特許第6352822号(P6352822)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6352822-パッケージ 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6352822
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】パッケージ
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/42 20060101AFI20180625BHJP
【FI】
   B65D5/42 C
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2015-10012(P2015-10012)
(22)【出願日】2015年1月22日
(65)【公開番号】特開2016-132494(P2016-132494A)
(43)【公開日】2016年7月25日
【審査請求日】2015年12月21日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第1493676(EP,A2)
【文献】 特開2001−048159(JP,A)
【文献】 特開平11−255233(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/00 − 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱からなる容器部分と、複数の面で構成されたシート部分とが一体に形成されたパッケージにおいて、
前記シート部分は、
前記箱の面と繋がった第4の面と、当該第4の面と一連に繋がった第1の面、第2の面、及び第3の面と、で構成され、
展開状態において、前記第1の面と前記第3の面とが第2の面を介して左右対称に配置され、前記箱の面と第1の面とが前記第4の面を介して上下対称に配置され、
前記パッケージは、
前記シート部分を開くことにより、製品説明等の記載面である表面を拡大して展開可能であり、
前記第1の面を前記第4の面を介して折り畳んだ状態で、前記第3の面を前記第2の面を介して折り畳むことにより、前記第1の面と前記第3の面とが、前記容器部分を表側と裏側から挟み込む態様で覆う
ことを特徴としたパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の箱は、六面体でなり、面積が限られていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の箱は、六面体であり、図1に示すように面積が限られていた。そして、また、別に取扱い説明書を必要とした。また、取扱い説明書も紛失する。 本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、優れたパ ッケージを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このような課題を解決する本発明は、パッケージの面が多くなるようにし、展開の仕方と開け方を指示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、パッケージの表(おもて)面がパッケージ体積表面より大きく、小さい箱でも取扱い説明書等を充分に書き込めるので、取扱い説明書を作る必要がなく、コストダウンとなり、取扱い説明書を紛失して分からなくなるという不具合が無くなるので、特別安くなり効果があるので、販売が促進される。
2.紙の一面印刷で連続形で1ショットで打ち抜きなので、量産に適する。また、フラットになるので、在庫の処理が便利になる。情報が書き込まれているので、いちいち取扱い説明書を読む必要がない。また、取扱い説明書を紛失して、薬の効能等が分からなくなるという不具合が無くなる。また、S1面とS6面の接続面は片面切刷りブレを記載できる。このように、パッケージの面を二重にすることで、書き込む情報量を大幅に増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】公知のパッケージを示す図
図2】本発明の外観形状を裏から見た図
図3】裏から見た図
図4】本発明の第1段階を開いた図
図5】本発明の第2段階の開始図
図6】本発明の具体的な実施例を示す図
【本発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明のパッケージの外観形状を示す図である。図2図3は表から見た図である。図において、S1は第1面(表面)、S2は第2面(裏面)である。S3は第3面(上面)、S4は底面、S5は右側面、S6は左側面である。以上の説明において、S2面,S4面とS6面は図1では裏に隠れて見えない面である。
【0008】
1はここから箱を開けるという指示マーク、2は第1段階の展開を示す指示マーク、3は第2段階展開を指示するマークである。1には「OPEN」と表示されており、端部1aからS3を挿抜可能であることを示している。そして、面S3を挿抜することにより、パッケージの中身を取り出せる。
中にパックを詰めたり、取り出したりする。また、マーク2には「READ1」と表示され、マーク3には「READ2」と表示され、展開法を設ける。図2の正面からS1,S3,S5,S6の面が見えるのでこの記載事項を読む。図3の裏面からS2の記載を読む。
【0009】
図4は「READ1」は誘導化され扉S1を開けた本発明の第1段階の展開した図である。そして図1で新たに出現した面S9を上面S3、下面S4を読む。従って、S3,S9,S4と続く大記載面を得られる。図2の正面からS1,S3,S5,S6の面で見た載事項を読む。図3の裏面からS2の記載を読む。
S1面とS6面の接続面は片面印刷では記載しないが内面印刷で記載できる。このように、パッケージの面を二重にすることで、書き込む情報量を大幅に増やすことができる。
【0010】
図5は3「REDA2」を開いた本発明の第2段階の図である。S10面が新たに出現するので更に情報を記載できる。
【0011】
図6は本発明の実例実施例の1シートにした展開図である。情報の記載の上下左右を示す。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明により、ティーカップ、健康補助食品、菓子類、日用品,電気製品等のパッケージとしても用いて、特に多くの説明が必要な時に、刷紙で取扱い説明書を作る必要もなく、紛失のおそれなく、小さい箱で充分な記載面積を有する便利で効果のある量産に適し、フラットになるので、在庫でスペースをとらない。
【符号の説明】
【0013】
S1,S2 面
S3〜S12 面
1 表示部
1a スリット
2 表示部
2a スリット
3 表示部
3a 表示部
5,6 挿入部
8 挿入部
9,10 挿入部
11,12 挿入部
図1
図2
図3
図4
図5
図6