特許第6355958号(P6355958)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6355958
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】荷崩れ体験装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 9/00 20060101AFI20180702BHJP
   B60P 3/00 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
   G09B9/00 Z
   B60P3/00 Z
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-88291(P2014-88291)
(22)【出願日】2014年4月22日
(65)【公開番号】特開2015-206938(P2015-206938A)
(43)【公開日】2015年11月19日
【審査請求日】2017年3月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000203977
【氏名又は名称】日鉄住金テックスエンジ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100182567
【弁理士】
【氏名又は名称】遠坂 啓太
(72)【発明者】
【氏名】大森 靖一
(72)【発明者】
【氏名】東 克洋
(72)【発明者】
【氏名】新保 貴之
(72)【発明者】
【氏名】宮内 守
【審査官】 上田 泰
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−066829(JP,A)
【文献】 実開昭58−154968(JP,U)
【文献】 特開平10−282875(JP,A)
【文献】 特開2002−189407(JP,A)
【文献】 特開平07−134541(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0143324(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 1/00−9/56,17/00−19/26
G09B 23/00−29/14
B60P 3/00− 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実際の貨物車両に模して形成された模擬貨物車両と、前記模擬貨物車両の荷台に積載状態に配置された荷物部材と、前記荷台のドアを開くと前記荷物部材を予め設定された所定位置まで移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする荷崩れ体験装置。
【請求項2】
開かれた前記ドアを閉じると、前記所定位置まで移動した前記荷物部材を元の積載状態まで戻す復帰手段を設けた請求項1記載の荷崩れ体験装置。
【請求項3】
前記移動手段が、前記荷台の床面に設けられた開口部から起伏状に出没するアーム部材と、前記アーム部材の起立・倒伏動作によって前記荷物部材を移動・復帰させる伝達機構と、前記アーム部材を起伏動作させる駆動手段と、を備えた請求項2記載の荷崩れ体験装置。
【請求項4】
前記伝達機構として、前記アーム部材の起立動作で前記荷物部材を押圧移動させる押圧部材と、前記アーム部材の倒伏動作で前記荷物部材を復帰させる牽引部材と、を前記アーム部材に設けた請求項3記載の荷崩れ体験装置。
【請求項5】
前記荷物部材が円筒状部材であって、前記アーム部材の起立・倒伏動作により前記円筒状部材が前記荷台の床面上を転動して移動・復帰する請求項4記載の荷崩れ体験装置。
【請求項6】
前記アーム部材の先端部を前記円筒状部材の周壁に開設された切欠部から前記円筒状部材内に挿入した状態に配置し、前記円筒状部材内に位置する前記先端部側に前記周壁内面に当接可能であって前記切欠部から離脱不能な牽引部材を設け、前記円筒状部材外に位置する前記アーム部材の基端部側に前記周壁外面に当接可能な押圧部材を設けた請求項5記載の荷崩れ体験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貨物車両などによる運搬業務に従事する者の講習会などにおいて、荷卸し作業中などに発生する可能性のある荷崩れ事故を受講者が疑似的に体験することのできる荷崩れ体験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
貨物自動車などを使用して物品を運搬する場合、車両の荷台に積載された荷物が適切に捕縛されていないと、運搬中に荷物が移動したり、荷卸し作業中に荷崩れしたりすることがある。特に、荷台に積載された荷物の捕縛が不適切な状態のままで走行した貨物自動車が目的地に到着し、荷卸しのために荷台のドアが開かれたときに荷崩れが生じ易い。このような状況下で荷崩れが生じると、荷台上の荷物が不用意に動き出したり、荷台から荷物が落下したりすることがあるので、荷卸し作業者の身体に危険を及ぼすことがある。
【0003】
そこで、貨物自動車の荷台に積載された荷台を確実に捕縛する技術(例えば、特許文献1参照。)が提案される一方、荷物の積み下ろしに従事する作業者を対象にした安全衛生教育の講習会(荷台に積載された荷物を適切に捕縛することの重要性及び荷崩れの危険性などを教える講習会)が開催されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−9964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運搬中の荷物の移動や荷卸し作業時の荷崩れなどは、特許文献1に記載されている技術やワイヤーロープなどを用いて荷物の捕縛を適切に行うことによって防止することができるが、作業者自体が荷崩れの危険性を十分に認識していない場合、捕縛作業中に油断や思わぬ手落ちなどが生じ、荷崩れの要因となることがある。
【0006】
このような問題を回避するため、前述したように、荷物の積み下ろし作業に従事する作業者に対する安全衛生教育の講習会が開催されているが、テキストや口頭による説明だけでは十分な教育効果が得られない面があるのは否めない。
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、貨物車両に積載された荷物の荷崩れの危険性を安全に体験学習し、その危険性に対する予知能力を確実に習得することができる荷崩れ体験装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る荷崩れ体験装置は、実際の貨物車両に模して形成された模擬貨物車両と、前記模擬貨物車両の荷台に積載状態に配置された荷物部材と、前記荷台のドアを開くと前記荷物部材を予め設定された所定位置まで移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、荷物の積み下ろし作業に従事する作業者に対する安全衛生教育の講習会などにおいて、模擬貨物車両の荷台のドアを受講者が開くと、荷台に積載された状態にある荷物部材が、恰も荷崩れが発生したように、自動的に動き出すので、このような動きを予測していなかった受講者は驚きと恐怖を同時に味わうこととなり、荷崩れの危険性を、身を以って学習することができる。
【0010】
また、荷物部材が突然動き出したときの驚きと恐怖は、受講者に強く印象づけられるので、荷崩れの危険性に対する予知能力を確実に習得することができる。さらに、荷台のドアを開いたときの荷物部材の移動は、予め設定された所定位置までに限られているため、荷物部材の移動範囲外に受講者が居ることにより、当該受講者は荷崩れの危険性を安全に体験学習することができる。
【0011】
ここで、開かれた前記ドアを閉じると、前記所定位置まで移動した前記荷物部材を元の積載状態まで戻す復帰手段を設けることが望ましい。この場合、前記移動手段に前記復帰手段を兼備させることもできる。
【0012】
また、前記移動手段は、前記荷台の床面に設けられた開口部から起伏状に出没するアーム部材と、前記アーム部材の起立・倒伏動作によって前記荷物部材を移動・復帰させる伝達機構と、前記アーム部材を起伏動作させる駆動手段と、を備えたものとすることができる。
【0013】
さらに、前記伝達機構として、前記アーム部材の起立動作で前記荷物部材を押圧移動させる押圧部材と、前記アーム部材の倒伏動作で前記荷物部材を復帰させる牽引部材と、を前記アーム部材に設けることができる。
【0014】
一方、前記荷物部材が円筒状部材であって、前記アーム部材の起立・倒伏動作により前記円筒状部材が前記荷台の床面上を転動して移動・復帰するようにすることができる。
【0015】
また、前記アーム部材の先端部を前記円筒状部材の周壁に開設された切欠部から前記円筒状部材内に挿入した状態に配置し、前記円筒状部材内に位置する前記先端部側に前記周壁内面に当接可能であって前記切欠部から離脱不能な牽引部材を設け、前記アーム部材の前記円筒状部材外に位置する部分に前記周壁外面に当接可能な押圧部材を設けることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明により、貨物車両に積載された荷物の荷崩れの危険性を安全に体験学習し、その危険性に対する予知能力を確実に習得することができる荷崩れ体験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態である荷崩れ体験装置を示す一部省略斜視図である。
図2図1に示す荷崩れ体験装置の動作状態を示す部分斜視図である。
図3図1に示す荷崩れ体験装置の側面図である。
図4図1に示す荷崩れ体験装置の一部切欠側面図である。
図5図1に示す荷崩れ体験装置の一部省略平面図である。
図6図1に示す荷崩れ体験装置の一部省略背面図である。
図7図1に示す荷崩れ体験装置を構成する移動手段の一部を示す背面図である。
図8図7中の矢線A方向から見た図である。
図9図1に示す荷崩れ体験装置を構成する荷物部材を示す側面図である。
図10図9中のB−B線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1図6に示すように、本発明の実施形態である荷崩れ体験装置100は、実際の貨物車両に模して形成された模擬貨物車両10と、模擬貨物車両10の荷台11に積載状態に配置された荷物部材30,31と、荷台11の左側部ドア12を開くと荷物部材31を予め設定された所定位置(荷物部材31の周壁32の一部が荷台11の床面13の左側縁部13Lの直上に到達する位置)まで移動させる移動手段50と、を備えている。
【0019】
荷物部材30,31は、いずれも両端部付近が閉塞された円筒状部材であり、それぞれの軸心方向が自動車の進行方向と平行をなすように、荷台11の床面13上に積載されている。荷物部材30は荷台11の右側部ドア14の内側面に接触した状態に配置され、左側部ドア12が閉止しているときの荷物部材31は、荷台11の床面13の左右方向の略中央に位置している。
【0020】
また、移動手段50は、一旦開かれた左側部ドア12を閉じると、前記所定位置まで移動した荷物部材31を元の積載位置(荷台11の床面13の左右方向の略中央位置)まで戻す復帰手段としての機能も備えている。
【0021】
図4図6図9図10に示すように、移動手段50は、荷台11の床面13に設けられた、平面視形状が門形状の開口部15(図5参照)から起伏状に出没する前後一対のアーム部材51,52と、アーム部材51,52の起伏動作によって荷物部材31を移動・復帰させる伝達機構(押圧部材53及び牽引部材であるキャスタ55,56)と、回転軸54を介して、アーム部材51,52を起伏動作させる駆動手段であるモータ57と、を備えている。回転軸54及びモータ57は、荷台11の左右方向の中央付近の床面13の下方に配置され、回転軸54の軸心方向が荷台11の前後方向と平行をなしている。
【0022】
図7図8に示すように、L字形状をした一対のアーム部材51,52は所定距離を隔て、それぞれの長手方向が回転軸54の軸心方向と直角をなす状態で、それぞれの基端側が回転軸54に固着されている。また、回転軸54と平行に配置された押圧部材53の両端部がそれぞれアーム部材51,52の角部51a,52aに固着されている。
【0023】
前記伝達機構を構成する棒状の押圧部材53は、アーム部材51,52の起立動作によって荷物部材31を押圧移動させる機能を有し、前記伝達機構を構成する牽引部材であるキャスタ55,56はアーム部材51,52の倒伏動作によって荷物部材31を引き戻す機能を有する。
【0024】
図9図10に示すように、荷物部材31は両端部付近が板材33で閉塞された円筒状部材であり、その周壁32に二つの切欠部35,36が開設されている。切欠部35,36は、それぞれの長手方向が周壁32の円周方向に沿うように開設されている。荷物部材31の軸心方向における切欠部35,36の配置間隔は二つのアーム部材51,52の配置間隔と同じである。後述するように、左側部ドア12の開操作・閉操作に伴うアーム部材51,52の起立・倒伏動作により、円筒状の荷物部材31が荷台11の床面13上をその左右方向(模擬貨物車両10の横方向)に転動して、移動・復帰する。
【0025】
図2図4図6に示すように、アーム部材51,52の先端部側は円筒状の荷物部材31の周壁32に開設された切欠部35,36から荷物部材31内に挿入した状態に配置され、荷物部材51,52内に位置するアーム部材51,52の先端部側に、周壁32の内面に当接可能であって切欠部35,36から離脱不能なキャスタ55,56が取り付けられている。アーム部材51,52の荷物部材31外に位置する部分(角部51a,52a)には、周壁32の外面に当接可能な押圧部材53が荷物部材31の軸心と平行に取り付けられている。
【0026】
次に、図1図6に基づいて荷崩れ体験装置100の使い方について説明する。図1に示すように、模擬貨物車両10の荷台11の左側部ドア12が閉止されているとき、荷物部材31は荷物部材30に接触し、並列状態にある。この状態においては、図6に示すように、アーム部材52(51)はその先端部側(キャスタ56(55)取付側)を残し、押圧部材53とともに荷台11の床面13の下方に倒伏した状態で収納されている。このとき、キャスタ56(55)は荷物部材31の周壁32の内面に当接しているので、荷物部材31は転動しないように保たれている。
【0027】
ここで、図6に示すように、受講者が荷台11の左側部ドア12を開くと、荷台11の左側面に設置されたリミットスイッチ16に左側部ドア12が接触し、リミットスイッチ16がONしてモータ57(図4参照)が作動し、回転軸54が反時計方向(図6中における反時計方向)に回転する。これにより、回転軸54に固着されたアーム部材52(51)も同方向に回転しながら起立していき、床面13の開口部15から押圧部材53が出現する。
【0028】
この後も回転軸54は同方向に回転し続け、開口部53から出現した押圧部材53が荷物部材31の周壁32の外面に当接し、これを押圧するので、荷物部材31は荷台11の左側に向かって転動し始める。図6に示すように、左側部ドア12を開いた受講者は、自分の居る方向に向かって転動してくる荷物部材31xを見て、荷崩れが発生したような感覚に陥り、驚きと恐怖を味わうこととなる。
【0029】
荷物部材31が転動している間も回転軸54は回転し続け、アーム部材51,52が所定位置に達すると、床面13の下方に配置されたリミットスイッチ(図示せず)が作動してモータ57を停止させ、アーム部材51,52は所定位置で停止する。
【0030】
アーム部材51,52が停止すると、図6に示すように、荷台11の左側に向かって転動してきた荷物部材31yの周壁32の内面がキャスタ55,56に当接し、ストッパとして機能するので、荷物部材31yはその位置で停止する。荷台11の左側縁部13L近傍で停止した荷物部材31yは、キャスタ55,56及びアーム部材51,52などによって支えられ、荷台11から落下することはないので、受講者の安全は確保される。
【0031】
本実施形態では、前記所定位置(荷物部材31yの停止位置)を、荷物部材31yの周壁32の一部が荷台11の床面13の左側縁部13Lの直上に到達する位置に設定しているが、これに限定するものではなく、荷物部材31が荷台11から落下しない位置であれば任意に設定することができる。
【0032】
この後、左側部ドア12の閉止操作を開始すると、リミットスイッチ16から左側部ドア12が離れ、これによってモータ57が前述と逆方向に作動して回転軸54が時計方向(図6中における時計方向)に回転するので、アーム部材51,52も同方向に回転しながら、床面13の開口部15に向かって倒伏していく。アーム部材51,52の倒伏動作に伴い、キャスタ55,56が荷物部材31の周壁32の内面を荷台11の右側に向かって押圧するので、荷物部材31はキャスタ33,56及びアーム部材51,52によって牽引されるように床面13上を転動していき、元の積載状態に復帰する。アーム部材51,52が元の位置まで戻ると、床面13の下方に配置されたリミットスイッチ(図示せず)が作動してモータ57を停止させるので、荷物部材31は元の位置で停止する。
【0033】
このように、荷物の積み下ろし作業に従事する作業者に対する安全衛生教育の講習会などにおいて、模擬貨物車両10の荷台11の左側部ドア12を受講者が開くと、荷台11に積載された状態にある荷物部材31が、恰も荷崩れが発生したように、自動的に転がり出すので、このような動きを予測していなかった受講者は驚きと恐怖を同時に味わうこととなり、荷崩れの危険性を、身を以って学習することができる。
【0034】
また、荷物部材31が突然動き出したときの驚きと恐怖は、受講者に強く印象づけられるので、荷崩れの危険性に対する予知能力を確実に習得することができる。さらに、荷台11の左側部ドア12を開いたときの荷物部材31の移動は、予め設定された所定位置までに限られているため、受講者が荷物部材31の移動範囲外に居る限り、危険性はなく、受講者は荷崩れの危険性を安全に体験学習することができる。
【0035】
図7図8に示すように、本実施形態においては、押圧部材53とキャスタ55,56とが回転軸54を中心に所定角度Dを隔てた状態でアーム部材51,52に取り付けられているので、受講者が模擬貨物車両10の左側部ドア12を開いて荷物部材31が転動し始めるまでの間にタイムラグが生じ、また、転動し始めた荷物部材31が所定位置で停止するまでの間、荷物部材31は他の部材に拘束されることなく転動する。このため、左側部ドア12を開いた受講者は、実際に荷崩れが生じて荷物部材31が転がり出したような錯覚に陥り易く、学習効果を高める上で有効である。
【0036】
なお、図1図10に基づいて説明した荷崩れ体験装置100は、本発明の一例を示すものであり、本発明に係る荷崩れ体験装置は、前述した荷崩れ体験装置100に限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係る荷崩れ体験装置は、貨物車両などによる物品の運搬に従事する者が所属する運輸業や各種製造業などの分野において広く利用することができる。
【符号の説明】
【0038】
10 模擬貨物車両
11 荷台
12 左側部ドア
13 床面
13L 左側縁部
14 右側部ドア
15 開口部
30,31,31x,31y 荷物部材
32 周壁
33 板材
35,36 切欠部
50 移動手段
51,52 アーム部材
51a,52a 角部
53 押圧部材
54 回転軸
55,56 キャスタ
57 モータ
100 荷崩れ体験装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10