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特許6353491ウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6353491
(24)【登録日】2018年6月15日
(45)【発行日】2018年7月4日
(54)【発明の名称】ウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20180625BHJP
【FI】
   G06Q50/00 300
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-143692(P2016-143692)
(22)【出願日】2016年7月21日
(65)【公開番号】特開2018-13993(P2018-13993A)
(43)【公開日】2018年1月25日
【審査請求日】2016年7月21日
(31)【優先権主張番号】PCT/KR2016/007811
(32)【優先日】2016年7月18日
(33)【優先権主張国】WO
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515238426
【氏名又は名称】カン,チャン ゴ
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】カン,チャン ゴ
【審査官】 谷川 智秀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−279124(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/152417(WO,A1)
【文献】 特開2011−070288(JP,A)
【文献】 特開2011−014077(JP,A)
【文献】 特開2013−175145(JP,A)
【文献】 特開2001−236409(JP,A)
【文献】 特開2003−216855(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理サーバーと、前記管理サーバーが参照可能なデータベースと、を備え、
前記管理サーバーは、
被推薦人にウェブサイトを推薦しようとする推薦人の推薦人端末機から複数の前記被推薦人を指定する被推薦人情報を受信すると、前記推薦人と前記複数の被推薦人とを関連付けて前記データベースに格納し、前記複数の被推薦人に対応する複数の被推薦人端末機に推薦のメッセージを送信し、
前記複数の被推薦人端末機のうちの一台の被推薦人端末機から加入拒否を示す応答メッセージを受信すると、前記推薦人端末機に前記加入拒否を示す応答メッセージを通報し、
前記加入拒否を示す応答メッセージを受信した前記推薦人端末機から、前記加入拒否を示す応答メッセージを送信した前記一台の被推薦人端末機に対応する前記被推薦人に前記ウェブサイトを再度推薦するために入力されたコメントを受け付けると、受け付けた前記コメントを含む再推薦のメッセージを前記一台の被推薦人端末機に送信し、
前記推薦のメッセージまたは前記再推薦のメッセージを受信した前記被推薦人端末機から、前記被推薦人が前記ウェブサイトに会員加入することを示す会員加入リクエスト信号を受信すると、前記被推薦人を推薦した推薦人を前記データベースから抽出して、抽出した推薦人にポイントを付与する、
ウェブサイト自動推薦システム。
【請求項2】
前記データベースは、前記推薦人と前記被推薦人とを関連付けた推薦人リスト情報を格納し、
前記管理サーバーは、前記被推薦人端末機に前記推薦人リスト情報を送信し、前記推薦人リスト情報に含まれた前記推薦人が複数の場合、前記被推薦人端末機において選択された特定の推薦人を示す推薦人情報である推薦人選択情報を受信する、
請求項1に記載のウェブサイト自動推薦システム。
【請求項3】
前記管理サーバーは、前記推薦人端末機から被推薦人情報を受信した場合、前記被推薦人の仮想IDを生成し、前記仮想IDを前記推薦人端末機に送信し、前記加入拒否を示す応答メッセージを受信した前記推薦人端末機から前記仮想IDによるログイン操作を受けた場合、当該ログイン操作が行われた前記推薦人端末機に対して前記加入拒否を示す応答メッセージを送信する、
請求項1または2に記載のウェブサイト自動推薦システム。
【請求項4】
前記再推薦のメッセージは、前記推薦人によって直接入力されたコメント情報を含む、
請求項1乃至3の何れか一つに記載のウェブサイト自動推薦システム。
【請求項5】
前記管理サーバーは、
会員加入した前記被推薦人を推薦した前記推薦人が複数いる場合、前記再推薦のメッセージを送信した前記推薦人の順位が高くなるように前記推薦人の順位を決定する推薦順位決定部と、
前記推薦順位決定部が決定した推薦順位に基づいて前記ポイントを付与する推薦人を抽出する推薦人抽出部と、
を含む、
請求項1乃至4の何れか一つに記載のウェブサイト自動推薦システム。
【請求項6】
前記推薦人抽出部は、前記推薦順位決定部が決定した推薦順位において推薦順位が最も高い一人、前もって設定された順位内の人、または登録された全ての人を、前記ポイントを付与する推薦人として抽出する、
請求項5に記載のウェブサイト自動推薦システム。
【請求項7】
推薦人DB及び被推薦人DBを含むデータベースと、管理サーバーとを備え、被推薦人にウェブサイトを推薦しようとする推薦人によって登録された被推薦人端末機に推薦のメッセージを送信するウェブサイト自動推薦システムで前記管理サーバーが実行するウェブサイト自動推薦方法であって
前記推薦人の推薦人端末機から前記被推薦人に関する被推薦人情報を受信して、受信した前記被推薦人情報を、前記推薦人端末機に対応する推薦人情報に関連付けて前記データベースに登録する工程と、
前記被推薦人情報に対応する複数の前記被推薦人端末機に推薦のメッセージを送信する工程と
前記複数の被推薦人端末機のうちの一台の被推薦人端末機から加入拒否を示す応答メッセージを受信すると、前記推薦人端末機に前記加入拒否を示す応答メッセージを通報する工程と
前記加入拒否を示す応答メッセージを受信した前記推薦人端末機から、前記加入拒否を示す応答メッセージを送信した前記一台の被推薦人端末機に対応する前記被推薦人に前記ウェブサイトを再度推薦するために入力されたコメントを受け付けると、受け付けた前記コメントを含む再推薦のメッセージを前記一台の被推薦人端末機に送信する工程と、
前記再推薦のメッセージを受信した被推薦人端末機から、前記被推薦人が前記ウェブサイトに会員加入することを示す会員加入リクエスト信号を受信する工程と、
前記会員加入リクエスト信号を受信すると、前記被推薦人を推薦した推薦人を前記データベースから抽出して、抽出した推薦人にポイントを付与する工程と、
を備える、
ウェブサイト自動推薦方法。
【請求項8】
前記推薦人端末機から前記被推薦人情報を受信した場合、前記被推薦人の仮想IDを生成し、前記仮想IDを前記推薦人端末機に送信する工程と
前記加入拒否を示す応答メッセージを受信した前記推薦人端末機から前記仮想IDによるログイン操作を受けた場合、当該ログイン操作が行われた前記推薦人端末機に対して前記加入拒否を示す応答メッセージを送信する工程と、
をさらに備える、
請求項7に記載のウェブサイト自動推薦方法。
【請求項9】
前記再推薦のメッセージは、前記推薦人によって直接入力されたコメント情報を含む、
請求項7または8に記載のウェブサイト自動推薦方法。
【請求項10】
前記ポイントを付与する工程は、
会員加入した前記被推薦人を推薦した前記推薦人が複数いる場合、前記再推薦のメッセージを送信した前記推薦人の順位が高くなるように前記推薦人の順位を決定する工程と、
前記複数の推薦人のうち、推薦順位が最も高い一人、前もって設定された順位内の人、または登録された全ての人を推薦人として抽出する工程と、
を含む、
請求項7乃至9の何れか一つに記載のウェブサイト自動推薦方法。
【請求項11】
コンピュータに、請求項7から10のいずれか一項に記載の工程を実行させるための、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムに関する。
【0002】
より詳しくは、特定のウェブサイトに加入した会員が友人や知人に直接広告及び推薦のメッセージを送信しなくても友人や知人に自動で推薦のメッセージを送信することができ、推薦を受けた被推薦人が当該ウェブサイトに会員加入時に推薦人IDを入力しなくても推薦人を自動で認識するだけでなく、加入率を大きく高められる、ウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
多数の販売者と購入者の間に商品の電子商取引を提供するオンラインマーケットプレース、各種有料コンテンツを販売するウェブサイト、商品とコンテンツを両方販売するポータルサイト、ビーツービー(B to B:Business to Business)環境を提供するサイトなどは、より多くの商品を販売するために広告をする。
【0004】
そして、購入者がウェブサイトに接続して商品やコンテンツを購買することで発生する収益は、当該ウェブサイトの運営者と販売者が分け合うことになり、購入者にはポイントなどが積立てられる。購入者は、将来当該ウェブサイトの違う商品やコンテンツを購入する際に溜まったポイントを現金のように使うことができる。
【0005】
さらに、既存の購入者や特定分野の専門家または専門業者が経験や専門的知識に基づいて推薦コンテンツ(コラム、記事、商品レビューなど)を作成するか、または友人や知人に推薦のテキストメッセージを送る。このように推薦を受けた人が当該ウェブサイトに会員加入してウェブサイトを利用する場合、そのウェブサイトを運営する事業者が推薦人に所定の報償(Reward)を与えるシステムを介してウェブサイトや会社の広告を行うことが、会員を集めるための方法として利用されてきた。
【0006】
一方、従来のウェブサイト推薦方法は、インターネットのウェブサイトに会員加入して特定のサービスを利用するユーザーが友人や知人に自身が利用するウェブサイトを広告または推薦する目的で携帯電話を用いて通話やテキストメッセージを送り、メッセージを受けた被推薦人が当該ウェブサイトに会員加入する際に、推薦した会員のIDを入力することで推薦人として認識されるかまたは被推薦人に電子メールを送信して当該電子メールに含まれたリンクまたは埋め込まれた(Embeded)リンクを介して特定のウェブサイトに接続または加入する際に推薦人として認識する方法が主に用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2010−0096975号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のウェブサイトで会員が友人や知人に広告または推薦する方法には、自動でそれを行うシステムがなく、推薦をしようとする会員は、広告や推薦のメッセージを送信するのに心理的な負担を感じるので、持続的にメッセージを送信できないという問題点があった。
【0009】
さらに、被推薦人が会員加入する際に、推薦人のIDを入力しないと推薦人として確認されないので、被推薦人が当該ウェブサイトに加入することを嫌ったり、会員加入の手続き自体に不便があった。
【0010】
さらに、被推薦人が推薦人から電子メールを受信して直ちに会員加入すると、電子メールに含まれたリンクまたは埋め込まれたリンクを介して自動で推薦人を認識する方法においても、被推薦人が直ちに会員加入をせずに時間が経って(1日後、10日後、または30日後など)電子メールに含まれたリンクまたは埋め込まれたリンクを通さずに会員加入をすると、推薦人を自動で認識できない問題があった。
【0011】
さらに、推薦人のIDを入力するか電子メールに含まれたリンクまたは埋め込まれたリンクを介して会員加入するときのみに推薦人として認識される不便があり、被推薦人が当該ウェブサイトに会員加入をしない問題が発生し得るので、ウェブサイトの運営者は会員を集めるのが容易ではなかった。
【0012】
従って、友人や知人に広告または推薦をするためにメッセージを送信することに違和感を感じる会員に、代わりに自動で推薦できるように支援するシステムの運営方法が要求されている。
【0013】
また、ウェブサイトを広告または推薦しようとする会員が友人や知人にテキストまたは電子メールを介して広告または推薦をすると、時間が経ってから被推薦人が会員加入する際に推薦人IDを入力しなくてもまたは電子メールに含まれたリンクまたは埋め込まれたリンクを通さなくても、推薦人を自動で認識することができるシステム及び運営方法が要求される。
【0014】
本発明が解決しようとする一つの技術的課題は、従来の技術においての限界と短所によって発生する様々な問題を実質的に補うことができるウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムを提供することである。
【0015】
本発明のもう一つの技術的課題は、推薦活動をしようとする会員が友人や知人などの被推薦人に個別に推薦のメッセージを送信しなくても、自動で被推薦人に推薦のメッセージを送信することができるウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムを提供することである。
【0016】
本発明のさらにもう一つの技術的課題は、被推薦人が推薦されたウェブサイトに会員加入する際に推薦人のIDを入力しなくても推薦人を自動で認識することができるウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムを提供することである。
【0017】
本発明のさらにもう一つの技術的課題は、推薦人によって推薦された被推薦人の加入率を高められるウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムを提供することである。
【0018】
上記以外の本発明の技術的課題及び目的は、以下の実施例に関する記載を通して容易に理解されることであろう。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の実施例においては、被推薦人にウェブサイトを推薦しようとする推薦人によって登録された被推薦人端末機に推薦のメッセージを送信し、被推薦人端末機から加入拒否を示す応答メッセージを受信すると推薦人端末機に加入拒否を示す応答メッセージを通報し、加入拒否を示す応答メッセージを確認した推薦人が被推薦人にウェブサイトを再度推薦しようとすると、被推薦人端末機に再推薦のメッセージを送信し、推薦のメッセージまたは再推薦のメッセージを受信した被推薦人がウェブサイトに会員加入すると、被推薦人を推薦した推薦人を自動で抽出して被推薦人端末機に提供する管理サーバーと、推薦人情報を格納及び管理する推薦人DBと、被推薦人情報を格納及び管理し、被推薦人情報に推薦人情報を関連付けて格納する被推薦人DBとを含むデータベースと、を備える、ウェブサイト自動推薦システムを提供する。
【0020】
本発明の実施例において、管理サーバーは、被推薦人端末機に被推薦人を推薦した推薦人に関する情報である推薦人リスト情報を送信し、推薦人リスト情報に含まれた推薦人が複数の場合、被推薦人端末機から特定の推薦人を選択するための情報である推薦人選択情報を受信する。
【0021】
本発明の実施例において、管理サーバーは、推薦人端末機から被推薦人情報を受信する場合、被推薦人の仮想IDを生成し、仮想IDを推薦人端末機に送信し、被推薦人の加入拒否を通報された推薦人が仮想IDでログインする場合、推薦人が応答メッセージを確認できるようにする。
【0022】
本発明の実施例において、再推薦のメッセージは、推薦人によって直接入力されたコメント情報を含む。
【0023】
本発明の実施例において、管理サーバーは、推薦人による被推薦人の会員加入を管理する会員加入管理部と、データベースを検索して推薦人情報、被推薦人情報、推薦日時、推薦形態のうち少なくとも一つを含む推薦関連情報を収集する推薦情報収集部と、推薦情報収集部が収集した推薦関連情報に基づいて複数の推薦人に対する推薦順位を決定する推薦順位決定部と、推薦順位決定部が決定した推薦順位に基づいて推薦人を抽出する推薦人抽出部と、を含む。
【0024】
本発明の実施例において、推薦人抽出部は、推薦順位決定部が決定した推薦順位に基づいて推薦順位が最も高い一人、前もって設定された順位内の人、または登録された全ての人を推薦人として抽出する。
【0025】
本発明の実施例においては、推薦人DBと被推薦人DBを含むデータベースと、管理サーバーとを備え、被推薦人にウェブサイトを推薦しようとする推薦人によって登録された被推薦人端末機に推薦のメッセージを自動で送信するウェブサイト自動推薦システムで用いるウェブサイト自動推薦方法において、(A)管理サーバーが、推薦人端末機を介して入力された被推薦人情報を受信して非推薦人情報として登録する工程と、(B)管理サーバーが、被推薦人端末機に推薦のメッセージを送信し、被推薦人端末機から加入拒否を示す応答メッセージを受信すると、推薦人端末機に加入拒否を示す応答メッセージを通報し、加入拒否を示す応答メッセージを確認した推薦人が被推薦人を再度推薦しようとすると、被推薦人端末機に再推薦のメッセージを送信する工程と、(C)管理サーバーが、再推薦のメッセージを受信した被推薦人端末機を介して会員加入リクエスト信号を受信する工程と、(D)管理サーバーが、被推薦人DBを検索して被推薦人情報と関連付けて格納された推薦人情報を収集する工程と、(E)管理サーバーが、被推薦人を推薦した推薦人に関する情報である推薦人リスト情報を被推薦人端末機に提供する工程と、(F)管理サーバーが、推薦人リスト情報に含まれた推薦人が複数である場合、被推薦人端末機から特定の推薦人を選択するための情報である推薦人選択情報を受信する工程と、を備える、ウェブサイト自動推薦方法を提供する。
【0026】
本発明の実施例において、(A)工程で、管理サーバーが、推薦人端末機から被推薦人情報を受信する場合、被推薦人の仮想IDを生成し、仮想IDを推薦人端末機に送信し、(B)工程で、管理サーバーが、被推薦人の加入拒否を通報された推薦人が仮想IDでログインする場合、推薦人が応答メッセージを確認できるようにする。
【0027】
本発明の実施例において、再推薦のメッセージは、推薦人によって直接入力されたコメント情報を含む。
【0028】
本発明の実施例において、(E)工程は、(E1)複数の推薦人に対する推薦順位を決定する工程と、(E2)複数の推薦人のうち、推薦順位が最も高い一人、前もって設定された順位内の人、または登録された全ての人を推薦人として抽出する工程と、を含む。
【0029】
本発明の実施例において、ウェブサイト自動推薦方法は、(G)管理サーバーが、推薦人端末機にポイントを提供する工程をさらに備える。
【0030】
本発明の実施例においては、上述のウェブサイト自動推薦方法を実行するためのコードを備えるコンピューターで実行可能なプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0031】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、ウェブサイトの会員が自分のカスタマイズページであるマイページに被推薦人情報を入力した後に自動推薦に同意すると、ウェブサイト自動推薦システムで多数の被推薦人に自動で推薦のメッセージを送信するように構成することで、推薦人が夫々の被推薦人に個別に推薦のメッセージを送信する負担を解消し、違和感なく友人や知人に推薦活動を行えるという効果を奏する。
【0032】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、推薦のメッセージを受信した被推薦人が当該ウェブサイトに会員加入する際に、氏名、携帯電話番号などを入力すると、ウェブサイト自動推薦システムで被推薦人登録状態を確認し、関連付けて格納された推薦人を自動で抽出することで、被推薦人が会員加入時に推薦人のID、氏名などを別途入力する負担を解消することができるという効果を奏する。
【0033】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、ウェブサイト自動推薦システムで被推薦人登録状態を確認し、関連付けて格納された多数の推薦人を自動で抽出して提供し、被推薦人は、個人の意思によって推薦人を自分で選択することができるという効果を奏する。
【0034】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、被推薦人のウェブサイトでの活動内容に基づいて推薦人がウェブサイトの運営者から報償を受けることができるので、推薦活動を積極的に行えるという効果を奏する。
【0035】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、オンライン上で活動する全ての人が互いに個人の活動によって友人や知人にメリットを与える二次的な効果が得られるので、良い人間関係を築くことができるという効果を奏する。
【0036】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、推薦人によって推薦された被推薦人の加入率を大きく高められるウェブサイト自動推薦システム、方法、及び当該方法を実行するためのプログラムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システムのブロック図である。
図2】本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦の工程を説明するためのフローチャートである。
図3】本発明の少なくとも一つの実施例に係る会員のマイページの推薦活動関連部分を表す画面である。
図4】本発明の少なくとも一つの実施例に係る推薦人自動認識工程を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の少なくとも一つの実施例に係る被推薦人端末機に提供される推薦人認識情報画面である。
図6】本発明の少なくとも一つの実施例に係る推薦人自動認識工程を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の少なくとも一つの実施例に係る被推薦人端末機に提供される推薦人認識情報画面である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システム、方法、及びプログラムについて詳しく説明する。
【0039】
図1は、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システムのブロック図である。
【0040】
図1に示すように、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システム(200)は、管理サーバー(210)とデータベース(220)を備える。ウェブサイト自動推薦システム(200)は、推薦人端末機(100)及び被推薦人端末機(300)と有無線ネットワークを介して接続されている。
【0041】
管理サーバー(210)は、ウェブサーバー(不図示)内に備えられ、ウェブサイトを推薦しようとする会員(推薦人)の代わりに被推薦人に広告または推薦のメッセージを送信する。ウェブサーバーは、通常の電子商取引用のウェブサイトを運営して、多数の販売者と多数の購入者の間で商品、サービス、またはコンテンツ(以下、「商品」)の売買が行われるようにする。
【0042】
管理サーバー(210)は、ウェブサイトに加入済みの会員(推薦人)の推薦を受けた被推薦人がウェブサイトに会員として加入する際に、被推薦人を推薦した推薦人を自動で認識し、当該推薦人にポイントを提供するなど、ウェブサイトの推薦に伴う報償を提供する。
【0043】
そのために、管理サーバー(210)は、推薦加入管理部(211)、推薦情報収集部(212)、推薦順位決定部(214)、及び推薦人抽出部(216)を含む。
【0044】
推薦加入管理部(211)は、推薦人による被推薦人の会員加入過程を管理する機能を行う。具体的に、推薦加入管理部(211)は、被推薦人にウェブサイトを推薦しようとする推薦人によって登録された被推薦人端末機(300)に推薦のメッセージを送信し、被推薦人端末機(300)から加入拒否を示す応答メッセージを受信する場合、推薦人端末機(100)に加入拒否を通報し、応答メッセージを確認した推薦人が当該被推薦人を再度推薦する場合、被推薦人端末機(300)に再推薦のメッセージを送信する。
【0045】
例えば、推薦加入管理部(211)は、被推薦人端末機(300)に被推薦人を推薦した推薦人に関する情報である推薦人リスト情報を送信し、推薦人リスト情報に含まれた推薦人が複数である場合、被推薦人端末機(300)から特定推薦人を選択するための情報である推薦人選択情報を受信する機能を行う。
【0046】
例えば、推薦加入管理部(211)は、推薦人端末機(100)から被推薦人情報を受信する場合、被推薦人の仮想IDを生成し、当該仮想IDを推薦人端末機(100)に送信し、被推薦人の加入拒否を通報された推薦人が当該仮想IDでログインする場合、推薦人が上記の応答メッセージを確認することを可能とする。
【0047】
推薦情報収集部(212)は、推薦人DB(224)及び被推薦人DB(226)を検索し、推薦関連情報を収集する。ここで、推薦関連情報は、推薦人情報(氏名、携帯電話番号、電子メールアドレスなど)、被推薦人情報(氏名、携帯電話番号、電子メールアドレスなど)、推薦日時、推薦形態(自動推薦、直接推薦など)を含む。
【0048】
推薦順位決定部(214)は、推薦情報収集部(212)で収集した推薦関連情報に基づいて多数の推薦人に対する推薦人順位を決定する。ここで、推薦人順位は、推薦日時や推薦形態によって決定することができる。例えば、先に推薦した人が後で推薦した人より高い順位を与えられるか、推薦形態によって、コンピューターが自動的に推薦処理を実行する自動推薦よりも、推薦人自身が推薦処理を実行する直接推薦の方が高い順位を与えられるようにする。推薦順位決定部(214)は、最も早く直接推薦をした人に最も高い順位を与えてもよい。
【0049】
推薦人抽出部(216)は、推薦順位決定部(214)によって決定された推薦順位に基づいて推薦人を抽出する。ここで、推薦人抽出部(216)は、推薦順位決定部(214)によって決定された推薦人順位に基づいて、最も順位の高い一人を推薦人として抽出するか、特定の順位(例えば、3位)内の推薦人を全て推薦人として抽出することができる。他には、被推薦人を推薦したすべての人を推薦人として抽出することができる。
【0050】
データベース(220)は、管理サーバー(210)の動作に必要な各種データを格納して管理し、会員DB(222)、推薦人DB(224)、及び被推薦人DB(226)を含む。
【0051】
会員DB(222)は、当該ウェブサイトの会員情報を格納及び管理する。ここで、会員情報は、氏名、会員ID、パスワード、生年月日、固定電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス、推薦活動受諾状態などに関する情報を含む。
【0052】
推薦人DB(224)は、推薦人情報を格納及び管理する。ここで、推薦人情報は、ウェブサイトの会員のうち推薦活動をすることに同意した会員の情報を意味するもので、氏名、携帯電話番号、電子メールアドレスなどに関する情報を含む。
【0053】
被推薦人DB(226)は、被推薦人情報を格納及び管理する。ここで、被推薦人情報は、氏名、携帯電話番号、電子メールアドレスなどに関する情報を含む。さらに、被推薦人情報には、推薦人を識別できる情報、例えば、推薦人の氏名、推薦人の携帯電話番号などを一緒に格納することができる。
【0054】
上記のような構成を有する本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システムを用いたウェブサイト自動推薦工程は次の通りである。以下の説明は、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦方法に適用できる。
【0055】
図2は、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦の工程を説明するためのフローチャートである。
【0056】
図2に示すように、ステップS10で、推薦活動をしようとする会員(推薦人)が推薦人端末機(100)を介してウェブサイトにログインする。
【0057】
ステップS20で、ログインを行ってから推薦人が推薦人端末機(100)を介してインタフェース画面上のマイページ項目をクリックし、これに応答してウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)は、図3に示すような推薦活動関連入力ウィンドウを提供する。
【0058】
図3は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る会員のマイページの推薦活動関連部分を表す画面である。図3に示すように、被推薦人の氏名、携帯電話番号、推薦日を入力する項目、直接または間接推薦項目などが提供される。さらに、推薦を受けた被推薦人の会員加入状態を確認できる項目、電子メール項目、自動推薦同意項目、全体選択項目などが提供される。
【0059】
図2に示すように、ステップS30で、推薦人が推薦人端末機(100)を用いて入力ウィンドウに推薦しようとする友人や知人(被推薦人)の氏名、携帯電話番号、電子メールアドレスなどを入力する。ここで入力される情報が被推薦人情報である。
【0060】
ステップS40で、被推薦人情報がウェブサイト自動推薦システム(200)に送信される。
【0061】
ステップS50で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、被推薦人の仮想IDを生成する。この仮想IDは、会員加入以前の被推薦人を管理するために利用されるだけでなく、推薦人が被推薦人に再推薦のメッセージを送信するのを誘導する機能を有する。
【0062】
ステップS60で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、推薦人情報及び被推薦人情報を格納する。ここで、ウェブサイト自動推薦システム(200)は、推薦人情報を推薦人DB(224)に格納し、被推薦人情報を被推薦人DB(226)に格納する。被推薦人DB(226)には、当該被推薦人を推薦した推薦人の情報が関連付けて格納される。例えば、関連付けて格納される推薦人情報は、推薦人の氏名、携帯電話番号など、推薦人を抽出(認識)できる程度の必要最小限の情報である。
【0063】
ステップS70で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、被推薦人の仮想IDを推薦人端末機(100)に送信する。
【0064】
ステップS80で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、推薦人が指定した被推薦人に推薦のメッセージを送信する。例えば、推薦のメッセージは、被推薦人の携帯電話に送信されたり、被推薦人のメールアドレスに電子メールで送信されたりする。推薦のメッセージには、被推薦人が自分を推薦した推薦人が誰かを認識できるように推薦人の氏名とともに送信することができる。
【0065】
ステップS90で、被推薦人は、被推薦人端末機(300)を介してウェブサイト自動推薦システム(200)から送信された推薦情報を確認する。
【0066】
推薦情報を確認した被推薦人が提供された推薦情報に基づいて会員加入をする場合はステップS210に移動し、会員加入をしない場合はステップS110に移動する。
【0067】
ステップS110で、被推薦人が被推薦人端末機(300)に表示されるインタフェース画面の応答メッセージ入力ウィンドウを介して応答メッセージを入力する。例えば、応答メッセージは、会員加入を拒否する短い理由に関する情報で良い。被推薦人が応答メッセージを入力するような構成は、被推薦人が自身の知人である推薦人から推薦情報を受信した状態であるので、多くの被推薦人が推薦人との関係などを考慮して応答メッセージの入力に応じるという経験に基づいたものである。
【0068】
ステップS120で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が応答メッセージを受信し、ステップS130で、ウェブサイト自動推薦システム(200)がこの応答メッセージを格納する。
【0069】
ステップS140で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、被推薦人の加入拒否意思を推薦人端末機(100)に送信する。
【0070】
ステップS150で、推薦人がステップS70を介して受信して格納中である被推薦人の仮想IDを用いてログインする。
【0071】
ステップS160で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が、推薦人に被推薦人が入力した応答メッセージを提供する。これによって、推薦人は、被推薦人に会員加入を拒否した理由に関する情報を得ることができる。
【0072】
ステップS170で、推薦人が推薦人端末機(100)を介して被推薦人情報を再入力する。この工程で入力される情報には、推薦人が被推薦人に会員加入を説得するコメント情報などが含まれる。
【0073】
ステップS180では、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が被推薦人情報を再受信する。
【0074】
ステップS190では、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が被推薦人端末機(300)に再推薦のメッセージを送信する。この再推薦のメッセージには、例えば、ステップS170で推薦人が直接入力したコメント情報が含まれる。このコメント情報は、推薦人が被推薦人の会員加入を説得するための情報であり、推薦人の直接入力に委ねられているものでも良いし、予め用意されたひな型を編集するものでも良い。このように構成することで、被推薦人の会員加入率を大きく高めることができる。この際、管理サーバー(210)は、ステップS170で被推薦人情報を再入力した推薦人端末機(100)に対して、予め用意された再推薦用のメッセージ候補を送信し、推薦人端末機(100)において選択されたメッセージを含む再推薦のメッセージを送信してもよい。管理サーバー(210)は、推薦人の属性(年齢、性別等)に基づいて、送信するメッセージ候補を決定してもよい。また、管理サーバー(210)は、過去の加入拒否率の履歴に基づいて、推薦人の属性と被推薦人の属性との組み合わせにおける加入拒否率が低くなるメッセージ候補を選択して送信してもよい。このようにすることで、再推薦した結果、被推薦人が加入を決定する確率を高めることができる。
【0075】
ステップS200では、被推薦人が推薦人によって作成されたコメント情報が含まれている再推薦のメッセージを確認する。その後、被推薦人が会員加入を行うとステップS210に移動する。
【0076】
被推薦人が会員加入を行うと、ステップS210で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)が被推薦人に仮想IDを正式のIDとして使うのかを問い合わせる。
【0077】
被推薦人が仮想IDを正式のIDとして使うという意思を表すと、ステップS230で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)がこれをデータベース化する。
【0078】
一方、被推薦人が仮想IDを正式のIDとして使わないという場合は、ステップS220で、被推薦人に別のIDを正式のIDとして発給する。ステップS230で、ウェブサイト自動推薦システム(200)の管理サーバー(210)がこれをデータベース化する。
【0079】
上記のように、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、ウェブサイトの会員がマイページに被推薦人情報を入力してから自動推薦に同意すると、管理サーバーで多数の被推薦人に自動で推薦のメッセージを送信するように構成することで、推薦人が夫々の被推薦人に個別に推薦のメッセージを送信する負担を解消することができる。
【0080】
一方、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システムによれば、推薦人が推薦したウェブサイトに被推薦人が会員加入する場合、被推薦人が推薦人の氏名を直接入力しなくても、推薦人を自動で認識することができる。
【0081】
図4は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る推薦人自動認識工程を説明するためのフローチャートである。図5は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る被推薦人端末機(300)に提供される推薦人認識情報画面であり、推薦人が一人である場合を例として示している。
【0082】
図4に示すように、まず、被推薦人が被推薦人端末機(300)を介してウェブサイトに接続して会員加入の手続きを行うと(ステップS2002)、管理サーバーの推薦情報収集部(212)で被推薦人DBを検索し(ステップS2004)、現在会員加入しようとする人が既存の会員によって推薦を受けた被推薦人であるかを確認する。即ち、当該被推薦人を推薦した推薦人が存在するかを確認する(ステップS2006)。
【0083】
ステップS2006での確認の結果、推薦人が存在しないと、推薦人なしで会員情報を格納し(ステップS2008)、推薦人が存在すると、図5に示すように、推薦人認識情報を被推薦人端末機(300)に提供し、当該推薦人情報を会員情報と共に格納する(ステップS2010)。
【0084】
次に、抽出した推薦人に、推薦に対する報償としてポイントを提供する(ステップS2012)。ここで、ウェブサイト自動推薦システムは、被推薦人のウェブサイトでの活動内容によって当該推薦人に持続的に一定の報償を提供することができる。例えば、ウェブサイト自動推薦システムは、被推薦人が、推薦を受けたウェブサイトで購入した商品の金額が所定の額を超えている期間において、商品の購入金額に応じた報償を推薦人に提供する。
また、推薦人が被推薦人に再推薦のメッセージを送信することによって推薦人が推薦したウェブサイトに被推薦人が会員加入した場合は、1回目の推薦で被推薦人が会員加入した場合よりも、推薦人に多くのポイントを提供してもよい。これにより、推薦人が被推薦人に対して再推薦のメッセージを送信することの意欲を高めることができる。
【0085】
上述のように、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、推薦のメッセージを受信した被推薦人が、当該ウェブサイトに会員加入を行う際に氏名、携帯電話番号などを入力すると、ウェブサイト自動推薦システムで被推薦人登録状態を確認し、関連付けて格納された推薦人を自動で抽出することで、被推薦人が会員加入時に推薦人の氏名、IDなどを別途入力する負担を解消することができる。
【0086】
一方、本発明の少なくとも一つの実施例に係るウェブサイト自動推薦システムによれば、推薦人が複数人存在する場合、ウェブサイト自動推薦システムによって自動で提供される多数の推薦人のうち特定の人を被推薦人が推薦人として選択するか、または推薦人順位に基づいて一人を直接推薦人として、残りの全員を間接推薦人として格納することができる。
【0087】
図6は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る推薦人自動認識工程を説明するためのフローチャートである。図7は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る被推薦人端末機に提供される推薦人認識情報画面である。本実施例では、推薦人が複数人存在する場合を表している。
【0088】
図6に示すように、まず、被推薦人が被推薦人端末機(300)を介してウェブサイトに接続し会員加入手続きを行うと(ステップS3002)、管理サーバーの推薦情報収集部で被推薦人DBを検索し(ステップS3004)、現在会員加入しようとする人が既存の会員の推薦を受けた被推薦人なのかを確認する。即ち、当該人を推薦した推薦人が存在するかを確認する(ステップS3006)。
【0089】
ステップS3006での確認の結果推薦人が存在しなければ、推薦人なしで会員情報を格納し(ステップS3018)、推薦人が存在すれば、推薦人が一人なのかを再び確認する(ステップS3008)。
【0090】
ステップS3008での確認の結果推薦人が一人であれば、当該推薦人を格納し(ステップS3012)、推薦人が複数人であれば、図7に示すように、推薦人選択ウィンドウを被推薦人端末機(300)に提供し(ステップS3010)、被推薦人が推薦人を選択するようにする(ステップS3012)。
【0091】
次に、被推薦人によって選択された人を推薦人として格納し(ステップS3014)、会員情報と一緒に格納する(ステップS3018)。ここで、被推薦人によって選択された一人を、被推薦人に直接的な影響を与えたと考えられる推薦人である直接推薦人として格納し、残りの人を間接推薦人として格納することができる。被推薦人が多数の推薦人のうち特定の推薦人を選択しない場合は、ウェブサイト自動推薦システムで推薦人順位に基づいて特定の推薦人を直接推薦人として抽出して格納し、残りの推薦人を間接推薦人として格納することができる。さらに、特定の推薦人を直接推薦人として抽出しないで、多数の推薦人全員を推薦人として格納することもできる。なお、管理サーバーの推薦情報収集部は、推薦人に対して、直接推薦人として選択されたか、間接推薦人として選択されたかを通知してもよい。
【0092】
次に、抽出した推薦人に対し、推薦に伴う報償としてポイントを提供する(ステップS3016)。ここで、ポイント提供時に直接推薦人と間接推薦人に差を置いてポイントを提供してもよいし、同一にポイントを提供してもよい。
【0093】
上述したように、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、推薦のメッセージを受信した被推薦人が当該ウェブサイトに会員加入する際に、氏名、携帯電話番号などを入力すると、ウェブサイト自動推薦システムで被推薦人登録状態を確認し、格納された多数の推薦人を自動で抽出するので、被推薦人が会員加入する際に推薦人のID、氏名などを別途入力する負担を解消することができる。
【0094】
本発明の少なくとも一つの実施例は、コンピューターで読み取り可能な記録媒体にコンピューターで読み取り可能なコードとして具現することができる。コンピューターで読み取り可能な記録媒体は、データを格納するすべての種類の記録装置を含む。コンピューターで読み取り可能な記録媒体の例として、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピディスク、光データ格納装置などを挙げることができる。さらに、キャリアウェーブ(インターネットを介しての転送)の形態で具現されるものも含む。コンピューターで読み取り可能な記録媒体は、有無線通信ネットワークで接続されたコンピューター装置に分散し、分散方式でコンピューターで読み取り可能なコードが格納し、そして実行することができる。
【0095】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0096】
100:推薦人端末機 200:ウェブサイト自動推薦システム
210:管理サーバー 212:推薦情報収集部
214:推薦順位決定部 216:推薦人抽出部
220:データベース 222:会員DB
224:推薦人DB 226:被推薦人DB
300:被推薦人端末機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7