(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
本実施形態は、インターネットを介してデジタル形態のコンテンツを提供する技術に関し、より詳細には、コンテンツに進むことのできるプッシュ通知を提供する技術に関する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。
【0018】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、PC(personal computer)、ノート型パンコン、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルコンピュータ、ナビゲーション、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)などがある。一例として、第1電子機器110は、無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信してよい。
【0019】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター−バスネットワーク、ツリーまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0020】
サーバ150、160それぞれは、電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。サーバコンピュータの例としては、サーバコンピュータデバイス、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、一連のサーバコンピュータ、ミニコンピュータ、および/またはメインフレームコンピュータを含んでよいが、これらに限定されることはない。サーバコンピュータは、分散型システムであってもよく、サーバコンピュータの動作は、1つ以上のプロセッサ上で同時に実行されてもよいし、順次に実行されてもよい。
【0021】
本発明に係る一例として、サーバ150は、クライアントである第1電子機器110を対象にウェブトゥーン(WebToon:「WEB」と「cartoon(漫画)」が合わさった造語で、インターネット上で読める漫画を意味する)をはじめとするデジタル形態のコンテンツを提供するコンテンツサービスプラットフォームの役割を担うものである。特に、サーバ150は、コンテンツサービス内でユーザ利用記録を分析し、コンテンツに対して個人化されたプッシュ通知を提供してよい。
【0022】
他の例として、サーバ160は、ネットワーク170を介して接続した第1電子機器110にアプリケーションのインストールのためのファイルを提供してもよい。この場合、第1電子機器110は、サーバ160から提供されたファイルを利用してアプリケーションをインストールしてよい。
【0023】
第1電子機器110は、第1電子機器110が含むオペレーティングシステム(Operating System:OS)および少なくとも1つのプログラム(一例として、ブラウザやインストールされたアプリケーション)の制御にしたがってサーバ150に接続し、サーバ150が提供するサービスやコンテンツの提供を受けてよい。例えば、第1電子機器110がアプリケーションの制御にしたがい、ネットワーク170を介してサービス要求メッセージをサーバ150に送信すると、サーバ150はサービス要求メッセージに対応するコードを第1電子機器110に送信してよく、第1電子機器110はアプリケーションの制御にしたがってコードに基づいた画面を構成して表示することにより、ユーザにコンテンツを提供してよい。
【0024】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、1つの電子機器に対する例として第1電子機器110の内部構成を、1つのサーバに対する例としてサーバ150の内部構成を説明する。他の電子機器120、130、140やサーバ160も、同一または類似の内部構成を有してもよい。
【0025】
第1電子機器110とサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、第1電子機器110にインストールされ駆動するブラウザや上述したアプリケーションなどのためのコード)が格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)を利用してメモリ211、221とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてもよい。
【0026】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0027】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して第1電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、他の電子機器(一例として、電子機器2(120))または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、第1電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に格納されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て第1電子機器110の通信モジュール213を通じて第1電子機器110に受信されてもよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信したサーバ150の制御信号や命令などは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてもよく、コンテンツやファイルなどは、第1電子機器110がさらに含むことのできる格納媒体に格納されてもよい。より具体的な例として、第1電子機器110のプロセッサ212は、メモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器2(120)が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0028】
また、他の実施形態において、第1電子機器110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、第1電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0029】
本明細書において「コンテンツ」とは、ウェブトゥーン、動画、写真、イメージ、音楽、文書などを含むものであって、デジタル方式に基づいて制作されて流通する各種情報またはその内容物を包括したものを意味する。
【0030】
図3は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図であり、
図4は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
図3に示すように、サーバ150のプロセッサ222は、管理部310、選定部320、および通知発送部330を含んでよい。このようなプロセッサ222の構成要素は、
図4の方法が含む段階S410〜S430を実行するようにサーバ150を制御してよく、このような制御のためにメモリ221が含むオペレーティングシステムと少なくとも1つのプログラムのコードを実行するように実現されてよい。
【0031】
段階S410で、管理部310は、コンテンツサービスを利用するユーザを対象にコンテンツに対するユーザ利用記録を管理してよい。コンテンツサービスで提供されるコンテンツは、シリーズのように複数の回次で構成された連続企画物を意味してよい。一例として、管理部310は、ユーザそれぞれに対し、ユーザ利用記録をサーバ150上にデータベース化して格納および維持してよい。他の例として、第1電子機器110上にインストールされた、コンテンツサービスと関連するアプリケーションでコンテンツに対するユーザ利用記録を格納してもよいが、この場合には、管理部310は、第1電子機器110からユーザ利用記録を受信することも可能である。ユーザ利用記録は、ユーザが最近の単位期間(例えば、1週間)内に消費したコンテンツに関する情報、例えば、ユーザが最近消費したコンテンツのリストや最近消費したコンテンツ別の回次情報とジャンル情報(またはカテゴリ情報)、時間情報などを含んでよい。さらに、ユーザ利用記録は、コンテンツの利用に関する設定情報、例えば、コンテンツ利用のための選択言語(またはユーザ地域情報)、選好ジャンル、回避ジャンルなどを含んでもよい。
【0032】
段階S420で、選定部320は、ユーザ利用記録を分析して通知対象コンテンツを選定してよい。通知対象コンテンツは、ユーザそれぞれに対してユーザ利用記録に基づいて選定されてよい。一例として、選定部320は、ユーザ利用記録を分析し、ユーザが消費し続けていたのに消費が中断されたコンテンツをフィルタリングしてよい。選定部320は、ユーザが消費したコンテンツ別の回次情報に基づいて、ユーザが消費したコンテンツの一部をリマインド通知対象として選定してよい。ここで、選定部320は、コンテンツ別にユーザが読んだ回次の数、ユーザが読んでいない回次の数、ユーザが読んだ時間などに基づいて通知対象コンテンツをフィルタリングしてよい。他の例として、選定部320は、ユーザ利用記録を分析し、ユーザの趣向や選択言語に対応するコンテンツ、例えば、ユーザが最近よく見ているジャンルのコンテンツ、ユーザの言語圏で人気が高いジャンルのコンテンツなどをフィルタリングしてもよい。ここで、選定部320は、ユーザの選好ジャンルや回避ジャンル、選択言語別人気ジャンル、地域別人気ジャンルなどに基づいて通知対象コンテンツをフィルタリングしてもよい。すなわち、選定部320は、ユーザが消費したコンテンツ別のジャンル情報およびユーザの言語情報または地域情報のうちの少なくとも1つに基づいて、新たに登録されたコンテンツの一部を新作通知対象として選定してもよい。
【0033】
段階S430で、通知発送部330は、ユーザを対象に通知対象コンテンツに対してプッシュ通知を発送してよい。通知は、コンテンツに直ぐに進むことのできる経路が含まれるメッセージの形態で発送されてよい。一例として、通知発送部330は、ユーザが消費し続けていたのに消費が中断されたコンテンツに対してリマインド通知を提供してよい。ここで、通知発送部330は、通知対象コンテンツに該当するコンテンツがアップデートされた場合、該当のコンテンツに対する通知をユーザに提供してよい。他の例として、通知発送部330は、新たなコンテンツが登録された場合に新作通知をユーザに提供するが、新たなコンテンツのジャンルが通知対象コンテンツに該当するジャンルである場合、該当のコンテンツに対する通知を提供してもよい。さらに、通知発送部330は、通知対象コンテンツにしたがってメッセージ類型を決定し、決定されたメッセージ類型の通知を発送してよい。言い換えれば、通知発送部330は、リマインド通知と新作通知に応じてメッセージ類型を区分してプッシュ通知を発送してよく、例えば、ユーザが最も多く読んだジャンルの新作、ユーザが所定の回数以上読んだジャンルの新作、ユーザの言語圏で人気が高いジャンルの新作などを、それぞれ異なるメッセージ類型のプッシュ通知で提供してよい。
【0034】
以下の具体的な実施形態では、コンテンツの代表的な例としてウェブトゥーンを説明するが、これは1つの例示に過ぎず、これに限定されることはない。
【0035】
図5は、本発明の一実施形態における、リマインド通知のための通知対象コンテンツを選定する方法の一例を示したフローチャートである。
図5のコンテンツ選定方法は、
図4を参照しながら上述した方法の段階S420に該当するものであって、
図3と関連して選定部320によってそれぞれの段階が実行されてもよい。コンテンツ選定方法は、図に示した順に発生しなくてもよく、段階の一部が省略されてもよいし追加の段階がさらに含まれもよい。
【0036】
段階S51で、選定部320は、単位期間を周期として最近ユーザが読んだ設定数のウェブトゥーンをフィルタリングしてよい。一例として、選定部320は、単位期間ごとの特定の時間の間にユーザが最近読んだ設定数のウェブトゥーンをフィルタリングしてよい。例えば、選定部320は、曜日別に一般的なウェブトゥーンのアップデート時間以前の定められた時間の間にユーザが読んだウェブトゥーンのうちの最近順から40件のウェブトゥーンをフィルタリングしてよい。
【0037】
段階S52で、選定部320は、段階S51でフィルタリングされた対象から、ユーザの関心ウェブトゥーンとして設定されたウェブトゥーンとフィルタリング時点とは異なる曜日にアップデートされるウェブトゥーンなどを除外させてよい。言い換えれば、選定部320は、ユーザが関心対象として登録しないまましばらく読み続けたが最近は忘れていたウェブトゥーンを対象とするために、フィルタリング対象から、ユーザが関心対象として登録をしていないウェブトゥーンと該当の単位期間にアップデートされるウェブトゥーンを一次的な通知対象コンテンツとしてフィルタリングしてよい。
【0038】
段階S53で、選定部320は、フィルタリング対象から一部のウェブトゥーンが除外されて残ったウェブトゥーンのうちでユーザが読んだ最も多くの数の回次を含む特定のウェブトゥーンをフィルタリングするが、このとき、特定のウェブトゥーンに対してユーザが読んでいない残りの回次の数を確認してよい。ここで、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンをフィルタリングすると説明しているが、これだけに限定されるものではなく、他のフィルタリング基準を適用してもよく、例えば、ユーザが読んだ特定数(例えば、5つ)以上の回次を含む特定のウェブトゥーンをフィルタリングすることも可能である。
【0039】
段階S54で、選定部320は、段階S53で確認された特定のウェブトゥーンの残りの回次の数が設定数(例えば、1つ)以上であるかを判定してよい。
【0040】
段階S54の判定の結果、特定のウェブトゥーンの残りの回次の数が設定数以上である場合、段階S55で、選定部320は、特定のウェブトゥーンを通知対象コンテンツとして選定してよい。一例として、選定部320は、特定のウェブトゥーンが複数ある場合、すなわち、複数の特定のウェブトゥーンが、ユーザが読んだ回次の数に基づいて同じ優先順位を有する場合、残りの回次の数が最も少ないか設定数以下であるウェブトゥーンを通知対象コンテンツとして選定してよい。他の例として、選定部320は、特定のウェブトゥーンが複数あり、複数の特定のウェブトゥーンの残りの回次の数が同じである場合、ユーザが最近読んだウェブトゥーンを通知対象コンテンツとして選定してもよい。
【0041】
選定部320は、段階S54の判定の結果、特定のウェブトゥーンの残りの回次の数が設定数以上である場合にはリマインドが必要であると判定し、設定数未満である場合には、ユーザが今でも頻繁に読んでいるため特にリマインドは必要でないと判定してよい。
【0042】
したがって、選定部320は、ユーザが最近読んだウェブトゥーンそれぞれに対し、読んだ回次の数、最後に読んだ回次の後に読まずに残っている回次の数、最後に読んだ時間という順にフィルタリングすることによって通知対象コンテンツを選定してよい。選定部320は、段階S55で通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに関する情報を通知発送部330に伝達してよく、これによって通知発送部330は、該当のウェブトゥーンに対するリマインド通知をユーザに発送してよい。
【0043】
さらに、選定部320は、通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに対し、ユーザ反応の有無に応じて以後にリマインド通知をするか否かを決定してもよい。
【0044】
段階S56で、選定部320は、通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに対し、リマインド通知によるユーザ反応を確認してよい。通知発送部330は、リマインド通知を発送した後、ユーザ反応に関連付けられた着手(launch)の有無に関する情報を格納してよい。言い換えれば、ユーザがリマインド通知を通じて該当のウェブトゥーンにアクセスした場合には、このようなユーザ反応が記録されてよく、これを活用して選定部320は、通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに対するユーザ反応の有無を確認してよい。
【0045】
段階S57で、選定部320は、通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに対し、リマインド通知が発送された後にユーザ反応があったか否かを判定してよい。
【0046】
段階S57の判定の結果、通知対象コンテンツとして選定されたウェブトゥーンに対し、リマインド通知が発送されたにも係わらずユーザ反応がない場合には、段階S58で、選定部320は、ユーザに関心がないものと判定し、リマインドが繰り返されないように次の単位期間のフィルタリング対象から該当のウェブトゥーンを除外させてよい。一方、ユーザがリマインド通知を通じて該当のウェブトゥーンにアクセスした場合には、以後の単位期間にもリマインド通知のためのフィルタリング対象に含ませてよい。
【0047】
上述したフィルタリング過程において、ユーザが最近読んだウェブトゥーンを含むウェブトゥーンキュー(queue)に新規ウェブトゥーンが入った場合、ユーザ反応に対する反応チェック値を初期化してもよい。
【0048】
図6〜
図9は、本発明の一実施形態における、通知ケース別の具体的な例を説明するための図である。
【0049】
図6は、チェック時間「月曜日00:00:00」を基準にリマインド通知を発送するか否かを決定する場合の一例を示している。最近読んだ40個の回次を含むウェブトゥーンがA〜Gであると仮定する。フィルタリング対象であるウェブトゥーンA〜Gから、関心ウェブトゥーンとして登録されているウェブトゥーンDとアップデート曜日が「月曜日」ではない他の曜日のウェブトゥーンBを先ずは除外させる。そして、残りのウェブトゥーンA、C、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンAを対象にユーザが読まずに残っている回次の数を確認し、残っている回次がある場合にはウェブトゥーンAを通知対象コンテンツとして選定してよい。
【0050】
図7は、チェック時間「月曜日00:00:00」を基準にリマインド通知を発送するか否かを決定する場合の他の例を示している。最近読んだ40個の回次を含むウェブトゥーンがA〜Gであると仮定する。フィルタリング対象であるウェブトゥーンA〜Gから、アップデート曜日が「月曜日」ではない他の曜日のウェブトゥーンBを先ずは除外させる。そして、残りのウェブトゥーンA、C、D、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンAを対象にユーザが読まずに残っている回次の数を確認し、残っている回次がない場合には該当のウェブトゥーンAを除外させる。再び、残りのウェブトゥーンC、D、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンC、Dそれぞれに対してユーザが読まずに残っている回次の数を確認した後、ウェブトゥーンC、Dのうちで残りの回次の数が最も少ないウェブトゥーンDを通知対象コンテンツとして選定してよい。したがって、複数のウェブトゥーンが、ユーザが読んだ回次の数に基づいて同じ優先順位を有する場合には、読まれていない回次の数が最も少ないウェブトゥーンを通知対象コンテンツとして選定してよい。
【0051】
図8は、チェック時間「月曜日00:00:00」を基準にリマインド通知を発送するか否かを決定する場合のさらに他の例を示している。最近読んだ40個の回次を含むウェブトゥーンがA〜Gであると仮定する。フィルタリング対象であるウェブトゥーンA〜Gから、アップデート曜日が「月曜日」ではない他の曜日のウェブトゥーンBを先ずは除外させる。そして、残りのウェブトゥーンA、C、D、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンAを対象にユーザが読まずに残っている回次の数を確認し、残っている回次がない場合には該当のウェブトゥーンAを除外させる。再び、残りのウェブトゥーンC、D、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンC、Dそれぞれに対してユーザが読まずに残っている回次の数を確認する。このとき、ウェブトゥーンあたりの残っている回次の数が同じである場合には、ウェブトゥーンC、Dのうちでユーザが最後に読んだ時間がより最近であるウェブトゥーンCを通知対象コンテンツとして選定してよい。したがって、複数のウェブトゥーンが、ユーザが読んだ回次の数に基づいて同じ優先順位を有し、読まれていない回次の数が同じである場合には、ユーザが最後に読んだ時間を比較し、最近読まれたウェブトゥーンを通知対象コンテンツとして選定してよい。
【0052】
図9は、一週間が経過した通知ケースであって、チェック時間「+1週 月曜日00:00:00」を基準にリマインド通知を発送するか否かを決定する場合の一例を示している。最近読んだ40個の回次を含むウェブトゥーンがA〜Gであると仮定する。フィルタリング対象であるウェブトゥーンA〜Gから、アップデート曜日が「月曜日」ではない他の曜日のウェブトゥーンBを先ずは除外させる。そして、残りのウェブトゥーンA、C、D、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンAを対象にユーザが読まずに残っている回次の数を確認し、残っている回次がない場合には該当のウェブトゥーンAを除外させる。次に、先週の通知フィードバックを反映し、残りのウェブトゥーンC、D、E、F、Gのうちでリマインド通知を発送したウェブトゥーンCに対してユーザ反応がなかった場合には、該当のウェブトゥーンCを除外させる。再び、残りのウェブトゥーンD、E、F、Gのうち、ユーザが読んだ最も多くの数の回次を含むウェブトゥーンDを対象にユーザが読まずに残っている回次の数を確認し、残っている回次がある場合にはウェブトゥーンDを通知対象コンテンツとして選定してよい。
【0053】
一方、前週にリマインド通知を発送したウェブトゥーンCに対してユーザ反応があった場合、ウェブトゥーンCは次の周期のフィルタリング対象に再び含められ、リマインド通知が発送されたか否かをチェックしてよい。ここで、ユーザ反応に基づいてウェブトゥーンCのユーザが読んだ回次の数が6個になり、前週に最近読んだ40個の回次に含まれるウェブトゥーンA〜Gのうちで最後の読んだ時間が最も古いウェブトゥーンFが、ユーザが最近読んだウェブトゥーンを含むウェブトゥーンキューから除外される。
【0054】
したがって、ユーザが特に関心対象として登録をしていないウェブトゥーンに対してリマインド通知を提供するために、選定部320は、ユーザ利用記録を分析し、ユーザが読み続けていたのにしばらく忘れていたウェブトゥーンをフィルタリングしてよい。
【0055】
図10は、本発明の一実施形態における、新作通知のための通知対象コンテンツを選定する方法の一例を示したフローチャートである。
図10のコンテンツ選定方法は、
図4を参照しながら上述した方法の段階S420に該当するものであって、
図3と関連して選定部320によってそれぞれの段階が実行されてもよい。コンテンツ選定方法は、図に示した順に発生しなくてもよく、段階の一部が省略されてもよいし追加の段階がさらに含まれもよい。
【0056】
従来では、ユーザ全体あるいは新作通知を許可したユーザを対象に新作に対するプッシュ通知を提供していたが、本発明では、ユーザ利用記録を分析して新作プッシュ通知を提供するか否かを決定することができる。
【0057】
段階S101で、選定部320は、新作に対するプッシュ通知を発送するために、新作が登録されたか否かを判定してよい。新作の登録過程において、新作ごとにジャンル情報(またはカテゴリ情報)を含む趣向分類情報を登録する必要がある。
【0058】
所定の単位周期ごとに、あるいは段階S101の判定の結果として新作が登録された場合、新作通知トリガーが発生し、段階S102で、選定部320は、これによってユーザが最近読んだウェブトゥーンが存在するか否かを判定してよい。あるいは、選定部320は、ユーザが最近読んだウェブトゥーンが所定数以上であるかを判定してもよい。ここで、選定部320は、最近読んだウェブトゥーンを含むウェブトゥーンキューにおいて、ユーザが最後に読んだ時間を基準に上位から所定数のウェブトゥーンをフィルタリングしてよい。
【0059】
段階S102の判定の結果、ユーザが最近読んだウェブトゥーンが存在する場合(または、ユーザが最近読んだウェブトゥーンが所定数以上である場合)、段階S103で、選定部320は、ユーザが読んだウェブトゥーンそれぞれの回次の数をジャンル別にカウントしてユーザが最も多く読んだジャンルを確認した後、このジャンルを新作のジャンルと比較して2つのジャンルが同じであるかを判定してよい。
【0060】
段階S103の判定の結果、新作のジャンルとユーザが最も多く読んだジャンルが同じである場合、段階S104で、選定部320は、新作を第1通知対象コンテンツとして選定してよい。言い換えれば、選定部320は、新たに登録されたウェブトゥーンがユーザによって頻繁に読まれるジャンルに該当する場合には、第1通知対象コンテンツである選好ジャンル通知対象として選定してよい。選定部320は、ユーザが事前に登録しておいた選好ジャンルを基準にユーザの選好ジャンルと同じジャンルの新作を選好ジャンル通知対象として選定することも可能である。
【0061】
段階S103の判定の結果、新作のジャンルとユーザが最も多く読んだジャンルが同じではない場合には、段階S105で、選定部320は、ユーザが設定回数(例えば、2回)以上読んだジャンルを確認した後、このジャンルを新作のジャンルと比較して2つのジャンルが同じであるかを判定してよい。
【0062】
段階S105の判定の結果、新作のジャンルとユーザが設定回数以上読んだジャンルが同じである場合には、段階S106で、選定部320は、新作を第2通知対象コンテンツとして選定してよい。言い換えれば、選定部320は、新たに登録されたウェブトゥーンが、ユーザが最も多く読んだジャンルではないが設定回数以上読んだ関心ジャンルである場合には、第2通知対象コンテンツである関心ジャンル通知対象として選定してよい。
【0063】
段階S102の判定の結果、ユーザが最近読んだウェブトゥーンが存在しない場合(または、ユーザが最近読んだウェブトゥーンが所定数未満である場合)、または段階S105の判定の結果、新作のジャンルとユーザが設定回数以上読んだジャンルが同じではない場合には、段階S107で、選定部320は、ユーザが事前に設定しておいた選択言語圏で人気があるジャンルを確認した後、このジャンルを新作のジャンルと比較して2つのジャンルが同じであるかを判定してよい。
【0064】
段階S107の判定の結果、新作のジャンルとユーザの選択言語の人気ジャンルが同じである場合には、段階S108で、選定部320は、新作を第3通知対象コンテンツとして選定してよい。言い換えれば、選定部320は、新たに登録されたウェブトゥーンが、ユーザが最も多く読んだジャンルでもユーザが設定回数以上読んだジャンルでもなく、言語圏別に最も人気のあるジャンルに該当する場合には、第3通知対象コンテンツである人気ジャンル通知対象として選定してよい。
【0065】
選定部320は、第1通知対象コンテンツ〜第3通知対象コンテンツとして選定された新作に関する情報を通知発送部330に伝達してよく、これによって通知発送部330は、該当の新作に対する通知をユーザに発送してよい。ここで、通知発送部330は、通知対象コンテンツのタイプ(選好ジャンル通知対象、関心ジャンル通知対象、人気ジャンル通知対象)にしたがってそれぞれ異なるメッセージ類型のプッシュ通知を提供してよい。
【0066】
さらに、選定部320は、新作通知によるジャンル別のユーザ反応を収集し、以後の新作通知を提供するか否かを決定するために、このようなジャンル別のユーザ反応を活用してもよい。例えば、新作通知が提供されたにも係わらず、ユーザ反応がまったくなかったり、設定レベル以下のようにユーザ反応が低かったりする場合には、ユーザが回避するジャンルとして管理し、以後は新作通知対象から除外させてもよい。
【0067】
図11〜
図12は、本発明の一実施形態における、ジャンル別の回次の数に基づく通知ケースの例を示した図である。
【0068】
図11に示すように、ユーザが最近読んだ20個の回次を含むウェブトゥーンのジャンルが「Fantasy」と「Comedy」であり、「Fantasy」と「Comedy」がそれぞれ10個の回次ずつと同じ数の回次を含む場合、「Fantasy」と「Comedy」に該当する新作に対しては選好ジャンル新作通知を発送してよい。このとき、ユーザの選択言語としてタイ語が設定されており、該当の言語圏で最も人気のあるジャンルが「Thriller」であるとすると、「Thriller」に該当する新作に対しては人気ジャンル新作通知を発送してよい。
【0069】
ユーザが2回以上読んだジャンルを関心ジャンルとして判定すると仮定すると、
図12に示すように、6個の回次ずつとユーザが読んだ最も多くの数の回次を含む「Fantasy」と「Comedy」に該当する新作の場合は選好ジャンル新作通知を発送してよく、「Fantasy」と「Comedy」には該当しないが2回以上読んだ関心ジャンル「Action」と「Drama」に該当する新作の場合は関心ジャンル新作通知を発送してよい。同様に、ユーザの選択言語「タイ語」を利用する言語圏で最も人気のあるジャンル「Thriller」に該当する新作に対しては、人気ジャンル新作通知を発送してよい。
【0070】
図13は、本発明の一実施形態における、通知メッセージ類型の例を示した図である。
【0071】
リマインド通知1301は、ユーザが読み続けていたのにしばらく忘れられていた作品(例えばウェブトゥーン)に対する通知であって、例えば、「愛してやまない{作品名}アップデート!{N}件の新たなストーリーが待っています!」の形態のメッセージテンプレートで作成されてよい。
【0072】
選好ジャンル新作通知1302は、ユーザが最近最も多く読んだジャンルの新作に対する通知であって、例えば、「{ジャンル名}マニアのための新作!{作品名}」の形態のメッセージテンプレートで作成されてよい。
【0073】
関心ジャンル新作通知1303は、ユーザが関心を持っているジャンル(例えば、2回以上読んだジャンル)の新作に対する通知であって、例えば、「{ジャンル名}に関心があるならチェックすべき新作!{作品名}」の形態のメッセージテンプレートで作成されてよい。
【0074】
人気ジャンル新作通知1304は、ユーザの言語圏で人気が高い新作に対する通知であって、例えば、「最近のホットな{ジャンル名}新作!{作品名}」の形態のメッセージテンプレートで作成されてよい。
【0075】
新作通知対象の作品が2件以上の場合、「{ジャンル名}新作、{作品名}他{N}件をお見逃しなく!」の形態のメッセージテンプレートで作成されてよい。
【0076】
上述した通知メッセージは、タイトルと本文の少なくとも一部を示すテキスト型で作成されてもよいし、作品と関連のあるイメージ(サムネイル、代表イメージなど)を共に示すイメージ型で作成されてもよい。
【0077】
図13を参照しながら説明した通知メッセージは、第1電子機器110にインストールされたアプリケーションの制御にしたがって第1電子機器110の画面上に表示されてよく、これによってユーザが通知メッセージを選択した場合、通知メッセージに含まれる経路にしたがって該当の作品の詳細ページに移動してよい。
【0078】
サーバ150は、個人化された通知に対するユーザ設定環境を提供してよく、これを利用したユーザ設定にしたがって通知対象コンテンツに対するプッシュ通知を発送してよい。例えば、
図14に示すように、コンテンツサービスに関する設定画面は、プッシュ通知に対するユーザ設定のための「NOTIFICATIONS」メニュー1400を含んでよく、「NOTIFICATIONS」メニュー1400は、リマインド通知に対するユーザ設定のための「Recent Remind」メニュー1401と新作通知に対するユーザ設定のための「New Releases」メニュー1402を含んでよい。ユーザは「Recent Remind」メニュー1401と「New Releases」メニュー1402を通じて個人化された通知としてリマインド通知と新作通知に対する受信の可否を設定してよい。
【0079】
したがって、本発明では、コンテンツサービス内でユーザがコンテンツを消費した個人履歴を分析してユーザに個人化された通知を提供するものであって、ユーザが読み続けていたのに最近は忘れていたウェブトゥーンに対してリマインド通知を提供することができ、さらにユーザが最近最も多く読んでいるジャンルの新作、ユーザが最近好んでいるジャンルの新作、ユーザの言語圏で人気のあるジャンルの新作などに対して新作通知を提供することができる。
【0080】
本明細書では、クライアント−サーバ環境によって実現されるサーバ150でコンテンツサービス内のユーザ設定にしたがってユーザ利用記録を分析して個人化された通知を提供すると説明しているが、これに限定されることはなく、本発明と関連する特徴が第1電子機器110上にインストールされるアプリケーションの形態によって実現され、第1電子機器110で直接ユーザ利用記録を分析して個人化された通知を提供することも可能である。
【0081】
このように、本発明の実施形態によると、コンテンツに対するユーザ利用記録を分析し、個人化されたプッシュ通知を通じて、ユーザが望むであろうコンテンツを自動で提供することにより、コンテンツに対するユーザのアクセス性を向上させることができ、これによってコンテンツ提供のための必要リソースや処理コストを節減することができる。特に、本発明の実施形態によると、ユーザが既存に利用していたコンテンツのうちでしばらく忘れていたコンテンツに対してリマインド通知を提供し、該当のコンテンツに直ぐに進むことができるようにすることにより、ユーザにコンテンツに対する関心を思い起こさせ、ユーザの流入およびコンテンツの消費を活性化させることができる。さらに、本発明の実施形態によると、新規コンテンツに対してユーザの趣向や選択言語にしたがって自動プッシュ通知を提供することにより、消費の可能性が実際に高いユーザにコンテンツに対する通知を効果的に提供することができる。
【0082】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0083】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置、または伝送される信号波に永久的または一時的に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0084】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0085】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0086】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。