(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6352582
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】ドアサッシュ
(51)【国際特許分類】
B60J 5/04 20060101AFI20180625BHJP
B60R 13/04 20060101ALI20180625BHJP
【FI】
B60J5/04 M
B60R13/04 B
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-122208(P2012-122208)
(22)【出願日】2012年5月29日
(65)【公開番号】特開2013-244939(P2013-244939A)
(43)【公開日】2013年12月9日
【審査請求日】2015年4月20日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】590001164
【氏名又は名称】シロキ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083286
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦夫
(74)【代理人】
【識別番号】100166408
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 邦陽
(72)【発明者】
【氏名】大竹 康仁
(72)【発明者】
【氏名】尾藤 孝康
【審査官】
高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−195064(JP,A)
【文献】
特開2002−283933(JP,A)
【文献】
特開2004−034824(JP,A)
【文献】
特開2006−213184(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60J 5/04
B60R 13/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車外側に向く意匠面と該意匠面の両縁に位置する縁部を備えた意匠部を有するサッシュ本体と、上記サッシュ本体の上記意匠部の車外側を覆うサッシュモールディングとを備え、
上記サッシュモールディングは、
車内側に突出する一対の曲げ部を両縁に有する金属製の本体部;
上記各曲げ部を覆い、上記意匠部の上記縁部に嵌合する、上記本体部の金属部分を含まない嵌合部;及び
上記本体部における上記意匠部の上記意匠面との対向面に設けられ、上記本体部の金属部分を含まず上記嵌合部よりも低硬度で、上記意匠部の上記意匠面に対して圧接状態で当接して支持される押圧支持部;
を有することを特徴とするドアサッシュ。
【請求項2】
請求項1記載のドアサッシュにおいて、上記押圧支持部は連続気泡の発泡体または内部を中空とした中空状体からなるドアサッシュ。
【請求項3】
請求項1または2記載のドアサッシュにおいて、
上記サッシュ本体は、上記意匠部よりも車内側に位置するフレーム部と、上記意匠部と上記フレーム部を接続する接続部とを有し、上記接続部は上記縁部と異なる位置で上記意匠部に接続し、
上記押圧支持部は、上記本体部の上記両縁の間に上記接続部と上記意匠部の接続位置を跨いで配置されているドアサッシュ。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項記載のドアサッシュにおいて、上記押圧支持部は上記嵌合部よりも柔らかい軟質材からなるドアサッシュ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用ドアのドアサッシ
ュに関する。
【背景技術】
【0002】
ドアサッシュの外観部分の装飾や保護の目的でサッシュモールディングが取り付けられる。サッシュモールディングはドアサッシュの長手方向に沿う長尺形状をなし、ドアサッシュを構成するサッシュ本体の車外側部分(以下、意匠部と呼ぶ)を覆うと共に、幅方向の両縁に設けた嵌合部を意匠部に嵌合させて保持される。サッシュモールディングの車内側を向く面には、意匠部に当接する当接部が設けられ、意匠部に取り付けた状態で当接部によってサッシュモールディングの位置を安定させガタつきを防ぐ。この種のサッシュモールディングとして、本体部分を金属や硬質の合成樹脂で形成し、サッシュ本体の意匠部に対する嵌合部や当接部を本体部分とは別に合成樹脂で形成したものが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−283933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サッシュモールディングの嵌合部と当接部はそれぞれ、サッシュ本体の意匠部に対して適切に嵌合や当接させることで効果を生ずる。例えば、サッシュモールディングの嵌合部を意匠部に嵌合させた状態で当接部が意匠部から離れてしまっていると、サッシュモールディングの幅方向の中間部分が支持されないため、サッシュモールディングの安定性が保証されなくなる。また、サッシュモールディングの当接部が所定の位置よりも車内側に突出していると、嵌合部をサッシュ本体の意匠部に嵌合させる前に当接部がサッシュ本体の意匠部に先当たりしてしまい、サッシュモールディングの取り付けが困難になる。そのため、サッシュモールディングの製造に際しては嵌合部と当接部のそれぞれを高精度に形成する必要があった。しかし、嵌合部と当接部を連続する成形部分として形成する場合、それぞれを高精度に形成することは手間がかかり、生産性が悪くなるおそれがある。
【0005】
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、生産性の高い簡単な構成でありながら、サッシュモールディングの取り付け性と取り付け後の安定性に優れたドアサッシュを提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車外側に向く意匠面と該意匠面の両縁に位置する縁部を備えた意匠部を有するサッシュ本体と、このサッシュ本体の意匠部の車外側を覆うサッシュモールディングとを備えたドアサッシュにおいて、サッシュモールディングが、車内側に突出する一対の曲げ部を両縁に有する金属製の本体部と、本体部の各曲げ部を覆い、サッシュ本体の意匠部の縁部に嵌合する、本体部の金属部分を含ま
ない嵌合部と、本体部における意匠部の意匠面との対向面に設けられ、本体部の金属部分を含まず嵌合部よりも低硬度で、意匠部の意匠面に対して圧接状態で当接して支持される押圧支持部を有することを特徴とする。
【0007】
押圧支持部は、連続気泡の発泡体や、内部を中空とした中空状体によって構成することができる。
サッシュ本体は、意匠部よりも車内側に位置するフレーム部と、意匠部とフレーム部を接続する接続部とを有し、接続部は縁部と異なる位置で意匠部に接続しており、押圧支持部は、接続部と意匠部の接続位置を跨いでサッシュモールディングの本体部の両縁の間に配置されていることが好ましい。
押圧支持部は、嵌合部よりも柔らかい軟質材で構成することができる。
【発明の効果】
【0008】
以上の本発明のドアサッシ
ュによれば、サッシュモールディングの
合成樹脂製の嵌合部をサッシュ本体の意匠部に嵌合させた状態で、この嵌合部よりも低硬度な押圧支持部が意匠部の意匠面に当接するため、嵌合部を介してサッシュモールディングの取り付けを確実に行うことができると共に、取り付け後には嵌合部と押圧支持部によってサッシュモールディングを確実に安定保持させることができる。押圧支持部についてはサッシュ本体の意匠部に圧接状態で当接するという条件を満たせばよく、形状や精度に関する制約が少ないため、サッシュモールディングの生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】本発明の第1の実施形態を示す、
図1のA-A線に沿うドアサッシュの断面図である。
【
図3】本発明の第2の実施形態を示す、
図1のA-A線に沿うドアサッシュの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は乗用車の左側のフロントドアを車外側から見たものである。ドア10は、ドアパネル11とその上部に位置するドアサッシュ12を備え、ドアパネル11の上縁部とドアサッシュ12の内周部に囲まれる領域が窓開口13となっている。窓開口13内に昇降可能にドアガラス14が設けられる。ドアサッシュ12は、ドア上縁部から前縁部にかけて延設されるアッパサッシュS1と、ドアパネル11の後部から上方へ延設されたサイドサッシュS2を備え、アッパサッシュS1とサイドサッシュS2を接合して構成されている。以下の説明では、ドアサッシュのうち窓開口13に面する側をフレーム内周側、窓開口13と反対側の、ドア10を閉じたとき車両ボディのドア開口の内縁に面する側をフレーム外周側と
し、フレーム内周側とフレーム外周側を結ぶ方向をフレーム内外周方向とする。
【0011】
図2は、ドアサッシュ12のアッパサッシュS1上の断面を示したものである。
図2に示すように、ドアサッシュ12は、サッシュ本体15にサッシュモールディング70を組み付けた構成である。サッシュ本体15は金属製の板材(例えば鉄板)をロール成形して形成されており、車外側に位置する意匠部16と、車内側に位置する筒状(箱状)の閉鎖断面のフレーム部17と、意匠部16とフレーム部17を接続する接続部18を有する。サッシュ本体15におけるフレーム内周側にはガラスガイド部19が形成され、フレーム外周側にはウェザストリップ保持部20が形成されている。
【0012】
意匠部16は、車外側に面する意匠面部21と、意匠面部21の両縁に位置して車内側に折り返される一対の縁部22、23と、意匠面部21の車内側に沿う側壁部26、31を有している。
接続部18は、フレーム内外周方向において縁部22と縁部23の間で側壁部26、31に接続する。ガラスガイド部19は、意匠部16の車内側の面を構成する側壁部26と、フレーム部17の車外側の面を構成する側壁部27と、接続部18のうちフレーム内周側の面を構成する底壁部28とで囲まれ、フレーム内周側(窓開口13側)に向けて開放された凹状断面形状をなしている。側壁部26と側壁部27には、互いに接近する方向に突出する抜止段部29、30が形成されている。ドアガラス14を閉じると、該ドアガラス14の周縁部(上端部)がガラスガイド部19内に進入する。ガラスガイド部19にはガラスラン50が嵌合保持される。ガラスラン50は、底壁部28に当接する底部51と、側壁部26及び側壁部27に当接する一対の側壁部52、53を有し、各側壁部52、53から内方にリップ54、55を突出させている。ガラスガイド部19に形成した抜止段部29と抜止段部30はガラスラン50の側壁部52、53に設けた突出部に係合して、ガラスガイド部19からのガラスラン50の脱落を防ぐ。なお、
図2のガラスラン50は自由状態での形状を示しており、ガラスガイド部19内に支持させた状態では、ガラスラン50のうち
図2でサッシュ本体15などと重なっている部分が弾性変形する。また、ドアガラス14がガラスガイド部19内に進入すると、ガラスラン50のリップ54、55がドアガラス14に押圧されて弾性変形し、リップ54とリップ55でドアガラス14の両側面を挟んでドアガラス14を弾性的に保持する。
【0013】
ウェザストリップ保持部20は、意匠部16の車内側の面を構成する側壁部31と、接続部18のうちフレーム外周側の面を構成する底壁部32と、この底壁部32の車内側端部をフレーム外周側に曲げて形成した側壁部33で囲まれ、フレーム外周側に向けて開放された凹状断面形状をなし、側壁部31と側壁部33には、互いに接近する方向に突出する抜止段部34、35が形成されている。ウェザストリップ保持部20にはウェザストリップ60が嵌合保持される。ウェザストリップ60は、嵌合保持部61を底壁部32に当接させかつ抜止段部34、35に係合させることで、ウェザストリップ保持部20からの脱落が防止されている。
図2のウェザストリップ60は自由状態での形状を示しており、ウェザストリップ保持部20内に支持させた状態では、ウェザストリップ60のうち
図2でサッシュ本体15などと重なっている部分が弾性変形する。車両ボディに対してドア10を閉じると、ウェザストリップ60に設けた弾性接触部62、63が車両ボディのドア開口内縁(不図示)に当接して弾性変形され、車両ボディとドア10の間を液密に塞ぐ。
【0014】
接続部18は、フレーム内周側に位置してガラスガイド部19を構成する底壁部28と、フレーム外周側に位置してウェザストリップ保持部20を構成する底壁部32と、底壁部28と底壁部32の間に位置する中間壁部37の3つの板状部を積層した構造となっている。中間壁部37は車内側に向けて延設されてフレーム部17に続く。フレーム部17は、中間壁部37を車内側に延長した延長壁部38、延長壁部38からフレーム内周側に向かう縦壁部39、縦壁部39から車外側に向かう折返壁部40を有し、折返壁部40の車外側縁部がガラスガイド部19を構成する側壁部27(抜止段部30)に続く。
【0015】
サッシュモールディング70は、アッパサッシュS1の長手方向に延設される長尺部材であり、サッシュ本体15の意匠部16に対して取り付けられる。サッシュモールディング70の本体部は金属製の板材で形成され、外観部71と、外観部71の両縁部を車内側に折り返して形成した内周側曲げ部72と外周側曲げ部73とを有している。内周側曲げ部72と外周側曲げ部73のそれぞれ嵌合部74、75で覆われている。また、外観部71の車内側を向く面(サッシュ本体15の意匠面部21に対向する面)には押圧支持部76が設けられている。嵌合部74と嵌合部75は硬質の合成樹脂で形成されて
いる。押圧支持部76は嵌合部74、75よりも柔らかい軟質材で形成されており、本実施形態の押圧支持部76は連続気泡の発泡体(スポンジ)からなっている。サッシュモールディング70は、内周側曲げ部72と外周側曲げ部73を覆うように嵌合部74、75を射出成形や押出成形で形成し、さらに外観部71に両面テープなどで押圧支持部76を固定して完成される。なお、押圧支持部76はサッシュモールディング70の長手方向の全体に設けてもよいし、一部だけに設けてもよい。あるいは、サッシュモールディング70の長手方向の複数箇所に押圧支持部76を点在させて設けてもよい。サッシュモールディング70の製造において、金属製の本体部分(外観部71、内周側曲げ部72、外周側曲げ部73)の形成と樹脂製の嵌合部74、75の成形を同時に行う手法(クスタ成形)を採用することもできる。
【0016】
図2に示すように、サッシュモールディング70の嵌合部74と嵌合部75はそれぞれ、サッシュ本体15の意匠部16の両縁部に嵌合する形状であり、この嵌合によってサッシュモールディング70が意匠部16に取り付けられる。具体的には、嵌合部74は意匠部16の内周側の縁部22に嵌合され、嵌合部75は意匠部16の外周側の縁部23に嵌合される。なお、図示実施形態では嵌合部74と嵌合部75をそれぞれ意匠部16の縁部22と縁部23に密着嵌合させているが、精度誤差吸収の目的で一方の縁部と嵌合部(例えば縁部22と嵌合部74)の間に若干の隙間を設定してもよい。
図2に示すように、押圧支持部76は、フレーム内外周方向において、接続部18(底壁部28、32)が意匠部16(側壁部26、31)に接続する位置を跨いで配置されている。連続気泡の発泡体からなる押圧支持部76は、外力の加わらない自由状態では、
図2に示すようにサッシュ本体15の意匠面部21に一部が重なる位置まで突出している。嵌合部74と嵌合部75を意匠部16に嵌合させてサッシュモールディング70をサッシュ本体15に取り付けると、意匠面部21に当接した押圧支持部76が厚みを小さくする方向に圧縮変形される。すなわち押圧支持部76が意匠面部21に対して圧接される。これによってサッシュモールディング70がモール本体15に対して安定して保持され、押圧支持部76によってドア10の厚み方向へのサッシュモールディング70のガタつきを確実に防止することができる。
【0017】
図3はサッシュモールディング70の異なる形態を示している。この実施形態のサッシュモールディング70は、外観部71の車内側の面(サッシュ本体15の意匠面部21に対向する面)に、中空状体からなる押圧支持部176が設けられている。
先の実施形態の押圧支持部76と同様に、押圧支持部176は、フレーム内外周方向において、接続部18(底壁部28、32)と意匠部16(側壁部26、31)の接続位置を跨いで配置されている。押圧支持部176は、内部を中空とすることで嵌合部74や嵌合部75よりも変形しやすくなっており、外力の加わらない自由状態ではサッシュ本体15の意匠面部21に一部が重なる位置まで突出している。
図3は自由状態での押圧支持部176の形状を示している。嵌合部74と嵌合部75を意匠部16に嵌合させてサッシュモールディング70をサッシュ本体15に取り付けると、意匠面部21に当接した押圧支持部176が厚みを小さくする方向に変形され、押圧支持部176への当接を維持しながらサッシュモールディング70を安定させる。押圧支持部176を設ける位置は、サッシュモールディング70の長手方向の全体、サッシュモールディング70の長手方向の一部、サッシュモールディング70の長手方向の複数箇所(点在)のいずれを選択してもよい。
【0018】
以上の各実施形態のドアサッシュ12では、サッシュモールディング70において、サッシュ本体15の意匠部16に対して嵌合する
合成樹脂製の嵌合部74及び嵌合部75を両縁に設け、この嵌合部74及び嵌合部75よりも低硬度で意匠部16の意匠面部21に当接する押圧支持部76や押圧支持部176を、外観部71の車内側の面に設けている。押圧支持部76は、連続気泡の発泡体という材質の選択によって嵌合部74及び嵌合部75よりも低硬度に設定されており、押圧支持部176は、内部を中空にするという形状の設定によって嵌合部74及び嵌合部75よりも低硬度にされている。押圧支持部176については、嵌合部74、75を構成する材質と同程度の硬さの材質で形成したり、あるいは嵌合部74、75を構成する材質よりも若干硬い材質で形成した場合でも、押圧支持部176を中空状に形成することで最終的に嵌合部74、75よりも低硬度にさせることができる。そして、嵌合部74及び嵌合部75を意匠部16に嵌合させたときに、押圧支持部76や押圧支持部176は意匠部16の意匠面部21に対して圧接して変形されるため、嵌合部74及び嵌合部75の嵌合によるサッシュモールディング70の保持と、押圧支持部76や押圧支持部176の当接によるサッシュモールディング70のガタつき防止とを、互いに干渉させることなく機能させることができる。つまり、サッシュ本体15の意匠部16に対して、嵌合部74及び嵌合部75を介してサッシュモールディング70の取り付けを確実に行うことができると共に、取り付け後には嵌合部74及び嵌合部75と押圧支持部76、176とによってサッシュモールディング70を確実に安定保持させることができる。押圧支持部76や押圧支持部176については、意匠面部21に当接する十分な厚みを有していれば、外観部71から車内側への突出量を厳密に管理する必要がない。そのため、サッシュモールディング70の生産性が高く製造コストを抑えることができる。
【0019】
なお、本発明は図示実施形態に限定されるものではない。例えば、
図2や
図3の実施形態はドアサッシュ12のうちアッパサッシュS1に関するものであるが、サイドサッシュS2など他の部位に本発明を適用することも可能である。
【0020】
また、図示実施形態のサッシュモールディング70の本体部は金属製であるが、サッシュモールディング70の本体部を、嵌合部74や嵌合部75と硬さの異なる合成樹脂で形成することも可能である。
【符号の説明】
【0021】
10 ドア
12 ドアサッシュ
13 窓開口
14 ドアガラス
15 サッシュ本体
16 意匠部
17 フレーム部
18 接続部
19 ガラスガイド部
20 ウェザストリップ保持部
21 意匠面部
22 23 縁部
26 27 31 33 側壁部
28 32 底壁部
29 30 34 35 抜止段部
37 中間壁部
38 延長壁部
39 縦壁部
40 折返壁部
50 ガラスラン
51 底部
52 53 側壁部
54 55 リップ
60 ウェザストリップ
61 嵌合保持部
62 63 弾性接触部
70 サッシュモールディング
71 外観部
72 内周側曲げ部
73 外周側曲げ部
74 75 嵌合部
76 176 押圧支持部
S1 アッパサッシュ
S2 サイドサッシュ