(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のスクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートホームデバイスの制御方法。
前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のロック・スクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートホームデバイスの制御方法。
更に、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放した後、前記スマートホームデバイスの制御操作インタフェースに入るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートホームデバイスの制御方法。
前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のスクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含むことを特徴とす請求項9に記載のスマートホームデバイスの制御装置。
前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のロック・スクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含むことを特徴とする請求項9に記載のスマートホームデバイスの制御装置。
更に、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放した後、前記スマートホームデバイスの制御操作インタフェースに入るインタフェース切換ユニットを備えることを特徴とする請求項9に記載のスマートホームデバイスの制御装置。
【発明の概要】
【0005】
本発明は従来技術における問題点を解決するためのスマートホームデバイスの制御方法
、装置、電子デバイス
、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【0006】
本発明の実施例の第1の様態によれば、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するための、ユーザのトリガー操作を検出するステップと、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するステップと、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するステップとを含むスマートホームデバイスの制御方法を提供する。
【0007】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のスクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0008】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のロック・スクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0009】
好ましくは、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するステップは、
送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応するプローブ信号を送信するステップと、
対応する応答信号を受信したか否かに基づいて、関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するステップとを含み、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0010】
好ましくは、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するステップは、
プローブ信号を送信するステップと、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の強度が所定の範囲内にあるか否かを判断するステップと、
前記応答信号の強度が所定の範囲内にある場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとするステップとを含む。
【0011】
好ましくは、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するステップは、
送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応するプローブ信号を送信するステップと、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれているか否かに基づいて、前記応答信号の送信側が関連のあるウェアラブルデバイスであるか否かを判断するステップとを含み、
前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれている場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0012】
好ましくは、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するステップは、
今回の制御操作が終了するまで、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するステップを含む。
【0013】
好ましくは、前記方法は、更に、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放した後、前記スマートホームデバイスの制御操作インタフェースに入るステップを含む。
【0014】
本発明の実施例の第2の様態によれば、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するためのユーザのトリガー操作を検出する検出ユニットと、
所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断する判断ユニットと、
判断した結果、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放する開放ユニットとを備えるスマートホームデバイスの制御装置を提供する。
【0015】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のスクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0016】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のロック・スクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0017】
好ましくは、前記判断ユニットは、
送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応するプローブ信号を送信する第1送信サブユニットと、
対応する応答信号を受信したか否かに基づいて、関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断する第1判断サブユニットとを有し、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0018】
好ましくは、前記判断ユニットは、
プローブ信号を送信する第2送信サブユニットと、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の強度が所定の範囲内にあるか否かを判断する第2判断サブユニットとを有し、
前記応答信号の強度が所定の範囲内にある場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0019】
好ましくは、前記判断ユニットは、
送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応するプローブ信号を送信する第3送信サブユニットと、
対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれているか否かに基づいて、前記応答信号の送信側が関連のあるウェアラブルデバイスであるか否かを判断する第3判断サブユニットとを有し、
前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれている場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0020】
好ましくは、前記開放ユニットは、
今回の制御操作が終了する前に、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放する権限開放サブユニットを有する。
【0021】
好ましくは、更に、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放した後、前記スマートホームデバイスの制御操作インタフェースに入るインタフェース切換ユニットを備える。
【0022】
本発明の実施例の第3の態様によれば、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するための、ユーザのトリガー操作を検出し、
所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断し、
所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するように構成される電子デバイスを提供する。
本発明の実施例の第4の態様によれば、プロセッサに実行されることにより、前記スマートホームデバイスの制御方法を実現する記録媒体に記録されたプログラムを提供する。
本発明の実施例の第5の態様によれば、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0023】
本発明の実施例が提供する技術案は下記のような有益な効果を含むことができる。
【0024】
本発明はスマートホームデバイスに対する制御権限を管理することで、スマートホームデバイスの安全性の向上に役立ち、同時に、ウェアラブルデバイスに対する検出を結合することで、デバイスの安全性を確保すると同時に、ユーザの操作を簡略化し、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0025】
また、上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明は単なる例示及び解釈に過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ここで例示的な実施例について詳細に説明を行うが、その例示は図面において示されている。以下の説明が図面に関する場合、特に示さない限り、異なる図面の中の同一の数字は同一又は類似の要素を表す。また、以下の例示的な実施例で説明する実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではなく、これらは特許請求の範囲において詳述した、本発明の一部の態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0029】
図1は一つの例示的な実施例にかかるスマートホームデバイスの制御方法のフローチャートである。
図1に示すように、該方法は端末に使われ、以下のようなステップを含むことができる。
【0030】
ステップ102において、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するための、ユーザのトリガー操作を検出する。
【0031】
本実施例において、ユーザのトリガー操作は端末スクリーンに対するタッチ操作であってもよく、且つ前記タッチ操作のタッチポイントは前記スマートホームデバイスの表示アイコンのトリガー範囲内に位置する。例えば、
図2は端末のロック・スクリーンの模式図であり、仮にユーザが端末においてスマートホームデバイスに対する制御機能を配置した場合、端末のロック・スクリーンにおいて
図2に示される表示アイコンが表示されることができ、ユーザは該表示アイコンに対するタッチ操作を通じて、対応するスマートホームデバイスに対する制御を実現することができる。
【0032】
例えば、
図2に示される三つの表示アイコンはそれぞれ、ユーザにより配置される「スマートスピーカー」、「スマートライト」及び「スマートカム」を制御するために使われる。ユーザが「スマートライト」の表示アイコンをタッチ操作した時、仮に該表示アイコンのトリガー範囲が該アイコンの表示範囲であるとすると、タッチポイントと該表示アイコンとの間に重複区域が発生した場合、ユーザが該表示アイコンをトリガーしたと判定することができる。
【0033】
表示アイコンに対するユーザのトリガー操作を検出した時、従来技術における処理プロセスに基づいて、端末はロック・スクリーンにおいて
図3に示されるパスワード入力インタフェースを表示し、ユーザは予め配置したパスワードを該パスワード入力インタフェースに入力して初めて
図4に示されるスマートホームデバイスの制御インタフェースに移動することができ、スマートホームデバイスに対する制御操作を実現することができる。プロセスにおいて、端末はインタフェースを切換しなければならず、且つユーザは手動でパスワード入力操作を完成しなければならないので、プロセスが複雑になり且つ時間がかかり、ユーザの使用体験に影響するだけでなく、ユーザが緊急なイベントを処理するのに不利である。従って、本発明は下記のステップを通じて、上述された従来技術の問題点を解決する。
【0034】
ステップ104において、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断する。
【0035】
ステップ106において、ステップ104において判断した結果、存在すると判断される場合、即ち所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放する。
【0036】
上述の実施例から分かるように、本発明はスマートホームデバイスに対する制御権限を管理することで、スマートホームデバイスの安全性の向上に役立ち、同時に、ウェアラブルデバイスに対する検出を結合することで、デバイスの安全性を確保すると同時に、ユーザの操作を簡略化し、ユーザの使用体験を向上させることができる。
【0037】
1、応用場面
本発明の実施例において、トリガー操作を実行するユーザに対して、端末は実際該ユーザの身分情報を得ようとする。管理権限を有するユーザである場合は、スマートホームデバイスに対する制御を許し、逆の場合は操作制御要求を拒絶する。ウェアラブルデバイスは、例えばスマートブレスレット、スマートメガネ、スマート指輪等のような、ユーザが身につけるスマートデバイスである。従って、ユーザが端末のスクリーンに表示されるアイコンをトリガーする場合、ユーザ及びこれらのウェアラブルデバイスと端末と距離がとても近く、現在操作制御しているユーザとその他ユーザを区別するために利用することができる。
【0038】
例えば
図5に示すように、仮に端末がスマートフォンであり、ウェアラブルデバイスがユーザの手首につけたスマートブレスレットである場合、ユーザが端末のロック・スクリーン上の表示アイコンを指でタッチ(ここでのタッチ操作は例示に過ぎず、当然ながら例えばスライド操作のようなその他操作形式を採用することもでき、本発明はこれを制限しない)した時、スマートフォンはスマートブレスレットが所定の距離範囲内にあり、且つスマートブレスレットが関連のあるウェアラブルデバイスであることを検出した場合、現在操作制御しているユーザが管理権限を有すると判定して、例えば直接
図4に示される操作制御インタフェースに移動するように、スマートホームデバイスに対する該ユーザの制御権限を開放することができる。
【0039】
2、所定の距離範囲
上記のように、
図5に示される「スマートフォン−−スマートブレスレット」間の協力関係を例にする。
図6に示すように、仮にスマートフォンの中に通信部材1が配置され、スマートブレスレットの中には通信部材2が配置されたとする場合、一つの例示的な実施例として、通信部材1と通信部材2はブルートゥース通信部材であってもよい。スマートフォンはユーザがロック・スクリーン上の表示アイコンに対するトリガー操作を検出した後、通信部材1を通じて外部にプローブ信号を送信し、対応して、スマートフォンは複数の方法でスマートブレスレットのリアルタイム距離を識別することができ、下記において、そのうちの二つの可能な方法を紹介する。
【0040】
1)送信パラメータを配置
通信部材1はプローブ信号を送信するとき、プローブ信号の送信パラメータを配置することで、プローブ信号の送信パラメータが所定の距離範囲に対応されるようにする。例えば、送信パラメータは送信電力(又は送信強度)であってもよく、且つ送信電力(又は送信強度)は所定の距離範囲とは正相関であり、即ち送信電力(又は送信強度)が大きいほど、対応する所定の距離範囲が大きい。
【0041】
スマートブレスレットがスマートフォンの所定の距離範囲内に位置する場合、通信部材2は通信部材1からの送信信号を受信し、且つ対応する応答信号を返信することができる。
【0042】
2)信号強度の感知
通信部材1はプローブ信号を送信した後に、スマートブレスレットが通信部材2を通じて返信した応答信号を受信する。この場合、通信部材1は受信した応答信号の信号強度を測定し、これに基づいてスマートブレスレットとスマートフォンの間のリアルタイム距離を確定する。検出された信号強度とリアルタイム距離の間は逆相関であり、即ち信号強度が大きいほど、対応するリアルタイム距離が小さい。
【0043】
スマートブレスレットがスマートフォンの所定の距離範囲内に位置する場合、通信部材1が通信部材2から送信される応答信号を受信した時、該応答信号の信号強度は所定の範囲内にあることである。
【0044】
当然ながら、上述した1)送信パラメータの配置と2)信号強度の感知の判断方法を結合して、スマートブレスレットとスマートフォンとの間のリアルタイム距離を共同で確定することもでき、ここでは繰り返し説明しない。
【0045】
3、関連のあるウェアラブルデバイス
例示的な実施例として、端末はプローブ信号を送信した後、対応する応答信号を受信したか否かに基づいて、関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断することができ、ここで、対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。ここで、プローブ信号はウェアラブルデバイスの特有の通信プロトコルを採用することができ、非ウェアラブルデバイスをスキャニングすることで引き起こされる誤判別を避ける。
【0046】
他の例示的な実施例として、対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の強度が所定の範囲内にあるか否かを判断し、前記応答信号の強度が所定の範囲内にある場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0047】
他の例示的な実施例として、対応する応答信号を受信した場合、端末は、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれているか否かに基づいて、前記応答信号の送信側が関連のあるウェアラブルデバイスであるか否かを判断することができ、ここで、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれている場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0048】
該実施例において、端末とウェアラブルデバイスの間は予めマッチングする必要があり、且つ端末はマッチングされたウェアラブルデバイスのデバイスIDを記録する。
図5に示される場面を例にすると、スマートフォンの通信部材1はスマートブレスレットが通信部材2を通じて返信した応答メッセージを受信し、且つ該応答メッセージに含まれたデバイスIDがスマートフォンに記録されている場合、両者が事前にマッチング操作を完成したことを表し、対応するユーザに制御権限を開放することができる。デバイスIDを検証することで、更にユーザがマッチングしなかったウェアラブルデバイスを利用して端末について身分詐欺をすることを避けることができ、安全性の向上に役立つ。
【0049】
当然ながら、端末は、「関連のあるウェアラブルデバイス」を識別するために、上述した複数実施例のうちのいずれかを選択、又は複数を組み合わせることができ、ここでは繰り返し説明しない。
【0050】
4、制御権限の開放
一方、制御権限は制御可能な対象に対する制限を含むことができる。例えば、トリガーされた表示アイコンに対応するスマートホームデバイスのみに対する制御権限を開放する。例えば、
図4に示される制御インタフェースにおいて、ユーザが
図2においてトリガーしたのがスマートライトに対応する表示アイコンであるため、
図4に示される制御インタフェース内で、例えば「状態」スイッチの切換、「光度」の調整などのような、スマートライトを制御することができる。しかし、ユーザが
図4の下に示される他のスマートホームデバイスをクリックした場合は、ユーザの身分を再び検証する必要があるため、安全性をより向上させるために役立つ。
【0051】
当然ながら、制御可能な対象に対する制限は必須ではない。例えば、制限がない場合、ユーザは
図4の下の表示アイコンをクリックすることで、対応するスマートホームデバイスの制御インタフェースに切り換え、制御操作を完成することができる。
【0052】
もう一方、制御権限は制御時限に対する制限を含むことができる。例えば、今回の制御操作が終了するまでのみ、スマートホームデバイスに対する制御権限を開放する。ここで、「今回の制御操作が終了」は複数の解釈を有することができ、例えば、ユーザは
図2に示されるトリガー操作を通じて
図4に示される制御インタフェースに入った後、
図4に示される制御インタフェースを出ること、端末のスクリーンがロックされること、表示アイコンがトリガーされてから所定の時間長さに達すること等、のうちのいずれかを採用することができる。
【0053】
当然ながら、ユーザが
図2に示される端末のインタフェースにおいてスマートホームデバイスをトリガーした後、必ずしも
図4に示される制御インタフェースに入るとは限らない。例えば、ユーザが
図2における「スマートライト」をトリガーした後、端末は直接該スマートライトに「スイッチ」の制御コマンドを送信することができる。この場合、ユーザは他の方法で
図4に示される制御インタフェースに入り、他の制御機能を実行することもできる。
【0054】
前述したスマートホームデバイスの制御方法の実施例に対応して、本発明は更にスマートホームデバイスの制御装置の実施例を提供する。
【0055】
図7は一つの例示的な実施例にかかるスマートホームデバイスの制御装置のブロック図である。
図7に示すように、該装置は、検出ユニット71、判断ユニット72及び開放ユニット73を備えることができる。
【0056】
ここで、検出ユニット71は、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するためのユーザのトリガー操作を検出するように配置され、
判断ユニット72は、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否か判断をするように配置され、
開放ユニット73は、判断した結果、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するように配置される。
【0057】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のスクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0058】
好ましくは、前記ユーザのトリガー操作は、ユーザが端末のロック・スクリーンに対するタッチ又はスライド操作であり、前記タッチ又はスライド操作のタッチポイントは、前記スマートホームデバイスに対応するトリガー範囲内のポイントを含む。
【0059】
図8に示すように、
図8は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図であり、該実施例は前述した
図7に示される実施例を基にしており、判断ユニット72は、第1送信サブユニット721及び第1判断サブユニット722を有することができる。
【0060】
ここで、第1送信サブユニット721は、送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応するプローブ信号を送信するように配置され、
第1判断サブユニット722は、対応する応答信号を受信したか否かに基づいて、関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断するように配置され、ここで、対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0061】
図9に示すように、
図9は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図であり、該実施例は前述した
図7に示す実施例を基にしており、判断ユニット72は、第2送信サブユニット723及び第2判断サブユニット724を有することができる。
【0062】
ここで、第2送信サブユニット723は、プローブ信号を送信し、
第2判断サブユニット724は、対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号の強度が所定の範囲内にあるか否かを判断し、ここで、前記応答信号の強度が所定の範囲内にある場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0063】
図10に示すように、
図10は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図であり、該実施例は前述した
図7に示す実施例を基にしており、判断ユニット72は、第3送信サブユニット725及び第3判断サブユニット726を有することができる。
【0064】
第3送信サブユニット725は、送信パラメータが前記所定の距離範囲と対応する、プローブ信号を送信するように配置され、
第3判断サブユニット726は、対応する応答信号を受信した場合、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれているか否かに基づいて、前記応答信号の送信側が関連のあるウェアラブルデバイスであるか否かを判断するように配置され、ここで、前記応答信号に所定のデバイスIDが含まれている場合、前記応答信号の送信側を関連のあるウェアラブルデバイスとする。
【0065】
説明しなければいけないのは、上述した
図10に示される装置実施例における権限開放サブユニット731の構造は前述した
図9の装置実施例に含まれることも可能で、本発明はこれを限定しない。
【0066】
図11に示すように、
図11は一つの例示的な実施例にかかるスマートホームデバイスの制御装置のブロック図であり、該実施例は前述した
図7に示す実施例を基にしており、開放ユニット73は、権限開放サブユニット731を有することができる。
【0067】
ここで、権限開放サブユニット731は、今回の制御操作が終了するまで、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するように配置される。
【0068】
説明しなければいけないのは、上述した
図11に示される装置実施例における権限開放サブユニット731の構造は前述した
図9−10の装置実施例に含まれることも可能で、本発明はこれを限定しない。
【0069】
図12に示すように、
図12は一つの例示的な実施例にかかる他のスマートホームデバイスの制御装置のブロック図であり、該実施例は前述した
図7に示される実施例を基にしており、該装置は、更にインタフェース切換ユニット74を備えることができる。
【0070】
ここで、インタフェース切換ユニット74は、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放した後、前記スマートホームデバイスの制御操作インタフェースに入るように配置される。
【0071】
説明しなければいけないのは、上述した
図12に示される装置実施例におけるインタフェース切換ユニット74の構造は前述した
図8−11の装置実施例に含まれることも可能で、本発明はこれを限定しない。
【0072】
上述した実施例における装置に関しては、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な方法は既に関連のある実施例において詳細な説明を行っており、ここでは繰り返し説明しない。
【0073】
装置実施例において、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する部分は方法の実施例の一部説明を参照すればよい。以上に説明した装置実施例は例示的なものに過ぎず、分離部品として説明されるユニットは物理的に分離できるものであってもなくてもよい。ユニットとして表示される部品は物理的なユニットであってもなくてもよい。即ち、一箇所に位置することが可能で、または複数のネットワークユニットに分布されていてもよい。実際のニーズに基づいて、その中の一部または全部のモジュールを選択して本発明の技術案の目的を実現することができる。当業者は創造的な労働を経ずに、理解し実施することができる。
【0074】
上記に対応して、本発明は更にスマートホームデバイスの制御装置を提供し、プロセッサ、及びプロセッサが実行可能なコマンドを記憶するためのメモリとを備え、前記プロセッサは、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するための、ユーザのトリガー操作を検出し、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断し、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放するように構成される。
【0075】
上記に対応して、本発明は更に端末を提供し、前記端末は、メモリ、及び一つ又は一つ以上のプロセッサに実行されるメモリに記憶されている一つ又は一つ以上のプログラムを含む。前記プログラムは、スマートホームデバイスに対する制御権限を取得するための、ユーザのトリガー操作を検出し、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在するか否かを判断し、所定の距離範囲内に関連のあるウェアラブルデバイスが存在すると判断される場合、前記スマートホームデバイスに対する制御権限を開放する操作を行うためのコマンドを含む。
【0076】
図13は一つの例示的な実施例にかかるスマートホームデバイス制御のための装置1300のブロック図である。例えば、装置1300は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネス設備、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0077】
図13を参照して、装置1300は、プロセス部材1302、メモリ1304、電源部材1306、マルチメディア部材1308、オーディオ部材1310、入出力(I/O)インターフェイス1312、センサ部材1314、及び通信部材1316のような一つ以上の部材を含んでよい。
【0078】
プロセス部材1302は、一般的には装置1300の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連される操作を制御する。プロセス部材1302は、一つ以上のプロセッサ1320を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或いは一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセス部材1302は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセス部材1302と他の部材の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセス部材1302は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディア部材1308とプロセス部材1302の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0079】
メモリ1304は、各種類のデータを記憶することにより装置1300の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1300において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1304は、いずれの種類の揮発性、不揮発性記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、PROM(Programmable ROM)、ROM、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0080】
電源部材1306は、装置1300の多様な部材に電力を供給する。電源部材1306は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1300のための電力の生成、管理及び割り当てに関連される他の部材を含んでもよい。
【0081】
マルチメディア部材1308は、前記装置1300とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或いはスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或いはスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディア部材1308は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置1300が、例えば撮影モード、或いはビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或いは可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0082】
オーディオ部材1310は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオ部材1310は、一つのマイク(MIC)を含み、装置1300が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1304に記憶されたり、通信部材1316を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオ部材1310は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0083】
I/Oインターフェイス1312は、プロセス部材1302と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0084】
センサ部材1314は、装置1300に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサ部材1314は、装置1300のON/OFF状態、装置1300のディスプレイと小さなキーパッドのような部材の相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサ部材1314は、装置1300、或いは装置1300の一つの部材の位置変更、ユーザと装置1300とが接触しているか否か、装置1300の方位、又は加速/減速、装置1300の温度の変化を検出できる。センサ部材1314は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサ部材1314は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCDイメージセンサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサ部材1314は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0085】
通信部材1316は、装置1300と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置1300は、例えばWiFi(登録商標)、2G、3G、或いはこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信部材1316は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連される情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信部材1316は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency Identification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra WideBand)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0086】
例示的な実施例において、装置1300は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0087】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ1304を提供しており、装置1300のプロセッサ1320により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0088】
当業者は明細書を検討し、ここで開示した発明を実践した後、本発明のその他の実施方案を容易に思いつくことができる。本願は本発明の全ての変更、用途又は適応性の変化を含む。これらの変更、用途又は適応性の変化は本発明の一般的な原理に基づいており、本発明に未開示の本技術分野における周知技術又は慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の真の範囲及び主旨は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0089】
本発明は、上記で説明した、また図面において示した寸分違わぬ構成に限定されず、その範囲を逸脱しない前提のもとで種々の変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。本発明の範囲は付された特許請求の範囲によってのみ限定される。