(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
光軸に沿って延び、コアと、前記コアを覆うクラッド部と、前記クラッド部の周囲を覆う被覆部とを有し、その一端側において前記被覆部が除去されてクラッド部が露出された光ファイバと、
生体適合性を有する材料により構成され、前記光ファイバの前記一端側に接着剤によって固定されたフェルールと、
を備える医療用の光プローブであって、
前記フェルールは、
前記フェルールの第1面に形成された第1開口部から前記光軸に沿って延びる孔部と、
前記孔部の前記第1面側の端部とは逆側の端部と連通し、前記フェルールの側面に連通する溝部と、
前記第1面とは逆側の第2面に形成される凸型のレンズ部と、を有し、
前記溝部は、前記光軸と交差する第1溝面と、前記第1溝面に対向し、前記孔部と連通する第2開口部が形成される第2溝面と、を有し、
前記光ファイバは、前記一端側の端面が前記第1溝面と当接した状態で、前記溝部及び前記孔部に導入された前記接着剤によって固定される光プローブ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような光プローブの場合、光ファイバから出射されたレーザ光の一部がフェルールのレンズから外方に出射されず反射する場合がある。反射光が多くなると光プローブから出射する光の光量が少なくなることから、これを防止するために、フェルールの端面のレンズをフッ化マグネシウム等によってコーティングするAR(Anti-Reflective)コーティングを施す必要がある。しかしながら、ARコーティングは一般的に高価である。また、フェルールのような樹脂材料に対してARコーティングを施す場合には、液体中での使用による劣化が激しく、実用性に課題がある。
【0005】
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、光利用効率の高い光プローブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、
(1) 光軸に沿って延び、コアと、前記コアを覆うクラッド部と、前記クラッド部の周囲を覆う被覆部とを有し、その一端側において前記被覆部が除去されてクラッド部が露出された光ファイバと、
生体適合性を有する材料により構成され、前記光ファイバの前記一端側に接着剤によって固定されたフェルールと、
を備える医療用の光プローブであって、
前記フェルールは、
前記フェルールの第1面に形成された第1開口部から前記光軸に沿って延びる孔部と、
前記孔部の前記第1面側の端部とは逆側の端部と連通し、前記フェルールの側面に連通する溝部と、
前記第1面とは逆側の第2面に形成される凸型のレンズ部と、を有し、
前記溝部は、前記光軸と交差する第1溝面と、前記第1溝面に対向し、前記孔部と連通する第2開口部が形成される第2溝面と、を有し、
前記光ファイバは、前記一端側の端面が前記第1の面と当接した状態で、前記溝部及び前記孔部に導入された前記接着剤によって固定される光プローブ
である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光利用効率の高い光プローブが提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本願の光プローブは、(1)光軸に沿って延び、コアと、前記コアを覆うクラッド部と、前記クラッド部の周囲を覆う被覆部とを有し、その一端側において前記被覆部が除去されてクラッド部が露出された光ファイバと、生体適合性を有する材料により構成され、前記光ファイバの前記一端側に接着剤によって固定されたフェルールと、を備える医療用の光プローブであって、前記フェルールは、前記フェルールの第1面に形成された第1開口部から前記光軸に沿って延びる孔部と、前記孔部の前記第1面側の端部とは逆側の端部と連通し、前記フェルールの側面に連通する溝部と、前記第1面とは逆側の第2面に形成される凸型のレンズ部と、を有し、前記溝部は、前記光軸と交差する第1溝面と、前記第1溝面に対向し、前記孔部と連通する第2開口部が形成される第2溝面と、を有し、前記光ファイバは、前記一端側の端面が前記第1の面と当接した状態で、前記溝部及び前記孔部に導入された前記接着剤によって固定されることを特徴とする。
【0011】
上記の光プローブによれば、光ファイバからフェルールに入射した光がレンズ部で反射されたとしても、溝部の第1溝面で再度反射させることができる。したがって、第2面のレンズ部から出射する光を増やすことができることから、光利用効率が向上する。また、上記の光プローブでは、光ファイバの固定に用いられる接着剤を導入する溝部を利用して反射光の抑制を行うことができることから、従来のARコーティングと比較してより簡易な方法で、反射光を抑制することができる。
【0012】
(2)前記第1溝面の表面粗さが、前記第2溝面の表面粗さよりも小さい態様とすることができる。
【0013】
この場合、レンズ部側で反射された光が第1溝面において散乱することを防ぐことができるため、第1溝面で再度反射する光を増やすことができる。したがって、光利用効率の高い光プローブを提供できる。また、第1溝面を透過した光を第2溝面で散乱することで、第2溝面に到達した光が局所的に出射されることを防ぐことができる。
【0014】
(3)前記フェルールの側面の表面粗さが、前記第2溝面の表面粗さよりも大きい態様とすることができる。
【0015】
この場合、レンズ部で反射した光が、フェルールの側面から局所的に出射されることを防ぐことができる。
【0016】
(4)前記第2面の外周縁が丸められている態様とすることができる。
【0017】
この場合、レンズ部で反射した光が第1溝面等で再度反射されて外周縁に到達した光を、光軸方向により近い方向に出射させることができる。従って、光利用効率の高い光プローブを提供できる。
【0018】
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明に係る光プローブの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0019】
図1に本発明の一形態に係る光プローブを含む光化学医療用装置であるPDT装置の概略構成を示す。
図1に示すように、本実施形態に係るPDT装置1は、フェルール10と光ファイバ20とを含んで構成される光プローブ30と、光プローブ30に接続される光源である半導体レーザ装置40と、を含んで構成される。
【0020】
PDT装置1は、患者の体内の腫瘍等の病巣部に対してレーザ光を照射して治療を行うための装置である。具体的には、PDT(光線力学的治療法)とは、患者に腫瘍親和性のある光感受性物質を投与することで病巣部に光感受性物質を集めた後に、病巣部にレーザ光を照射して病巣部の腫瘍細胞を変性・壊死させる局所治療法である。PDT装置1は、半導体レーザ装置40から出射される光を、光プローブ30を介して病巣部に照射する装置である。このように、光プローブ30は患者の体内に挿入される。
【0021】
半導体レーザ装置40は、レーザ光を出射する光源である。半導体レーザ装置40には、コネクタ等を介して光ファイバ20が接続されている。半導体レーザ装置40から出射されるレーザ光は、光ファイバ20を介してフェルール10へ導波される。そして、レーザ光はフェルール10の端部から患者の病巣部へ向けて出射される。レーザ光はパルス光であってもよい。
【0022】
次に、
図2を参照しながら、フェルール10周辺について説明する。光プローブ30では、光ファイバ20の一方の端部を覆うようにフェルール10固定されている。フェルール10と光ファイバ20とは、接着剤により固定される。
【0023】
光ファイバ20は、光軸Xに沿って延び、光を導波するコアとして(図示せず)と、コアを覆うクラッド部21と、クラッド部21を覆う被覆部22とを含んで構成される。コアおよびクラッド部21は、ガラスにより形成されたものを用いることが好適である。クラッド部21の直径は例えば0.4〜0.5mm程度である。被覆部22は、光ファイバ20の端部近傍においては除去されていて、クラッド部21が露出されている。光ファイバ20も生体内に導入されるため、被覆部22も生体適合性を有する樹脂材料により構成される。このような材料としては、例えば、ポリイミドやアクリル、ナイロンを使用することができる。
【0024】
フェルール10は、光ファイバ20の光軸Xに沿って延びる柱状形状の部材である。フェルール10は、生体適合性を有する材料により構成される。フェルール10は、光軸Xを中心として直径が1mm〜2mm程度であり、光軸X方向の長さが5〜10mm程度とされる。また、フェルール10は、半導体レーザ装置40から出射されるレーザ光を透過可能な材料で形成されることが好ましい。PDTに用いる場合、レーザ光の波長として例えば664nmが選択されるため、610nm〜700nmの波長帯域の光に対する吸収が少ない透明な材料によって構成されることが好ましい。さらに、フェルール10は、可視光に対しても透過率が高いことが好ましい。このような材料としては、例えば、ポリフェニルサルフォン樹脂を用いることができる。ポリフェニルサルフォン樹脂は、厚さ2mmの場合に、波長664nmの光を90%以上透過することができる。その他、フェルール10には、ポリエーテルイミドの樹脂や、ガラスを用いることもできる。
【0025】
また、フェルール10は、一方側の第1面11aから光ファイバ20を挿入するための孔部12が形成される。また、孔部12が形成される側とは逆側の第2面11bには、光ファイバ20を導波した光の出射方向を制御するための凸型のレンズ部13が形成される。フェルール10は、凸型のレンズ部13を含めて一体的に形成されることが好ましい。
【0026】
孔部12は、第1孔部16と、縮径部17と、第2孔部18と、を含む。第2孔部18は、縮径部17から連続して光軸Xに沿って延び、その径が第1孔部16よりも小さい。
【0027】
第1孔部16は、第1開口部12aから延びる。第1孔部16の径は、被覆部22を含む光ファイバ20の径と略同一とされる。また、第1孔部16は、第1面11a側の第1開口部12aに向けてその径が大きくなる拡径部16aを備えていてもよい。この場合、光ファイバ20を孔部12へ挿入しやすくなる。
【0028】
縮径部17は、前記第1孔部から連続して光軸Xに沿って延びる。縮径部17の径は、第1孔部16から離間するにつれてその径が小さくなる。なお、縮径部17は、傾斜面を有するテーパ状に構成しても良いし、階段状に構成しても良い。
【0029】
第2孔部18は、縮径部17から連続して光軸Xに沿って延びる。第2孔部18の径は、第1孔部16よりも小さく、光ファイバ20のクラッド部21の径と略同一とされる。
【0030】
第2孔部18の縮径部17の端部と逆側の端部側には、溝部19が形成されている。溝部19は、フェルール10の本体部11の側面から光軸Xに対して交差する方向(
図2では上下方向)に切り込まれて形成された溝であり、第2孔部18のうち縮径部17と連続する側とは逆側の端部と連通する第2開口部12bを有する。この溝部19は、後述のように、接着剤を孔部12内に導入させる機能を有する。
【0031】
溝部19は、第1溝面19aと、第2溝面19bと、を有する。第1溝面19aは、光軸Xと直交する。第2溝面19bは、第1溝面19aに対向して設けられ、第2孔部18と連通する。第1溝面19aの表面粗さは、第2溝面19bの表面粗さよりも小さい。光ファイバ20からのレーザ光が、表面粗さが小さい領域である第1溝面19aに入射することで、レーザ光の散乱を抑制することができる。また、第1溝面19aと比較して第2溝面19bの表面粗さが大きい場合、第2溝面19bの接着剤に対する濡れ性が高められ、後述のように、第2開口部12bから孔部12への接着剤の移動が促進される。なお、本実施形態において、表面粗さとは、算術平均粗さをいう。
【0032】
また、側面11cの表面粗さは、溝部19の第1溝面19a及び第2溝面19bよりも大きい。第2溝面19b及び側面11cの表面粗さは、光ファイバ20内で導波するレーザ光の波長の10倍以上であることが好ましい。
【0033】
第2面11bには、レンズ部13が設けられる。レンズ部13の光軸は中央が光軸Xと略一致する。レンズ部13の外径は第2面11bの外径よりも小さい。このため、フェルール10の第2面11b側の端部は、曲面状の表面を有するレンズ部13の周囲に平坦面が設けられた形状となる。なお、レンズ部13の外径は、照射したいビーム径に応じて適宜変更される。
【0034】
本体部11の第1面11a及び第2面11bは、外周縁が本体部11の側面11cにかけて丸められている。また、側面11cと溝部19との境界部分も、外周縁が丸められている。これは、光プローブ30を患者の体内に挿入したり、引き抜く際に、患者を傷つけることを防ぐためである。
【0035】
光ファイバ20は、次に示す方法でフェルール10に取り付けられる。まず、光ファイバ20の端部の被覆部22を一部除去して、クラッド部21を露出する。次に、光ファイバ20をフェルール10の第1開口部12aから挿入し、光ファイバ20の端部を溝部19の第1溝面19aに当接させる。このとき、光ファイバ20は被覆部22を除去する領域の長さが調整され、被覆部22が第1孔部16および縮径部17に配置される。また、クラッド部21が第2孔部18、縮径部17及び溝部19に配置される。また、光ファイバ20の端面は、光軸Xに対して直交する面である。これにより、光ファイバ20の端面を第1溝面19aと密着させることができる。
【0036】
次に、溝部19から接着剤を導入する。接着剤は、生体適合性を有するものである。接着剤は、硬化前は流動性が高く、乾燥硬化型であるものを用いることができる。また、フェルール10をUVに対し高い透過率を有する樹脂や、ガラスで構成した場合には、UV硬化型の接着剤を用いることができる。この場合、硬化時間を短縮できる。また、硬化前の状態での可視光に対する透過率が、フェルール10を構成する材料よりも低いことが好ましく、特に透過率の差が10%以上であることが好ましい。このような構成とすることで、孔部12内を移動する接着剤を、フェルール10の外側から確認することができる。
【0037】
溝部19から導入された接着剤は、毛細管現象によって、溝部19に設けられた第2開口部12bから、第2孔部18、縮径部17、第1孔部16の壁面に沿って広がる。これにより、孔部12内の光ファイバ20と孔部12との間が接着剤で満たされる。このとき、接着剤に気泡等が含まれる場合には光ファイバ20の周辺に残留しないように溝部19から外部に排出することができる。さらに、孔部12の第1開口部12aに到達した接着剤は、第1開口部12a周辺で流動し、光ファイバ20及び第1面11aに沿ってフィレット状に滞留する。
【0038】
この状態で接着剤が硬化することにより、光ファイバ20の外周と孔部12の内面とが、硬化した接着剤によって固定される。特に、被覆部22の端部を縮径部17に配置することにより、被覆部22とクラッド部21の境界が多くの接着剤層41によって満たされる。これにより、光ファイバ20は、フェルール10に対してより強固に固定される。さらに、硬化後の状態での可視光に対する透過率が、フェルール10を構成する材料よりも低いことが好ましく、特に透過率の差が10%以上であることが好ましい。このような構成とすることで、孔部12内が接着剤で十分に満たされたことを、フェルール10の外側から確認することができる。なお、可視光領域の少なくとも一部の波長帯域において、透過率の差を10%以上有していればよく、その波長帯域は材料に応じて適宜選択できる。
【0039】
さらに、フェルール10の第1面11a側では、フィレット状の接着剤が硬化することで、フィレット部42が形成される。これにより、第1面11a側でも光ファイバ20がフェルール10に対して強固に固定される。なお、第1面11aの表面粗さが、第1孔部16の表面粗さよりも大きい場合、第1面11aの接着剤に対する濡れ性が第1孔部16よりも高くなるため、フィレット部42が好適に形成される。また、第1面11aの外周縁が丸められている場合、第1面11aに到達した未硬化の接着剤が外周縁へ広がることが抑制されることから、フィレット部42がより好適に作成される。
【0040】
ここで、光ファイバ20からフェルール10に入射した光の一部は、レンズ部13において反射する場合がある。反射光が多くなると、レンズ部13から出射して所望の領域(患者の病巣部)を照射する光の光量が減少するため、PDT装置1としての光利用効率が低下する。また、レンズ部13での反射光は、フェルール10や接着剤層41等を伝搬して側面11c等から出射することが考えられる。このような光が所望の領域とは異なる領域に局所的に出射されてしまうと、光プローブ30としての安全性にも問題が生じる。
【0041】
これに対して、本実施形態では、溝部19を設けることで、レンズ部13での反射光を再度反射して前方に出射する構成を有している。
図3に示すように、光ファイバ20の端面21aから出射した光がレンズ部13にて反射された場合、レンズ部13から外方へ出射されずに、反射光L1として光ファイバ20側へ進む。ここで、溝部19を設けることによって、反射光L1を第1溝面19aで再度反射して、再反射光L2をレンズ部13方向へ伝搬させることができる。これにより、レンズ部13から出射させる光を増加させて、光利用効率を向上させることができる。
【0042】
そして、本実施形態では、第1溝面19aの表面粗さが第2溝面19bの表面粗さよりも小さい。これにより、光ファイバ20の端面21aから出射した光をフェルール10に対して好適に導入できる。また、レンズ部13での反射光L1が第1溝面19aで散乱することを防ぐことができることから、第1溝面19aでの再反射光L2を増やすことができる。
【0043】
また、
図4に示すように、反射光L1のうち第1溝面19aを透過した透過光L3は第2溝面19bに到達する。第2溝面19bの表面粗さが大きい場合には、透過光L3を散乱させることで、側面11cから局所的に出射されることを防ぐことができる。したがって、第2溝面19bの表面粗さを第1溝面19aの表面粗さを大きくすることで、光利用効率を向上させつつ、光プローブ30の安全性を高めることができる。また、第2溝面19bの表面粗さを第1溝面19aの表面粗さを大きくすることで、第2溝面19bの接着剤に対する濡れ性が高くなり、第2開口部12bから孔部12内へ接着剤を好適に導入できる。
【0044】
また、本実施形態では、フェルール10の側面11cの表面粗さが第2溝面19bの表面粗さよりも大きい。これにより、
図5に示すように、レンズ部13で反射し、第1溝面19aを透過し、第2溝面19bで散乱された光を、フェルール10の側面11cでさらに散乱して出射できる。これにより、光利用効率を向上させつつ、光プローブ30の安全性をさらに高めることができる。
【0045】
また、本実施形態では、第1孔部16と第2孔部18との間に、第1孔部16及び第2孔部18とは異なる角度の面を形成する縮径部17が設けられている。これにより、レンズ部13で反射し、第1溝面19aを透過し、第2溝面19bで散乱された光のうち、縮径部17の表面に到達した光を反射させて好適にフェルール10の側面11cへ導くことができる。これにより、光利用効率を向上させつつ、光プローブ30の安全性をさらに高めることができる。
【0046】
また、本実施形態では、フェルール10の第2面11bの外周縁が丸められている。この場合、
図6に示すように、再反射光L2を第2面11bの外周縁に形成された曲面によって屈折し、光軸X方向に近い方向へ進行する光L4として出射させることができる。このため、光プローブ30の光利用効率を向上できる。
【0047】
以上、本発明の実施形態に係る光プローブ30ついて説明したが、本発明に係る光プローブ30は上記実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。