(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように特許文献1,2に記載の技術を用いて、入退場ゲートの開閉と車両の入退場の履歴の取得とを実現する場合、車両の入退場が管理される倉庫等の所定エリアの外部、すなわち、セキュリティが確保されていない領域にも、車両に取り付けられたICタグ等の情報記録媒体から識別情報を読み取る情報読取手段が設置されることとなるため、所定エリアに入退場する車両に取り付けられた情報記録媒体以外から識別情報が読み取られる虞れがあり、その場合、所定エリアへの車両の入退場の履歴を正確に取得できなくなってしまうことになる。
【0008】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、開閉制御される入退場ゲートを有する所定エリアへの車両の入退場の履歴を正確に取得することができる入退場管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、
車両の所定エリアへの入退場を管理する入退場管理システムであって、
前記所定エリアの入退場ゲートを開閉するゲート開閉手段と、
車両に取り付けられ、当該車両を識別可能な車両識別情報が読取可能に書き込まれた情報記録媒体と、
前記所定エリア内にて前記入退場ゲートの近傍に存在する車両を検出する車両検出手段と、
前記車両検出手段によって検出された車両に取り付けられた情報記録媒体から前記車両識別情報を非接触状態にて読み取る情報読取手段と、
前記ゲート開閉手段及び前記情報読取手段の動作を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、
前記所定エリアへの車両の入場時においては、前記入退場ゲートが開放している状態において、前記車両検出手段にて車両が検出された場合、前記情報読取手段に前記車両識別情報の読み取り動作を開始させ、前記情報読取手段にて前記車両識別情報が読み取られたら当該読み取り動作を停止させ、前記車両検出手段にて車両が検出されなくなった場合、前記ゲート開閉手段に前記入退場ゲートを閉鎖させ、
前記所定エリアからの車両の退場時においては、前記入退場ゲートが閉鎖している状態において、前記車両検出手段にて車両が検出された場合、前記情報読取手段に前記車両識別情報の読み取り動作を開始させ、前記情報読取手段にて前記車両識別情報が読み取られたら当該読み取り動作を停止させるとともに、前記ゲート開閉手段に前記入退場ゲートを開放させる。
【0010】
上記のように構成された本発明においては、所定エリアへの車両の入場時においては、入退場ゲートが開放している状態において、所定エリアに車両が入場してきて、所定エリア内の入退場ゲートの近傍にて車両検出手段によって車両が検出された場合、検出された車両に取り付けられた情報記録媒体からの情報読取手段による車両識別情報の読み取り動作が開始され、情報読取手段にて車両識別情報が読み取られたら読み取り動作が停止し、その後、車両検出手段にて車両が検出されなくなった場合、ゲート開閉手段によって入退場ゲートが閉鎖される。これにより、所定エリアに車両が入場した状態で入退場ゲートが閉鎖され、かつ、車両の所定エリアへの入場の履歴が取得されて管理される。そして、所定エリアからの車両の退場時においては、入退場ゲートが閉鎖している状態において、車両が入退場ゲートに近づき、車両検出手段にて車両が検出されると、情報読取手段において車両識別情報の読み取り動作が開始され、情報読取手段にて車両識別情報が読み取られたら読み取り動作が停止するとともに、ゲート開閉手段によって入退場ゲートが開放され、所定エリアから車両が退場していく。これにより、車両の所定エリアからの退場の履歴が取得されて管理される。
【0011】
このように、車両が所定エリアに入場する際も所定エリアから退場する際も、入退場ゲートの近傍において、車両に取り付けられた情報記録媒体から車両の所定エリアへの入退場の履歴を取得するために車両識別情報が読み取られるので、所定エリアに入退場する車両に取り付けられた情報記録媒体以外から識別情報が読み取られる虞れがなくなり、開閉制御される入退場ゲートを有する所定エリアへの車両の入退場の履歴が正確に取得されることになる。
【0012】
また、所定エリアからの車両の退場時において情報読取手段にて読み取られた車両識別情報が、所定エリアへの車両の入場時において情報読取手段にて読み取られた車両識別情報と一致した場合にのみ、入退場ゲートを開放させる構成とすることにより、所定エリアにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、車両が所定エリアに入場する際も所定エリアから退場する際も、入退場ゲートの近傍において、車両に取り付けられた情報記録媒体から車両の所定エリアへの入退場の履歴を取得するために車両識別情報が読み取られる構成としたため、所定エリアに入退場する車両に取り付けられた情報記録媒体以外から識別情報が読み取られる虞れがなくなり、それにより、開閉制御される入退場ゲートを有する所定エリアへの車両の入退場の履歴を正確に取得することができる。
【0014】
また、所定エリアからの車両の退場時において情報読取手段にて読み取られた車両識別情報が、所定エリアへの車両の入場時において情報読取手段にて読み取られた車両識別情報と一致した場合にのみ、入退場ゲートを開放させる構成としたものにおいては、所定エリアにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の入退場管理システムの実施の一形態を示すブロック図である。
図2は、
図1に示したトラック10の外観図である。
【0018】
本形態における入退場管理システムは
図1に示すように、トラック10と、管理/制御装置20と、赤外線センサ31a,31bと、タグリーダ32と、シャッター33とを有している。
【0019】
トラック10は、本願発明における車両となるものであって、
図2に示すように、運転席の側面に情報記録媒体となるICタグ11が取り付けられている。ICタグ11には、ICタグ11を識別可能なタグIDが読取可能に書き込まれており、トラック10に取り付けられるとともに、タグIDとトラック10のナンバープレートの車番等とが対応づけられることにより、タグIDが車両識別情報となってトラック10が識別可能となる。ICタグ10は、プレート状に構成されており、マグネット等によってトラック10に取り付けられることになる。
【0020】
赤外線センサ31a,31bは、近赤外線を照射し、反射や透過による変化量でトラック10を検出するものであって、赤外線センサ31bが、本願発明における車両検出手段となる。
【0021】
タグリーダ32は、本願発明における情報読取手段となるものであって、ICタグ11に書き込まれたタグIDを非接触状態にて読み取る。
【0022】
シャッター33は、本願発明における入退場ゲートとなるものであって、トラック10が入退場するエリアへのトラック10の入退場を制限するものである。
【0023】
管理/制御装置30は、管理用パソコンや制御器が単独あるいはこれらが接続されて構成されており、制御部21と、ゲート開閉部22と、ログ登録部23と、入退場マスター24とを有している。
【0024】
制御部21は、タグリーダ32の動作を制御するとともに、ゲート開閉部22にシャッター33を開放あるいは閉鎖させる。
【0025】
ゲート開閉部22は、制御部21の制御によって、シャッター33を開放あるいは閉鎖する。
【0026】
ログ登録部23は、タグリーダ32にて読み取られたタグIDをその読取時刻とともに入退場ログマスター24に登録する。
【0027】
以下に、上記のように構成された入退場管理システムの動作について説明する。
【0028】
まず、
図1及び
図2に示した入退場管理システムが適用される環境について説明する。
【0029】
図3は、
図1及び
図2に示した入退場管理システムが適用される環境の一例を示す図であり、(a)はトラック10が入退場するエリアの外側における入退場口近傍の環境を示す図、トラック10が入退場するエリアの内側における入退場口近傍の環境を示す図である。
【0030】
図1に示した入退場管理システムが適用される環境としては、例えば、トラック10への荷物の積み下ろしが行われる倉庫が考えられる。そのような倉庫において
図1に示した入退場管理システムが適用される場合、
図3に示すように、倉庫内にて区画されたエリアの入退場口34にシャッター33が設けられ、シャッター33の開閉状態によってトラック10のエリアへの入退場が制限されるとともに、トラック10のエリアへの入退場の履歴が管理される。
【0031】
トラック10が入退場するエリアの外部においては、トラック10がエリアに入退場する入退場口34に開閉可能に設けられたシャッター33の近傍に、赤外線センサ31aが設置されている。赤外線センサ31aは、トラック10が入退場するエリアの外側において、シャッター33の上方から近赤外線を照射し、入退場口34に近づいてきてシャッター33の近傍に存在することとなったトラック10を検出する。
【0032】
トラック10が入退場するエリア内においては、シャッター33の近傍に、赤外線センサ31b及びタグリーダ32が設けられている。これら赤外線センサ31b及びタグリーダ32は、シャッター33の近傍に立てられたポールに上下2つずつ取り付けられている。赤外線センサ31bは、入退場口34を介したトラック10の入退場方向に直交した方向に赤外線を照射し、エリア外から入退場口34を介してエリア内に入場してきてシャッター33の近傍に存在することとなったトラック10を検出し、また、エリア内にて入退場口34に近づいてきてシャッター33の近傍に存在することとなったトラック10を検出する。タグリーダ32は、入退場口34を介してエリアに入退場するトラック10に向かって一定の指向性を有して、ICタグ11からのタグIDの読み取り用の電波を送出し、赤外線センサ31bによって検出されたトラック10に取り付けられたICタグ11からタグIDを読み取る。
【0033】
次に、実際の動作について、入退場口34を介してエリアにトラック10が入場する際と、入退場口34を介してエリアからトラック10が退場する際とに分けて説明する。
【0034】
まず、入退場口34を介してエリアにトラック10が入場する際の動作について説明する。
【0035】
図4は、
図1及び
図2に示した入退場管理システムが
図3に示した環境に適用された場合においてトラック10がエリアに入場する際の動作を説明するためのフローチャートである。
図5は、
図4に示したフローチャートを用いて説明される動作時の入退場口34近傍の状態を示す図である。
【0036】
トラック10が倉庫内の区画されたエリアに入場しようとしてエリアの入退場口34に近づくと、エリア外に設置された赤外線センサ31aから照射された赤外線35aがトラック10にて反射し、その反射光が赤外線センサ31aにて受光されることでトラック10が検出される(ステップ1)。
【0037】
すると、制御部21の制御により、ゲート開閉部22によってシャッター33が開制御され(ステップ2)、
図5(a)に示すようにシャッター33が開放される(ステップ3)。なお、トラック10がエリア内に入場する場合は、赤外線センサ31bを用いずに、トラック10の運転者が所持するICカードを、入退場口34の近傍に設けられたカードリーダ(不図示)に翳してICカードに書き込まれたIDを読み取ることによってシャッター33を開放することや、手動によることも考えられる。
【0038】
シャッター33が開放されてトラック10が入退場口34からエリア内に入場してくると、
図5(b)に示すように、エリア内に設置された赤外線センサ31bから照射された赤外線35bがトラック10にて反射し、その反射光が赤外線センサ31aにて受光されることでトラック10が検出される(ステップ4)。
【0039】
すると、制御部21の制御によって、
図5(c)に示すように、トラック10に取り付けられたICタグ11からタグIDを読み取るための読み取り用電波36がタグリーダ32から送出され、タグIDの読み取り動作が開始する(ステップ5,6)。また、制御部21においては、エリア外に設置された赤外線センサ31aにてトラック10が検出された後、エリア内に設置された赤外線センサ31bにてトラック10が検出されたことにより、トラック10がエリアに入場した旨が認識される。
【0040】
ICタグ11は、上述したようにトラック10の運転席の側面に取り付けられているため、トラック10が入退場口34を介して後ろ向きにエリア内に入場してくると、
図5(d)に示すように、トラック10がエリアにほとんど入場した状態にて、タグリーダ32においてICタグ11からタグIDが読み取られることになる。タグリーダ32にてICタグ11から読み取られたタグIDは、ICタグ11から読み取られた時刻とともに、タグリーダ32から管理/制御装置20に送信される(ステップ7)。
【0041】
タグリーダ32から送信されたタグIDが管理/制御装置20にて受信されると(ステップ8)、制御部21の制御において、タグリーダ32からの読み取り用電波36の送出が停止し、それにより、タグIDの読み取り動作が停止する(ステップ9,10)。
【0042】
また、管理/制御装置20においては、ログ登録部23において、タグリーダ32から送信されてきたタグIDがトラック10の入場履歴として入退場ログマスター24に登録される(ステップ11)。
【0043】
図6は、
図1に示した入退場ログマスター24に登録された入場履歴を示す図である。
【0044】
エリアに入場してきたトラック10に取り付けられたICタグ11から読み取られたタグIDがタグリーダ32から管理/制御装置20に送信されてくると、ログ登録部23によって、
図6に示すように、タグIDが読み取られた時刻が、タグIDと、タグIDが読み取られたエリアと対応づけられて入場時刻として入退場ログマスター24に登録されていく。なお、タグリーダ32は、読み取ったタグIDを管理/制御装置20に送信する際に、タグリーダ32が設置されたエリアを示す情報もタグIDとともに送信しているため、ログ登録部23においては、タグIDが読み取られたエリアを認識することができる。
【0045】
その後、トラック10がエリアに完全に入場し、赤外線センサ31bにてトラック10が検出されなくなると(ステップ12)、制御部21の制御により、ゲート開閉部22によってシャッター33が閉制御され(ステップ13)、
図5(e)に示すようにシャッター33が閉鎖される(ステップ14)。なお、タグリーダ32においてICタグ11からタグIDが読み取られた後にトラック10がエリアから退場して赤外線センサ31bにてトラック10が検出されなくなる場合もあるため、ゲート開閉部22によるシャッター33の閉制御は、赤外線センサ31bにてトラック10が検出されなくなった状態において、赤外線センサ31aにおいてもトラック10が検出されていない状態にて行うことが好ましい。
【0046】
これにより、倉庫内の所定エリアにトラック10が入場した状態でシャッター33が閉鎖され、かつ、トラック10の所定エリアへの入場の履歴が取得されて管理される。
【0047】
次に、トラック10が入退場口34を介して退場する際の動作について説明する。
【0048】
図7は、
図1及び
図2に示した入退場管理システムが
図3に示した環境に適用された場合においてトラック10がエリアから退場する際の動作を説明するためのフローチャートである。
図8は、
図7に示したフローチャートを用いて説明される動作時の入退場口34近傍の状態を示す図である。
【0049】
エリアに入場していたトラック10がエリアから退場するためにシャッター33が閉鎖している入退場口34に近づくと、
図8(a)に示すように、エリア内に設置された赤外線センサ31bから照射された赤外線35bがトラック10にて反射し、反射光が赤外線センサ31bにて受光されることでトラック10が検出される(ステップ21)。
【0050】
すると、制御部21の制御によって、
図8(b)に示すように、トラック10に取り付けられたICタグ11からタグIDを読み取るための読み取り用電波36がタグリーダ32から送出され、タグIDの読み取り動作が開始する(ステップ22,23)。
【0051】
タグリーダ32にてICタグ11からタグIDが読み取られると、読み取られたタグIDは、ICタグ11から読み取られた時刻及びそのタグリーダ32が設置されたエリアを示す情報とともに、タグリーダ32から管理/制御装置20に送信される(ステップ24)。
【0052】
タグリーダ32から送信されたタグIDが管理/制御装置20にて受信されると(ステップ25)、制御部21において、受信したタグIDとそれとともに送信されてきたエリアを示す情報との対応づけが、入退場ログマスター24に登録されたものと一致するかどうかが判断され(ステップ26)、一致する場合は、制御部21の制御において、タグリーダ32からの読み取り用電波36の送出が停止し、それにより、タグIDの読み取り動作が停止し、また、ゲート開閉部22によってシャッター33が開制御され、
図8(c)に示すようにシャッター33が開放される(ステップ27,28)。この際、トラック10に取り付けられたICタグ11からタグIDが読み取られた後にシャッター33が開放することになるため、ICタグ11のトラック10への取り付け位置及びトラック10の退場時の進行方向は、シャッター33とタグリーダ32との距離に応じて、シャッター33が開放していない状態において、タグリーダ32にてICタグ11からタグIDを読み取ることができるものとする必要がある。
【0053】
なお、トラック10がエリア内に入場する場合と同様に、トラック10の運転者が所持するICカードを、入退場口34の近傍に設けられたカードリーダ(不図示)に翳してICカードに書き込まれたIDを読み取ることによってシャッター33を開放することや、手動によってシャッター33を開放することも考えられる。
【0054】
また、管理/制御装置20においては、ログ登録部23において、タグリーダ32から送信されてきたタグIDがトラック10の退場履歴として入退場ログマスター24に登録される(ステップ29)。
【0055】
図9は、
図1に示した入退場ログマスター24に登録された入退場履歴を示す図である。
【0056】
エリアから退場するトラック10に取り付けられたICタグ11から読み取られたタグIDがタグリーダ32から管理/制御装置20に送信されてくると、ログ登録部23によって、
図9に示すように、タグIDが読み取られた時刻が、タグIDと、タグIDが読み取られたエリアと対応づけて退場時刻として入退場ログマスター24に登録されていく。
【0057】
一方、制御部21において、タグリーダ32から受信したタグIDとそれとともに送信されてきたエリアを示す情報との対応づけが、入退場ログマスター24に登録されたものと一致しない場合は、アラームが出力される等してシャッター33は開放されない(ステップ30)。
【0058】
シャッター33が開放された入退場口34からトラック10が退場していくと、エリア外に設置された赤外線センサ31aにてトラック10が検出される(ステップ31)。
【0059】
すると、制御部21において、赤外線センサ31aにてトラック10が検出されなくなるまで待機状態となる(ステップ32)。また、制御部21においては、エリア内に設置された赤外線センサ31bにてトラック10が検出された後、エリア外に設置された赤外線センサ31aにてトラック10が検出されたことにより、トラック10がエリアから退場した旨が認識される。
【0060】
その後、トラック10がエリアから退場して入退場口34から遠ざかり、赤外線センサ31aにてトラック10が検出されなくなると(ステップ33)、制御部21の制御により、ゲート開閉部22によってシャッター33が閉制御され(ステップ34)、
図8(d)に示すようにシャッター33が閉鎖される(ステップ35)。なお、赤外線センサ31aにてトラック10が検出された後にトラック10がエリアに再入場して赤外線センサ31aにてトラック10が検出されなくなる場合もあるため、ゲート開閉部22によるシャッター33の閉制御は、赤外線センサ31aにてトラック10が検出されなくなった状態において、赤外線センサ31bにおいてもトラック10が検出されていない状態にて行うことが好ましい。
【0061】
これにより、倉庫内の所定エリアからトラック10が退場した状態でシャッター33が閉鎖され、かつ、トラック10の所定エリアからの退場の履歴が取得されて管理される。
【0062】
このように、トラック10が所定エリアに入場する際も所定エリアから退場する際も、所定エリア内に設けられたタグリーダ32において、トラック10に取り付けられたICタグ11からトラック10の所定エリアへの入退場の履歴を取得するためにタグIDが読み取られるので、所定エリアに入退場するトラック10に取り付けられたICタグ11以外からタグID等の識別情報が読み取られる虞れがなくなり、開閉制御されるシャッター33を有する所定エリアへのトラック10の入退場の履歴を正確に取得することができる。
【0063】
なお、本形態においては、エリアからのトラック10の退場時において、タグリーダ32にてICタグ11から読み取られたタグIDとそのタグリーダ32が設置されたエリアを示す情報との対応づけが、入退場ログマスター24に登録されたものと一致するかどうかが判断され、一致する場合にシャッター33が開放されるものを例に挙げて説明したが、タグリーダ32にてICタグ11から読み取られたタグIDのみについて、入退場ログマスター24に登録されたものと一致しているかどうかを判断してもよく、また、このような認証を行わずに、赤外線センサ31bにてトラック10が検出された場合にシャッター33を開放してもよい。ただし、少なくとも、タグIDを用いて認証を行った方が、所定エリアにおけるセキュリティ性を向上させることができる。
【0064】
また、上述した実施の形態においては、本発明の車両検出手段として赤外線センサ31bを用いたものを例に挙げて説明したが、車両検出手段としてはこれに限らず、超音波センサや光電センサ等を用いてもよい。また、同様に、赤外線センサ31aの代わりに超音波センサや光電センサ等を用いてもよい。また、赤外線センサ31aは、エリア外にてシャッター44の近傍に存在するフォークリフト20を検出するものであれば、設置場所はシャッター44の近傍に限らず、また、赤外線センサ31bは、エリア内にてシャッター44の近傍に存在するフォークリフト20を検出するものであれば、設置場所はシャッター44の近傍に限らない。
【0065】
さらに、タグリーダ32においても、赤外線センサ31bにて検出されたフォークリフト20に取り付けられたICタグ11からタグIDを読み取るものであれば、設置場所はシャッター44の近傍に限らない。