(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コイルは、近位端及び遠位端を有し、前記コイルの隣接するターン間の間隔は、コイルの近位端よりも、コイルの遠位端で大きくなっている、請求項1又は2に記載の医療用デバイス。
前記コイルは、近位端及び遠位端を有し、前記近位端におけるコイルの第1の直径は、前記遠位端におけるコイルの第2直径よりも大きい、請求項1〜3のいずれかに記載の医療用デバイス。
前記コイルの前記近位端の少なくとも一部が第2のセグメントに溶接され、前記コイルの前記遠位端の少なくとも一部が、前記第2のセグメントに溶接される、請求項4に記載の医療用デバイス。
前記シャフトは、さらに、第3のセグメントを備え、前記第3のセグメントは、第3の臨界力の印加時に座屈するように構成され、前記第3の臨界力は前記第1の臨界力及び前記第2の臨界力と異なる、請求項1〜9のいずれかに記載の医療用デバイス。
前記第2のセグメントは、遠位端及び近位端を有し、前記第2のセグメントの遠位端がピグテール形状に形成されている、請求項1〜11のいずれかに記載の医療用デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0026】
種々の実施形態は、本明細書において、種々の装置、システム、及び/又は方法を意図して記載されている。本明細書に開示され添付の図面に示されるように、多数の具体的な詳細が、実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解を提供するために記載されている。なお、実施形態はそのような具体的な詳細がなくても実施できることは、当業者には理解されよう。明細書に記載された実施形態を不明瞭にしないように、他の例では、周知の動作、構成要素、及び要素は詳細に説明されていない。当業者は、本明細書において記載され図示される実施形態は、非限定的な例示であって、本明細書に開示される具体的な構造上の及び機能的な詳細は代表的なものであり、必ずしも実施形態の範囲を限定するものではなく、その範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ規定されることを理解するであろう。
【0027】
本明細書を通じて、「種々の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一実施形態(one embodiment)」又は「実施形態(an embodiment)」等のリファレンスは、その実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造又は特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味している。従って、明細書全体を通じて、「種々の実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「一実施形態(one embodiment)において」又は「実施形態(an embodiment)において」等の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指すものではない。
さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、1つまたは複数の実施形態で任意の適切な方法で組み合わせることができる。このように、一実施形態に関連して記載され図示される特定の特徴、構造、または特性は、そのような組み合わせが論理的でなく又は機能的でない限り、特に限定しないで全体的に又は部分的に1又は2以上の他の実施形態における特徴、構造又は特性と組み合わせられてもよい。
【0028】
当然のことながら、用語「近位」及び「遠位」は、患者を治療するために使用される器具の1つの端部を操作する臨床医に関して本明細書を通して使用することができる。用語「近位」は、臨床医に最も近い器具の部分を指し、用語「遠位」は、臨床医から最も遠い部分に位置することをいうことが理解されるであろう。さらに、「垂直」、「水平」、「上」及び「下」のような簡潔かつ明確な空間的な用語が図示された実施形態に関して用いられることも理解されるであろう。しかしながら、外科器具は、多くの向き及び位置で用いることができ、これらの用語は、限定的及び絶対的であることを意図するものではない。
【0029】
本開示は、概して灌注アブレーション電極アセンブリに関する。本明細書における説明の目的のために、本明細書に記載の様々な実施形態間で同様の態様は、同様の参照番号で呼ぶことにする。しかしながら、様々な態様の構造は、様々な実施形態間で異なっていてもよいことは理解されるであろう。
【0030】
図1を参照すると、本開示の実施形態による医療用デバイス10の概略図は、材料及び/又は構造における潜在的な相違を示す断面ハッチングの相違で記載されている。医療用デバイス10は、第1のセグメント14及び第2のセグメント16を有する細長いシャフト12を含むカテーテルとすることができる。二つのセグメント14、16を含む医療用デバイス10は、詳細に記載されているが、追加のセグメントが、本発明の種々の他の実施形態に従った医療用デバイス10に関連して利用することができる。また、
図1に示す実施形態は、カテーテルとして示されているが、医療用デバイス10は、開口や身体ルーメンを通過するように設計された任意の医療用デバイスを含みうることが理解されるであろう。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10は、カテーテル(例えば、治療、診断、及び/又はガイドカテーテル)、シース、イントロデューサ(例えば、操縦可能な及び/又は湾曲したイントロデューサ)、心外膜デバイス、内視鏡デバイス、腹腔鏡デバイスならびに任意の他の医療用デバイスを含みうる。本明細書に記載されるデバイス及び/又は方法は、ロボット制御システムと接続することにおいて特に有用でありうるが、そのようなデバイス及び/又は方法は、例えば、医療技術者及び患者にとって安全性を高めるために手動で操作可能な医療用デバイスに接続して組み込まれていてもよい。
【0031】
医療用デバイス10、シャフト12、第1のセグメント14及び/又は第2のセグメント16の長さ及びこれらの部分的な長さは、典型的には、最終的に適用される医療用デバイス1
0において好ましい長さ及び可撓性特性によって決定される。医療用デバイス10、シャフト12、第1のセグメント14、及び/又は第2のセグメント16又はその一部の断面形状は、典型的には、最終的に適用される医療用デバイス10において好ましい特性(例えば、可撓性、トルク伝達特性等)によって決定され、本開示の様々な実施形態に従って変更することができる。例えば、それらは、いくつかの実施形態では実質的に円形の断面形状を有することができる。しかしながら、他の形状の断面形状やそれらの組み合わせが、本開示の他の実施形態に従って利用することができる。例えば、断面形状は、楕円形、長方形、正方形、多角形、または任意の他の適切な形状、またはそれらの組み合わせであることができる。医療用デバイス10、シャフト12、第1のセグメント14、及び/又は第2のセグメント16又はその一部の直径はまた、典型的には、最終的に適用される医療用デバイス10における好ましい特性(例えば、可撓性、トルク伝達特性等)は、本開示の種々の実施形態に従って変更することができる。例えば、いくつかの実施形態では、それらは、実質的に一定の直径を有していてもよいし、他の実施形態(例えば、線形テーパ領域、曲線状のテーパ領域、段階的なテーパ領域など)では、可変直径を有することができる。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10は、約8フレンチ以下の直径を有する心臓内のカテーテルを含むことができる。
【0032】
本開示の実施形態によれば、第1のセグメント14は、シャフト12の近位セグメントとすることができ、第2のセグメント16は、シャフト12の遠位セグメントとすることができる。この特定の構成は、本開示の他の実施形態に応じて、詳細に記載されているが、第1のセグメント14は、シャフト12の遠位セグメントとすることができ、第2のセグメント16は、シャフト12の近位セグメントとすることができる。
【0033】
図2に示すように、第1のセグメント14は、外面18と内面20とを含む。第1のセグメント14は、本開示の実施形態によるポリマーを含むことができる。ポリマーは、例示であって限定するものではないが、例えば商標PEBAX(登録商標)でアルケマフランス(Arkema France)から一般的に入手可能なポリエーテルブロックアミド含むことができる。ポリエーテルブロックアミドが詳細に記載されているが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリウレタン、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテル - エステル(例えばDSMエンジニアリングプラスチックスから入手可能なAR ITEL(登録商標)のようなポリエーテル - エステルエラストマー)、ポリエステル(例えばデュポン社から入手可能なHYTREL(登録商標)のようなポリエステルエラストマー)、ポリアミド(例えば、バイエルから入手可能なDurethan(登録商標)又はElf Atochemから入手可能なCRISTAMID(登録商標))、エラストマーポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、シリコーン、ポリエチレン、マーレックス(Marlex)高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(例えばREXELL(登録商標))、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)のような他のポリマー、他の適切な材料、又はこれらの混合物、組合せ、又はこれらのコポリマーの1種又は2種以上を含むことができる。いくつかの実施形態では第1のセグメント14は、トルク伝達性を高めるために、液晶ポリマー(LCP)と他のポリマーとのポリマーブレンドを含むことができる。ポリマーが詳細に記載されているが、第1のセグメント14は、他の実施の形態において他の任意の種類の材料を含むことができる。例示であって限定するものではないが、第1のセグメント14は、金属、金属合金、ポリマー、またはこれらの組み合わせもしくは混合物を含むことができる。適切な金属及び金属合金のいくつかの例は、ステンレス鋼などの304vステンレス鋼;例えば、「ニチノール」のようなニッケル−チタン合金、ニッケル−クロム合金、ニッケル−クロム−鉄65合金、コバルト合金等;他の適切な材を含むことができる。第1のセグメント14の全体を同じ材料で作ることができる、または第1のセグメント14の組成は、その長さに沿って異ならせてもよい。少なくとも第1のセグメント14を含む材料の一部は、回転剛性を有することができるユニークな形状を提供する輪郭(例えば、レーザー切断による)を備えることができるが、低カラム強度又は本開示のいくつかの実施形態において好ましい他の特性を有することができる。例示であって限定するものではないが、第1のセグメント14を構成する材料の少なくとも一部は、らせん状体を備えることができる。らせん状体は、そのらせんの長さに沿って交互に分離して、らせん状本体から互いに反対方向に延在する凸状部を備えることができる。例えば、凸状部の第1のセットは、遠位に延在することができ、凸状部の第2のセットは、近位に延在することができる。凸状部の第1のセットは、凸状部の第2のセットからオフセットしつつ第2のセットの間に位置することができる。凸状部の間に延在する凹状部を凸状部の外部輪郭に対して反転状に成形してもよい。凸状部と凹状部とは、本開示のいくつかの実施形態では、台形状を備えることができるが、凸状部と凹状部とのための他の形状を他の代替的な実施形態において使用することができる。凸状部はインターロック配列を形成するために、らせん状体の隣接部から凹状部に延在していてもよい。
【0034】
一般的に、第1のセグメント14は、押圧性及びトルク伝達のために比較的剛性であることを保証するために選択された材料を含むことができる。例示であって限定するものではないが、第1のセグメント14は、ショアDスケールで約60〜約90の間の硬度を有することができる。例示であって限定するものではないが、第1のセグメント14は、約75ショアDデュロメータを有することができる。これらの特定の量は、第1のセグメント14の硬さのために開示されているが、第1のセグメント14の硬度は、本開示の種々の実施形態によって大きくすることも小さくすることもできる。第1のセグメント14の全体は、本開示の一実施形態においては、同じショアDデュロメータを有することができるし、第1のセグメント14の硬度は、本開示の他の実施形態においては、第1のセグメント14の長さに沿って変化させることができる。第1のセグメント14は、第1のセグメント14の座屈を発生させるのに十分な第1の臨界力を有している。例示であって限定するものではないが、第1のセグメント14の座屈を引き起こすのに十分な第1の臨界力は、100g重よりも大きくすることができる。具体的には、第1のセグメント14の座屈を引き起こすのに十分な第1の臨界力は、約200g重から約660g重の範囲とすることができる。これらの特定の量は、第1の臨界力のために開示されているが、第1のセグメント14の第1の臨界力は、本開示の種々の実施形態によってより大きくしたりより小さくしたりすることができる。第1のセグメント14の全体が、同一の第1の臨界力を有するように構成することができる。第1のセグメント14の第1の臨界力は、第1のセグメント14の長さに沿って変化させることもできる。第1の臨界力は、第1のセグメント14に使用される材料のデュロメータを変化させることにより及び/又は、例えば、レーザー切断の使用を介した第1のセグメント14の形態の変更によって、任意の所望の範囲に微調整することができる。
【0035】
図1〜2を参照すると、第2のセグメント16は、外面22と内面24とを含む。第2のセグメント16は、遠位端26及び近位端28を含む。第2のセグメント16は、本開示の実施形態によるポリマーを含むことができる。ポリマーは、例示であって限定するものではないが、例えば商標PEBAX(登録商標)でアルケマフランス(Arkema France)から一般的に入手可能なポリエーテルブロックアミド含むことができる。ポリエーテルブロックアミドを詳細に記載されているが、ポリマーは、PTFE、FEP、ポリウレタン、PP、PVC、ポリエーテル−エステル(例えば、DSMエンジニアリングプラスチックから入手可能なARNITEL(登録商標))のようなポリエーテル - エステルエラストマー)、ポリエステル(例えばDuPontから入手可能なHYTREL(登録商標)等のポリエステルエラストマー)、ポリアミド(例えば、バイエルから入手可能なDurethan(登録商標)又はElf Atochemから入手可能なCRISTAMID(登録商標))、弾性ポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、シリコーン、ポリエチレン、マーレックス(Marlex)高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(例えばREXELL(登録商標))、PEEK、PI、PEIなどの任意の数の他のポリマー、他の適切な材料、これらの混合物、組み合わせ、又はコポリマーとすることができる。いくつかの実施形態では第2のセグメント16は、トルク伝達性を高めるために他のポリマーとブレンドされたLCPを含むことができる。ポリマーは、詳細に記載されているが、第2のセグメント16は、他の実施の形態に材料の任意の他の数を含むことができる。例示であって限定するものではないが、第2のセグメント16は、金属、金属合金、ポリマー、またはそれらの組み合わせもしくは混合物を含むことができる。;適切な金属及び金属合金のいくつかの例は、ステンレス鋼などの304vステンレス鋼を含む、例えば、「ニチノール」ニッケル−クロム合金、ニッケル−クロム−鉄合金65、コバルト合金等のニッケル−チタン合金、または他の適切な材料が挙げられる。第2のセグメント16の全体は、同じ材料で作られていてもよいし、第2のセグメント16の組成は、第2のセグメント16の長さに沿って変化していてもよい。少なくとも第2のセグメント16を含む材料の一部は、回転剛性を有するが低コラム強度又は本開示のいくつかの実施形態による他の望ましい特性を有するようなユニークな形状を提供するように輪郭が付与されていてもよい(例えば、レーザー切断など)。例示であって限定するものではないが、第2のセグメント16を構成する材料の少なくとも一部は、らせん状体を備えることができる。らせん状体は、らせんの長さに沿って交互に離間する凸状部であって、互いに反対方向にらせん状体から離れるように延在する凸状部を備えることができる。例えば、凸状部の第1のセットは、遠位方向に延在することができ、凸状部の第2のセットは近位方向に延在することができ、凸状部の第1のセットは、凸状部の第2のセットからオフセットしつつ第2のセットの間に位置されていてもよい。凸状部の間に延在する凹状部は、凸状部の外部輪郭に対して反転状に成形されてもよい。凸状部と凹状部とは、本開示のいくつかの実施形態に関して台形状とすることができるが、凸状部と凹状部のための他の形状が、代替的な実施形態で使用することができる。凸状部はインターロック配列を形成するために、らせん状体の隣接部から凹状部に延在していてもよい。
【0036】
第2のセグメント16は、概して第1のセグメント14と比較して低減したカラム強度又は増大した可撓性を有する領域を備える医療用デバイス10を提供する。例示であって限定するものではないが、第2のセグメント16は、ショアDスケールで約25〜約35の間の硬度を有することができる。好ましい実施形態では、第2のセグメント16は、約25ショアDデュロメータを有することができる。これらの特定の量は、第2のセグメント16の硬さのために開示されているが、第2のセグメント16の硬度は、本開示の種々の実施形態によってより大きくしてもより小さくしてもよい。第2のセグメント16の全体は、本開示のいくつかの実施形態では、同じショアDデュロメータを有することができるほか、第2のセグメント16の硬度は、本開示の他の実施形態では第2のセグメント16の長さに沿って変化させることができる。減少したショアDデュロメータ硬さのため、第2のセグメント16は、第1のセグメント14よりもより優れた柔軟性を有している。この機能によれば、医療用デバイス10を第2のセグメント16で座屈させることができる。
【0037】
第2のセグメント16は、第2のセグメント16に第2の臨界力が印加されたときに座屈するように構成されていてもよい。第2の臨界力は、医療用デバイス10の任意のアプローチ角において医療用デバイス10の第2のセグメント16に印加することができる。例示であって限定するものではないが、視射角での第2の臨界力の印加は、医療用デバイス10に軸に沿った力の成分と、医療用デバイス10の第2のセグメント16の方向に対して接線方向の力の成分とを有することができる。機械的には、第2のセグメント16の座屈を引き起こすのは、力の接線成分である。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10の軸上への第2の臨界力の印加(例えば、直線状の場合)は、障害(例えば、座屈)のカスケードを引き起こすことができる少なくとも瞬間的な接線力を有することができる。座屈は、概して医療用デバイス10の外形における変化又は第2のセグメント16の少なくとも一部の少なくとも部分的な横方向への変位をもたらすような医療用デバイス10の位置や構造の他の任意の変更であると理解される。横方向の変位が詳細に記載されているが、座屈の他の形態は、渦巻き状(spiraling)、ループ状、らせん状(helical)の座屈を含むことができる。第2のセグメント16の座屈は、力をそらしたり、第2のセグメント16から
心臓組織への直接的に又は非直接的に力が伝達されたりすることを防止することができる。心臓組織への力の伝達をそらし又は予防することは、心臓組織の変位量の低減又はわずかにすることができる。力が遠位方向に医療用デバイス10の第1のセグメント14に印加されるとき、医療用デバイス10が遠位側に前進する。追加の遠位の力が第2のセグメント16の座屈によって心臓組織からそらされたとき、第1のセグメント14から心臓組織へ伝達されうる力の量を制限するように作動し、それにより、望ましくない心臓組織の穿孔を回避するのを補助する。第2のセグメント16の座屈は、また、組織と接触する医療用デバイス10の表面積を増加させることができ、それによってより印加した力を大きな面積にわたって分散し、圧力を低減することができる。これにより、追加の安全性要因を提供することができる。第2のセグメント16の座屈は、また、アブレーション中における接触領域を増大できる。これにより、大きな病変を形成することができる。また、第2のセグメント16は、心臓の動きの下で組織に接触させる医療用デバイス10によって引き起こされるエネルギーを吸収できるように構成されていてもよい。心臓の動きは、医療用デバイス10の組織との接触を失わせる場合がある。こうすることで、心臓の動きの下でも、医療用デバイス10と組織との接触状態を可能とし、均一な力を提供できる。したがって、第2のセグメント16は、より良好な病変や心臓シグナル記録のために、アブレーション/マッピング中において医療用デバイス10の接触状態が損なわれることを防止することができる。
【0038】
上述したように、第2のセグメント16は、第2のセグメント16に第2の臨界力を加えると座屈するように構成されていてもよい。第2のセグメント16の第2の臨界力は、第1のセグメント14の第1の臨界力よりも小さい。医療用デバイス10の第2のセグメント16の座屈を引き起こす第2の臨界力は、経壁病変を形成するのに必要な力量(すなわち、いくつかの医学的研究によれば、約20g重から約50g重であるが、これより多くても少なくても良い。)から心臓組織の穿孔を引き起こしうる最低量(すなわち、いくつかの医学的研究によれば約100g重であり、他の医学的研究によれば、50g重でさえある)の間とすることができる。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10の第2のセグメント16の座屈を引き起こすのに十分な第2の臨界力は約40g重から約100g重の範囲とすることができる。これらの特定の量が第2の臨界力のために開示されているが、第2のセグメント16の第2の臨界力は、本開示の種々の実施形態により大きくしたり小さくしたりできる。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10の第2のセグメント16の座屈を引き起こすのに十分な第2の臨界力は、本開示のいくつかの実施形態による、約50g重から約60g重の範囲とすることができる。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10の第2のセグメント16の座屈を引き起こすのに十分な第2の臨界力は、本開示のいくつかの実施形態による、約20g重から約50g重の範囲とすることができる。例示であって限定するものではないが、医療用デバイス10の第2のセグメント16の座屈を引き起こすのに十分な第2の臨界力は約40g重の力とすることができる。第2のセグメント16は座屈することなく心臓組織における経壁病変を作成するために、標的心臓組織に十分な力を発生、伝達するように構成することができるが、心臓組織を穿孔するのに十分な力の発生や伝達に先だって予定通りに座屈するように構成されることになる。このように、第2のセグメント16は、所定の第2の臨界力で座屈するように製造されるか及び/又は特定の力で座屈するように調整されることができる。例えば、第2のセグメント16は、押圧力が、第2のセグメント16が変位して、例えば、血管やその他の心臓組織が穿孔する程度に十分に高くなるよりも前に、座屈するように製造されるか構成されることが好ましい。第2のセグメント16の全体は、同一の第2の臨界力を有するように構成することができる、または第2のセグメント16の第2の臨界力は、第2のセグメント16の長さに沿って変化させることができる。第2の臨界力は、第2のセグメント16に用いられる材料のデュロメータを変化させることにより及び/又は例えばレーザー切断の使用を介して第2のセグメント16の形態を変更することにより、任意の所望の範囲に微調整することができる。医療用デバイス10は、概して、1つの第2のセグメント16を含むように記載されているが、医療用デバイス10は、任意の数のセグメント、ゾーン、及び/又はロケーションズに座屈を引き起こすことができ、第1のセグメント14の第1の臨界力よりも低い臨界力を備える任意の数のセグメント、ゾーン、及び/又はロケーションズを備えることができる。このように、医療用デバイス10は、座屈するように構成される1又は2以上のセグメント、ゾーン及び/又はロケーションを備えることができる。例示であって限定するものではないが、
図7に一般的に記載されているように、医療用デバイス1
0’は、第3のセグメント15を備えることができる。第3のセグメント15は、内面と外面を含むことができる。第3のセグメント15は、第3の臨界力の印加時に座屈するように構成することができる。第
3の臨界力は、本開示のいくつかの実施形態において第1の臨界力とは異なっていてもよい。第
3の臨界力は、本開示のいくつかの実施形態において第2の臨界力とは異なっていてもよい。
図8は、医療用デバイスが組織と接触した後に医療用デバイス10、10’の前方変位の関数としての力を示す例示的なグラフである。例示であって限定するものではないが、
図8は、一般的に、第2の臨界力や座屈力に斬近的に近づく力の上昇を示している。
【0039】
さらに
図1〜2を参照すると、医療用デバイス10は、第2のセグメント16上に配置された1つ以上の電極を含むことができる。第2のセグメント16上に配置された1又は2以上の電極が詳細に記載されているが、1又は2以上の電極は、本開示のいくつかの実施形態において第1のセグメント14上に配置することができる。第1の電極30は、本開示の実施形態による、第2のセグメント16の遠位端26上に配置することができる。第1電極30は、第2のセグメント16の遠位端26の先端部に配置され、チップ電極ともいうアブレーション電極を含むことができる。第1電極30の遠位端は、本開示の実施形態において、部分的に球状又は略半球状にすることができる。電極30は、概して腐食に対して抵抗性であり生体適合性である導電性材料を含むことができる。例示であって限定するものではないが、電極30は、白金から構成することができる。しかしながら、例えば、金、ステンレス鋼、または当技術分野で公知の他の導電性材料も、同様に使用することができる。第1電極30は、対応する導体を含むことができる。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態によれば、第2のセグメント16の遠位端26は、少なくとも、米国公開公報第2010/0174177号(発明の名称が磁気ガイドカテーテル)の
図9に開示されるチップ要素を含むことができる。本願は、参照によりその全内容が本明細書に組み込まれるものとする。本開示のこのような実施形態では、チップ要素は、らせん状体を備えることができる。らせん状体は、交互に離間された凸状体であって、らせん状体のヘリックスの長さにそって互いに反対方向にらせん状体から延びる凸状体を備えることができる。例えば、凸状部の第1のセットは、遠位方向に延びることができ、凸状体の第2のセットは、近位方向に延びることができる。また、凸状体の第1のセットは、第2のセットからオフセットするとともに、第2のセットの間に配置される。凸状部の間に延在する凹状部を、凸状部の外部輪郭について反転形成して形成することもできる。凸状部及び凹状部は、本開示のいくつかの実施形態において、台形の形をすることができるが、凸状部と凹状部のための他の形状の代替の実施形態で使用することができる。凸状部はインターロック配列を形成するために、らせん状体の隣接部から凹状部に延びていてもよい。
【0041】
少なくとも1つの第2の電極32は、本開示の一実施形態において医療用デバイス10の第2のセグメント16上に配置することができる。第2の電極32は、第1の電極30の近位に配置することができる。複数の電極(例えば、第2の電極32、第3の電極34と第4の電極36)は、本開示の一実施形態において医療用デバイス10の第2のセグメント16上に配置することができる。複数の電極32、34、36が医療用デバイス10の長手軸Aに沿って配置することができる。第2の電極32は、第1の電極30の近位に配置することができ、第3の電極34が第2電極32の近位に配置することができ、第4の電極
36は、第3の電極34の近位に配置することができる。複数の電極32、34、36は、それぞれ、一般に腐食耐性であ
り生体適合性である導電性材料を含むことができる。例示であって限定するものではないが、各電極3
2、34、36は、白金から構成することができる。しかしながら、ステンレス鋼や当該分野で公知の他の導電性材料も同様に使用することができる。複数の電極32、34、36は、それぞれ、本開示のいくつかの実施形態において、当該分野において一般的に知られるリング状電極を備えることができる。複数の電極32、34、36は、それぞれ、本開示のいくつかの実施形態において、エネルギー発生器に接続するために、医療用デバイス10の近位端を指向して延在するそれぞれに対応するワイヤを含むことができる。
【0042】
電極32、34、36は、例えば、視覚化、ナビゲーション、及びマッピングシステムにおいて使用される位置電極を備えることができ、医療用デバイス10の少なくとも一部において、位置や方向を示すシグナルを提供できるように構成されている。電極32、34、36が用いられうる視覚化、ナビゲーション、及び/又はマッピング・システムは、電界ベースのシステムやインピーダンスベースシステムとしても言及される、例えば、一般名ENSITE NAVX(TM)(別名ENSITE(TM)”CLASSIC”やENSITE VOLOCITY(TM)と表記されるENSITE(TM)の新バージョン)であってセント・ジュード・メディカル社から入
手できるシステムであり「カテーテルナビゲーション及びロケーション並びに心臓におけるマッピングのための方法及び装置」(Method and Apparatus for Catheter Navigation and Location and Mapping in the Heart)と称される米国特許第7263397号を参照して一般的に提示されるシステムを備えることができる。この明細書の全開示は、参照により本明細書に組み込まれるものとする。電界ベースのシステムによれば、電極32、34、36は、患者の身体内で伝達される電界に応答するように構成することができる。電極
32、34、36は、特定の場所におけるインピーダンスを感知し、外部のコンピュータ又はプロセッサに代表するシグナルを送信するために使用することができる。しかしながら、他の例示的な実施形態において、視覚化、ナビゲーション及び/又はマッピングシステムは、例示であって限定するものではないが、例えば、バイオセンスウェブスターから入手できる、CARTO(TM)3システム(電流及び磁気駆動性又は受容電極を備える)のような磁場と電流ベースのシステムであって、「イントラボディー測定」(Intrabody Measurement)と題される米国特許第6498944号、「医療診断、治療及びイメージングシステム」(Medical Diagnosis, Treatment and Imaging Systems)と題される同第6788967号及び「低侵襲医療機器の位置及び向きを決定するためのシステム及び方法」(System and Method for Determining the Location and Orientation of an Invasive Medical Instrument)と題される同第6690963号の1又は2以上(これらの全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。)を参照して広く開示されるシステムや、セント・ジュード・メディカル株式会社から入手できるgMPS(TM)システム又はMEDIGUIDE(TM)テクノロジーであって、「医療用ポジショニングシステム」(Medical Positioning System)と題される米国特許第6233476号、「カテーテルの位置及び方向を決定するシステム」(System for Determining the Position and Orientation of a Catheter)と題される同7197354号及び「医療用イメージング及びナビゲーションシステム」(Medical Imaging and Navigation System)と題される同第7386339号から選択される1又は2以上(これらの全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。)を参照して広く開示されるシステムを備えることができる。磁場ベースのシステムによれば、カテーテルは、特定の位置での電界強度を検出し、それを代表する信号を外部のコンピュータやプロセッサに送信するために、患者の身体を通過する磁界に対応した磁界センサ(例えば、コイル)を含むように構成することができる。このような磁界センサは、磁界ベースシステムにおいてカテーテルシャフト12上又は内部に位置される1つまたは2以上の導電コイル(図示しない)を備えることができる。上述したように、バイオセンスウェブスターから入手可能なCARTO(TM)3システムのようなシステムであって、「ハイブリッド磁気ベース及びインピーダンスベースのポジションセンシング」(Hybrid Magnetic-Based and Impedance-Based Position Sensing,)と題される米国特許第7536218号(この全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。)を参照して広く開示されるシステムのような電場ベースシステムと磁界ベースシステムの組合せが用いられ得る。電場ベース及び磁場ベースのシステムの組合せによれば、カテーテルは、電極32,34、36を1又は2以上のインピーダンスベースの電極として含むとともに、1又は2以上の磁界感知コイルを含むことができる。例示であって限定するものではないが、電極32、34、36は、本願と同一出願人による米国出願明細書(米国特許出願第13/087,203号、2011年4月14日出願、「共通の座標フレームに対する複数のナビゲーションシステムを登録するためのシステム及び方法」(System and Method for Registration of Multiple Navigation Systems to a Common Coordinate Frame)及び米国特許出願第13/231,284号、2011年9月13日出願、「インピーダンス及び磁界測定を使用するカテーテルナビゲーション」Catheter Navigation Using Impedance and Magnetic Field Measurements)。(これらの全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。)に開示されたシステム及び方法に従って使用されうる。
【0043】
次に
図3を参照すると、本開示の第2の実施形態に係る医療用デバイス100の断面図が概略的に示されている。医療用デバイス100は、
図1〜
図2の医療用デバイス10と、第2のセグメント116の遠位端126が実質的に球状あるいは半球状に形成されたチップ電極に替えてカールしたピグテール状(curled pigtail)に形成されていること以外は、実質的に同一である。第
2のセグメント116の遠位端126は、本開示の一実施形態において高度にフレキシブルなプラスチックを備えることができる。例示であって限定するものではないが、
第2のセグメント116の遠位端126は、ポリマーを含むことができる。ポリマーは、例示であって限定するものではないが、例えば商標PEBAX(登録商標)の下で販売されアルケマフランス
から一般に入手可能なポリエーテルブロックアミドを含むことができる。ポリエーテルブロックアミドが詳細に記載されているが、ポリマーは、PTFE、FEP、ポリウレタン、PP、PVC、ポリエーテル−エステル(例えば、DSMエンジニアリングプラスチックから入手可能なARNITEL(登録商標
)のようなポリエーテル - エステルエラストマー)、ポリエステル(例えばDuPontから入手可能なHYTREL(登録商標)等のポリエステルエラストマー)、ポリアミド(例えば、バイエルから入手可能なDurethan(登録商標)又はElf Atochemから入手可能なCRISTAMID(登録商標))、弾性ポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、シリコーン、ポリエチレン、マーレックス(Marlex)高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(例えばREXELL(登録商標))、PEEK、PI、PEIなどの任意の数の他のポリマー、他の適切な材料、これらの混合物、組み合わせ、又はコポリマーとすることができる。さらに、少なくとも1つの実施形態では、第2のセグメント
16、116の遠位端26、126は、電極であってもよく、例えば、導電性ポリマーなどの可撓性導電性材料から作られてもよい。これらの特定の材料が詳細に記載されているが、第
2のセグメント116の遠位端部126は、本開示の様々な実施形態において他の任意の数の材料を含むことができる。ピグテール形状に形成された第1のセグメント116は、上述した実質的に球状または半球状の端部を有する遠位端26よりも広い領域にわたって力を分散できるため、第2のセグメント116の遠位端の構造を特に低侵襲性(atraumatic)形態とすることができる。
【0044】
図2〜4を参照すると、医療用デバイス
10、100は、コイル38を含んでもよい。
コイルは、以下においてより詳細に以下に記載されるように、コイル内に配置された潅注ルーメンのつぶれを防止するように構成することができる。コイル38は、第2のセグメント
16、116の座屈を生じさせるのに十分な第2の臨界力を第2のセグメント
16、116に付与後において、第2のセグメント
16、116によって第1のセグメント14及び/又は第2のセグメント
16、116の少なくとも一部が接触する組織に、伝達される力の量を維持する手段を備えることができる。第2のセグメント
16、116の座屈を生じさせるのに十分な第2の臨界力を第2のセグメント
16、116に付与後において、第2のセグメント
16、116によって伝達される力の量を維持する手段を備えないと、医療用デバイス
10、100は、崩壊しがちになり、その後いくらかの一定の力を提供しがちになる。コイル38は、それがない場合よりも、医療機器
10、100の座屈後に、より均一な力を提供する。コイル38は、第2のセグメント
16、116に座屈を生じさせるのに必要な第2の臨界力を実質的に増大しない。ただし、コイル
38は、第2のセグメント
16、116の座屈を生じさせるのに十分な第2の臨界力を第2のセグメント
16、116に付与後においても、少なくとも約20g重〜約50g重の範囲で力を第2のセグメント
16、116に伝達可能に構成されている。このように、コイル38は、第2のセグメント
16、116によって印加される力の量を制限することによって、心臓組織の穿孔を避けるために、医療用デバイス
10、100が座屈可能に構成されている一方、組織に経壁病変を作成するために必要な力の最小量を伝達できることを保証している。コイル38を含む一実施形態によれば、医療用デバイス
10、100の予測可能な及び/又は回復能な座屈を生じ得る。コイル38を曲げ及び/又は圧縮することによって生成される力の量は、第2のセグメント16の座屈を引き起こすのに十分である第2の臨界力の微調整に使用することができる。さらに、本開示のいくつかの実施形態においては、より実質的に、コイル38は、第2のセグメント
16、116の座屈に先だって、その後において、及び/又はその最中において、コイル38内のある潅注ルーメンのつぶれを回避するように構成されることができる。コイル38は、例えば、リフローの手順を用いることにより、近位の第1のセグメント14及び遠位の第2のセグメント
16、116の双方から分離するように構成されることができる。コイル38は、医療用デバイス
10、100の第2のセグメント
16、116内に配置されてもよい。例示であって限定するものではないが、コイル38は、第2のセグメント
16、116の内面24、124の半径方向内側に配置されていてもよい。
【0045】
コイル38は、例示であって限定するものではないが、金属、金属合金、ポリマー、金属−ポリマー複合材料等の好適な任意の数の材料を含むことができる。材料のいくつかの例は、ステンレス鋼、ニッケル−クロム合金、ニック−クロム−鉄合金、コバルト合金、白金、低デュロメータプラスチックなどが挙げられる。材料のさらなる例としては、真っ直ぐにされた超弾性又は線形弾性合金(たとえば、ニッケル−チタン又はニチノール)ワイヤ、または、高性能ポリマーなどのポリマーが挙げられる。コイル38は、丸線又はフラットリボンであって柔軟性などの所望の特性を達成するための寸法の範囲で形成することができ、従来の巻線技術により、一般的にらせん状に巻くことができる。例示であって限定するものではないが、コイル38の厚さはコイル38の長さに沿って変化させることができる。本開示のいくつかの実施形態では、コイル38は、共通の半径方向軸を中心に互いにインターリーブ(interleave)される複数のコイル(例えば、約4コイル)から構成されているクワッドファイラコイルを含むことができる。クアッドファイラコイルは、より柔軟でより低い座屈力を有することができ、さらには単一のコイルの障害(例えば、破損)の場合にでも動作する能力を有する。本開示のいくつかの実施形態では、コイル38は、共通の半径方向軸を中心に互いにインターリーブされる複数のコイル(例えば、約3コイル)から構成されているトリファイラコイルを含むことができる。トリファイラコイルはまた、より柔軟でより低い座屈力を有することができ、さらには単一のコイルの障害(例えば、破損)の場合にでも動作する能力を有する。クアッドファイラー及びトリファイラコイルは詳細に記載されているが、本開示の様様な実施形態において、コイル38のために一緒にインターリーブされる複数の任意の数のコイル(例えば、N−ファイラコイル、ただしNは一緒にインターリーブされるコイルの数である。)がありうる。さらに、コイル38と同様の機能を提供する支持構造体は、コイル38に替えてあるいはそれに加えてワイヤの編み組セットを含んでいてもよい。
【0046】
コイル38は、近位端40と遠位端42を有する。コイル38の隣接するターンのピッチは、後続のターンに接触するように密に巻かれるようにしてもよいし、前記ピッチがコイル38が開いた形式で巻かれるように設定されてもよい。コイル38の隣接するターンのピッチは、
図2に示す本開示の一実施形態において、近位端40から遠位端42においてコイル38の長さにそって実質的に一定にすることができる。本開示の他の実施形態によれば、コイル38の隣接するターン間のピッチは、コイル38の長さに沿って遠位端42から近位端40まで変化させることができる。コイル38の可変ピッチは、本開示のいくつかの実施形態、すなわち、第2のセグメント
16、116の任意の座屈が、生じうる90°の鋭い屈曲やねじれでなくて、滑らかな及び/又は連続的な形態又は半径方向で生じることを確保できる実施形態において好ましい。コイル38の可変ピッチは、第2のセグメント
16、116のいずれかの座屈が第2のセグメント
16、116の長さに沿った特定の位置で起こることを確保できる本開示のいくつかの実施形態において好ましい。例示であって限定するものではないが、コイル38のターン間のピッチまたは間隔は、一般に、
図3に示すように、コイル38の近位端40よりも遠位端42付近において大きくすることができる。第2のセグメント
16、116の座屈が、滑らかで連続的な形態又は半径方向に、コイル38の近位端40よりもコイルの遠位端42付近において発生することを確保することができる。したがって、コイル38は、コイル38の近位端40で比較的密なピッチを有し、コイル38の遠位端42の比較的広いピッチを有することができる。
【0047】
本開示のいくつかの実施形態において、コイル38は、各ターンの直径が近位端40から遠位端42までのコイル38の長さに沿って実質的に一定であるように巻き取られることができる。本開示の他の実施形態によれば、各ターンの直径は、近位端40から遠位端42までのコイル38の長さに沿って変化させることもできる。コイル38の可変直径は、第2のセグメント
16、116の任意の座屈が、生じうる90°の鋭い屈曲やねじれでなくて、滑らかな及び/又は連続的な形態又は半径方向で生じることを確保できる実施形態において好ましい。コイル38の可変直径は、第2のセグメント
16、116の任意の座屈が第2のセグメント
16、116の長さに沿う特定の場所で起こることを確保するために、本開示のいくつかの実施形態において好ましい。例示であって限定するものではないが、
図3に概略的に示すように、第2のセグメント
16、116の座屈が、コイル38の近位端40よりもコイル38の遠位端の近くで、滑らかで連続的な形態で又は半径方向で座屈するのを確保するために、近位端40におけるコイル38のターンの第1の直径D
1は、遠位端42におけるコイル38のターンの第2の直径D
2よりも大きくすることができる。したがって、コイル38は、コイル38の近位端40において比較的大きな直径D
1とコイル38の遠位端42における比較的小さい直径D
2を有することができる。
【0048】
本開示のいくつかの実施形態において、コイル38の近位端40の少なくとも一部は、第2のセグメント
16、116に取り付けることができる。本開示のいくつかの実施形態において、コイル38の遠位端42の少なくとも一部は、第2のセグメント
16、116に取り付けることができる。コイルの近位端40及び遠位端42は、任意の適切な取り付け機構、例えば、はんだ接合、接着剤、熱接合、機械的接合、溶接などを用いて第2のセグメント
16、116に取り付けることができる。例示であって限定するものではないが、近位端40及び遠位端42の双方において、コイル38のおおよそ2〜3ターンは、第2のセグメント
16、116に取り付けることができる。本開示の一実施形態において、電極32、34、36のうちの2つは、コイル38の位置を維持するために、コイル38の近位端40及び遠位端42において第2のセグメント
16、116に取り付けられているコイル38のそれぞれの部分上にかしめる(swage)ことができる。本開示のいくつかの実施形態において、コイル38は、第2のセグメント
16、116に取り付けられるものとして説明したが、本開示の他の実施形態では、コイル38は、第2のセグメント
16、116に対する1つ又は2以上の固定アタッチメントポイントを欠いた、より自由に浮遊させるようにしてもよい。本開示のいくつかの実施形態において、比較的自由なフローティングコイル38を使用することで、コイル38の端部の面を、医療用デバイス10の長手方向軸線Aに垂直なくても済むように構成することができることができ、これにより、ターン数がコイル38の屈曲時に重なるコイル38の「バンチング」(bunching)を潜在的に軽減することができる。
【0049】
コイル38は、さらに、医療機器
10、100のフープ強度(Hoop strength)を維持するように構成されている。フープ強度は、その円周方向に沿った構造的強度を維持するための筒状部材の能力を指す。様々な実施形態において、さらに
図2〜4を参照すると、医療用デバイス
10、100は、さらに、流体ルーメン44を備えることができる。流体ルーメン44は、高周波(RF)アブレーションの間、電極30及び標的組織界面に流体(例えば、生理食塩水)の潅注に使用するように構成されてもよい。潅注流体は、流体ルーメン44を介して医療機器
10、100の第2のセグメント
16、116を通じて圧送されうる。流体ルーメン44は、第2のセグメント
16、116のコイル38の半径方向内側に配置されている。しかしながら、本開示の一実施形態において、流体ルーメン44は、概して、第1のセグメント及び第2のセグメント16の双方の長さ方向にそって延在する。流体ルーメン44は、シャフト12のほぼ中央に配置することができる。例えば、流体ルーメン44は、本開示の一実施形態においてポリイミドチューブによって定義することができる。例示であって限定するものではないが、ポリイミドチューブは、編組ポリイミドチューブを含んでもよい。ポリイミド管は、非常に高い強度を有するが、それが臨界角又は半径を超えて曲げられる場合には、容易によじれ及び/又は変形することができる。コイル38は、第2のセグメントメント
16、116の座屈の間を含む医療用デバイス
10、100の使用中において、流体ルーメン44を介し流体流の遮断する流体ルーメン44のよじれや他の変形を回避するように構成されている。コイル38は、座屈の間に、流体ルーメン
44のフープ強度をサポートするように構成されていてもよい。これにより、流体ルーメン44が存在する開放経路を許容することができる。
【0050】
次に、
図5を参照すると、医療用デバイス
10、100は、本開示の一実施形態において、臨界力の印加時に選択した形態で優先的に第2のセグメント
16、116が座屈されるように構成された偏向優先要素46を含むことができる。換言すれば、偏向優先要素46は、第2のセグメント
16、116を優先的に選択した形態で座屈するようにするための手段を備えることができる。例示であって限定するものではないが、偏向優先要素46は、医療用デバイス
10、100の長さに沿った選択位置でのカーブを含むことができる。
本開示の一実施形態において、カーブは、比較的浅くすることができる。例示であって限定するものではないが、カーブは、約15°までの範囲とすることができる。他の例示であって限定するものではないが、カーブは、約25°〜約5°の範囲内とすることができる。さらに、特定の例示的なカーブが詳細に記載されているが、カーブの角度の範囲は、本開示の様々な実施形態においてより大きくてもよいしより小さくてもよい。例示であって限定するものではないが、
図5に概略的に示すように、カーブが
第1のセグメント14の長軸A及び第2のセグメント
16、116の最も遠位部分の長軸A’の間の角度で規定されてもよい。偏向優先要素46は、医療用デバイス
10、100の第2のセグメント
16、116を、座屈の方向又は向きを予め意図するように構成することができる。本開示の一実施形態において、医療用デバイス
10、100の長さに沿う第2のセグメント
16、116を座屈の位置及び方向又は向きをコントロールするために偏向優先要素46を含むことが好ましい。例示であって限定するものではないが、座屈は、第2のセグメント
16、116の近位28、128から離れて生じることが好ましいかもしれないし及び/又は医療用デバイス
10、100の長軸Aから離れて特定の方向に生じることが好ましいかもしれない。これらの座屈の構成を詳細に述べているが、医療用デバイス
10、100は、医療用デバイス
10、100の長さに沿った任意の位置において及び/又は任意の方向に座屈するように構成され、軸上の力を受け入れることができる。
【0051】
医療用デバイス
10、100は、医療用デバイス
10、100によって提供される力の量を検出するように構成された力/接触センサ
アセンブリ48を含むことができる。
図6を参照すると、例示であって限定するものではないが、力/接触センサアセンブリ48は、電極30の基部のおおよそ近傍に配置された1又は2以上のセンサ50を含むことができる。センサ50は、電極30のチップに加えられる圧力を測定し、所定の感度を備えるセンサ50によって測定された圧力を示す圧力シグナルを提供するように構成されていてもよい。電極30及び医療用デバイス
10、100の残りの部分は、電極30に印加される力が所定の感度関数と圧力信号として決定されるように所定の柔軟性を含むことができる。例示であって限定するものではないが、力/接触センサアセンブリ48は、実質的に米国特許出願公開第2010/0168620(発明の名称:"System And Method For Measuring Force And Torque Applied To A Catheter Electrode Tip)(この出願は、引用によりその全内容が本明細書に組み込まれるものとする。)に開示されるセンサアセンブリに類似している。また、力/接触センサアセンブリは、米国特許出願公開第2008/0249522 (発明の名称:Irrigated Catheter With Improved Fluid Flow)、米国特許出願公開第2008/0275428(発明の名称:Optic -Based Contact Sensing Assembly and System,)及び/又はPCT国際出願公開第WO 2010/078453(発明の名称:Optic-Based Contact Sensing Assembly and System)(これらの出願は、参照によりその全内容が本明細書に組み込まれるものとする。)に実質的に開示されるセンサアセンブリに類似しているか、及び/又はこれらに記載のセンサの特徴を含んでいる。力/接触センサアセンブリ48は、また、米国特許出願公開第2011/0022045(発明の名称:Ablation Electrodes With Capacitive Sensors for Resolving Magnitude and Direction of Forces Imparted to a Distal Portion of a Cardiac Catheter)、同第2008/0161796(発明の名称:Design of Ablation Electrode With Tactile Sensor)、同第2008/0015568(発明の名称:Dynamic Contact Assessment for Electrode Catheters)、同第2007/0123764(発明の名称:Systems and Methods for Assessing Tissue Contact)及び同第2007/0100332(発明の名称:Systems and Methods for Electrode Contact Assessment)(これらの出願は、参照によりその全内容が本明細書に組み込まれるものとする。)のセンサアセンブリに類似しているか、及び/又はこれらに記載のセンサの特徴を含んでいる。
【0052】
本発明のいくつかの実施形態によれば、センサアセンブリ48は、コンピュータとディスプレイのためを含むことができる信号変換器(図示せず)及び/又はオペレータインタフェース(図示せず)に動作可能にさらに接続されていてもよい。そして、位置決め及び標的組織との接触に関連して受信される圧力信号を処理する。この情報は、電極30に加わる接触力を決定するために処理されるものであってもよい。さらに、較正システム(図示せず)が、圧力計測値を電極30上の外力又はトルクに容易に相関させることができるように備えられていてもよい。例えば、上記及びセント・ジュード・メディカル社から一般に入手可能な上述ENSITE NAVX(TM)システムのようなナビゲーション、視覚化、及び/又はマッピング・システムは、センサアセンブリ48に組み込まれて及び/又はそれと共に使用されてもよい。
【0053】
一つの例示的な力/接触センサアセンブリ48が詳細に説明されているが、他の力/接触センサアセンブリが、本開示の他の実施形態に従って使用されてもよい。
例示であって限定するものではないが、接触検知のための他のアプローチは、電気結合の程度を評価すること、例えば、米国出願第12/253,637であり、米国特許出願公開第2009/0163904(発明の名称:System and Method for Assessing Coupling Between an Electrode and Tissue)(本出願は、参照によりその全内容が本明細書に組み込まれるものとする。)を参照すれば、表面とセンサ素子との間の電気的結合指数(ECI)を評価することである。一般的にセント・ジュード・メディカル株式会社から入手可能である上記のENSITE NAVX(TM)システムは、アブレーション電極と局所インピーダンス測定値に基づいて、標的組織との間の接触を推定することができ、この計算は、ECIと称される。つまり、ECIは、複素インピーダンス測定から導出することができる。研究は、ECIと接触力との相関関係が存在し得ることを示しており、コンピュータが、本開示のいくつかの実施形態において、電極30に加わる接触力を決定するためにECI情報を処理するために使用されてもよい。
ECIは、患者の体(例えば、患者の間での体温の差)やシステムの構成要素(例えば、異なるアブレーションカテーテルの使用から生じる差異)の構成要素に関連するプロパティの変更に基づいて変動を受けることがある。
【0054】
本開示のいくつかの実施形態で
は、医療機器
10、100は、暗黙的な接触力センサとして構成されていてもよい。このアプローチでは、医療機器
10、100のセグメント14、
16、116のクリティカルセクションの間の屈曲角度を監視することが、力及び/又は接触を感知するために使用されてもよい。例えば、概して
図4に示されるように、約4個の電極を備える実施形態においては、近位の電極34,36は、第1のクリティカルセクション37上に配置されてよく、遠位の2つの電極30,32は、第2のクリティカルセクション39上に配置されてもよい。電極34,36によって規定される軸線L1と、電極30、32によって規定される軸線L2との間の屈曲角度βは、接触力に比例しうる。屈曲角度βは、セント・ジュード・メディカル社から入手可能であるENSITE NAVX(登録商標)(別名ENSITE(登録商標)Classicだけでなく、新しいバージョンで入手可能なENSITE VELOCITY(登録商標)
)のような、視覚化、ナビゲーション、及び/又はマッピングシステムを使用して継続的に監視してもよい。すなわち、電極対30,32及び34,36は、屈曲角度βを示す信号を生成するように構成された位置及び/又は方向センサとして機能することができる。あるいは、磁場センサ(例えば、コイル)が、MEDIGUIDE(登録商標)の名称でセント・ジュード・メディカル社から入手可能であるシステムのような磁気トラッキングシステムで使用するための医療用デバイス
10、100内に配置されている場合、電極30、32、34、36によって定義された線
L1、L2の間の屈曲角度βは連続的に磁気トラッキングシステムによりモニターされてもよい。さらに、較正システム(図示せず)が、屈曲角度βの計測値を医療用デバイス
10、100の上の外力又はトルクを容易に相関させることができるように備えられていてもよいし、及び/又は、コンピュータが、本開示のいくつかの実施形態において、医療用デバイス
10、100に加わる接触力を決定するために、屈曲角度βを処理するのに用いられてもよい。
【0055】
本開示の実施形態によれば、圧力測定値及び/又は力の測定値は、医療用デバイス
10、100と標的組織との間の接触/力を所望量に実現するために、医療用デバイス
10、100の前進を変更及び/又はコントロールするために用いられてもよい。呼吸とポンピング機能による胸や心臓の動きは、医療用デバイス
10、100と標的組織との間の最適な接触を確保する上で問題が発生することがある。例示であって限定するものではないが、標的組織は、例えば、心臓の鼓動とともに移動することもある。圧力測定値及び/又は力の測定値を用いることは、動いている身体構造体に対する接触及び/又は所望の力を確保するのに必要な距離だけ医療用デバイス
10、100を前進及び/又は後退させることにより、医療用デバイス
10、100と標的組織との間の一定の接触及び/又は所望の量の力を確保することに有利である。本開示のこのような実施形態は、ロボット制御医療用デバイスに関連して特に有用であり得る。そのような実施形態(図示せず)としては、電子制御ユニット(ECU)が、センサアセンブリ48と医療用デバイス
10、100に関連して使用されてもよい。表示装置(図示せず)は、センサアセンブリ48、医療用デバイス
10、100及びECUに関連して使用されてもよい。
【0056】
ECUは、プログラム可能なマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含むが、代替的に、特定用途向け集積回路(ASIC)を含むことができる。ECUは、中央処理装置(CPU)と、ECUが入力データ(例えば、センサアセンブリ48からの圧力測定値)を受信できるような入力/出力(I/O)インターフェースを含むことができ、例えば、出力データ(例えば、力の測定値及び/又は医療用デバイス
10、100の前進及び/又は後退のための選択された距離)を生成することができる。ECUは、メモリを備えていてもよい。ECUによって取得された入力データ及び生成された出力データは、ECUのメモリに記憶することができる。上述したように、入力データは、センサアセンブリ48によって得られた圧力測定値を含むことができる。入力データは、さらに、センサアセンブリ48の感度及び/又は医療用デバイス
10、100またはその一部の可撓性に関する情報を含むことができる。上述したように、出力データは、医療用デバイス
10、100の前進及び/又は後退のための選択した距離を含むことができる。ECU及び表示装置は、制御システム(図示せず)に接続することができる。制御システムは、本開示の一実施形態において、力/接触感知に少なくとも部分的に基づいて医療用デバイス
10、100の前進/後退を調整するように構成されていてもよい。例えば、センサアセンブリ48(または本明細書に記載の他のシステム)は、接触/力の低下を検知した場合、制御システムは、標的組織に向かって医療用デバイス
10、100を前進させるように構成されてもよい。しかしながら、センサアセンブリ48が接触/力の増加を感知した場合は、制御システムは標的組織から離れるように、医療用デバイス
10、100を後退させるように構成されてもよい。センサアセンブリ48は、このように、自動的に医療用デバイス
10、100の動き(例えば、前進/後退)を制御する、ECUによって実行される制御アルゴリズム及び/又はコントロールシステムでおいて実現されるフィードバックを提供することができる。センサアセンブリ48からの圧力測定値が所定のまたは選択された閾値を超えたときの安全対策としては、制御システムは、医療用デバイス
10、100のさらなる起動及び/又は前進を回避できるように構成されていてもよい。代替的に又は付加的に、検知された圧力及び/又は力は、(例えば、視覚的または可聴例えば)警告の有無にかかわらず、ユーザに表示することができる。いくつかの実施形態では、以下の1つ以上に記載されているようなロボットまたは遠隔のカテーテルガイダンスシステムが、上述した機能の一部又は全部を実行するために用いられる:米国特許出願公開第2009/0247942(2009年10月1日公開、発明の名称:ロボットカテーテルマニピュレーターアセンブリ、Robotic Catheter Manipulator Assembly)、米国特許出願公開第2009/0247944(2009年10月1日公開、発明の名称:ロボットカテーテル回転可能なデバイスカートリッジ、Robotic Catheter Rotatable Device Cartridge)、米国特許出願公開第2009/0247993(2009年10月1日公開、発明の名称:ロボットカテーテルシステム、Robotic Catheter System)、米国特許出願公開第2009/0248042(2009年10月1日公開、発明の名称:モデルカテーテル入力デバイス、Model Catheter Input Device)、国際公開第WO2009/120982(2009年10月1日公開、発明の名称:ダイナミック・レスポンスとロボットカテーテルシステム、Robotic Catheter System With Dynamic Response)、米国特許出願公開番号2010/0256558(2011年10月7日、発明の名称:ロボットカテーテルシステム、Robotic Catheter System)米国特許出願第12/933,063 (2010年9月16日出願、発明の名称:ロボットカテーテルシステム入力デバイス、Robotic Catheter System Input Device)であり、これらの出願の全開示は、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0057】
本開示の少なくとも5つの実施形態は、ある程度の具体性で記載されているが、当業者は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に種々の変更を行うことができる。すべての方向の参照(例えば、上部、下部、上、下、左、右、左向き、右向き、上部、底部、上、下、垂直、水平、右回り及び反時計)は、読者の本発明についての理解を助けるべく、識別目的で使用されているに過ぎず、特に本開示の位置、方向又は使用に関して制限を与えるものではない。結合に関する参照(例えば、取り付けられる、結合される、接続されるなど)は、広義に解釈されるべきであり、要素の接続部の中間部材や、要素間の相対運動の中間部材を包含している。このように、結合に関する参照は、必ずしも直接的に結合される2つの要素や互いに固定された2つの要素を必ずしも推論するものではない。なお、上記の説明に含まれるまたは添付図面に示されるすべての事項は例示にすぎず、限定するものとして解釈されるべきでないことが意図される。
細部又は構造の変更は、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の精神から逸脱することなく行うことができる。
【0058】
本明細書中に参照により組み込まれると称される、いかなる特許、出版物、もしくはその他の開示マテリアルは全体として又はその一部として組み込まれたマテリアルは、既存の定義、ステートメント、または本明細書おけるその他の開示マテリアルと競合しない範囲においてのみ、参照により本明細書に組み込まれる。また、必要な範囲内において、本明細書に明示的に記載した開示は、本明細書に参照により組み込まれる全てのマテリアルよりも優先される。任意のマテリアル、またはその部分は、参照により本明細書に組み込まれると称されるが、既存の定義、記述、または本明細書に記載の他の開示マテリアルとその組み込まれたマテリアルとの間に衝突が生じない程度に組み入れるものとする。