(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6353012
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】リングメインユニットのインターロック装置
(51)【国際特許分類】
H01H 33/52 20060101AFI20180625BHJP
H01H 31/10 20060101ALI20180625BHJP
【FI】
H01H33/52 A
H01H31/10
【請求項の数】10
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-219022(P2016-219022)
(22)【出願日】2016年11月9日
(65)【公開番号】特開2017-130434(P2017-130434A)
(43)【公開日】2017年7月27日
【審査請求日】2016年11月9日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0007693
(32)【優先日】2016年1月21日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス産電株式会社
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】リ ドンシク
【審査官】
関 信之
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭62−175635(JP,U)
【文献】
特開平02−030019(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/020506(WO,A1)
【文献】
特開平10−055728(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 33/52
H01H 31/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入状態又は遮断状態への調整のためのハンドルが挿入される挿入孔が形成された少なくとも2つの開閉器スイッチを含むリングメインユニットのインターロック装置であって、
前記挿入孔の前方に配置され、1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動するプレートと、
それぞれの前記開閉器スイッチに備えられ、前記開閉器スイッチの投入状態又は遮断状態への調整に連動して回転するインジケータと、
それぞれの前記開閉器スイッチに備えられ、前記インジケータの回転に従って前記プレートの移動を防止して1つの前記挿入孔の開放状態と他の前記挿入孔の閉鎖状態が維持されるようにする移動防止部材とを含み、
前記移動防止部材は、前記プレートが1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動した状態で前記開閉器スイッチが投入状態に調整されると、前記インジケータの回転に従って移動して前記プレートに嵌められることにより前記プレートの移動を防止し、1つの前記挿入孔の開放状態と他の前記挿入孔の閉鎖状態が維持されるようにする、リングメインユニットのインターロック装置。
【請求項2】
前記プレートが嵌められた状態で移動できるように移動経路を提供する第1及び第2ガイド部材をさらに含む、請求項1に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項3】
前記第1ガイド部材の両側には、前記プレートが移動可能に嵌められる第1ガイド孔が形成され、前記第2ガイド部材には、前記プレートが移動可能に嵌められる第2ガイド孔が形成される、請求項2に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項4】
前記プレートには把持部が形成され、
前記第1ガイド部材には前記把持部が移動する移動孔が形成され、
前記把持部が前記移動孔を移動することにより前記プレートがそれぞれの前記挿入孔を開放又は閉鎖するように移動する、請求項2又は3に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項5】
前記移動防止部材は、固定部材に嵌められて上下に移動する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項6】
前記固定部材は、
前記移動防止部材が貫通する上部板貫通孔が形成された上部板と、
前記上部板の一端から下方に延設された中心板と、
前記中心板の一端から前記上部板と平行に延設され、前記移動防止部材が貫通する下部板貫通孔が形成された下部板とから構成される、請求項5に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項7】
前記移動防止部材は、前記上部板貫通孔及び前記下部板貫通孔を貫通して配置される本体部と、前記本体部の上方に傾斜して延設された傾斜部とから構成され、
前記インジケータには、前記傾斜部に隣接してピン部が形成され、
前記インジケータが回転すると前記ピン部が前記傾斜部を押圧して前記本体部が前記プレートに嵌められる、請求項6に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項8】
前記上部板と前記下部板間には、前記本体部に嵌められるように弾性部材が備えられる、請求項7に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項9】
前記プレートには、前記本体部が嵌められる複数の嵌合孔が形成され、
前記プレートが1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動した状態で前記本体部が前記嵌合孔に嵌められることにより、それぞれの前記挿入孔の開放状態又は閉鎖状態が維持される、請求項7又は8に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【請求項10】
前記プレートには、開放孔が形成され、
前記本体部が前記嵌合孔に嵌められて前記プレートの移動が防止されると、1つの前記挿入孔は前記開放孔が前方に位置することになって開放状態になると共に他の前記挿入孔は前記プレートの一端が前方に位置することになって閉鎖状態になる、請求項9に記載のリングメインユニットのインターロック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リングメインユニット(RING MAIN UNIT)のインターロック装置に関し、特に、隣接して配置される複数の開閉器スイッチの状態調整を制御するリングメインユニットのインターロック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、リングメインユニットは、受配電施設から送られた電力を需要家に配電するときに用いる電気系統の監視、制御及び保護のために使用される装置であり、SF
6ガスにより密閉絶縁される構造物内に遮断器、開閉器、接地、導体類などが含まれる集合体で構成される。
【0003】
このようなリングメインユニットは、遮断器、負荷開閉器、ヒューズ、断路器などを備え、各回路を保護するためにケーブルカバーが着脱される。
【0004】
図7は従来のリングメインユニットに備えられた複数の開閉器スイッチを示す概略構成図である。
【0005】
図7を参照すると、従来のリングメインユニットに備えられた複数の開閉器スイッチ11、12には独立した異なる電源供給源から電源が供給されるが、一方の開閉器スイッチ11は電源供給源に常時接続されている状態にあり、それに隣接して配置された開閉器スイッチ12は事故発生を防止するために電源供給源に接続されていない状態にある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このような従来のリングメインユニットにおいては、隣接して配置される各開閉器スイッチ11、12がどちらも電源供給源に接続されることを防止するインターロック装置が備えられないので、両開閉器スイッチ11、12が電源供給源に接続されて異なる位相を有する電源の引き込みによる電位差によりリングメインユニットの絶縁性能が低下し、短絡事故などが頻繁に発生するという問題があった。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、隣接して配置される複数の開閉器スイッチの状態調整を制御するリングメインユニットのインターロック装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、投入状態又は遮断状態への調整のためのハンドルが挿入される挿入孔が形成された少なくとも2つの開閉器スイッチを含むリングメインユニットのインターロック装置であって、前記挿入孔の前方に配置され、1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動するプレートと、それぞれの前記開閉器スイッチに備えられ、前記開閉器スイッチの投入状態又は遮断状態への調整に連動して回転するインジケータと、それぞれの前記開閉器スイッチに備えられ、前記インジケータの回転に従って前記プレートの移動を防止して1つの前記挿入孔の開放状態と他の前記挿入孔の閉鎖状態が維持されるようにする移動防止部材とを含む、リングメインユニットのインターロック装置を提供することにより達成することができる。
【0009】
また、前記移動防止部材は、前記プレートが1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動した状態で前記開閉器スイッチが投入状態に調整されると、前記インジケータの回転に従って移動して前記プレートに嵌められることにより前記プレートの移動を防止し、1つの前記挿入孔の開放状態と他の前記挿入孔の閉鎖状態が維持されるようにしてもよい。
【0010】
さらに、前記インターロック装置は、前記プレートが嵌められた状態で移動できるように移動経路を提供する第1及び第2ガイド部材をさらに含むようにしてもよい。
【0011】
さらに、前記第1ガイド部材の両側には、前記プレートが移動可能に嵌められる第1ガイド孔が形成され、前記第2ガイド部材には、前記プレートが移動可能に嵌められる第2ガイド孔が形成されるようにしてもよい。
【0012】
さらに、前記プレートには把持部が形成され、前記第1ガイド部材には前記把持部が移動する移動孔が形成され、前記把持部が前記移動孔を移動することにより前記プレートがそれぞれの前記挿入孔を開放又は閉鎖するように移動するようにしてもよい。
【0013】
さらに、前記移動防止部材は、固定部材に嵌められて上下に移動するようにしてもよい。
【0014】
さらに、前記固定部材は、前記移動防止部材が貫通する上部板貫通孔が形成された上部板と、前記上部板の一端から下方に延設された中心板と、前記中心板の一端から前記上部板と平行に延設され、前記移動防止部材が貫通する下部板貫通孔が形成された下部板とから構成されるようにしてもよい。
【0015】
さらに、前記移動防止部材は、前記上部板貫通孔及び前記下部板貫通孔を貫通して配置される本体部と、前記本体部の上方に傾斜して延設された傾斜部とから構成され、前記インジケータには、前記傾斜部に隣接してピン部が形成され、前記インジケータが回転すると前記ピン部が前記傾斜部を押圧して前記本体部が前記プレートに嵌められるようにしてもよい。
【0016】
さらに、前記上部板と前記下部板間には、前記本体部に嵌められるように弾性部材が備えられるようにしてもよい。
【0017】
さらに、前記プレートには、前記本体部が嵌められる複数の嵌合孔が形成され、前記プレートが1つの前記挿入孔は開放されて他の前記挿入孔は閉鎖されるように移動した状態で前記本体部が前記嵌合孔に嵌められることにより、それぞれの前記挿入孔の開放状態又は閉鎖状態が維持されるようにしてもよい。
【0018】
さらに、前記プレートには、開放孔が形成され、前記本体部が前記嵌合孔に嵌められて前記プレートの移動が防止されると、1つの前記挿入孔は前記開放孔が前方に位置することになって開放状態になると共に他の前記挿入孔は前記プレートの一端が前方に位置することになって閉鎖状態になるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によるリングメインユニットのインターロック装置においては、リングメインユニットに備えられた隣接する複数の開閉器スイッチ間に備えられ、1つの開閉器スイッチが投入状態に調整されて電源供給源に接続された場合、それに隣接して配置された他の開閉器スイッチは投入状態に調整されないようにすることにより、複数の開閉器スイッチが同時に電源供給源に接続されることを防止するという効果がある。
【0020】
また、インターロック装置を用いて1つの開閉器スイッチのみ電源供給源に接続されるようにすることにより、複数の開閉器スイッチが電源供給源に接続されることによって発生するリングメインユニットの絶縁性能の低下や短絡事故の発生を防止するという効果がある。
【0021】
さらに、インターロック装置を用いて機械的に複数の開閉器スイッチが同時に電源供給源に接続されることを防止するので、従来のロック装置を用いた場合のように使用者の判断ミスにより複数の開閉器スイッチが同時に電源供給源に接続されることを未然に防止するという効果がある。
【0022】
さらに、インターロック装置に第1ガイド部材及び第2ガイド部材を備え、第1ガイド部材及び第2ガイド部材によりプレートを移動させて各挿入孔を開放又は閉鎖させることにより、開閉器スイッチの状態調整の制御が容易になるという効果がある。
【0023】
さらに、プレートに把持部を形成し、把持部を用いてプレートを移動させることにより、プレートの位置調整が容易になるという効果がある。
【0024】
さらに、移動防止部材に弾性部材を備えることにより、移動防止部材の移動が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置を示す斜視図である。
【
図2】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置を示す分解斜視図である。
【
図3】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは投入状態に調整されて他方の開閉器スイッチは遮断状態に調整された状態を示す正面図である。
【
図4】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは投入状態に調整されて他方の開閉器スイッチは遮断状態に調整された状態を示す正面透視図である。
【
図5】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは遮断状態に調整されて他方の開閉器スイッチは投入状態に調整された状態を示す正面図である。
【
図6】本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは遮断状態に調整されて他方の開閉器スイッチは投入状態に調整された状態を示す正面透視図である。
【
図7】従来のリングメインユニットに備えられた複数の開閉器スイッチを示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態によるリングメインユニットのインターロック装置について詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置を示す斜視図であり、
図2は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置を示す分解斜視図であり、
図3は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは投入状態に調整されて他方の開閉器スイッチは遮断状態に調整された状態を示す正面図であり、
図4は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは投入状態に調整されて他方の開閉器スイッチは遮断状態に調整された状態を示す正面透視図であり、
図5は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは遮断状態に調整されて他方の開閉器スイッチは投入状態に調整された状態を示す正面図であり、
図6は本発明によるリングメインユニットのインターロック装置における一方の開閉器スイッチは遮断状態に調整されて他方の開閉器スイッチは投入状態に調整された状態を示す正面透視図である。
【0028】
図1及び
図2に示すように、本発明によるインターロック装置100が備えられたリングメインユニットには、少なくとも2つの開閉器スイッチ、例えば、投入状態又は遮断状態への調整のためのハンドル(図示せず)が挿入される挿入孔310が形成された1つの開閉器スイッチ300、及び開閉器スイッチ300に隣接して配置されて投入状態又は遮断状態への調整のためのハンドルが挿入される挿入孔410が形成された他の開閉器スイッチ400が備えられる。
【0029】
本発明によるインターロック装置100は、開閉器スイッチ300、400間に備えられ、各開閉器スイッチ300、400の状態調整を制御する。
【0030】
インターロック装置100は、プレート110、インジケータ120、130及び移動防止部材140、150を含む。
【0031】
プレート110は、挿入孔310、410の前方に配置され、使用者の操作により、一方の挿入孔310は開放されて他方の挿入孔410は閉鎖されるように移動する。
【0032】
インジケータ120は、開閉器スイッチ300を駆動するメカニズム(図示せず)に接続されて開閉器スイッチ300の投入状態又は遮断状態への調整に連動して回転する。また、インジケータ130は、開閉器スイッチ400を駆動するメカニズム(図示せず)に接続されて開閉器スイッチ400の投入状態又は遮断状態への調整に連動して回転する。
【0033】
移動防止部材140は開閉器スイッチ300に備えられ、移動防止部材150は開閉器スイッチ400に備えられる。開閉器スイッチ300に備えられた移動防止部材140は、プレート110により一方の挿入孔310は開放されて他方の挿入孔410は閉鎖された状態で開閉器スイッチ300が投入状態に調整されると、インジケータ120の回転に従って下方に移動してプレート110に嵌められることによりプレート110の移動を防止し、一方の挿入孔310の開放状態と他方の挿入孔410の閉鎖状態が維持されるようにする。また、開閉器スイッチ400に備えられた移動防止部材150は、プレート110により一方の挿入孔310は閉鎖されて他方の挿入孔410は開放された状態で開閉器スイッチ400が投入状態に調整されると、インジケータ130の回転に従って下方に移動してプレート110に嵌められることによりプレート110の移動を防止し、一方の挿入孔310の閉鎖状態と他方の挿入孔410の開放状態が維持されるようにする。
【0034】
インターロック装置100は、第1ガイド部材160をさらに含み、プレート110が第1ガイド部材160に嵌められた状態で移動できるように移動経路を提供する。
【0035】
また、第1ガイド部材160の両側には、プレート110が移動可能に嵌められる第1ガイド孔163が形成され、プレート110が第1ガイド孔163を貫通して配置された状態で使用者の操作により移動して挿入孔310、410の開放状態又は閉鎖状態を調整できるようになっている。
【0036】
さらに、プレート110には把持部117が形成され、第1ガイド部材160には把持部117が移動する移動孔161が形成され、使用者の操作でプレート110が移動すると把持部117が移動孔161を移動することによりプレート110が各挿入孔310、410を開放又は閉鎖するように移動することになる。
【0037】
インターロック装置100は、プレート110が嵌められた状態でプレート110をガイドする第2ガイド部材210をさらに含んでもよい。
【0038】
ここで、第2ガイド部材210には、プレート110が移動可能に嵌められる第2ガイド孔211が形成され、プレート110が第1ガイド孔163及び第2ガイド孔211に嵌められた状態で使用者の操作により移動するようになっている。
【0039】
一方、移動防止部材140は、固定部材170に嵌められて上下に移動し、固定部材170は、上部板171、中心板173及び下部板175からなり、これと同様に、移動防止部材150は、固定部材180に嵌められて上下に移動し、固定部材180は、上部板181、中心板183及び下部板185からなる。
【0040】
上部板171には、移動防止部材140が貫通する上部板貫通孔171aが形成され、これと同様に、上部板181には、移動防止部材150が貫通する上部板貫通孔181aが形成される。
【0041】
中心板173は、上部板171の一端から下方に延設され、これと同様に、中心板183は、上部板181の一端から下方に延設される。
【0042】
下部板175は、中心板173の一端から上部板171と平行に延設され、移動防止部材140が貫通する下部板貫通孔175aが形成され、下部板185は、中心板183の一端から上部板181と平行に延設され、移動防止部材150が貫通する下部板貫通孔185aが形成される。
【0043】
よって、移動防止部材140、150が上部板貫通孔171a、181a及び下部板貫通孔175a、185aを貫通して配置された状態でインジケータ120、130により力を受けて下方に移動することになる。
【0044】
一方、移動防止部材140は、本体部143と傾斜部141とからなるが、本体部143は上部板貫通孔171a及び下部板貫通孔175aを貫通して配置され、傾斜部141は本体部143の上方に傾斜して延設されてインジケータ120に隣接して配置される。これと同様に、移動防止部材150は、本体部153と傾斜部151とからなるが、本体部153は上部板貫通孔181a及び下部板貫通孔185aを貫通して配置され、傾斜部151は本体部153の上方に傾斜して延設されてインジケータ130に隣接して配置される。
【0045】
また、インジケータ120には、傾斜部141に隣接してピン部121が形成され、開閉器スイッチ300の投入動作によりインジケータ120が回転するとピン部121が傾斜部141を押圧して本体部143が下方に移動してプレート110に嵌められる。これと同様に、インジケータ130には、傾斜部151に隣接してピン部131が形成され、開閉器スイッチ400の投入動作によりインジケータ130が回転するとピン部131が傾斜部151を押圧して本体部153が下方に移動してプレート110に嵌められる。
【0046】
ここで、上部板171と下部板175間には、本体部143に嵌められるようにバネなどの弾性部材190が備えられるが、移動防止部材140が下方に移動した状態でインジケータ120が逆方向に回転すると、弾性部材190の付勢力により元の位置への復帰が容易になる。これと同様に、上部板181と下部板185間には、本体部153に嵌められるようにバネなどの弾性部材200が備えられるが、移動防止部材150が下方に移動した状態でインジケータ130が逆方向に回転すると、弾性部材200の付勢力により元の位置への復帰が容易になる。
【0047】
さらに、プレート110の上端には、複数の嵌合孔、例えば、本体部143が嵌められる嵌合孔113及び本体部153が嵌められる嵌合孔115が形成される。プレート110は、本体部143が嵌合孔113に嵌められてプレート110の移動が防止されると、一方の挿入孔310は開放されて他方の挿入孔410は閉鎖されるようにし、本体部153が嵌合孔115に嵌められてプレート110の移動が防止されると、一方の挿入孔310は閉鎖されて他方の挿入孔410は開放されるようにする。
【0048】
さらに、プレート110には、開放孔111が形成されるが、本体部143が嵌合孔113に嵌められてプレート110の移動が防止されると、一方の挿入孔310は開放孔111が前方に位置することになって開放状態になると共に他方の挿入孔410はプレート110の一端が前方に位置することになって閉鎖状態になり、本体部153が嵌合孔115に嵌められてプレート110の移動が防止されると、一方の挿入孔310は閉鎖状態になると共に他方の挿入孔410は開放状態になる。
【0049】
以下、
図3〜
図6を参照して本発明の一実施形態によるリングメインユニットのインターロック装置100により複数の開閉器スイッチ300、400の状態調整を制御する過程について詳細に説明する。
【0050】
まず、
図3及び
図4に示すように、開閉器スイッチ300及び開閉器スイッチ400が電源供給源に接続されていない状態で、使用者が把持部117を用いてプレート110を移動させることにより挿入孔310は開放状態、挿入孔410は閉鎖状態になるようにする。
【0051】
このとき、挿入孔310は、前方に開放孔111が位置して開放されているので、ハンドルを挿入して開閉器スイッチ300を投入状態又は遮断状態に調整できる状態にあり、挿入孔410は、プレート110により閉鎖されていてハンドルを挿入できないので、開閉器スイッチ400を投入状態又は遮断状態に調整できない状態にある。
【0052】
この状態で、挿入孔310にハンドルを挿入して回転させることで開閉器スイッチ300が投入状態になるように調整すると、開閉器スイッチ300に備えられたメカニズムが動作し、これに連動してメカニズムに接続されたインジケータ120が回転することにより、インジケータ120のピン部121が移動防止部材140を下方に押圧することになる。
【0053】
それにより、移動防止部材140が下方に移動して嵌合孔113に嵌められ、プレート110の移動が防止される。
【0054】
このようにプレート110の移動が防止されるので、プレート110により挿入孔410の閉鎖状態を変更することができない。すなわち、開閉器スイッチ300の投入状態では、それに隣接する開閉器スイッチ400の挿入孔410を用いた、開閉器スイッチ400の投入状態への調整が防止される。
【0055】
その後、
図5及び
図6に示すように、開閉器スイッチ300が遮断状態に調整されて移動防止部材140が元の位置に復帰した状態で、使用者が把持部117を用いてプレート110を移動させることにより挿入孔310は閉鎖状態、挿入孔410は開放状態になるようにする。
【0056】
この状態で、挿入孔410にハンドルを挿入して回転させることで開閉器スイッチ400が投入状態になるように調整すると、開閉器スイッチ400に備えられたメカニズムが動作し、これに連動してメカニズムに接続されたインジケータ130が回転することにより、インジケータ130のピン部131が移動防止部材150を下方に押圧することになる。
【0057】
それにより、移動防止部材150が下方に移動して嵌合孔115に嵌められ、プレート110の移動が防止される。
【0058】
このようにプレート110の移動が防止されるので、プレート110により挿入孔310の閉鎖状態を変更することができない。すなわち、開閉器スイッチ400の投入状態では、それに隣接する開閉器スイッチ300の挿入孔310を用いた、開閉器スイッチ300の投入状態への調整が防止される。
【0059】
前述したように構成されて動作する本発明によるリングメインユニットのインターロック装置100においては、リングメインユニットに備えられた隣接する複数の開閉器スイッチ300、400間にインターロック装置100を備え、1つの開閉器スイッチ300が投入状態に調整されて電源供給源に接続された場合、それに隣接して配置された他の開閉器スイッチ400は電源供給源に接続されないようにすることにより、複数の開閉器スイッチ300、400が同時に電源供給源に接続されることを防止する。
【0060】
また、インターロック装置100を用いて1つの開閉器スイッチのみ電源供給源に接続されるようにすることにより、複数の開閉器スイッチ300、400が電源供給源に接続されることによって発生するリングメインユニットの絶縁性能の低下や短絡事故の発生を効果的に防止する。
【0061】
さらに、インターロック装置100を用いて機械的に複数の開閉器スイッチ300、400が同時に電源供給源に接続されることを防止するので、従来のロック装置を用いた場合のように使用者の判断ミスにより複数の開閉器スイッチが同時に電源供給源に接続されることを未然に防止する。
【0062】
さらに、インターロック装置100に第1ガイド部材160及び第2ガイド部材210を備え、第1ガイド部材160及び第2ガイド部材210によりプレート110を移動させて各挿入孔310、410を開放又は閉鎖させることにより、開閉器スイッチ300、400の状態調整の制御が容易になるようにする。
【0063】
さらに、プレート110に把持部117を形成し、把持部117を用いてプレート110を移動させることにより、プレート110の移動が容易になるようにする。
【0064】
さらに、移動防止部材140、150に弾性部材190、200を備えることにより、移動防止部材140、150の移動が容易になるようにする。
【0065】
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、様々な変化、変更及び均等物を用いることができ、上記実施形態を適切に変形して同様に応用できることは明らかである。よって、上記記載内容は特許請求の範囲により定義される本発明の範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0066】
100 インターロック装置
110 プレート
111 開放孔
113、115 嵌合孔
117 把持部
120、130 インジケータ
121、131 ピン部
140、150 移動防止部材
141、151 傾斜部
143、153 本体部
160 第1ガイド部材
161 移動孔
163 第1ガイド孔
170、180 固定部材
171、181 上部板
171a、181a 上部板貫通孔
173、183 中心板
175、185 下部板
175a、185a 下部板貫通孔
190、200 弾性部材
210 第2ガイド部材
211 第2ガイド孔
300、400 開閉器スイッチ
310、410 挿入孔