【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 第30条第2項適用、平成28年3月31日、株式会社Medi Plusが社会医療法人石川記念会HITO病院に、従業者である菅野修也および權みん秀が発明した医療動画表示システムを納品した。
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
【0012】
<医療動画像表示システム100に含まれる各構成要素について>
まず、医療動画像表示システム100に含まれる各構成要素について、
図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る医療動画像表示システム100を示す図である。
なお、
図1に図示される矢印は、各構成要素の間において授受される動画像の出力元と入力先とを示すものである。従って、動画像以外の情報やデータの授受については、必ずしも各矢印が示す内容と一致しなくてよい。
【0013】
医療動画像表示システム100は、切替装置110と、ワークステーション120と、分配装置130と、タッチパネル140と、複数のモニタ150(第1モニタ151、第2モニタ152、第3モニタ153)と、を備える。
切替装置110は、手術に係る動画像を一又は複数入力する入力手段として機能する。
ワークステーション120と分配装置130とは互いに連動することによって、切替装置110から入力した一の動画像を複数に分配してタッチパネル140及びモニタ150の双方に表示させ、且つ、動画像を表示させているタッチパネル140に、モニタ150に係る操作を受け付ける操作画面又は操作アイコンを表示させる制御手段として機能する。
【0014】
ここで「動画像」とは、連続的に変化する静止画像を表示することによって撮像されている対象物が動いているように見える静止画像の集合体であって、映像と同義である。また、本実施形態に係る説明において動画像と呼称する場合には、所定の表示処理によって動画像としてタッチパネル140やモニタ150に表示されるファイルデータ(動画データ)を意味する場合がある。
【0015】
ここで「手術に係る動画像」とは、医療行為として行われる手術に関連する動画像である。「手術に係る動画像」の具体例としては、例えば、内視鏡等の医療機器に付設された撮像装置によって撮像された動画像、又は被施術者の状態を計測する計測機器が出力した動画像等が挙げられる。
【0016】
ここで「一の動画像を複数に分配する」とは、一の動画像を複数の出力先に出力することをいい、例えば、内視鏡(図示せず)によって撮像された動画像をワークステーション120が入力し、入力した動画像をワークステーション120がタッチパネル140及びモニタ150のそれぞれに出力することが該当する。或いは、当該動画像をワークステーション120を経由して分配装置130が入力し、入力した動画像を分配装置130が第1モニタ151、第2モニタ152及び第3モニタ153のそれぞれに出力することが該当する。
なお、「一の動画像を複数に分配する」場合には、複数の出力先に対して同じ出力方式を用いてもよく、異なる形式の出力方式を用いてもよい。例えば、本実施形態におけるタッチパネル140及びモニタ150に対するワークステーション120の出力方式はいずれについてもHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)が採用されている。なお、ここで述べた出力方式は一具体例であり、出力先の仕様等に合わせて適切な出力方式が選択されればよい。
【0017】
切替装置110は、手術に係る動画像を入力し、入力した動画像の中からタッチパネル140及びモニタ150に表示させる動画像を選択的に切り換える機能を有しており、当該機能はスイッチングとも称される。なお、タッチパネル140及びモニタ150に表示させる動画像の選択は、タッチパネル140に表示される操作画面P3又は操作アイコンI1〜I6を用いた操作に基づくが、この操作については後に詳述する。
【0018】
ワークステーション120は、タッチパネル140及びモニタ150のそれぞれに対して動画像を出力し、互いの動画像を同期させる機能を有する。なお、ここで同期とは、互いの動画像の表示が同時に変化することであるが、各構成要素における処理上の遅延によって生じる時間差は許容するものとする。
また、ワークステーション120は、タッチパネル140が受け付けた操作に基づいて、タッチパネル140及びモニタ150における動画像の表示態様を変化させる機能、及び操作によって選択された動画像の出力を切替装置110に要求する機能を有する。
【0019】
分配装置130は、ワークステーション120から出力される動画像を複数のモニタ150に分配(スプリット)する機能を有する。
【0020】
タッチパネル140は、ディスプレイ装置と位置入力装置とを組み合わせた電子機器であり、ワークステーション120から出力された動画像を表示する機能と、操作者が触れた表示位置やその触れ方を認識して操作を受け付ける機能と、を有する。
【0021】
モニタ150は、ディスプレイ装置であり、ワークステーション120から出力された動画像を表示する機能を有する。また、モニタ150は、本実施形態においては第1モニタ151、第2モニタ152及び第3モニタ153の総称である。
【0022】
なお、タッチパネル140のサイズや重さは、モニタ150のサイズや重さより小さいことが好ましい。タッチパネル140は動画像を表示しながら操作者が直感的に操作可能な装置であるため操作者の直近まで持ち運び容易であることが望ましいのに対して、モニタ150は視認容易な位置に設置すれば用が足り、持ち運ぶ必要性がタッチパネル140に比べて低いからである。
また、モニタ150の表示領域は、タッチパネル140の表示領域に比べて大きいことが好ましい。タッチパネル140の表示は操作者が視認できれば十分であるのに対して、モニタ150の表示は複数の手術スタッフが見渡せることが望ましいからである。
但し、タッチパネル140及びモニタ150のサイズや重さは、医療動画像表示システム100の使用環境によって適宜選択可能であり、タッチパネル140とモニタ150とが同程度のサイズや大きさになることも許容される。
【0023】
<タッチパネル140及びモニタ150の表示と、その表示に係る操作について>
次に、タッチパネル140及びモニタ150の表示と、その表示に係る操作について、
図2から
図13を用いて説明する。
図2は、タッチパネル140の表示画面及びモニタ150の表示画面の一具体例を示す図である。
図3は、モニタ150の表示画面に係る分割方式の一具体例を示す図である。
図4から
図12は、タッチパネル140に係る操作方法を説明するための模式図である。
図13は、拡張パネルEX3の拡大図である。
【0024】
図2に示す例では、モニタ150の表示画面には、メイン画面P1及びサブ画面P2が含まれる。また、タッチパネル140の表示画面には、操作画面P3、メイン画面P4及びサブ画面P5が含まれる。
【0025】
図2(a)は、ある時点において、モニタ150のメイン画面P1とサブ画面P2に別々の動画像が表示されている状態を示している。
図2(a)に示すように、サブ画面P2は、メイン画面P1に重畳して表示される。
モニタ150の表示画面においてメイン画面P1とサブ画面P2とを表示する例を、
図3に挙げる。例えば、
図3(a)は、モニタ150の表示画面をメイン画面P1のみ(フルスクリーン)に用いた例である。
図3(b)は、メイン画面P1をモニタ150の表示画面全体に拡大して表示し、メイン画面P1の右下部にサブ画面P2を重畳させた例である。
図3(c)は、メイン画面P1をモニタ150の表示画面全体に拡大して表示し、メイン画面P1の左下部にサブ画面P2を重畳させた例である。
図3(b)は、メイン画面P1をモニタ150の表示画面全体に拡大して表示し、メイン画面P1の右下部と左下部の両方にサブ画面P2を重畳させた例、即ち一つのメイン画面P1に対して二つのサブ画面P2を表示させた例である。
なお、本発明の実施は
図3に挙げた例示に限られず、例えば、一つのメイン画面P1に対してサブ画面P2を三つ以上設けてもよいし、モニタ150の表示画面全体をサブ画面P2のみで等分割(2分割や4分割等)してもよい。
【0026】
図2(b)は、タッチパネル140のメイン画面P4に当該時点におけるメイン画面P1と同期している動画像が表示され、且つ、タッチパネル140のサブ画面P5に当該時点におけるサブ画面P2と同期している動画像が表示されている状態を示している。また、
図2(b)は、タッチパネル140において操作画面P3が拡大表示されている状態を示している。
図2(c)は、タッチパネル140のメイン画面P4に当該時点におけるメイン画面P1と同期している動画像が表示され、且つ、タッチパネル140のサブ画面P5に当該時点におけるサブ画面P2と同期している動画像が表示されている状態を示している。また、
図2(c)は、タッチパネル140において操作画面P3が縮小表示されている状態を示している。
図4(a)に示すように、縮小表示されている操作画面P3の中央には上矢印表示P33が表示されており、上矢印表示P33がタッチ操作されると操作画面P3は拡大表示になる。また、
図4(b)に示すように、拡大表示されている操作画面P3の中央上部には下矢印表示P32が表示されており、下矢印表示P32がタッチ操作されると操作画面P3は縮小表示になる。
【0027】
タッチパネル140に表示される操作画面P3には、切替装置110から入力した動画像のサムネイルP31が含まれている。換言すれば、操作画面P3には、操作者による選択の有無に関わらず、切替装置110が入力した全ての動画像が表示される。
ワークステーション120は、サムネイルP31に示された動画像のうちタッチパネル140が受け付けたタッチ操作に基づいて選択された動画像をサムネイルP31とは個別にタッチパネル140に表示させると共に、当該動画像をモニタ150に表示させる。
ここでサムネイルとは、動画像の一覧である。本実施形態においては、切替装置110が入力した全ての動画像が、サムネイルP31としてそのまま操作画面P3に表示可能に構成されており、各動画像はメイン画面P1やサブ画面P2に表示される動画像と同期する。但し、この態様は一具体例であり、サムネイルP31として操作画面P3に表示される動画像は、各々の動画像の少なくとも要旨が分かる程度の表示(例えば、各動画像の冒頭部分やタイトル等)であってもよい。
なお、
図2(b)等には、サムネイルP31に三つの動画像が表示されている例が図示されているが、サムネイルP31に表示可能な動画像の数は適宜増減してもよい。
また、
図2(b)に示すように、タッチパネル140上のメイン画面P4やサブ画面P5の配置によっては、操作画面P3が重畳することによってメイン画面P4やサブ画面P5における動画像の表示を隠してしまうことがありうる。この対策として、操作画面P3の表示は一定程度の透過性を持たせることが好ましい。なぜならば、メイン画面P4やサブ画面P5に操作画面P3が重畳したとしても、メイン画面P4やサブ画面P5に表示された動画像を視認することができるからである。
【0028】
操作画面P3(サムネイルP31)に表示されている動画像を選択する操作について、
図5を用いてより詳細に説明する。なお、
図5(a)に示される指さし図柄H1は、操作者が画面に触れていることを表すものであって、タッチパネル140上の画面上に表示されるものではない。以下の説明に登場する指さし図柄H2〜H8についても、同様である。
例えば、操作画面P3に動画像M1、動画像M2、動画像M3が表示されており、操作者が動画像M2に一度触れた(タッチ操作した)ものとする(
図5(a)参照)。この場合、ワークステーション120は、動画像M2に重畳するように操作アイコンI1、操作アイコンI2、操作アイコンI3を表示させる(
図5(b)参照)。
操作アイコンI1に触れると、ワークステーション120は、メイン画面P4に表示されている画像と入れ替えて、メイン画面P4に動画像M2を表示させる。
操作アイコンI2に触れると、ワークステーション120は、メイン画面P4の表示態様に関わらず、フルスクリーンで動画像M2を表示させる。
操作アイコンI3に触れると、ワークステーション120は、メイン画面P4に重畳させてサブ画面P5を新たに設けて、サブ画面P5に動画像M2を表示させる。ここでサブ画面P5が設けられる位置は、
図3に挙げた例等に倣って、事前に設定されていてもよい。なお、既にサブ画面P5が表示されている場合には、ワークステーション120は、その時点でサブ画面P5に表示されている画像と入れ替えて、サブ画面P5に動画像M2を表示させてもよい。
【0029】
また、操作者は、以下のような操作によっても、操作画面P3(サムネイルP31)に表示されている動画像を選択することができる。
図6(a)は、操作画面P3に表示されている動画像M3をタッチしたまま(指さし図柄H2で示す操作)メイン画面P4上に動画像M3を移動させるような操作(矢印図柄A1と指さし図柄H3で示す操作)を示している。このような操作を、本実施形態ではドラッグ操作と称する。
上記のような操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、動画像M3をドラッグした位置においてメイン画面P4に重畳するようにサブ画面P5を設けて、サブ画面P5に動画像M3を表示させることができる。このとき、タッチパネル140の表示画面上は、あたかも操作画面P3からサブ画面P5に動画像M3を移動させたかのように見える。
【0030】
また、ドラッグ操作は次のような処理にも用いることができる。
例えば、
図7(a)は、サブ画面P5に表示されている動画像M3をタッチしたまま(指さし図柄H4で示す操作)メイン画面P4の右下部から左上部に動画像M3を移動させるような操作(矢印図柄A2と指さし図柄H5で示す操作)を示している。このような操作も、本実施形態ではドラッグ操作と称する。
上記のような操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、サブ画面P5(動画像M3)の表示位置を移動させることができる(
図7(b)参照)。
【0031】
上記のドラッグ操作による二つの表示処理を整理すると、以下のように換言できる。
即ち、ワークステーション120は、タッチパネル140の表示領域の一部に表示させている動画像の表示位置を、タッチパネル140が受け付けたドラッグ操作に基づいて移動可能に構成されている。更に、ワークステーション120は、タッチパネル140が受け付けたドラッグ操作による動画像の表示位置の移動に応じて、モニタ150における動画像の表示位置も移動させることができる。
【0032】
更に、ドラッグ操作は次のような処理にも用いることができる。
例えば、
図8(a)は、サブ画面P5の隅部(又は外郭)をタッチしたまま(指さし図柄H6で示す操作)、そのタッチした部分をサブ画面P5の外側方向(
図8(a)においては右下方向)に移動させるような操作(矢印図柄A3と指さし図柄H7で示す操作)を示している。このような操作も、本実施形態ではドラッグ操作と称する。
上記のような操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、サブ画面P5(動画像M3)の外枠のサイズを拡大させることができる(
図8(b)参照)。
なお、図示省略するが、サブ画面P5の隅部(又は外郭)をタッチしたまま、そのタッチした部分をサブ画面P5の内側方向に移動させるような操作をタッチパネル140が受け付けた場合、ワークステーション120は、サブ画面P5のサイズを縮小させることができる。
【0033】
上記のドラッグ操作による表示処理を整理すると、以下のように換言できる。
ワークステーション120は、タッチパネル140の表示領域に表示させている動画像のサイズを、タッチパネル140が受け付けたドラッグ操作に基づいて拡縮可能に構成されている。更に、ワークステーション120は、ドラッグ操作による動画像のサイズの拡縮に応じて、モニタ150における動画像のサイズも拡縮させることができる。
【0034】
更に、タッチパネル140がピンチ操作を受け付けることによって、ワークステーション120は次のような処理を行うことができる。ここでピンチ操作とは、2本の指でタッチパネル140の表示領域上の2点をタッチし、タッチしている2点の間隔を拡大又は縮小する操作をいう。
例えば、
図9(a)は、サブ画面P5に表示されている動画像M3の表示領域のうち2点をタッチし、当該2点を拡大するピンチ操作(矢印図柄A4と指さし図柄H9で示す操作)を示している。
このようなピンチ操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、サブ画面P5の外郭のサイズを維持したまま動画像M3の一部を拡大表示させることができる(
図9(b)参照)。
図9(b)に図示される指さし図柄H10は、指さし図柄H9に比べて、タッチしている2点の間隔を拡大した旨を表している。
本実施形態におけるタッチパネル140は、等倍(1倍)から3倍までの範囲で拡縮可能な構成である。但し、この範囲は一具体例であり、3倍を超える拡大を可能としてもよいし、等倍を下回る縮小を可能としてもよい。
【0035】
上記のようなピンチ操作を受け付けると、サブ画面P5に付随して拡張パネルEX1が表示され、現時点における拡大倍率が示される。例えば、
図9(a)に示す拡張パネルEX1では、その時点で動画像M3が等倍表示である旨を示している。また、
図9(b)に示す拡張パネルEX1では、その時点で動画像M3が3倍表示である旨を示している。
更に、上記のようなピンチ操作により動画像M3が1倍を超える拡大倍率でサブ画面P5に表示されている場合、拡大表示中である旨を示すステータスアイコンST1がサブ画面P5の隅部に表示される。当該ピンチ操作を行っていない者(例えば、タッチパネル140の同期画像が表示されるモニタ150を視ている者)に対して、動画像M3が拡大表示中であること(等倍表示ではないこと)を報知するためである。
【0036】
なお、
図9を用いた説明では、サブ画面P5に表示されている動画像M3をピンチ操作によって拡縮する例について述べたが、メイン画面P4に表示されている動画像M2についても、同様のピンチ操作によって拡縮可能な構成を採用してもよい。
【0037】
更に、タッチパネル140は表示領域の2点がタッチされている状態のドラッグ操作を受け付けることによって、ワークステーション120は次のような処理を行うことができる。
例えば、
図10(a)は、上記のピンチ操作によって一部が拡大表示された動画像M3に対する2点タッチを行っている状態で、タッチしている2点を左下方向に移動させるような操作(矢印図柄A5と指さし図柄H11で示す操作)を示している。このような操作も、本実施形態ではドラッグ操作と称する。
上記のようなドラッグ操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、サブ画面P5の中に表示されている動画像M3の表示位置を移動させることができる。例えば、
図10(a)におけるサブ画面P5には動画像M3の中央部が表示されているが、上記のようなドラッグ操作を受け付けることによって、
図10(b)におけるサブ画面P5には動画像M3の左下部を表示させることができる。なお、
図10(b)に図示される指さし図柄H12は、指さし図柄H11で示す位置から、左下にタッチしている位置が移動した旨を表している。
【0038】
上記のようなドラッグ操作を受け付けると、サブ画面P5に付随して拡張パネルEX2が表示され、現時点における動画像M3の表示位置が示される。例えば、
図10(a)に示す拡張パネルEX2では、拡張パネルEX2の中央部に位置報知枠EX21が表示されることによって、その時点で動画像M3の中央部が表示されている旨が示される。また、
図10(b)に示す拡張パネルEX2では、拡張パネルEX2の左下部に位置報知枠EX21が移動することによって、動画像M3の表示位置が左下部に移動した旨が示される。
これにより、当該ドラッグ操作を行っていない者(例えば、タッチパネル140の同期画像が表示されるモニタ150を視ている者)に対しても、動画像M3の表示位置が明示される。
【0039】
なお、
図10を用いた説明では、サブ画面P5に表示されている動画像M3をドラッグ操作で移動する例について述べたが、メイン画面P4に表示されている動画像M2についても、同様のドラッグ操作によって移動可能としてもよい。
【0040】
更に、タッチパネル140の表示領域の2点がタッチされている状態の回転操作を受け付けることによって、ワークステーション120は次のような処理を行うことができる。
例えば、
図11(a)は、サブ画面P5に表示された動画像M3に対する2点タッチを行っている状態で、タッチしている2点を回転させるような操作(矢印図柄A6と指さし図柄H13で示す操作)を示している。このような操作を、本実施形態では回転操作と称する。
上記のような回転操作をタッチパネル140が受け付けることにより、ワークステーション120は、サブ画面P5の中に表示されている動画像M3の表示位置を回転操作の方向に90度回転させることができる。例えば、
図11(a)におけるサブ画面P5に表示されている動画像M3に対して行われる回転操作が時計回りである場合、動画像M3が時計回りに90度回転した状態でサブ画面P5に表示される(
図11(b)参照)。なお、
図11(b)に図示される指さし図柄H14は、指さし図柄H13で示す2点のタッチ位置が時計回りに回転した旨を表している。
【0041】
上記のような回転操作を受け付けると、
図11(b)に示すように、回転表示中である旨を示すステータスアイコンST2がサブ画面P5の隅部に表示される。当該回転操作を行っていない者(例えば、タッチパネル140の同期画像が表示されるモニタ150を視ている者)に対して、動画像M3が回転表示中であることを報知するためである。
【0042】
なお、
図11を用いた説明では、サブ画面P5に表示されている動画像M3を回転操作で回転させる例について述べたが、メイン画面P4に表示されている動画像M2についても、同様の回転操作によって回転させてもよい。
また、
図11を用いた説明では、サブ画面P5に表示されている動画像M3を時計回りに回転させる例について述べたが、タッチパネル140が受け付けた回転操作が反時計回りである場合には、動画像M3を反時計回りに90度回転させてもよい。
また、
図11を用いた説明では、タッチパネル140が回転操作を1回受け付けることによって動画像M3が90度回転してサブ画面P5に表示される例を述べたが、タッチパネル140が回転操作を受け付けるごとに更に90度回転させてもよい。即ち、回転操作を2回受け付けると動画像M3が180度回転して表示されてもよく、回転操作を3回受け付けると動画像M3が270度回転して表示されてもよく、回転操作を4回受け付けると360度回転して(原位置にて)表示されてもよい。
【0043】
図9から
図11を用いて説明した2点タッチを条件とするサブ画面に対する各操作(ピンチ操作、ドラッグ操作、及び回転操作)に基づく表示処理を整理すると、以下のように換言できる。
即ち、ワークステーション120は、タッチパネル140及びモニタ150の表示領域をメイン画面とメイン画面に重畳しているサブ画面とに分割して動画像を表示させることができ、タッチパネル140のサブ画面に動画像を表示させている場合において、当該サブ画面に対して行った操作に基づいて当該サブ画面の表示態様を変更させることができる。このとき、ワークステーション120は、タッチパネル140のサブ画面に表示されている動画像をモニタ150のサブ画面に分配して表示させ、且つタッチパネル140のサブ画面に対する操作に基づく表示態様の変更がモニタ150のサブ画面の表示態様に反映される。
例えば、タッチパネル140のサブ画面に対して行ったピンチ操作に基づいて、当該サブ画面の外郭のサイズを維持したまま表示中の動画像のサイズを拡縮可能であり、且つ、タッチパネル140のサブ画面に対するピンチ操作に基づく動画像のサイズの拡縮に応じて、モニタ150のサブ画面の外郭のサイズを維持したまま当該サブ画面に表示されている動画像のサイズを拡縮可能である。
或いは、タッチパネル140のサブ画面に対して行ったドラッグ操作に基づいて、当該サブ画面の表示位置を維持したまま表示中の動画像の表示位置を移動させることができ、且つ、タッチパネル140のサブ画面に対するピンチ操作に基づく動画像の表示位置の移動に応じて、モニタ150のサブ画面の表示位置を維持したまま当該サブ画面に表示されている動画像の表示位置を移動させることができる。
更には、タッチパネル140のサブ画面に対して行った回転操作に基づいて、当該サブ画面の表示角度を維持したまま表示中の動画像を回転させることができ、且つ、タッチパネル140のサブ画面に対する操作に基づく動画像の表示角度の回転に応じて、モニタ150のサブ画面の表示角度を維持したまま当該サブ画面に表示されている動画像を回転させることができる。
【0044】
また、
図9から
図11を用いて説明した2点タッチを条件とするサブ画面に対する各操作は、メイン画面に対しても適用可能である。即ち、ワークステーション120は、タッチパネル140のメイン画面に動画像を表示させている場合において、当該メイン画面に対して行った操作に基づいて当該メイン画面の表示態様を変更させることができる。このとき、ワークステーション120は、タッチパネル140のメイン画面に表示されている動画像をモニタ150のメイン画面に分配して表示させ、且つタッチパネル140のメイン画面に対する操作に基づく表示態様の変更がモニタ150のメイン画面の表示態様に反映される。
例えば、タッチパネル140のメイン画面に対して行ったピンチ操作に基づいて当該メイン画面に表示中の動画像のサイズを拡縮可能であり、且つ、タッチパネル140のメイン画面に対するピンチ操作に基づく動画像のサイズの拡縮に応じて、モニタ150のメイン画面に表示されている動画像のサイズを拡縮可能である。
或いは、タッチパネル140のメイン画面に対して行ったドラッグ操作に基づいて当該メイン画面に表示中の動画像の表示位置を移動させることができ、且つ、タッチパネル140のメイン画面に対するピンチ操作に基づく動画像の表示位置の移動に応じて、モニタ150のメイン画面に表示されている動画像の表示位置を移動させることができる。
更には、タッチパネル140のメイン画面に対して行った回転操作に基づいて当該メイン画面に表示中の動画像を回転させることができ、且つ、タッチパネル140のメイン画面に対する操作に基づく動画像の表示角度の回転に応じて、モニタ150のメイン画面に表示されている動画像を回転させることができる。
【0045】
これまで述べた操作以外にも、タッチパネル140は次のような操作を受け付けることができる。
例えば、メイン画面P4とサブ画面P5とがタッチパネル140に表示されている状態において、操作者がサブ画面P5を触れると、サムネイルP31に表示されている動画像に触れた場合と同様に、ワークステーション120は、サブ画面P5に表示されている動画像M3に重畳するように操作アイコンI4、操作アイコンI5、操作アイコンI6、操作アイコンI7を表示させる(
図12(a)参照)。
この状態において操作アイコンI4に触れると、ワークステーション120は、メイン画面P4に表示されている動画像M3と入れ替えてメイン画面P4に動画像M2を表示させ、サブ画面P5に表示されている動画像M2と入れ替えてサブ画面P5に動画像M3を表示させる(不図示)。
また、この状態において操作アイコンI5に触れると、ワークステーション120は、メイン画面P4の表示態様に関わらず、フルスクリーンで動画像M3を表示させる(不図示)。
また、この状態において操作アイコンI6に触れると、ワークステーション120は、サブ画面P5をメイン画面P4上から消失させる(不図示)。即ち、ワークステーション120は、タッチパネル140にメイン画面P4のみを表示させる。
【0046】
更に、
図12(a)に示す状態において操作アイコンI7に触れると、ワークステーション120は、サブ画面P5に付随して拡張パネルEX3を表示させる。なお、
図12(a)において指さし図柄H15は、操作者が操作アイコンI7に触れている旨を表す。
拡張パネルEX3には、操作アイコンI8から操作アイコンI20までのアイコンが含まれる(
図13参照)。
操作アイコンI8に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3を時計回りに90度回転させる。即ち、上記の回転操作に応じて行われる処理と同様の処理が行われる。また、操作アイコンI9に触れると、ワークステーション120は回転表示中の動画像M3を原位置に戻す。なお、操作アイコンI9は、操作アイコンI8の操作によって回転表示している動画像M3にのみならず、上記の回転操作に応じて回転表示している動画像M3を原位置に戻すことも可能である。
操作アイコンI10に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3を左右反転させ、操作アイコンI11に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3を上下反転させる。また、操作アイコンI12に触れると、ワークステーション120は左右反転中又は上下反転中の動画像M3を原位置に戻す。
操作アイコンI13に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3の明るさ(輝度)を上昇させ、操作アイコンI14に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3の明るさを下降させる。また、操作アイコンI15に触れると、ワークステーション120は基準値より上昇中又は下降中である動画像M3の明るさを基準値に戻す。なお、操作アイコンI13と操作アイコンI14の間に図示される数値は、動画像M3の明るさを表す数値であり、0(零)は基準値である旨を表している。
操作アイコンI16に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3のコントラスト(明暗比)を上昇させ、操作アイコンI17に触れると、ワークステーション120はサブ画面P5に表示されている動画像M3のコントラストを下降させる。また、操作アイコンI18に触れると、ワークステーション120は基準値より上昇中又は下降中である動画像M3のコントラストを基準値に戻す。なお、操作アイコンI16と操作アイコンI17の間に図示される数値は、動画像M3のコントラストを表す数値であり、0(零)は基準値である旨を表している。
操作アイコンI19に触れると、ワークステーション120は拡張パネルEX3で変更可能なパラメータ(動画像M3の表示角度、表示位置、反転、明るさ、コントラスト)の全てを元の状態に戻す。また、操作アイコンI20に触れると、ワークステーション120は拡張パネルEX3を閉じる(
図12(a)の状態に戻す)。
【0047】
なお、
図13に図示する操作アイコンのうち、操作アイコンI8の操作については上記の回転操作と同様の処理が行われる旨を述べたが、他の操作アイコンの操作もタッチパネル140上の簡易な操作(操作アイコンを表示させずとも可能な操作)に代替できてもよい。例えば、サブ画面P5の端部をなぞる(端部に含まれる或る点をタッチした状態で端部方向に指を動かす)ことによって、サブ画面P5に表示されている動画像M3の明るさやコントラストを変化させてもよい。
また、
図12や
図13に図示した操作アイコンは、操作者がサブ画面P5を触れることに応じてサブ画面P5の中に表示されるものであったが、操作者がサブ画面P4を触れることに応じてサブ画面P4の中に表示される操作アイコンが別に設けられてもよい。このとき、サブ画面P4の中に表示される操作アイコンは、メイン画面P4の表示態様を変化させるものである。
【0048】
以上のような操作によってタッチパネル140及びモニタ150の表示が変化するので、操作者は直感的にモニタ150上の表示(メイン画面P1及びサブ画面P2)を操作することができ、その操作性が向上する。
【0049】
なお、上述したタッチパネル140における操作は一具体例であって、本発明の実施においてタッチパネル140が受け付けうる操作と、受け付けた操作に応じて生じるタッチパネル140及びモニタ150の表示変化は上述したものに限られない。
【0050】
なお、ワークステーション120は、操作画面P3及び操作アイコンI1〜I20(操作アイコンI8〜I20を包含する拡張パネルEX3を含む)を、モニタ150に表示させないことが好ましい。即ち、ワークステーション120が動画像をタッチパネル140及びモニタ150の双方に分配する処理において、タッチパネル140に配信する動画像にのみ操作画面P3及び操作アイコンI1〜I20を付加しうるが、モニタ150には操作画面P3及び操作アイコンI1〜I20を常に付加しない構成であることが望ましい。
なぜならば、操作画面P3及び操作アイコンI1〜I6は操作を受け付けるための表示であって、操作を受け付ける手段ではないモニタ150には本来的に表示する必要がないものであり、これらを表示させると却ってモニタ150における動画像の視認性を低下させる虞があるからである。
【0051】
<本発明の変形例について>
ここまで各図を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
【0052】
上記の実施形態におけるモニタ150は、第1モニタ151と第2モニタ152と第3モニタ153の三台のディスプレイ装置が該当するように説明したが、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、タッチパネル140とモニタ150とがそれぞれ一台である態様によって本発明が実施されてもよく、この態様において上記の実施形態における分配装置130は省かれてもよい。
【0053】
上記の実施形態における分配装置130は、ワークステーション120から出力される動画像を複数のディスプレイ装置(第1モニタ151、第2モニタ152及び第3モニタ153)に分配するのみであったが、分配装置130はディスプレイ装置とは異なる機器に対して動画像を分配してもよい。
例えば、分配装置130は、ワークステーション120から出力される動画像を、動画像を記録するレコーダ機器(図示せず)に分配してもよい。
【0054】
図4から
図13に示す具体例において、タッチパネル140には操作画面P3が拡大表示又は縮小表示されている例のみを挙げたが、タッチパネル140に常に操作画面P3が表示されている必要はない。
例えば、操作画面P3に触れた状態でタッチパネル140の表示画面外に操作画面P3を移動させるような操作を受け付けた場合、ワークステーション120は操作画面P3を非表示にしてもよい。このような操作は、スワイプ操作とも称される。
【0055】
上記の実施形態の説明においては
図1に図示する構成要素を前提として説明したが、本発明の各構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよい。従って、本発明の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
【0056】
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)手術に係る動画像を一又は複数入力する入力手段と、前記入力手段から入力した一の前記動画像を複数に分配してタッチパネル及びモニタの双方に表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記動画像を表示させている前記タッチパネルに、前記モニタに係る操作を受け付ける操作画面又は操作アイコンを表示させる医療動画像表示システム。
(2)前記制御手段は、前記タッチパネルの表示領域の一部に表示させている前記動画像の表示位置を、前記タッチパネルが受け付けたドラッグ操作に基づいて移動可能に構成されており、且つ、ドラッグ操作による前記動画像の表示位置の移動に応じて、前記モニタにおける前記動画像の表示位置も移動させる(1)に記載の医療動画像表示システム。
(3)前記制御手段は、前記タッチパネルの表示領域に表示させている前記動画像のサイズを、前記タッチパネルが受け付けたドラッグ操作に基づいて拡縮可能に構成されており、且つ、ドラッグ操作による前記動画像のサイズの拡縮に応じて、前記モニタにおける前記動画像のサイズも拡縮させる(1)または(2)に記載の医療動画像表示システム。
(4)前記制御手段は、前記タッチパネル及び前記モニタの表示領域をメイン画面と前記メイン画面に重畳しているサブ画面とに分割して前記動画像を表示させることができ、前記タッチパネルの前記サブ画面に前記動画像を表示させている場合において、当該サブ画面に対して行った操作に基づいて当該サブ画面の表示態様を変更させることができ、前記タッチパネルの前記サブ画面に表示されている前記動画像を前記モニタの前記サブ画面に分配して表示させ、且つ前記タッチパネルの前記サブ画面に対する操作に基づく表示態様の変更が前記モニタの前記サブ画面の表示態様に反映される(1)から(3)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。
(5)前記制御手段は、前記タッチパネルの前記メイン画面に前記動画像を表示させている場合において、当該メイン画面に対して行った操作に基づいて当該サブ画面の表示態様を変更させることができ、前記タッチパネルの前記メイン画面に表示されている前記動画像を前記モニタの前記メイン画面に分配して表示させ、且つ前記タッチパネルの前記メイン画面に対する操作に基づく表示態様の変更が前記モニタの前記メイン画面の表示態様に反映される(4)に記載の医療動画像表示システム。
(6)前記制御手段は、前記タッチパネルの前記サブ画面に前記動画像を表示させている場合において、当該サブ画面に対して行った操作に基づいて、当該サブ画面の外郭のサイズを維持したまま当該動画像のサイズを拡縮可能であり、且つ、前記タッチパネルの前記サブ画面に対するピンチ操作に基づく前記動画像のサイズの拡縮に応じて、前記モニタの前記サブ画面の外郭のサイズを維持したまま当該サブ画面に表示されている前記動画像のサイズを拡縮可能である(4)又は(5)に記載の医療動画像表示システム。
(7)前記制御手段は、前記タッチパネルの前記サブ画面に前記動画像を表示させている場合において、当該サブ画面に対して行った操作に基づいて、当該サブ画面の表示位置を維持したまま当該動画像の表示位置を移動させることができ、且つ、前記タッチパネルの前記サブ画面に対するピンチ操作に基づく前記動画像の表示位置の移動に応じて、前記モニタの前記サブ画面の表示位置を維持したまま当該サブ画面に表示されている前記動画像の表示位置を移動させることができる(4)から(6)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。
(8)前記制御手段は、前記タッチパネルの前記サブ画面に前記動画像を表示させている場合において、当該サブ画面に対して行った操作に基づいて、当該サブ画面の表示角度を維持したまま当該動画像を回転させることができ、且つ、前記タッチパネルの前記サブ画面に対する操作に基づく前記動画像の表示角度の回転に応じて、前記モニタの前記サブ画面の表示角度を維持したまま当該サブ画面に表示されている前記動画像を回転させることができる(4)から(7)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。
(9)前記タッチパネルに表示される前記操作画面には、前記入力手段から入力した前記動画像のサムネイルが含まれており、前記制御手段は、前記サムネイルに示された前記動画像のうち前記タッチパネルが受け付けたタッチ操作に基づいて選択された前記動画像を前記サムネイルとは個別に前記タッチパネルに表示させると共に、当該動画像を前記モニタに表示させる(1)から(8)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。
(10)前記制御手段は、前記操作画面及び前記操作アイコンを、前記モニタに表示させない(1)から(9)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。
(11)前記モニタの表示領域が、前記タッチパネルの表示領域に比べて大きい(1)から(10)のいずれか一つに記載の医療動画像表示システム。