(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記添加物は、乾燥した添加物を備え、前記乾燥した添加物は、乾燥した添加物の重量の少なくとも70%の少なくとも1つのシリアル粒により形成され、前記少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも45%という高い炭水化物含有量を有する、請求項10の粒状の吸収剤の製造方法。
前記添加物は、乾燥添加物重量の少なくとも70%の少なくとも1つのシリアル粒により形成された乾燥添加物を備え、前記少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高い炭水化物含有量およびシリアル粒の重量の少なくとも60%という高いスターチ含有量を有する、請求項14の粒状の吸収剤の製造方法。
前記添加物は、濡れた添加物全体の重量の18%以下の含水量を有し、前記押出機は、1平方インチ当たり少なくとも800ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度の押出成形温度で、前記複数の液体吸収ペレットを押出成形する、請求項13の粒状の吸収剤の製造方法。
前記添加物は、乾燥添加物重量の少なくとも70%の少なくとも1つのシリアル粒により形成された乾燥添加物を備え、前記少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高い炭水化物含有量およびシリアル粒の重量の少なくとも60%という高いスターチ含有量を有する、請求項20の粒状の吸収剤の製造方法。
前記押出機はシングルスクリューの押出機であり、1平方インチ当たり少なくとも900ポンドの押出成形圧力で、前記複数の液体吸収ペレットを押出成形する、請求項1の粒状の吸収剤の製造方法。
前記添加物は、乾燥添加物重量の少なくとも70%の少なくとも1つのシリアル粒により形成された乾燥添加物を備え、前記少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高い炭水化物含有量およびシリアル粒の重量の少なくとも60%という高いスターチ含有量を有する、請求項33の粒状の吸収剤の製造方法。
【発明を実施するための形態】
【0030】
この発明のこれらおよび他の目的、特徴、および有利さは、次の発明の詳細な説明および付随する図面から明らかになるであろう。
【0033】
この発明は、吸収剤としての使用に好適な、押出成形によるスターチベースの粒状の吸収剤の製造方法と、押出成形により生み出された高スターチ吸収剤の顆粒またはペレット(以降、「ペレット」)の製造方法とに向けられたものである。高い液体吸収性のペレットは、それ自身吸収剤として使用されることが可能であるが、必要であれば、押出成形後に1つまたはそれより多くの処理工程を受けてもよい。吸収剤ペレットは、高炭水化物の添加物を用いて押出成形され、この添加物は、少なくとも45重量%の炭水化物を含み、15重量%未満という比較的低い含水量を含み、生み出されるそれぞれのペレットは、炭水化物ポリマーバインダーを含む外周表面を有しており、溶解し、近接するペレットの間を流れることによって、ペレットによって吸収された液体と反応し、吸収中のペレットの自己凝集を引き起こす。皮膜が必要である場合、ある押出成形後のペレット処理において、ベントナイトのようなスメクタイトを好ましくは含む吸水性の皮膜が、押出成形後に適用される。必要であれば、そのような処理はまた、好ましくはプロピオン酸ナトリウムであるプロピオンの適用を含んでいてもよい。
【0034】
そのような添加物はまた、好ましくは、少なくとも45重量%という高いスターチ含有量である。そのようなスターチ添加物はまた、12重量%未満という比較的低い含水量を有している。そのような高スターチ添加物は、吸収剤ペレットを生み出し、それぞれのペレットは炭水化物ポリマーバインダーを有しており、それぞれのペレットの外周表面の少なくとも一部は炭水化物バインダーの少なくともいくらかを有しており、溶解し、近接するペレットとともに少なくとも軽く粘着するように結合することによって凝集を促進することによって、吸収剤の使用中にペレットによって吸収された液体と反応する。ある好ましい押出成形後のペレットの処理では、押出成形後に吸水性の皮膜が適用され、この吸水性の皮膜は、好ましくはベントナイトのようなスメクタイトを含んでいる。
【0035】
そのような組成を有し、この発明に従い方法で製造されたペレットは、吸収剤として使用された場合に有利に自己凝集し、グアルゴムのような付加された凝集因子を使用することなく、広い種類の液体を吸収する。なぜなら、押出成形中に添加物中のスターチから生み出された炭水化物ポリマーバインダーが、使用中に吸収剤ペレットを自己凝集させる凝集因子として機能するからである。ペレットは、高い吸水性または親水性を有利に有しており、ペレットは、尿、排泄物、吐瀉物、血液、および他の生物学的液体からの水分を比較的迅速に吸収する。ペレットはまた、液体を吸収した後で水排除性となり、ペレットに前もって吸収された水分は、後でペレットの外周表面にウィックし、蒸発するという意味で、液体を吸収した後で水排除性となる。スターチは、それぞれのペレットに存在する繊維とともに、尿素のような有機材料を吸収する生物学的フィルターとして有利に機能し、その結果、使用されたペレットの凝集からの水の蒸発によって、ペレットによって吸収された、たとえば尿素のような液体の有機材料から水が引き離される。液体の吸収中に尿素がペレットに吸収された場合、それに続く凝集した使用後のペレットからの水の蒸発によって、尿素回路を遅らせ、ブロックし、停止するのを助ける一方で、バクテリア、菌、イースト、およびウイルスの成長を抑止する。
【0036】
吸収剤ペレットは、必要であれば、略円形状または楕円形状であってもよいし、たとえば円筒形のような長方形であってもよい。それぞれのペレットは、外周表面または皮を有しており、外周表面または皮は、そこに形成された互いに異なるサイズの細孔の複数組を有する多孔質であってもよい。それぞれのペレットは、内部空隙の複数組を有しており、それらのうち1つまたはそれより多くは、細孔のうち1つまたはそれより多くと連通することができ、使用中の液体の吸収の促進を助ける。外周表面の少なくとも一部は、炭水化物ポリマーバインダーで形成される、または炭水化物ポリマーバインダーを含み、炭水化物ポリマーバインダーは、ペレットが油、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、または溶液中に入る。液体に可溶化したバインダーは、ペレットに吸収された液体とともに近接するペレットの間を流れ、1つまたはそれより多くの近接する濡れたペレットからの可溶化したバインダーと混合し、ペレットを凝集させる。蒸発が起きたとき、近接するペレットの間の炭水化物ポリマーバインダーは近接するペレットの間の結合を強化し、ペレットをより強固に凝集させる。これにより、ペレットの凝集物を、掃くこと、スコップですくうこと、ふるいがけ、または引っ張りなどによって、結合されていない未使用のペレットから纏めて取り除くことができる。
【0037】
たとえば液体を吸収するために使用される場合、それぞれのペレットは、たとえば略楕円形状の円形状、またはたとえば略円柱状の長方形状であってもよく、それぞれのペレットは、約2ミリメートルから約10ミリメートルの間の幅または直径を有し、約15ミリメートル以下の長さを有していてもよい。他の好ましい実施例では、この発明に従って生み出された、ネコ用リターなどの吸収剤としての使用に好適なペレットの一群において、一群のうち少なくとも半分のペレットは、約2ミリメートルから約4ミリメートルの範囲の直径または幅を有し、約2ミリメートルから約4ミリメートルの範囲の長さを有する。他の好ましい実施例では、この発明に従って生み出された、ネコ用リターなどの吸収剤としての使用に好適なペレットの一群において、一群のうち少なくとも半分のペレットは、約4ミリメートルから約6ミリメートルの範囲の直径または幅を有し、約5ミリメートルから約10ミリメートルの範囲の長さを有する。ネコ用またはペット用のリターとして使用される場合、そのようなサイズにされたペレットは、そのような吸収剤ペレットが充填されたリター箱を使用するペットまたは動物が、使用中にリター箱の外にあるペレットを追いかけるのを抑止することを助けるために必要である。
【0038】
それぞれの吸収剤ペレットは高スターチ組成よりなっており、少なくとも45重量%のスターチを有し、少なくとも55重量%のスターチからなることが好ましく、押出機からの押出成形中を含む押出機による糊化中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーは、ペレットが尿または他の液体で濡れた場合に、近接するペレットと可溶化し、自己凝集するのに十分な量である。ある好ましい実施例では、それぞれのペレットは、少なくとも1重量%の炭水化物ポリマーバインダーを有し、好ましくは少なくとも2重量%の炭水化物ポリマーバインダーを有し、この炭水化物ポリマーバインダーは、ペレットの全体に比較的均一に分布することができ、ペレットの全体に比較的均一に分布することが好ましく、少なくとも炭水化物ポリマーバインダーのいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、それぞれのペレットの外周表面の少なくとも一部を形成することができる。そのような好ましいある実施例では、それぞれのペレットは、2重量%から10重量%の間の炭水化物ポリマーバインダーを有し、少なくとも炭水化物ポリマーバインダーのいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。それによって、水、尿または他の液体に溶解することができ、ペレットからそれに沿ってまたは近接するペレットの間を流れることのできる流動性のある液体の接着剤を形成し、ペレットを結合し、それによって互いに凝集させる。
【0039】
好ましい他の実施例では、それぞれの吸収剤ペレットは、少なくとも3重量%の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーはペレット全体に分散されてもよいが、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、ペレットの外周表面の少なくとも一部を形成してもよい。そのような好ましいある実施例では、それぞれのペレットは、3重量%から10重量%の間の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。これにより、水、尿、または他の液体にペレットが溶けることができ、流動性のある液体の接着剤を形成することができる。この液体の接着剤は、ペレットからペレットの外周表面に沿って流れるとともに、近接するペレットの間を流れ、それによってペレットを互いに凝集させる。
【0040】
好ましいさらに他の実施例では、それぞれの吸収剤ペレットは、少なくとも4重量%の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーはペレット全体に分散されてもよいが、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、ペレットの外周表面の少なくとも一部を形成してもよい。そのような好ましいある実施例では、それぞれのペレットは、4重量%から12重量%の間の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。これにより、吸収剤の使用中に、水、尿、または他の液体にペレットが溶けることができ、流動性のある液体の接着剤を形成することができる。この液体の接着剤は、ペレットからペレットの外周表面に沿って流れるとともに、近接するペレットの間を流れ、それによってペレットを互いに凝集させる。
【0041】
好ましいさらなる実施例では、それぞれの吸収剤ペレットは、少なくとも5重量%の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーはペレット全体に分散されてもよいが、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、ペレットの外周表面の少なくとも一部を形成してもよい。そのような好ましいある実施例では、それぞれのペレットは、5重量%から15重量%の間の炭水化物ポリマーバインダーを有し、炭水化物ポリマーバインダーのうち少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、これは炭水化物ポリマーバインダーの少なくともいくらかがペレットの外周表面の少なくとも一部に形成されることを含む。これにより、水、尿、または他の液体にペレットが溶けることができ、流動性のある液体の接着剤を形成することができる。この液体の接着剤は、ペレットからペレットの外周表面に沿って流れるとともに、近接するペレットの間を流れ、それによってペレットを互いに凝集させる。
【0042】
好ましい吸収剤ペレットの実施例では、炭水化物ポリマーバインダーはスターチで形成され、これは炭水化物ポリマーバインダーをベースとするアミロペクチンスターチを含み、好ましくは炭水化物ポリマーバインダーをベースとするアミロペクチンスターチであり、それの少なくともいくらかは、炭水化物ポリマーバインダーがペレットの外周表面の少なくとも一部を形成または規定することができるように、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。そのようなペレットは、そのような炭水化物ポリマーバインダーをベースとするアミロペクチンスターチを、上述のものを含めここで定義された重量%の最小値、および/または上述の重量%の範囲のいずれかだけ有していてもよい。
【0043】
好ましい吸収剤ペレットの実施例では、炭水化物ポリマーバインダーは、炭水化物ポリマーバインダーをベースとするアミロペクチンスターチのようなスターチで形成され得るが、黄色デキストリンおよび/または白デキストリンのような形でデキストリンを含み、それの少なくともいくらかは、炭水化物ポリマーバインダーがペレットの外周表面の少なくとも一部を形成または規定することができるように、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。そのようなペレットは、そのような炭水化物ポリマーバインダーを含むデキストリンを、上述のものを含めここで定義された重量%の最小値、および/または上述の重量%の範囲のいずれかだけ有していてもよい。
【0044】
好ましい他のペレットの実施例では、炭水化物ポリマーバインダーは、黄色デキストリンおよび/または白デキストリンのような形のデキストリンで実質的に形成され、それの少なくともいくらかは、デキストリンバインダーがペレットの外周表面の少なくとも一部を形成または規定することができるように、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。そのようなペレットは、そのようなデキストリンバインダーを、以下に述べる重量%の最小値、および/または以下に述べる重量%の範囲のいずれかだけ有していてもよい。
【0045】
そのようなデキストリンバインダーを含む吸収剤ペレットの各々は、高スターチ組成よりなっており、少なくとも45重量%のスターチを有し、少なくとも55重量%のスターチからなることができ、押出機からの押出成形中を含む押出機による糊化中に生み出されることで、吸収剤の使用中に水、尿、または他の液体で濡れた場合に、溶解し、隣接するペレット同士の間に流れ、隣接するペレットと自己凝集するのに十分な量となる。ある実施例では、それぞれのペレットは、少なくとも0.1重量%のデキストリンを有し、好ましくは少なくとも約2重量%のデキストリンを有し、デキストリンは好ましくはペレット全体に比較的均一に分布し、デキストリンの少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。そのようなある実施例では、それぞれのペレットは、0.1重量%から5重量%の間のデキストリンを有し、水、尿、または他の液体にデキストリンが溶解することを可能にし、近接するペレット同士の間を、ペレットに沿ってペレットから流れる流動性のある液体接着剤を形成し、ペレット同士を結合し、それによってペレット同士を凝集させ、その結果、生分解性の粒状の吸収剤を生み出し、これはたとえばネコ用リターなどのペット用または動物用のリターとしての使用に好適である。そのような好ましい他の実施例では、それぞれのペレットは、2重量%から10重量%のデキストリンを有し、デキストリンの少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、水、尿、または他の液体にデキストリンが溶解することを可能にし、近接するペレット同士の間を、ペレットに沿ってペレットから流れる流動性のある液体接着剤を形成し、ペレット同士を結合し、それによってペレット同士を凝集させ、その結果自己凝集する生分解性の粒状の吸収剤を生み出す。この発明に従う押出成形された吸収剤ペレットにより形成されたペットまたは動物用リターとして使用される場合、消費されたペレットは、好ましくは吸収剤の使用後に生分解性であるだけでなく、トイレに流すことのできるものでもある。
【0046】
好ましい他の実施例では、それぞれの液体吸収剤ペレットは、少なくとも3重量%のデキストリンを有し、このデキストリンは、それぞれのペレットの全体に分布することができるが、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面の少なくとも一部がデキストリンで形成され得るように、好ましくはデキストリンで形成されるように、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置される。そのような好ましいある実施例では、それぞれのペレットは、3重量%から10重量%の間のデキストリンを有し、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、水、尿、または他の液体にペレットが溶解することを可能にし、近接するペレットの間を含むペレットの外周表面に沿ってペレットから流れる流動性のある液体接着剤を形成し、ペレット同士を結合し、それによってペレット同士を凝集させ、その結果、生分解性の粒状の吸収剤を生み出し、これはたとえばネコ用リターなどのペット用または動物用のリターとしての使用に好適である。
【0047】
好ましいさらに他の実施例では、それぞれのペレットは、少なくとも4重量%のデキストリンを有し、このデキストリンは、それぞれのペレットの全体に分布することができるが、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、ペレットの外周表面の少なくとも一部を形成し得る。そのようなある実施例では、それぞれのペレットは、4重量%から12重量%の間のデキストリンを有し、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、水、尿、または他の液体にペレットが溶解することを可能にし、近接するペレットの間を含むペレットの外周表面に沿ってペレットから流れる流動性のある液体接着剤を形成し、ペレット同士を結合し、それによってペレット同士を「自己凝集」させる。
【0048】
好ましいさらなる実施例では、それぞれのペレットは、5重量%のデキストリンを有し、このデキストリンは、ペレットの全体に分布することができ、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面に配置され、ペレットの外周表面の少なくとも一部を形成し得る。そのようなある実施例では、それぞれのペレットは、5重量%から15重量%の間のデキストリンを有し、このデキストリンのうち少なくともいくらかは、ペレットの外周表面の少なくとも一部の形成を含む、それぞれのペレットの外周表面に配置されるか外周表面に沿って配置され、水、尿、または他の液体にペレットが溶解することを可能にし、近接するペレットの間を含むペレットの外周表面に沿ってペレットから流れる流動性のある液体接着剤を形成し、ペレット同士を結合し、それによってペレット同士を凝集させる。そのようなペレットの実施例によって、少なくとも複数組、すなわち少なくとも3つのペレットにより形成された粒状の吸収剤が生み出され、粒状の吸収剤はペット用または動物用のリターとしての仕様に好適であり、この吸収剤は、生分解性であるのみならず、凝集を促進するためのいかなる別の添加物をも必要とせずに、自己凝集するものである。
【0049】
複数組のそのようなペレットは、ネコ用リターとしての使用に好適である粒状の吸収剤を生み出し、この粒状の吸収剤は、1立方センチメートル当たり0.65グラム(g/cm
3)以下、好ましくは約0.62グラムの充填密度を有し、これは、1立方センチメートル当たり1グラム(g/cm
3)の密度を有する従来の粘土ベースの(たとえばベントナイト含有の)ネコ用リターの少なくとも40%未満の充填密度であり、これは、従来の粘土ベースの(たとえばベントナイト含有の)ネコ用リターと比較して、与えられた体積の重量が少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%となるほど軽く、従来の粘土ベースのリターで満たされた同じサイズの容器と比較して、この発明に従う被覆されたペレットから生み出されたリターの容器を作製する。そのような粒状の吸収剤はネコ用リターを生み出し、このネコ用リターは、従来の粘度ベースのリターで満たされた同じサイズの容器と比較して、人間が運ぶのがかなり容易になる。そのような吸収剤ペレット(ペレットが被覆されているか否かにかかわらず)により構成された、ペット用または動物用リターとして使用できる粒状の吸収剤は、1リットル当たり少なくとも200グラム、好ましくは少なくとも250グラムを有するペレット(被覆されていない場合または被覆前の場合)を有し、必要なペレットの密度および一貫性を有するペレット(ペレットが被覆されているか否かにかかわらず)により形成された粒状のペレット化されたリターを生み出す助けとなり、トラッキングを最小化するのみならず、従来の粘土ベースのネコ用リターを含む従来の粘土ベース(たとえばベントナイト含有の)の吸収剤と同様に、好ましくはそれより良く、液体を吸収し、凝集させる。そのようなペレット(ペレットが被覆されているか否かにかかわらず)により形成された、他の好ましいペットまたはでは、被覆されていないペレットは、1リットル当たり少なくとも275グラムの重量を有する。
【0051】
この発明に従うそれぞれの吸収剤ペレットは、それぞれのペレットの外周表面をカバーする皮膜で被覆されてもよく、皮膜は、ペレットの性能を増加させるように作製され、ペレットの性能を増加させることには、それぞれのペレットの水、尿、または他の液体の吸収性または吸収を促進する能力を増加することと、排泄物、尿、他の生物学的材料、水、またはペレットによって吸収された他の液体を含む材料を処理する能力を増加させることとが含まれる。好ましい実施例では、上述のペレットの実施例のいずれか1つは、スメクタイトを含む皮膜で被覆される。ある好ましいスメクタイトは、粘土の形式であり、ベントナイトであることが好ましく、たとえばナトリウムベンナイトであることが好ましい。必要であれば、そのような皮膜はまた、たとえばベーキングソーダなどのナトリウム重炭酸塩、ゼオライト、および香料などを含んでいてもよい。必要であれば、そのような皮膜はまた、カルシウム炭酸塩と同様に、結晶化シリカなどのシリカを含んでいてもよい。
【0052】
被覆されたペレットの好ましい実施例では、被覆されない複数組のペレットの実施例の少なくとも1つが、押出成形後にそのような皮膜で被覆されてもよい。ネコ用リターとしても使用することのできる、この発明に従う被覆された粒状の吸収剤の製造方法の好ましい実施例では、ペレットは、押出成形後比較的すぐであってペレットのいかなる乾燥が行われるよりも前に被覆される。この発明に従う被覆された粒状の吸収剤の製造方法の好ましい他の実施例では、押出成形された吸収剤ペレットは、押出成形後に1時間以上被覆される。なぜなら、ペレットが押出成形された場所からから離れた場所を含む場所で、ペレットの乾燥後にペレットを被覆することができるためである。
【0053】
好ましい皮膜の配合は、皮膜の重量の少なくとも65%のスメクタイトを含み、皮膜の配合は、好ましくはグラインドされたまたは押し潰されたナトリウムベントナイトであり、約20メッシュまたはそれより大きい平均メッシュサイズ(すなわち30メッシュ、50メッシュ、またはそれよりも粗いメッシュ)を有し、好ましくは50メッシュまたはそれより大きい平均メッシュサイズ(すなわち70メッシュ、100メッシュ、またはそれよりも粗いメッシュ)を有し、約400ミクロン以下の平均粒子サイズを有する。そのような粉末化された皮膜は、皮膜の重量の10%以下のナトリウム重炭酸塩またはカルシウム重炭酸塩を含む。粉末化された皮膜がゼオライトを含む場合、皮膜は、皮膜の重量の10%以下のゼオライトを含む。そのような粉末化された皮膜は、結晶化シリカなどのシリカを含んでいてもよいが、皮膜の重量の8%以下である。粉末化された皮膜が香水または芳香を含む場合、そのような粉末化された皮膜の配合は、皮膜の重量の3%以下、好ましくは約1%の香水または芳香を含む。
【0054】
好ましい皮膜の配合は、皮膜の重量の少なくとも80%のスメクタイトを含み、皮膜の配合は、好ましくはグラインドされたまたは押し潰されて粉末になったナトリウムベントナイトよりなり、50メッシュまたはそれより大きく約400ミクロン以下の平均粒子サイズを有する。そのような粉末化された皮膜は、皮膜の重量の10%以下のナトリウム重炭酸塩またはカルシウム重炭酸塩を含む。粉末化された皮膜がゼオライトを含む場合、そのような粉末化された皮膜は、皮膜の重量の8%以下のゼオライトを含む。そのような粉末化された皮膜の配合は、結晶化シリカなどのシリカを含んでいてもよいが、皮膜の重量の8%以下である。粉末化された皮膜が香水または芳香を含む場合、そのような粉末化された皮膜の配合は、皮膜の重量の2%以下、好ましくは約1%の香水または芳香を含む。そのような皮膜の成分は、これらの成分そのものに限定されるものではなく、他の成分も使用することができる。それぞれの吸収剤ペレットに適用された皮膜の量は、一度皮膜が乾燥または保存処理されたペレットの重量の5%以下の量であることが好ましい。
【0055】
そのような皮膜の配合は、粉末として吸収剤ペレットに適用することができ、この吸収剤ペレットは、被覆されていなくてもよく、被覆されていないことが好ましく、水のような液体とともに混合され、スプレーされ、または、皮膜の配合を用いて被覆する方法で被覆されていないペレットに適用することができる。そのような皮膜の配合は、商業的に利用可能な凝集装置のような凝集装置、および/または商業的に利用可能な被覆チャンバーのような被覆チャンバーなどを用いて適用することができる。
【0056】
そのような皮膜の配合であって、好ましくは上述の皮膜の配合のうち1つのようなものを適用する好ましい方法では、皮膜の配合は、粉末の形状で、商業的な凝集装置または商業的な被覆チャンバー内の被覆されていないペレット上に適用され、ペレットの押出成形後に十分に短い時間の間、ペレットを回転、タンブル、振動、および/またはかき混ぜ、ペレットの外主表面がまだねばねばしまたはべとつき、粉末状の皮膜の配合のそれぞれのペレットへの付着性を促進する。皮膜を形成するあるそのような方法では、押出成形から1時間以内であって、それぞれのペレットの外周表面または外周表面上の炭水化物ポリマーバインダーの少なくともいくらかが、まだねばねばしまたはべとつく間に、皮膜の配合が被覆されていないペレット上に適用される。それによって、押出成形中に生み出されたそれぞれのペレットの凝集促進バインダーを用いて、粉末状の皮膜の配合のそれぞれのペレットへの付着が促進される。皮膜を形成する他のそのような好ましい方法では、押出成形から1時間半以内であって、それぞれのペレットの外周表面または外周表面上の炭水化物ポリマーバインダーの少なくともいくらかが、まだねばねばしまたはべとつく間に、皮膜の配合が被覆されていないペレット上に適用される。それによって、押出成形中に生み出されたそれぞれのペレットの凝集促進バインダーを用いて、粉末状の皮膜の配合のそれぞれのペレットへの付着が促進される。皮膜を形成するさらに他のそのような好ましい方法では、押出成形から50分以内であって、それぞれのペレットの外周表面または外周表面上の炭水化物ポリマーバインダーの少なくともいくらかが、まだねばねばしまたはべとつく間に、皮膜の配合が被覆されていないペレット上に適用される。それによって、押出成形中に生み出されたそれぞれのペレットの凝集促進バインダーを用いて、粉末状の皮膜の配合のそれぞれのペレットへの付着が促進される。
【0057】
そのような皮膜の配合を適用する好ましい方法では、水のような液体と、加圧された空気のような加圧されたガスとを用いて、皮膜の配合は適用され、これは、液体を含む皮膜の配合の蒸発またはミスト化を助けるのみならず、ドラム、容器、または格納装置内の被覆中のペレットの周りをかき混ぜるまたは移動させることを助ける。被覆されていなくてもよいペレット上に被覆の配合を形成するそのような好ましい方法において、押出成形された直後のように、上述の配合のうち1つのようなグラインドされたまたは粉末化された皮膜の配合は、たとえば水のような水分で混合され、圧縮空気とともにノズルから、ドラムまたは他の容器のような格納装置内にスプレーされてもよく、これによって、被覆中にペレットが受ける障害またはダメージを最小限にしつつ、それぞれのペレットをかき混ぜ、ペレットを被覆するのを助けるペレットを含む。そのような被覆工程中にペレットが配置されるドラムまたは容器は、それぞれのペレットの被覆を促進する助けとなるように、好ましくは、回転し、振動し、またはかき混ぜるものであることが好ましい。
【0058】
好ましい皮膜の配置では、グラインドされたまたは粉末化された皮膜の配合とともに混合される液体は、グラインドされたまたは粉末化された皮膜の配合のための液体のキャリアーを提供し、1つまたはそれより多くの抗菌剤、抗真菌剤、および/または抗イースト剤を液体中に含むことができ、含むことが好ましく、被覆工程中に少なくとも部分的にそれぞれのペレット中に吸収され、それぞれのペレットを処理し、および/または被覆工程中にそれぞれのペレットの一部を少なくとも形成し、それによって皮膜および/またはペレットを処理する。そのような皮膜の配合の液体キャリアーは、1つまたはそれより多くの抑制物質を液体中に含むことができ、それは、1つまたはそれより多くのウレアーゼ抑制物質および/または1つまたはそれより多くの抑制物質などの、1つまたはそれより多くの尿化学変化抑制物質であることができる。また、そのような皮膜の配合の液体キャリアーは、ナトリウムを含むことができる。ナトリウムクエン酸塩、および/またはクエン酸のような酸、および/またはプロピオンまたはプロピオン酸を含むことができ、被覆工程中にそれぞれのペレットによって少なくとも部分的に吸収され得る、および/または被覆工程中にそれぞれのペレットをカバーする外周皮膜の一部を形成する。液体に加えられたそのような処理は、被覆工程中に、グラインドされたまたは粉状の皮膜の配合が混合され、たとえばスプレーなどの方法でペレット上に適用されるキャリアーとして作用し、それぞれのペレットおよび/または被覆工程中にそれぞれのペレットに適用された皮膜に対して、臭気を抑制し、バクテリアの成長を抑制し、菌の成長を抑制し、ウイルスの成長を抑制し、および/またはイーストの成長を抑制するという方法で処理する。
【0059】
必要であれば、これらの処理の1つまたはそれより多くが、それぞれのペレットが上述の方法に従ってグラインドされたまたは粉状の皮膜の配合によって被覆される被覆工程とは別に適用されてもよい。1つまたはそれより多くのこれらの処理は、ペレットに適用される少なくともいくつかの処理に必要な被覆工程後の処理工程において適用されてもよく、これらの処理のいくつかは、グラインドされたまたは粉状にされた皮膜の配合でそれぞれのペレットを被覆する前に、少なくとも部分的にそれぞれのペレットに吸収されるために、またはそれぞれのペレットの外周表面を被覆するために必要である。皮膜を処理する必要がある場合などには、処理工程を実施する前に被覆工程を実施することもまた考えられる。最後に、この発明に従う液体吸収剤ペレットにより形成される粒状の吸収剤の製造方法は、1つまたはそれより多くのペレット被覆工程を実施する前に、1つまたはそれより多くのペレット処理工程を実施することが考えられ、さらに、1つまたはそれより多くの被覆工程を実施した後に、1つまたはそれより多くの処理工程を実施することが考えられる。
【0060】
処理工程および/または被覆工程中に適用される尿化学変化抑制物質の処理の好適な一例は、ジシアンジアミド(DCD)であり、これはシアノグアニジン、1−シアノグアニジン、または2−シアノグアニジンとして知られているものであるが、DCDは、たとえば添加物40,42,44,および/または46、または皮膜48などの添加物として含まれてもよい。必要であれば、塩酸グアニジンのようなシアナミド誘導体、クロルヘキシジン、ビグアニド、3−アミノ−1,2,4−トラゾール、アミノグアニジン、テトラメチルグアニジン、ベンゾグアナミン、1−o−トリルビグアミド(1−o−Tolylbiguanide)、シアノジチオイミドカーボニック酸(Cyanodithioimidocarbonic Acid)、2−アミノピリミジン、ドデシルグアニジン、グアニジン、ジナトリウムシアノジチオイミド炭酸塩、シアナミド、ブチルビグアニド、グアニジウム硫酸塩、2−アミノ−4−メトキシ−6メチル−1,3,5トラジン、ピマゲジン塩酸塩(Pimagedine Hydrochloride)、フェニルグアニジン、グアニルチオ尿素、サイプレックス(Cyprex)、O−メチルイソ尿素、アミノグアニジン重炭酸塩、3−アミノ−5−カルボキシ−1,2,4トリアゾ−ル、クロルヘキシジン塩酸塩、5−アミノ−1H−テトラゾール、1−o−トリルビグアニド単塩酸塩、N−シアノアセトイミダート、ドデシル塩酸グアニジン、カルバズアミジン塩酸塩(Carbazamidine Hydrochloride)、3−アミノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾ−ル、シアノイミドカルボニック酸ジメチルエステル、2−アミノ−4,6−ジメトキシ−ピリミジン、グアニジンスルファミン酸、ビス(2−メチルイソウロニウム)硫酸塩、および/または2−メチルイソウロニウム酢酸塩のグループを、DCDとともにまたはDCDの代わりに用いることができる。DCDまたは上述の等価物のうち1つは、ウレアーゼ酵素の動きを抑制するウレアーゼ抑制物質として機能することができ、DCD(および/または等価物)を含むリターのペレットによって吸収された尿中の尿素をウレアーゼが化学変化することを防ぐことができる。なお、DCDはまた、脱窒素作用抑制物質でもあり、抑制物質のようなものを含むリターのペレットに置かれた尿中の尿素の副産物の分解物または化学変化物、および/または他の成分の分解物または化学変化物から、より軽い蒸気圧のアンモニア化された生成物が解放されるのを防ぐことができる。
【0061】
処理工程および/または被覆工程中に適用される、好適な尿の化学変化抑制物質の他の例は、ハイドロキノン(HQ)であり、これは、尿中の化学変化した尿素中のウレアーゼ酵素の動きを抑制するウレアーゼ抑制物質である。ハイドロキノンは、ベンゼン−1,4−ジオールまたはキノールとしても知られている。ウレアーゼの動きを抑制する結果、HQは、動物の尿を吸収した存在するペレットから、より軽い蒸気圧のアンモニア化された生成物が形成されるのを防ぐことによって、この発明に従って生み出された押出成形された吸収剤ペレットで形成された吸収剤中の尿中の尿素の化学反応物の発生を抑止し、この吸収剤は、たとえばリターのようなものである。必要であれば、他のハイドロキノンまたはハイドロキノン等価物をHQとともにまたはHQの代わりに用いることができる。HQ(または他のハイドロキノン)がDCDとともに用いられることが考えられる。1つまたはそれより多くのハイドロキノンは、濡れた処理/皮膜の混合物に含まれることができ、DCDおよび/または1つまたはそれより多くのDCDの派生物を含み、前のパラグラフに記載された1つまたはそれより多くのものを含む。
【0062】
処理工程および/または被覆工程中に適用することができる好適な尿化学変化抑制物質処理のさらに他の実施例は、N−(n−ブチル)チオリン酸トリアミド(NBPT)である。これは、尿中の化学変化した尿素中のウレアーゼ酵素の動きを抑制するウレアーゼ抑制物質でもある。必要であれば、1つまたはそれより多くのNBPT等価物をNBPTとともにまたはNBPTの代わりに用いることができる。HQは、吸収剤ペレットにより形成された粒状の吸収剤の配合の一部となり得ると考えられ、DCDおよび/または他のハイドロキノンも含む。他のリ吸収剤の配合では、NBPT(または等価物)は、吸収剤ペレットに処理するのに適用することができ、処理は、DCDおよび/または1つまたはそれより多くのDCD派生物も含み、必要であれば、上述の物質の1つまたはそれより多くを含む。さらに他のリター混合物では、NBPT(または等価物)は、ペレットを処理するのに適用することができる。必要であれば、処理はまた、1つまたはそれより多くのハイドロキノンとともに、DCDおよび/または1つまたはそれより多くのDCD派生物も含んでいてもよい。
【0063】
適用できる他の処理は、プロピオナートであり、好ましくはナトリウムプロピオナートであり、これはペレット安定化剤として加えることができ、それぞれのペレットを安定化し、および/またはそれぞれのペレットのスターチの再結晶化および/またはレトログラデーションを防ぐ。
【0064】
上述のような皮膜の配合がペレットに適用される場合、皮膜の配合の塗布は、次の方法で行われる。凝集装置または被覆チャンバーなどを用い、少なくとも50ミクロンの厚みを有する皮膜でそれぞれのペレットを被覆する。ペレットの好ましい被覆方法では、凝集装置または被覆チャンバーは、それぞれのペレットに皮膜を形成するために皮膜の配合を適用するのに用いられ、皮膜の配合は、上述の皮膜の配合のうち1つなどであり、皮膜は、少なくとも50ミクロンの厚みを有し、50ミクロン(たとえば0.05ミリメートル)から1000ミクロン(たとえば1ミリメートル)の間で変化することができ、被覆されるペレットの外周表面全体を実質的に完全にカバーする。ペレットの他の被覆方法では、凝集装置または被覆チャンバーは、それぞれのペレットに皮膜を形成するために皮膜の配合を適用するのに用いられ、皮膜の配合は上述の皮膜の配合のうち1つなどであり、皮膜は、少なくとも100ミクロンの厚みを有し、100ミクロン(たとえば0.1ミリメートル)から1000ミクロン(たとえば1ミリメートル)の間で変化することができ、被覆されるペレットの外周表面全体を実質的に完全にカバーする。
【0065】
被覆工程後に皮膜の乾燥またはセットが実施される場合、皮膜は、それぞれのペレットを強化するのに役立ち、それぞれの被覆されたペレットに対して、粘土ベースのネコ用リターのような従来の粘土ベースおよびミネラルベースの吸収剤の圧壊強度の少なくとも75%の圧壊強度を付与するのに役立ち、従来のベントナイト粘土ベースのネコ用リターは、この発明に従って生み出された被覆されたペレットよりも充填密度が少なくとも80%大きい。好ましい被覆されたペレットの実施例では、そのような皮膜は、従来の吸収剤の圧壊強度の少なくとも85%の圧壊強度を付与し、従来のベントナイト粘土ベースのネコ用リターは、この発明に従って生み出された被覆されたペレットの充填密度の2倍近い密度を有し、少なくともいくつかの例では2倍以上の充填密度を有する。
【0066】
被覆されたペレットの他の実施例では、上述のようにベントナイトを含む皮膜で被覆された複数組のペレットは、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の皮膜の厚さを有し、1立方センチメートル当たり0.7グラム(g/cm
3)以下、好ましくは1立方センチメートル当たり0.65グラム(g/cm
3)以下の充填密度を有する被覆されたペレットを生み出し、このペレットは、従来のネコ用リターを含む従来の粘土ベース(たとえばベントナイト含有の)およびミネラルベースの吸収剤の少なくとも35%だけ小さい充填密度を有しており、従来の吸収剤は、1立方センチメートル当たり1グラム(g/cm
3)以上の充填密度を有する。被覆されたペレットのある好ましい実施例は、ベントナイトを含む皮膜のようなもので被覆されており、1立方センチメートル当たり0.65グラム(g/cm
3)以下の、好ましくは1立方センチメートル当たり0.62グラム(g/cm
3)以下の充填密度を有し、これは、従来の粘土ベース(たとえばベントナイト含有の)およびミネラルベースの吸収剤の少なくとも40%だけ小さい充填密度を有しており、従来の吸収剤は、1立方センチメートル当たり1.1グラム(g/cm
3)以上の充填密度を有する。そのようなペレットで生み出されたリターは、ゆえに、従来の粘土ベース(たとえばベントナイト含有の)およびミネラルベースの吸収剤と比較した場合に、与えられた体積で少なくとも40重量%、好ましくは少なくとも50重量%となる。その結果、従来の吸収剤で充填された同じサイズの容器と比較した場合に、この発明に従う被覆されたペレットで製造された粒状の吸収剤の容器を運ぶことが格段に容易になる。
【0067】
被覆工程後に皮膜の乾燥またはセットが実施される場合、皮膜は、被覆されるそれぞれのペレットを実質的に完全にカバーし、それぞれのペレットを包み込むのに役立ち、尿および排泄物を吸収および凝集する望ましい特徴を有する被覆されたペレットを生み出すのに役立つ。実質的にそれぞれのペレットを包み込むそのような皮膜は、硬い殻を形成し、従来の粒状の吸収剤のような外観および感覚となる。ペット用または動物用リターとして使用される場合、そのような皮膜は、複数の被覆されたペレットで形成されたリターの上および/または中に踏み込んだたとえばネコのような動物に対して、あたかも動物が従来の粘土ベースのネコ用リターの上および/または中に踏み込んだように思うような、従来の粘土ベースのネコ用リターのような外観および感覚を与える。
【0068】
被覆工程後に皮膜の乾燥またはセットが実施される場合、皮膜は、被覆されるそれぞれのペレットを実質的に完全にカバーし、それぞれのペレットを包み込むのに役立ち、求められる液体廃棄物を吸収および凝集する望ましい特徴を有する被覆されたペレットを生み出すのに役立つ。実質的にそれぞれのペレットを包み込むそのような皮膜は、硬い殻を形成し、ペレットに適用されるあらゆる処理を保持するのに役立ち、または蒸発、品質を低下させる、または効率を下げるような処理の速度を少なくとも遅くする。それぞれのペレットを包み込むそのような皮膜は、適用されるそのような適用される処理の濃度を高くすることができ、この処理は、人間または動物に対して一般的に有毒と考慮されているものを含んでいる。なぜなら、皮膜は、粒状の吸収剤を使用する人間または動物がそのような高い濃度と接触することを防ぐバリアとして機能するからである。
【0069】
それぞれのペレットを包み込むそのような皮膜は、動物に対して一般的に有毒と考慮されている処理を適用することを可能とする。なぜなら、皮膜は、人間または動物がそのような潜在的に有毒なものと接触することを防ぐバリアとして機能するからである。潜在的に有毒であるそのような処理は、たとえば被覆工程後に実施される処理工程においてペレットに適用されてもよく、そのような処理は、フェノール、グリコール、トリクロサン、たとえばベンジル塩化物などの塩化物、次亜塩素酸塩、たとえば塩素などのナトリウム次亜塩素酸塩、エチレンオキシド、臭化メチル、ペルオキシセティック酸、ピレチンおよびピレスロイド、有機リン酸塩、カルバメート、有機塩化物、抗寄生処理、および/または他の潜在的に有毒な化学物質および合成物を含む。処理されたそれぞれのペレットに続いて適用された皮膜は、被覆された吸収剤ペレットが液体を吸収している間を含めて、処理されたそれぞれのペレット中の潜在的に有毒な化学物質および合成物が、人間または動物と接触するのを防ぐのにとても役立つ。そのような皮膜を使用することで、この発明に従って生み出された、皮膜によって覆われたペレットに適用されたそのような潜在的に有毒な処理を安全に実行することができるが、結果として生じる吸収剤は、バクテリアの成長をよりよく妨げ、菌類の成長をよりよく妨げ、および/または、イーストの成長をよりよく妨げ、それによって、臭気のよりよい制御を有利に助ける。
【0070】
トキソプラズマ原虫を抑制および/または殺虫することのできる好ましい抗寄生処理工程は、グラインドされた、粉状の、または他の粉砕された形式のアルテミシニンよりなっており、および/または水のような液体中に可溶化するまたは溶解できる形式のアルテミシニンよりなっている。これによって、ペレットの重量の少なくとも0.25%、好ましくは0.25%から5%の間のアルテミニシンを有する、処理されたペレットが生じる。好ましい他の抗寄生処理は、ペレットの重量の少なくとも0.25%、好ましくはペレットの重量の0.25%から3%の濃度または量で適用されたセチルピリジニウム塩化物である。好ましいさらに他の抗寄生処理は、ペレットの重量の少なくとも0.25%、好ましくはペレットの重量の0.25%から5%の濃度または量の天然または合成のピレトロイドである。トキソプラズマ原虫を抑制および/または殺虫する抗寄生処理は、シハロトリン、ビフェントリン、カルバリルまたは他のカルバメート、イミダクロプリドまたは他のネオニコチノイド、フィプロニルまたは他のGABA受容体農薬、ペルメトリン、ダイアジノン、ジクロルボス、DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)または他の有機リン系殺虫剤、および/またはクロルフェナピルまたは別のプロ殺虫剤であり、ペット用または動物用リターリターとして用いられる、この発明に従って配合され生み出されたペレットにより形成された粒状の吸収剤中に配置された排泄物中のトキソプラズマ原虫を抑制し、好ましくは殺虫するのに十分な量で用いられる。1つまたはそれより多くのそのような抗寄生処理は、添加物の製造中に添加物に加えられてもよく、混合物に加えられた水中に加えられてもよく、糊化および/または押出成形中の押出機に加えられてもよく、押出成形後のペレットに適用されてもよく、ペレットの被覆前、被覆中、および/または被覆後に、任意のペレット皮膜混合物の一部として含まれてもよい。
【0073】
この発明に従うペレットの好ましい製造方法は、シングルスクリューまたはツインスクリューの押出機を用い、スターチ含有添加物を糊化し、炭水化物ポリマーバインダーを生み出し、押出機から押出成形されたペレットの外周表面内に、または外周表面に沿って、バインダーの少なくともいくらかを分布させるのに十分な量のスターチのタイプを有する。この方法の好ましい実施例では、スターチ含有添加物は、比較的水分が少なく、必要なアミロース:アミロペクチンの比率または範囲を有する十分な量のスターチを有し、シングルスクリューまたはツインスクリューの押出機を用いた押出成形の間にスターチの糊化を生じさせ、押出成形された複数組の吸収剤ペレットを生み出し、それぞれのペレットは、液体で濡れた場合にペレットが自己凝集するのに十分な量のデキストリンを有する。
【0075】
好ましいスターチ添加物は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒で実質的に形成され、少なくとも60重量%の炭水化物含有量を有し、少なくとも45重量%のスタート含有量を有する添加物を生み出す。これは、添加物中で用いられたそれぞれのシリアル粒中に存在するあらゆる水分の重さを、考慮せず、取り除いた場合の重量である。1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒で実質的に形成された好ましい他のスターチ含有添加物は、少なくとも65重量%の炭水化物の含有量と、55重量%のスターチの含有量とを有し、これは、添加物のそれぞれのシリアル粒中に存在するあらゆる水分の重さを、考慮せず、取り除いた場合の重量である。
【0076】
好適な高炭水化物および高スターチのシリアル粒は、1つまたはそれより多くのコーン、トウモロコシ、米、小麦、トリティカーレ、アマランサス、および/またはモロコシを含む。この発明に従う添加物の製造に用いられるそれぞれのシリアル粒は、グリット、ミール、スターチ、または粉末の形状の、サイズを小さくしたシリアル粒粒子を生み出し、添加物混合工程でそれを混合して添加物を製造する方法で、たとえばグラインドなど粉砕されてもよい。そのような添加物を製造するために用いられるそれぞれのシリアル粒は、別々の粉砕工程で粉砕されてもよいが、好ましくは、それぞれの粒子のサイズが小さくされた形式のシリアル粒が購入され、このシリアル粒は、既に粉砕された添加物を製造するために用いられる
【0077】
商業的に利用可能な粉砕された好適な高炭水化物および高スターチ粒シリアルは、たとえばコーングリット、コーンミール、コーンスターチ、コーン粉末、米グリット、米ミール、米スターチ、米粉末、小麦グリット、小麦ミール、小麦スターチ、小麦粉末、トリティカーレグリット、トリティカーレミール、トリティカーレスターチ、トリティカーレ粉末、およびアマランサスグリット、アマランサスグリット、アマランサススターチ、アマランサス粉末、モロコシグリット、モロコシミール、モロコシスターチ、および/またはモロコシ粉末を含む。そのような好適な高炭水化物および高スターチ粒シリアルは、全体であってもよいし、胚を取り除いたものであってもよい。そのような好適な高炭水化物および高スターチ粒シリアルは、化学的に交差架橋したスターチを生み出すことなどにより、化学的な方法などでスターチを修正したものであってもよい。
【0078】
好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々は、好ましくはスターチを有し、このスターチは、添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の1つ1つの中に存在するスターチの50%以下のアミロース含有量を有する。他の添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の1つ1つのスターチは、好ましくは、10:90から45:55の間のアミロース:アミロペクチン比率を有する。さらに他の添加物では、添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の1つ1つのスターチは、15:85から40:60の間のアミロース:アミロペクチン比率を有する。さらなる添加物では、添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、20:80から35:65の間のアミロース:アミロペクチン比率を有する。
【0079】
好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、アミロースおよびアミロペクチンの両方を含み、アミロペクチンは、2500万g/molから6億5000万g/molの間の範囲の平均分子量の重量を有する。そのような好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、好ましくは糊化中にペーストを生み出すことなく糊化中にゲル化する。そのような好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、短いジェルのテクスチャを有する。そのような好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、40ミクロン以下の粒サイズまたは粒径を有する。そのような好ましい添加物では、この発明に従う添加物を形成するために用いられる、1つまたはそれより多い好適な高炭水化物および高スターチ含有シリアル粒の各々のスターチは、球状または多面体の形状のスターチ顆粒からなる単峰型であり、レンズ形状のスターチ顆粒を実質的に含まない。
【0080】
好ましいスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、あらゆる水分を添加物に加える前の乾燥添加物重量の50%から80%を占め、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%の炭水化物と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも50%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、50%から80%(あらゆる水分を添加物に加える前)を占め、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%の炭水化物と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。好ましいさらなるスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多い高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、50%から80%(あらゆる水分を添加物に加える前)を占め、シリアル粒混合物の重量の少なくとも70%の炭水化物と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。
【0081】
全部に満たない添加物が高炭水化物および高スターチのシリアル粒よりなっている場合、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも5%であり50%以下のセルロース系材料が添加物に加えられてもよく、添加物の残余となる。セルロース系材料は、ペットおよび動物用リターの使用中に液体の吸収を促進するのを助けるためだけに使用されるものではなく、ペレットによる液体の吸収中に隣接するペレットのバインダーの凝集を助ける方法で、ペレットの構造をほぼ保持するのを助けるのに十分な量だけ加えられる。好適なセルロース系材料は、木の繊維、干し草、好ましくはアルファルファ干し草、燕麦干し草、または他のタイプの干し草、テンサイ繊維、好ましくはテンサイパルプ、または他のセルロース系材料のうち1つまたはそれより多くを含む。全部に満たない添加物がシリアル粒よりなっている場合、添加物の残部は、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の約0%から約5%の間の量のナトリウム塩化物を含んでいてもよく、ナトリウム塩化物は、糊化中および/または押出成形中に、炭水化物ポリマーバインダーを形成しまたは形成を誘起するのを助け、好ましくはデキストリン形成または糊化を助ける。必要であれば、押出成形中に糊化され添加物の必要な粘度を生み出すのを助け、押出成形中に略一定の押出成形温度および押出成形圧力を維持するのを助けるために、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の1%以下、好ましくは約0%から約0.2%の量のグリセロールモノステアレート(GMS)が添加物に加えられてもよく、GMSは、上述の皮膜の配合のうちいずれかを用いてペレットをメッキまたは被覆するのを助ける界面活性剤として機能することもできる。
【0082】
そのような添加物の配合のバランスまたは残余はまた、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。前の2つのパラグラフで開示された添加物の配合のいずれでも、添加物の配合のバランスまたは残余は、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)のそれぞれの約5%以下の量だけ含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。
【0083】
他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の60重量%から90重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも50%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物を有する。さらに他のスターチ含有添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物の60重量%から90重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物を有する。さらなるスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、60重量%から90重量%の間の量(あらゆる水分を添加物に加える前)を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。
【0084】
前のパラグラフの全部に満たない添加物が高炭水化物および高スターチのシリアル粒よりなっている場合、添加物の残余は、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも5%であり40%以下のセルロース系材料を含んでいてもよい。添加物の残部は、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の0.1%から約5%の間の量のナトリウム塩化物をさらに含んでいてもよい。必要であれば、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の0.2%以下の量のグリセロールモノステアレートが添加物に加えられてもよい。
【0085】
そのような添加物の配合のバランスまたは残余はまた、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。前の2つのパラグラフで開示された添加物の配合のいずれでも、添加物の配合のバランスまたは残余は、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)のそれぞれ約5%以下の量だけ含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。
【0086】
好ましい他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から95重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも45%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒を有する。さらに他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から95重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも55%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒を有する。好ましいさらなるスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から95重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒を有する。
【0087】
前のパラグラフの全部に満たない添加物が高炭水化物および高スターチのシリアル粒よりなっている場合、添加物の残余は、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも2%であり20%以下のセルロース系材料を含んでいてもよい。添加物の残部は、添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の0.1%から5%の間の量のナトリウム塩化物をさらに含んでいてもよい。必要であれば、添加物の全重量(あらゆる水分を加える前)の約0.2%以下の量のグリセロールモノステアレートが加えられてもよい。
【0088】
そのような添加物の配合のバランスまたは残余はまた、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。前の2つのパラグラフで開示された添加物の配合のいずれでも、添加物の配合のバランスまたは残余は、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)のそれぞれ約5%以下の量だけ含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。
【0089】
好ましい他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くの高炭水化物および高スターチのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から99重量%(略100重量%)の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも45%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。好ましいさらに他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から99重量%(略100重量%)の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも55%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。好ましいさらなるスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の80重量%から99重量%(略100重量%)の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。
【0090】
前のパラグラフの全部に満たない添加物が高炭水化物および高スターチのシリアル粒よりなっている場合、添加物の残余は、セルロース材料の全重量の少なくとも20%のセルロースを含むセルロース系材料であって、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも2%であり20%以下のセルロース系材料を含んでいてもよい。少なくとも1つの添加物では、乾燥添加物は、セルロース材料の全重量の少なくとも20%のセルロースを含むセルロース材料であって、約5%以下のセルロース材料を有する。好ましい他の添加物では、乾燥添加物はセルロース系材料を含まない。添加物の残余は、添加物に添加された、添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の0.1%から5%の間の量のナトリウム塩化物をさらに含んでもよい。必要であれば、添加物の全重量(あらゆる水分を加える前)の約0.2%以下の量のグリセロールモノステアレートがまた加えられてもよい。
【0091】
そのような添加物の配合のバランスまたは残余はまた、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。前の2つのパラグラフで開示された添加物の配合のいずれでも、添加物の配合のバランスまたは残余は、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。
【0092】
好ましい他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の90重量%から99重量%(略100重量%)の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも45%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。好ましいさらに他のスターチ含有添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の90重量%から99重量%の間の量を構成し、シリアル粒混合物の重量の少なくとも65%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも55%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物を有する。好ましいさらなるスターチ含有添加物は、全添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)の90重量%から99重量%の間の量を構成する1つまたはそれより多くのシリアル粒の混合物で形成され、シリアル粒混合物の重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、シリアル粒混合物の重量の少なくとも60%のスターチ含有量とを有する1つまたはそれより多くのシリアル粒を有する。
【0093】
前のパラグラフの全部に満たない添加物が高炭水化物および高スターチのシリアル粒よりなっている場合、添加物の残余は、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の0%から10%の間の量のセルロース系材料を含んでいてもよい。添加物の残部は、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の0%から1%の間の量の、添加物に加えられたナトリウム塩化物をさらに含んでいてもよい。必要であれば、添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の0%から0.2%の間の量のモノステアリン酸グリコールがまた加えられてもよい。
【0094】
そのような添加物の配合のバランスまたは残余はまた、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。前の2つのパラグラフで開示された添加物の配合のいずれでも、添加物の配合のバランスまたは残余は、付随的な物質および/または付随的な不純物とともに、次の付加的な成分のうち1つまたはそれより多くを、添加物の全重量(あらゆる水分を添加物に加える前)のそれぞれ約5%以下の量だけ含んでもよい:フィルター、臭気抑制物質、香水、芳香、吸着剤、静菌剤、抗ウイルス添加物、抗菌添加物、抗イースト添加物、尿素またはウレアーゼ抑制物質など。
【0095】
上述の添加物の配合のいずれをも含む、この発明に従って作製された添加物は、添加物の糊化中および/または押出成形中に押出機によって処理された場合、濡れた添加物の全重量の少なくとも約7重量%の水分または水の含有量であって約18%以下の水分または水の含有量を有する。好ましい他の添加物では、添加物は、約8重量%から約17重量%の間の水分または水の含有量を有する。好ましい他の添加物では、添加物は、約8.5重量%から約16重量%の間の水分または水の含有量を有する。好ましいさらに他の添加物では、添加物は、添加物の重量の9%から15%の間の水分または水の含有量を有する。
【0096】
添加物が多すぎる水を有する場合、混合または糊化の前または最中に、添加物を乾燥することなどにより水低減工程が実施されてもよく、水分または水の全含有量が、上述の7%〜18%、8%〜17%、8.5%〜16%、および9%〜15%という含水量の範囲のうち、対応する必要な1つまたはそれより多くの範囲内のレベルになる。乾燥工程が実施された場合、商業的なドライヤー、オーブン、または乾燥剤などを用いる別の工程として乾燥工程が実施されてもよい。
【0097】
上述の添加物の配合のいずれをも含む、この発明に従って作製された他の添加物は、添加物の糊化中および/または押出成形中に押出機によって処理された場合、少なくとも7重量%の水分または水の含有量であって濡れた添加物の全重量の15%以下の水分または水の含有量を有する。好ましい他の添加物では、添加物は、約8重量%から約14重量%の間の水分または水の含有量を有する。好ましい他の添加物では、添加物は、約8.5重量%から約13重量%の間の水分または水の含有量を有する。好ましいさらに他の添加物では、添加物は、添加物の重量の9%から12%の間の水分または水の含有量を有する。
【0098】
添加物が多すぎる水を有する場合、混合または糊化の前または最中に、添加物を乾燥することなどにより水低減工程が実施されてもよく、水分または水の全含有量が、上述の7%〜22%、8%〜19%、8.5%〜18%、および9%〜18%という含水量の範囲のうち、対応する必要な1つまたはそれより多くの範囲内のレベルになる。乾燥工程が実施された場合、商業的なドライヤー、オーブン、または乾燥剤などを用いる別の工程として乾燥工程が実施されてもよい。
【0099】
添加物が十分な水を持たない場合、水付加工程中に水が加えられる。水付加工程は、別の水付加工程中、混合工程中の添加物の混合の間、糊化工程中の混合された添加物の糊化中、および/または押出成形工程中の押出機からの押出成形中に実施され、添加物が少なくとも7%であって18%以下の水分または水の含有量を有し、好ましくは7%から15%の間の水分または水の含有量を有するように、添加物の含水量が増加される。他の方法の実施例では、そのような水付加工程において、約8%から約17%の間の含水量、好ましくは8%から13%の間の含水量を添加物に与えるのに十分な水が加えられる。さらに他の方法の実施例では、そのような水付加工程において、約8.5%から約16%の間の含水量、好ましくは8.5%から12%の間の含水量を添加物に与えるのに十分な水が加えられる。水付加工程で添加物に水が加えられる場合、押出機から押出成形された直前の工程である、混合工程、糊化工程、および/または押出工程の間の間に水が加えられてもよい。
【0100】
臨界値では無いものの、十分な水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが糊化中および/または押出成形中に確実に形成されるために、必要な上述の7%〜15%、8%〜13%、8.5%〜12%、および9%〜11%という含水量の範囲のうち1つの範囲内に、添加物の含水量を制限することは重要であり、その結果、押出機から押出成形されたそれぞれのペレットが十分な量の水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを含み、水分、液体、尿、または水で濡れた場合に、それぞれのペレットがうまく凝集し、好ましくは1つまたはそれより多くの近接するペレットとともに凝集する。この発明に従うペレットの好ましい製造方法では、臨界値では無いものの、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが糊化中および/または押出成形中に確実に形成されるために、上述の7%〜15%、8%〜13%、8.5%〜12%、および9%〜11%という含水量の範囲のうち対応する1つの範囲内に、添加物の含水量を制限することは重要であり、その結果、押出機から押出成形されたそれぞれのペレットが炭水化物ポリマーバインダーを含み、炭水化物ポリマーバインダーは、それぞれのペレットの外周表面に、それぞれのペレットの外周表面に沿って、および/またはそれぞれのペレットの一部に配置され、炭水化物ポリマーバインダーは、少なくともペレットが水分、尿、または水に濡れた場合に、それぞれのペレット中のバインダーが溶解し、ペレットを凝集させ、好ましくは1つまたはそれより多くの近接するペレットと自己凝集させるのに十分な量だけ含まれる。
【0101】
ペット用または動物用リターとしても使用できる、この発明に従う粒状の吸収剤の好ましい他の製造方法では、臨界値では無いものの、スターチの糊化を添加物の押出成形中に確実に起こし、押出成形されたそれぞれのペレット中に、水溶性のバインダーとして機能するデキストリンを十分な量だけ確実に形成するために、上述の7%〜15%、8%〜13%、8.5%〜12%、および9%〜11%という含水量の範囲のうち対応する1つの範囲内に、添加物の含水量を制限することは重要であり、これによって、ペレットが水分、尿、または水に濡れた場合に、それぞれのペレットをうまく凝集させ、好ましくは1つまたはそれより多くの近接するペレットと自己凝集させることができる。そのような好ましい方法では、糊化中および/または押出成形中に、液体吸収中にバインダーとして機能するデキストリンが確実に形成されるために、上述の7%〜15%、8%〜13%、8.5%〜12%、および9%〜11%という含水量の範囲のうち対応する1つの範囲内に、添加物の含水量を制限することは重要であり、その結果、押出機からの押出成形されたそれぞれのペレットが、それぞれのペレットの外周表面に、それぞれのペレットの外周表面に沿って、および/またはそれぞれのペレットの一部に配置されたデキストリンを含み、デキストリンは、ペレットが水分、尿、または水に濡れた場合に、デキストリンが水中に溶解し、それぞれのペレットを凝集させ、好ましくは1つまたはそれより多くの近接するペレットと自己凝集させるのに十分な量だけ含まれる。
【0103】
上述の添加物の配合のいずれかの混合では、添加物の各々の成分は、まずミキサーまたはブレンダー、好ましくは商業的に利用可能なミキサーまたはブレンダーに加えられる。この発明に従って配合された添加物を混合する際の使用に好適なミキサーまたはブレンダーは、好ましくは、商業的に利用可能なリボンブレンダーである。使用に好適なあるリボンブレンダーは、ロスモデル42N−52(Ross Model 42N−25)という25立方フィート、10馬力のリボンブレンダーである。使用に好適な他のリボンブレンダーは、ロスモデル42A−52(Ross Model 42A−52)という52立方フィート、20馬力のリボンブレンダーである。
【0104】
添加物のバランスまたは残余を生み出すために加えることのできる成分であって、高炭水化物および高スターチのシリアル粒、任意のセルロース系材料、任意のナトリウム塩化物、および上述のいずれかの付加成分を含む成分は、それらを混合するために、適切な混合パラメータを用いてリボンブレンダー中で十分に長い時間混合され、実質的に均一にブレンドされた生の材料の混合物を形成する。そのようなリボンブレンダーは、典型的には、1分間に約300フィート以上の先端速度で、互いにに関して回転する複数のリボンを有し、水を加える前またはブレンドされた生の混合物を押出機の送りホッパに移動する前に、ブレンドされた全ての添加物成分を少なくとも3分ブレンドし、送りホッパは、ブレンドされた生の材料の混合物を押出機に送るものである。
【0105】
この発明に従う添加物の混合方法では、必要な添加物の配合を有する高炭水化物および高スターチのそれぞれのシリアル粒は、ブレンドされた生の材料の混合物がバケットエレベータのようなもので移動される前に、リボンブレンダー中で適切な時間の間、典型的には3分間混合され、バケットエレベータは、ブレンドされた生の混合物押出機の送りホッパまで送るために持ち上げるものである。干し草、テンサイパルプ、木の繊維などの任意のセルロース系材料が送りホッパでブレンドされた生の材料の混合物に加えられ、それによって、パドルミキサーまたはリボンミキサーのような押出機によって駆動されるミキサーが、セルロース系材料をブレンドされた生の材料の混合物と混合し、乾燥添加物を形成する。添加物のバランスまたは残余を生み出すために加えることのできる、任意のナトリウム亜塩素酸塩、GMO、および/または上述の付加成分のいずれかは、セルロース系材料とともにリボンブレンダー中でブレンドされるか、送りホッパに加えられ、乾燥添加物を形成する。
【0106】
吸収剤ペレットに押出成形し、粒状の吸収剤を形成するための添加物の、この発明に従う好ましい製造方法では、水が押出機中の乾燥添加物に加えられ、この水は、上述の7%〜15%、8%〜13%、8.5%〜12%、および9%〜11%という含水量の範囲のうち対応する必要な1つまたはそれより多くの範囲を有する濡れた添加物を形成するために十分な量である。必要であれば、リボンブレンダー中でブレンドされている添加物の成分に対して水の少なくともいくらかが加えられ、押出機内の添加物に対してさらなる水が後で加えられてもよい。
【0107】
添加物の糊化および吸収剤ペレットの押出成形
【0108】
押出機は、濡れた添加物を押出機内で糊化し、添加物をゴム糊またはゴム糊のような材料に糊化するために操作され、糊化された材料は、押出機のヘッドのダイの開口から押し出されるまで、押出機の1つまたはそれより多くのスクリューによって押出機を通じて圧力を受ける。押出機のダイから押し出すように糊化された添加物が押出成形された場合、1分間に3000回転から9000回転の間の速度で回転ロータリーカッター刃のようなカッターが、押出機に存在する押し出されたものを、少なくとも複数組のペレットにカットし、ペレットは、約2ミリメートルから約10ミリメートルの範囲の直径または幅を有する。ペレットが細長い形または長方形である場合、ペレットは、約2ミリメートルから約10ミリメートルの範囲の長さで生み出される。ダイの開口のサイズおよびロータリーカッターの速度は、粒状の吸収剤として使用するためのサイズに好適な複数組のペレットを生み出す必要なペレットサイズを達成するために、日常のテストおよび試験を用いることができる。粒状の吸収剤がネコ用リターとして使用される場合、ペレットは好ましくは、約2ミリメートルから約10ミリメートルの範囲の直径または幅を有し、約2ミリメートルから約10ミリメートルの範囲の長さを有するように生み出され、従来の粘度ベースのネコ用リターの顆粒と同じくらいのサイズであるために十分小さいペレットを有利に生み出し、一方でリター箱を使用する動物がリター箱からリターをたどることをできるだけ起こり難くし、好ましくは実質的に完全に防止する。
【0109】
粒状の吸収剤としての使用に好適なペレットの、この発明に従う好ましい製造方法では、好ましい押出機は、イリノイ州南ベロイトプレーリーヒルロード498のアメリカ国際押出成形によって製造された、アドバンテージ50シングルスクリューのようなシングルスクリューの押出機である。ペレットの製造方法のそのような好ましい実施例では、糊化工程中に濡れた添加物が押出機中で糊化され、次に押出成形工程中に添加物が押出機から押出成形され、押出成形は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という十分に高い押出成形圧力で行われ、炭水化物ポリマーバインダーを生じさせ、それによってたとえば粒状の吸収剤としての使用に好適な複数組のペレットであって、それぞれのペレットが炭水化物ポリマーバインダーを有する複数組のペレットを生み出す。押出機の操作条件が、糊化工程中に添加物が押出機中で糊化され、次に少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という押出成形圧力で行われる押出成形工程中に添加物が押出機から押出成形される、というものである場合、断熱押出成形または断熱押出機操作条件となり、より多くの炭水化物ポリマーバインダーがそれぞれのペレットに形成されることを助ける。そのような方法から生み出されたそれぞれのペレットは、好ましくは、上述の好ましい炭水化物ポリマーバインダー含有ペレットの実施例の少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージの炭水化物ポリマーバインダーを有する。
【0110】
そのような好ましい他の方法の実施例では、糊化工程中に添加物が押出機中で糊化され、押出成形工程中に添加物が押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏135度(華氏約275度)と摂氏170度(華氏約338度)との間という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで800psiから1250psiの間という十分に高い押出成形圧力で行われ、炭水化物ポリマーバインダーを生じさせ、糊化中および/または押出成形中に複数組のペレットを生み出し、それぞれのペレットは、炭水化物ポリマーバインダーを含む上述のペレットの実施例のうち少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージの炭水化物ポリマーバインダーを有する。そのような好ましいさらに他の方法の実施例では、糊化工程中に糊化された添加物が押出成形工程中に押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏140度(華氏約284度)と摂氏165度(華氏約330度)との間という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間という十分に高い押出成形圧力で行われ、この発明に従う押出成形されたペレットを生み出し、それぞれのペレットは、炭水化物ポリマーバインダーを含むペレットの上述の好ましい実施例のうち少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージの炭水化物ポリマーバインダーを有する。好ましいさらなる方法の実施例では、糊化工程中に糊化された添加物が押出成形工程中に押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏145度(華氏約293度)と摂氏160度(華氏約320度)との間という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間、好ましくは少なくとも1100psiという十分に高い押出成形圧力で行われ、この発明に従う押出成形されたペレットを生み出し、それぞれのペレットは、炭水化物ポリマーバインダーを含むペレットの上述の好ましい実施例のうち少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージの炭水化物ポリマーバインダーを有する。上述の押出機の温度および圧力の各々の下、押出機は、断熱押出成形条件の下で操作され、断熱押出成形および/または糊化を起こし、それぞれの押出成形されたペレット中に形成される炭水化物ポリマーバインダーの量を増加させる。
【0111】
ペレットの製造方法の好ましい実施例では、糊化工程中に添加物が押出機中で糊化され、この添加物は濡れた添加物であってもよく、次に押出成形工程中に添加物が押出機から押出成形され、押出成形は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という十分に高い押出成形圧力で行われ、スターチを糊化し、生み出した複数組のペレットの各々の中にデキストリンを形成し、それはたとえば尿、好ましくは水のような液体、および/または排泄物からの水分に溶解可能であり、それは、流動性のあるバインダーを形成し、少なくともいくらかのバインダーは、近接するペレットの間を流れ、それらを直ちに自己凝集させる。糊化工程中に濡れた添加物が押出機中で糊化され、次に押出成形工程中に添加物が押出機から押出成形され、押出成形は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という十分に高い押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という十分に高い押出成形圧力で行われる、そのような押出機の操作条件は、たとえば断熱押出成形条件または断熱押出機操作条件のような、スターチの糊化を生じさせるような条件の下で押出機を操作し、デキストリンを形成させる。そのような方法で生み出されるそれぞれのペレットは、好ましくは、デキストリンを含むペレットの上述の好ましい実施例のうち少なくとも1つに従う量、範囲、および/またはペレット重量パーセンテージのデキストリンを有する。
【0112】
好ましい他の方法の実施例では、糊化工程中に糊化された添加物が押出成形工程中に押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の十分に高い押出成形温度範囲、および押出機のヘッドで800psiから1250psiの間の十分に高い押出成形圧力で行われ、スターチを糊化し、糊化中および/または押出成形中に水溶性のデキストリンバインダーを形成し、複数組のペレットを生み出し、それぞれのペレットは、デキストリンを含む好ましい上述のペレットの実施例のうち少なくとも1つに従う量、範囲、および/またはペレット重量パーセンテージのデキストリンを有する。好ましいさらに他の方法の実施例では、糊化工程中に糊化された添加物が押出成形工程中に押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の十分に高い押出成形温度範囲、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間の十分に高い押出成形圧力で行われ、この発明に従う押出成形されたペレットを生み出し、それぞれのペレットは、デキストリンを含むペレットの好ましい上述の実施例のうち少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージのデキストリンバインダーを有する。さらなる好ましい方法の実施例では、糊化工程中に糊化された添加物が押出成形工程中に押出機から押出成形され、押出成形は、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の十分に高い押出成形温度範囲、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間、好ましくは少なくとも1100psiの十分に高い押出成形圧力で行われ、この発明に従う押出成形されたペレットを生み出し、それぞれのペレットは、デキストリンを含むペレットの好ましい上述の実施例のうち少なくとも1つに従う量および/またはペレット重量パーセンテージのデキストリンバインダーを有する。上述の押出機の温度および圧力の各々の下、押出機のスターチの糊化が起こり得、好ましくは起こる。そのような押出機の温度および圧力の下で押出機を操作した場合、断熱押出成形が起こるような断熱押出成形条件の下で押出機を操作することができ、それぞれの押出成形されたペレットの中にデキストリンが形成され、および/またはそれぞれの押出成形されたペレットの中に形成されるデキストリンの量が増加する。
【0115】
粒状の吸収剤としての使用に好適なペレットの製造方法の好ましい実施例では、押出機から押出成形物が押し出され、ロータリーカッターによってペレットにカットされた直後に、押出成形後のペレットの拡大または膨化を操作することを助けるために、ペレットの拡大または膨化操作工程がペレットに対して行われてもよい。ペレットが押出成形された場合、ペレットは、ある時間の間拡大または膨化し続ける傾向があり、それによって、ペレットの密度が減少し、ペレットのサイズが増加するに従って、その中に存在する多孔質や空隙が増加する。これが起こった場合、ペレット中のスターチの再結晶化および/またはレトログラデーションが不必要に加速し得る。
【0116】
好ましいペレットの拡大または膨化操作工程では、押出成形されたペレットは、少なくとも5ポンドのペレットが集まるまで、40ガロンのドラムのような保持チャンバーまたは保持容器内に互いに接触して集められ、ペレットは、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレンのゴミ袋などのようなプラスチックのライナーで並べられてもよく、ペレットは少なくとも5分の間保持され、お互いに接触し、いくつかのペレットが、乾燥、処理、被覆、および/またはパッケージングのために移動される前に乾燥および冷却される。そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましい実施例では、ペレットは、容器内でお互いに接触するペレットの平均温度が摂氏125度未満、好ましくは摂氏110度未満の温度に到達するまで、移動される前に容器内に保持される。そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましい他の実施例では、ペレットは、最も外側のペレットの温度が摂氏125度未満、好ましくは摂氏110度未満の温度に到達するまで、移動される前に容器内に保持される。
【0117】
好ましい他のペレットの拡大または膨化操作工程では、シングルスクリューまたはツインスクリュー押出機のような押出機は、ここに開示されている押出機操作条件およびパラメータに従って操作され、1時間当たり押出成形される100ポンドから300ポンドの間のペレットが、押出成形の際にたとえばゴミ容器のような保持チャンバー内に直ちに集められ、保持チャンバーは、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレンのゴミ袋などのようなプラスチックのライナーを含むことができ、集められたペレットは、乾燥、処理、被覆、および/またはパッケージングのために容器から移動される前に、少なくとも15ポンドのペレットが集まるまでお互いに接触し、少なくとも5分の間保持される。そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましい実施例では、ペレットは、容器内でお互いに接触するペレットの平均温度が摂氏125度未満、好ましくは摂氏110度未満の温度に到達するまで、移動される前に容器内に保持される。そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましい他の実施例では、ペレットは、最も外部に存在するペレットの温度が摂氏125度未満、好ましくは摂氏110度未満の温度に到達するまで、移動される前に容器内またはシート上に保持される。
【0118】
そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましいさらなる実施例では、ペレットは、容器内でお互いに接触するペレットの平均温度が摂氏105度未満、好ましくは摂氏約100度の温度に到達するまで、容器内から移動される前に容器内に保持される。そのようなペレットの拡大または膨化操作工程の好ましいさらなる実施例では、ペレットは、最も外部に存在するペレットの温度が摂氏105度未満、好ましくは摂氏約100度の温度に到達するまで、移動される前に容器内に保持される。
【0120】
この発明に従う上述の方法に従う押出成形によって生み出されたペレットが、凝集化、めっき、または任意の吸収剤、スメクタイト、硬化剤、封止剤、および/またはペレットの被覆工程でペレットを被覆する粘土ベースの皮膜が無い状態で使われることを意図している場合、パッケージング工程において乾燥されたペレットをパッケージングする前に、乾燥工程においてペレットが乾燥されてもよい。この発明に従うペレットの製造方法の好ましい実施例では、押出成形後の処理は、オーブン、対流および/または放射熱ドライヤーでのペレットの乾燥と、ペレットの風乾などを含み、それぞれのペレットが10重量%未満の含水量となるまで、好ましくはそれぞれのペレットが5重量%未満の含水量となるまで行われる。そのような方法のある実施例では、ペレットは乾燥工程において、3重量%未満の含水量、好ましくは2重量%未満の含水量となるまで乾燥される。
【0121】
乾燥工程中に風乾を実施しない場合、ペレットは、乾燥工程が完了した後で、好ましくは2時間以上のようなある時間の間、安定化工程中に安定化されてもよく、安定化は、ペレットが、輸送、貯蔵、店売、展示、小売、および消費者または消費者の使用に適したパッケージにパッケージングされるパッケージング工程を実施する前に行われてもよい。ペレットが風乾される場合、任意の安定化処理が、パッケージング工程が実施される前に、風乾とともに実施されてもよいし、実施されることが好ましい。
【0122】
考えられる小売のペレット化されたリターのパッケージサイズは、2.5ポンドのパッケージサイズ、5ポンドのパッケージサイズ、10ポンドのパッケージサイズ、15ポンドのパッケージサイズ、および20ポンドのパッケージサイズである。そのようなパッケージングは、紙のパッケージング、プラスチック容器、プラスチック桶、またはプラスチックバケツのようなプラスチックのパッケージングの形式であってもよく、または実質的に気密のバック、容器、桶、またはバケツの形式であってもよい。気密に封止された場合、ペレットは、真空パックまたは、窒素などの不活性ガスとともにパックされることができ、貯蔵期間を最大化することを助ける。
【0123】
好ましいパッケージング方法および実施例では、被覆されていないペレットは、1つまたはそれより多くの乾燥剤とともにパッケージ中にパッケージングされ、パッケージングされるときに必要な含水量のレベルの下の、必要な低いペレットの含水量を維持することを助ける。好ましい他のパッケージング方法および実施例では、被覆されていないペレットは、1つまたはそれより多くの乾燥剤とともにパッケージ中にパッケージングされ、ペレットの含水量を必要なレベルより低く維持するのを助けるのとともに、ペレット中のスターチのレトログラデーションを操作するのを助け、貯蔵期間を最適化するのを助ける。被覆されていないペレットを保持するパッケージ中に1つまたはそれより多くの乾燥剤の袋が湿度の調整のために入れられる場合、約10重量%未満のペレットの含水量を維持するために適切な量の乾燥剤がパッケージ毎に用いられる、好ましいさらに他のパッケージング方法および実施例では、被覆されていないペレットを保持するパッケージ中に1つまたはそれより多くの乾燥剤の袋が湿度の調整のために入れられる場合、約2重量%未満のペレットの含水量を維持するために適切な量の乾燥剤がパッケージ毎に用いられる、乾燥剤の袋が用いられる場合、シリカゲル、活性化木炭、カルシウム、硫酸塩、カルシウム塩化物、モンモリロナイト、粘土、および/またはモレキュラシーブを乾燥剤として用いることができる。
【0124】
好ましい他のパッケージング方法および実施例では、被覆されていないペレットは、1つまたはそれより多くの湿潤剤とともにパッケージ中にパッケージングされ、パッケージングされるときに必要な含水量のレベルの上の、必要なペレットの含水量を維持することを助け、スターチのレトログラデーションを制限するのを助け、リターの貯蔵期間およびリターのパフォーマンスを最適化するのを助ける。そのようなあるパッケージング方法および実施例では、被覆されていないペレットは、1つまたはそれより多くの湿潤剤とともにパッケージ中にパッケージングされ、ペレット中のスターチのレートレトログラデーションを減らし、実質的に停止するのを助け、リターの貯蔵期間およびリターのパフォーマンスを最適化するのを助ける。湿潤剤の袋が用いられる場合、グリセリン、ソルビトール、ポリデキストロース、または他の適切な吸湿物質を湿潤剤として用いることができる。
【0126】
この発明に従う上述の方法に従う押出成形によって生み出されたペレットが、押出成形後に処理されたが、凝集化、めっき、または任意の吸収剤、スメクタイト、硬化剤、封止剤、および/またはペレットの被覆工程でペレットを被覆する粘土ベースの皮膜が無い状態で使われることを意図している場合、ペレットは押出成形後に、臭気、尿素分解、ウレアーゼの形成、バクテリアの成長、菌の成長、ウイルスの成長、および/またはイーストの成長を抑制する、水のような液体、および/または粉末処理で処理されてもよい。そのような押出成形後の処理がペレットに対して適用される場合、その処理は、ペレットを機械的にかき混ぜている間、空気圧でかき混ぜている間、または他の方法でかき混ぜている間に、ペレットに対して適用またはペレット上にスプレーされてもよい。必要であれば、1つまたはそれより多くのそのような抑制物質を用いたペレットの処理は、界面活性剤、めっき剤、またはペレットによる維持および/または吸収を促進する他の物質を塗布した後または塗布している最中に実施することができる。
【0127】
そのような押出成形後の処理工程は、たとえば好ましくはペレットの押出成形の5分から2時間の間のような、押出成形の比較的直後に実施し、ペレットによる抑制物質の維持および/または吸収を促進することができる。そのような押出成形後の処理工程は、乾燥工程の前に実施されてもよいし、乾燥工程中に実施されてもよいし、さらに乾燥工程後に実施されてもよく、乾燥工程がペレットの押出成形後に行われる場合、上述のサブセクションで開示された内容に従う必要な含水量のレベルよりも下に、ペレットの含水量が減少する。必要であれば、上述のサブセクションで開示された内容に従うペレット安定化工程が、ペレットに対して行われてもよい。
【0129】
この発明に従う上述の方法に従う押出成形によって生み出されたペレットが、押出成形後にペレットの被覆工程において、吸収剤、スメクタイト、硬化剤、封止剤、および/または粘土ベースの皮膜をペレットに対して適用することによって被覆された場合、それぞれのペレットの炭水化物ポリマーバインダーおよび/またはデキストリンバインダーがまだねばねばしまたはべとつく間である押出成形後の比較的短い時間内に、ペレットは被覆されてもよく、これによって皮膜はより急速かつ効率的に粘着するものとなり、それぞれのペレットを実質的に完全に覆う。この発明に従うペレットの被覆方法の好ましい実施例では、被覆工程は、ペレットの外周表面の炭水化物ポリマーバインダーおよび/またはデキストリンバインダーがまだねばねばしまたはべとつく間である、ペレットが押出機から押出成形された実質的に直後にペレットに対して実施され、押出成形後1時間半以下の時間内に実施される。これによって皮膜は、より急速かつ効率的に粘着するものとなり、それぞれのペレットを実質的に完全に覆う。押出成形直後のペレットの被覆方法の好ましい他の実施例では、被覆工程は、それぞれのペレットの外周表面の炭水化物ポリマーバインダーおよび/またはデキストリンバインダーがまだいくぶんねばねばしまたはべとつく間である、押出成形後5分以内から押出成形後1時間以下までの範囲内で実施される。これによって皮膜は、より急速かつ効率的に粘着するものとなり、それぞれのペレットを実質的に完全に覆う。
【0130】
被覆工程中、被覆されていないペレットは集められ、商業的に利用可能な凝集装置などの凝集装置に移動され、凝集装置は商業的に利用可能な被覆チャンバーなどであってもよく、またそのようであることが好ましい。状況に応じて、1つ以上のたとえば被覆チャンバーなどの凝集装置が1つの被覆工程として用いられてもよいし、被覆工程の特定の部分がある被覆チャンバー内でペレットに対して実施され、その後、部分的に被覆されたペレットが他の被覆チャンバーに移動され、被覆工程の他の部分が実施されてもよい。
【0131】
被覆工程中に、上の「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションでも開示された被覆方法の1つまたはそれより多くを用いて、上の「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで開示された皮膜がペレットに対して適用される。そのようにすると、それぞれのペレットが吸収性の組成よりなる皮膜で被覆され、この皮膜は、実質的に完全にそれぞれのペレットを包み込むだけでなく、それぞれのペレットの圧壊強度および硬度を増加させる。
【0132】
被覆工程中に、皮膜を適用するのに用いる液体中に溶解させるおよび/または同調させることなどにより、皮膜が水などの液体とともに適用される場合、その液体は、炭水化物ポリマーバインダーおよび/またはデキストリンバインダーを含有するそれぞれのペレットの外周表面の粘着力を高めるのを助けることができ、被覆工程中に皮膜がそれぞれのペレットに粘着するのを助ける。そのような液体は、皮膜がそれぞれのペレットに粘着するのを助け、および/または炭水化物ポリマーバインダーおよび/またはデキストリンバインダーを含有する外周表面がねばねばするようになるのを助け、皮膜がそれぞれのペレットに粘着するのを助けるような物質または成分を含んでいてもよい。
【0133】
皮膜が一旦適用されると、被覆されたペレットは、上述の内容に従ってペレットがパッケージ中にパッケージングされる前に、上述のような乾燥工程および/または安定化工程を実施されることができる。そのようなパッケージングは、被覆されたペレットとともに、1つまたはそれより多くの乾燥剤および/または湿潤剤の袋を含むことができ、これは、ペレットの水分の操作を助け、および/またはスターチのレトログラデーションを制限するのを助け、貯蔵期間およびパフォーマンスを最適化するのを助ける。
【0135】
必要であれば、押出成形されたペレットは、上の「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで開示された皮膜の配合の1つまたはそれより多くとともに、上の「被覆されず処理された吸収剤ペレット」のサブセクションで述べたように、処理され、被覆されてもよく、同じく上の「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで開示された皮膜の配合の1つまたはそれより多くとともに、上の「被覆された吸収剤ペレット」のサブセクションで述べたように、処理され、被覆されてもよい。被覆ステップより先または被覆ステップ中に任意の処理ステップが実施されてもよい。被覆ステップおよび処理ステップが一旦実施されると、被覆されたペレットは、上述の内容に従ってペレットがパッケージ中にパッケージングされる前に、上述のような乾燥工程および/または安定化工程を実施されることができる。そのようなパッケージングは、被覆されたペレットとともにパッケージングされた1つまたはそれより多くの乾燥剤および/または湿潤剤を含むことができ、これは、ペレットの水分の操作を助け、および/またはスターチのレトログラデーションを制限するのを助け、貯蔵期間およびパフォーマンスを最適化するのを助ける。
【0136】
好ましい吸収剤ペレットの配合および方法
【0138】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットのための第1の好ましい添加物は、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール 70%〜80%
セルロース系材料 20%〜30%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5
【0139】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。コーンミールは、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他のコーンミールは、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。コーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0140】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好ましいセルロース材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を好ましい20メッシュ以上のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。好ましい他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上のメッシュサイズを有する。100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。
【0141】
第1の混合工程では、望ましい時間の間好ましくはリボンブレンダーでコーンミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドし、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリューであることが好ましい。ブレンドされた乾燥した生のコーンミール混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物にセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、コーンミールがセルロース系材料とともに混合またはブレンドされる前であって、コーンミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーンミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0142】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、ペレットによる液体の吸収中に、隣接するペレットの自己凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0143】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.15%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存し、押出成形中にデキストリンに変換されるスターチの量に強い影響を与える。
【0144】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。これらの押出成形パラメータおよび/または上に開示されたパラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができる。これらの押出成形パラメータおよび/または上に開示されたパラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができる。
【0145】
押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および800psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。好ましい他の押出機操作パラメータの組では、そのようなシングルスクリューの押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。
【0146】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力(好ましくは、約1100psi、すなわち1100psiの±5%以内)で操作される。必要な場合には、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューが使用され、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うそのようなペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0147】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、このようなペレットを生み出すことが好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、このようなペレットを生み出すことが好ましい。
【0148】
上述のように、ペレットは、(a)押出成形後にパッケージングされてもよいし、(b)押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、(c)押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、(d)押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、(e)押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、(f)押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、(g)押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、(h)押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、(i)押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、(j)押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0149】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0150】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、たとえばナトリウムベントナイトのようなベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。ある粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0151】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの粒状の吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤は少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆された粒状の吸収剤のパフォーマンスは、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0152】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、吸収剤としての使用、好ましくはネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて販売される。
【0154】
ペット用または動物用リターとして使用することもできる粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第2の好ましい添加物もまた、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール 70%〜80%
セルロース系材料 20%〜30%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.9〜5.2
【0155】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。コーンミールは、胚を取り除いたコーンミールと全粒コーンミールとの混合物であってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。コーンミールは、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他のコーンミールは、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。コーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0156】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好ましいセルロース材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を20メッシュ以上のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。好ましい他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上のメッシュサイズを有する。100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0157】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどでコーンミールおよび/またはコーン粉末は混合され、それらの乾燥した生の混合物を混合し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリューであってもよい。ブレンドされた乾燥した生のコーンミールおよび/またはコーンミール混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物に、好ましくは干し草のようなセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、コーンミールがセルロース系材料とともに混合またはブレンドされる前であって、コーンミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーンミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0158】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0159】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、スターチの糊化が起こり、断熱押出成形が起こるような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作され、押出成形中にスタートが糊化され、それによってそれぞれのペレット中にデキストリンを形成する。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存し、ペレットの押出成形中に形成されるデキストリンの量を増加または減少させる。
【0160】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。
【0161】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psi(好ましくは、約1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の間の押出成形圧力で操作されてもよい。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することで、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つことが好ましい。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機であることが好ましい一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0162】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことが可能であり、好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことが可能であり、好ましい。
【0163】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0164】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0165】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、たとえばナトリウムベントナイトのようなベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい好適な粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0166】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの粒状の吸収剤と類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0167】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて販売される。
【0169】
ネコ用リターとしてとともに粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第3の好ましい添加物もまた、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール ≒75%±5%
セルロース系材料 ≒25%±5%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5/4.9〜5.2
【0170】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260(胚を取り除いたもの)および/またはYCM260(全粒)の砕かれたコーンミールである。胚を取り除いたコーンミールと全粒のコーンミールとの組合せは混合されて乾燥した生の材料(コーンミール)の混合物を形成してもよい。ある例では、コーングリットがコーンミールの全部または一部を置き換えてもよい。
【0171】
コーンミール混合物または配合は、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他のコーンミール混合物または配合は、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。好ましい他のコーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0172】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好ましいセルロース材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を20メッシュ以上のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上のメッシュサイズを有する。
【0173】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0174】
第1の混合工程では、望ましい時間の間好ましくはリボンブレンダーでコーンミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物を混合し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリューであることが好ましい。ブレンドされた乾燥した生のコーンミールおよび/またはコーンミール混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物に、好ましくは干し草であるセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、コーンミールがセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、コーンミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーンミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0175】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0176】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0177】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されことが好ましい。
【0178】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、900psiから1200psiの間(好ましくは、約1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の押出成形圧力で操作されてもよい。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することで、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つことが好ましい。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0179】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。
【0180】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0181】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0182】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、ベントナイトを含むことが好ましく、ベントナイトはナトリウムベントナイトであることが好ましく、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。ある好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0183】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの粒状の吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆された吸収剤ペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベース粒状の吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0184】
ある実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0186】
ペットまたは動物用リターとしての使用とともに粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第4の好ましい添加物もまた、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール ≒100%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5/4.9〜5.2
【0187】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。コーンミールは、胚を取り除いたコーンミールと全粒コーンミールとの混合物であってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。ペレットおよびペレットの製造方法の好ましい実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、CCM260の胚を除いたイエローコーンミールであってもよい。ペレットの好ましい他の実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、YCM260の全粒のイエローコーンミールであることが好ましい。ある例では、コーングリットがコーンミールの全部または一部を置き換えてもよい。
【0188】
ペレットおよびペレットの製造方法の好ましいさらに他の実施例では、コーンミールは、CCM260などの胚を取り除いたイエローコーンミールと、YCM260などの全粒コーンミールの混合物よりなり、その重量パーセンテージは、75%の胚を取り除いたイエローコーンミールと25%の全粒のイエローコーンミールから、25%の胚を取り除いたイエローコーンミールと75%の全粒のイエローコーンミールまでの間の比率で変化してもよい。ある好ましい、胚を取り除いたコーンミールと全粒のコーンミールとの混合物は、約50%(±5%)の胚を取り除いたイエローコーンミールおよび約50%(±5%)の全粒のイエローコーンミールである。
【0189】
コーンミールは、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な他のコーンミールは、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも5%のスターチとを有する。コーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。好ましい他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0190】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0191】
第1の混合工程では、望ましい時間の間、好ましくはリボンブレンダーでコーンミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物(乾燥した混合物)を混合し、乾燥した混合物を形成し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、シングルスクリュー押出機であることが好ましく、上述のアドバンテージ50であることが好ましい。濡れた混合物が押出機内で糊化する前に、水付加工程において水が加えられる。
【0192】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0193】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。ある押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0194】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および800psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作される。好ましい他の押出機の操作パラメータの組では、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0195】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、押出機は、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間(好ましくは、約1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の押出成形圧力で操作される。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することで、必要である場合には、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つことができる。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0196】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。
【0197】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0198】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0199】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕されたベントナイトを含んでおり、好ましくはナトリウムベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0200】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0201】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0203】
ペット用または動物用リターとしての使用に好適な押出成形ペレットの第5の添加物もまた、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール 65%〜85%
セルロース系材料 15%〜35%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 2〜3/2.4〜2.6
【0204】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。コーンミールは、胚を取り除いたコーンミールと全粒コーンミールとの混合物であってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。ペレットおよびペレットの製造方法の好ましい実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、CCM260の胚を除いたイエローコーンミールであってもよい。好ましいペレットの他の実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、YCM260の全粒のイエローコーンミールであってもよい。ある例では、コーングリットがコーンミールの全部または一部を置き換えてもよい。
【0205】
好ましいペレットおよびペレットの製造方法の好ましいさらに他の実施例では、コーンミールは、CCM260などの胚を取り除いたイエローコーンミールと、YCM260などの全粒コーンミールの混合物よりなり、その重量パーセンテージは、75%の胚を取り除いたイエローコーンミールと25%の全粒のイエローコーンミールから、25%の胚を取り除いたイエローコーンミールと75%の全粒のイエローコーンミールまでの間の比率で変化してもよい。胚を取り除いたコーンミールと全粒のコーンミールとの好ましい混合物は、約50%(±5%)の胚を取り除いたイエローコーンミールおよび約50%(±5%)の全粒のイエローコーンミールである。
【0206】
コーンミールは、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他のコーンミールは、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。コーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。好ましい他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。好ましい他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0207】
ペレットの配合およびペレットの製造方法のある実施例では、100ポンドの全混合物毎に2リットルから3リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約10%以下であって、約4.0%から約9.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の4.2%から8.1%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に2.4リットルから2.6リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.8%から約5.6%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の5%から5.5%の間の範囲の含水量を有する。
【0208】
第1の混合工程では、望ましい時間の間、好ましくはリボンブレンダーなどでコーンミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物(乾燥した混合物)を混合し、乾燥した混合物を形成し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、シングルスクリュー押出機であることが好ましく、上述のアドバンテージ50であることが好ましい。濡れた混合物が押出機内で糊化する前に、水付加工程において水が加えられる。必要であれば、コーンミールがセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、コーンミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーンミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0209】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0210】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、スターチの糊化中に断熱押出成形がまた起こるような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作され、それによって押出成形中にスターチを糊化し、押出成形されたそれぞれのペレット中にデキストリンを形成する。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0211】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも600ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.01インチから0.05インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および600psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作される。好ましい他の押出機の操作パラメータの組では、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0212】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有することができ、押出機は、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが必要であれば利用でき、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機であることが好ましい一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0213】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2ミリメートルから4ミリメートルの間の幅または直径、および2から4ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。これらの被覆されていないペレットは、1立方センチメートル当たり0.4グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.30グラムと0.35グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.317グラムの密度)を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも1.25グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.25グラムと1.80グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約1.60グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも0.7グラムであって、1グラム当たり少なくとも0.7グラムと0.9グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約0.81グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%〜3%、8番のメッシュに保持された25%〜30%、10番のメッシュに保持された60%〜75%、およびパンによって保持された3%以下というふるい分析結果を有する。
【0214】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0215】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0216】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕されたベントナイトを含んでおり、好ましくはナトリウムベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。ある好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0217】
被覆の後、ペレットは、約2.1ミリメートルから5ミリメートルの間の幅または直径、および2.1から5ミリメートルの間の長さを有する。被覆されたペレットは、1立方センチメートル当たり0.75グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.65グラムと0.58グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.616グラムの密度)を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも.2.0グラムであって、1グラム当たり少なくとも2.0グラムと2.75グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.5グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも1.8グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.8グラムと2.25グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.15グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%以下、8番のメッシュに保持された45%〜60%、10番のメッシュに保持された40%〜50%、およびパンによって保持された1%未満というふるい分析結果を有する。
【0218】
そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースのネコ用リターの少なくとも70%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粒状の吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0219】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0221】
ペット用または動物用リターとしての使用に好適な押出成形ペレットの第6の添加物もまた、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール 75%±5%
セルロース系材料 25%±5%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 2〜3/2.4〜2.6
【0222】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。コーンミールは、胚を取り除いたコーンミールと全粒コーンミールとの混合物であってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。ペレットおよびペレットの製造方法の好ましい実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、CCM260の胚を除いたイエローコーンミールであってもよい。好ましいペレットの他の実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、YCM260の全粒のイエローコーンミールであることが好ましい。ある例では、コーングリットがコーンミールの全部または一部を置き換えてもよい。
【0223】
ペレットおよびペレットの製造方法の好ましいさらに他の実施例では、コーンミールは、CCM260などの胚を取り除いたイエローコーンミールと、YCM260などの全粒コーンミールの混合物よりなり、その重量パーセンテージは、75%の胚を取り除いたイエローコーンミールと25%の全粒のイエローコーンミールから、25%の胚を取り除いたイエローコーンミールと75%の全粒のイエローコーンミールまでの間の比率で変化してもよい。ある好ましい、胚を取り除いたコーンミールと全粒のコーンミールとの混合物は、約50%(±5%)の胚を取り除いたイエローコーンミールおよび約50%(±5%)の全粒のイエローコーンミールである。
【0224】
コーンミールは、コーンミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他のコーンミールは、コーンミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。コーンミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。他のコーンミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。好ましい他のコーンミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0225】
ペレットの配合およびペレットの製造方法のある実施例では、100ポンドの全混合物毎に2リットルから3リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.0%から約9.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の4.2%から8.1%の間の範囲の含水量を有する。ペレットの配合およびペレットの製造方法の好ましい他の実施例では、100ポンドの全混合物毎に2.4リットルから2.6リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.8%から約5.6%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の5%から5.5%の間の範囲の含水量を有する。
【0226】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどでコーンミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物(乾燥した混合物)を混合し、乾燥した混合物を形成し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリューであってもよい。濡れた混合物が押出機内で糊化する前に、水付加工程において水が加えられる。必要であれば、コーンミールがセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、コーンミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーンミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0227】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「吸収剤ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0228】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0229】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも600ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.01インチから0.05インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および600psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作される。好ましい他の押出機の操作パラメータの組では、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0230】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、押出機は、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。必要な場合には、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することができ、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、好ましくは1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0231】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、約2ミリメートルから4ミリメートルの間の幅または直径、および2から4ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。これらの被覆されていないペレットは、1立方センチメートル当たり0.4グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.30グラムと0.35グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.317グラムの密度)を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも1.25グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.25グラムと1.80グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約1.60グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも0.7グラムであって、1グラム当たり少なくとも0.7グラムと0.9グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約0.81グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%〜3%、8番のメッシュに保持された25%〜30%、10番のメッシュに保持された60%〜75%、およびパンによって保持された3%以下というふるい分析結果を有する。
【0232】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0233】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0234】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕されたベントナイトを含んでおり、好ましくはナトリウムベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0235】
被覆の後、ペレットは、約2.1ミリメートルから5ミリメートルの間の幅または直径、および2.1から5ミリメートルの間の長さを有する。被覆されたペレットは、1立方センチメートル当たり0.75グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.65グラムと0.58グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.616グラムの密度)を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも.2.0グラムであって、1グラム当たり少なくとも2.0グラムと2.75グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.5グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも1.8グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.8グラムと2.25グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.15グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%以下、8番のメッシュに保持された45%〜60%、10番のメッシュに保持された40%〜50%、およびパンによって保持された1%未満というふるい分析結果を有する。
【0236】
そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤(従来の粘土ベースのネコ用リターを含む)の少なくとも70%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆された被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と少なくとも同じくらい良いが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0237】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0239】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第7の好ましい添加物は、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーン粉末 70%〜80%
セルロース系材料 20%〜30%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5
【0240】
コーン粉末は、イエローコーン、ホワイトコーン、および/または他の好適なコーンまたはトウモロコシからなる、胚を取り除いたコーンまたは全粒コーンからなる。コーン粉末は、コーン粉末の重量の少なくとも70%の炭水化物含有量を有し、コーン粉末の重量の少なくとも60%のスターチを有する。そのようなペレットの配合としての使用に好適な他のコーン粉末は、コーン粉末の重量の少なくとも75%の炭水化物含有量を有し、コーン粉末の重量の少なくとも65%のスターチを有する。コーン粉末は少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。好ましい他のコーン粉末は、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他のコーン粉末は、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0241】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好ましいセルロース材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を好ましくは20メッシュ以上のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。好ましい他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上のメッシュサイズを有する。100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。
【0242】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどでコーン粉末は混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドし、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機であることが好ましい。ブレンドされた乾燥した生のコーン粉末混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物にセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、コーン粉末がセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、コーン粉末の混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、コーン粉末中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0243】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0244】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.25%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリン含有量またはデキストリン含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0245】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。これらの押出成形パラメータおよび/または上に開示されたパラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。これらの押出成形パラメータおよび/または上に開示されたパラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。
【0246】
押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および800psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。他の押出機操作パラメータでは、そのようなシングルスクリューの押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。
【0247】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューにより構成することができ、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間(好ましくは約1100psi、すなわち1100pi±5%以内)の押出成形圧力で操作されてもよい。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが好ましく、それは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0248】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。
【0249】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0250】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0251】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、たとえばナトリウムベントナイトのようなベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0252】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤と少なくとも実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0253】
ある実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0255】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第8の好ましい添加物は、米ベースであり、次の成分により形成される。
米ミール 70%〜80%
セルロース系材料 20%〜30%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.9〜5.2
【0256】
米ミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。米ミールは、粒の細い米、粒の長い米、またはワイルドライスよりなる、胚を取り除いた米ミールまたは全粒の米ミールであってもよい。用いられる米ミールは、胚を取り除いた米ミールおよび/または全粒の米ミールの混合物であってもよい。米ミールは、米ミールの重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、米ミールの重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合への使用に好適な好ましい他の米ミールは、米ミールの重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、米ミールの重量の少なくとも65%のスターチとを有する。米ミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。好ましい他の米ミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他の米ミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0257】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好適な好ましいセルロース含有材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を20メッシュ以上のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。好ましい他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上のメッシュサイズを有する。100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0258】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどで米ミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドし、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、好ましくは上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機である。ブレンドされた乾燥した生の米ミール混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物にたとえば干し草などのセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、米ミールがセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、米ミールの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられ、米ミール中のスターチ、プロテイン、脂質、または砂糖などのうち1つまたはそれより多くを活性化してもよい。
【0259】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0260】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形されたそれぞれのペレット中にデキストリンは形成される間に、スターチの糊化が起こり、それによって断熱押出成形が起こり得るような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0261】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0262】
他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間(好ましくは約1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の押出成形圧力で操作される。必要な場合、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが好ましく、これは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、好ましくは1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0263】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。
【0264】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0265】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0266】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、好ましくはナトリウムベントナイトであるベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。ある好適な粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0267】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの粒状の吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0268】
ある実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0270】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第9の好ましい添加物は、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンスターチ ≒75%±5%
セルロース系材料 ≒25%±5%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5/4.9〜5.2
【0271】
コーンスターチは、工場において粗挽き、細挽き、および/または粉末を形成するように挽かれたものとして知られているようなものであってもよい。必要であれば、コーンスターチは、コーンミール、コーングリット、コーン粉末、米ミール、米グリット、および/または米粉末のうち1つとともに混合され、乾燥添加物を生み出し、その後乾燥添加物の重量の約75%±5%の範囲のセルロース系材料と混合されてもよい。コーンスターチの混合物または配合は、コーンスターチの重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、コーンスターチの重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合への使用に好適な好ましい他のコーンスターチの混合物または配合は、コーンスターチの重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、コーンスターチの重量の少なくとも65%のスターチとを有する。コーンスターチは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。好ましい他のコーンスターチは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。好ましい他のコーンスターチは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0272】
セルロース系材料は、セルロース系材料の重量の少なくとも20%のセルロースを有する。好適な好ましいセルロース含有材料は、たとえばアルファルファの干し草を含み、これは、ハンマーミルのようなものでグラインドし、または粉砕し、干し草を20メッシュ以上(すなわち30メッシュ、50メッシュなど)のサイズを有するより小さいサイズの粒子まで細かく砕いたものである。他のセルロース材料は、粉砕されたテンサイパルプおよび/または木の繊維であり、必要であればその粒子は、20メッシュ以上(すなわち30メッシュ、50メッシュなど)のメッシュサイズを有する。
【0273】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0274】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどでコーンスターチは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドし、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物を押出機のホッパに移動する。押出機は、好ましくは上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機である。ブレンドされた乾燥した生のコーンスターチ混合物が押出機のホッパに移動されると、第2の混合工程では、全てが混ざったブレンドされた混合物にたとえば干し草などのセルロース系材料が加えられ、乾燥した添加物が形成され、水付加工程では乾燥した添加物に水が加えられ、その後押出機内で糊化を受ける。必要であれば、コーンスターチがセルロース系材料とともに混合またはブレンドされる前であって、コーンスターチの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられてもよい。
【0275】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中にたとえば水などの液体に溶解可能な炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、ペレットに吸収された尿、排泄物の水分、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0276】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0277】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および押出機のヘッドで900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0278】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューにより構成されてもよく、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間(好ましくは約1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の押出成形圧力で操作される。必要であれば、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用が必要であり、それは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、好ましくは1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0279】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットを生み出すことができ、生み出すことが好ましい。
【0280】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0281】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0282】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、好ましくはナトリウムベントナイトであるベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい好適な粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0283】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出されたペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と少なくとも同じぐらい良いが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0284】
添加物のある製造方法では、十分な圧力および温度の下で、スターチを含む添加物が押出機の中で糊化され、凝集因子を生じる。凝集因子は、添加物中に、少なくともいくらかのスターチにより形成された炭水化物ポリマーバインダーを含み、1立方センチメートル当たり0.7グラム以下の充填密度を有し、好ましくは水溶性の、炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する。好ましい方法では、全部とまでは行かないが少なくとも一部の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子は、デキストリンを含むか、デキストリンで形成される。
【0285】
粒状の吸収剤の製造方法における押出機の操作中に、添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)は十分に低い含水量であり、押出機は、押出機による糊化および押出成形のうち少なくとも1つの最中に、添加物中のスターチを糊化し、それぞれのペレット中にデキストリンを形成するのに十分な圧力および温度で操作される。この方法の好ましい実施例では、添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、濡れた添加物全体の重量の18%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のペレットを、1平方インチ当たり少なくとも800ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度の押出成形温度で押出成形する。このような押出機の操作条件の下では、断熱押出成形条件が起こる。複数のペレットの押出成形中に押出機は、複数のペレットの押出成形中に断熱押出成形条件が起こり、それぞれのペレット中のデキストリンの量を増加させる。
【0286】
そのような粒状の吸収剤の製造方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%のデキストリンを有する、複数の吸収剤ペレットが生み出される。そのような他の方法によって、それぞれのペレットが2重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのようなさらに他の製造方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%から5重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのような他の製造方法によって、それぞれのペレットが2重量%から10重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。
【0287】
粒状の吸収剤の製造方法に用いられることに好適な好ましい添加物は、シリアル粒の重量の少なくとも45%という高炭水化物の含有量を持つ少なくとも1つのシリアル粒を有する吸収剤ペレットにより形成される。そのような添加物は、シリアル粒の重量の少なくとも45%という高炭水化物の含有量を有する、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%から形成されてもよい。この発明の吸収剤の製造方法に従って押出成形された場合、生み出された複数組の吸収剤ペレットの1つ1つは、被覆されていないペレットの重量の少なくとも1%の炭水化物ポリマー凝集因子を有し、好ましくは、1%から10%の間の炭水化物ポリマー凝集因子であって、少なくともいくらかがたとえば水などの液体に溶解可能な炭水化物ポリマー凝集因子を有する。
【0288】
そのような好ましい添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、濡れた添加物全体の重量の約10%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のペレットを、1平方インチ当たり少なくとも600ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度での押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有する。そのような好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0289】
好ましい他の添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、ペレットの重量の1%から10%の間の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する、押出成形されたペレットを生み出し、濡れた添加物全体の約18%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のペレットを1平方インチ当たり少なくとも800ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度の押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有していてもよい。そのようなある乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0290】
好ましい他の添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、ペレットの重量の1%から10%の間の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する、押出成形されたペレットを生み出し、濡れた添加物全体の約15%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のペレットを1平方インチ当たり少なくとも900ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏140度の押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有していてもよい。そのようなある乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0291】
好ましい粒状の吸収剤の製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力および摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、ペレットの重量の少なくとも1%の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有するペレットを押出成形する。そのような方法によって、水などの液体に溶解可能な炭水化物ポリマーバインダー凝集因子をいくらか有したペレットが生み出される。そのような押出機操作条件の押出機での使用のための好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0292】
好ましい他の粒状の吸収剤の製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力、および摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、ペレットを押出成形し、ペレットを生み出す。このペレットは、少なくともいくらかが水溶性であり、たとえば水などの液体に溶解可能なデキストリンにより形成され得る、炭水化物ポリマー凝集因子を少なくともいくらか有する。そのような押出機操作条件の下での押出機での使用のための好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれの吸収剤ペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜を有していてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0293】
そのような好ましい吸収剤の製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力、および摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、ペレットを押出成形し、スターチの糊化を起こし、液体吸収ペレットの糊化および押出成形のうち1つの間に、押出成形されたそれぞれのペレット内に少なくともいくらかのデキストリンを形成させる。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有する。シリアル粒の好ましい源は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含み、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。そのような吸収剤の製造方法によって、それぞれのペレットが少なくとも0.1重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのような他のリターの製造方法によって、それぞれのペレットが少なくとも2重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのようなさらに他の方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%から5重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。他の方法によって、それぞれのペレットが2重量%から10重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。それぞれのペレットは、ベントナイトにより形成することのできるスメクタイト含有皮膜を有していてもよい。
【0294】
ある実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0296】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第10の好ましい添加物は、米ベースであり、次の成分により形成される。
米ミール ≒100%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 4.7〜5.5/4.9〜5.2
【0297】
米ミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。米ミールは、粒の細い米、粒の長い米、ワイルドライス、または他の適切なタイプの米よりなる、胚を取り除いた米ミールまたは全粒の米ミールであってもよい。用いられる米ミールは、商業的に利用可能な、胚を取り除いた米ミールおよび/または全粒の米ミールの混合物であってもよい。好ましいさらに他のペレットおよびペレットの製造方法の実施例では、コーンミールは、胚を取り除いた米ミールおよび/または全粒の米ミールの混合物であって、100%の胚を取り除いた米ミールと0%の全粒の米ミールとの比率から、0%の胚を取り除いた米ミールと100%の全粒の米ミールとの比率までの範囲の品位の比率の任意の重量%を有するものよりなっている。好ましい他の好適な胚を取り除いた米ミールと全粒の米ミールとの混合物は、約50%(±5%)の胚を取り除いた米ミールと、約50%(±5%)の全粒の米ミールとを有する。
【0298】
米ミールは、米ミール重量の少なくとも70%の炭水化物含有量と、米ミール重量の少なくとも60%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合中の使用に好適な好ましい他の米ミールは、米ミール重量の少なくとも75%の炭水化物含有量と、米ミール重量の少なくとも65%のスターチとを有する。米ミールは少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。好ましい他の米ミールは、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。他の米ミールは、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0299】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.7リットルから5.5リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.0%から約11.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.4%から10.8%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に4.9リットルから5.2リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約9.5%から約10.5%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の9.7%から10.3%の間の範囲の含水量を有する。
【0300】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどで米ミールは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドし、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物(乾燥した混合物)を押出機のホッパに移動する。押出機は、好ましくはシングルスクリュー押出機であり、好ましくは上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機である。水付加工程では水が加えられ、その後濡れた添加物は、押出機内で糊化を受ける。
【0301】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、水、または他の液体で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0302】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の1%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0303】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)の押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも800ポンド(psi)の押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.03インチから0.1インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、好ましくは摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および800psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作される。好ましい他の押出機操作パラメータの組では、そのようなシングルスクリューの押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および900psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作される。
【0304】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および少なくとも1100psiの押出成形圧力で操作され、好ましくは900psiから1200psiの間(好ましくは、1100psi、すなわち1100psi±5%以内)の押出成形圧力で操作される。必要であるまたは求められる場合には、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが好ましく、これは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、好ましくは1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0305】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.03インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約1.5ミリメートルから2.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.5から2.5ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。そのような押出成形パラメータの下での操作により、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて、約2.5ミリメートルから3.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.0から3.9ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。
【0306】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0307】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0308】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕された、好ましくはナトリウムベントナイトであるベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい好適な粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0309】
被覆の後、0.3インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約1.6ミリメートルから3.2ミリメートルの間の幅または直径、および1.6から3.5ミリメートルの間の長さを有する。被覆の後、0.1インチの押出ヘッドのダイの開口を用いて生み出された、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.6ミリメートルから4.5ミリメートルの間の幅または直径、および3.1から4.9ミリメートルの間の長さを有する。そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも80%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0310】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0312】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレット第11の好ましい添加物もまた、米およびコーンベースであり、次の成分により形成される。
米ミール 40%〜60%
コーンスターチ 5%〜15%
セルロース系材料 10%〜40%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 2〜3/2.4〜2.6
【0313】
米ミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。米ミールは、粒の細い米、粒の長い米、ワイルドライス、または他の適切なタイプの米よりなる、胚を取り除いた米ミールまたは全粒の米ミールであってもよい。米ミールは、商業的に利用可能な胚を取り除いた米ミールおよび/または商業的に利用可能な全粒の米ミールの混合物であってもよい。コーンスターチは、好ましくは、粗挽きされた、粉末にグラインドするこのできる、商業的に利用可能なコーンスターチである。必要であれば、米とコーンスターチとの混合中および/または米がセルロース系材料と混合される場合には米とセルロース系材料との混合中に、0.1%から0.3%の間のグリセロールモノステアレート(GMS)または他の好適な界面活性が混合物に加えられてもよい
【0314】
米ミールとコーンスターチとによって形成される乾燥添加物の部分は、少なくとも70重量%の炭水化物の含有量と、少なくとも60重量%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合への使用に好適な好ましい他の乾燥添加物の部分は、米ミールとコーンスターチとで形成され、少なくとも75重量%の炭水化物の含有量と、少なくとも65重量%のスターチを有する。米ミールとコーンスターチとで形成される乾燥添加物の部分は、少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。米ミールとコーンスターチとで形成される好ましい他の乾燥添加物の部分は、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。米ミールとコーンスターチとで形成される好ましい他の乾燥添加物の部分は、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0315】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に2リットルから3リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.0%から約9.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の4.2%から8.1%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に2.4リットルから2.6リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.8%から約5.6%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の5%から5.5%の間の範囲の含水量を有する。
【0316】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどで米ミールとコーンスターチとは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドして乾燥添加物を形成し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物(乾燥添加物)を押出機のホッパに移動する。押出機は、好ましくはシングルスクリュー押出機であり、好ましくは上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機である。濡れた混合物が押出機内で糊化する前に、水付加工程において水が加えられる。必要であれば、ブレンドされた米ミール/コーンスターチ混合物がセルロース系材料と混合またはブレンドされる前であって、米ミールおよびコーンスターチの混合またはブレンド中に、少なくともいくらかの水が加えられてもよい。
【0317】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、水、または水分で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0318】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれの押出成形されたペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0319】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも600ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.01インチから0.05インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および600psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。他の押出機操作パラメータでは、そのようなシングルスクリューの押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。
【0320】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが好ましく、それは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0321】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、約2ミリメートルから4ミリメートルの間の幅または直径、および2から4ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。これらの被覆されていないペレットは、1立方センチメートル当たり0.4グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.30グラムと0.35グラムとの間の充填密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.317グラムの充填密度)を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも1.25グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.25グラムと1.80グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約1.60グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも0.7グラムであって、1グラム当たり少なくとも0.7グラムと0.9グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約0.81グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%〜3%、8番のメッシュに保持された25%〜30%、10番のメッシュに保持された60%〜75%、およびパンによって保持された3%以下というふるい分析結果を有する。
【0322】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0323】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「添加物ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0324】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕されたベントナイトを含んでおり、好ましくはナトリウムベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0325】
被覆の後、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.1ミリメートルから5ミリメートルの間の幅または直径、および2.1から5ミリメートルの間の長さを有する。被覆されたペレットは、1立方センチメートル当たり0.75グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.65グラムと0.58グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.616グラムの密度)を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも.2.0グラムであって、1グラム当たり少なくとも2.0グラムと2.75グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.5グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも1.8グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.8グラムと2.25グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.15グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%以下、8番のメッシュに保持された45%〜60%、10番のメッシュに保持された40%〜50%、およびパンによって保持された1%未満というふるい分析結果を有する。
【0326】
そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも70%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と実質的に同じとなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0327】
ある実施例では、被覆されていないペレットもまた、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて粒状の吸収剤として販売される。
【0329】
粒状の吸収剤としての使用に好適な押出成形ペレットの第12の好ましい添加物は、コーンベースであり、次の成分により形成される。
コーンミール 55%〜75%
コーンスターチ 5%〜15%
セルロース系材料 10%〜30%
全混合物(水を加える前) 100%
水(100ポンドの添加物当たりのリットル) 2〜3/2.4〜2.6
【0330】
コーンミールは、工場において粗挽きまたは細挽きとして知られているようなものであってもよい。コーンミールは、イエローコーンまたは他の適切なコーンまたはトウモロコシよりなる、胚を取り除いたまたは全粒のコーンミールであってもよい。コーンミールは、胚を取り除いたコーンミールと全粒コーンミールとの混合物であってもよい。好適なコーンは、ミズーリ州、セントルイス、ボーマンドライブ11720のバンジ北アメリカから商業的に利用可能なCCM260および/またはYCM260コーンミールを含む。ペレットおよびペレットの製造方法の好ましい実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、CCM260の胚を除いたイエローコーンミールであってもよい。ペレットの好ましい他の実施例では、コーンミールの実質的に全部が胚を除いたイエローコーンミールであり、これは、YCM260の全粒のイエローコーンミールであることが好ましい。必要であれば、ある例では、コーングリットがコーンミールの全部または一部を置き換えてもよい。コーンスターチは、好ましくは商業的に利用可能なコーンスターチであり、粗挽きされ、粉状になったものでもよい。必要であれば、米ミールをコーンスターチにブレンドする間、および/またはセルロース系材料とブレンドされる間のうちいずれかに、0.1%から0.3%の間のグリセロールモノステアレート(GMS)または他の好適な界面活性剤が混合物に加えられてもよい。
【0331】
ペレットおよびペレットの製造方法の好ましいさらに他の実施例では、コーンミールは、CCM260などの胚を取り除いたイエローコーンミールと、YCM260などの全粒コーンミールの混合物よりなり、その重量パーセンテージは、75%の胚を取り除いたイエローコーンミールと25%の全粒のイエローコーンミールから、25%の胚を取り除いたイエローコーンミールと75%の全粒のイエローコーンミールまでの間の比率で変化してもよい。ある好ましい、胚を取り除いたコーンミールと全粒のコーンミールとの混合物は、約50%(±5%)の胚を取り除いたイエローコーンミールおよび約50%(±5%)の全粒のイエローコーンミールである。
【0332】
コーンミールとコーンスターチとによって形成される添加物の部分は、少なくとも70重量%の炭水化物の含有量と、少なくとも60重量%のスターチとを有する。そのようなペレットの配合への使用に好適な好ましい他の添加物の部分は、コーンミールとコーンスターチとによって形成され、少なくとも75重量%の炭水化物の含有量と、少なくとも65重量%のスターチとを有する。コーンミールとコーンスターチとで形成される乾燥添加物の部分は、少なくとも55%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、10:90と45:55との間である。コーンミールとコーンスターチとで形成される好ましい他の乾燥添加物の部分は、少なくとも60%のアミロペクチンを有し、アミロース:アミロペクチン比は、15:85と40:60との間である。コーンミールとコーンスターチとで形成される好ましい他の乾燥添加物の部分は、20:80と35:65との間のアミロース:アミロペクチン比を有する。
【0333】
あるペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に2リットルから3リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.0%から約9.0%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の4.2%から8.1%の間の範囲の含水量を有する。好ましい他のペレットの配合およびペレットの製造方法では、100ポンドの全混合物毎に2.4リットルから2.6リットルの間の水が加えられ、それによって、濡れた添加物が、濡れた添加物の重量の約4.8%から約5.6%の間、好ましくは濡れた添加物の重量の5%から5.5%の間の範囲の含水量を有する。
【0334】
第1の混合工程では、望ましい時間の間リボンブレンダーなどでコーンミールとコーンスターチとは混合され、それらの乾燥した生の混合物をブレンドして乾燥添加物を形成し、その後ブレンドされた乾燥した生の混合物(乾燥添加物)を押出機のホッパに移動する。押出機は、好ましくはシングルスクリュー押出機であり、好ましくは上述のアドバンテージ50のようなシングルスクリュー押出機である。濡れた混合物が押出機内で糊化する前に、水付加工程において水が加えられる。必要であれば、混合されたコーンミールおよびコーンスターチがセルロース系材料とブレンドされる前に、コーンミールおよびコーンスターチにより形成される混合物に、少なくともいくらかの水が加えられてもよい。
【0335】
押出機は、糊化工程中および押出成形工程中に回転する少なくとも1つの押出機スクリューを有し、このスクリューは濡れた添加物を始めに糊化し、その後押出機のヘッドのダイにおける少なくとも1つのオリフィスまたは開口を通じて、糊化された混合物を押出成形する。押出機は、糊化中および/または押出成形中のいずれかにおいて糊化された添加物中に水溶性の炭水化物ポリマーバインダーが形成されるのに十分な押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作され、その結果、それぞれの押出成形されたペレットは、水溶性の炭水化物ポリマーバインダーを十分に有し、バインダーの少なくともいくらかは、尿、排泄物の水分、または水で濡れた場合に溶解し、隣接するペレットの凝集を起こす。それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べた炭水化物ポリマーバインダーの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間の炭水化物ポリマーバインダー含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出された炭水化物ポリマーバインダーの含有量または炭水化物ポリマーバインダーの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0336】
炭水化物ポリマーバインダーは、アミロペクチンの少なくとも一部から形成されてもよく、好ましくは、押出成形中に形成されたスターチの糊化を起こすような押出成形圧力および押出成形温度の下で操作された押出機の結果形成されたデキストリンを含む。好ましい押出機の操作方法では、押出機は、押出成形中に断熱押出成形が起こり、それによってスターチの糊化が起こり、それによってそれぞれのペレットにデキストリンが形成されるような押出成形圧力および押出成形温度を生み出すように操作される。スターチの糊化が押出成形中に起こる場合、それぞれのペレットは、上の「ペレットの実施例」のセクションで述べたデキストリンの範囲に従って、ペレットの重量の0.5%から2%の間、ペレットの重量の2%から10%の間、ペレットの重量の3%から10%の間、ペレットの重量の4%から12%の間、および/またはペレットの重量の5%から15%の間のデキストリン含有量を有する。押出成形されたペレット中に生み出されたデキストリンの含有量またはデキストリンの含有量の実際の範囲は、押出機の操作条件とともに、添加物中のスターチの量、アミロースとアミロペクチンとの比率、添加物中の水の量を含む因子に依存する。
【0337】
糊化工程中および押出成形工程中に、押出機は、少なくとも摂氏135度(華氏約275度)という押出成形温度、および押出機のヘッドで1平方インチ当たり少なくとも600ポンド(psi)という押出成形圧力で操作され、糊化された添加物を、0.01インチから0.05インチの間のダイの開口を有する押出ダイの外へ押し出す。押出機がシングルスクリュー押出機である場合、そのようなシングルスクリュー押出機は、摂氏135度(華氏約275度)から摂氏170度(華氏約338度)の間の押出成形温度、および600psiから1250psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。好ましい他の押出機操作パラメータでは、そのようなシングルスクリューの押出機は、摂氏140度(華氏約284度)から摂氏165度(華氏約330度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。
【0338】
好ましい他の方法では、押出機は、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを有し、摂氏145度(華氏約293度)から摂氏160度(華氏約320度)の間の押出成形温度、および600psiから1200psiの間の押出成形圧力で操作されてもよい。必要な場合または求められる場合には、少なくとも1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを使用することが好ましく、それは、押出機からの比較的スムーズなスループットを維持することに役立ち、糊化された添加物の速度の変動を吸収することに役立ち、それによって押出成形されたペレットの均一性をより良く維持することに役立つ。そのような押出機が、1つの圧縮スクリュー、または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるシングルスクリュー押出機である一方、この発明に従うペレットの製造方法は、1つの圧縮スクリュー、および/または少なくとも1つの圧縮セクションまたは区域を有する少なくとも1つのスクリューを備えるツインスクリューの押出機を用いて行われてもよい。
【0339】
そのような押出成形パラメータの下での操作により、約2ミリメートルから4ミリメートルの間の幅または直径、および2から4ミリメートルの間の長さを有する被覆されていないペレットが生み出された。これらの被覆されていないペレットは、1立方センチメートル当たり0.4グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.30グラムと0.35グラムとの間の密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.317グラムの密度)を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも1.25グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.25グラムと1.80グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約1.60グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されていないペレットは、1グラム当たり少なくとも0.7グラムであって、1グラム当たり少なくとも0.7グラムと0.9グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約0.81グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%〜3%、8番のメッシュに保持された25%〜30%、10番のメッシュに保持された60%〜75%、およびパンによって保持された3%以下というふるい分析結果を有する。
【0340】
上述のように、ペレットは、押出成形後にパッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に乾燥され安定化されその後パッケージングされてもよいし、押出成形後に処理されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理され乾燥され安定化されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆されパッケージングされてもよいし、押出成形後に被覆され乾燥されパッケージングされてもよいし、押出成形後に処理/被覆されパッケージングされてもよいし、または、押出成形後に処理/被覆され乾燥されパッケージングされてもよい。ペレットは、上述のように乾燥剤および/または湿潤剤とともにパッケージングされてもよい。
【0341】
粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、少なくとも0.05ミリメートルであり、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。粘土ベースの皮膜で被覆される場合、ペレットは、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べられたような方法などで、凝集され、メッキされ、または他のもので被覆され、0.1ミリメートルから1ミリメートルの間の、ペレットの外周表面を実質的に完全に被覆する皮膜を形成する。
【0342】
そのような粘土ベースの皮膜は、粒状の物質または粉末にすり潰すことなどにより粉砕されたベントナイトを含んでおり、好ましくはナトリウムベントナイトを含んでおり、約20メッシュ以上のメッシュサイズ、好ましくは50メッシュ以上のメッシュサイズを有する。そのような粘土ベースの皮膜は、「吸収剤ペレット皮膜および被覆方法」のセクションで述べたような配合を有していてもよい。好ましい粘土ベースの皮膜の配合は、少なくとも70%のナトリウムベントナイトを有し、70%から100%の間のナトリウムベントナイトを有することができる。皮膜の配合が他の成分を含む場合、皮膜の配合は、10%以下の皮膜の配合の重量のゼオライト、10%以下の皮膜の配合の重量のナトリウム重炭酸塩および/またはカルシウム重炭酸塩、および8%以下の皮膜の配合の重量の結晶化シリカなどのシリカを含んでいる。
【0343】
被覆の後、丸まったまたは略円柱状のペレットは、約2.1ミリメートルから5ミリメートルの間の幅または直径、および2.1から5ミリメートルの間の長さを有する。被覆されたペレットは、1立方センチメートル当たり0.75グラム以下の充填密度を有し、好ましくは1立方センチメートル当たり0.65グラムと0.58グラムとの間の充填密度(好ましくは、1立方センチメートル当たり約0.616グラムの密度)を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも.2.0グラムであって、1グラム当たり少なくとも2.0グラムと2.75グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.5グラム)のASTM油吸収度を有する。これらの被覆されたペレットは、1グラム当たり少なくとも1.8グラムであって、1グラム当たり少なくとも1.8グラムと2.25グラムとの間(好ましくは1グラム当たり約2.15グラム)のASTM水吸収度を有する。そのような被覆されたペレットは、5番のメッシュに保持された2%以下、8番のメッシュに保持された45%〜60%、10番のメッシュに保持された40%〜50%、およびパンによって保持された1%未満というふるい分析結果を有する。
【0344】
そのようなサイズを有する被覆されたペレットは、従来の顆粒粘土ベースの吸収剤のサイズと類似のサイズを有し、従来の粘土ベースの吸収剤の少なくとも70%の吸水量を有する。その結果、この発明に従う被覆されたペレットのパフォーマンスは、従来の粘土ベースの吸収剤と少なくとも同じぐらい良くなるが、与えられたパッケージ体積またはパッケージサイズで、従来の粘土ベースの吸収剤の重量の半分以下の重量を有する。
【0345】
好ましい実施例では、被覆されていないペレットは、ネコ用リターとしての使用のためにパッケージングされ、販売されてもよいと考えられる。好ましい他の実施例では、ペレットは、上述のように粘土ベースの皮膜で被覆され、その後パッケージングされて販売される。
【0346】
好ましい吸収剤ペレットの配合および方法
【0347】
この発明の押出成形されたペレットを用いた粒状の吸収剤の製造に好適な添加物の好ましい製造方法では、十分な圧力および温度の下で、スターチを含む添加物が押出機の中で糊化され、ペレットの押出成形中にリター凝集因子を生じる。リター凝集因子は、添加物中に、少なくともいくらかのスターチにより形成された炭水化物ポリマーバインダーを含み、1立方センチメートル当たり0.7グラム以下の充填密度を有し、好ましくは水などの液体に溶解可能な炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する。ある方法では、全部とまでは行かないが少なくとも一部の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子は、デキストリンを含むか、デキストリンで形成される。
【0348】
吸収剤の製造方法における押出機の操作中に、添加物(あらゆる水分を添加物に加える前)は十分に低い含水量であり、押出機は、押出機による糊化および押出成形のうち少なくとも1つの最中に、添加物中のスターチを糊化し、それぞれのペレット中にデキストリンを形成するのに十分な圧力および温度で操作される。この方法の好ましい実施例では、添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、濡れた添加物全体の重量の18%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のペレットを、1平方インチ当たり少なくとも800ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度の押出成形温度で押出成形する。このような押出機の操作条件の下では、押出機は、複数のペレットの押出成形中に断熱押出機の操作条件で操作可能である。
【0349】
そのようなある粒状の吸収剤の製造方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%のデキストリンを有する、複数の吸収剤ペレットが生み出される。そのような他の方法によって、それぞれのペレットが2重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのようなさらに他の製造方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%から5重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのような他の製造方法によって、それぞれのペレットが2重量%から10重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。
【0350】
粒状の吸収剤の製造方法での使用に好適な好ましい添加物は、少なくとも45%という高炭水化物の含有量である少なくとも1つのシリアル粒を有する。そのような添加物は、シリアル粒の重量の少なくとも45%という高炭水化物の含有量を有する、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%から形成されてもよい。この発明の粒状の吸収剤の製造方法に従って押出成形された場合、複数のペレットの各々は、被覆されていないペレットの重量の少なくとも1%の炭水化物ポリマー凝集因子を有し、好ましくは、1%から10%の間の炭水化物ポリマー凝集因子であって、少なくともいくらかが水溶性である炭水化物ポリマー凝集因子を有する。
【0351】
そのような好ましい添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、濡れた添加物全体の重量の約10%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のリターペレットを、1平方インチ当たり少なくとも600ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度での押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有する。そのようなある乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのリターペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0352】
好ましい他の添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、ペレットの重量の1%から10%の間の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する、押出成形されたリターペレットを生み出し、濡れた添加物全体の約18%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のリターペレットを1平方インチ当たり少なくとも800ポンドの押出成形圧力および少なくとも摂氏135度の押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有していてもよい。そのような好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。必要であれば、それぞれのリターペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0353】
好ましい他の添加物(水分を添加物に加えた後、すなわち濡れた添加物)は、ペレットの重量の1%から10%の間の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有する、押出成形されたリターペレットを生み出し、濡れた添加物全体の約15%以下の含水量を有し、押出機は、複数組のリターペレットを少なくとも900psiの押出成形圧力および少なくとも摂氏140度の押出成形温度で押出成形する。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有していてもよい。そのようなある乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を添加物に加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0354】
粒状の吸収剤の好ましい製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力および摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、ペレットの重量の少なくとも1%の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子を有するペレットを押出成形する。そのような方法によって、水溶性の炭水化物ポリマーバインダー凝集因子をいくらか有したペレットが生み出される。そのような押出機操作条件の押出機での使用に好適な好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜で被覆されてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0355】
好ましい他の吸収剤の製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力、および少なくとも摂氏140度、好ましくは摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、自己凝集するペレットを押出成形し、リターペレットを生み出す。このリターペレットは、少なくともいくらかが水溶性であり、水溶性のデキストリンにより形成され得る、炭水化物ポリマー凝集因子を少なくともいくらか有する。そのような押出機操作条件の押出機での使用のための好ましい乾燥添加物は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含むコーンの適切な源とともに、乾燥添加物の重量(あらゆる水分を加える前)の少なくとも70%のコーンを有し、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。それぞれのリターペレットは、押出成形後にスメクタイトを含有する皮膜を有していてもよく、皮膜はベントナイトで形成されてもよい。
【0356】
吸収剤のそのような好ましい製造方法において、押出機は、1平方インチ当たり900ポンドから1平方インチ当たり1200ポンドの間の押出成形圧力および摂氏140度から摂氏165度の間の押出成形温度の下、ペレットを押出成形し、スターチの糊化を起こし、吸収剤ペレットの糊化および押出成形のうち1つの間に、押出成形されたそれぞれのペレット内に少なくともいくらかのデキストリンを形成させる。添加物は、少なくとも1つのシリアル粒の乾燥添加物の重量の少なくとも70%を形成する乾燥添加物よりなっていてもよく、この少なくとも1つのシリアル粒は、シリアル粒の重量の少なくとも65%という高炭水化物の含有量を有し、シリアル粒の重量の少なくとも60%という高スターチ含有量を有する。シリアル粒の好ましい源は、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち少なくとも1つを含み、コーングリット、コーンミール、コーン粉末、およびコーンスターチのうち1つ以上のブレンドまたは混合物を含んでもよい。そのようなある吸収剤の製造方法によって、それぞれのペレットが少なくとも0.1重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのような他の吸収剤の製造方法によって、それぞれのペレットが少なくとも2重量%のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。そのようなさらに他の方法によって、それぞれのペレットが0.1重量%から5重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。他の方法によって、それぞれのペレットが2重量%から10重量%の間のデキストリンを有する、複数のペレットが生み出される。必要であれば、それぞれのペレットは、ベントナイトにより形成することのできるスメクタイト含有皮膜を有していてもよい。
【0357】
この発明は、粒状の吸収剤およびそのような粒状の吸収剤の製造方法に向けられたものであり、少なくとも一部が有機材料または植物材料よりなり、シングルスクリューまたはツインスクリュー押出機を用いて液体吸収剤ペレットを生み出す方法でペレットを押出成形することによりペレットは製造される。そのような方法では、スターチを含む添加物が準備され、この添加物は、押出機の中へ導入され、この押出機は、押出機から放出される複数組のペレット、すなわち少なくとも3つのペレットにより形成される粒状の吸収剤を生み出すのに十分なパラメータで操作され、好ましくは、孔で満たされた多孔質は液体を吸収する構造である。この発明に従う粒状の吸収剤の好ましい製造方法では、スターチ含有添加物は、ある押出機操作条件の下で押出成形され、この押出機操作条件は、押出成形されたそれぞれのペレット中に少なくともいくらかの液体に溶解可能な炭水化物バインダーが形成されるのに十分な押出機ヘッドまたはダイの圧力および温度の条件である。スターチ含有添加物は、好ましくは、押出成形されたそれぞれのペレット中に十分な量の炭水化物バインダーが形成されるような押出機操作条件の下で押出成形され、その結果粒状の吸収剤のペレットによって吸収された液体の中に炭水化物バインダーの少なくともいくらかが溶解し、吸収を促進するだけでなく、吸収中にペレットが凝集することを助け、一度液体を吸収した消費されたペレットの回収を促進する。
【0358】
好ましい添加物は、粒サイズが小さくされたスターチ含有材料を含み、植物ベースの有機材料のような有機物であってもよく、添加物は、グラインドし、または他のタイプに粉砕するなどの方法で、たとえばグリット、ミール、粉末、またはスターチまで粒サイズを小さくすることを含む方法で処理される。好ましい添加物は、1つまたはそれより多くのシリアル粒の形式で植物ベースの有機材料を含み、添加物は、グリット、ミール、粉末、またはスターチまで粒サイズを小さくすることを含む方法で処理される。液体吸収剤ペレットの製造に用いることが好適な好ましいシリアル粒は、コーンまたはトウモロコシ、米、小麦、アマランス、および/またはモロコシを含む。
【0359】
上述で特定したシリアル粒の1つまたはそれより多くのグリット、ミール、粉末、および/またはスターチにより形成される、好ましいシリアル粒添加物は、リボンブレンダーのようなミキサーまたはブレンダーで混合される。水が必要または要求される場合、5重量%以下の量で水が加えられ、50ポンドの一群の上述の添加物に対して1リットル以下の水が加えられる。好ましい他の添加物では、3重量%以下の量で水が加えられ、50ポンドの一群の上述の添加物に対して0.5リットル以下の水が加えられる。添加物に水が加えられる場合、押出機中で残余が添加物に加えられるとともに、加えられる水のいくらかまたは全部が、ミキサー中で添加物が混合されている間に加えられてもよい。
【0360】
好ましい添加物は、少なくとも75重量%の、上述のシリアル粒のうち1つまたはそれより多くのもののグリット、ミール、粉末、および/またはスターチのうち1つまたはそれより多くのものから形成され、他の成分より形成された添加物の残余を有し、これは、アルファルファ、木の繊維、細かく切られた紙または新聞紙、ビートパルプ、および/または他のセルロース含有材料などのセルロース含有材料のうち1つまたはそれより多くを含むことができる。必要であれば、添加物は、上述のシリアル粒の1つまたはそれより多くのもののグリット、ミール、粉末、および/またはスターチのうち1つまたはそれより多くのものより実質的に完全になることができる。
【0361】
この発明に従って生み出されたそのような添加物は、(a)必要な炭化水素の含有量の重量パーセンテージ、(b)必要なスターチの含有量の重量パーセンテージ、(c)必要なアミロペクチンの含有量の重量パーセンテージ、(d)必要なアミラーゼに対するアミロペクチンの比率、および/または(e)ともに係属する出願人の米国特許出願第13/842534号およびこの出願の付録に開示された必要なアミロペクチンに対するアミラーゼの比率のうち1つまたはそれより多くを有するように作製することができ、それぞれの出願の全体が、ここに明確に追加される。
【0362】
添加物の上述の成分を混合する混合工程が一旦完了すると、完成した添加物が形成され、完成した添加物は押出機に移動され、押出機は、シングルスクリューまたはツインスクリュー押出機であってもよく、好ましくは、この技術分野で知られている食品または食品グレーダー押出機ある。そのような食品押出機は、少なくとも25馬力であり、好ましくは少なくとも50馬力であり、1時間に少なくとも600ポンドの吸収剤ペレットを押出成形することができる。
【0363】
操作中に、押出機は、押出機のヘッドまたはダイを通じて押出機内で糊化された添加物を押出成形するような添加物の送り速度、押出機スクリュー回転速度、押出機ヘッドまたはダイ温度、および押出機ヘッドまたはダイ圧力で操作され、ヘッドまたはダイは、押出成形中にそれぞれのペレット中に炭水化物ポリマーバインダーが形成されるように、必要な小さい開口サイズを有している。添加物の配合に依存して、添加物の含水量、送り速度、スクリュー速度、押出機のヘッドまたはダイの温度、押出機ヘッドまたはダイの開口の数およびサイズなどに依存して、押出成形されたそれぞれのペレット中に形成される炭水化物バインダーの量は、必要な量に到達するためにバインダーの量が増加するように操作可能であり、調整可能である。上で開示されたように配合された添加物を用いて、押出成形されたペレット中に炭水化物バインダーを形成する、いくつかの好適な押出機操作条件、操作条件などは、ここでより詳細に開示される。
【0364】
押出成形中にそれぞれのペレット中に形成される炭水化物バインダーの量は、液体に濡れたペレットの炭水化物バインダーの少なくともいくらかが溶解し、ペレットの周り、好ましくは1つまたはそれより多くの近接するペレットの中および周りを液体とともに流れることができるのに十分である。そのような吸収剤ペレットは、ペレットを濡らした液体に溶解する自由なバインダーを生み出す十分な炭水化物バインダーを有するそのような吸収剤ペレットを押出成形することによって、自己凝集するペレットが生み出され、これは、ペレットの仕事が終わった後でペレットの除去を有利に促進する。
【0365】
好ましくは、この発明に従って生み出された粒状の吸収剤の押出成形された吸収剤ペレットは、ペレット重量の少なくとも1%の炭水化物バインダーを有し、少なくともいくらかの炭水化物バインダーは、ペレットの外周表面または外皮の少なくとも一部に沿って(および/または近接して)分散され、これは、ペレットの外周表面または外皮の一部を形成することができる。ペレットの外周表面に近い胃位置に存在するバインダーによって、そのようなバインダーは、ペレットが濡れたときに直ちに利用可能となり、ペレットによる液体の吸収中に、ペレットを濡らした液体中に溶解し、および/または可溶化する。ペレットの外周表面またはその近くに存在するバインダーを有することで、ペレットの迅速な凝集が有利に促進され、ペレットの凝集がより完全になる。被覆されていないペレットの重量パーセンテージおよび/または重量パーセンテージ範囲などのペレットの重量パーセンテージを含めて、炭水化物バインダーの好適な量はここに開示されている。
【0366】
この発明に従う粒状の吸収剤の吸収剤ペレットの製造方法の少なくとも1つでは、押出機は、押出機のヘッドまたはダイを通じて押出機内で糊化された添加物を押出成形するような添加物の送り速度、押出機スクリュー回転速度、押出機ヘッドまたはダイ温度、および押出機ヘッドまたはダイ圧力で操作され、ヘッドまたはダイは、押出成形中にそれぞれのペレット中に炭水化物ポリマーバインダーが形成され、炭水化物バインダーがデキストリンであるか、少なくともデキストリンを含むように、必要な小さい開口サイズを有している。デキストリンが押出成形されたそれぞれのペレット中に形成される場合、それぞれのペレット中に、ペレットの重量の少なくとも0.1%のデキストリンが形成され、少なくともいくらかのデキストリンは、ペレットの外周表面または外皮の少なくとも一部に沿って(および/または近接して)分散し、ペレットのが「集票面または外皮の一部を形成することができる。
【0367】
ペット用または動物用リターとしての使用に好適な粒状の吸収剤の配合は、この発明に従う複数組の、つまり少なくとも3つの押出成形されたペレットによって形成され、上に開示されたものに従って配合される添加物および上に開示されたものに従って操作される押出機を利用し、ペットまたは動物の排泄物と同様に、ペットまたは動物の尿を吸収するための使用に好適である吸収剤ペレットを生み出す。ペレットは、略丸形、長方形、および/または円筒形の形状を有しており、比較的小さいサイズを有しており、被覆されていないペレットの実施例では、約1.5ミリメートルから約1.5ミリメートルの間の範囲の幅または直径、および1.5ミリメートルから2.5ミリメートルの間の長さであり、被覆されていないペレットの他の実施例では、約2.5ミリメートルから約3.5ミリメートルの間の範囲の幅または直径、および3.0ミリメートルから3.9ミリメートルの間の長さである。押出機のダイまたはヘッドの開口のサイズは、この発明に従う必要なサイズを持つペレットを生み出すために、0.1から0.01インチの間である。ネコ用リターとしての使用に好適な他のペレットのサイズは、ここに開示されている。
【0368】
他のペレットの形状は、同様に押出成形されてもよい。ネコ用リターとしての使用に好適な、この発明に従う粒状の吸収剤の好ましい製造方法では、押出機から押し出された押出成形物をペレットに切断する、ロータリーカッターに沿った押出機のダイまたはヘッドは、丸、長方形、および円筒形とは異なる形状にペレットを切断するように構成され、そのように回転速度が操作されてもよい。吸収剤ペレットを押出成形する方法の好ましい実施例では、押出機のヘッド/ダイおよびカッターは、略ディスク形、卵形、スカラップ形、半月形またはペレットの長さの半分未満のペレット厚さである形状である収剤ペレットを生み出すように構成され、そのように操作される。そのような好ましい方法の実施例では、吸収剤ペレットは、ディスク形、卵形、スカラップ形、半月形またはペレットの長さの30%未満のペレット厚さである吸収剤ペレットが押出成形される。そのような好ましい他の方法の実施例では、吸収剤ペレットは、ディスク形、卵形、スカラップ形、半月形またはペレットの長さの20%未満のペレット厚さである吸収剤ペレットが押出成形される。
【0369】
そのようなペレットで生み出されたネコ用、ペット用、または動物用リターは、ペレットの最も長いまたは縦の量の半分未満の最も狭いまたは最も薄い量を有しており、それは、ペレットと接触する尿、液体排泄物、水、および他の液体が、略水平に向くのを助け、それらが広がるのを助ける。ペレットと接触する尿、液体排泄物、水、および他の液体が、リター箱内でそのようなペレットの頂点の表面に沿って略水平方向に広がることによって、液体がペレットの頂点表面および近接する頂点表面によって吸収され、濡れたペレットの凝集を生み出し、それは2インチ未満の深さである。これは、尿、液体排泄物、水、および他の液体がリター箱の底に溜まることを有利に防ぐ一方、リター箱の製造時に人がスコップで容易にすくい上げることのできる浅い凝集物を生み出す。
【0370】
必要であれば、それぞれのペレットは、被覆工程でそれぞれのペレットに適用された皮膜で被覆されてもよく、これはスメクタイトまたは他の吸収性のミネラルのような吸収性の材料を含む。好ましい粒状の吸収剤では、それぞれのペレットは、被覆工程中に被覆され、続いて押出成形工程が行われ、皮膜はそのような吸収性の材料を含み、吸収性の材料は好ましくは、スメクタイトであり、たとえばベントナイトのような粘土である。そのような皮膜で被覆した場合、ペレットは被覆工程中に被覆され、20ミクロンから2500ミクロンの間の範囲の厚さであって、必要であれば0.2インチの厚さを有する外周表面またはシェルを生み出す。
【0371】
この発明に従って生み出される吸収剤ペレットの好ましい被覆方法では、少なくとも10ポンドのペレットが、回転被覆機に入れられ、この回転被覆機は、回転セメントミキサードラム、略円筒形の回転被覆ドラム、商業的なアグロメレータ、商業的なメッキ機、略円筒形の調味料被覆機、またはそのように比較的小さいペレットの被覆に好適な他の設備であってもよい。被覆工程中、被覆機中に被覆混合物が導入されている間、被覆機の動きは、ペレットを転がすおよび/またはかき混ぜる。
【0372】
被覆機中のペレットが、ペレットの外周表面がわずかにべとつく程度に十分にはまだ濡れていない場合、被覆機がペレットを転がすおよび/またはかき混ぜる間に、濡らし準工程が行われる。この濡らし準工程では、ペレットの外周表面または外周表面に沿って存在する濡れたペレットの炭水化物バインダーの少なくともいくらかが可溶化するのに十分なだけ、少なくとも複数組、すなわち少なくとも3つのペレットの外周表面が濡らされ、濡れた外周表面がべとつくようにされる。そのような濡らし準工程の間および/または後に、被覆工程が行われ、被覆機に導入された皮膜の混合物が直ちにそれらのペレットに粘着し、それらのペレットの外周表面は、濡らし準工程で予めべとつく状態とされる。皮膜の混合物は、さらなる皮膜の混合物が、被覆機内で転がされ、かき混ぜられるペレットに対してもはや直ちに粘着しなくなるまで、被覆工程中に加えられる。
【0373】
もし、ペレットが皮膜の混合物で十分に被覆されていないペレット場合、他の濡らし準工程が行われ、被覆機内で転がされ、および/またはかき混ぜられる少なくとも複数組のペレットの少なくとも外周表面の一部がべとつくようにされる。その後、他の被覆準工程が行われ、そこでは、皮膜の混合物がべとついたペレットの外周表面に粘着するまで、さらなる皮膜の混合物が追加され、それは、べとついたペレットに皮膜が粘着する間、可溶化されたバインダーのいくらかを被膜中に吸収する。ペレットがもはやべとつかない場合、被覆準工程は停止され、別の濡らし工程が行われてもよい。代替的な被覆準工程および濡らし準工程は、好ましくは、被覆機中で被覆されるペレットの全体の少なくとも80%、好ましくは95%が、皮膜の混合物で被覆されるまで行われ、ペレットを実質的に完全に包み込み、必要とされる所定の皮膜の厚さの最小値よりも大きい厚みとなる。
【0374】
濡らし準工程の実施をいつ停止するかを決定するために、光学センサー、赤外線センサー、水分センサー、湿度センサー、または他のタイプのセンサーのようなセンサーを用いて、被覆機内でペレットが転がされ、および/またはかき混ぜられている間のペレット湿り度、含水量、表面湿度、または他のペレットの特性をモニターしてもよい。被覆機内で転がされ、および/またはかき混ぜられた少なくとも複数組のペレットのバインダーが、可溶化され、ペレットの外周表面の少なくとも一部に粘着することを示す必要なセンサーの値が検知されると、皮膜の混合物が加えられる。そのようなペレットの皮膜の方法の実施例では、そのようなセンサーの1つまたはそれより多くは、上述のべとついたペレット上の可溶化されたバインダーのうち実質的に全てに近い部分が、皮膜の混合物に吸収され、上述のべとついたペレット上に粘着したことを示すセンサーの値が検知されるまでモニターされる。さらなる皮膜の配合が粘着することを許容するのに十分な程度にはペレットがもはやべとついていないことを示すようなセンサーの値が検知された場合、他の濡らし準工程が行われる。そのようなセンサーの配置を用いて、必要であれば、少なくとも75%、好ましくは少なくとも95%のペレットが皮膜の混合物によって被覆され、必要な所定の皮膜厚さの最小値を達成するまで、複数の濡らし工程および被覆工程が行われる。
【0375】
ペレットの被覆方法の他の実施例では、被覆機内でペレットが転がされ、および/またはかき混ぜられる間、ペレットは、被覆機内のペレット中に水がスプレーされおよび/またはペレット上に霧吹きされる間、視覚的にモニターされてもよい。十分にしめったことを視覚的に検出した場合、被覆準工程において皮膜の混合物が加えられてもよい。加えられた皮膜の混合物が、被覆機内で転がされ、かき混ぜられているペレットに直ちに粘着しないことが視覚的に明らかになった場合、他の濡らし準工程が行われる。被覆機中の、少なくとも75%、好ましくは少なくとも95%のペレットが、所定の皮膜厚さの最小値を有する皮膜の混合物によって被覆されるまで、そのような濡らし工程および被覆工程が行われる。
【0376】
被覆機中で転がされ、かき混ぜられたペレットが、ペレットバインダーを可溶化するために濡らされた場合、そのような被覆方法によって、バインダーが皮膜の混合の粒子と入り混じるような方法で、それぞれのペレットの外周表面に皮膜の混合を粘着させることができる。これは、皮膜をペレットに対してより強固に結合させるのみならず、それぞれのペレットの中から皮膜の層の中へバインダーを引き出すことになり、使用中にペレットによって吸収された液体中にバインダーが溶解するために、実質的にただちにバインダーを利用可能とする。これは、ペレットを濡らす液体とともに、溶解したバインダーが近接するペレットの間において、ペレットに沿って流れ、凝集を促進するのみならず、液体が運ぶ経路、または溶解したバインダーがペレットから流れ去る時に孔ができる結果、液体がより迅速にペレットに吸収されるようになる。
【0377】
好ましい皮膜の混合では、皮膜の混合は、粉末化されたベントナイトにより形成され、20メッシュまたはそれより大きいメッシュサイズであり(20メッシュより小さく)、好ましくは、50メッシュまたはそれよりも大きいメッシュサイズである(50メッシュよりも小さい)。そのような粉末化された皮膜の混合によって、十分に小さい粉末化された粒子または顆粒が生み出され、皮膜の混合で被覆されたそれぞれのペレットが、それによって実質的に完全に被覆されるようになる。ペレットをベントナイト皮膜で被覆することにより、ペレットの圧壊強度が増加する一方、それぞれのペレットの液体吸収性が改善する。そのようなベントナイト皮膜によって被覆された、この発明に従って製造されるペレットは、粒状の吸収剤としての一般的な使用に好適であり、特にネコ用リターとしての使用に好適である。
【0378】
皮膜で被覆される場合、ふるい分け、ふるい、または分類ステップは行われ、必要とされるより大きい被覆されたペレットをふるい分けし、それらを粒状の吸収剤から取り除く。粒状の吸収剤の好ましい製造方法における回復工程では、より大きい被覆されたペレットが除外され、ハンマーミルなどによってそれらがより小さい顆粒にグラインドされ、次に残りの被覆されたペレットに再び混ぜられる。サイズがオーバーした被覆されたペレットのグラインドによって、それらは完全に破壊されるだけでなくペレット中の孔やボイドが開き、吸収性を改善する。また、サイズがオーバーしたペレットのグラインドによって、粒状の吸収剤の他のペレットに取り付くペレットおよび良い皮膜が生み出され、それによって、吸収剤と接触した液体をより迅速に吸収し、吸収剤中の深すぎる位置へ液体が流れないようにすることを助ける。
【0379】
ネコ用リターとしての使用に好適な好ましい他の粒状の吸収剤では、典型的にはネコ用リターで使用されるサイズの吸収剤のミネラル顆粒は、粒状の吸収剤のペレットと混合され、少なくとも複数組の吸収剤のミネラル顆粒を含む混合物を形成し、このミネラル顆粒は、少なくとも複数組の吸収剤ペレットと混合される。好ましい配合では、少なくとも約2重量%(±1重量%)の粒状の吸収剤の混合物が、そのような粒状の吸収剤の顆粒により形成される。好ましい他の配合では、少なくとも5重量%の粒状の吸収剤の混合物が、そのような粒状の吸収剤の顆粒により形成される。好ましいさらに他の配合では、約2重量%(±1重量%)から約10重量%(±1重量%)のそのような好ましい粒状の吸収剤のある配合が、吸収剤ペレットとともに混ぜ込まれた吸収剤のミネラル顆粒からなり、これは被覆されたペレットおよび/または被覆されていないペレットであってもよい。
【0380】
ネコ用リターとしての使用に好適な好ましいさらなる粒状の吸収剤の配合では、典型的にはネコ用リターで使用されるサイズの吸収剤粘土含有顆粒は、粒状の吸収剤のペレットとともに混合され、少なくとも複数組の吸収剤ペレットに混ぜ込まれる、少なくとも複数組の粘土含有顆粒を含有する混合物を形成する。好ましい配合では、少なくとも約2重量%(±1重量%)の粒状の吸収剤の混合物は、そのような粘土含有顆粒により形成される。好ましい他の配合では、粒状の吸収剤の混合物の少なくとも5重量%が、そのような吸収剤粘土含有顆粒より形成される。好ましいさらに他の配合では、そのような好ましい粒状の吸収剤の配合の約2%(±1%)から約10%(±1%)が、吸収剤ペレットに混ぜ込まれた吸収剤含有顆粒よりなり、これは、被覆されたペレットおよび/または被覆されていないペレットであってもよい。
【0381】
ネコ用リターとしての使用に好適な好ましいさらなる粒状の吸収剤の配合では、典型的にはネコ用リターで使用されるサイズの吸収剤ベントナイト含有顆粒は、粒状の吸収剤のペレットとともに混合され、少なくとも複数組の吸収剤ペレットに混ぜ込まれる、少なくとも複数組のベントナイト含有顆粒を含有する混合物を形成する。好ましい配合では、少なくとも約2重量%(±1重量%)の粒状の吸収剤の混合物は、そのような吸収剤ベントナイト含有顆粒により形成される。好ましい他の配合では、粒状の吸収剤の混合物の少なくとも5重量%が、ペレットに混合されたそのような吸収剤ベントナイト含有顆粒より形成される。好ましいさらに他の配合では、そのような好ましい粒状の吸収剤の配合の約2%(±1%)から約10%(±1%)が、吸収剤ペレットに混ぜ込まれた吸収剤ベントナイト含有顆粒よりなり、これは、被覆されたペレットおよび/または被覆されていないペレットであってもよい。
【0382】
ネコ用リターとしての使用に好適な好ましいさらなる粒状の吸収剤の配合では、吸収剤ベントナイト顆粒は、粒状の吸収剤のペレットとともに混合され、少なくとも複数組の吸収剤ペレットに混ぜ込まれる、少なくとも複数組のベントナイト顆粒を含有する混合物を形成する。好ましい配合では、少なくとも約2重量%(±1重量%)の粒状の吸収剤の混合物は、そのようなベントナイト顆粒により形成される。好ましい他の配合では、粒状の吸収剤の混合物の少なくとも5重量%が、ペレットに混合されるそのようなベントナイト顆粒により形成される。好ましいさらに他の配合では、そのような好ましい粒状の吸収剤の配合の約2%(±1%)から約10%(±1%)が、吸収剤ペレットに混ぜ込まれたベントナイト顆粒よりなり、これは、被覆されたペレットおよび/または被覆されていないペレットであってもよい。必要であれば、ベントナイト粉末はまた、そのような顆粒の吸収剤の配合に含まれていてもよい。
【0383】
好ましい添加物の配合では、少なくとも1つのシリアル粒で形成された添加物は、乾燥した添加物の重量の少なくとも2%のモロコシ、好ましくは少なくとも5%のモロコシと混合される。そのような最小重量パーセンテージでモロコシミール、モロコシ粉末、モロコシグリット、および/またはモロコシスターチを加えることで、好ましくは液体吸収剤である押出成形されたペレットが有利に生み出されるのみならず、タンニンを有するペレットが、それらの中に分散されたモロコシから生み出され、これは、濡れた場合にバクテリアの成長を抑制する助けとなる。加えて、スターチタイプおよびモロコシの含有量は、ペレットの押出成形中に生み出される炭水化物バインダーの量を増加させる助けとなり、それによってペレットが被覆されているかいないかにかかわらず、凝集を促進する。
【0384】
好ましい添加物の配合では、少なくとも3%のモロコシが添加物に加えられ、これは少なくとも50重量%のコーンを有する。必要であれば、添加物の残余は、コーンにより形成されてもよいが、ペレットが意図して被覆されずにたとえばネコ用リターなどの粒状の吸収剤として使用される場合、好ましくはアルファルファなどの干し草である吸収性のフィルターが、乾燥添加物重量の約5%から約25%の量で添加物に加えられてもよい。他の好ましい添加物の配合では、少なくとも5%のモロコシが、少なくとも75重量%のコーンを有するコーンベースの添加物に加えられる。必要であれば、添加物の残余はコーンで形成されてもよいが、ペレットが意図して被覆されずにたとえばネコ用リターなどの粒状の吸収剤として使用される場合、好ましくはアルファルファなどの干し草である吸収性のフィルターが、乾燥添加物重量の約5%から約15%の量で添加物に加えられてもよい。そのような好ましい添加物では、添加物は、50%以下のモロコシを含み、好ましくは30%以下のモロコシを含む。そのようなモロコシ含有添加物では、モロコシ粉末とともにコーンミールが使用される。添加物がフィルターを含む場合、フィルターは好ましくは、粉末の形式、ミールの形式、またはグリットの形式に粒子サイズが小さくされる。干し草がフィルターとして使用される場合、干し草は、ハンマーミルなどを用いてここで述べたような小さくされたサイズにまでグラインドされてもよい。木の繊維、紙、新聞紙、グラインドされたビート、または他の繊維質のセルロース含有フィルターのような他のフィルターが、干し草とともに加えるのと同様に、干し草の代わりにそのような添加物に加えられてもよい。そのようなフィルターもまた、添加物を形成するために混合される前に、グラインドなどによって粒子サイズが小さくされたものであることが好ましい。
【0385】
好ましい添加物の配合では、少なくとも3%のモロコシが添加物に加えられ、これは少なくとも50重量%の米を有する。必要であれば、添加物の残余は、米により形成されてもよいが、ペレットが意図して被覆されずにたとえばネコ用リターなどの粒状の吸収剤として使用される場合、好ましくはアルファルファなどの干し草である吸収性のフィルターが、乾燥添加物重量の約5%から約25%の量で添加物に加えられてもよい。他の好ましい添加物の配合では、少なくとも5%のモロコシが、少なくとも75重量%の米を有する米ベースの添加物に加えられる。必要であれば、添加物の残余は米で形成されてもよいが、ペレットが意図して被覆されずにたとえばネコ用リターなどの粒状の吸収剤として使用される場合、好ましくはアルファルファなどの干し草である吸収性のフィルターが、乾燥添加物重量の約5%から約15%の量で添加物に加えられてもよい。そのような好ましい添加物では、添加物は、50%以下のモロコシを含み、好ましくは30%以下のモロコシを含む。そのようなモロコシ含有添加物では、モロコシ粉末とともに米ミールが使用される。添加物がフィルターを含む場合、フィルターは好ましくは、粉末の形式、ミールの形式、またはグリットの形式に粒子サイズが小さくされる。干し草がフィルターとして使用される場合、干し草は、ハンマーミルなどを用いて小さくされたサイズにまでグラインドされてもよい。上述のように、木の繊維、紙、新聞紙、グラインドされたビート、または他の繊維質のセルロース含有フィルターのような他のフィルターが、干し草とともに加えるのと同様に、干し草の代わりにそのような添加物に加えられてもよい。そのようなフィルターもまた、添加物を形成するために混合される前に、グラインドなどによって粒子サイズが小さくされたものであることが好ましい。
【0386】
好ましい添加物の配合では、乾燥添加物の重量の少なくとも2%のベントナイトが、ここに開示されたいずれかの添加物の配合に加えられる。ベントナイトを加えることで、上述のそれぞれの添加物を、混合工程で水を加えることなく製造することができ、好ましくは押出成形中にも水を加えることなく製造することができる。使用に適した好ましいグラインドされたベントナイトは、たとえばベントナイト粉末などのグラインドまたは粉末化されたベントナイトにより形成され、約20メッシュまたはそれより大きいメッシュサイズであり(約20メッシュより小さく)、好ましくは、50メッシュまたはそれよりも大きいメッシュサイズである(50メッシュよりも小さい)。
【0387】
他の好ましい添加物では、乾燥添加物の重量の少なくとも約2%(±1%)であって、約10%(±1%)以下のベントナイトが、ここに開示されたいずれかの添加物の配合に加えられる。ベントナイトを加えることで、上述のそれぞれの添加物を、混合工程で水を加えることなく製造することができ、好ましくは押出成形中にも水を加えることなく製造することができる。使用に適した好ましいグラインドされたベントナイトは、たとえばベントナイト粉末などのグラインドまたは粉末化されたベントナイトにより形成され、約20メッシュまたはそれより大きいメッシュサイズであり(約20メッシュより小さく)、好ましくは、50メッシュまたはそれよりも大きいメッシュサイズである(50メッシュよりも小さい)。
【0388】
他の好ましい添加物では、約5%(±2%)のベントナイトが、ここに開示されたいずれかの添加物の配合に加えられる。ベントナイトを加えることで、上述のそれぞれの添加物を、混合工程で水を加えることなく製造することができ、好ましくは押出成形中にも水を加えることなく製造することができる。ベントナイトが加えられた場合、好ましくは粉または粉末の形式に粒子サイズが小さくされたものである。使用に適した好ましいグラインドされたベントナイトは、約20メッシュまたはそれより大きいメッシュサイズであり(約20メッシュより小さく)、好ましくは、50メッシュまたはそれよりも大きいメッシュサイズである(50メッシュよりも小さい)。
【0389】
当然のことながら、この発明は、1つまたはそれより多くの好ましい実施例および方法の観点から上述された。これらの実施例および方法は、この発明の範囲の中で様々な代替および修正が行われてもよいものと認識される。様々な代替は、この発明の範囲内のものとして考えられる。前述の記述は、この発明の1つまたはそれより多くの好ましい実施例を詳細に記載するものであるが、この発明が関連する当業者に対して、それによって発明の精神および範囲を逸脱することなく、広く異なる実施例および応用を提案するとともに、この開示は様々な修正および解釈を提案する。