(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
被測定対象物から測定されたアナログの被測定信号をA/D変換してデジタルの測定データとして取り込む入力部と、上記測定データを記憶する記憶部と、上記測定データによる測定波形を画面上に表示する表示部と、上記測定データを所定に処理するとともに、上記記憶部に対する上記測定データの書き込み、読み出しを制御する制御部と、上記制御部に対して波形検索指示を含む所定の指示を与える操作部とを備えている波形記録装置において、
上記制御部は、上記操作部より指示された一定の指定周期で上記測定波形を時系列順に複数の波形データ群に区分し、上記各波形データ群ごとに、上記測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成して上記記憶部に保存し、
上記波形検索時に、上記操作部より基準となる元波形の波形データ群が選択されると、上記元波形のヒストグラムと、他の波形データ群のヒストグラムとを対比して類似度を求め、上記類似度に基づいて所定の波形検索を行い、その結果を上記表示部に表示することを特徴とする波形記録装置。
上記制御部は、上記1波形データ群の測定データを上記記憶部に記憶するごとに、上記測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成することを特徴とする請求項1に記載の波形記録装置。
上記制御部は、測定終了後もしくは測定データが所定数に達した後に、上記記憶部から上記測定データを1波形データ群単位で読み出して、その測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成することを特徴とする請求項1に記載の波形記録装置。
上記制御部は、上記類似度が所定の第1閾値よりも低い上記波形データ群の測定波形を異常波形として上記表示部に表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の波形記録装置。
上記制御部は、隣接する2つの上記波形データ群の類似度同士を対比し、その変化率が所定の第2閾値よりも大きい場合に、その箇所の測定波形を上記表示部に表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の波形記録装置。
【背景技術】
【0002】
波形記録装置は、その基本的な構成として、入力部、記憶部、表示部、制御部および操作部を備え、入力部より被測定対象物から測定されたアナログ信号をA/D変換してデジタルの波形データとして取り込み、操作部にて設定された測定項目について、制御部にて所定の処理を行い、その波形データを逐次表示部に表示しながら、所定の時間軸長ごとに1波形ファイル(1波形データ群)として記憶部に格納する。
【0003】
これによれば、波形ファイル名もしくは番号を指定して、記憶部から所望とする波形データを読み出して表示部に表示することができる。しかしながら、記憶部に格納される波形ファイル数が多くなると、その中から、所望とする波形(類似波形、非類似波形、異常波形等)を読み出すことは容易でない。
【0004】
そこで、特許文献1に記載された発明では、時間方向(横軸方向)と測定値方向(縦軸方向)に検索ゾーン(異常領域)を設定し、この検索ゾーン内にデータがあるかどうかで、例えば異常波形を検索するようにしている。
【0005】
また、特許文献2に記載された発明では、複数の波形ファィルの同じ位置(サンプリング位置)に属する波形データの平均値Xと、標準偏差σとを求め、各位置ごとにそれぞれX±K・σ(Kはユーザーによって設定される任意の係数)なる電圧範囲を設定し、この電圧範囲内における波形データの有無によって、同質もしくは異質の波形データを抽出(検索)するようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された発明を実施するには、あらかじめ検索ゾーンを設定するのに手間がかかるばかりでなく、波形ファィル内に保存されている波形をある程度認識していないと検索精度の高い検索ゾーンを設定することができない。
【0008】
また、特許文献2に記載された発明にしても、各波形ファィルの位置を順次ずらし、その各位置で平均値Xと、標準偏差σとを算出してX±K・σなる電圧範囲を設定するようにしているため、その演算に負担がかかる。
【0009】
そこで、本発明の課題は、検索ゾーンや検索式等を含む検索条件を事前に設定することなく、測定波形同士を対比することにより、波形の異常箇所等を検索できるようにした波形記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は、被測定対象物から測定されたアナログの被測定信号をA/D変換してデジタルの測定データとして取り込む入力部と、上記測定データを記憶する記憶部と、上記測定データによる測定波形を画面上に表示する表示部と、上記測定データを所定に処理するとともに、上記記憶部に対する上記測定データの書き込み、読み出しを制御する制御部と、上記制御部に対して波形検索指示を含む所定の指示を与える操作部とを備えている波形記録装置において、
上記制御部は、上記操作部より指示された一定の指定周期で上記測定波形を時系列順に複数の波形データ群に区分し、上記各波形データ群ごとに、上記測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成して上記記憶部に保存し、上記波形検索時に、上記操作部より基準となる元波形の波形データ群が選択されると、上記元波形のヒストグラムと、他の波形データ群のヒストグラムとを対比して類似度を求め、上記類似度に基づいて所定の波形検索を行い、その結果を上記表示部に表示することを特徴としている。
【0011】
上記制御部にて上記測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成するにあたって、上記1波形データ群の測定データを上記記憶部に記憶するごとに、上記測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成する第1の態様と、測定終了後もしくは測定データが所定数に達した後に、上記記憶部から上記測定データを1波形データ群単位で読み出して、その測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成する第2の態様とがある。
【0012】
上記波形検索の結果として、上記制御部は、上記類似度が所定の第1閾値よりも低い上記波形データ群の測定波形を異常波形として上記表示部に表示する。
【0013】
また、上記波形検索の結果の別の態様として、上記制御部は、隣接する2つの上記波形データ群の類似度同士を対比し、その変化率が所定の第2閾値よりも大きい場合に、その箇所の測定波形を上記表示部に表示する。
【0014】
本発明において、上記操作部より指示される指定周期は、1周期もしくはその整数倍の周期であることが好ましい。
【0015】
また、上記操作部より選択される元波形が、上記測定波形内に存在する正常波形(例えば、交流電圧波形ならば、歪みやヒゲ状の突発現象等がない正弦波形)であることが好ましい。
【0016】
一例として好ましくは、上記類似度は、ヒストグラム交差法に基づき、H
1を元波形データ群のA/D変換値によるヒストグラム値,H
2を他の波形データ群のA/D変換値によるヒストグラム値,iを階調数の変数として成り立つ次式(1)を正規化することにより求めることができる。
【数1】
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、操作部より指示された一定の指定周期で測定波形を時系列順に複数の波形データ群に区分し、その各波形データ群ごとに、測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成して記憶部に保存し、波形検索時に、操作部より基準となる元波形(好ましくは、歪みやヒゲ状の突発現象等がない正常波形)の波形データ群が選択されると、元波形のA/D変換値によるヒストグラムと、他の波形データ群のA/D変換値によるヒストグラムとを対比して類似度を求めるようにしたことにより、事前に検索ゾーンや検索式等を設定することなく、その類似度に基づいて、異常波形や波形変化の大きい箇所等を素早く見つけることができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、
図1ないし
図8を参照して、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0020】
図1に示すように、この実施形態に係る波形記録装置1は、基本的な構成として、入力部2と、操作部3と、制御部4と、記憶部5と、表示部6とを備えている。
【0021】
入力部2は、A/D変換器を有し、図示しない被測定対象物からの被測定信号(アナログの電気信号)をデジタルの測定データ(波形データ)に変換して後段の制御部7に送出する。
【0022】
この実施形態において、入力部2は、複数の入力チャンネルCH1〜CHnを有し、それら各入力チャンネルから入力される被測定信号を、図示しないマルチプレクサにより順次選択し、上記A/D変換器を介してデジタルの測定データとして出力する多チャンネル入力部であるが、入力チャンネルが1つの単チャンネル入力部であってもよい。
【0023】
制御部4には、CPU(中央演算処理ユニット)もしくはマイクロコンピュータ等が用いられてよく、制御部4は、入力部2からの測定データを記憶部5に格納し、また、記憶部5から測定データを読み出して表示部6に送る。
【0024】
この実施形態において、制御部4は、操作部3からの指示に基づいて、測定データを所定に処理して、インピーダンス,電力、実効値等を求める演算機能や判定機能の他に、測定データの圧縮機能、トリガ機能等を備えている。
【0025】
記憶部5は、制御部4の動作プログラム等が格納されるROM(リードオンリーメモリ)5aと、測定データを逐次記憶するストレージメモリ5bと、所定のインターフェイスを介して接続されるHDD,USBメモリ,SDカード等の外部メモリ5cとを備え、操作部3からの指示により、ストレージメモリ5b内の測定データが外部メモリ5cに保存される。
【0026】
操作部3は、キーボードもしくはタッチパネル等からなり、制御部4に対して、各種の演算項目の指示やトリガ条件等の設定のほかに、後述する波形検索の指示を与える。
【0027】
表示部6は、液晶表示パネル等からなる画面を備えている。画面はモノクロ表示、カラー表示のいずれであってもよいが、カラー表示であれば、各入力チャンネルの測定波形を色分けして表示することができる。
【0028】
本発明において、波形記録装置1は、波形検索機能を備えている。そのため、制御部4は、測定データのA/D変換値によりヒストグラム(度数分布図)を作成する。
【0029】
表示部6の画面に、
図2(a)に示すように、正弦波の測定波形(基準波形)W1が表示されている場合を例にして説明すると、ヒストグラムを作成するにあたって、操作部3により、測定波形W1のヒストグラムを作成する範囲が、1周期もしくはその整数倍の周期として指定される。この範囲が1波形データ群であり、以下の説明において波形データ群を波形ファィルと言うことがある。
【0030】
入力部2のA/D変換器で、アナログの被測定信号が16ビットの測定データに変換されるとした場合、測定データ1ポイントのA/D変換値は、0〜65535のうちの一つの値を取る。
【0031】
このままでは、測定データの範囲(階調数)が広すぎることから、この実施形態において、制御部4は、16ビットの測定データを256で除算して、
図2(b)に示すように、測定波形W1について、横軸を256階調,縦軸をA/D変換値のデータ数とするヒストグラムを作成する。
【0032】
なお、測定データが8ビットであれば、上記のような除算を行うことなく、その生データのままヒストグラムが作成されるが、横軸の階調数は任意に選択されてよい。例えば、階調数を128とする場合、測定データが16ビットであれば512で除算し、8ビットであれば2で除算することになる。
【0033】
図3,
図4に、別の測定波形についてのヒストグラム作成例を示す。
図3(a)に示すような歪みとヒゲ状の突発現象を有する異常波形W2の場合、
図3(b)に示すヒストグラムが作成される。また、
図4(a)に示すようなほぼ一定の測定波形W3の場合、
図4(b)に示すヒストグラムが作成される。
【0034】
上記のように、測定波形の指定された1周期もしくはその整数倍の周期を1波形ファィルとしてA/D変換値によるヒストグラムが作成されるが、このヒストグラムは、
図5に示すように、波形ファィル名を記載したヘッダ部および測定値とともに記憶部5の好ましくは外部メモリ5cに保存される。
【0035】
ヒストグラムの作成例について説明すると、例えば1周期のデータサンプリングポイント数が1000であるとして、まず、0〜999番目の測定データにより第1回目の1波形ファイルのヒストグラムが作成され、次に1000〜1999番目の測定データにより第2回目の1波形ファイルのヒストグラムが作成され、以後同様に、1000ポイントずつヒストグラムが作成される。仮に、測定データ数が5000個であるとすれば、5個のヒストグラムが作成されることになる。
【0036】
このようにヒストグラムを作成するにあたっては、ストレージメモリ5bに1波形ファイル分の測定データを記憶させるたびにヒストグラムを作成することが時間的に好ましいが、測定終了後もしくは測定データが所定数に達した後に、ストレージメモリ5bまたは外部メモリ5cから、測定データを1波形ファイル単位で読み出して、その測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成するようにしてもよい。
【0037】
波形検索時において、操作部3より、その検索基準になる元波形のファイル(元波形ファイル)および検索範囲(個別範囲もしくは全範囲等)が指定されると、制御部4は、検索基準として指定された元波形のヒストグラムと、他の波形(「被検索波形」ということがある。)のヒストグラムとを読み出し、次式(1A)により類似度を算出する。
【数2】
【0038】
この実施形態では、ヒストグラム交差法が適用され、上記式(1)中、H
1は元波形データ群(波形ファイル)のヒストグラム値,H
2は対比される被検索波形データ群(波形ファィル)のヒストグラム値,iは階調数の変数で、この例においてi=1〜256(0〜255)である。min(H
1,H
2)は論理積演算を意味しており、ヒストグラム値とは、一つの階調におけるデータ数である。
【0039】
なお、上記式(1A)より求められた類似度を、次式(2)によって正規化することにより、1.000以下の数値が得られ、その値が「1」に近いほど類似度が高く元波形に似た波形、「0」に近づくに連れて類似度が低く元波形とは異なる波形(異常波形、変化率が大きい箇所の波形)と判定することができる。
【数3】
【0040】
ヒストグラム交差法については、例えば、「M.J. Swain and D.H. Ballard : Color Indexing, International Journal of Computer Vision. vol. 7. no. 1. pp.11−32. 1991.」,「岡本一志らの共著に係る(t−normに基づいたヒストグラム交差法の提案と画像検索への応用):日本感性工学会論文誌,Vol.10 No.1 pp. 11−21(2010)」等を参照。
【0041】
次に、
図6に示す実際に測定された測定波形Wを例にして、類似度による波形検索例について説明する。
【0042】
まず、操作部3より、測定波形Wの中から正常と見なされる基準波形(検索基準となる元波形)W1を選択し、波形長として例えばその1周期を指定すると、制御部4は、基準波形(元波形)W1について、その1周期分の測定データのA/D変換値からヒストグラム(
図2(b)参照)を作成し、波形ファィル名をFaとして記憶部5の好ましくは外部メモリ5cに保存する。
【0043】
続いて、制御部4は、測定波形Wの残りの範囲を、基準波形(元波形)W1の1周期を単位波形長として分け、すなわち基準波形の測定ポイント数ずつに分け、その各々について、それらの測定データのA/D変換値からヒストグラムを作成し、波形ファィル名を付けて記憶部5の外部メモリ5cに保存する。
【0044】
このようにしてヒストグラムを作成したのち、制御部4は、基準波形(元波形)W1のヒストグラムと、他の各波形のヒストグラムとをそれぞれ対比し、上記式(1A)を上記式(2)で正規化して、基準波形(元波形)W1に対する他の各波形の類似度を求め、その値を記憶部5の外部メモリ5cに保存する。
【0045】
この作業終了後に、操作部3より異常波形検索(低類似度検索)として、その類似度の閾値が例えば0.4以下に設定されると、制御部4は、その指示にしたがって、基準波形(元波形)W1に対して類似度が0.4以下である波形を表示部6の画面に表示する。その検索結果を
図7に示す。
【0046】
これによると、測定波形Wの中から、類似度が低い波形ファイルとして、Fb,Fc,Fd,Fe,Ffの5波形ファイルが抽出され、この例では、
図7の左から類似度が低い順に、Fe,Fd,Ff,Fb,Fcの各波形が並べられ、このうちのFeの波形がもっとも類似度が低い異常波形として検索され、類似度が低い中でも、Fd,Ff,Fb,Fcの順に類似度が高くなっていることが分かる。
【0047】
次に、別の波形検索例として、
図6に示した測定波形Wの中で、波形の変化率が大である箇所を検索する波形変化箇所検索について説明する。
【0048】
この波形変化率は、測定波形Wの時間軸に沿って隣接する2つの波形ファイルの類似度同士を対比することにより求められる。
【0049】
この波形変化率の閾値は、一例として、変化率のベースを0.01とし、隣接する2つの波形ファイルのうちの時間軸的に前の波形ファイルの類似度をa,その後の波形ファイルの類似度(類似度は何れも基準波形(元波形)に対する類似度)をbとして、
変化率=|(a−b)/0.01|
により求められる。
【0050】
一例として、類似度a,bがともに0.9であれば変化率0、類似度aが0.9で類似度bが0.6(もしくは類似度aが0.6で類似度bが0.9)であれば変化率30となる。したがって、変化率の閾値を30以上に設定すれば、隣接する2つの波形ファイルの間で、類似度の差が0.3以上である箇所を特定することができる。なお、閾値を類似度の変化幅(|a−b|)として設定してもよい。
【0051】
このようにして行われた波形変化箇所検索の検索結果の一例を
図8に示す。これによると、
図6の測定波形Wの中で、波形ファイルFp,Fq間、Fr,Fs間、Ft,Fu間およびFv,Fw間の4箇所で波形が閾値を超えて大きく変化しており、この例では、表示部6の画面に、
図8の左から波形変化率の大きい順に、(Ft,Fu)、(Fv,Fw)、(Fp,Fq)、(Fr,Fs)の各波形が表示されている。
【0052】
なお、この波形変化箇所検索は、隣接する2つの波形ファイル間の類似度の差を見ていることから、検索結果の画面には、一つの波形変化箇所について、一方の波形ファイルの波形と他方の波形ファイルの波形の2波形(すなわち基準波形(元波形)の2周期分の波形)が表示されることが好ましい。
【0053】
また、上記異常波形検索および上記波形変化箇所検索において、検索結果を表示部6の画面に表示する場合、検索された各波形は、表示部6に1画面として表示されることが好ましいが、一度に表示仕切れない場合には、画面を複数に分割して表示する多画面表示もしくは操作部3の図示しない例えばリターンキーを押すごとに表示部6の画面Dに順次表示されるようにしてもよい。
【0054】
A/D変換値のヒストグラムによる波形検索には、上記した異常波形検索、波形変化箇所検索の他に、類似度が高い波形を指定しての基準波形(元波形)に類似する類似波形検索も含まれる。
【0055】
また、検索結果として表示する画面数(抽出画面数)については、操作部3により、例えば類似度下位n画面、波形変化率大上位n画面もしくは類似度上位n画面(nは2以上の整数)のように任意に指定することができる。
【0056】
なお、上記実施形態では、類似度をmin(H
1,H
2)による論理積演算により求めているが、次式(3)のmax(H
1,H
2)による論理和演算が採用されてもよい。
【数4】
【0057】
また、類似度を算出する別の手法として、ファジィ演算の一種であるAND演算やOR演算を代数計算のように求める代数和、代数積の手法を採用することもできる。