特許第6355748号(P6355748)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャオミ・インコーポレイテッドの特許一覧

特許6355748アラーム設定方法およびアラーム設定装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6355748
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】アラーム設定方法およびアラーム設定装置
(51)【国際特許分類】
   G04G 13/02 20060101AFI20180702BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
   G04G13/02 A
   H04M1/00 R
【請求項の数】15
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2016-554714(P2016-554714)
(86)(22)【出願日】2016年5月19日
(65)【公表番号】特表2018-501461(P2018-501461A)
(43)【公表日】2018年1月18日
(86)【国際出願番号】CN2016082681
(87)【国際公開番号】WO2017088371
(87)【国際公開日】20170601
【審査請求日】2016年8月30日
(31)【優先権主張番号】201510836957.4
(32)【優先日】2015年11月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】240000327
【弁護士】
【氏名又は名称】弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ リ
(72)【発明者】
【氏名】ジア ウェイグアン
(72)【発明者】
【氏名】レン ティエン
(72)【発明者】
【氏名】ホウ エンシン
【審査官】 藤田 憲二
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−161965(JP,A)
【文献】 特開平06−332571(JP,A)
【文献】 特開昭57−033385(JP,A)
【文献】 特開平10−078490(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0242945(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04G 13/02,15/00
H04M 1/00
G06F 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末がホーム機器の目標スマートシーンを取得するステップと、
前記端末は前記目標スマートシーンから、トリガ時刻を取得するステップと、
前記端末は前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップと、を含み、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示するために用いられ、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
複数の履歴時刻を取得するステップと、
前記複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定するステップと、を含み、
前記履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含むことを特徴とするアラーム設定方法。
【請求項2】
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記端末が前記アラーム時刻の設定属性を取得するステップと、
前記端末が、前記設定属性および前記トリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するステップと、を含み、
前記設定属性は、前記設定されるアラーム時刻と前記トリガ時刻との時系列関係を示すことを特徴とする請求項1に記載のアラーム設定方法。
【請求項3】
前記設定属性および前記トリガ時刻に基づいて、前記所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するステップは、
前記端末が、前記設定属性が第1属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも前であって、前記トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、
前記端末が、前記設定属性が第2属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも後であって、前記トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、
前記端末が、前記設定属性が第3属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のアラーム設定方法。
【請求項4】
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記端末が、前記トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示するステップと、
前記端末が、所定のインターフェースにより、前記アラーム設定インターフェースで検出された時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のアラーム設定方法。
【請求項5】
前記複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定するステップは、
前記端末が前記複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を前記アラーム時刻として特定するステップを含むことを特徴とする請求項に記載のアラーム設定方法。
【請求項6】
前記目標スマートシーンから、前記トリガ時刻を取得した後、
前記方法は、さらに、
前記端末が前記トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するステップを含み、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記端末が前記時刻オプションに対する選択操作を検出するステップと、
前記端末が、前記選択操作が検出されたことに応答して、前記選択操作によって決められた時刻に基づいて、前記アラーム時刻を設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のアラーム設定方法。
【請求項7】
前記目標スマートシーンから、前記トリガ時刻を取得した後、
前記方法は、さらに、
前記端末がアラーム設定ヒント情報を表示するステップを含み、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記端末が前記アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出するステップと、
前記端末が、前記確認操作が検出されたことに応答して、前記トリガ時刻に基づいて前記アラーム時刻を設定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のアラーム設定方法。
【請求項8】
ホーム機器の目標スマートシーンを取得するための第1取得モジュールと、
前記第1取得モジュールによって取得された目標スマートシーンからトリガ時刻を取得するための第2取得モジュールと、
前記第2取得モジュールによって取得されたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するための設定モジュールと、を備え、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示すために用いられ、
前記設定モジュールは、
複数の履歴時刻を取得するための第2取得手段と、
前記第2取得手段によって取得された複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定するための特定手段と、を備え、
前記履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含むことを特徴とするアラーム設定装置。
【請求項9】
前記設定モジュールは、
前記アラーム時刻の設定属性を取得するための第1取得手段と、
前記第1取得手段によって取得された設定属性と、前記トリガ時刻とに基づいて、所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するための第1設定手段と、を備え、
前記設定属性は、前記設定されるアラーム時刻と前記トリガ時刻との時系列関係を示すことを特徴とする請求項に記載のアラーム設定装置。
【請求項10】
前記第1設定手段は、
前記設定属性が第1属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも前であって、前記トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するための第1設定サブ手段と、
前記設定属性が第2属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも後であって、前記トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するための第2設定サブ手段と、
前記設定属性が第3属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻を前記アラーム時刻に設定するための第3設定サブ手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のアラーム設定装置。
【請求項11】
前記設定モジュールは、
前記トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示するための表示手段と、
所定のインターフェースにより、前記表示手段で表示されたアラーム設定インターフェースにおいて検出した時刻を前記アラーム時刻に設定するための第2設定手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のアラーム設定装置。
【請求項12】
前記特定手段は、
前記複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を前記アラーム時刻として特定するための特定サブ手段を備えることを特徴とする請求項に記載のアラーム設定装置。
【請求項13】
トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するための第1表示モジュールをさらに備え、
前記設定モジュールは、
前記時刻オプションに対する選択操作を検出するための第1検出手段と、
選択操作が前記第1検出手段によって検出されたことに応答して、前記選択操作によって決められた時刻に基づいて、前記アラーム時刻を設定するための第3設定手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のアラーム設定装置。
【請求項14】
アラーム設定ヒント情報を表示するための第2表示モジュールをさらに備え、
前記設定モジュールは、
前記アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出するための第2検出手段と、
確認操作が前記第2検出手段によって検出されたことに応答して、前記トリガ時刻に基づいて前記アラーム時刻を設定するための第4設定手段と、を備えることを特徴とする請求項乃至13の何れか一項に記載のアラーム設定装置。
【請求項15】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
ホーム機器の目標スマートシーンを取得し、
前記目標スマートシーンから、トリガ時刻を取得し、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するように構成され、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示すために用いられ、
前記プロセッサはさらに、
複数の履歴時刻を取得し、
前記複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定し、
前記履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含むことを特徴とするアラーム設定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願番号が201510836957.4であり、出願日が2015年11月26日である中国特許出願に基づいて優先権を主張する。当該中国特許出願の全ての内容は、ここに参考として引用される。
【0002】
本発明は、電子技術分野に関し、特にアラーム設定方法およびアラーム設定装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザの生活の質に対する注目度が高まるにつれ、ホーム機器も徐々に普及しつつある。現在、スマートホームアプリケーションにおけるスマートシーンモードにより、ホーム機器のトリガ時刻および制御操作に対して設定を行うことで、対応するスマートシーンを作成することができる。一般的に、ホーム機器のトリガ時刻はユーザによって設定されるアラーム時刻と関連するため、ユーザは、スマートシーンを設定した後、当該スマートシーンに関連するアラーム時刻も設定する。例えば、ユーザによって設定されたスマートシーンが「7:30にスマートコンセントをオン」であれば、当該スマートコンセントに接続された電気製品が7:30から稼動し始める。当該スマートコンセントに接続された電気製品が、ユーザの朝食を用意するためのものである場合、ユーザは、タイムリーに起きて朝食を食べるように、アラーム時刻を7:40頃に設定する。しかしながら、ユーザが当該スマートシーンと関連するアラーム時刻を設定するには、当該スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを先に退出し、それからアラームアプリケーションにおいてアラーム時刻を設定する必要があるため、設定手順が煩雑であり、ユーザにとって不便である。そこで、設定手順が簡単なアラーム設定方法の早期実現が望まれる。
【発明の概要】
【0004】
関連技術の上記問題を克服すべく、本発明は、アラーム設定方法およびアラーム設定装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の第1態様は、アラーム設定方法を提供する。前記方法は、
ホーム機器の目標スマートシーンを取得するステップと、
前記目標スマートシーンから、トリガ時刻を取得するステップと、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップと、を含み、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0006】
第1態様を結合し、上記第1態様の第1種実現可能形態では、前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記アラーム時刻の設定属性を取得するステップと、
前記設定属性および前記トリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するステップとを含み、
前記設定属性は、前記設定されるアラーム時刻と前記トリガ時刻との時系列関係を示す。
【0007】
第1態様の第1種実現可能形態を結合し、上記第1態様の第2種実現可能形態では、前記設定属性および前記トリガ時刻に基づいて、前記所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するステップは、
前記設定属性が第1属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも前であって、前記トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、
前記設定属性が第2属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも後であって、前記トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するステップと、
前記設定属性が第3属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻を前記アラーム時刻に設定するステップとを含む。
【0008】
第1態様を結合し、上記第1態様の第3種実現可能形態では、前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示するステップと、
所定のインターフェースにより、前記アラーム設定インターフェースで検出された時刻を前記アラーム時刻に設定するステップとを含む。
【0009】
第1態様を結合し、上記第1態様の第4種実現可能形態では、複数の履歴時刻を取得するステップと、
前記複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定するステップとを含み、
前記履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0010】
第1態様の第4種実現可能形態を結合し、上記第1態様の第5種実現可能形態では、前記複数の履歴時刻に基づいて前記アラーム時刻を特定するステップは、
前記複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を前記アラーム時刻として特定するステップを含む。
【0011】
第1態様を結合し、上記第1態様の第6種実現可能形態では、前記目標スマートシーンから、前記トリガ時刻を取得した後、前記方法は、さらに、
前記トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するステップを含み、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記時刻オプションに対する選択操作を検出するステップと、
前記選択操作が検出されたことに応答して、前記選択操作によって決められた時刻に基づいて、前記アラーム時刻を設定するステップとを含む。
【0012】
第1態様乃至第1態様の第6種実現可能形態の何れかの実現可能形態を結合し、上記第1態様の第7種実現可能形態では、前記目標スマートシーンから、前記トリガ時刻を取得した後、前記方法は、さらに、
アラーム設定ヒント情報を表示するステップを含み、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
前記アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出するステップと、
前記確認操作が検出されたことに応答して、前記トリガ時刻に基づいて前記アラーム時刻を設定するステップとを含む。
【0013】
本発明の実施例の第2態様によれば、アラーム設定装置を提供する。前記装置は、
ホーム機器の目標スマートシーンを取得するための第1取得モジュールと、
前記第1取得モジュールによって取得された目標スマートシーンからトリガ時刻を取得するための第2取得モジュールと、
前記第2取得モジュールによって取得されたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するための設定モジュールと、を備え、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0014】
第2態様を結合し、上記第2態様の第1種実現可能形態では、前記設定モジュールは、
前記アラーム時刻の設定属性を取得するための第1取得手段と、
前記第1取得手段によって取得された設定属性と、前記トリガ時刻とに基づいて、所定のインターフェースにより、前記アラーム時刻を設定するための第1設定手段とを備え、
前記設定属性は、前記設定されるアラーム時刻と前記トリガ時刻との時系列関係を示す。
【0015】
第2態様の第1種実現可能形態を結合し、上記第2態様の第2種実現可能形態では、前記第1設定手段は、
前記設定属性が第1属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも前であって、前記トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するための第1設定サブ手段と、
前記設定属性が第2属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻よりも後であって、前記トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻を前記アラーム時刻に設定するための第2設定サブ手段と、
前記設定属性が第3属性である場合、前記所定のインターフェースにより、前記トリガ時刻を前記アラーム時刻に設定するための第3設定サブ手段と、を備える。
【0016】
第2態様を結合し、上記第2態様の第3種実現可能形態では、前記設定モジュールは、
前記トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示するための表示手段と、
所定のインターフェースにより、前記表示手段で表示されたアラーム設定インターフェースにおいて検出した時刻を前記アラーム時刻に設定するための第2設定手段とを備える。
【0017】
第2態様を結合し、上記第2態様の第4種実現可能形態では、前記設定モジュールは、
複数の履歴時刻を取得するための第2取得手段と、
前記第2取得手段によって取得された複数の履歴時刻に基づいて、前記アラーム時刻を特定するための特定手段とを備え、
前記履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0018】
第2態様の第4種実現可能形態を結合し、上記第2態様の第5種実現可能形態では、前記特定手段は、
前記複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を前記アラーム時刻として特定するための特定サブ手段を備える。
【0019】
第2態様を結合し、上記第2態様の第6種実現可能形態では、前記装置は、さらに、
トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するための第1表示モジュールを備える。
【0020】
前記設定モジュールは、
前記時刻オプションに対する選択操作を検出するための第1検出手段と、
選択操作が前記第1検出手段によって検出されたことに応答して、前記選択操作によって決められた時刻に基づいて、前記アラーム時刻を設定するための第3設定手段とを備える。
【0021】
第2態様乃至第2態様の第6種実現可能形態を結合し、上記第2態様の第7種実現可能形態では、前記装置は、さらに、
アラーム設定ヒント情報を表示するための第2表示モジュールを備え、
前記設定モジュールは、
前記アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出するための第2検出手段と、
確認操作が前記第2検出手段によって検出されたことに応答して、前記トリガ時刻に基づいて前記アラーム時刻を設定するための第4設定手段とを備える。
【0022】
本発明の実施例の第3態様によれば、アラーム設定装置を提供する。前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な指令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
ホーム機器の目標スマートシーンを取得し、
前記目標スマートシーンから、トリガ時刻を取得し、
前記トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するように構成され、
前記目標スマートシーンは、前記トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【発明の効果】
【0023】
本発明の実施例による上記解決手段は、以下の効果を奏することができる。
【0024】
本発明の実施例では、端末がホーム機器の目標スマートシーン(当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する)を取得した後、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得し、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することにより、端末に対応するユーザは、当該目標スマートシーンを設定した後で、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定可能であるため、アラーム設定手順が簡素化され、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0025】
以上の一般的な記述および後述する詳細な説明は、例示的や解釈的なものであり、本発明を制限するためのものでないことは、当然である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本発明に適した実施例を示し、かつ、明細書の記載とともに本発明の仕組みを解釈するために用いられる。
図1】ある実施例によるアラーム設定方法を示すフローチャートである。
図2】ある実施例による別のアラーム設定方法を示すフローチャートである。
図3(a)】ある実施例によるスマートホームアプリケーションのシーンリストを示す模式図である。
図3(b)】ある実施例による新規スマートシーンインターフェースを示す模式図である。
図3(c)】ある実施例によるトリガ条件インターフェースを示す模式図である。
図3(d)】ある実施例による別の新規スマートシーンインターフェースを示す模式図である。
図3(e)】ある実施例による制御操作インターフェースを示す模式図である。
図3(f)】ある実施例によるさらに別の新規スマートシーンインターフェースを示す模式図である。
図3(g)】ある実施例による別のスマートホームアプリケーションのシーンリストを示す模式図である。
図4】ある実施例によるアラーム設定ヒント情報を示す模式図である。
図5】ある実施例によるトリガ時刻を指示する時刻オプションを示す模式図である。
図6】ある実施例によるアラーム設定インターフェースを示す模式図である。
図7】ある実施例による第1種のアラーム設定装置を示すブロック図である。
図8】ある実施例による第1種の設定モジュールを示すブロック図である。
図9】ある実施例による第1設定手段を示すブロック図である。
図10】ある実施例による第2種の設定モジュールを示すブロック図である。
図11】ある実施例による第3種の設定モジュールを示すブロック図である。
図12】ある実施例のブロック図を示し、(a)はある実施例による第2種のアラーム設定装置を、(b)はある実施例による第4種の設定モジュールを、それぞれ示す。
図13】ある実施例のブロック図を示し、(a)はある実施例による第3種のアラーム設定装置を、(b)はある実施例による第5種の設定モジュールを、それぞれ示す。
図14】ある実施例による第4種のアラーム設定装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しながら、実施例について詳細に説明する。なお、本明細書中で特に説明のない限り、異なる図面における同じ符号は、同じまたは類似する要素を示す。以下の実施例に記述される実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本発明の一部の態様と一致する装置および方法の例に過ぎない。
【0028】
図1は、ある実施例によるアラーム設定方法を示すフローチャートである。図1に示すように、当該方法は、端末に用いられ、以下のステップを含む。
【0029】
ステップ101では、ホーム機器の目標スマートシーンを取得し、当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0030】
ステップ102では、当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得する。
【0031】
ステップ103では、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0032】
本発明の実施例では、端末がホーム機器の目標スマートシーン(当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する)を取得した後、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得し、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することにより、端末に対応するユーザは、当該目標スマートシーンを設定した後で、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定可能であるため、アラーム設定手順が簡素化され、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0033】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
アラーム時刻の設定属性を取得するステップと、
設定属性およびトリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定するステップとを含み、設定属性は、設定されるアラーム時刻とトリガ時刻との時系列関係を示す。
【0034】
本発明の別の実施例では、設定属性およびトリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定するステップは、
設定属性が第1属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも前であって、トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻をアラーム時刻に設定するステップと、
設定属性が第2属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも後であって、トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻をアラーム時刻に設定するステップと、
設定属性が第3属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻をアラーム時刻に設定するステップとを含む。
【0035】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示するステップと、
所定のインターフェースにより、アラーム設定インターフェースで検出された時刻をアラーム時刻に設定するステップとを含む。
【0036】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
複数の履歴時刻を取得するステップと、
複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定するステップとを含み、
履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0037】
本発明の別の実施例では、複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定するステップは、
複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定するステップを含む。
【0038】
本発明の別の実施例では、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、当該方法は、さらに、
トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するステップを含み、
トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
時刻オプションに対する選択操作を検出するステップと、
選択操作が検出されたことに応答して、選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップとを含む。
【0039】
本発明の別の実施例では、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、当該方法は、さらに、
アラーム設定ヒント情報を表示するステップを含み、
トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出するステップと、
確認操作が検出されたことに応答して、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップとを含む。
【0040】
上記あらゆる好適な技術案を任意に組み合わせて本発明の好適な実施例を形成してもよい。本発明の実施例は、それについて繰返し説明しない。
【0041】
図2は、ある実施例によるアラーム設定方法を示すフローチャートである。図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0042】
ステップ201では、端末がホーム機器の目標スマートシーンを取得し、当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0043】
例えば、トリガ時刻が「7:30」であり、目標操作が「スマートコンセント220V オン」である場合、当該目標スマートシーンは、「7:30にスマートコンセントをオン」になる。
【0044】
さらに、端末がホーム機器の目標スマートシーンを取得する前に、端末は、スマートホームアプリケーションに基づいて目標機器関連指令を受信することができる。当該目標機器関連指令には、トリガ時刻および目標操作が付加されており、端末は、当該トリガ時刻および当該目標操作に基づいて、対応する目標スマートシーンを作成することができる。
【0045】
なお、スマートホームアプリケーションは、目標スマートシーンに用いられるアプリケーションであり、ホーム機器を制御するために端末にインストールされた第三者アプリケーションである。
【0046】
また、当該目標機器関連指令は、目標スマートシーンを作成するために用いられる。当該目標機器関連指令は、ユーザの所定の操作によってトリガすることができる。当該所定の操作はシングルクリック操作、ダブルクリック操作、音声操作等であってもよいが、本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0047】
実際のアプリケーションでは、当該目標スマートシーンが「7:30にスマートコンセントをオン」である場合、端末が当該目標スマートシーンを作成する手順は、下記のようになってもよい。図3(a)に示すように、端末に対応するユーザがスマートホームアプリケーションのシーンリストにおいて「シーンを作成」をクリックすると、当該端末は、図3(b)に示す新規スマートシーンインターフェースを表示する。それから、ユーザが「ステップ1:トリガ条件を設定」をクリックすると、当該端末は、図3(c)に示すトリガ条件インターフェースを表示する。ユーザは、「トリガ時刻を設定」をクリックしてトリガ時刻を7:30に設定した後、図3(d)に示す新規スマートシーンインターフェースに戻る。また、「ステップ2:制御操作を追加」をクリックして図3(e)に示す制御操作インターフェースに入ってから、ユーザは、スマートコンセントリスト中の「220V オン」をクリックした後、図3(f)に示す新規スマートシーンインターフェースに戻る。その後、ユーザは、「シーンを保存」をクリックして、図3(g)に示すスマートホームアプリケーションのシーンリストに戻し、目標スマートシーンに対する設定を完了する。設定の結果は、「7:30にスマートコンセントをオン」となる。
【0048】
なお、端末が目標機器関連指令に付加されたトリガ時刻および目標操作に基づいて対応する目標スマートシーンを作成する方法については、関連技術を参照すればよいため、本発明の実施例にあってはそれについて詳細に説明しない。
【0049】
さらに、本発明の実施例では、当該端末がホーム機器の目標スマートシーンを取得する際、当該端末は、既に作成されたスマートシーンから目標スマートシーンを選択できるだけではなく、無論、当該端末は、スマートシーンを作成する度に、作成したスマートシーンを目標スマートシーンとして特定してもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0050】
当該端末が、既に作成されたスマートシーンから目標スマートシーンを選択する場合、既に作成されたスマートシーンに対する選択指令を検出して、当該選択指令によって指示されたスマートシーンを目標スマートシーンとして特定してもよい。それだけではなく、無論、当該端末は、既に作成されたスマートシーンから、1つのスマートシーンをランダムに選択し、または、ある選択ポリシーに従って1つのスマートシーンを選択して、選択したスマートシーンを目標スマートシーンとして特定してもよい。本発明の実施例は、同様に、それについて特に限定しない。
【0051】
なお、当該選択指令が既に作成されたスマートシーンから目標スマートシーンを選択するために用いられ、当該選択指令がユーザによってトリガされてもよく、当該ユーザが所定の操作によりトリガしてもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0052】
ステップ202では、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得する。
【0053】
例えば、当該目標スマートシーンが「7:30にスマートコンセントをオン」である場合、端末は、当該目標スマートシーンからトリガ時刻「7:30」を取得できる。
【0054】
アラーム時刻は、一般的に目標スマートシーンにおけるトリガ時刻と関連するので、当該目標スマートシーンに関連するアラーム時刻を設定するために、端末は、当該目標スマートシーンにおけるトリガ時刻を取得して、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定できる。
【0055】
さらに、端末は、当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、アラーム設定ヒント情報を表示し、アラーム設定情報に対する確認操作を検出し、当該確認操作の検出に応答して、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定してもよい。
【0056】
なお、当該アラーム設定ヒント情報は、ユーザがアラーム時刻を設定するか否かについてヒントを出すために用いられる。例えば、当該アラーム設定ヒント情報は、図4のように示されてもよい。無論、実際のアプリケーションにおいて、当該アラーム設定ヒント情報は、他の形態であってもよく、本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0057】
また、当該確認操作は、アラーム時刻を設定することを確認するために用いられる。当該確認操作は、ユーザによってトリガされてもよい。当該確認操作は、シングルクリック操作、ダブルクリック操作、音声操作等であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0058】
端末がトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することは、ユーザが目標スマートシーンを設定した後でアラーム時刻も設定する必要がある状況に応じるためである。ただし、実際のアプリケーションにおいては、ユーザが目標スマートシーンを設定した後でアラーム時刻を設定する必要がない可能性もあるため、端末は、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、アラーム設定ヒント情報を表示することができる。こうして、ユーザがアラーム時刻を設定するか否かを簡単かつ直感的に選択でき、アラーム設定に対するユーザの異なる需要に応え、ユーザ体験が向上する。
【0059】
端末がアラーム設定情報に対する確認操作を検出した場合、端末は、ユーザがアラーム時刻を設定する必要があると特定できる。その際、端末は、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する必要があると特定できると共に、ユーザがアラーム時刻を設定する必要がない場合に端末がアラーム時刻を誤って設定することを回避でき、アラーム設定の正確性が向上する。
【0060】
さらに、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示し、当該時刻オプションに対する選択操作を検出し、選択操作の検出に応答して、選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定してもよい。
【0061】
なお、当該トリガ時刻を指示する時刻オプションは、ユーザが、アラーム時刻を設定するためのトリガ時刻を選択できるようにするために用いられる。例えば、当該トリガ時刻を指示する時刻オプションは、図5のように示されてもよい。無論、実際のアプリケーションにおいて、当該トリガ時刻を指示する時刻オプションは、他の形態であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0062】
また、当該選択操作は、トリガ時刻のうち、アラーム時刻を設定するためのトリガ時刻を選択するために用いられる。当該選択操作は、ユーザによってトリガされてもよい。当該選択操作は、シングルクリック操作、ダブルクリック操作、音声操作等であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0063】
端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得することは、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する状況に応じるためである。実際のアプリケーションにおいては、当該目標スマートシーンが少なくとも1つのトリガ時刻を含む可能性もあるが、ユーザによって設定されたアラーム時刻が当該少なくとも1つのトリガ時刻のうちの幾つかのトリガ時刻のみに関連する可能性がある。そのため、当該端末は、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示することができる。こうして、ユーザが当該少なくとも1つのトリガ時刻のうち、アラーム時刻を設定するためのトリガ時刻を簡単かつ直感的に選択できるため、ユーザ体験が向上する。
【0064】
端末が当該時刻オプションに対する選択操作を検出した場合、端末は、当該選択操作によって決められたトリガ時刻を、アラーム時刻を設定するためのトリガ時刻として特定し、さらに当該特定されたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することができるため、端末が取得したあらゆるトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を誤って設定することを回避でき、アラーム設定の正確性が向上する。
【0065】
なお、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、当該トリガ時刻の数を検出してもよい。当該トリガ時刻が1つのみである場合、端末は、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示せず、直接当該1つのトリガ時刻を、アラーム時刻を設定するためのトリガ時刻として特定してもよい。当該トリガ時刻が複数ある場合、端末は、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示して、ユーザに当該複数のトリガ時刻からアラーム時刻を設定するためのトリガ時刻を選択させるようにできる。無論、端末は、当該トリガ時刻の数を検出しなくてもよい。つまり、当該トリガ時刻が1つか複数かにかかわらず、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示して、ユーザに当該少なくとも1つのトリガ時刻からアラーム時刻を設定するためのトリガ時刻を選択させてもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0066】
さらに、端末は、トリガ時刻を取得した後、アラーム設定ヒント情報を表示し、アラーム設定情報に対する確認操作を検出し、当該検出した確認操作に応じてトリガ時刻を指示する時刻オプションを表示し、時刻オプションに対する選択操作を検出し、当該検出した選択操作に応じ、当該選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定してもよい。または、当該端末は、トリガ時刻を取得した後、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示し、時刻オプションに対する選択操作を検出し、当該検出した選択操作応じてアラーム設定情報を表示し、アラーム設定情報に対する確認操作を検出し、当該検出した確認操作に応じ、選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定してもよい。無論、当該端末がトリガ時刻を取得した後に、アラーム設定ヒント情報と、トリガ時刻を指示する時刻オプションとを関連表示しなくてもよい。つまり、アラーム設定ヒント情報とトリガ時刻を指示する時刻オプションとのうちの一種を独立に表示してもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0067】
ステップ203では、端末は、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0068】
従来技術にあっては、端末が当該目標スマートシーンを設定した後、アラームアプリケーションにおいてアラーム時刻を設定する前に、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出する必要があるため、当該設定手順が煩雑である。当該設定手順を簡素化し、アラームの設定効率を向上させるために、ユーザは、当該スマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定することができる。以下の3つの方式にあっては、端末は、スマートホームアプリケーションを退出することなく、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することができる。
【0069】
第1の方式では、端末は、アラーム時刻の設定属性を取得し、当該設定属性および当該トリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定する。当該設定属性は、設定されるアラーム時刻と当該トリガ時刻との時系列関係を示す。
【0070】
端末は、当該アラーム時刻の設定属性に基づいて、当該トリガ時刻の前後、あるいは同時に、当該アラーム時刻を設定するかを特定でき、さらに当該設定属性および当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するため、当該トリガ時刻のみに基づいてアラーム時刻を盲目的に設定することが回避され、アラーム時刻を設定するときの柔軟性および正確性が向上する。
【0071】
なお、所定のインターフェースは、当該スマートホームアプリケーションとアラームアプリケーションとの間のインターフェースである。当該端末が当該所定のインターフェースを介して、当該スマートホームアプリケーションから、アラームアプリケーションにおけるアラーム時刻を設定可能であるため、当該スマートホームアプリケーションから退出することなく、アラーム時刻の設定を簡素化でき、アラームの設定効率が向上する。
【0072】
当該アラーム時刻の設定属性が異なると、当該端末に設定されたアラーム時刻も異なる。そのため、当該端末が当該設定属性および当該トリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定する操作は、下記の通りであってもよい。つまり、当該設定属性が第1属性である場合、当該端末は、所定のインターフェースにより、当該トリガ時刻よりも前であって当該トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻をアラーム時刻に設定し、当該設定属性が第2属性である場合、当該端末は、所定のインターフェースにより、当該トリガ時刻よりも後であって当該トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻をアラーム時刻に設定し、当該設定属性が第3属性である場合、当該端末は、所定のインターフェースにより、当該トリガ時刻をアラーム時刻に設定する。
【0073】
端末は、当該アラーム時刻の設定属性を特定した後、異なる設定属性に基づいて、異なるアラーム時刻を直接特定してもよい。こうして、ユーザがアラーム時刻を手動で設定する必要がなく、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0074】
例えば、当該設定属性が第1属性であり、且つ当該トリガ時刻が7:30である場合、第1所定時間は、20分になる。よって、当該端末は、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を7:10に設定する。当該設定属性が第2属性であり、第2所定時間が5分である場合、当該端末は、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を7:35に設定する。当該設定属性が第3属性である場合、当該端末は、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を7:30に設定する。
【0075】
なお、第1属性は、当該トリガ時刻の前に当該アラーム時刻をトリガするよう指示し、第2属性は、当該トリガ時刻の後で当該アラーム時刻をトリガするよう指示し、第3属性は、当該トリガ時刻と同時に当該アラーム時刻をトリガするよう指示する。
【0076】
例えば、当該アラーム時刻は、ユーザ起床時刻である。目標スマートシーンが「8:00にエアコンをオフ」である場合、エアコンが8:00にオフされる。ユーザは、エアコンのオフ時にタイムリーに出かけて出勤できるように、エアコンのオフ前に起きてもよい。つまり、当該アラーム時刻は、当該トリガ時刻の前にトリガされてもよい。そのため、当該アラーム時刻の設定属性は、第1属性とすることができる。目標スマートシーンが「7:30にスマートコンセントをオン」である場合、スマートコンセントに接続された電気製品が7:30に起動し、ユーザのために朝食を用意する。朝食を用意するには時間がかかるため、ユーザは、電気製品の起動後に起きてもよい。つまり、当該アラーム時刻は、当該トリガ時刻の後でトリガされてもよい。そのため、当該アラーム時刻の設定属性は、第2属性とすることができる。目標スマートシーンが「7:40にインテリジェントランプをオン」である場合、インテリジェントランプが7:40にオンされる。ユーザは、同時に起きてもよい。つまり、当該アラーム時刻は、当該トリガ時刻と同時にトリガされてもよい。したがって、当該アラーム時刻の設定属性は、第3属性とすることができる。
【0077】
また、第1所定時間は、予め設定されてもよい。例えば、第1所定時間は、5分、10分、20分等であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。さらに、第2所定時間は、予め設定されてもよい。例えば、第2所定時間は、5分、10分、20分等であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0078】
第2の方式では、端末は、当該トリガ時刻に基づいて、当該スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示し、所定のインターフェースにより、当該アラーム設定インターフェースで検出された時刻をアラーム時刻に設定する。
【0079】
端末が当該トリガ時刻を取得した後、当該端末は、アラームアプリケーションのアラーム設定インターフェースを呼び出して、当該スマートホームアプリケーションにおいて当該アラーム設定インターフェースを表示し、その後、所定のインターフェースにより、当該アラーム設定インターフェースで検出された時刻をアラーム時刻に設定することができる。こうして、ユーザは、当該アラーム設定インターフェースにおいてアラーム時刻を直接設定でき、当該スマートホームアプリケーションから退出することなく、ユーザの需要に応じてアラーム時刻の設定を正確に行うことができるため、アラーム時刻の設定操作が簡素化され、アラーム設定の正確性が向上する。
【0080】
なお、アラーム設定インターフェースは、アラーム時刻を設定する。例えば、当該アラーム設定インターフェースは、図6のように示されてもよい。無論、実際のアプリケーションにおいて、当該アラーム設定インターフェースは、他の形態であってもよい。本発明の実施例は、それについて特に限定しない。
【0081】
さらに、当該端末がアラーム設定インターフェースにおいて検出した時刻はユーザによって手動で設定される。そのため、設定されたアラーム時刻と当該トリガ時刻とが近い場合、ユーザがアラーム時刻を即時に設定するできるように、当該端末は、当該トリガ時刻に基づいて当該スマートホームアプリケーションにアラーム設定インターフェースを表示する際、当該アラーム設定インターフェースに、当該トリガ時刻を、アラーム時刻を設定する参考として表示してもよい。
【0082】
第3の方式では、端末は、複数の履歴時刻を取得し、当該複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定する。当該履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0083】
端末が複数の履歴時刻を取得した後に、端末が当該複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を直接特定することができるため、アラーム設定の正確性が向上するとともに、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0084】
端末が当該複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定する場合、当該複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定し、または、当該複数の履歴時刻のうち、トリガ時刻に最も近い履歴時刻をアラーム時刻として特定し、または、当該複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定し、さらに当該目標トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定してもよい。
【0085】
端末が当該複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定する場合、端末は、当該複数の履歴時刻の平均値に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定し、または、当該複数の履歴時刻のうちの任意時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定してもよい。
【0086】
例えば、当該複数の履歴時刻が7:00、7:10、7:30、8:00であり、トリガ時刻が7:03、12:00、18:00であるとする。端末が当該複数の履歴時刻の平均値に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定する場合、当該複数の履歴時刻の平均値が7:25であるため、端末は、トリガ時刻のうち、7:25に最も近い7:03をアラーム時刻として特定できる。端末が当該複数の履歴時刻のうちの任意時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定する場合、端末は、トリガ時刻のうち履歴時刻中の7:00に最も近い7:03をアラーム時刻として特定できる。端末が当該複数の履歴時刻のうちトリガ時刻に最も近い履歴時刻をアラーム時刻として特定する場合、端末は、当該履歴時刻のうちトリガ時刻7:03に最も近い7:00をアラーム時刻として特定できる。
【0087】
また、端末が当該複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定する場合、端末は、当該複数の履歴時刻の平均値に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定、または、当該複数の履歴時刻のうちの任意時刻に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定できる。
【0088】
例えば、当該複数の履歴時刻が7:00、7:10、7:30、8:00であり、トリガ時刻が7:03、12:00、18:00であるとする。端末が当該複数の履歴時刻の平均値に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定する場合、当該複数の履歴時刻の平均値が7:25であるため、端末は、トリガ時刻のうち7:25に最も近い7:03を目標トリガ時刻として特定してもよい。端末が当該複数の履歴時刻のうちの任意時刻に最も近いトリガ時刻を目標トリガ時刻として特定する場合、端末は、トリガ時刻のうち履歴時刻中の7:00に最も近い7:03を目標トリガ時刻として特定してもよい。
【0089】
なお、端末が当該目標トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する手順はステップ203における第1の方式の設定手順と同じであるため、本発明の実施例は、ここで繰り返し説明しない。
【0090】
また、当該端末がスマートウェアラブル機器を介して起床時間を検出する手順は関連技術を参照すればよいため、本発明の実施例は、それについて詳細に説明しない。
【0091】
本発明の実施例では、端末がホーム機器の目標スマートシーン(当該目標スマートシーンは、トリガ時刻にしたときに目標操作を実行するよう指示する)を取得した後、端末は当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得し、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。これにより、端末に対応するユーザは、当該目標スマートシーンを設定した後で、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定可能であるため、アラーム設定手順が簡素化され、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0092】
図7は、ある実施例におけるアラーム設定装置を示すブロック図である。図7を参照すると、当該装置は、第1取得モジュール701、第2取得モジュール702および設定モジュール703を備える。
【0093】
第1取得モジュール701は、ホーム機器の目標スマートシーンを取得し、目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0094】
第2取得モジュール702は、第1取得モジュール701によって取得された目標スマートシーンから、トリガ時刻を取得する。
【0095】
設定モジュール703は、第2取得モジュール702によって取得されたトリガ時刻に基づいて、アラーム時刻を設定する。
【0096】
本発明の別の実施例では、図8を参照すると、当該設定モジュール703は、第1取得手段7031および第1設定手段7032を備える。
【0097】
第1取得手段7031は、アラーム時刻の設定属性を取得し、設定属性は、設定されるアラーム時刻とトリガ時刻との時系列関係を示す。
【0098】
第1設定手段7032は、第1取得手段7031によって取得された設定属性とトリガ時刻とに基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定する。
【0099】
本発明の別の実施例では、図9を参照すると、当該第1設定手段7032は、第1設定サブ手段70321、第2設定サブ手段70322および第3設定サブ手段70323を備える。
【0100】
第1設定サブ手段70321は、設定属性が第1属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも前であって、トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻をアラーム時刻に設定する。
【0101】
第2設定サブ手段70322は、設定属性が第2属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも後であって、トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻をアラーム時刻に設定する。
【0102】
第3設定サブ手段70323は、設定属性が第3属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻をアラーム時刻に設定する。
【0103】
本発明の別の実施例では、図10に示す如く、当該設定モジュール703は、表示手段7033および第2設定手段7034を備える。
【0104】
表示手段7033は、トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示する。
【0105】
第2設定手段7034は、所定のインターフェースにより、表示手段7033で表示されたアラーム設定インターフェースにおいて検出した時刻をアラーム時刻に設定する。
【0106】
本発明の別の実施例では、図11に示す如く、当該設定モジュール703は、第2取得手段7035および特定手段7036を備える。
【0107】
第2取得手段7035は、複数の履歴時刻を取得する。履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0108】
特定手段7036は、第2取得手段7035によって取得された複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定する。
【0109】
本発明の別の実施例では、当該特定手段7036は、特定サブ手段を備える。
【0110】
特定サブ手段は、複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定する。
【0111】
本発明の別の実施例では、図12(a)に示す如く、当該装置は、第1表示モジュール704をさらに備える。
【0112】
第1表示モジュール704は、トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示する。
【0113】
図12(b)に示す如く、当該設定モジュール703は、第1検出手段7037および第3設定手段7038を備える。
【0114】
第1検出手段7037は、時刻オプションに対する選択操作を検出する。
【0115】
第3設定手段7038は、選択操作が検出手段7037によって検出されたことに応答して、選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0116】
本発明の別の実施例では、図13(a)に示す如く、当該装置は、第2表示モジュール705をさらに備える。
【0117】
第2表示モジュール705は、アラーム設定ヒント情報を表示する。
【0118】
図13(b)に示す如く、当該設定モジュール703は、第2検出手段7039および第4設定手段7040を備える。
【0119】
第2検出手段7039は、アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出する。
【0120】
第4設定手段7040は、第2検出手段7039によって検出された確認操作に応答して、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0121】
本発明の実施例では、端末がホーム機器の目標スマートシーン(当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する)を取得した後、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得し、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することにより、端末に対応するユーザは、当該目標スマートシーンを設定した後で、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定可能であるため、アラーム設定手順が簡素化され、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0122】
上記実施例の装置において各モジュールが操作を実行する具体的な方式は当該方法に関する実施例に詳細に記述されているため、ここでは詳細に説明しない。
【0123】
図14は、ある実施例によるアラーム設定のための装置1400を示すブロック図である。装置1400は、例えば、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療設備、フィットネス機器、PDAなどであってもよい。
【0124】
図14に示す如く、装置1400は、処理ユニット1402、メモリ1404、電源ユニット1406、マルチメディアユニット1408、オーディオユニット1410、入力/出力(I/O)インターフェース1412、センサユニット1414、および、通信ユニット1416のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0125】
処理ユニット1402は、通常は、表示、通話、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のような、装置1400の全般操作を制御する。処理ユニット1402は、上記方法の全部または一部のステップを実施させるように、指令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ1420を含んでもよい。また、処理ユニット1402は、処理ユニット1402と他のユニットとの間の相互作用を容易にするように、1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理ユニット1402は、マルチメディアユニット1408と処理ユニット1402との間の相互作用を容易にするように、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0126】
メモリ1404は、各タイプのデータを記憶して装置1400での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例示は、装置1400で操作するための任意のアプリケーションもしくは方法の指令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ1404は、如何なる種別の揮発性もしくは不揮発性記憶装置またはそれらの組合せで実現されてもよい。例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクであってもよい。
【0127】
電源ユニット1406は、装置1400のユニットのそれぞれに電力を供給する。電源ユニット1406は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、並びに、他のオーディオ出力機器1400用の電力を生成、管理および配分するための他のユニットを含んでもよい。
【0128】
マルチメディアユニット1408は、前記装置1400とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルでのジェスチャを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチあるいはスライド動作の境界を感知するだけではなく、タッチあるいはスライド操作と関連する継続時間および圧力をさらに検出することができる。一部の実施例では、マルチメディアユニット1408は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置1400が操作モード、例えば、撮影モードあるいはビデオモードであるとき、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。フロントカメラおよびバックカメラのそれぞれは、1つの固定光学レンズシステムであってもよいし、焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0129】
オーディオユニット1410は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオユニット1410は、マイク(MIC)を備え、オーディオ出力機器1400が操作モード、例えば、音響出力モード、記録モードおよび音声識別モードであるとき、マイクは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ1404に格納される、または、通信ユニット1416を介して送信されることができる。一部の実施例では、オーディオユニット1410は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備える。
【0130】
I/Oインターフェース1412は、処理ユニット1402と周辺インターフェースモジュールとの間でインターフェースを供給するものであり、上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンには、ホームページボタン、ボリュームボタン、起動ボタンおよびロックボタンが含まれてもよいが、それらに限定されない。
【0131】
センサユニット1414は、様々な側面での状態推定を装置1400に供給するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサユニット1414は、装置1400のオン/オフ状態、ユニットの相対位置を検出することができ、前記ユニットは、例えば、装置1400のディスプレイおよびキーパッドである。センサユニット1414は、さらに、装置1400もしくは装置1400の1つのユニットの位置変更、ユーザと装置1400との接触の有無、装置1400の方位もしくは加速/減速および装置1400の温度変化をさらに検出することができる。センサユニット1414は、如何なる物理的接触もないとき、近辺にある物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサユニット1414は、さらに、イメージングアプリケーションに使用される光センサ、例えばCMOSまたはCCD画像センサを含んでもよい。一部の実施例では、当該センサユニット1414は、さらに、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサを含んでもよい。
【0132】
通信ユニット1416は、装置1400と他の機器間の無線または有線方式の通信ができるように構成される。装置1400は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2Gもしくは3Gなどの通信規格、またはそれらの組合せに基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。ある実施例では、通信ユニット1416は、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報をブロードキャストチャネルを介して受信する。ある実施例では、通信ユニット1416は、さらに、短距離通信を容易にするように、ニアフィールド通信(NFC)モジュールを含む。NFCモジュールは、例えば、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術によって実現されてもよい。
【0133】
実施例では、装置1400は、上記方法を実行するための1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたは他の電子部品によって実現されてもよい。
【0134】
実施例では、指令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、指令を含むメモリ1404をさらに提供し、上記指令が装置1400のプロセッサ1420によって実行されることで上記方法を実施させることができる。前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスクおよび光データ記憶機器などであってもよい。
【0135】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記記憶媒体における指令が移動端末のプロセッサによって実行されるとき、移動端末がアラーム設定方法を実行可能である。前記方法は、
ホーム機器の目標スマートシーンを取得するステップと、
当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得するステップと、
当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップとを含み、
当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する。
【0136】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
アラーム時刻の設定属性を取得し、
設定属性およびトリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定し、
設定属性は、設定されるアラーム時刻とトリガ時刻との時系列関係を示す。
【0137】
本発明の別の実施例では、設定属性およびトリガ時刻に基づいて、所定のインターフェースにより、アラーム時刻を設定することは、
設定属性が第1属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも前であって、トリガ時刻との時間差が第1所定時間である時刻をアラーム時刻に設定し、
設定属性が第2属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻よりも後であって、トリガ時刻との時間差が第2所定時間である時刻をアラーム時刻に設定し、
設定属性が第3属性である場合、所定のインターフェースにより、トリガ時刻をアラーム時刻に設定する。
【0138】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
トリガ時刻に基づいて、スマートホームアプリケーションにおいてアラーム設定インターフェースを表示し、
所定のインターフェースにより、アラーム設定インターフェースで検出された時刻をアラーム時刻に設定する。
【0139】
本発明の別の実施例では、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
複数の履歴時刻を取得し、
複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定し、
履歴時刻は、アラーム履歴時刻、または、スマートウェアラブル機器で検出された起床履歴時刻を含む。
【0140】
本発明の別の実施例では、複数の履歴時刻に基づいてアラーム時刻を特定することは、
複数の履歴時刻に最も近いトリガ時刻をアラーム時刻として特定する。
【0141】
本発明の別の実施例では、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、当該方法は、さらに、
トリガ時刻を指示する時刻オプションを表示するステップを含み、
トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
時刻オプションに対する選択操作を検出し、
選択操作が検出されたことに応答して、選択操作によって決められたトリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0142】
本発明の別の実施例では、目標スマートシーンからトリガ時刻を取得した後、当該方法は、さらに、
アラーム設定ヒント情報を表示するステップを含み、
トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定するステップは、
アラーム設定ヒント情報に対する確認操作を検出し、
確認操作が検出されたことに応答して、トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定する。
【0143】
本発明の実施例では、端末がホーム機器の目標スマートシーン(当該目標スマートシーンは、トリガ時刻に達したときに目標操作を実行するよう指示する)を取得した後、端末が当該目標スマートシーンからトリガ時刻を取得し、当該トリガ時刻に基づいてアラーム時刻を設定することにより、端末に対応するユーザは、当該目標スマートシーンを設定した後で、当該目標スマートシーンに用いられるスマートホームアプリケーションを退出することなく、アラーム時刻を設定可能であるため、アラーム設定手順が簡素化され、ユーザによる使用が便利になり、アラームの設定効率が向上する。
【0144】
当業者は、明細書を考慮し、ここに公開された発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に想到する。本願は、本発明の如何なる変形、用途または適合もカバーすることを意図する。これらの変形、用途または適合は、本発明の一般的な仕組みに従い、かつ、本発明に公開されていない当分野における公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は単なる例示と見なされ、本発明の本当の範囲および思想は添付する特許請求の範囲によって与えられる。
【0145】
本発明は上記に記載され、且つ図面に示された構造に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な補正や変更も可能であることは言うまでもない。本発明の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3(a)】
図3(b)】
図3(c)】
図3(d)】
図3(e)】
図3(f)】
図3(g)】
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14