【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
本意見書と同時に提出する手続補正書に行った補正について、
補正前の請求項を旧請求項といい、補正後の請求項を単に、請求項という。
旧請求項1を旧請求項5により限定した請求項を請求項1とし、
請求項1を旧請求項2により限定した請求項を請求項2とし、
請求項1を旧請求項6により限定した請求項を請求項3とし、
請求項1を旧請求項7により限定した請求項を請求項4とする。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<統一的に適用されるxyz座標系の定義>
本発明の記載において、本発明及び本発明の構成要件について、正面図、背面図、平面図、底面図、右側面図、左側面図は統一する。
本発明の記載において、本発明及び本発明の構成要件について、xyz座標系(右手座標系)は統一的に適用される。
ここに、x方向は、左側面から右側面へ向かう方向であり、y方向は、底面から平面へ向かう方向(反重力方向)であり、z方向は、背面から正面へ向かう方向である。
表示部Disの左下の点をzy座標の0点とし(
図10(A)図)、無機ELシートELの背面の点を、z座標の0点とする(
図10(B))。
なお、正面を表面、背面を裏面ともいう(特に、無機ELシートEL)。
そして、表示部Disに記載された名前等Nm、無機ELシートの形状FGについては、xy座標で表される2次元平面で考えるものとする。
<用語の説明>
○輝度とは、光源のまぶしさを示す量。広がりをもつ光源の単位面積あたりの光度で表す。単位はカンデラ毎平方メートル。
○USBケーブル端子Ucとは、シリアル転送方式のひとつであるUSB規格の機器を接続するためのケーブルの端子をいう。USBケーブルを利用して電源からの電力も供給できる。デジタルカメラとパソコン、あるいはプリンタを接続するときにも使用されていることが特徴である。
本発明においては、USBケーブル端子Ucは、USBケーブルにより、接続することにより、電源からの電力も供給できる端子である。
○充電式リチウム電池Baとは、何回でも充電して使用が可能なリチウム二次電池をいう。
ここに、リチウムイオン二次電池は、正極と負極の間をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う二次電池である。正極、負極、電解質それぞれの材料は用途やメーカーによって様々であるが、代表的な構成は、正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質を用いる。
○インバーターIVとは、直流(電流)を交流(電流)に変換する装置をいう。
一般に使用される電気は、電流、電圧がつねに一定の大きさをもつ直流と、その大きさが正弦波で変化する交流とがある。
この直流と交流の2種の電気を交互に変換する場合、交流から直流にする装置を整流器(あるいは順変換器、コンバーター)といい、直流から交流にする装置をインバーター(あるいは逆変換器)という。
○変圧器Trsとは、二つのコイル間の相互誘導を利用し、交流電圧の昇降や交流電流の増減を行う装置をいう。
○出力端子Otとは、コントローラー部CUの周期的な電圧を出力する端子をいう。
○コントローラー部CUとは、USBケーブル端子Utと、充電式リチウム電池Baと、インバーターIVと、変圧器Trsと出力端子Otから構成され、USBケーブルを通じて、直流電流をUSBケーブル端子Utから入力して、充電式リチウム電池Baへ蓄電する。充電式リチウム電池Baへ充電が完了すると、USBケーブル端子UtからUSBケーブルを取り外しておき、充電式リチウム電池Baへ蓄電した電力をインバーターIVへ送り、交流電流を生じさせ、生じた交流電流の電圧を変圧器Trsにより上げて、周期的な電圧を出力端子Otから出力させる。
○名前等Nmとは、表示部Disに記載された文字の集合体(和集合ともいう。)をいう。
名前等とは、姓、氏名、所属、肩書等を表示する字の集合体をいう。
例えば、名前等Nmが所属Nmと名前Nmの和集合である場合が例示される。
本発明に係る名前等Nmとは、表示部Disに記載された文字の集合体であって、xy座標で表された画像Nm(x,y)をいう。Nm(x,y)は、名前等Nmを表す2次元画像をいう(
図10)。
したがって、名前等Nmとは、名前等Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)と同義である。
名前等Nmとは、名前等Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)のことをいうものとする。
○名前Nmとは、本願においては、氏名、姓、名前の何れかをいう。
○表示部Disとは、名前等Nmが記載された部分であって、無機ELシートELによって表示する部分をいう。
本発明に係る表示部Disは、光を透過する名前等Nmと光を透過しない背景部Bgから構成されている。
○バックライト部BLとは、表示部Disを背後から照らす部分をいい、バックライト部BLは、無機ELシートELからなり、無機ELシートELが表示部Disの光を透過する名前等Nmを照らす。名前等Nmを透過した光は名前等Nmに着色された色の光を帯びる。
○ネームプレート100とは、名前等を表示する道具であり、本発明に係るネームプレート100とは、USBケーブル端子Utと、充電式リチウム電池Baと、インバーターIVと、変圧器Trsと出力端子Otからなるコントローラー部CUと、名前等Nmを表示する表示部Disと、表示部Disを背後から照らすバックライト部BLとから構成される。
○ネームプレート函体99とは、コントローラー部CUを内側に収納し固定すると共に、重ねあわされた表示部Disとバックライト部BLを外側に固定するための箱体をいう。
○無機EL(無機エレクトロルミネセンス)とは、硫化亜鉛などの無機物に電圧を加えると発光する現象をいう。また、その技術あるいは発光体のことをいう。医療機器の表示部や液晶ディスプレーのバックライトなどに使用されている。
○無機ELシートELとは、保護層(ラミネート)、ITO層(表面電極層、陽極)、発光層、誘電層、裏面電極層(陰極)、保護層からなる積層シートであり、ITO層(表面電極層、陽極)と裏面電極層(陰極)に交流電圧を加えて発光させるものである。
ここに、ITO層(表面電極層)とは、透明電極層ともいう。発光層で発光した光が、表面側に取り出されるためには、電極層も透明である必要が有るからである。
○無機ELシートELの形状FGとは、無機ELシートELの形状をxy座標で表した2次元画像FG(x,y)をいう。
そして、無機ELシートELは、無機ELシートELの形状FGに切断されて、無機ELシートELの形状FGが名前等Nmを内含するように表示部Disに張り合されてなる。
(1)第1の発明(請求項1に記載された発明)の場合
無機ELシートELの形状FGとは、表示部Disと略合同(小さめの相似)の矩形状の2次元画像FG(x,y)をいう。
無機ELシートELの形状FGは、名前等Nmの各文字を内含する形状をいう。
(2)第3の発明(請求項3に記載された発明)の場合
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBである(
図4)。
(3)第4の発明(請求項4に記載された発明)の場合
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合、それぞれ所属Nm及び名前Nmを内含する2つの矩形状の文字ボックスMBと、2つの文字ボックスMB同士を連結するリンク体lkにより形成される形状である(
図5)。
(4)第5の発明(請求項5に記載された発明)の場合
名前等Nmを構成する文字が、連結構造でない場合は、連結構造である文字要素同士をリンク体lkにより連結して連結構造の文字を作成し、連結構造である場合は、そのままの文字とし、次に、隣接する連結構造の文字同士をリンク体lkにより連結して連結構造の名前等とした場合において、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmを構成する文字と連結構造の文字同士を連結したリンク体lkと隣接する連結構造の文字同士を連結したリンク体lkにより形成される形状である。(
図6、
図7)
○定数η=Sfg/Snmについて
名前等Nmを構成する文字の総面積をSnmとし、無機ELシートELの形状FGの総面積をSfgとした時、定数η=Sfg/Snmが大き過ぎる場合、無機ELシートELの発光エネルギーが無駄に費やされることになる。定数η=Sfg/Snmを小さくして極力1に近づけるようにした無機ELシートを具備したネームプレートを提供することである(本発明の第4課題)。
○電極端子Etとは、無機ELシートELの表面電極層と裏面電極層と接続線により電気的に接続されてなり、かつ、コントローラー部CUの力端子Otと接続線により電気的に接続されてなることにより、コントローラー部CUの周期的な電圧を無機ELシートELの表面電極層と裏面電極層に印加する端子をいう。
○名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBとは、ボックスの内側に名前等Nmが含まれている(記載されている)ような矩形状のボックスをいう。
ここに、名前等Nmとは、名前等Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)をいい、
矩形状の文字ボックスMBとは、矩形状の二次元画像MB(x,y)をいう。
名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBとは、次式が成立することをいう。
Nm(x,y)⊆MB(x,y)……(1)式
○名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合とは、所属と名前が、例えば、2段書きされた場合、それぞれ所属Nmと名前Nmとすれば、名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBの考え方が、所属Nmと名前Nmのそれぞれについて、適用される。
2つの文字ボックスMBは、連結構造であるが、リンク体lkにより、2つの文字ボックスMB同士が連結されることにより、全体が連結構造となる。
ここに、名前等Nmとは、名前等Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)をいい、
所属Nmとは、所属Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)をいい、
名前Nmとは、名前Nmをxy座標で表された2次元画像Nm(x,y)をいう。
矩形状の文字ボックスMBとは、矩形状の二次元画像MB(x,y)をいう。
所属Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBとは、次式が成立することをいう。
Nm(x,y)⊆MB(x,y)……(2)式
名前Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBとは、次式が成立することをいう。
Nm(x,y)⊆MB(x,y)……(3)式
○リンク体lkとは、
(1)連結構造でない文字ボックスMB同士を連結するためのリンク体をいう。
(2)連結構造の文字要素同士を連結するためのリンク体をいう。
(3)連結構造の文字同士を連結するためのリンク体をいう。
ここに、リンク体lkは、文字ボックスMB同士、文字要素同士、文字同士を連結するための二次元画像lk(x,y)をいう。
<無機ELシートELにおける連結構造の定義>
特定形状の無機ELシートELにおいて、表面電極層(ITO電極層、陽極)と裏面電極(陰極)に電気的に接続される電極端子Etに電圧を付加した場合、特定形状の無機ELシートELの任意の点において一定の電圧が付加されるならば、無機ELシートELの特定形状は、連結構造であるという。
特定形状の無機ELシートELにおいて、電極層の任意の2点を選んで電池を接続した場合電流が流れるならば、無機ELシートELの特定形状は、連結構造であるという。
上記の2つの定義は同義である。
<名前等Nmにおける連結構造の定義>
●2次元画像G(x,y)とは、Gなる概念をxy座標で表した2次元画像をいう。
●2次元画像G1(x,y)とは、G1なる概念をxy座標で表した2次元画像をいう。
●2次元画像G2(x,y)とは、G2なる概念をxy座標で表した2次元画像をいう。
○xy座標で表された2次元画像G(x,y)が連結構造であるとは、2次元画像G(x,y)内に任意の点P1(x1,y1)とP2(x2,y2)を選んだ場合(点P1と点P2は同一の点ではない。)、点P1から点2へ至る通路を2次元画像G(x,y)内に選ぶことができるならば、2次元画像G(x,y)が連結構造であるという。
すなわち、xy座標で表された2次元画像G(x,y)を導電性の薄い平面版で作製した場合において、任意の点P1とP2間に電池を接続した場合電流が流れるならば、xy座標で表された2次元画像G(x,y)は、連結構造であるという。
○xy座標で表された2次元画像G(x,y)が連結構造でないとは、2次元画像G(x,y)内にある点P1(x1,y1)とあるP2(x2,y2)を選んだ場合(点P1と点P2は同一の点ではない。)、点P1から点2へ至る通路を2次元画像G(x,y)内に選ぶことができない場合をいう。
すなわち、xy座標で表された2次元画像G(x,y)を導電性の薄い平面版で作製した場合において、ある点P1とP2間に電池を接続した場合、電流が流れないならば、xy座標で表された2次元画像G(x,y)は、連結構造でないという。
○xy座標で表された2次元画像G1(x,y)とxy座標で表された2次元画像G2,y)連結構造であるとは、2次元画像G(x,y)内に任意の点P1(x1,y1)を選び、2次元画像G(x,y)内に任意のP2(x2,y2)を選んだ場合(点P1と点P2は同一の点ではない。)、
点P1から点2へ至る通路を2次元画像G1(x,y)と2次元画像G2(x,y)の和集合内に選ぶことができる場合をいう。
すなわち、xy座標で表された2次元画像G1(x,y)と2次元画像G2(x,y)を導電性の薄い平面版で作製した場合において、2次元画像G1(x,y)内の任意の点P1と2次元画像G2(x,y)内の任意のP2間に電池を接続した場合電流が流れる場合、xy座標で表された2次元画像G1(x,y)と2次元画像G1(x,y)は、連結構造であるという。
○xy座標で表された2次元画像G1(x,y)とxy座標で表された2次元画像G2(x,y)が連結構造でないとは、2次元画像G(x,y)内に任意の点P1(x1,y1)を選び、2次元画像G(x,y)内に任意のP2(x2,y2)を選んだ場合(点P1と点P2は同一の点ではない。)、
点P1から点2へ至る通路を2次元画像G1(x,y)と2次元画像G2(x,y)の和集合内に選ぶことができないならば、2次元画像G1(x,y)と2次元画像G2(x,y)は連結構造でないという。
すなわち、xy座標で表された2次元画像G1(x,y)と2次元画像G2(x,y)を導電性の薄い平面版で作製した場合において、2次元画像G1(x,y)内の任意の点P1と2次元画像G2(x,y)内の任意の点P2間に電池を接続した場合電流が流れない2点P1、P2が存在する場合、2次元画像G1(x,y)と2次元画像G1(x,y)は連結構造でないという。
○名前等Nmを構成する文字が、連結構造の文字である場合について
例えば、名前等Nm(例えば、「タイズ株式会社 林 敏朗」等のxy座標で表された2次元画像Mn(x,y))を構成する文字(例えば、「イ」のxy座標で表された2次元画像G(x,y)は、連結構造である。
○名前等Nmを構成する文字が、連結構造の文字でない場合について
例えば、名前等Nm(例えば、「タイズ株式会社 林 敏朗」のxy座標で表された2次元画像Mn(x,y))を構成する文字(例えば、「林」、「敏」、「朗」のxy座標で表された2次元画像G(x,y)は、連結構造でない。
○文字1文字(xy座標で表される2次元画像))が連結構造でない場合、文字要素同士をリンク体lkで連結して連結構造の文字にすることができることについて
連結構造でない文字(例えば、「林」の文字、「木」と「木」の文字要素は分離されている。)は、文字要素同士〈「木」と「木」〉をリンク体lk(xy座標で表される2次元画像))で連結して連結構造の文字(xy座標で表される2次元画像))にすることができる(
図6の左側の図)。
○連結構造の文字(文字要素同士を連結化して連結構造の文字とした場合を含む。)を連結化して連結構造の名前等(xy座標で表される2次元画像)とすることについて
前述したように、名前等Nmを構成する文字(xy座標で表される2次元画像)は、全て連結構造の文字(文字要素同士を連結化して連結構造の文字とした場合を含む。)とすることができる。
文字要素同士を連結化するリンク体lkを付加された文字要素と考えれば、全ての文字は連結構造であると考えることができる。
連結構造である文字(xy座標で表される2次元画像)同士をリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)で、連結すれば、連結構造の名前等Nm(x,y)とすることができる(
図7)。
○文字を連結化して連結化した文字とし、連結化した文字を連結して、名前等とすることについて
名前等Nmを構成する文字(xy座標で表される2次元画像)が、連結構造の文字でない場合は、連結構造である文字要素(xy座標で表される2次元画像)に分解することができ、文字要素同士をリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)で連結して連結構造の文字(xy座標で表される2次元画像)にすることができ、
名前等Nmを構成する文字(xy座標で表される2次元画像)が連結構造の文字である場合は、そのままで既に連結構造の文字となっており、名前等Nmを構成する文字(xy座標で表される2次元画像)は全て連結構造の文字と取り扱うことができ、各連結構造の各文字(xy座標で表される2次元画像)をリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)で連結すれば、連結構造の名前等(全体の文字)が形成される。
形成された連結構造の名前等(全体の文字)の形状(xy座標で表される2次元画像)は、名前等(xy座標で表される2次元画像)と文字要素(xy座標で表される2次元画像)同士を連結するリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)と文字(xy座標で表される2次元画像)同士を連結するリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)により形成された形状(xy座標で表される2次元画像)である。
すなわち、
形成された連結構造の名前等(全体の文字)の形状(xy座標で表される2次元画像)は、名前等(xy座標で表される2次元画像)と文字要素(xy座標で表される2次元画像)同士を連結するリンク体lkと文字同士を連結するリンク体lk(xy座標で表される2次元画像)のそれぞれの形状の和集合である。
■形状FGの無機ELシートELとは、連結構造の形状FGの厚さδE(mm)の無機ELシートEELの意味合いであり、連結構造の形状FGに該当する部分は切断後除去されている。
<記号の説明>
○Nm(x,y)…名前等Nmをxy座標で表された2次元画像をいう。
○FG(x,y)…名前等Nmをxy座標で表された2次元画像をいう。
○lk(x,y)…リンク体をxy座標で表される2次元画像をいう。
○画像G(x,y)とは、画像Gをxy座標で表された2次元画像である。
画像G(x,y)が連結構造であるか否かの判定は、FG(x,y)、文字要素、文字、連結化された文字要素、連結化された文字、文字ボックスMB(x,y)、連結化された文字ボックス等が連結構造であるか否かの判定に適用できる。
○画像G1(x,y)、画像G2(x,y)とは、共に画像G1、画像G2をxy座標で表された2次元画像である。
画像G1(x,y)と画像G1(x,y)が連結構造であるか否かの判定は、文字要素同士、文字同士、文字ボックスMB同士等が連結構造であるか否かの判定に適用できる。
<請求項3記載発明の説明>
請求項3記載発明の説明を
図4に照らして具体的に説明する。
請求項3記載発明は、無機ELシートELの形状FGを特定する意味で重要である。名前等Nmは、タイズ株式会社/林 敏朗の2段書の全文字である。そして、矩形状の文字ボックスMBは、上記全文字を内含してなる。当該記述は、矩形状の文字ボックスMBと名前等Nmとの幾何学的関係を示している。すなわち、矩形状の文字ボックスMBの大きさが、矩形状の文字ボックスMBが名前等Nmの全文字を内含する大きさであることを示している。
そして、無機ELシートELは、矩形状の文字ボックスMBの形状になるよう切断されて、名前等Nmの全文字を内含するように、表示部Disに張り合わされる。
<請求項4記載発明の説明>
請求項4記載発明の説明を
図5に照らして具体的に説明する。
請求項4記載発明は、名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合において、無機ELシートELの形状FGを特定する意味で重要である。
名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合、それぞれ所属Nm及び名前Nmを、請求項3記載発明における名前等Nmに置き換えれば、請求項3記載発明と同様にして、それぞれ所属Nm及び名前Nmを内含する2つの矩形状の文字ボックスMBが特定される。
2つの文字ボックスMBは矩形状であり個々には連結構造であるが、全体としては上下に分離されるので連結構造ではない。2つの文字ボックスMB同士を連結するリンク体lkにより形成される形状は、連結構造となっている。
<請求項5記載発明の説明>
請求項5記載発明の説明を
図6、7に照らして具体的に説明する。
請求項5記載発明は、本発明の第4課題を達成する場合において、無機ELシートELの形状FGを特定する意味で重要である。
名前等Nmを構成する文字が、連結構造でない場合は、連結構造である文字要素同士をリンク体lkにより連結して連結構造の文字を作成することができ、連結構造である場合は、そのままの文字とすることができるので、名前等Nmを構成する文字は全て連結構造の文字とすることができる。
次に、隣接する連結構造の文字同士を連結するリンク体lkにより形成される形状である場合において、形成される形状は、連結構造の文字同士を連結することにより連結構造となっている。
そして、無機ELシートELは、上記、形成される形状になるよう切断されて、名前等Nmの全文字を内含するように、表示部Disに張り合わされる。
<請求項8記載発明の説明>
請求項8記載発明の説明を
図4に照らして具体的に説明する。
請求項8記載発明は、請求項1記載発明において、光を透過する名前等Nmとあるのを光を透過する名前等Nmとし、光を透過しない背景部Bgとあるのを、光を透過する背景部Bgとしたものであり、その余の発明構成要件は、請求項1記載発明の発明構成要件と同じである。
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
USBケーブル端子Utと、充電式リチウム電池Baと、インバーターIVと、変圧器Trsと出力端子Otからなるコントローラー部CUと、名前等Nmを表示した表示部Disと、表示部Disを背後から照らすバックライト部BLとからなるネームプレート100において、
表示部Disが、光を透過する名前等Nmと光を透過しない背景部Bgからなり、バックライト部BLが、無機ELシートELと無機ELシートELの表面電極層と裏面電極層と電気的に接続されてなる電極端子Etからなると共に、
無機ELシートELの形状FGが名前等Nmを内含するように形状FGの無機ELシートELが表示部Disに張り合わされてなり、
USBケーブル端子Utと充電式リチウム電池Ba、充電式リチウム電池BaとインバーターIV、インバーターIVと変圧器Trs、変圧器Trsと出力端子Otとは、相互に接続線で電気的に接続されてなり、出力端子Otと電極端子Etとは接続線で電気的に接続されてなることを特徴とするネームプレート100である。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
コントローラー部CUがネームプレート函体99の内側に固定され、形状FGの無機ELシートELが張り合わされた表示部Disが、ネームプレート函体99の外側に固定されてなることを特徴とする請求項1に記載されたネームプレート100である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBであることを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合、それぞれ所属Nm及び名前Nmを内含する2つの矩形状の文字ボックスMBと、2つの文字ボックスMB同士を連結するリンク体lkにより形成される形状であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
名前等Nmを構成する文字が、連結構造でない場合は、連結構造である文字要素同士をリンク体lkにより連結して連結構造の文字を作成し、連結構造である場合は、そのままの文字とし、次に、隣接する連結構造の文字同士をリンク体lkにより連結して連結構造の名前等とした場合において、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmを構成する文字と連結構造の文字同士を連結したリンク体lkと隣接する連結構造の文字同士を連結したリンク体lkにより形成される形状であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
表示部Disとバックライト部BLは、ネームプレート函体99から取り替え可能に設置されてなることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
クリップ、又は、ストラップが取付けてなることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
USBケーブル端子Utと、充電式リチウム電池Baと、インバーターIVと、変圧器Trsと出力端子Otからなるコントローラー部CUと、名前等Nmを表示した表示部Disと、表示部Disを背後から照らすバックライト部BLとからなるネームプレート100において、
表示部Disが、光を透過しない名前等Nmと光を透過する背景部Bgからなり、バックライト部BLが、無機ELシートELと無機ELシートELの表面電極層と裏面電極層と電気的に接続されてなる電極端子Etからなると共に、
無機ELシートELの形状FGが名前等Nmを内含するように形状FGの無機ELシートELが表示部Disに張り合わされてなり、
USBケーブル端子Utと充電式リチウム電池Ba、充電式リチウム電池BaとインバーターIV、インバーターIVと変圧器Trs、変圧器Trsと出力端子Otとは、相互に接続線で電気的に接続されてなり、出力端子Otと電極端子Etとは接続線で電気的に接続されてなることを特徴とするネームプレート100である。
○第9の発明(請求項9に記載の発明)
上記の課題を解決するための第9の発明(請求項9に記載の発明)は、
コントローラー部CUがネームプレート函体99の内側に固定され、形状FGの無機ELシートELが張り合わされた表示部Disが、ネームプレート函体99の外側に固定されてなることを特徴とする請求項8に記載されたネームプレート100である。
○第10の発明(請求項10に記載の発明)
上記の課題を解決するための第10の発明(請求項10に記載の発明)は、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmを内含する矩形状の文字ボックスMBであることを特徴とする請求項8〜9の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第11の発明(請求項11に記載の発明)
上記の課題を解決するための第11の発明(請求項11に記載の発明)は、
無機ELシートELの形状FGが、名前等Nmが所属Nmと名前Nmに分けられる場合、それぞれ所属Nm及び名前Nmを内含する2つの矩形状の文字ボックスMBと、2つの文字ボックスMB同士を連結するリンク体lkにより形成される形状であることを特徴とする請求項8〜10の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第12の発明(請求項12に記載の発明)
上記の課題を解決するための第12の発明(請求項12に記載の発明)は、
表示部Disとバックライト部BLは、ネームプレート函体99から取り替え可能に設置されてなることを特徴とする請求項8〜11の何れかに記載されたネームプレート100である。
○第13の発明(請求項13に記載の発明)
上記の課題を解決するための第13の発明(請求項13に記載の発明)は、
クリップ、又は、ストラップが取付けてなることを特徴とする請求項8〜12の何れかに記載されたネームプレート100である。