特許6355013IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

実装構造体に関し、特に、弾性表面波(SAW)チップなど、内部に空間(中空部)を有する電子部品を備えた、実装構造体

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1および2の方法では、蓋部と、圧電体上の電極との間に、電極を取り囲むようにリブパターンを設けて、電子部品が製造される。この電子部品は、図6Aに示すように、複数のバンプ230を介して配線基板220に実装される。リブ213内には、導体215が貫通しており、この導体215とバンプ230とにより、電子部品200の電極212と配線基板220とが導通される。 配線基板220に実装された電子部品200は、図6Bに示すように、樹脂封止材240で封止される。封止には、通常、寸法精度の高いトランスファー成型法が用いられる。トランスファー成型では、液状化または軟化した熱硬化性樹脂を含むモールド材が金型に圧入される。 ここで、バンプ230の高さは、通常、50〜60μmであり、液状化または軟化したモールド材は、バンプ230の間を通り抜けて、電子部品200の蓋部214と配線基板220との間にも充填される。このとき、モールド材は、蓋部214を押し上げ、蓋部214は強い圧力を受ける。蓋部214が圧力を受けると、図6Bに示すように、電極212と蓋部214との間の空間216が狭くなる。この状態でモールド材が硬化して、樹脂封止材240が形成されると、SAWチップの作用が妨げられる。なかでも、テレビなどに用いられるSAWチップは、一辺が10mm以上であるため、液状化または軟化したモールド材による圧力の影響をより受けやすい。圧力が大きいと、蓋部214が破損することも懸念される。蓋部214が破損すると、空間216内に液状化または軟化したモールド材が侵入し、空間216を十分に確保することが難しくなる。 また、携帯電話やデジタルカメラをはじめとする各種電子機器の小型化により、SAWチップ自体の薄型化も求められている。そのため、蓋部214の厚みはもとより、空間216の高さも小さくする必要がある。この場合、蓋部214の変形がSAWチップの性能に与える影響は、さらに大きくなる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、トランスファー成型法による封止を行う場合にも、中空部を形成する蓋部の変形が小さく、蓋部と機能領域との間に十分な空間を確保することのできる実装構造体を提供することを目的とする。
【発明の効果】
本発明の実装構造体によれば、第一回路部材に実装されたSAWチップなどの第二回路部材を、トランスファー成型法により封止する場合にも、第二回路部材の蓋部の変形が小さく、蓋部と第二回路部材の機能領域との間に十分な空間を確保することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第二回路部材の具体的な構成の第一実施形態を示す断面図である。

【図2】第一実施形態の第二回路部材を具備する実装構造体の断面図である。

【図3】リブ13で囲まれた領域Aを説明する断面図および平面図である。

【図4A】第二回路部材の第二実施形態を示す断面図および平面図である。

【図4B】第二回路部材の第三実施形態を示す断面図および平面図である。

【図4C】第二回路部材の第四実施形態を示す断面図および平面図である。

【図5】実装構造体の製造方法の一実施形態を示す断面図である。

【図6A】従来の電子部品(第二回路部材)を配線基板(第一回路基板)に実装した状態を模式的に示す断面図である。

【図6B】図6Aにおいて、電子部品(第二回路部材)が樹脂封止材で封止された様子を模式的に示す断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

11:圧電体、12:電極、13:リブ、14:蓋部、14P:シート材料、15(15a、15b):導体、15bp:導体用の空間、16:空間、100:第二回路部材、20:第一回路部材、30:バンプ、30C:導通バンプ、30N:非導通バンプ、30NP:凸部、40:樹脂封止材、40P:モールド材、200:電子部品、211:圧電体、212:電極、213:リブ、214:蓋部、215:導体、216:空間、220:配線基板、230:バンプ、240:樹脂封止材

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