特許第6351693号(P6351693)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6351693
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】真空ポンプ
(51)【国際特許分類】
   F04D 19/04 20060101AFI20180625BHJP
   F04B 37/16 20060101ALI20180625BHJP
【FI】
   F04D19/04 Z
   F04B37/16 F
【請求項の数】15
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-224789(P2016-224789)
(22)【出願日】2016年11月18日
(65)【公開番号】特開2017-96286(P2017-96286A)
(43)【公開日】2017年6月1日
【審査請求日】2016年11月18日
(31)【優先権主張番号】15195364.3
(32)【優先日】2015年11月19日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】391043675
【氏名又は名称】プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100173521
【弁理士】
【氏名又は名称】篠原 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100153419
【弁理士】
【氏名又は名称】清田 栄章
(72)【発明者】
【氏名】トビアス・シュトル
(72)【発明者】
【氏名】ミヒャエル・シュヴァイクヘーファー
(72)【発明者】
【氏名】マルティン・ローゼ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ホフマン
(72)【発明者】
【氏名】ローベルト・ヴァルツ
【審査官】 所村 陽一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2005/095798(WO,A1)
【文献】 特開2015−175372(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/068014(WO,A1)
【文献】 特開2003−129990(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 19/04
F04B 37/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空ポンプ(10)、特にターボ分子ポンプであって、外部の装置(70)、特にレシーバーの開口部(71)と接続可能な少なくとも一つの開口部(14)を有するハウジング(12)を有し、前記開口部は、少なくとも部分的に、取付平面(16)を定義する取付部分(18)によって取り囲まれており、この取付部分は、好ましくはシリンダー形状に形成されており、そして、外部の装置(70)へのハウジング(12)の取付の為の独立した取付要素(20)を有し、その際、取付要素(20)は、外部の装置(70)と連結可能である真空ポンプ(10)において、取付要素(20)がストレスフリーの取付のために、シールリング(30)と協働する、取付要素(20)と取付部分(18)の間の純粋に力結合的な接続を形成するための固定手段を有し、又は、取付要素(20)は、取付部分(18)と連結可能であり、そして取付要素(20)は、ストレスフリーな取付のために、シールリングと協働する、取付要素(20)と外部の装置(70)の間の純粋に力結合的な接続を形成するための固定手段(22)を有することを特徴とする真空ポンプ。
【請求項2】
取付要素(20)が基本的にリング形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。
【請求項3】
固定手段(22)が、外部の装置(70)の方向に向かって、又は反対の方向に拡張された内側面(24)を有し、この内側面が、取付部分(18)の外側面(26)、又は外部の装置(70)の取付部分(73)の外側面(72)と、シールリング(30)の収容の為の溝(28)を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の真空ポンプ。
【請求項4】
拡張された内側面(24)が、面取り部又は円すい面であることを特徴とする請求項3に記載の真空ポンプ。
【請求項5】
取付要素(20)が、ストッパーとして作用するショルダー部(34)を内側(32)に有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項6】
取付要素(20)が、取付部分(18)又は外部の装置(70)との取付要素(20)の軸方向の接続の為の半径方向に推移する欠刻及び/又は穴(36)を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項7】
取付部分(18)が、位置決め補助(42)を有し、これが、外部の装置(70)の取付装置と協働することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項8】
第一の開口部(14)、特に第一のインレットが、ハウジング(12)内に設けられたポンプ段の回転軸(A)に関して、ハウジング(12)の軸方向の正面側(11)に設けられていること、及びハウジング(12)が、少なくとも一つの第二の開口部(15a,15b)、特に第二のインレットを有し、これが、回転軸に関してハウジング(12)の半径方向の側壁部(13)に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項9】
ポンプが、半径方向に設けられた二つの開口部(15a,15b)を有し、特にその際、開口部(15a,15b)の間に少なくとも一つのポンプ段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の真空ポンプ。
【請求項10】
第一の密閉手段(62a)、特に第一の密閉リングが両方の開口部(15a,15b)を取り囲み、他方で、第二の密閉手段(62b)、特に第二の密閉リングが、両方の開口部(15a,15b)の一方を取り囲むことを特徴とする請求項9に記載の真空ポンプ。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の真空ポンプ(100)、特にターボ分子ポンプであって、
外部の装置、特にレシーバーの開口部と接続可能な少なくとも一つの開口部(14,15a,15b)を有するハウジング(12)を有し、前記開口部は、少なくとも部分的に、取付平面(44a,44b)を定義する取付装置(46a,46b)によって取り囲まれており、
其々、少なくとも一つの緩衝要素(47)を有する固定要素(50)、特にねじ及び/又はボルト(52)であって、取付装置(46a,46b)を外部の装置とストレスフリーに接続するためのものを有することを特徴とする真空ポンプ。
【請求項12】
緩衝要素(47)が、固定要素(50)の固定部分(51)を少なくとも部分的に取り囲み、及び/又はスリーブ(48)及び/又は少なくとも一つのOリング(49)を有することをと特徴とする請求項11に記載の真空ポンプ。
【請求項13】
緩衝要素(47)が、エラストマー、特に、弾性材料から成り、及び好ましくは、70から95の間のショア硬さを有することを特徴とする請求項11及び12に記載の真空ポンプ。
【請求項14】
取付装置(46a,46b)が、外部の装置との軸方向の接続の為の複数の穴(54)及び/又は側方の欠刻(56)を有することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
【請求項15】
真空引きすべき複数の外部の装置、特にレシーバー、及び請求項1から14のいずれか一項に記載の少なくとも一つの真空ポンプ(10,100)を有する真空システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空ポンプ、特にターボ分子ポンプであって、少なくとも一つの開口部を有するハウジングを有し、当該開口部が、外部の装置の開口部と接続可能である。
【背景技術】
【0002】
真空ポンプは異なる技術プロセスにおいて、各プロセスに必要な真空を達成するために使用される。真空ポンプは、典型的には、ローター軸を有するポンプ室を取り囲むハウジングを有する。ポンプ室内には、通常、真空ポンプのポンプ構造が配置される。このポンプ構造は、ポンプ室内、又は真空引きすべき領域(レシーバー)内に存在するガスを、真空ポンプのインレットからアウトレットへと搬送する。
【0003】
その際、特に、ポンプのインレットとレシーバーの間には、ガス密な接続を形成する必要がある。この接続は、ポンプの運転中に発生する振動によっても、場合によってポンプ取付の間に引き起こされるストレスによっても損傷を受ける可能性がある。その様なストレスは、例えばポンプのインレットが、多段にねじ留めすべきフランジによってレシーバーと接続されるとき発生する。ここで、基本的に、取付の際、ねじが傾斜する危険性がある。このことはストレスへと通じる。特に、ポンプは、二以上の箇所、例えば二つのインレットにおいて固定され、又はマウントされる(独語:angeschlagen werden)べきとき、通常、完全にストレスフリーな固定を確実に行うことは困難である。つまり複数個所の一箇所において接続が形成されるとき、更なる別の接続の形成は、実践ではほぼ不可避である公差のため困難である。一般的に、特に、形状結合に基づく接続においては、発生するストレスを補償することができる公差補償を形成することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願公開第2913534A2号
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許出願公開第102004012677A1号
【特許文献3】ドイツ連邦共和国特許出願公開第102005020904A1号
【特許文献4】欧州特許出願公開第2918843A1号
【特許文献5】欧州特許出願公開第1837521A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
よって、本発明の課題は、上述した問題を克服し、そして一方向の懸架においても、多方向の懸架においてもストレスフリーに固定されることが可能であり、そしてこれによって改善されたガス密な特性を有する真空ポンプを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する真空ポンプによって、及び請求項11に記載の特徴を有する真空ポンプによって解決される。
【0007】
本発明に係る真空ポンプ、特にターボ分子ポンプは、
外部の装置、特にレシーバーの開口部と接続可能な少なくとも一つの開口部を有するハウジングを有し、当該開口部は、少なくとも部分的に取付平面を定義する取付部分に取り囲まれており、当該取付部分は好ましくはシリンダー形状に形成されており、及び、
ハウジングを外部の装置に対してストレスフリーに取り付けるための独立した取付要素を有し、その際、取付要素は、外部の装置と連結可能であり、かつ取付要素と取付部分の間の力結合的な接続を形成するための固定手段を有する。代替として、取付要素を、取付部分と連結可能に形成し、取付要素と外部の装置の間の力結合的な接続の形成のための固定手段を設けることが可能である。
【0008】
上述した公差の補償は、力結合的な接続によって巧みに行われるので、ポンプはストレスフリーに真空システム内に組み入れられることが可能である。
【0009】
真空ポンプのハウジングの開口部は、好ましくはインレットである。これを介して、真空引きすべき領域に存在するガスが、真空ポンプのハウジング内部へとポンピングされる。開口部は、真空ポンプのアウトレットであることも可能である。これを介して真空引きすべきガスがハウジングから排出される。
【0010】
外部の装置は、好ましくはレシーバー、つまりポンプインレットの開口部と接続されている真空引きすべき領域である。レシーバーは例えば、科学的な機器(例えば質量分析計又は電子顕微鏡)であることが可能である。外部の装置は、予真空ポンプ、例えばメンブランポンプであることも可能である。これは、ポンプインレットの開口部と接続されているので、発明に係る真空ポンプは、ポンピングすべきガスを、大気圧に対して排出する必要が無い。
【0011】
好ましくはシリンダー形状に形成された取付部分は、フランジ、特に真空フランジであることが可能である。取付部分は、例えば、楕円形状、長方形状、四角形状、又は六角形状の中空プロフィル(又は中空輪郭、独語:Hohlprofil)として形成されていることが可能である。
【0012】
ストレスフリーな取付の為に独立して設けられる取付要素は、好ましくは取付部分の形状(独語:Geometrie)に合わせられている。よってつまり基本的に、取付部分と同じ形状を有している。特に、取付要素はリング形状であり、その際、取付部分はシリンダー形状に形成されている。特に有利な実施形においては、取付要素はカバーリングであるか、又はカバースリーブである。これは、ハウジングの取付部分上に、又は外部の装置の相応する取付部分上に差し込まれる、又はずらし込まれることが可能である。
【0013】
取付要素は、好ましくは金属から成り、そして好ましくは一部材式に形成されている。
【0014】
取付要素と取付部分の間の力結合的な接続の形成の為の取付要素の固定手段は、好ましくは、外部の装置の方向に拡張した内側面を有する。これは、取付部分の外側面と共に、シールリングの収容の為の溝を形成する。
【0015】
取付要素と外部の装置の間の力結合的な接続の形成の為の取付要素の固定手段は、好ましウは、反対の方向、つまり真空ポンプの方向に拡張した内側面を有する。これは、外部の装置の取付部分の外側面と共にシールリングの収容の為の溝を形成する。
【0016】
固定手段は、好ましくは取付要素と一体に形成されている。
【0017】
シールリングは、好ましくは弾性的な材料(例えばゴム)から成り、そして弾性的な予負荷のもと溝内に押し込まれる。溝深さは、通常、シールリングが、予取付の際(つまりポンプが外部の装置と接続される前)に、溝によって形成される中空空間内に完全にはまり込まないように選択される。換言すると、シールリングは溝からはみ出していることが可能である。この意味で、好ましくは、溝深さはシールリングの断面直径よりも小さい。
【0018】
取付の際、つまり取付要素によって外部の装置を真空ポンプの開口部と接続する際、シールリングは、外部の装置の取付部分に(つまり壁部に、又はフランジに)支持されるか、又は、真空ポンプのそれに支持され、そして、取付要素と相応する取付部分が互いに接近するとき、更なる取付の過程中に変形をする。その際、シールリングは、溝の内部において軸方向に圧縮され、又は打ちつけられ、そして半径方向において伸ばされる。これは、外部の装置の取付部分の、又はハウジング開口部の取付部分の外側面の間と、取付要素の固定手段の間の挟み込み作用を引き起こす。これによって力結合的な接続が引き起こされる。
【0019】
シールリングの変形性は、取付要素と組手た部分の間の公差の補償を可能とする。ポンプの運転の間の振動が、同様に受け止められる。更に、公差の補償は、ポンプの密閉特性の改善を行う。
【0020】
好ましい実施形においては、固定手段の拡張された内側面は、面取り部または円すい面である。面取り面、又は円すい面は、その際、15度から75度の間、好ましくは30度から60度の間、特に好ましくは40度から50度の間、特に約45度の面取り角度又は円すい角度(傾斜角度)を有する。面取り幅は、ポンプの構造に応じて、例えば0.1cmから4cmの間、好ましくは0.2cmから3cmの間、特に好ましくは0.3cmから2cmの間であることが可能である。
【0021】
別の実施形に従い、取付要素、特にカバーリングは、ストッパーとして作用するショルダー部又はラジアル段を内側面に有する。取付要素の組み付けの際に、ショルダー部は、外部の装置又は開口部の取付部分の相補的なショルダー部又はラジアル段へ打ち当てられることが可能である。そのようにして取付の為の開始位置を定義するためである。シールリングは、この位置において形成された溝内へと押し込まれることが可能であり、そして好ましくはこの位置に飛び出すことなくとどまる。
【0022】
他の実施形に従い、取付要素は、取付要素の外部の装置との、又は取付要素の真空ポンプの取付部分との軸方向の接続又は連結の為の、複数の穴、及び/又は半径方向に推移する複数の欠刻を有する。複数の穴、及び/又は半径方向に推移する複数の欠刻は、その際、好ましくは、取付要素の周囲に均等に分配されている。
【0023】
穴及び/又は欠刻を通して、ねじ又はボルトが貫通案内されることが可能である。これらは外部の装置と、又は真空ポンプの取付部分とねじ留めされる。ここで再度、外部の装置と真空ポンプの開口部の間の連結は、最終的に、取付要素の固定手段を使って提供される圧力によって完成することが指摘されよう。
【0024】
更に、外部の装置と真空ポンプの間の最適な間隔を調整するために、ねじまたはボルトにスペーサースリーブが付設されることが意図され得る。
【0025】
有利な発展形に従い、ボルト及び/又はネジに、複数のOリングが付設されることが可能である。これらは、ねじ及び/又はボルトをすべり落ちの無いよう、又は失われないよう穴内及び/又は欠刻内に保持する。好ましくは弾性の材料又はゴムから成るこれらOリングは、取付要素内の半径方向に推移する空所部又はスリットを通して穴及び/又は半径方向に推移する欠刻内に導入されることが可能である。その様な取付補助は、特に、これらが一人の者によって実施されるときポンプのインストールを簡単にする。
【0026】
別の取付補助として、開口部の取付部分、又は外部の装置の取付部分は位置決め補助を有する。これは、外部の装置の取付装置、または真空ポンプの開口部と協働する。例えば、位置決め補助は、取付部分のボルト及び/又はねじが固定される前に、外部の装置と真空ポンプの間の連結の為の開始位置を決定する。例えば、位置決め補助は、取付部分の軸方向の出っ張りであることが可能である。これは、外部の装置の側の相補的な溝と協働する。このようにして、ボルト及び/又はねじの固定の間の反対側のずり落ちが防止されることが可能である。位置決め補助は、中心決め部分であることも可能である。これは、外部の装置又は真空ポンプの開口部内に差し込まれることが可能である。
【0027】
真空ポンプの好ましい実施形に従い、第一の開口部、特に第一のインレットは、ハウジング内に設けられるポンプ段の回転軸に関して、真空ポンプの軸方向の正面側に設けられている(軸方向開口部)。更に、ハウジングは、少なくとも一つの第二の開口部、特に第二のインレットを有する。これは、回転軸に関してハウジングの半径方向の側壁部に設けられている(半径方向の開口部)。
【0028】
外部の装置への連結は、その際、第一及び/又は第二の開口部に、独立した取付要素、特にカバーリングによって可能である。好ましくは、両方の開口部は、取付平面を定義する取付部分を有する。その際、開口部の取付平面は、好ましくは互いに垂直に配置されている。
【0029】
更に、真空ポンプは、軸方向の開口部の他に、半径方向に設けられた二以上の開口部、特にインレットを有する。好ましい実施形においては、半径方向の開口部の間に、少なくとも一つのポンプ段が設けられており、特に好ましくは当該配置は二つのポンプ段のものである。
【0030】
真空ポンプ、特にターボ分子ポンプのポンプ段は、特に、少なくとも、各ローターディスク及びステーターディスクから成る配置(又は装置、独語:Anordnung)であると理解される。これらは、ローター軸に付設されている。ローターディスクは、例えば、個々の鋸走行において製造されており、そしてローター軸に接合されている。真空ポンプ、特にターボ分子ポンプは、通常、一連の、又は相前後する対として配置されたローターディスク及びステーターディスクからなる複数のポンプ段を有する。各ポンプ段は、これがポンプのインレットに付設されているとき、所定の圧力を、インレットに接続されるレシーバー内に作り上げることができる。その際、ポンプ段の為のこの圧力はポンプアウトレットの方向で増加する。ポンプ段は、予真空ポンプ、特に分子ポンプ段、例えばホルベックポンプ段又はジーグバーンポンプ段であることも可能である。ローター軸の支承は、通常(必須ではない)、ハイブリッド支承である。これは例えばボール支承部をポンプのアウトレット側又は予真空側に有し、そしてマグネット支承部を高真空側に有する。
【0031】
二以上の、特に半径方向に配置されたインレットを有する予真空ポンプ(これらは、スプリットフロー真空ポンプとも称される)は、複数の、特に列に相前後して配置され、そこに異なる圧力が存在している複数のレシーバーを真空引きすることを可能とする。そのようなポンプは、典型的には、二から六のインレットを有する。これらは、ポンプの回転軸に沿って互いに間隔をあけて配置されている。真空ポンプは、通常、ハウジングの内部の相前後して接続された複数のポンプ段の積層から成る。通常、ポンプ段は、少なくとも一セットのローターディスク及びステーターディスクを有するターボ分子ユニットとそして場合によっては一または複数の予真空ポンプを有する。典型的には、最も早いポンプ速度で最も低い圧力領域は、第一、つまり全ての別のインレットに前接続されるインレットにおいて使用可能である。後接続されるインレットは、その順番に相応して、より高い圧力領域にあり、そしてより低いポンプ速度を提供する。
【0032】
一つの実施形に従い、(例えば窒素の為の)圧縮比は、ポンプの半径方向に設けられた二つの開口部の間において10よりも大きく、特に100以上である。
【0033】
更に、半径方向に設けられた少なくとも二つの開口部は、少なくとも部分的に、取付平面を定義する一つの共通な取付部分によって取り囲まれている。
【0034】
半径方向に設けられた両方の開口部のお互いのシールは、第一の密閉手段、特に第一の密閉リングが、両方の開口部を取り囲み、他方で、第二の密閉手段、特に第二の密閉リングは、両方の開口部の一方のみを取り囲んでいる。このようにして、半径方向に設けられた両方の開口部の間の間隔が最小とされることが可能である。というのは、開口部の間に一つの密閉手段のみが設けられているからである。ポンプの全軸方向長は、よって減少されることが可能である。
【0035】
本発明の別の観点は、真空ポンプ、特に上述した実施形に従うものであって、外部の装置、特にレシーバーの開口部と接続可能な少なくとも一つの開口部を有するものに関する。その際、開口部は、少なくとも部分的に、取付平面を定義する取付装置によって少なくとも部分的に取り囲まれている。更に、真空ポンプは、其々、少なくとも一つの緩衝要素を有する固定要素、特にネジ及び/又はボルトを、外部の装置との取付装置のストレスフリーな接続の為に有する。
【0036】
取付装置は、特に、上述した取付部分であることが可能である。これは、好ましくはシリンダー形状に形成されている。しかし好ましくは、取付装置、特に半径方向に設けられた開口部は、少なくとも一つの開口部を取り囲むプラットフォームである。これは、開口部の開口部面と、一つの平面を形成する。プラットフォームは、その際、プラットフォームによって取り囲まれる開口部の平面よりも数倍大きな面積を有することが可能である。プラットフォームの形状(独語:Geometrie)は、基本的に任意であるが、好ましくは長方形又は円形である。
【0037】
固定要素によって真空ポンプの開口部と接続されるために、外部の装置、特に外部の装置の開口部が、上述した様式の取付装置を有することも考え得る。
【0038】
緩衝要素は、ポンプ開口部に付設される取付装置の外部の装置への連結の際に(またはその逆の際に)公差の補償を行う。
【0039】
緩衝要素は、好ましくは固定要素の固定部分を少なくとも部分的に取り囲む。好ましくは、緩衝要素は、スリーブ及び/又は少なくとも一つのOリングを有する。特に、緩衝要素はスリーブ及び/又はOリングである。
【0040】
好ましくは、緩衝要素は、エラストマー、特に弾性的な材料から成り、そして好ましくは70から95の間のショア硬さを有する。
【0041】
好ましい実施形に従い、固定要素はねじ及び/又はボルトである。これらは、ねじ頭部又はボルト頭部の下で少なくとも部分的にスリーブによって取り囲まれている。その際、スリーブの少なくとも一方の端部にはOリングが付設されている。好ましくは、スリーブはその両方の端部においてOリングによって脇を固められている。スリーブとOリングは、その際、異なる弾性を有する。
【0042】
別の実施形に従い、取付装置は、外部の装置との軸方向の接続の為の側方の欠刻及び/又は穴を有する。好ましくは、その際、穴及び/又は側方の欠刻には、其々既に緩衝要素、特にスリーブ及び/又は少なくとも一つのOリングが付設されている。Oリング及び/又はスリーブは、その際、固定手段の為の滑落防止、又はずり落ち防止としても機能する。更に、スリーブは、外部の装置と取付装置の間の所望の間隔を調整するためのスペーサースリーブとしても機能する。
【0043】
スリーブが、内側の側面カバー(独語:Mantel)及び外側の側面カバーを有するとき特に有利であり得る。その際、これら側面カバーは、互いに異なる弾性を有する。好ましくは、その際、内側の側面カバーは、外側のものより弾性的である。
【0044】
発明に係る真空ポンプの好ましい実施形は、軸方向に配置された開口部、特にインレットを有する。その取付部分は、独立した取付要素を使って外部の装置に連結可能である。更に、真空ポンプは、半径方向に設けられた少なくとも二つの開口部、特にインレットを有する。これらは、共に、一つの取付装置によって少なくとも部分的に取り囲まれている。取付装置は、その際、干渉要素を取り囲む少なくとも一つの固定要素、特にねじ及び/又はボルトによって外部の装置に連結可能である。一方で軸方向の開口部の取付部分によって、そして他方で半径方向の開口部の取付装置によって定義される取付平面は、互いに垂直に配置されている。このようにして、メリットを伴いつつ真空ポンプをストレスフリーに、複数の各外部の装置へと連結することが可能である。その際、どの開口部がまず連結されるかは関係ない。
【0045】
一または複数の外部の装置への真空ポンプの連結の際、真空ポンプの部材、特に取付部分及び/又は取付装置が、外部の装置のハウジングによって取り囲まれていることが意図され得る。換言すると、真空ポンプの部材、特に正面側にある部材が、外部の装置のハウジング内へと突入している。例えば、これは、取付部分及び/又は取付装置によって成し遂げられることが可能である。これらは、外部の装置に対して連れ戻される。
【0046】
本発明の別の観点は、複数の外部の装置、特にレシーバーと少なくとも一つの発明に係る真空ポンプを有する真空システムに関する。その際、少なくとも一つの外部の装置は、ポンプの開口部、特にインレットとストレスフリーに連結されている。
【0047】
本発明の上述した及び別の特徴と、メリットは、添付の図面を参照しつつ例示的な実施形の以下の説明に基づいて詳細に説明される。図中では同じ参照符号が同じ要素を表すのに使用される。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1A】本発明の実施形に従う真空ポンプの簡略図、部分断面図
図1B図1Aの真空ポンプの一領域の詳細図
図1C】取付要素を有する外部の装置の詳細図
図2A】取付準備された状態の図1Aの真空ポンプの簡略図、部分断面図
図2B図2Aの真空ポンプの一領域の詳細図
図3A】本発明の一つの実施形に従う真空ポンプの簡略図、部分断面図
図3B図3Aの真空ポンプの一領域の詳細図
図4図3Aの真空ポンプの簡略図、部分断面図
図5図3Aの真空ポンプの外観図、簡略図
【発明を実施するための形態】
【0049】
図1Aは、ハウジング12を有する真空ポンプ10を示す。ハウジング12内には、図示されていないが、少なくとも三つのポンプ段が設けられている。これらは、共通の一つのローター軸に付設されている。ローター軸は、同時に回転軸Aを定義する。真空ポンプ10は、その軸方向の正面側11に軸方向開口部14を有し、そしてその半径方向の側壁部13に二つの半径方向開口部15a,15bを有する。開口部14,15a,15bは、インレットである。これらには各一つのポンプ段が付設されている。相応して、真空ポンプ10は、スプリットフロー真空ポンプである。これは、開口部14,15a,15bに接続可能な三つのレシーバーのポンピングを可能とする。これらレシーバー内は異なる圧力である。
【0050】
軸方向の正面側11の領域内と半径方向の側壁部13の部材の領域内には、真空ポンプ10が断面で表されている。開口部14は、丸い断面を有し、そしてシリンダー形状の取付部分18によって取り囲まれている。この取付部分は取付平面16を定義する。取付部分18には、レシーバーとのストレスフリーな連結の為の取付要素20aが差し込まれている。取付要素20aは、カバーリングである。これは、その内側にショルダー部34を有する。ショルダー部は、取付部分18の外側面26に形成されるショルダー部35にあたり得る(図1B参照)。取付要素20aは、更に、取付要素20aと取付部分18の間の力結合的な接続を作りだすための固定手段22aを有する。
【0051】
固定手段(図1Bの描写に詳細に表されている)は、外部の装置の方向へと拡張された内側面24を有する取付要素20aの面取りされた内側縁である。内側面24の段階角度又は傾斜角度は、約45度であるが、要求に応じてより大きく、又はより小さく選択されることができる。内側面24は、取付部分18の外側面26と溝28を形成する。この中に、シールリング30が設けられている。シールリング30は、エラストマーから成り、そして例えば70から95の間のショア硬さを有する。
【0052】
図1Cは、取付要素20bを有する外部の装置70の詳細図を示す。取付要素は、発明に係る真空ポンプ(図示せず)の取付部分と連結可能である。外部の装置70の開口部71は、取付部分73によって取り囲まれている。この取付部分上に取付要素20bが差し込まれている。取付要素20bは、外部の装置70の取付部分72と取付要素20bの間の力結合的な接続を作りだすための固定手段22bを有する。固定手段22bは、取付部分73の外側面72と溝28を形成する。この溝内にシールリング30が配置されている。固定手段22bの形成に関しては、上述の説明が参照されることができる。
【0053】
取付要素20aは、全体として四つの穴36を有する。これらに、各一つのスリット38が付設されている。スリットは、取付要素20aの外側から半径方向に穴36まで延在している。図2Aは、図1Aの真空ポンプ10の複数の穴36のうちの一の部分断面図を示す。この断面の詳細図は、図2B内に表されている。図2Aの真空ポンプ10は、取付準備された状態にある。というのは、複数の穴36内に既にねじ39が存在するからである。図2B内には、Oリング40が良好に見て取れる。これは、ねじ52が穴36内に沈められる前に、スリット38を穴36内に形成されている。ねじ39が穴36内に、そしてOリング40によって、後者が取付の際のねじ39のずり落ち又は落下を防止する。図1Cの取付要素20bは、相応して形成されていることが可能である。
【0054】
ポンプ10は、図1A,1Bおよび2A,2Bに従い更に、取付装置46bを有する。これは、開口部15a,15bを取り囲んでいる。取付装置46bは、取付平面44bを定義する。この平面は、本実施例においては、取付平面16に対して垂直に配置されている(平面16,44bの他の相対的位置もまったくもって考え得る)。取付装置46bは、以下に詳細に説明される。
【0055】
取付の際、つまり、真空ポンプ10の開口部14を、外部の装置の開口部と接続する際、取付要素20aは、複数のねじ39によって外部の装置のフランジ又は壁部とねじ締結される。外部の装置は、その際、(ポンプの側から見て)取付要素20aの方へと移動し、そして溝28から表されるシールリング30が、軸方向の更なる接近の際に圧縮される。半径方向において、シールリング30は伸ばされる。このことは、取付要素20aの固定手段22aと、真空ポンプ10の取付部分18の外側面26の間の挟み込み作用へと通じる。取付要素20aと取付部分18の間の、この純粋な力結合的な接続は、真空ポンプ10を外部の装置に対してその位置に保持する。シールリング30の柔軟性は、更に、真空ポンプ10が外部の装置に対して取る必要がある、角度に関する公差補償を行う。換言すると、(取り付けに基づく、及び/又は振動に基づく)いわば誤位置が、シールリング30によって受け止められ、そして、接続のシール特性に負荷を与えることなく補償される。
【0056】
外部の装置70の真空ポンプとの接続は、ここでは取付要素20bが真空ポンプの取付部分と接続されること以外、同様に行われる。このため例えば、フランジがポンプ10に設けられている。ねじ締結によって、力結合的な接続が、取付要素20bと外部の装置70の取付部分73の間に形成される。これは、上述した接続と同じ公差特性を有している。
【0057】
図3Aは、発明に係る真空ポンプ100を示す。この真空ポンプは、上述した真空ポンプ10と、接続手段の形式が異なっている。この接続手段によって軸方向の開口部14が外部の装置と連結される。真空ポンプ100の他の特徴に関しては、上述の説明が参照されることができる。
【0058】
真空ポンプ100は、取付装置46aを有する。これは、軸方向の開口部14を取り囲みそして取付平面44aを定義する。更に、真空ポンプ100は、別の取付装置46bを有する。これは開口部15a,15b(図示せず)を取り囲み、そして取付平面44bを定義する。取付平面44a,44bは、互いに垂直に配置されている(平面44a,44bの他の相対的位置もまったくもって考え得る)。
【0059】
取付装置46aは、四つの穴54を有する。これらの内、二つのみが図には見て取れる。半径方向の開口部15a,15bに付設される取付装置46bは、全部で四つの欠刻(独語:Einkerbung)を有する。各穴54及び各欠刻56には、固定要素50(この場合、ねじ52)が付設されている。
【0060】
ねじ52は、部分的に緩衝要素47によって取り囲まれている。この緩衝要素は、外部の装置とのストレスフリーの接続を可能とする。緩衝要素47(取付装置46bのねじ52を部分的に取り囲んでいる)は、二つのOリング49と、当該Oリング49の間に配置されたスリーブ48を有している。取付装置46aのねじ52は、緩衝要素47によって部分的に取り囲まれており、これが、スリーブ48と一のみのOリング49と取り囲んでいる。Oリング49の代わりに、要求に応じて、長方形の断面を有するリングも使用されることが可能である。
【0061】
図3Bに従う長手方向の軸ASを有する、取付装置46bの欠刻56によって収容されるねじ52の詳細図は、ねじ頭部53に付設されるOリング49が取付装置46bの一方の側57に当接することを示す。ねじ端部55に付設されるOリング49は、部分的に、側方の欠刻56を部分的に取り囲む空所部58内、取付装置46bの側57と反対の側59に配置されている。ねじ頭部53に付設されるOリング49は、長方形の断面を有し、そしてねじ端部55に付設される、丸断面を有するOリング49よりも幅広である。両方のOリング49の間には、スリーブ48が設けられている。このスリーブは、同時にスペーサースリーブとして機能し、そのようにして、取付の際のOリング49の過剰な押圧を防止する。Oリング49も、スリーブ48も、場合によっては緩衝要素47も、例えばエラストマーから成る。これは特に70から95の間のショア硬さを有する。
【0062】
基本的に、取付の際のストレスフリーなねじ留めの為に、長手方向のねじ軸ASが、相応する(つまり外部の装置と真空ポンプの)穴又は穴チャネルの長手方向軸と一致している必要がある。ねじ52を部分的に取り囲む緩衝要素47は、この要求に関して所定の公差を引き起こす。複数の点におけるポンプ100のねじ留めの際、上述した複数の軸の正確な一致は、多くの場合ほとんど実現不可能である。ねじ52を部分的に取り囲む緩衝要素47は、その弾性に基づいて、材料エラー/振動に基づいて、及び/又は取付の間に発生するねじ52の穴54内における傾斜状態を補償することができる状態であり、その際、接続のシール性が損なわれることは無い。
【0063】
図4は、図3Aの真空ポンプを示す。その際、取付装置46aの図は、視認性の観点から省略されている。この図において、軸方向の開口部14が見て取れる。これは、密閉リング60によって取り囲まれている。開口部14は、シリンダー形状の位置決め補助42を有する。これは、接続すべき外部の装置の相補的な部分と相互作用し(例えばこの中に差し込み可能であり)、真空ポンプ100の取付を簡単にする。この図において、半径方向の開口部15a,15bが見て取れる。これらは、共に取付装置46bによって取り囲まれている。
【0064】
図5は、半径方向の開口部15a,15bと、上からこれらを取り囲む取付装置46bを示す。開口部15a,15bは、全体的に見て、同じ軸方向の幅LBを有し、その際、開口部15a、15bの間の軸方向の間隔LAは、LBよりも小さい。間隔LAは、好ましくは長さLBよりもファクター0.75、特に0.5分だけ小さい。
【0065】
開口部15a,15bは、密閉手段62aによって取り囲まれている。これは、取付装置46bが外部の装置に連結されると、両方の開口部を周囲/環境に対してシールする。開口部15a,15bの開口部のシールの為に、開口部15aは、密閉手段62bに取り囲まれている。このようにして、真空引きすべき二つの領域を有する外部の装置が、取付装置46bと連結されることが可能である。密閉手段62a,62bは、例えば70から95の間の硬さを有するリング状のゴムシールである。
【0066】
密閉手段62a,62bの特別な配置によって、開口部15a,15bの間の間隔LAは小さく保たれることが可能である。というのは、開口部15a,15bのお互いのシールを実現するために、開口部15aのみが密閉手段62bによって取り囲まれる必要があるからである。
【0067】
ポンプの軸方向の構造長LCは、このようにして同様に小さく保たれ、そして典型的には、ファクター2.5、好ましくは2.4、特に好ましくは2.3だけ、ローターディスクの直径よりも小さい。これらが真空ポンプ10,100の内側に配置されているようにである。例えば、真空ポンプ10,100の軸方向の構造長LCは、30cmよりも小さく、好ましくは26cmよりも小さく、特に25cmよりも小さいことが可能である。軸方向の構造長LBのローター直径に対する比率は、好ましくは1/4、特に好ましくは9/40,特に1/5よりも小さい。
【符号の説明】
【0068】
10,100 真空ポンプ
11 軸方向の正面側
12 ハウジング
13 半径方向の側壁部
14 (第一の)軸方向の開口部
15a,15b (第二の)半径方向の開口部
16 取付平面
18 取付部分
20a,20b 取付要素
22a,22b 固定手段
24 内側面
26 外側面
28 溝
30 シールリング
32 内側
34 ショルダー部
35 ショルダー部
36 穴
38 スリット
39 ねじ
40 Oリング
42 位置決め補助
44a,44b 取付平面
46a,46b 取付装置
47 緩衝要素
48 スリーブ
49 Oリング
50 固定要素
51 固定部分
52 ねじ/ボルト
53 ねじ頭部
54 穴
55 ねじ端部
56 欠刻
57 側
58 空所部
59 側
60 密閉リング
62a,62b 密閉手段
70 外部の装置
71 開口部
72 外側面
73 取付部分
A 回転軸
AS ねじ軸
LA 半径方向の開口部の間の軸方向の間隔
LB 半径方向の開口部の間の軸方向の幅
LC 真空ポンプの軸方向の構造長
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5