(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記活性化ボタンが短く押されたか長く押されたかを判断するために,前記活性化ボタンが押された時間を測定するための所定のクロック回路またはタイマをさらに備え,閾値時間以上押された場合には,前記活性化ボタンが長く押されたと判断されることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末機。
前記活性化ボタンが1回又は数回押されたか判断するために,前記活性化ボタンが連続して押された回数の累算を計算するための所定のクロック回路またはタイマをさらに含み,前記活性化ボタンが最初に押された後に閾値時間内に前記活性化ボタンが再び押された場合,前記押された数は数回押されたと判断されることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信端末機。
ディスプレイ部がオフ状態の非活性状態にあるときに、前記ディスプレイ部がオフ状態の前記非活性状態から前記ディスプレイ部がオン状態の活性状態に切り替える活性化ボタンに対する使用者による操作入力を感知する段階と;
前記非活性状態で前記活性化ボタンに対する使用者による前記操作入力が感知されると,前記使用者による追加の操作なしに前記活性状態に切り替えるとともに,指紋認識により使用者識別プロセスを行う段階と
を含む移動通信端末機用の使用者識別を行う方法であって,
前記活性化ボタンにおいて前記非活性状態にあるときに前記操作入力を受け付けると,前記使用者識別機能による認証の結果に関わらず,前記ディスプレイ部をオンにし前記活性状態へ切り替え,
前記使用者識別機能による認証の結果,前記使用者が正当な使用者と認証されなければ,前記移動通信端末機のロック状態を維持するとともに,前記ディスプレイ部にメッセージを表示する,方法。
前記活性化ボタンが短く押されたか長く押されたかを判断するために,前記活性化ボタンが押された時間を測定することをさらに含み,閾値時間以上押された場合には,前記活性化ボタンが長く押されたと判断されることを特徴とする請求項5に記載の移動通信端末機用の使用者識別を行う方法。
前記活性化ボタンが1回又は数回押されたか判断するために,前記活性化ボタンが連続して押された回数の累算を計算することをさらに含み,前記活性化ボタンが最初に押された後に閾値時間内に前記活性化ボタンが再び押された場合,前記押された数は数回押されたと判断されることを特徴とする請求項5又は6に記載の移動通信端末機用の使用者識別を行う方法。
前記ディスプレイ部がロック画面を活性状態で表示し,現在の使用者が正当な使用者として認証されるとロック状態が解除され,前記現在の使用者が前記正当な使用者として認証されなければ,前記ロック状態が持続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の移動通信端末機。
現在の使用者が正当な使用者として認証されるとロック状態が解除され,又は,前記現在の使用者が前記正当な使用者として認証されなければ,前記ロック状態が持続されることを更に含み,前記ディスプレイ部がロック画面を活性状態で表示することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の移動通信端末機用の使用者識別を行う方法。
【発明を実施するための形態】
【0020】
後述する本発明に対する詳細な説明は,本発明が実施することができる特定実施形態を例示する添付図面を参照する。これらの実施形態は当業者が本発明を実施することができるように詳細に説明される。本発明の多様な実施形態は互いに異なるが,相互排他的である必要性はないと理解すべきである。例えば,ここに記載する特定形状,構造及び特性は,一実施形態に関して本発明の精神及び範囲を脱することなく他の実施形態に実現することができる。また,それぞれの開示された実施形態内の個別構成要素の位置または配置は本発明の精神及び範囲を脱することなく変更されることを理解すべきである。よって,後述する詳細な説明は限定的な意味として意図するものではなく,本発明の範囲は,適切に説明されたものとして,その請求項が主張するものと均等なすべての範囲とともに,添付された請求項によってのみ限定される。図面において,類似の参照符号は多くの側面で同一であるか,または類似の機能を指称する。
【0021】
以下では,本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施させるようにするために,本発明の好適な実施形態に関して添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
[本発明の好適な実施形態]
本明細書において,「移動通信端末機」とは,有無線通信機能またはこれとは異なる機能を含むデジタル機器であって,移動電話機,ナビゲーション,ウェブパッド,PDA,ワークステーション,パソコン(例えば,ノートパソコンコンピュータなど)などのように,メモリ手段を備えてマイクロプロセッサを搭載して演算能力を取り入れたデジタル機器を称える用語として,本明細書の一部分としては移動通信端末機(例えば,携帯電話など)を例として上程して説明するが,必ずこれに限定されない。
【0023】
本明細書において,「非活性状態」とは,移動通信端末機が通信可能な状態ではあるが,ディスプレイ画面がオフ(off)の状態を意味する。ディスプレイ画面がオフの状態であっても,所定の機能(例えば,音楽再生機能など)は動作し得る。このように,本明細書において「非活性状態」という用語は移動通信端末機が所定の動作をしているか否かを問わず,ディスプレイ画面がオフの状態を包括する概念である。しかし,移動通信端末機が完全にオフされた状態を除く。
【0024】
本明細書において,「活性状態」とは,移動通信端末機のディスプレイ画面がオン(on)状態の場合を意味する。「非活性状態」から「活性状態」への転換とは,ディスプレイ画面がオフの状態からディスプレイ画面をオン状態に切り替えることを意味することであって,オン状態のディスプレイ画面にどのような情報が表示されるかは問わない。例えば,単にロック画面だけが表示される場合であっても,これは移動通信端末機の「活性状態」といえる。
【0025】
移動通信端末機の構成
図1は,本発明による移動通信端末機の外観を示す図である。
【0026】
図1を参照すると,本発明の移動通信端末機100は,ディスプレイ部110,活性化ボタン120を含むことができる。また,カメラ130がさらに含まれることができる。
【0027】
図1には,移動通信端末機100をなすフレーム前面にディスプレイ部110が備えられ,ディスプレイ部110下部に活性化ボタン120が備えられ,ディスプレイ部110上部にカメラ130が備えられたものとして例示したが,これとは異なった形態に形成されることができる。例えば,ディスプレイ部110が移動通信端末機100の全面にわたって形成されなくてもよい。すなわち,移動通信端末機100の少なくとも一部に形成されることでよく,活性化ボタン120はディスプレイ部110と異なる部分に形成されてもよい。また,カメラ130は,移動通信端末機100において,ディスプレイ部110が備えられない他面に形成されることができる。
【0028】
ディスプレイ部110は,移動通信端末機100の動作状態に対する各種情報を表示し,移動通信端末機100がタッチスクリーン駆動方式の場合には使用者入力のためのインターフェースも表示する。通常的に,移動通信端末機100に対する使用者操作のない状態が所定時間の間に持続すると,移動通信端末機100は非活性状態となる。使用者操作とは,ディスプレイ部110に表示されるインターフェースを介する入力,ボタン120を介する操作またはこれとは異なる機能キー(例えば,ボリューム調節キーなど)を介する操作などを意味する。非活性状態になる条件は使用者によって設定される。例えば,ディスプレイ部110に表示されるインターフェースを介して設定メニューから設定することができる。一方,移動通信端末機100に備えられた他のボタン(例えば,オン/オフボタン)を押すことで非活性状態に切り替えることができる。例えば,移動通信端末機100が活性状態の際,オン/オフボタンを長く押すと移動通信端末機100が完全にオフされることができるが,オン/オフボタンを短く押すと,電話が受信された場合に電話を受けられる通信可能な状態でありながら,非活性状態とすることができる。
【0029】
活性化ボタン120は移動通信端末機100の非活性状態を活性状態に切り替えるようにする手段である。すなわち,移動通信端末機100が非活性状態の際に,使用者が活性化ボタン120を押すと活性状態に切り替わる。
図1は,移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120を押すことで,ディスプレイ部110にロック画面が表示された状態を例示する。しかし,活性化ボタン120は,これとは異なる動作のための手段(例えば,ディスプレイ部110にある動作状態が表示される間に待機画面に移動するための手段,現在動作中のプログラムリストを表示する手段)として機能することができる。
【0030】
本発明の一実施形態によれば,移動通信端末機100が非活性状態の際に,使用者が活性化ボタン120を押すと,単に,移動通信端末機100が活性状態に切り替えるのではなく,所定の動作を行うことになる。移動通信端末機100が非活性状態時に活性化ボタン120を押すことで,実行させたい動作に対する設定が使用者により可能となる。例えば,ディスプレイ部110に表示されるインターフェースを介して設定メニューから活性化ボタン120と連携される移動通信端末機100の動作を設定することができる。また,本発明の一実施形態によれば,移動通信端末機100が非活性状態の際,活性化ボタン120が押された回数または押された時間に応じて互いに異なる動作が実行できる。例えば,活性化ボタン120が1回押された場合には,第1動作が行われ,3回連続して押された場合には第2動作が行われるように設定することができる。また,他の例として,活性化ボタン120が短く1回押された場合には第1動作が行われ,長く1回押された場合には第2動作が行われるように設定することができる。活性化ボタン120が連続して押された回数の累算及び活性化ボタン120が押された時間の測定のために移動通信端末機120は所定のクロック回路またはタイマを含むことができる。例えば,活性化ボタン120が押され,閾値時間内に再び押される場合には2回押されたものと判断し,閾値時間以上押された場合には活性化ボタン120が長く押された場合として判断することができる。非活性化状態で活性化ボタン120を押すことで,実行できる動作については後述する。
【0031】
本発明の一実施形態によれば,活性化ボタン120には,サブディスプレイ部121が備えられることができる。サブディスプレイ部121には,活性化ボタン120を押すことで,実行される動作についての情報を表示することができる。表示形態は,図形,テキスト,文字,絵,色相など多様な形態とすることができる。表示形態が図形の場合には,円,三角形,四角形,六角形などが表示される。例えば,活性化ボタン120を押すことで第1動作が行われると設定された場合にはサブディスプレイ部121に円が表示され,活性化ボタン120を押すことで第2動作が行われると設定された場合にはサブディスプレイ部121に三角形が表示され,またその逆も実現することができる。サブディスプレイ部121に表示される形態及び各動作と各表示の対応関係についても使用者によって設定することができる。例えば,使用者は設定メニューから活性化ボタン120を押すことで,実行される動作として第1動作を選択し,活性化ボタン120のサブディスプレイ部121に表示される形態として三角形を選択することができる。これによれば,移動通信端末機100が非活性状態の場合であっても,サブディスプレイ部121には三角形が表示されるので,使用者はこれを介して活性化ボタン120を押した場合に第1動作が行われるとのことを把握することができる。
【0032】
サブディスプレイ部121は,液晶,LCD,LEDなどの通常的なディスプレイで実現することができるが,これに制限されない。
【0033】
ディスプレイ部110とサブディスプレイ部121に対する駆動制御は,同一プロセッサにより同一方式で行うことができるが,そうでなくてもよい。
【0034】
以下では,活性化ボタン120を押すことで,実行できる移動通信端末機100の動作に対する多様な実施形態を説明する。
【0035】
活性化ボタンを介する動作
以下に説明する各動作は,移動通信端末機100が非活性状態の際に活性化ボタン120を押すことで,実行できる動作であって,各動作が実行できるようにする設定は使用者によって行われる。以下に説明する各動作は一例に過ぎず,これとは異なる多様な動作が活性化ボタン120を押すことで実行できる。
【0036】
1.カメラ活性化機能
移動通信端末機100が非活性状態の際に活性化ボタン120を押すことで,移動通信端末機100に備えられたカメラ130が活性化され,現在カメラ130によって映された画面がディスプレイ部110に表示されることができる。
【0037】
図2は,活性化ボタン120が押された後,カメラ130が活性化され,ディスプレイ部110に撮影場面が表示された一例を示す。
【0038】
2.健康感知及び健康情報伝送機能
移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120を押すことで,健康感知機能が駆動されて感知された健康情報が主治医などの医療機関または保護者などに伝送されることができる。
【0039】
図3A及び
図3Bは,このような機能を説明するための移動通信端末機100のブロック図を示す。
図3A及び
図3Bは,移動通信端末機100のこのような機能を説明するためのブロック図を機能的に示すものである。
【0040】
図3Aを参照すると,移動通信端末機100は,活性化感知部310,健康感知部320,健康情報伝送部330を含むことができる。
【0041】
活性化感知部310は,移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120が使用者によって押されたか否かを感知する。
【0042】
健康感知部320は,活性化感知部310により活性化ボタン120が押されたものと感知した場合に動作を行い,多様な方法で使用者の健康状態を感知する。
【0043】
図3Bは,健康感知部320の一例を示すブロック図である。
図3Bを参照すると,健康感知部320は,カメラ活性部321,眼球検出部322,健康情報獲得部323を含むことができる。
【0044】
カメラ活性部321は,移動通信端末機100に備えられたカメラ130を活性化させる。カメラ130活性化によってディスプレイ部110にはカメラ130により現在照らされた映像が表示される。使用者が自分の目または顔をカメラ130に照らすと,眼球検出部322は使用者の眼球を認識し,これを抽出する機能を実行する。眼球検出のためには通常的な眼球検出アルゴリズムを用いることができる。健康情報獲得部323は眼球検出部322を介して検出された眼球を介して多くの健康情報を獲得する。眼球の色相または運動状態などを介して,使用者のストレス指数,糖尿病指数,網膜疾患などを把握することができる。検出された眼球の特性を介して健康情報を検出するアルゴリズムも当業界にて広く知られたアルゴリズムが用いられる。
【0045】
このように獲得された健康情報は,健康情報伝送部330によって保護者の移動通信端末機に伝送されるか,主治医などの医療機関に伝送されることができ,所定のサーバに伝送することができる。保護者に対する情報(例えば,電話番号または電子メールアドレスなど)は既に保存され得る。また,獲得された健康情報を使用者が確認することができるように,ディスプレイ部110に表示する。
【0046】
上記説明した動作,すなわち,眼球検出及び検出された眼球の情報を介する健康感知機能は,所定のアプリケーションをインストールすることで可能とされる。すなわち,該当アプリケーションには眼球検出アルゴリズム,健康感知アルゴリズムなどが含まれていて,移動通信端末機100にインストールされることで,上記のような動作が行うことができる。このようなアプリケーションは使用者によってダウンロードされた後,移動通信端末機100にインストールされることができる。また,上記説明では,眼球検出を介する健康感知についてのみ例示したが,これとは異なる方式,例えば,顔検出を介する健康感知などのためのアプリケーションのインストール及び活性化ボタン120との連携が可能であることは勿論である。使用者は設定メニューを介して活性化ボタン120が,移動通信端末機100の非活性状態で押された場合,該当アプリケーションが直ちに動作されるように設定することで,上記のような機能を利用することができる。
【0047】
通常的に老人は移動通信端末機100に健康感知機能があっても,その操作が難しくて使用できない場合が多いが,本発明によれば,別途の動作なく,活性化ボタン120を押すだけで該当動作が行われるので,簡単に健康情報を確認できるとともに,これを保護者または主治医に伝送することができる。
【0048】
3.使用者識別機能
移動通信端末機100が非活性状態の際に活性化ボタン120を押すことで保安のための使用者認証プロセスが進行される。
【0049】
図4A及び
図4Bは,このような機能を説明するための移動通信端末機100のブロック図を示す。
図4Aを参照すると,活性化感知部410,使用者識別部420を含むことができる。
【0050】
活性化感知部410は,移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120が使用者によって押されたか否かを感知する。
【0051】
使用者識別部420は活性化感知部410によって活性化ボタン120が押されたものと感知した場合に動作を行い,多様な方法で使用者を識別する機能を実行する。
【0052】
図4Bは,使用者識別部420の一例を示すブロック図である。
図4Bを参照すると,使用者識別部420は,カメラ活性部421,虹彩検出部422,使用者識別部423を含むことができる。
【0053】
カメラ活性部421は,移動通信端末機100に備えられたカメラ130を活性化させる。カメラ130の活性化によってディスプレイ部110にはカメラ130によって現在照らされた映像が表示される。使用者が自分の目または顔をカメラ130に照らすと,虹彩検出部422は使用者の眼球のうちの虹彩を認識し,これを抽出する機能を実行する。虹彩を認識するためには通常的な虹彩検出アルゴリズムを用いることができる。使用者識別部423は,虹彩検出部422を介して検出された虹彩と既に保存されている使用者の虹彩情報を比較して,マッチングされた場合に現在使用者を正当な使用者として認証する機能を実行する。そのために,使用者識別部423はデータベース(図示せず)に保存されている使用者の虹彩情報を利用することができる。使用者の虹彩情報は,最初にカメラ130を用いて撮影した正当な使用者の映像を利用して虹彩検出部422により検出される虹彩に対する情報登録によって保存されることができる。登録された本当な使用者の虹彩情報変更のためには所定の識別情報(例えば,ID,パスワード,住民登録番号など)が入力されないとならない。使用者識別部423により本当な使用者であると認証されると,移動通信端末機100のロック状態が解除されてすべての機能を使用することができる状態となり,本当な使用者であると認証されないと,警告メッセージ表示とともにロック状態が持続される。
【0054】
上記説明した動作,すなわち,虹彩検出及び使用者識別,認証などの機能は所定のアプリケーションのインストールによって可能となる。すなわち,該当のアプリケーションには,虹彩検出アルゴリズム,虹彩比較を介する認証アルゴリズムなどが含まれていて,移動通信端末機100にインストールされることで,上記のような動作を行うことができる。このようなアプリケーションは,使用者によってダウンロードされた後に移動通信端末機100にインストールされることができる。使用者は,設定メニューを介して活性化ボタン120が移動通信端末機100の非活性状態で押された場合,該当のアプリケーションが直ちに動作されるように設定することで,上記のような機能を利用することができる。
【0055】
これによれば,保安に脆弱な地域において,移動通信端末機100を使用する際には,別途の設定,すなわち,活性化ボタン120を押し,前記使用者認証プロセスが進行されるようにする設定をすることで,効率的に保安危険性を低減させることができる。
【0056】
上記説明では虹彩認識を介する認証方法について例として説明したが,これとは異なる方式の認証方法,例えば,認識キーマッチング方法,パスワードマッチング方法,顔面認識方法,指紋認識方法などが用いられる。すなわち,活性化ボタン120を押すことで,多様な使用者認証方法のうちのいずれか1つ,または複数の認証方法のうちの任意の方法が行われる。
【0057】
4.位置情報伝送機能
移動通信端末機100が非活性状態時に活性化ボタン120を押すことで,収集された位置情報が保護者または保護機関警察署または消防署などに伝送されることができる。
【0058】
図5は,このような機能を説明するための移動通信端末機100のブロック図を示す。
図5を参照すると,活性化感知部510,位置情報収集部520,位置情報伝送部530を含むことができる。
【0059】
活性化感知部510は,移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120が使用者によって押されたか否かを感知する。
【0060】
位置情報収集部520は,活性化感知部510によって活性化ボタン120が押されたものと感知した場合に,GPSセンサまたはこれとは異なる位置感知センサを用いて現在位置を収集する。
【0061】
位置情報伝送部530は位置情報収集部520によって収集された位置情報を保護者または保護機関などに伝送する機能を実行する。緊急状況の場合には緊急状況を知らせるメッセージが一緒に伝送されることができる。位置情報と緊急メッセージは選択的に伝送することができる。一方,このような動作は活性化ボタン120が押された回数または押された時間に応じて異なるように動作することができる。例えば,活性化ボタン120が短く押された場合には警察署に緊急メッセージとともに位置情報を伝送する動作が行われるように設定することができ,活性化ボタン120が長く押された場合には保護者に位置情報だけを伝送する動作が行われるように設定することができる。また,他の例として,活性化ボタン120が1回押された場合には警察署に緊急メッセージとともに位置情報を伝送する動作が行われるように設定することができ,活性化ボタン120が3回押される場合には消防署に緊急メッセージとともに位置情報を伝送する動作が行われるように設定されることができる。
【0062】
上記説明した動作も所定のアプリケーションのインストールによって可能とすることができる。すなわち,該当のアプリケーションには,位置情報収集,緊急メッセージとともに伝送のためのアルゴリズムなどが含まれていて,移動通信端末機100にインストールされることで,上記のような動作を行うことができる。このようなアプリケーションは,使用者によってダウンロードされた後に移動通信端末機100にインストールすることができる。使用者は設定メニューを介して活性化ボタン120が移動通信端末機100の非活性状態で押された場合,該当のアプリケーションが直ちに動作するように設定することで,上記のような機能を利用することができる。
【0063】
これによれば,緊急状況において簡単な操作だけで自分の危険を保護者または保護機関に知らせることができ,また自分の位置情報も知らせることができるので,危険状況に対する対応を効率的に行うことができる。
【0064】
5.ファイル伝送機能
移動通信端末機100が非活性状態時に活性化ボタン120を押すことで,移動通信端末機100に含まれたコンテンツ(例えば,連絡先情報,写真,動画,アプリケーションなどのコンテンツ)が他の移動通信端末機100またはそのほかのメディア空間(例えば,ツイッター,フェイスブック,ブログなどの個人メディア空間またはカフェ,コミュニティ,クラブなどの複数メディア空間など)にアップロードされる機能を動作することができる。
【0065】
6.運転中のモード変更など
移動通信端末機100が非活性状態時に活性化ボタン120を押すことで,移動通信端末機100をハンズフリー機能に切り替えるか,または移動通信端末機100の通信機能(音声通話機能,文字メッセージ機能,インターネット機能など)の一部が遮断されることができる。
【0066】
これによれば,運転中に活性化ボタン120を押す簡単な操作だけで移動通信端末機100のモードをハンズフリーモードに切り替えるか,または通信機能を遮断させることで,交通事故の危険を著しく低減させることができる。
【0067】
7.広告表示動作
図6は,本発明によって移動通信端末機の活性化時に広告が表示されるようにするシステムの全体的な構成を概略的に示す図である。
【0068】
図6を参照すると,本発明による全体システムは,移動通信端末機100,広告提供システム200,アドバタイザサーバ300,その他のサービス提供サーバ400を含んで構成されることができる。
【0069】
一実施形態によれば,移動通信端末機100,広告提供システム200,アドバタイザサーバ300,その他のサービス提供サーバ400は通信網を介して通信することができる。通信網は,有線及び無線などのような,その通信様態を問わず構成することができ,例えば,近距離通信網(LAN:Local Area Network),都市圏通信網(MAN:Metropolitan Area Network),広域通信網(WAN:Wide Area Network)など多様な通信網に実現することができる。好ましくは,本発明の一実施形態による通信網は,公知のワールドワイドウェブ(WWW:World Wide Web)などとすることができる。
【0070】
一実施形態によれば,移動通信端末機100は,ディスプレイ部110及び活性化ボタン120を含むことができる。
【0071】
図6には,移動通信端末機100をなすフレーム前面にディスプレイ部110が備えられ,ディスプレイ部110下部に活性化ボタン120が備えられるものと例示したが,これとは異なった形態に形成されることができる。例えば,ディスプレイ部110が移動通信端末機100の全面にかけて形成されなくてもよい。すなわち,移動通信端末機100の少なくとも一部に形成されてもよく,活性化ボタン120はディスプレイ部110と異なる部分に形成されてもよい。
【0072】
ディスプレイ部110は,移動通信端末機100の動作状態に対する各種情報を表示し,移動通信端末機100がタッチスクリーン駆動方式の場合には使用者入力のためのインターフェースも表示される。通常的に,移動通信端末機100に対する使用者操作がない状態が所定時間の間に持続すると,移動通信端末機100は非活性状態となる。使用者操作とは,ディスプレイ部110に表示されたインターフェースによる入力,ボタン120による操作またはこれとは異なる機能キー(例えば,ボリューム調節キーなど)による操作などを意味する。非活性状態となる条件は使用者により設定することができる。例えば,ディスプレイ部110に表示されるインターフェースを介して設定メニューから設定することができる。一例として,使用者入力が所定時間の間になかった場合に非活性状態に切り替えるようにする。一方,移動通信端末機100に備えられた他のボタン(例えば,オン/オフボタン)を押すことで,非活性状態に切り替えることができる。例えば,移動通信端末機100が活性状態時に,オン/オフボタンを長く押すと移動通信端末機100が完全にオフされるが,オン/オフボタンを短く押すと,電話が受信された場合に,電話を受けられる通信可能な状態でありながら非活性状態となることができる。
【0073】
活性化ボタン120は,移動通信端末機100の非活性状態を活性状態に切り替えるようにする手段である。すなわち,移動通信端末機100が非活性状態の際に,使用者が活性化ボタン120を押すと活性状態に切り替わる。
図6は,移動通信端末機100が非活性状態時に活性化ボタン120を押すことで,ディスプレイ部110にロック画面が表示された状態を例示する。しかし,活性化ボタン120は,これとは異なる動作のための手段(例えば,ディスプレイ部110にある動作状態が表示される間に待機画面に移動するための手段,現在動作中のプログラムリストを表示する手段)として機能することができる。
【0074】
本発明の一実施形態によれば,移動通信端末機100が非活性状態の際に,使用者が活性化ボタン120を押すと,単純に移動通信端末機100が活性状態に切り替えるのではなく,ディスプレイ部110に所定の広告が表示される。
図7は,本発明の一実施形態による移動通信端末機100が活性化状態に切り替える際にディスプレイ部110に広告が表示される一例を示す図である。
【0075】
一実施形態によれば,広告表示は移動通信端末機100に既にインストールされたアプリケーションが駆動されることによって実行することができる。すなわち,活性化ボタン120による移動通信端末機100の活性化とともに広告表示ができるようにするアプリケーションが駆動され,これによりディスプレイ部110に広告が表示されることができる。このようなアプリケーションは,広告提供システム200またはアドバタイザサーバ300などの外部システムから既に伝送されてインストールしたものとする。
【0076】
一方,他の実施形態によれば,移動通信端末機100が活性化される際に,広告提供サーバ200により提供される広告がディスプレイ部110に表示される。広告提供サーバ200からの広告情報は移動通信端末機100が活性化される前(例えば,非活性化された際,またはこれとは異なる時間など)に受信されたものとし,移動通信端末機100の活性化とともに受信されるものとする。
【0077】
広告は,ランダムに選択されて表示することができるが,所定条件に応じて選択された広告だけが表示されることができる。
【0078】
一実施形態によれば,移動通信端末機100の現在位置情報に基づいて該当位置と係わる広告だけが表示されることができる(前記「4.位置情報伝送機能」と組み合わせて実現可能)。詳しくは,移動通信端末機100の現在位置情報に基づいて,該当位置の周辺企業などにおける広告を表示することができる。移動通信端末機100の位置情報は活性化時に感知することができるが,リアルタイムに継続的に感知され得る。
【0079】
他の実施形態によれば,移動通信端末機100の使用者情報に基づいて注文型広告が表示されることができる。例えば,使用者の性別,年,居住地域,職業,関心事項などに基づいて関連企業などについての広告が表示されることができる。このような使用者情報は,広告提供サービスに加入する際,または広告表示ができるようにするアプリケーション設置時に使用者によって入力されて保存されたものとする。使用者情報は移動通信端末機100内に保存することができるが,広告提供サーバ200に伝送されて保存することができる。
【0080】
一方,本発明のさらに他の実施形態によれば,時間帯ごとに互いに異なる広告がディスプレイ部110に表示されるようにする。例えば,食事時間帯には飲食業の広告が表示されるようにし,ドラマ放映時間帯には該当時間に放映されるドラマに対する広告が表示されるようにする。
【0081】
上記では,表示される広告の種類を決定する要素について説明したが,これらのうち少なくとも2つは互いに組み合わされて広告の種類を決定することができる。例えば,現在位置情報と使用者情報を同時に考慮した広告が表示されることができる。また,広告は特定製品に関する広告だけでなく,ブランド広告,プログラム広告,サービス広告,プロモーション広告,イベント広告など多様な形態とすることができる。
【0082】
一方,本発明の一実施形態によれば,ディスプレイ部110に広告が表示される際,使用者がさらに入力を行うことで,多様な動作を行うことができる。例えば,使用者が表示された広告をクリックすると,該当広告と係わるウェブページへの移動などが行われる。該当ウェブページでは,広告と係わる企業または商品に関する情報,割引情報,位置情報などが提供されることができる。
【0083】
また,他の例として,該当広告をクリックすることで,広告提供会社の広告収益の所定金額が寄付金として使用されるようにする。
図8は,ディスプレイ部110に表示された広告をクリックすることで,寄付につながる過程を示す図である。
図8を参照すると,広告をクリックすることで,「寄付金積立」に対する希望可否を選択するようにするインターフェースが提供されることができ,使用者が「寄付金積立」を要請すると,広告収益金のうちの一部が寄付金として使用され,これと係わる表示(例えば,エンゼルブック(Angel Book)などのソーシャルネットワークページなどが表示されることができる。
【0084】
一方,本発明の一実施形態によれば,移動通信端末機100が活性化される際に,特定アプリケーションが実行され,該当アプリケーションが使用者に提供する情報の更新がなかった場合にのみ広告が表示されることができる。例えば,移動通信端末機100が活性化される際にその他のサービス提供サーバ400によって提供されるソーシャルネットワークサービスが駆動されて該当ページがディスプレイ部110に表示されることができるが,該当ページに使用者が未だ確認していない新しい内容がない場合にのみ広告が表示されるようにする。
【0085】
以下では,本発明の一実施形態によって移動通信端末機の活性化時に広告が表示されるようにする全体システムについて説明する。
【0086】
図9は,本発明の一実施形態による広告提供システムの構成を示す図である。
【0087】
図9を参照すると,広告提供システム200は,アプリケーション提供部210,活性化感知部220,広告提供部230,追加機能提供部240,データベース250,通信部260,制御部270を含むことができる。本発明の一実施形態によれば,アプリケーション提供部210,活性化感知部220,広告提供部230,追加機能提供部240,データベース250,通信部260,制御部270は,外部装置と通信することができるプログラムモジュールまたはハードウェアとすることができる。このようなプログラムモジュールまたはハードウェアは,運営システム,応用プログラムモジュール及びその他のプログラムモジュールの形態として広告提供システム200またはこれと通信可能な他の装置に含まれることができ,物理的には多様な公知の記憶装置上に保存されることができる。一方,このようなプログラムモジュールまたはハードウェアは,本発明により後述する特定業務を実行するか,または特定抽象データ類型を行うルーチン,サブルーチン,プログラム,オブジェクト,コンポーネント,データ構造などを包括するが,これに制限されない。
【0088】
アプリケーション提供部210は,移動通信端末機100が活性状態に切り替わる時にディスプレイ部110に広告が表示されるようにするアプリケーションを提供する。使用者は移動通信端末機100を介して広告提供システム200に接続してこのようなアプリケーションを受信してインストールすることができる。アプリケーションは移動通信端末機100の現在位置情報,使用者情報または現在位置における時間情報などを広告提供システム200に伝送する機能を含むことができる。しかし,アプリケーションのインストールなしに,移動通信端末機100が活性状態に切り替わる際に,ディスプレイ部110に広告が出されるようにする方式の際にはアプリケーション提供部210が省略されることができる。
【0089】
一実施形態による活性化感知部220は,移動通信端末機100が非活性状態から活性状態に切り替わることを感知することができる。使用者が移動通信端末機100の活性化ボタンを押すことで,移動通信端末機100が活性化を知らせる信号をサービス提供サーバ200に伝送することができる。
【0090】
一実施形態による広告提供部230は,移動通信端末機100が活性化されたことが感知された際に移動通信端末機100のディスプレイ部110に所定の広告が表示されるようにする機能を実行する。広告は移動通信端末機100に既に保存されたものとし,広告提供システム200内のデータベース250に保存されたものとする。広告提供システム200は,アドバタイザサーバ300から広告コンテンツを既に受信してデータベース250に保存することができる。このような広告コンテンツは所定の分類によってカテゴリ化されて保存されることができる。例えば,位置別,使用者特性別,時間帯別に提供されるべき広告コンテンツが分類されて保存されることができる。広告提供部230は,このようなデータベース250を参照して移動通信端末機100が活性化された際に提供されるべき広告コンテンツを所定条件に応じて選択して移動通信端末機100に提供することができる。一方,移動通信端末機100が活性状態に切り替わる際に,その他のサービス提供サーバ400から提供されたアプリケーションが駆動されるように設定された場合には該当アプリケーションとともに,または該当アプリケーションが使用者に提供する新たな情報がなかった際に広告が提供されるようにする。
【0091】
しかし,本発明の他の実施形態によれば,アプリケーション提供部210によって提供されるアプリケーションに広告コンテンツ及び表示される広告に対する条件情報などがすべて含まれて,移動通信端末機100が活性状態に切り替わる際に移動通信端末機100が自主的に広告表示動作を行うことができる。
【0092】
一実施形態による追加機能提供部240は,広告提供部230によって提供された広告を基盤として使用者の要請に応じて追加機能が行われるようにする。例えば,使用者の広告クリックに対応した該当広告の追加情報表示,関連ウェブページへの移動,広告対象商品またはサービスに関する情報提供,広告収益金のうちの一部に対する寄付金への活用などの機能を提供することができる。
【0093】
本発明の変形された実施形態によれば,上記説明した広告提供システム200の機能は移動通信端末機100内で自主的に実行されることができる。すなわち,移動通信端末機100内で活性化を感知して広告の表示及び広告のクリックを介する追加機能の駆動などが行われる。
【0094】
本発明の一実施形態による通信部260は,広告提供システム200と移動通信端末機100,アドバタイザサーバ300,その他のサービス提供サーバ400などとの間の情報通信を可能とする。
【0095】
一実施形態によれば,制御部270は,アプリケーション提供部210,活性化感知部220,広告提供部230,追加機能提供部240,データベース250,通信部260との間のデータの流れを制御する機能を実行することができる。すなわち,本発明による制御部270は,アプリケーション提供部210,活性化感知部220,広告提供部230,追加機能提供部240,データベース250,通信部260において,それぞれ固有の機能を実行するように制御することができる。
【0096】
8.これとは異なるアプリケーションの動作
移動通信端末機100が非活性状態の際に,活性化ボタン120を押すことで,単に活性状態に切り替えるのではなく,所定動作が行われるものであれば,本発明の権利範囲に属する。
【0097】
例えば,活性化ボタン120が押されることで,エンターテインメントなどの動作(例えば,音楽または動画プレーヤの動作,ゲームアプリケーション実行,ニュース受信など)が実行されることができる。
【0098】
アプリケーションの動作待機
本発明の一実施形態によれば,以上で説明した所定のアプリケーションが,移動通信端末機100が非活性状態から活性状態に切り替わる際に駆動される。
【0099】
このためには,移動通信端末機100が非活性状態の際にアプリケーションが駆動待機状態に維持されなければならないが,移動通信端末機100が活性状態から非活性状態に切り替える際に上記説明したアプリケーションが駆動待機状態となることができる。すなわち,移動通信端末機100が活性化状態に切り替える際に駆動すべきものとして選択されたアプリケーションは移動通信端末機100が非活性化状態に切り替わる際に駆動待機状態となることができる。
【0100】
しかし,アプリケーションは,駆動待機状態または駆動不能状態を問わず,移動通信端末機100が非活性化状態から活性化状態に切り替わる際に所定のアプリケーションが動作すると本発明に属する。
【0101】
サービス提供サーバ
以下では,本発明の一実施形態によるサービス提供サーバについて説明する。
【0102】
図10は,本発明の一実施形態による移動通信端末機の活性化時に特定動作が行われるようにするサービス提供システムサーバの構成を示す図である。
【0103】
前記動作において,「7.広告表示動作」のための広告提供システムについては既に説明しており,以下のサービス提供サーバについての説明は,前記「7.広告表示動作」を除いた動作に適用される説明である。
【0104】
図10を参照すると,サービス提供サーバ1000は,アプリケーション提供部1100,活性化感知部1200,アプリケーション駆動部1300,通信部1400,制御部1500を含んで構成されることができる。本発明の一実施形態によれば,サービス提供サーバ1000のアプリケーション提供部1100,活性化感知部1200,アプリケーション駆動部1300,通信部1400,制御部1500は,外部装置と通信することができるプログラムモジュールまたはハードウェアとすることができる。このようなプログラムモジュールまたはハードウェアは,運営システム,応用プログラムモジュール及びその他のプログラムモジュールの形態に移動通信端末機100またはこれと通信可能な他の装置に含まれることができ,物理的には多様な公知の記憶装置上に保存されることができる。一方,このようなプログラムモジュールまたはハードウェアは,本発明によって後述する特定業務を実行するか,または特定抽象データ類型を行うルーチン,サブルーチン,プログラム,オブジェクト,コンポーネント,データ構造などを包括するが,これに制限されない。
【0105】
アプリケーション提供部1100は,上述したような所定のアプリケーションが移動通信端末機100に伝送されるようにする。使用者は移動通信端末機100を介してサービス提供サーバ1000に接続して所望するアプリケーションを受信してこれを移動通信端末機100内にインストールすることができる。アプリケーションは,移動通信端末機100の活性化時に所定動作が実行されるようにする制御機能を含むことができ,それ自体で前記所定動作を行うアプリケーションとすることができる。
【0106】
一実施形態による活性化感知部1200は,移動通信端末機100が非活性状態から活性状態に切り替えることを感知することができる。使用者が移動通信端末機100の活性化ボタンを押すことで,移動通信端末機100が活性化を知らせる信号をサービス提供サーバ1000に伝送することができる。
【0107】
一実施形態によるアプリケーション駆動部1300は,移動通信端末機100が活性化されたことが感知された際に移動通信端末機100で所定動作が行われるようにする。すなわち,所定アプリケーションが移動通信端末機100内で駆動されて関連画面がディスプレイ部110に表示されることができる。アプリケーション駆動部1300は,該当アプリケーション駆動と係わる追加的な動作を行うことができる。このようにアプリケーション駆動部1300は移動通信端末機100内で活性化とともに所定アプリケーションが駆動されるようにし,最適のアプリケーション駆動のために追加的な動作を行うことができる。
【0108】
一実施形態による通信部1400は,サービス提供サーバ1000と移動通信端末機100及びその他の装置との間の情報通信ができるようにする。すなわち,通信部1400は,移動通信端末機100へのアプリケーション伝送,移動通信端末機100からの活性化信号受信,アプリケーション駆動のための情報の受信などができるようにする。
【0109】
一実施形態によれば,制御部1500は,アプリケーション提供部1100,活性化感知部1200,アプリケーション駆動部1300,通信部1400,制御部1500との間のデータの流れを制御する機能を実行することができる。すなわち,本発明による制御部1500は,アプリケーション提供部1100,活性化感知部1200,アプリケーション駆動部1300,通信部1400,制御部1500においてそれぞれ固有の機能を実行するように制御することができる。
【0110】
以上説明した本発明による実施形態は,多様なコンピュータの構成要素を介して実行できるプログラム命令語の形態に実現されてコンピュータ判読可能な記録媒体に記録されることができる。前記コンピュータ判読可能な記録媒体は,プログラム命令語,データファイル,データ構造などを単独,または組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ判読可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は,本発明のために特別に設計され,構成されたものであるか,またはコンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものとする。コンピュータ判読可能な記録媒体の例としては,ハードディスク,フロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体,CD−ROM,DVDのような光記録媒体,フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto-optical media),及びROM,RAM,フラッシュメモリなどのようなプログラム命令語を保存し,実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例としては,コンパイラにより作られるものと同一機械語コードだけでなく,インタプリターなどを用いてコンピュータにより実行される高級言語コードも含まれる。前記ハードウェア装置は,本発明による処理を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができ,またその逆も同様である。
【0111】
以上,本発明を具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施形態及び図面を参照して説明したが,これは本発明の全般的な理解を助けるために提供されただけのものあって,本発明が上記実施形態に限定されるものではなく,本発明が属する技術分野で通常的な知識を有する者であればこのような記載から多様な修正及び変形を行うことができる。
【0112】
したがって,本発明の思想は,上記説明された実施形態に限られてはならず,後述する特許請求の範囲だけでなく,この特許請求の範囲と均等に,または等価的に変形されたすべてのもの含み,本発明の思想の範疇に属するものとする。