)33において左方向に向かって流れてから、大当り回数表示部30で斜め左下方向に向かって流れ、最後に下側発光部(右側)35において左方向に向かって流れる。この場合、光フロー演出の先端色は、青色→赤色→黄色のようにグラデーションしながら変化する。
【0060】
以上のような発光制御の結果、左上の上側発光部(左側)32から表示部30を介して右下の下側発光部(右側)35に向かう第1軌跡が形成される共に、右上の上側発光部(右側)33から表示部30を介して左下の下側発光部(左側)34に向かう第2軌跡が形成され、第2軌跡が形成された状態では、第1軌跡と第2軌跡とが交差する形態となる。
【0061】
制御部36は、上述したような1回の光フロー演出が終了すると、発光状態を維持していた各発光部32〜35のLED32a〜35a、及び表示部30における第1〜第3の7セグメントLED30a〜30cのセグメントA〜Gの発光状態を終了(消灯)してから、光フロー演出実行条件が終了するまで同様な光フロー演出を繰返して実行する。
そして、制御部36は、光フロー演出実行条件が終了すると、大当り回数表示部30による大当り回数の表示を復帰させる。
【0062】
尚、光フロー演出としては、図8に示す方向の光フロー演出から図7に示す方向の光フロー演出を実行するように設定可能である。また、大当り状態の遊技機1と並列に設けられた遊技機1に対応する呼出ランプユニット3においては、大当り状態が発生した遊技機1に向かって光フロー演出が流れるような制御が可能である。具体的には、上側発光部32,33のLED32a,33aを大当り状態が発生した遊技機1に向かって所定回数繰返して順に発光させると同時に、下側発光部34,35のLED34a,35aを大当り状態が発生した遊技機1に向かって所定回数繰返して順に発光させるものである。この場合、上側発光部32,33において発光するLED32a,33aと、下側発光部34,35において発光するLED34a,35aとを上下方向に揃えるのが望ましいが、左右方向にずれていても良い。このような光フロー演出は一例であり、複数の光フロー演出から任意に設定すれば良いし、光フロー演出を毎回異ならせるようにしても良い。さらに、上述したような呼出ランプユニット3における大当り時の光フロー演出と連動させることで演出効果を一層高めることができる。
【0063】
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
呼出ランプユニット3の上下に各発光部32〜35をそれぞれ設け、さらに、中央に3個の7セグメントLED30a〜30cの大当り回数表示部30を設け、通常状態では大当り回数表示部30にて大当り回数を表示する一方、大当り状態発生等の光フロー演出実行条件が成立した場合には、光が大当り回数表示部30で交差させるようにしたので、光フロー演出用に発光可能な範囲を遊技情報表示用の大当り回数表示部30を含めるように広げることが可能となり、呼出ランプユニット3にて実行する光フロー演出の自由度を高め、実行可能な演出を多様化させることができる。
【0064】
大当り回数表示部30として3個の7セグメントLED30a〜30cを使用したため、斜めに配列されたセグメントを順番に発光させることにより斜めに光が流れているように演出し易い。つまり、7セグメントLEDを3個(奇数個)並べたため、呼出ランプユニット3の中央に第2の7セグメントLED30bの中央となるセグメントGを配置することが可能となり、斜めに流れる光フロー演出をスムーズに実現することができる。また、光フロー演出が第1発光部(左側)32から大当り回数表示部30を介して第2発光部(右側)35に移動する場合に、連続しているかのように表現し易い。つまり、光フロー演出をスムーズに実行する効果を得ることが可能となる。
【0065】
各発光部32〜35の端面と、大当り回数表示部30をなす7セグメントディスプレイの横長のセグメントA,Dとは、同じ長さで上下方向に重なっているため、光フロー演出の移動がよりスムーズに見せることが可能となる。
光が大当り回数表示部30において斜め2方向で交差するように流れるので、光フロー演出による演出効果を一層高めることができる。
【0066】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしても良い。
パチンコ遊技機に対応して呼出ランプユニット3を設けたが、その他の遊技機に対応して設けても良く、例えばスロットマシンに対応して設けても良い。
遊技機と1対1で対応して呼出ランプユニット3を設けたが、複数の遊技機に対して一の呼出ランプユニット3が対応するように設置しても良い。
【0067】
各発光部32〜35、大当り回数表示部30にLEDを使用したが、その他の発光体を使用することも可能であり、例えば液晶パネル、ELパネル等を使用することも可能である。また、8の字状の7セグメントLEDを用いる必要はなく、その他の形状のセグメントLEDを選択したり、複数のLED或いは蛍光管を8の字状に配列したりしても良い。
【0068】
光フロー演出の先頭が流れる(移動する)構成としたが、発光部位の前後が消灯し、発光部位が点発光で流れる構成としても良い。さらには、発光態様が前後と異なる発光態様となる特別態様をしており、その特別態様の発光が流れる構成を採用しても良い。また、消灯部位の前後が発光しており、その前後の発光している箇所が移動していくことで、消灯部位が移動しているように遊技者に認識させる構成としても良い。つまり、特定の発光態様の光が第1発光部から第2発光部に向けて移動している、もしくは伸びているように遊技者に認識させる態様であれば、本発明の「特別発光部位が第1発光部から第2発光部に向けて流れる」に該当する。
【0069】
斜めに光フロー演出が延びる構成を説明したが、斜めではなく、上下、又は、左右に光フロー演出が延びる構成としても良い。この場合、大当り回数表示部30や各発光部32〜35の配置を適宜変更すれば良い。
【0070】
光フロー演出実行条件を任意に変更しても良く、例えば、所定ゲーム数が経過した場合や、遊技者の遊技開始を特定した場合等に光フロー演出を実行するようにしても良い。
大当り回数表示部30により大当り回数を表示するようにしたが、大当り回数以外の任意の遊技情報を表示するようにしても良い。例えば、大当り回数以外の遊技情報として、前回の大当りが終了してからの図柄変動回数(スタート回数)を表示する構成が考えられる。
【0071】
大当り回数表示部30の表示桁数は3桁に限定されることなく、1桁や2桁であってもよいし、4桁以上であっても良い。
各発光部32〜35のLED32a〜35aの発光色を呼出ランプユニット3の中央に向かって変化するように設定することで特別発光部位がグラデーション変化するようにしたが、樹脂カバー32b〜25bにグラデーション変化する着色を施し、白色LEDを用いることで特別発光部位がグラデーション変化するようにしても良い。
【符号の説明】
【0072】
図面中、1は遊技機、3は呼出ランプユニット(遊技情報表示装置)、30は大当り回数表示部(表示部)、30a〜30cは第1〜第3の7セグメントLED(7セグメントディスプレイ)、A〜Gはセグメント(発光体),32、33は上側発光部(第1発光部)、34,35は下側発光部(第2発光部)、32b1〜35b1は端面である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9