【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1局面によれば、主制御モジュールと、少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと、少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースと、接続状態検出モジュールと、警報モジュールと、を含み、
前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースは、被保護電子機器及び/又は少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースに接続され、
前記少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースは、被保護電子機器の充電器及び/又は少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースに接続され、
前記接続検出モジュールは、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェース及び第2のI/Oインタフェースの接続状態を検出し、主制御モジュールに通報し、
前記主制御モジュールは、前記接続検出モジュールによって通報されるインタフェース接続状態に基づいて、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェース及び/又は第2のI/Oインタフェースの状態が異常であるか否かを判断し、異常であれば前記警報モジュールにトリガー信号を発し、
前記警報モジュールは、前記主制御モジュールのトリガー信号を受信した後に警報を行う盗難防止装置を提供している。
【0006】
本発明のある実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェース及び第2のI/Oインタフェースの接続状態は、被保護電子機器、被保護電子機器の充電器、又は別のI/Oインタフェースとの間に形成される回路に電流、電圧、それらの変化があるか否かを含む。
【0007】
本発明のある実施形態によれば、前記盗難防止装置は、
前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと第2のI/Oインタフェースとが接続されてセルフロックリングを形成して、被保護物品をロックするセルフロック盗難防止モードと、
前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェース及び/又は第2のI/Oインタフェースが被保護電子機器に接続されて、被保護電子機器を保護するシングルロック盗難防止モードと、
前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェース及び第2のI/Oインタフェースが被保護電子機器及び被保護電子機器の充電器にそれぞれ接続されて、充電中の被保護電子機器を保護する充電盗難防止モード、という3つの盗難防止モードの1つを少なくとも有している。
【0008】
本発明のある実施形態によれば、前記主制御モジュールは、少なくとも第1のI/Oインタフェースと第2のI/Oインタフェースとの接続状態に基づいて、盗難防止モードを判断する。
【0009】
本発明のある実施形態によれば、モード設置モジュールは、盗難防止装置の盗難防止モードを設置する。
【0010】
本発明のある実施形態によれば、前記ロック解除モジュールは、入力されるロック解除情報が正確であるか否かを判断し、正確であればその状態をロック解除状態にする。
【0011】
本発明のある実施形態によれば、前記主制御モジュールは、前記警報モジュールにトリガー信号を発した後に、ロック解除モジュールがロック解除状態にあるか否かを判断し、そうであれば警報モジュールの警報動作を停止し、そうでなければ続いて警報する。
【0012】
本発明のある実施形態によれば、盗難防止装置及び/又は被保護電子機器に給電する電源及び電源管理モジュールを更に含む。
【0013】
本発明のある実施形態によれば、前記主制御モジュールがCPU、DSP、FPGAの一種であり、前記警報モジュールが音声警報モジュールやランプ警報モジュールの一種又は組合せであり、前記ロック解除モジュールがキーボード、ブルートゥース、NFC、タイムスイッチ、指紋検出警報モジュールの一種又は組合せである。
【0014】
本発明のある実施形態によれば、少なくとも2つの第1のI/Oインタフェース、及び/又は、少なくとも2つの第2のI/Oインタフェースを含み、それぞれが互いに接続しており、あるいて、異なる被保護電子機器及び/又は被保護電子機器の充電器に接続されている。
【0015】
本発明のある実施形態によれば、前記回路は、
少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースとの間の電源負極線とセンサ線との間に形成される回路と、
少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと被保護電子機器との間の電源負極線とセンサ線との間に形成される回路と、
少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースと被保護電子機器の充電器との間の電源負極線と電源正極線との間に形成される回路と、を含む。
【0016】
本発明第2局面によれば、主制御モジュールと、少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと、接続状態検出モジュールと、警報モジュールと、電源及び電源管理モジュールと、を含み、
前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースは、被保護電子機器に接続され、
前記接続検出モジュールは、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースの接続状態及び充電状態を検出し、主制御モジュールに通報し、
前記主制御モジュールは、前記接続検出モジュールによって通報されるインタフェース接続状態及び充電状態に基づいて、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースの状態が異常であるか否かを判断し、異常であれば前記警報モジュールにトリガー信号を発し、
前記警報モジュールは、前記主制御モジュールのトリガー信号を受信した後に警報し、
電源及び電源管理モジュールは、外接電源に接続され、盗難防止装置に給電し、被保護電子機器を充電する盗難防止装置を提供している。
【0017】
本発明のある実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースの接続状態は、被保護電子機器との間に形成される回路に電流、電圧、それらの変化があるか否かを含む。
【0018】
本発明のある実施形態によれば、入力されるロック解除情報が正確であるか否かを判断し、正確であればその状態をロック解除状態にするロック解除モジュールを更に含む。
【0019】
本発明のある実施形態によれば、前記主制御モジュールは、前記警報モジュールにトリガー信号を発した後に、ロック解除モジュールがロック解除状態にあるか否かを判断し、そうであれば警報モジュールの警報動作を停止し、そうでなければ続いて警報する。
【0020】
本発明のある実施形態によれば、異なる被保護電子機器にそれぞれ接続されている複数の第1のI/Oインタフェースを含む。
【0021】
本発明の第3局面によれば、盗難防止装置によって盗難を防止する方法であって、
前記盗難防止装置は、主制御モジュールと、少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと、少なくとも1つの第2のI/Oインタフェースと、接続状態検出モジュールと、警報モジュールと、ロック解除モジュールと、を含み、
当該方法は、
被保護物品と盗難防止装置とを接続し、盗難防止装置を起動するステップ1と、
接続状態検出モジュールが各I/Oインタフェースの接続状態を検出し、主制御モジュールに通報するステップ2と、
主制御モジュールが各I/Oインタフェースの接続状態に基づいて、前記第1のI/Oインタフェースと第2のI/Oインタフェースとが正常な接続状態にあるか否かを判断し、そうであればステップ2に移行し、そうでなかればステップ4に移行するステップ3と、
主制御モジュールが警報モジュールをトリガーして警報するステップ4と、
主制御モジュールがロック解除モジュールがロック解除状態にあるか否かを判断し、そうであればステップ6に移行し、そうでなければステップ4に移行するステップ5と、
主制御モジュールが警報モジュールの警報動作を停止し、ステップ2に移行するステップ6と、を含む盗難防止方法を提供している。
【0022】
本発明のある実施形態によれば、前記被保護物品は、電子インタフェースを有する電子機器であり、ステップ1において、前記電子機器の電子インタフェースを盗難防止装置の第1のI/Oインタフェース又は第2のI/Oインタフェースに接続する。
【0023】
本発明のある実施形態によれば、前記被保護物品は、接続線によってロックされる物品であり、ステップ1において、接続線によって、盗難防止装置の第1のI/Oインタフェースと第2のI/Oインタフェースとの間に形成されるセルフロックリングにロックされる。
【0024】
本発明のある実施形態によれば、前記被保護物品は充電可能な機器であり、ステップ1において、前記充電可能な機器の充電インタフェースを盗難防止装置の第1のI/Oインタフェースに接続し、その充電器を第2のI/Oインタフェースに接続する。
【0025】
本発明の第4局面によれば、盗難防止装置によって、充電状態にある被保護電子機器に対して盗難を防止する方法であって、
前記盗難防止装置は、主制御モジュールと、少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースと、接続状態検出モジュールと、電源及び電源管理モジュールと、警報モジュールと、ロック解除モジュールと、を含み、
前記方法は、
被保護電子機器を盗難防止装置の少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースに接続し、盗難防止装置を電源に接続して盗難防止装置を起動するステップ1と、
電源及び電源管理モジュールが被保護電子機器を充電するステップ2と、
接続状態検出モジュールが少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースの接続状態及び充電状態を検出し、主制御モジュールに通報するステップ3と、
主制御モジュールが少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースの接続状態及び充電状態に基づいて、前記少なくとも1つの第1のI/Oインタフェースが正常な状態にあるか否かを判断し、そうであればステップ3に移行し、そうでなければステップ5に移行するステップ4と、
主制御モジュールが警報モジュールをトリガーして警報するステップ5と、
主制御モジュールがロック解除モジュールがロック解除状態にあるか否かを判断し、そうであればステップ7に移行し、そうでなければステップ5に移行するステップ6と、
主制御モジュールが警報モジュールを停止し、ステップ3に移行するステップ7と、を含む盗難防止方法を提供している。