特許第6353399号(P6353399)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6353399
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】リードフレームの部分粗化方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/50 20060101AFI20180625BHJP
【FI】
   H01L23/50 H
   H01L23/50 A
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-92768(P2015-92768)
(22)【出願日】2015年4月30日
(65)【公開番号】特開2016-213228(P2016-213228A)
(43)【公開日】2016年12月15日
【審査請求日】2017年4月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】504178812
【氏名又は名称】SHプレシジョン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145872
【弁理士】
【氏名又は名称】福岡 昌浩
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 隆一
【審査官】 豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2007/061112(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L23/48
23/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスキングテープの部分粗化処理エリアに対応する位置に3mm角以下の開口部をレーザーを用いて形成する加工工程と、該テープを金属条材の表面に貼り付ける貼り付け工程と、前記テープを貼り付けた金属条材の表面に前記開口部を介して粗化処理を施す粗化処理工程とを有し、
前記加工工程において、マスキングテープのみにカットを行い、セパレーターはカットせず、前記貼り付け工程前でマスキングテープからセパレーターを剥がす際にマスキングテープ屑をセパレーターと一緒に除去するようにした
ことを特徴とするリードフレームの部分粗化処理方法。
【請求項2】
前記粗化処理が化学エッチングであることを特徴とする請求項1に記載のリードフレームの部分粗化処理方法。
【請求項3】
前記レーザーはCOレーザーであることを特徴とする請求項1または2に記載のリードフレームの部分粗化処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トランジスタやICに使用されるリードフレーム材に対する部分粗化方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、半導体用リードフレームのモールド樹脂との密着性確保のための方策として、素材表面を荒らす粗化処理が行われている。この粗化処理は、素材を薬液中に通すことで荒い表面を得るようにしている。
【0003】
トランジスタやICに使用される一般的なリードフレームでは、該リードフレーム上に例えば粗化処理をする場合、必要箇所だけが開口した弾性材製シール材をリードフレーム上へ機械的に押圧させて(例えば特許文献1参照)、粗化処理することが行われている。
【0004】
しかしながら、このような機械的マスキング法は、連続部分粗化、間欠送り部分粗化等に実用されているが、粗化領域の境界の仕上りが悪いのと、装置が高価なことが最大の欠点であり、複雑な打抜形状をもつ条材については適用できないという欠点があった。また、半導体用リードフレームに使用する化学エッチングでの粗化処理では、長時間の化学エッチング液への浸漬により、シール部への化学エッチング液の漏れが生じ、非粗化部分が粗化されてしまうという問題があった。
【0005】
また、リードフレームの部分粗化不要箇所にフォトレジストインクを塗布して(例えば、特許文献2参照)、粗化処理する方式のものがある。
【0006】
このフォトレジスト法は、レジスト液をリードフレーム材の全面に塗布し、ネガフィルムを通して感光させ、不必要なレジスト液を洗浄した後、部分粗化する方法であるが、工程が長く、薬品の使用量も多いことから、ラインコストが非常に高いという欠点がある。
【0007】
また、連続部分粗化方法として、非粗化処理部に連続してマスキングテープを貼り付け(例えば特許文献3参照)、非粗化処理部をマスキングした後、連続部分粗化を行ない、続いて、マスキングテープを剥離し、連続部分粗化条を得ていた。
【0008】
しかしながら、上記マスキングテープを使用した部分粗化法では、粗化範囲は、条材の長手方向に連続した粗化しかできず、複雑な部分粗化を行なうことは困難であった。
【0009】
また、図1に示すように、エッチングもしくはプレス加工により所定の形状を作製し、部分めっき後、粗化処理を行うため、リードフレームの非粗化範囲に対してマスクを行うのが困難なため、図中ハッチングで示すように全面粗化処理を行うのが一般的であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002―83917号公報
【特許文献2】WO2014/148484号公報
【特許文献3】特開2012―028822号公報
【特許文献4】特開昭56−35792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、断続的選択的エリアへも寸法精度が高く且つ微細で複雑な形状部分への粗化処理をも可能にした、部分粗化処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明によるリードフレームの部分粗化処理方法は、マスキングテープの部分粗化処理エリアに対応する位置に3mm角以下の開口部をレーザーを用いて形成する工程と、該テープを金属条材の表面に貼り付ける工程と、前記テープを貼り付けた金属条材の表面に前記開口を介して粗化処理を施す工程とを有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、上記粗化処理は化学エッチングであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明によるリードフレームの部分粗化処理方法は、前記開口部を形成するためマスキングテープをレーザーを用いてカットする工程において、マスキングテープのみにカットを行い、セパレーターはカットせず、テープを金属条材の表面に貼り付ける工程前でマスキングテープからセパレーターを剥がす際にマスキングテープ屑をセパレーターと一緒に除去するようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明によれば、上記レーザーは、COレーザーであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、従来技術では困難であった、断続的選択的エリアへの粗化処理加工を可能とするテープマスキング方式部分粗化処理方法およびマスキングテープの加工方法を提供することができる。
【0017】
また、本発明によれば、レーザー特にCOレーザーを用いたマスキングテープのカット加工により、寸法精度が高く、微細で複雑な形状の部分粗化処理を施したリードフレームを提供することが可能である。
【0018】
さらに、本発明によれば、マスキングテープ加工時にセパレーターを残してテープカット加工を行い、貼り付け時にセパレーターと一緒にカット部のテープを除去するようにしたことにより、微小エリアのマスキングテープ屑を確実に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、従来の粗化処理方法の一例を示す図である。
図2図2は、本願発明の一実施例である、製品形状および粗化処理上り形状を説明する図である。
図3図3は、本願発明の一実施例である、粗化処理方法を説明する図である。
図4図4は、本願発明の一実施例である、テープマスキングによる部分粗化処理方法を説明する工程図である。
図5図5は、COレーザーによるマスキングテープの加工方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を適用した部分粗化処理方法について説明する。なお、本発明は、特に限定がない限り、以下の詳細な説明に限定されるものではない。
【0021】
本発明を適用した部分粗化処理方法の実施の形態について、以下の順序で詳細に説明する。
【0022】
1.マスキングテープの材質、構造及び条材の材質
2.マスキングテープの加工工程
3.めっき工程
4.マスキングテープの貼り付け工程
5.粗化処理工程
6.マスキングテープの剥離工程
7.巻き取り工程
8.打ち抜き工程
本発明に係るリードフレームの製造方法は、具体的には、図4に示すように、マスキングテープの加工工程と、めっき工程と、マスキングテープの貼り付け工程と、粗化処理工程と、マスキングテープの剥離工程と、巻き取り工程と、打ち抜き工程を有する。
【0023】
1.マスキングテープ8の材質、構造及び条材の材質
本発明において使用するマスキングテープ原反の材質は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステル、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムであり、これら支持体に接着剤を塗布してマスキングテープ原反とする。マスキングテープ原反の支持体の厚さは、通常4〜100μmであるものが好ましく、特に10〜30μmの範囲のものが、貼り付け、剥離等のハンドリング性に優れ、特にめっきエリアの形状へのカット加工に優れているので好ましい。
【0024】
マスキングテープ8としては、セパレーター12 (剥離紙)が貼られた構造のものが使用できる。
【0025】
尚、セパレーター12の基材の材質はPET、ポリエステル、ポリプロピレン等のプラスチックフィルムであり、これら基材の片面(剥離面)にシリコン系等の剥離剤で処理したものを使用できる。上記、基材の厚みは、特に限定されないが、取扱い性の点等から25〜100μmのものが好ましい。
【0026】
マスキングテープ8の接着剤は、例えば、特許文献4に記載の合成ゴム系又は合成樹脂系の接着剤が使用でき、また、60〜180℃に加熱して貼り付けることで、接着力が向上する接着剤が使用できる。
【0027】
マスキングテープ8は、帯状条材の幅或いはそれより若干幅の広いマスキングテープ原反を用意する。ここで、若干幅の広いマスキングテープを用いる理由は、帯状条材の側面が粗化処理されるのを防止するため、帯状条材の側面をマスキングテープで覆うためである。
【0028】
また、これらマスキングテープ8を貼付ける金属製の帯状基材の材質を例示すれば、銅条、銅合金条、鉄系条等を挙げることができる。
【0029】
2.マスキングテープ8の加工工程
本マスキングテープ8は、部分粗化処理エリアに対応する位置に開口部を有するものである。この開口部の加工方法としては、マスキングテープを打ち抜き加工、トムソン加工、カッターなどでの切り抜き加工やレーザー加工など、適宜選択することが出来る。しかし、打ち抜き加工では、マスキングテープのみをカットしてセパレーターはカットしないハーフカット加工ができない。また、トムソン加工では、ベースの木板に溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げた鋼の刃物(トムソン刃)を埋め込んだ型を使用するため、寸法精度が悪く、微細な形状にカットすることが出来ない。
【0030】
レーザー加工では、半導体レーザー、YAGレーザー、COレーザーが使用できる。特にCOレーザー光(波長10.6μm)に対して大多数の樹脂は強い吸収帯を有しており、COレーザーを直接照射された樹脂表面には大きな熱損傷が発生する(無着色樹脂でも強い吸収のために熱損傷が発生する)。このため、COレーザーは、樹脂製フィルムの切断には有効である。
【0031】
従って、COレーザーを用いてマスキングテープ8をカットするのが好ましい。COレーザーを用いることにより、寸法精度に優れ、微細な形状にカットすることが出来る。また、COレーザーの出力を調整することにより、マスキングテープ8のみのカットを行い、セパレーターはカットさせないハーフカット加工を行うことができる。
【0032】
図5に示すように、COレーザー加工装置10(図4参照)を用いてハーフカット加工を行ったセパレーター付きマスキングテープ8において、該テープ8を金属条材4の表面に貼り付ける工程前で、マスキングテープ8からセパレーター12を剥がす際にマスキングテープ屑13をセパレーター12と一緒に除去することが出来る。COレーザー加工装置10を用いることにより、トムソン加工等で発生する打ち抜き端面のバリの発生がないため、マスキングテープ屑13をセパレーター12と一緒に除去することが出来る。また、マスキングテープ8の接着剤として、60〜180℃に加熱して貼り付けることにより接着力が向上する接着剤を使用することにより、マスキングテープ8からセパレーター12を剥がす際、接着力が弱いため接着剤とセパレーター12との接着力をセパレーター12側で高めることによりマスキングテープ屑13をセパレーター12と一緒に除去することができる。
【0033】
特に、1辺が3mmより小さい形状を加工すると、カットしたマスキングテープ屑13が飛散して、不必要な部分に付着してしまうが、本発明では、このテープカット加工にCOレーザー加工装置10を用いて、マスキングテープ8をハーフカット加工することにより、セパレーター12を剥がす際に一緒にマスキングテープ屑13を確実に除去することができる。
【0034】
3.めっき工程(図4参照)
金属条材4の広巾面を垂直に維持して長手方向に摺動走行させ、前処理部において脱脂エッチング及び表面処理を行った後、めっき液槽11内に貯溜されているめっき液をポンプによりノズルから前記被めっき面に吐出させながら銀めっき、パラジウムめっきやニッケルめっきを行なうことが出来る。
【0035】
4.マスキングテープの貼り付け工程(図4参照)
金属条材4とマスキングテープ8は、貼り付け工程前に予熱器により60〜180℃に加熱された後、金属条材4とマスキングテープ8を位置決め穴6により位置合わせを行い、金属条材4とマスキングテープ8を条材バックアップロールとマスキングテープ貼付けロールとの間で、40〜200℃に加熱し、狭持押圧せしめることにより条材にマスキングテープを貼り付ける。
【0036】
5.粗化処理工程
リードフレーム母材(金属条材4)の表面に粗化処理装置14を用いて粗化処理を施すことにより粗化処理面を形成し、粗化処理済みのリードフレーム母材を製造する。粗化処理は、リードフレーム母材の表面をエッチングして粗化することのできるエッチング液(以下、「エッチャント」という) を用いて実施する。例えば、金属条材4としての銅条に対しては硫酸系エッチャントを用いることができる。これにより、リードフレーム母材からなる銅条の表面に粗化処理面が形成される。
【0037】
粗化処理後の粗化処理面の表面粗さは、Ra(算術平均粗さ)で、0.25μm以上の粗さが好ましく、また、Rz(最大高さ)で、2.0μm以上の粗さが好ましい。Raで、0.20μm未満では、封止樹脂に対して十分なアンカー効果が得られず、密着性及び信頼性が得られない。
【0038】
同様に、Rz(最大高さ)で、2.0μm未満では、封止樹脂に対して十分なアンカー効果が得られず、密着性及び信頼性が得られない。
【0039】
6.マスキングテープの剥離工程
剥離されるべきマスキングテープ8は、所定の位置においてリードフレーム条材1より剥離され、ガイドロール、剥離テープ巻き込み検出装置等を経て、巻取機により巻き取られる。かくして、図3に示すように、めっき部分2と粗化処理部分3を有するリードフレーム条材1が得られる。
【0040】
7.巻き取り工程
マスキングテープを剥離した後、水洗、乾燥して、完成した部分粗化処理された条材を巻き取る。
【0041】
8.打ち抜き工程(図4参照)
かくして、一旦巻き取られた条材をリードフレームの所定の形状に打ち抜き加工し、曲げ加工し、切断して、洗浄することにより、製品が製造される。
【実施例】
【0042】
以下、本発明を適用した具体的な実施例について説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0043】
条材4として、幅70mm、厚さ0.5mmの銅合金(2ZrOFC)製のものを使用し、ガイド穴用金型9を用いて、条材4にガイド穴5、位置決め穴6(図3参照)の打ち抜きを行った。
【0044】
上記条材4を、広巾面を垂直に維持して長手方向に摺動走行させ、既存の連続部分めっき装置11において、前処理部で脱脂エッチングおよび表面処理を行った後、めっき装置内に貯溜されているめっき液をポンプによりノズルから前記被めっき面に吐出させながら、Agめっきを行なった。
【0045】
上記Agめっき後、水洗、乾燥して、完成したAgめっきされた条材4を巻き取った。
【0046】
マスキングテープ8として、アクリル系の接着剤がコーティングされた幅80mm、厚さ20μmのPET基材を使用した。次いで、セパレーター12として、片面にシリコン系樹脂からなる離形層を有する、幅80mm、厚さ50μmのPET基材を使用した。マスキングテープ原反の接着剤コーティング面にセパレーター12の離形層面側を張り合わせて、セパレーター付きマスキングテープとした。
【0047】
上記セパレーター12付きのマスキングテープ8において、図5に示すように、マスキングテープ8を上側、セパレーター12を下側にセットして、上側からCOレーザー加工装置10(キーエンス株式会社製COレーザーマーカ)を用いてレーザー光を照射し、部分めっきエリアに対応する位置に1.04mm×2.28mm角の開口部を、線幅0.3mmでカットした。この場合、COレーザーの出力を調整することにより、マスキングテープ8のみにカットを行い、セパレーター12はカットしないハーフカット加工を行った。
【0048】
マスキングテープ8を条材4に貼り付ける前に、上記ハーフカット加工を行ったマスキングテープ8から、セパレーター12を後段の巻き取りロールに巻き取りながら剥離を行い、部分粗化処理エリアに対応するマスキングテープ屑13を、セパレーター12と共に除去するようにした。
【0049】
条材4とセパレーター12を除去したマスキングテープ8を各々予熱器にて、120℃で加熱をした後、条材4とマスキングテープ8を位置決め穴6で位置を合わせ、圧着ロール15により、貼り付け圧力3kg/cmで、条材4にマスキングテープ8を貼り付けた。
【0050】
次に、硫酸系エッチャントを用いて、粗化処理面側に粗化処理を施すことにより粗化面を形成した。
【0051】
粗化面の表面粗さは、JISB0601 ‘2001に準じて、接触式表面粗さ測定器を用いて、Ra(算術平均粗さ)と、Rz(最大高さ)を測定した。Ra(算術平均粗さ)は、0.25μm〜0.33μmで、Rz(最大高さ)は、2.1μm〜3.4μmであった。
【0052】
上記部分粗化処理された条材4から、マスキングテープ8を剥離した後、水洗、乾燥して、完成した部分粗化処理された条材を巻き取った。
【0053】
一旦、巻き取られた条材を所定の形状に打ち抜き加工で切断してリードフレームを得た。
【0054】
以上の結果から、マスキングテープ8の部分めっきエリアに対応する位置に3mm角以下の開口部の形状をCOレーザー加工装置10を用いてカットする工程において、マスキングテープ8のみにカットを行い、セパレーター12はカットせず、テープを金属条材4の表面に貼り付ける工程前で、マスキングテープ8からセパレーター12を剥がす際マスキングテープ屑13をセパレーター12と一緒に除去することで、マスキングテープ屑13の除去不良も無く、粗化処理浴中で、条材4とマスキングテープ8の界面への染み込みが無く、寸法精度が高く、微細で複雑な形状部分に粗化処理を施したリードフレーム用条材1を提供することができた。
【0055】
また、従来の連続部分粗化処理装置を利用して部分粗化処理を施したリードフレーム用条材1を提供することができた。
【0056】
さらに、マスキングテープ8の加工時にセパレーター12を残すハーフカット加工を行うことで、剥離時にセパレーター12と一緒にマスキングテープ屑13が巻き取られ、微小エリアのマスキングテープ屑13を確実に除去することが可能となることがわかる。
【符号の説明】
【0057】
1:リードフレーム用条材
2:Agめっき
3:粗化エリア(ハッチング部)
4:リードフレーム母材(金属条材)
5:ガイド穴
6:位置決め穴
7:粗化エリア形状
8:マスキングテープ
9:ガイド穴用金型
10:COレーザー加工装置
11:めっき液槽
12:セパレーター
13:マスキングテープ屑
14:粗化処理装置
15:圧着ロール
図1
図2
図3
図4
図5