(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ソケットが、1つ又は2つ以上の電気接点を含み、前記1つ又は2つ以上の電気接点が、前記ソケットに挿入された電源ハウジングの相補型電気接点と係合するように構成されている、請求項1に記載の装置。
前記電力インターフェース機構と接続するように構成されたコード付き電源を更に含み、前記コード付き電源が交流電力入力装置と直流電力出力装置とを有する、請求項1に記載の装置。
前記本体と関連付けられたハンドピースグリップを更に含み、前記ハンドピースグリップの少なくとも一部が、前記電力インターフェース機構と接続された電源の少なくとも一部によって形成されている、請求項1に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本技術の特定の実施例に関する以下の説明は、本技術の範囲を限定するために使用されるべきではない。本技術のその他の実施例、特徴、態様、実施形態、及び有利点は、例として、本技術を実施するために想到される最良の形態の1つである以下の説明から、当業者には明らかとなるであろう。理解されるように、本明細書で説明される本技術は、全て本技術から逸脱することなく、その他種々の明白な態様が可能である。したがって、図面及び説明文は、例示的な性質のものであって限定的なものと見なすべきではない。
【0010】
更に理解されることとして、本明細書に記載されている教示、表現、実施形態、例などのうちの任意の1つ又は2つ以上が、本明細書に記載されている他の教示、表現、実施形態、例などのうちの任意の1つ又は2つ以上と組み合わされ得る。したがって、以下の教示、表現、実施形態、実施例などは、互いに関して分離して考慮されるべきではない。本明細書の教示を組み合わせ得る種々の適切な方法が、本明細書における教示を考慮すれば当業者には容易に明らかになるであろう。こうした変更形態及び変形形態は、特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【0011】
I.互換可能な電源オプションを備えた例示的外科用器具
当業者においては、バッテリ電源機器は、固有の長所と短所を呈し得るが、コード付き機器は、異なる長所と短所の組を呈し得ることを認識するであろう。したがって、いくつかの例において、当面の特定の状況に基づいて、バッテリ電源若しくはコード付き電源の望ましい長所を提供できるか、又はバッテリ電源若しくはコード付き電源の短所を恐らくは回避できる機器を提供することが望ましい場合がある。
図1は、オペレータの選択によってバッテリ電源又はコード付き電源で作動可能な例示的な外科用器具(10)を示す。この実施例の外科用器具(10)は、制御モジュール(12)と、エンドエフェクタ(14)と、ユーザ入力装置(18)と、電源ソケット(20)と、を含む。エンドエフェクタ(14)と、センサ(16)と、ユーザ入力装置(18)と、電源ソケット(20)は全て、ワイヤ(22)を介して制御モジュール(12)と連通している。したがって、制御モジュール(12)は、エンドエフェクタ(14)、センサ(16)、ユーザ入力装置(18)、及び/又は電源ソケット(20)からの入力(例えば、電力、データ等)を受け付け、1つ又は2つ以上の制御アルゴリズムに基づき、及びセンサ(16)及び/又はユーザ入力装置(18)から受け取った入力に基づいて、エンドエフェクタ(14)を駆動するように動作可能である。制御モジュール(12)は、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、メモリ、プリント配線基板(PCB)、記憶装置(例えば、ソリッドステートドライブ又はハードディスク)、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう様々な他の好適な構成要素を含み得る。ワイヤ(22)は、任意の好適な従来型配線、リジッド回路板若しくはフレックス回路におけるトレース、並びに/又は電力及び/若しくはデータ/信号を伝達するように動作可能であるその他の任意の好適な構成要素を含み得る。
【0012】
エンドエフェクタ(14)は、組織を処置するように動作可能である様々な機構を含み得る。単なる一例として、エンドエフェクタ(14)は、組織を把持するように動作可能である1つ又は2つ以上の可動ジョーと、組織切断機構(例えば、ナイフブレードの並進)、組織を切断するように動作可能なステープルとステープルドライバのセット、超音波エネルギーを組織に適用して組織のタンパク質を変性させるように動作可能な超音波ブレード、RFエネルギー(例えば、二極又は単極)を組織に供給するように動作可能な1つ又は2つ以上の電極、及び/又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう任意のその他の好適な機構を含み得る。本実施例のエンドエフェクタ(14)は、超音波ブレード、一対のクランプジョー、鋭利なナイフ、ステープル駆動アセンブリ、単極RF電極、一対の二極RF電極、熱加熱要素、及び/又は電力によって駆動され得るその他の様々な構成要素などのアクティブ機構を含む。いくつかの例において、エンドエフェクタ(14)は、補修、試験、交換、又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろうその他の一切の目的に用いる外科用器具(10)の残りの部分から取外し可能である。また、外科用器具(10)は、異なる種類の活動を実行するために、様々な種類のエンドエフェクタ(14)を受容するように構成し得ることが理解されよう。例えば、外科用器具(10)は、取外し可能なステープル留めエンドエフェクタ(14)を受容することができるが、このエンドエフェクタ(14)は、取外し可能であり電気外科エンドエフェクタ(14)と交換することができ、この電気外科エンドエフェクタ(14)は、取外し可能であり超音波エンドエフェクタ(14)等と交換することができる。
【0013】
本実施例のセンサ(16)は、作動時に様々な情報を制御モジュール(12)に提供するように動作可能である。単なる一例として、このような構成は、エンドエフェクタ(14)の温度を感知すること、又はエンドエフェクタ(14)の振動速度を決定することを含み得る。センサ(16)からのデータは、制御モジュール(12)によって処理され、電力を(例えば、フィードバックループ等において)エンドエフェクタ(14)へ供給することができる。センサ(16)のその他の様々な構成が、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう外科用器具(10)の目的に合わせて提供され得る。センサ(16)の様々な好適な使用、及びセンサ(16)の取り得る様々な形態が、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。言うまでもなく、本明細書に記載の他の構成要素と同様、外科用器具(10)は複数のセンサ(16)を有し得、又は所望に応じて、センサー(16)を単に省略することができる。
【0014】
トリガー(18)は、電力を選択された電源(40、60)からエンドエフェクタ(14)(及び又は外科用器具(10)のいくつかの他の構成要素)へ選択的に供給して、手順を実行している時に外科用器具(10)を稼働させるように構成され得る。単なる一例として、トリガー(18)は、1つ又は2つ以上のプッシュボタン、1つ又は2つ以上の枢着トリガー、1つ又は2つ以上のスライダー、1つ又は2つ以上のつまみ、及び/又はこれらの変形及び組み合わせを含み得る。トリガー(18)が取り得る他の好適な形態は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0015】
電源ソケット(20)は、電源(40、50)を、並びにそれによって、電源制御モジュール(12)及びエンドエフェクタ(14)を取外し可能に受容するように動作可能である。特に、電源ソケット(20)は、バッテリ(40)又はプラグ(50)のいずれかを取外し可能に受容するように動作可能である。電源ソケット(20)は、電気接点と、誘導結合機構と、容量結合機構と、及び/又は電源(40、50)が電源ソケット(20)に完全に接続された時に電力を電源(40、50)から制御モジュール(12)に伝達するように動作可能であるその他の一切の好適なタイプの機構と、を含み得る。バッテリ(40)は、1つ又は2つ以上のNiMH電池、リチウムイオン電池(例えば、角柱セル式リチウムイオン電池等)、Ni−Cad電池、又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろうその他の一切のタイプの携帯用電源のパックを含み得る。バッテリ(40)は、所望により、充電可能であっても、なくてもよい。電源ソケット(20)に接続された時、バッテリ(40)は、エンドエフェクタ(14)の稼働された構成要素を使用して外科手術の少なくとも一部を実行できるだけの電力を制御モジュール(12)とエンドエフェクタ(14)とに供給するように動作可能である。
【0016】
本実施例のプラグ(50)は、統合型ケーブル(52)に接続されており、統合型ケーブル(52)は更に、ジェネレータ(60)に取外し可能に接続されている。プラグ(50)とケーブル(52)は、使い捨て構成要素、又は再利用可能な殺菌可能構成要素として提供され得る。ジェネレータ(60)は、従来型の交流壁コンセント(図示せず)に接続でき、電力を従来型の交流壁コンセントから外科用器具(10)での使用に適した電力に変換するように動作可能である。いくつかの変形例において、ジェネレータ(60)は、Ethicon Endo−Surgery,Inc.(Cincinnati,Ohio)製のG11ジェネレータを含む。ジェネレータ(60)は、外科用器具(10)が、超音波外科用器具であるか、電気外科器具であるか等によって、電力出力モードを変更するように動作することができる。電力出力モードの変更は、オペレータが手動で選択するか、又はジェネレータ(60)に接続される器具のタイプを感知してジェネレータ(60)によって自動的に選択され得る。単なる一例として、ジェネレータ(60)は、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2011年1月20日公開の米国公開第2011/0015631号、発明の名称「Electrosurgery Generator for Ultrasonic Surgical Instruments、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2011年4月14日公開の米国公開第2011/0087212号、発明の名称「Surgical Generator for Ultrasonic and Electrosurgical Devices」、及び/又は本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2011年4月14日公開の米国公開第2011/0087256号、発明の名称「Surgical Generator for Ultrasonic and Electrosurgical Devices」の教示の少なくともいくつかに従って製作することができる。本実施例において、ジェネレータ(60)は、電力をケーブル(52)を通じてプラグ(50)に伝達し、それによって、外科用器具(10)に電力を供給するように動作可能である。
【0017】
また、ケーブル(52)とプラグ(50)は、外科用器具(10)とジェネレータ(60)との間のデータ及び/又は命令等の一方向又は双方向の伝達を提供するように更に動作し得ることが理解されよう。単なる一例として、データは、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116367号、発明の名称「Medical Device Usage Data Processing」の教示の少なくとも一部に従って、ケーブル(52)とプラグ(50)とを通じて伝達され得る。加えて又は代替として、このようなデータは、器具(10)の1つ又は2つ以上の構成要素に関するソフトウェア/ファームウェアのアップグレード、器具(10)、プラグ(50)、及び/又はジェネレータ(60)の認証を支給するために用いられるデータ、使用追跡データ、器具(10)を使用する特定のオペレータに基づいて器具(10)の性能を調整する自動設定データ、器具(10)に記憶されたイベントを表すデータ、器具(10)の使用中にリアルタイムで取り込まれたデータ(例えば、温度、組織インピーダンス等)、及び/又はその他の様々種類のデータを含み得る。器具(10)の操作性が、器具を使用する特定のオペレータに基づいて調整される変形例において、かかる調整は、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年3月22日出願の米国特許出願第13/426,760号、発明の名称「Method and Apparatus for Programming Modular Surgical Instrument」の教示の少なくとも一部に従って提供され得る。また、ジェネレータ(60)は、ケーブル(52)とプラグ(50)とを介して器具(10)上で診断を実行可能であることが理解されよう。
【0018】
ケーブル(52)とプラグ(50)とを通じて提供されることに加えて、又はそれに代わって、上述のデータ通信機能の少なくとも一部が、器具(10)とジェネレータ(60)との間、及び/又は器具(10)と装置のその他の一部との間で無線で提供され得る。単なる一例として、かかる無線通信は、ブルーツースプロトコル、ジグビープロトコル、いくつかの他のプロトコル、又はいくつかの他のモダリティ(例えば、非RF無線通信等)さえも使用して提供され得る。かかる無線通信は、器具(10)がバッテリ(40)に接続されている時、及びいくつかの例において、器具(10)がプラグ(50)とケーブル(52)とに接続されている時でさえ提供され得る。上述の実施例は、器具(10)とジェネレータ(60)との間のデータ通信を含むが、器具(10)とジェネレータ(60)との間で伝達されることに加えて又はその代わりに、器具(10)と装置のいくつかのその他の部分との間で無線又は有線で伝達され得ることが理解されよう。単なる一例として、データは、器具(10)から腹腔鏡カメラディスプレイに伝達され得る。器具(10)が通信することができる他のタイプの装置は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0019】
ジェネレータ(60)は、器具(10)がバッテリ(40)によって駆動される時には器具(10)が提供できない、ユーザフィードバック(例えば、可聴音、光、図形/テキストメッセージ等)も提供することができる。ジェネレータ(60)でのかかるユーザフィードバックは、ケーブル(52)とプラグ(50)を通じて受信されるデータによって駆動され得る。例えば、ユーザフィードバックは、エンドエフェクタ(14)が稼働されている時、サイクルが完了した時、タイマーが時間を経過した時、アラート条件がある時に、設定の指示、トラブルシューティング、エンドエフェクタ(14)の並進移動ナイフの前後位置、エンドエフェクタ(14)のジョー間でクランプされた組織の厚さ等を指示することができる。器具(10)のいくつかの変形例は、器具(10)自身を通じてユーザフィードバックを提供するように構成され得る。例えば、器具(10)は、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116364号、発明の名称「User Feedback through Handpiece of Surgical Instrument」と、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116267号、発明の名称「User Feedback through End Effector of Surgical Instrument」の教示の少なくとも一部に従ってユーザフィードバックを提供することができる。器具(10)が独自にユーザフィードバックを提供できる場合でさえ、器具(10)のかかるユーザフィードバック機構は、器具(10)がケーブル(52)とプラグ(50)とを介してジェネレータ(60)に接続されている時、ジェネレータ(60)を通じてユーザフィードバックを提供することを選択してバイパスされ得る。あるいは、ジェネレータ(60)を通じて提供されるユーザフィードバックは、器具(10)を通じて提供されるユーザフィードバックを補完することができる。
【0020】
いくつかの変形例において、器具(10)は、データ(例えば、組織インピーダンス、その他の電気外科性能データ等)をジェネレータ(60)及び/又はいくつかのその他のスマートレシーバに伝達し、その後、ジェネレータ(60)及び/又はその他のスマートレシーバが、情報を器具(10)に伝達して器具(10)に対して特定のユーザフィードバックを出力するように指示する。このようにして、器具(10)自体がユーザフィードバックを提供する時でさえ、かかるユーザフィードバックは、少なくとも部分的にジェネレータ(60)からの指示によって駆動され得、かかる指示は、少なくとも部分的に、器具(10)からジェネレータ(60)に伝達されるデータに基づく。器具(10)からジェネレータ(60)に伝達されるデータ、及び/又はジェネレータ(60)から器具(10)に伝達されるユーザフィードバックコマンドは、ケーブル(52)とプラグ(50)及び/又はその他の手段を介して伝達され得る。
【0021】
また、器具(10)は、データを無線でジェネレータ(60)に伝達し、ユーザフィードバックをジェネレータ(60)を通じて提供し得ることが理解されよう。繰り返すが、かかる無線通信は、ブルーツースプロトコル、ジグビープロトコル、いくつかの他のプロトコル、又はいくつかの他のモダリティ(例えば、非RF無線通信等)を使用して提供され得る。かかる無線通信は、器具(10)がバッテリ(40)に接続されている時に、及びいくつかの例において、器具(10)がプラグ(50)とケーブル(52)に接続されている時でさえ提供され得る。
【0022】
上述の実施例は、ユーザフィードバックを提供するための器具(10)とジェネレータ(60)との間のデータ通信を含むが、データは、器具(10)とジェネレータ(60)との間で伝達されることに加えて又はその代わりに、器具(10)と装置のいくつかのその他の部分との間で無線又は有線で伝達され得ることが理解されよう。単なる一例として、データは、腹腔鏡カメラディスプレイが、器具(10)からのデータに基づいて可聴フィードバック及び/又は可視フィードバックをユーザに提供することができるように、器具(10)から腹腔鏡カメラディスプレイに無線又は有線で伝達され得る。更に別の単なる例示的な変形例として、器具(10)からのデータは、通信系統におけるリンク間の通信を提供する有線又は無線技術の任意の好適な組み合わせによって、ジェネレータ(60)から装置の別の部分(例えば、腹腔鏡カメラディスプレイ)に中継され得る。更に別の単なる例示的な実施例として、データは、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年3月22日出願の米国特許出願第13/426,792号、発明の名称「Surgical Instrument Usage Data Management」の教示の少なくとも一部に従ってサーバに中継され得る。
【0023】
当業者においては、上述の無線通信実施例が、数多くの方法で実施し得ることを認識されよう。単なる一例として、無線通信は、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116381号、発明の名称「Surgical Instrument with Charging Station and Wireless Communication」、及び/又は本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116365号、発明の名称「Surgical Instrument Safety Glasses」の教示の少なくとも一部に従って実施され得る。上述の無線通信実施例が実施され得るその他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0024】
ケーブル(52)とプラグ(50)は本実施例においては一体であるが、いくつかの他の変形例においては、これらの構成要素は分離することができる。例えば、いくつかの変形例において、ケーブル(52)は、典型的には、ジェネレータ(60)と共に使用される従来型のケーブルを含み得、プラグ(50)は、ケーブル(52)を接続するアダプタとして提供され得る。別の単なる例示的な実施例として、ケーブル(52)は、標準的な交流壁コンセントに直接差し込む従来型の電力供給ケーブルを含み得、プラグ(50)は、ケーブル(52)の他端に取外し可能に接続されるアダプタである。同様に、ケーブル(52)とプラグ(50)が一体であるなしに関係なく、ケーブル(52)の反対側の端部は、ケーブル(52)をジェネレータ(60)か又は標準的な交流壁コンセントのいずれかに選択的に差し込むことを可能にする1つ又は2つ以上の取外し可能なアダプタを含み得る。例えば、ケーブル(52)の電力受容端部は、標準的な交流壁コンセントに直接差し込むように構成された一体型プラグを含み得、アダプタがこのプラグに接続されて、ケーブル(52)の電力受容端部がジェネレータ(60)に差し込まれることを可能にする。あるいは、ケーブル(52)の電力受容端部は、ジェネレータに直接差し込むように構成された一体型プラグを含み得、ケーブル(52)の電力受容端部を標準的な壁コンセントに差し込むことを可能にするように、アダプタをこのプラグに接続することができる。ケーブル(52)が標準的な壁コンセント(アダプタの有無を問わない)に差し込むように動作可能である変形例において、ケーブル(52)及び/又はプラグ(50)は、医用電気機器規格(例えば、標準ICE−60601−1)に適合するために患者隔離回路を含み得る。
【0025】
更に別の単なる例示的な変形例として、器具(10)に直接接続するケーブル(52)の端部は、選択可能な複数のプラグ(50)(又はアダプタ)を含み得、各プラグ(50)(又はアダプタ)は、特定の外科モダリティ(例えば、電気外科、超音波外科、外科用ステープル留め等)、及び/又は特定のサブモダリティ(例えば、二極電気外科に対する単極電気外科、高エネルギー超音波外科に対する低エネルギー超音波外科等)に対応付けられている。器具(10)のいくつかの変形例は、複数の外科モダリティ及び/又はサブモダリティで動作するように構成され得る。いくつかのこのような変形例において、器具(10)は、選択されたプラグ(50)(又はアダプタ)に対応付けられたモダリティ及び/又はサブモダリティを感知し得、それによって、その特定のモダリティ/サブモダリティで動作するように器具自身を自動的に構成することができる。このような機能が実行され得る様々な好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。同様に、プラグ(50)とケーブル(52)との間の他の好適な関係を含むプラグ(50)とケーブル(52)の他の好適な構成は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0026】
ジェネレータ(60)のいくつかの変形例は、ジェネレータが交流定電流を出力として供給するモードを含み得る。器具(10)は、ジェネレータ(60)の交流出力が整流される必要があるように直流電力に基づいて動作するように構成され得る。プラグ(50)は、このような交流出力をジェネレータ(60)から外科用器具(10)の駆動に好適なパラメータを含んだプロフィールを有する直流電力に変換するように動作可能である。特に、プラグ(50)は、以下で詳細に記述されているようにジェネレータ(60)の交流出力を整流する回路(70)を含む。ジェネレータ(60)が、単純な交流定電流以外の電気出力の追加モードを提供できる変形例において、ユーザがケーブル(52)をジェネレータ(60)に接続した時に、ユーザは、ジェネレータ(60)が単純な交流定電流を供給するモードを手動で選択することができる。あるいは、ジェネレータ(60)に差し込むケーブル(52)の端部は、EEPROM、及び/又はケーブル(52)がジェネレータ(60)に差し込まれた時にジェネレータ(60)が交流定電流出力モードを自動的に選択するようにジェネレータ(60)によって認識される他の機構を含み得る。
【0027】
図2に示されるように、本実施例の回路(70)は、ケーブル(52)からトロイダルトランスフォーマ(76)、更には、トロイダルトランスフォーマ(76)から4つのダイオード(78)の組にまで至る一対の入力装置(72、74)を含む。ダイオード(78)は、フィルタコンデンサ(80)とデカップリングコンデンサ(82)とを含む一対のコンデンサ(80、82)と並列に更に接続される。コンデンサ(80、82)と更に並列に、電流制限抵抗器(84)とLED(86)を含む組が配置されている。回路(70)は、一対の出力装置(90、92)で終了し、一対の出力装置(90、92)は、プラグ(50)が電源ソケット(20)と完全に接続された時、制御モジュール(12)に接続される。言うまでもなく、回路(70)の上述の構成要素と配置は、単なる例示である。回路(70)に使用することができる様々な他の好適な構成要素及び構成は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。本実施例の回路(70)は、約6アンペアで約12ボルトの直流電圧を出力するが、回路(70)は、それに代わって、任意の他の好適な電力プロフィールを有する電力を出力し得ることが理解されよう。
【0028】
本実施例において回路(70)はプラグ(50)に配置されるが、回路(70)の少なくとも一部の構成要素(回路(70)の全ての構成要素でない場合)は、他のどの位置にでも配置し得ることが理解されよう。単なる一例として、回路(70)の少なくとも一部の構成要素は、ケーブル(52)の長さに沿った任意の位置のモジュールに配置され得る。加えて又は代替的に、回路(70)の少なくとも一部の構成要素は、ジェネレータ(60)のソケット(図示せず)に受容される、ケーブル(52)の反対側端部のプラグ(図示せず)に配置され得る。加えて又は代替的に、回路(70)の少なくとも一部の構成要素は、外科用器具(10)に配置され得る。
【0029】
ジェネレータ(60)は、ユーザ入力装置(18)が活性化されていない時に、器具(10)が駆動電力を実際に受け取らないように、要求に応じてのみ、プラグ(50)の回路に駆動電力を供給し得ることが理解されよう。しかしながら、プラグ(50)の回路と器具(10)は、ユーザ入力装置(18)が活性化されていると認識することができるだけの電力を受け取り得る。このように、ユーザ入力装置(18)が実際に活性化されている時、プラグ(50)の回路は、稼働信号をジェネレータ(60)に送り、ジェネレータ(60)は、その稼働信号に応答して、駆動電力をプラグ(50)と器具(10)とに供給することができる。オペレータがユーザ入力装置(18)をリリースした時、又は回路がアイドル状態を認識した時、プラグ(50)の回路がアイドル信号をジェネレータ(60)に送信し、ジェネレータ(60)は、そのアイドル信号に応答して、アイドルモードに戻り得る。
【0030】
また、ジェネレータ(60)を所望に応じて単に省略することができるように、ケーブル(52)は、従来型の交流壁コンセントに直接差し込めるよう、回路(70)が修正され得ることが理解されよう。換言すれば、ケーブル(52)とプラグ(50)とは、ケーブル(52)を単に従来型交流壁コンセントに直接差し込むことによって好適な電力を器具(10)に供給可能であり得る。更に、回路(70)は、器具(10)のタイプと、センサ(16)のデータ等に基づいて制御アルゴリズムを実行するように動作可能である1つ又は2つ以上の制御モジュールを含み得る。例えば、このような制御モジュールは、ジェネレータ(60)が従来型のコード付き変形例の器具(10)に接続されている時ジェネレータ(60)によって実行される制御アルゴリズムを実行することができる。このような制御アルゴリズムは、器具(10)が直流定電力信号を必ずしも受け取らないように、器具(10)への交流出力を自動的に調整又は制御することができる。加えて又は代替的に、このような制御モジュールは、器具(10)に一体化され得る。
【0031】
いくつかの例において、外科用器具(10)は、外科用ステープル留めと切断器具とを含む。単なる一例として、外科用器具(10)は、米国特許第7,416,101号、米国公開第2009/0209990、同第2012/0239012号、及び/又は米国特許出願第13/716,308号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0032】
別の単なる例示的実施例として、外科用器具(10)は、超音波外科用器具を含み得る。単なる一例として、外科用器具(10)は、米国特許第5,322,055号、同第5,873,873号、同第5,980,510号、同第6,325,811号、同第6,783,524号、米国公開第2006/0079874号、同第2007/0191713号、同第2007/0282333号、同第2008/0200940号、同第2010/0069940号、同第2011/0015660号、同第2012/0112687、同第2012/0116265号、及び米国特許出願第61/410,603号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0033】
更に別の単なる例示的実施例として、外科用器具(10)は電気外科器具を含み得る。単なる一例として、外科用器具(10)は、米国特許第6,500,176号、同第7,112,201号、同第7,125,409号、同第7,169,146号、同第7,186,253号、同第7,189,233号、同第7,220,951号、同第7,309,849号、同第7,311,709号、同第7,354,440号、同第7,381,209号、米国公開第2011/0087218号、同第2012/0116379号、同第2012/0078243号、同第2012/0078247号、米国特許出願第13/622,729号、同第13/622,735号、及び/又は同第13/658,784号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0034】
いくつかの変形例において、外科用器具(10)は、超音波外科用器具及び電気外科器具に対応付けられた機能を提供することができる。単なる一例として、外科用器具(10)は、2001年6月26日交付の米国特許第6,251,110号、発明の名称「Combined Radio Frequency and Ultrasonic Surgical Device」、及び/又は2011年1月20日公開の米国公開第2011/0015627号、発明の名称「Impedance Monitoring Apparatus,System,and Method for Ultrasonic Surgical Instruments」の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。いくつかのこのような変形例において、電気外科器具に関連付けられた追加機能は、器具(10)が、バッテリ(40)によって駆動される時にのみ器具(10)が超音波器具機能を提供するように、ケーブル(52)とプラグ(50)とが器具(10)に接続されている時のみ追加される。同様に、器具(10)をケーブル(52)とプラグ(50)に接続すると、ユーザ入力装置(18)が、ケーブル(52)とプラグ(50)を器具(10)に接続した時に(器具(10)がバッテリ(40)で駆動された時の応答と比較して)異なる応答をするように、1つ又は2つ以上のユーザ入力装置(18)の機能を変更することができる。例えば、器具(10)がバッテリ(40)によって駆動される時に超音波出力機能を提供する1つのユーザ入力装置(18)は、それに代わって、ケーブル(52)とプラグ(50)が器具(10)に接続されている時、電気外科出力機能を提供することができる。
【0035】
以下では、器具(10)に関連する上述の教示が外科用ステープラー及び超音波外科用器具に組み込まれ得るいくつかの単なる例示的な実施例について記述する。他の好適な実施例は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。同様に、器具(10)に関連する上述の教示が電気外科器具に組み込まれ得る様々な好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0036】
A.互換可能電源オプションを備えた例示的外科用ステープラー
図3〜
図5は、外科用器具(10)が取り得る形態の単なる例示的な実施例を示す。特に、
図3〜
図5は、ハンドピース(110)と、エンドエフェクタ(114)と、エンドエフェクタ(114)を選択的に活性化するように動作可能であるトリガー(118)と、を含む、外科用ステープラーを示す。本実施例のハンドピース(110)は、ピストル把持部(112)を含むが、任意の他の好適な構成が使用し得ることが理解されよう。
図3に示されるように、ハンドピース(110)は、バッテリ(140)を受容するように構成されている。バッテリ(140)は、ハンドピース(110)のモータ(図示せず)に電力を供給するように動作可能であり、モータは、オペレータによるトリガー(118)のピストル把持部(112)への押し込みに応答してエンドエフェクタ(114)を駆動するように更に動作可能である。単なる一例として、外科用ステープラー(100)は、いずれもその開示が本明細書において参考として組み込まれている、米国特許第7,416,101号、米国公開第2009/0209990号、同第2012/0239012号、及び/又は米国特許出願第13/716,308号の教示の少なくともいくつかに従って製作及び/又は動作され得る。
【0037】
図4に示されるように、バッテリ(140)は、ハンドピース(110)から選択的に取外し可能であり、ハンドピース(110)の近位の電源ソケット(120)を開放状態にする。単なる一例として、1つ又は2つ以上の弾力的に付勢されたラッチ機構を使用して、バッテリ(140)を電源ソケット(120)内に選択的に固定することができる。
図5に示されるように、プラグ(150)は、バッテリ(140)の代わりに電源ソケット(120)に嵌るように構成されている。特に、本実施例のプラグ(150)は、大きさと形状がバッテリ(140)と実質的に同じであり、プラグ(150)をハンドピース(110)に選択的に固定するバッテリ(140)で見られるものと同じ種類の機構を含む。プラグ(150)は、ジェネレータ(60)に更に接続される統合型ケーブル(152)を含む。プラグ(150)が、交流電力がジェネレータ(60)からケーブル(152)を介してプラグ(150)に伝達されるにも係らず、それ以外の場合はバッテリ(140)によって供給されるであろう同じ直流電力プロフィールを外科用器具(100)に供給するように最終的に動作可能であるように、プラグ(150)は、上述の回路(70)と同じ回路を含み得る。したがって、プラグ(150)と、ケーブル(152)と、ジェネレータ(60)とは、共にバッテリ(140)の代用としての役割を果たすことが理解されよう。
【0038】
例示的な使用において、オペレータは、当初、バッテリ(140)を
図3に示されるように挿入し、外科手術においてステープリング器具(100)の使用を開始することができる。バッテリ(140)の電力レベルが臨界レベル以下に低下した場合、オペレータは
図4に示されるように電源ソケット(120)からバッテリ(140)を取外し、
図5に示されるようにプラグ(150)を電源ソケット(120)に挿入することができる。その後、オペレータはステープリング器具(100)を外科出術で継続して使用することができる。オペレータがステープリング器具(100)を特定の外科手術の間、繰り返し使用したい場合及び長時間使用したい場合、オペレータは、バッテリ(140)を全く使用しないで、単にプラグ(150)を電源ソケット(120)に挿入して手術を開始することができる。ステープリング器具(100)をバッテリ(140)及び/又はプラグ(150)と共に選択的に使用することができるその他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0039】
B.互換可能電源オプションを備えた例示的な超音波外科用器具
図6〜
図8は、外科用器具(10)が取り得る形態の別の単なる例示的な実施例を示す。特に、
図6及び
図8は、モジュラーシャフトアセンブリとエンドエフェクタ(図示せず)に選択的に接続するように動作可能であるハンドピース(210)を含む超音波外科用器具(200)を示す。単なる一例として、このような選択的な接続とモダリティは、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日に公開の米国公開第2012/0116388号、発明の名称「Surgical Instrument with Modular Shaft and End Effector」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10に公開の米国公開第2012/0116394号、発明の名称「Surgical Instrument with Pivoting Coupling to Modular Shaft and End Effector」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116395号、発明の名称「Surgical Instrument with Modular Shaft and Transducer」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116260号、発明の名称「Surgical Instrument with Motorized Attachment Feature」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116363号、発明の名称「Surgical Instrument Handpiece with Resiliently Biased Coupling to Modular Shaft and End Effector」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116389号、発明の名称「Surgical Instrument Shaft with Resiliently Biased Coupling to Handpiece」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116396号、発明の名称「Surgical Instrument with Modular End Effector」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116266号、発明の名称「Surgical Instrument with Modular End Effectir and Detection Feature」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2011年10月10日出願の米国特許出願第13/269,899号、発明の名称「Ultrasonic Surgical Instrument with Modular End Effector」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年3月22日出願の米国特許出願第13/426,760号、発明の名称「Method and Apparatis for Programming Modular Surgical Instrument」、及び/又は本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月31日出願の米国特許出願第13/484,547号、発明の名称「Loading Cartridge for Surgical Instrument End Effector」の教示の少なくともいくつかに従って提供され得る。ハンドピース(210)をシャフトアセンブリとエンドエフェクタとに選択的に接続することができる他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0040】
本実施例のハンドピース(210)は、ピストル把持部(212)と、トリガ(218)と、ボタン(219)とを含む。トリガー(218)は、ハンドピース(210)に接続されたシャフトアセンブリの遠位端でエンドエフェクタのクランピング機構を機械的に駆動するように動作可能である。ボタン(219)は、ハンドピース(210)内の超音波変換器(224)を選択的に稼働し、それによって、ハンドピース(210)に接続されたシャフトアセンブリの遠位端でエンドエフェクタの超音波ブレードを駆動するように動作可能である。ピストル把持部(212)は、バッテリ(240)を受容するように構成されている電源ソケット(220)を画成する。ピストル把持部(212)は、電源ソケット(220)内のバッテリ(240)を完全に閉じるように動作可能である旋回ドア(226)を更に含む。バッテリ(240)は、ハンドピース(210)の超音波変換器(224)に電力を供給し、それによって、ボタン(219)がオペレータによって押された時にハンドピース(210)に接続されたシャフトアセンブリの遠位端でエンドエフェクタの超音波ブレードを駆動するように動作可能である。単なる一例として、シャフトアセンブリとエンドエフェクタとがハンドピース(210)に接続されている時、超音波外科用器具(200)は、米国特許第5,322,055号、同第5,873,873号、同第5,980,510号、同第6,325,811号、同第6,783,524号、米国公開第2006/0079874号、同第2007/0191713号、同第2007/0282333号、同第2008/0200940号、同第2010/0069940号、同第2011/0015660号、同第2012/0112687、同第2012/0116265号、及び/又は本明細書においてその開示が参考として組み込まれている、米国特許出願第61/410,603号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得、及び/又は動作可能であり得る。
【0041】
本実施例において、バッテリガイド(280)は、バッテリ(240)を電源ソケット(220)の中に誘導するために使用される。バッテリガイド(280)は、バッテリ(240)を貫通させ得る通路(282)と、バッテリガイド(280)をピストル把持部(212)の底部に対して定位置に固定する時に臨床医が把持できる外壁(284)と、を含む。
図7において最も分かりやすいように、通路(282)は、バッテリ(240)を電源ソケット(220)と位置合わせして受容及び誘導し易くするために角度が付けられた内壁(286)によって画成される。また、
図7に示されるように、バッテリガイド(280)は、バッテリガイド(280)がピストル把持部(212)の底部に対して固定されている時、開放位置で旋回ドア(226)を収容するように構成された中逃げ部を含む。バッテリガイド(280)の他の好適な構成は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0042】
また、バッテリガイド(280)は、バッテリ(240)とハンドピース(210)の外面との間の無菌バリアとして使用し得ることが理解されよう。特に、いくつかの例において、ハンドピース(210)とバッテリガイド(280)は、滅菌状態であり、バッテリ(240)は滅菌状態ではない。手が滅菌状態の1人又は二人以上の臨床医が、バッテリガイド(280)をピストル把持部(212)の底部に対して固定することができる。次に、手が滅菌状態でない臨床医が、バッテリ(240)を通路(282)に挿入し、電源ソケット(220)の中に挿入することができる。次に、手が滅菌状態の臨床医がバッテリ(240)の後のドア(226)を閉め得る。このようにして、この臨床医の手は滅菌状態であり、バッテリガイド(280)が、バッテリ(240)を直接に電源ソケット(220)の中に配置する時のガイドの役割を果たすため、バッテリ(240)はハンドピース(210)の滅菌状態を損なっていない。バッテリガイド(280)は、使い捨て可能であり、又は滅菌して再利用できる。言うまでもなく、バッテリガイド(280)は、オプションに過ぎず、所望に応じて省略することができる。単なる一例として、バッテリ(240)は、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0115005号、発明の名称「Power Source Management for Medical Device」、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0110810号、発明の名称「Medical Device with Feature for Sterile Acceptance of Non−Sterile Reusable Component」、及び/又は本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0112687号、発明の名称「Recharge System for Medical Devices」のうちの1つ又は2つ以上の教示の少なくともいくつかに従って取り扱うことができる。
【0043】
図8に示されるように、プラグ(250)は、通路(282)を通り抜け、バッテリ(240)に代わって電源ソケット(220)に嵌るように構成されている。特に、本実施例のプラグ(250)は、大きさと形状がバッテリ(240)と実質的に同じである。プラグ(250)は、ジェネレータ(60)に更に接続されている統合型ケーブル(252)を含む。プラグ(250)が、交流電力がジェネレータ(60)からケーブル(252)を介してプラグ(250)に伝達されるにも係らず、それ以外の場合はバッテリ(240)によって供給されるであろう同じ直流電力プロフィールを外科用器具(200)に供給するように最終的に動作可能であるように、プラグ(250)は、上述の回路(70)と同じ回路を含み得る。したがって、プラグ(250)とケーブル(252)とジェネレータ(60)とは、共にバッテリ(240)の代用として役割を果たすことが理解されよう。
【0044】
例示的な使用において、オペレータは、バッテリ(240)を電源ソケット(220)に挿入し、外科手術において超音波外科用器具(200)の使用を開始することができる。バッテリ(240)の電力レベルが臨界レベル以下に低下した場合、オペレータは、
図8に示されるように、電源ソケット(220)からバッテリ(240)を取外し、プラグ(250)をガイド(280)を介して電源ソケット(220)に挿入することができる。その後、オペレータは超音波外科用器具(200)を外科手術で継続して使用することができる。オペレータが超音波外科用器具(200)を特定の外科手術の間、繰り返し、及び長時間使用したい場合、オペレータは、バッテリ(240)を全く使用しないで、単にプラグ(250)を電源ソケット(220)に挿入して手術を開始することができる。超音波外科用器具(200)をバッテリ(240)及び/又はプラグ(250)と選択的に使用することができるその他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0045】
図9は、外科用器具(10)の変形としての役割を果たすことができる超音波外科用器具(300)の別の単なる例示的な実施例を示す。この実施例において、超音波外科用器具(300)は、上述のハンドピース(210)と同様に、モジュラーシャフトアセンブリとエンドエフェクタ(図示せず)とに選択的に接続するように動作可能であるハンドピース(310)を含む。本実施例のハンドピース(310)は、部分的ピストル把持部(312)と、トリガー(318)と、ボタン(319)と、を含む。本実施例のトリガー(318)とボタン(319)は、上述のトリガー(218)とボタン(219)と実質的に同じである。
【0046】
部分的ピストル把持部(312)は、部分的ピストル把持部(312)を含む全ピストル把持部の残りの部分を画成するプラグ(350)と接続するように構成されている。したがって、オペレータは、ハンドピース(310)を把持する時、部分的ピストル把持部(312)とプラグ(350)との両方を把持する。部分的ピストル把持部(312)は、別の方法としては、オペレータがハンドピース(310)を把持する時に、部分的ピストル把持部(312)とバッテリの両方を把持するように、部分的ピストル把持部(312)を含む全ピストル把持部の残りの部分を画成するバッテリ(図示せず)と接続することができる。プラグ(350)は、ジェネレータ(60)と接続するジェネレータプラグ(354)で終了する統合型ケーブル(352)を含む。プラグ(350)が、交流電力がジェネレータ(60)からケーブル(352)を介してプラグ(350)に伝達されるにも係らず、それ以外の場合はバッテリで供給されるであろう同じ直流電力プロフィールを外科用器具(300)に供給するように最終的に動作可能であるように、プラグ(350)は、上述の回路(70)と同じ回路を含み得る。したがって、プラグ(350)とケーブル(352)とジェネレータ(60)とは、共にバッテリの代用としての役割を果たすことが理解されよう。
【0047】
図10は、外科用器具(10)の変形としての役割を果たすことができる超音波外科用器具(400)の更なる別の単なる例示的な実施例を示す。この実施例において、超音波外科用器具(400)は、上述のハンドピース(210)と同様に、モジュラーシャフトアセンブリとエンドエフェクタ(図示せず)とに選択的に接続するように動作可能であるハンドピース(410)を含む。本実施例のハンドピース(410)は、トリガ(418)とボタン(419)とを含む。本実施例のトリガー(418)とボタン(419)は、上述のトリガー(218)とボタン(219)と実質的に同じである。
【0048】
ハンドピース(410)は、ピストル把持部(451)を含むハンドピース(410)の残りの部分を画成するプラグ(450)と接続するように構成されている。したがって、オペレータがハンドピース(410)を把持する時、オペレータはプラグ(450)を把持する。ハンドピース(410)は、別の方法としては、オペレータがハンドピース(410)を把持する時にバッテリを把持するように、ピストル把持部を画成するバッテリ(図示せず)と接続することができる。プラグ(450)は、ジェネレータ(60)と接続するジェネレータプラグ(454)で終了する統合型ケーブル(452)を含む。プラグ(450)が、交流電力がジェネレータ(60)からケーブル(452)を介してプラグ(450)に伝達されるにも係らず、それ以外の場合はバッテリで供給されるであろう同じ直流電力プロフィールを外科用器具(400)に供給するように最終的に動作可能であるように、プラグ(450)は、上述の回路(70)と同じ回路を含み得る。したがって、プラグ(450)とケーブル(452)とジェネレータ(60)とは、共にバッテリの代用としての役割を果たすことが理解されよう。
【0049】
器具(10)の原理が外科用ステープル留め器具、超音波外科用器具、電気外科器具、及び様々な他の種類の器具に適用され得る更なる他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0050】
II.一体型電源補助電源コードを備えた例示的な外科用器具
いくつかの例において、器具のオペレータは、外科手術の間、器具からバッテリを取外すことができないか、単に、外科手術の間、器具からバッテリを取外そうとしない。例えば、バッテリの電力レベルが許容レベル以下に低下した時、オペレータは、バッテリの切り換え、又はバッテリの再充電の待機を回避するために、迅速にコード付き電源に移行したい場合がある。その理由としては、考えられる時間的制約、無菌状態の懸念、バッテリが取外し不可能又は取外しが比較的難しいことがあり得る。したがって、いくつかの例において、少なくとも当初はバッテリ電源で作動できるが、選択的に、バッテリを器具から取外すことなくコード付き電源で作動できる器具を提供することが望ましい。オペレータが、バッテリの現在の電力レベルに関係なく、バッテリからの電力よりもコード付き電源からの電力の供給を単に希望する場合、オペレータは、オペレータの思い付きでバッテリ電力よりもコード付き電力を選択できることが望ましい場合がある。
図11は、コード付き電力で作動するためにバッテリを取外す必要がない、バッテリ電力又はコード付き電力で作動できる例示的な外科用器具(500)を示す。
【0051】
本実施例の外科用器具(500)は、多くの点で外科用器具(10)と実質的に類似している。例えば、本実施例の外科用器具(500)は、制御モジュール(512)と、エンドエフェクタ(514)と、センサ(516)と、ユーザ入力装置(518)と、一体型バッテリ(540)と、を含む。エンドエフェクタ(514)と、センサ(516)と、ユーザ入力装置(518)と、バッテリ(540)とは、全て、ワイヤ(522)を介して制御モジュール(512)と連通している。したがって、制御モジュール(512)は、エンドエフェクタ(514)、センサ(516)、ユーザ入力装置(518)、及び/又はバッテリ(540)からの入力(例えば、電力、データ等)を受け付け、1つ又は2つ以上の制御アルゴリズムに基づき、及びセンサ(516)及び/又はユーザ入力装置(518)から受け取った入力に基づいて、エンドエフェクタ(514)を駆動するように動作可能である。制御モジュール(512)は、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、メモリ、プリント配線基板(PCB)、記憶装置(例えば、ソリッドステートドライブ又はハードディスク)、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又は本明細書の教示を考慮すれば当業者には明らかであろう様々な他の好適な構成要素を含み得る。ワイヤ(522)は、任意の好適な従来型配線、リジッド回路板若しくはフレックス回路におけるトレース、並びに/又は電力及び/若しくはデータ/信号を伝達するように動作可能である任意のその他の好適な構成要素を含み得る。
【0052】
エンドエフェクタ(514)は、組織を処置するように動作可能である様々な機構を含み得る。単なる一例として、エンドエフェクタ(514)は、組織を把持するように動作可能である1つ又は2つ以上のジョーと、組織切断機構(例えば、ナイフブレードの並進)、組織を切断するように動作可能なステープルセット及びステープルドライバ、超音波エネルギーを組織に適用して組織のタンパク質を変性させるように動作可能な超音波ブレード、RFエネルギー(例えば、二極又は単極)を組織に提供するように動作可能な1つ又は2つ以上の電極、並びに/あるいは本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう任意のその他の好適な機構を含み得る。本実施例のエンドエフェクタ(514)は、超音波ブレード、一対のクランプジョー、鋭利なナイフ、ステープル駆動アセンブリ、一対の二極単極RF電極、熱加熱要素、及び/又は電力によって駆動され得るその他の様々な構成要素などのアクティブ機構を含む。いくつかの例において、エンドエフェクタ(514)は、補修、試験、交換、又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろうその他の一切の目的に用いる外科用器具(500)の残りの部分から取外し可能である。また、外科用器具(500)は、異なる種類の活動を実行するために、様々な種類のエンドエフェクタ(514)を受容するように構成し得ることが理解されよう。例えば、外科用器具(500)は、取外し可能なステープル留めエンドエフェクタ(514)を受容することができ、この取外し可能なステープル留めエンドエフェクタ(514)は、取外して電気外科エンドエフェクタ(514)と交換することができ、この電気外科エンドエフェクタ(514)は、取外して超音波エンドエフェクタ等と交換することができる。
【0053】
本実施例のセンサ(516)は、手順中に様々な情報を制御モジュール(512)に提供するように動作可能である。単なる一例として、このような構成は、エンドエフェクタ(514)において温度を感知すること、又はエンドエフェクタ(514)の振動速度を決定することを含み得る。センサ(516)からのデータは、制御モジュール(512)によって処理されて、電力をエンドエフェクタ(514)へ(例えば、フィードバックループで)送達することができる。本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるように、センサー(516)の様々なその他の構成が、外科用器具(500)の目的に合わせて提供され得る。センサ(516)の様々な好適な使用、及びセンサ(516)の取り得る様々な形態が、本明細書における教示を考慮すれば当業者に明らかになるであろう。言うまでもなく、本明細書に記載の他の構成要素と同様、外科用器具(500)は複数のセンサ(516)を有し得、又は所望に応じて、センサー(516)を単に省略することができる。
【0054】
トリガー(518)は、電力を電源(540、560)からエンドエフェクタ(514)(及び/又は外科用器具(500)のいくつかの他の構成要素)へ選択的に供給して、手順を実行している時に外科用器具(500)を稼働させるように構成することができる。単なる一例として、トリガー(518)は、1つ又は2つ以上のプッシュボタン、1つ又は2つ以上の枢着トリガー、1つ又は2つ以上のスライダー、1つ又は2つ以上のつまみ、及び/又はこれらの変形及び組み合わせを含み得る。トリガー(518)が取り得る他の好適な形態は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0055】
本実施例において、バッテリ(540)は、バッテリ(540)が、外科用器具(500)から取外せないように(例えば、少なくとも、器具(500)を破壊することなく取外せないように)、外科用器具(500)に完全に一体化されている。いくつかの他の実施例において、バッテリ(540)は、外科用器具(500)から取外し可能である。例えば、外科用器具(500)は、上述の電源ソケット(20)に類似したソケットを有することができる。他の好適な構成が、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかとなるであろう。バッテリ(540)は、1つ又は2つ以上のNiMH電池、リチウムイオン電池(例えば、角柱セル式リチウムイオン電池等)、Ni−Cad電池、あるいは本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろうその他の一切のタイプの携帯用電源のパックを含み得る。バッテリ(540)は、所望により、充電可能であっても、なくてもよい。バッテリ(540)は、外科手術の少なくとも一部を実行できるだけの電力を制御モジュール(512)とエンドエフェクタ(514)とに供給するように動作可能である。
【0056】
本発明のプラグ(550)は、統合型ケーブル(552)に接続され、統合型ケーブル(552)は更に、上述のジェネレータ(60)と同じ種類のジェネレータに取外し可能に接続されている。ジェネレータ(60)は、電力をケーブル(552)を通じてプラグ(550)に伝達し、それによって、外科用器具(500)に電力を供給するように動作可能である。ケーブル(552)とプラグ(50)は、器具(10)に関して上述されている通信と同様に、外科用器具(500)とジェネレータ(60)との間のデータ及び/又はコマンド等の一方向又は双方向の通信を提供するように更に動作可能である。同様に、器具(500)は、器具(10)に関して上述されている無線通信と同様に、ジェネレータ(60)及び/又は他の装置との無線通信を提供できる。また、プラグ(550)は、プラグ(550)が、ジェネレータ(60)からの交流電力を整流して直流電力を器具(500)に供給するように動作可能であるように、上述の回路(70)と実質的に同じ回路(570)を含む。
【0057】
図示の様に、プラグ(550)は、制御モジュール(512)及び/又はバッテリ(540)と接続するように動作可能である。いくつかの変形例において、プラグ(550)は、制御モジュール(512)に直接配線されたソケットに受容されている。別の方法としては、プラグ(550)は、バッテリ(540)に直接接続されたソケットに受容され得る。更に別の単なる例示的な実施例として、プラグ(550)は、制御モジュール(512)とバッテリ(540)の両方に直接接続されたソケットに受容され得る。いくつかの変形例において、プラグ(550)が器具(500)に接続されている時、プラグ(550)が全動作電力を器具(500)に供給するように、バッテリ(540)が共通のスイッチングを通じてバイパスされる。全動作電力を器具(500)に供給することに加えて、器具(500)が、プラグ(550)を通じて供給される電力で十分動作可能であるように、プラグ(550)は、プラグ(550)が器具(500)に接続されている時にバッテリ(540)を充電するように動作可能であることも理解されよう。このようにして、プラグ(550)とケーブル(552)とジェネレータ(60)とは、器具(500)の主電源として、及びバッテリ(540)の充電装置としての二重の役割を集合的に果たし得る。いくつかの変形例において、これらの2つの役割は、同時に実行され得る。いくつかの変形例において、プラグ(550)とケーブル(552)とジェネレータ(60)とは、プラグ(550)と、ケーブル(552)と、ジェネレータ(60)が、器具(500)の主電源として実際に使用されていない時は、充電器の役割のみを果たす。例えば、プラグ(550)とケーブル(552)とジェネレータ(60)とは、エンドエフェクタ(514)がアイドルである時、バッテリ(540)の充電器の役割を果たし得る。別の単なる例示的な実施例として、プラグ(550)とケーブル(552)とジェネレータ(60)とは、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、2012年5月10日公開の米国公開第2012/0116380号、発明の名称「Sterile Medical Charging Device」の教示の少なくともいくつかに従ってバッテリ(540)の充電器としての役割を果たし得る。ジェネレータ(60)が、ケーブル(552)とプラグ(550)を介して充電機能を提供するように動作可能である変形例であっても、ケーブル(552)は、別体の充電装置に差し込むように構成され得る(例えば、器具(500)が外科手術等に使用された後で別の使用目的のためにジェネレータ(60)を解放する時)。言うまでもなく、バッテリ(540)のいくつかの変形例は、プラグ(550)とケーブル(552)とジェネレータ(60)とが、何らかの種類の充電機能を提供することなく、器具(500)の動作のための代替電源及び/又は補助電源としてのみの役割を果たすように、充電できない場合がある。他の好適な構成及び配置は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかとなるであろう。
【0058】
いくつかの例において、外科用器具(500)は、外科用ステープル留めと切断器具とを含む。単なる一例として、外科用器具(500)は、米国特許第7,416,101号、米国公開第2009/0209990、同第2012/0239012号、及び/又は米国特許出願第13/716,308号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0059】
別の単なる例示的実施例として、外科用器具(500)は、超音波外科用器具を含み得る。単なる一例として、外科用器具(500)は、米国特許第5,322,055号、同第5,873,873号、同第5,980,510号、同第6,325,811号、同第6,783,524号、米国公開第2006/0079874号、同第2007/0191713号、同第2007/0282333号、同第2008/0200940号、同第2010/0069940号、同第2011/0015660号、同第2012/0112687、米国特許第2012/0116265号、及び/又は米国特許出願第61/410,603号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0060】
図12は、外科用器具(500)が超音波外科用器具(600)において取り得る形態の単なる例示的な実施例を示す。本実施例において、超音波外科用器具(600)は、上述のハンドピース(210)と同様に、モジュラーシャフトアセンブリとエンドエフェクタ(図示せず)とに選択的に接続するように動作可能であるハンドピース(610)を含む。本実施例のハンドピース(610)は、ピストル把持部(612)と、トリガー(618)と、ボタン(619)と、を含む。本実施例のトリガー(618)とボタン(619)は、上述のトリガー(218)とボタン(219)と実質的に同じである。ピストル把持部(612)は、本実施例において一体型バッテリ(640)を収容する。ピストル把持部(612)は、プラグ(650)を受容するように動作可能であるソケット(620)を含む。プラグ(650)は、ジェネレータ(60)と接続するジェネレータプラグ(654)で終了する統合型ケーブル(652)を含む。プラグ(650)が、交流電力がジェネレータ(60)からケーブル(652)を介してプラグ(650)に伝達されるにも係らず、それ以外の場合はバッテリ(640)で供給されるであろう同じ直流電力プロフィールを外科用器具(600)に供給するように最終的に動作可能であるように、プラグ(650)は、上述の回路(70)と同じ回路を含み得る。したがって、プラグ(650)とケーブル(652)とジェネレータ(60)とは、共にバッテリ(640)の代用としての役割を果たすことが理解されよう。加えて又は代替的に、プラグ(650)とケーブル(652)とジェネレータ(60)は共に、バッテリ(640)の充電器としての役割を果たすことができる。
【0061】
更に別の単なる例示的実施例として、外科用器具(500)は電気外科器具を含み得る。単なる一例として、外科用器具(500)は、米国特許第6,500,176号、同第7,112,201号、同第7,125,409号、同第7,169,146号、同第7,186,253号、同第7,189,233号、同第7,220,951号、同第7,309,849号、同第7,311,709号、同第7,354,440号、同第7,381,209号、米国公開第2011/0087218号、同第2012/0116379号、同第2012/0078243号、同第2012/0078247号、米国特許出願第13/622,729号、同第13/622,735号、及び/又は同第13/658,784号の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。
【0062】
いくつかの変形例において、外科用器具(500)は、超音波外科用器具及び電気外科器具に関連付けられた機能を提供することができる。単なる一例として、外科用器具(500)は、2001年6月26日交付の米国特許第6,251,110号、発明の名称「Combined Radio Frequency and Ultrasonic Surgical Device」、及び/又は2011年1月20日公開の米国公開第2011/0015627号、発明の名称「Impedance Monitoring Apparatus,System,and Method for Ultrasonic Surgical Instruments」の教示の少なくともいくつかに従って製作され得る。上記参考文献のそれぞれの開示は、本明細書に参考として組み込まれている。いくつかのこのような変形例において、電気外科器具に関連付けられた追加機能は、器具(500)が、バッテリ(540)単独で駆動される時にのみ器具(500)が超音波器具機能を提供するように、ケーブル(552)とプラグ(550)が器具(500)に接続されている時のみ追加される。同様に、器具(500)をケーブル(552)とプラグ(550)に接続すると、ユーザ入力装置(518)が、ケーブル(552)とプラグ(550)を器具(500)に接続した時に(器具(500)がバッテリ(540)単独で駆動された時の応答と比較して)異なる応答をするように、1つ又は2つ以上のユーザ入力装置(518)の機能を変更することができる。例えば、器具(500)がバッテリ(540)で駆動される時に超音波出力機能を提供する1つのユーザ入力装置(518)が、それに代わって、ケーブル(552)とプラグ(550)が器具(500)に接続されている時、電気外科出力機能を提供することができる。
【0063】
器具(500)の原理が外科用ステープル留め器具、超音波外科用器具、電気外科器具、及び様々な他の種類の器具に適用され得る更なる他の好適な方法は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0064】
III.例示的な代替プラグアセンブリ
図13は、上述のプラグ(50、500)の代わりに使用することができる例示的な代替プラグアセンブリ(700)を示す。上述のほかに、プラグアセンブリ(700)が、プラグ(50、500)に関する上述の教示に従って構成され得、及び/又は動作可能であることが理解されよう。本実施例のプラグアセンブリ(700)は、第2のプラグハウジング(704)に接合された第1のプラグハウジング(702)を含む。いくつかの変形例において、単一のプラグハウジングが代わりに使用される。本発明のプラグハウジング(704)は、プラグハウジング(704)が、バッテリ(40)と同様にソケット(20)の中に取外し可能に受容されるように、バッテリ(40)のハウジングと同様に構成されている。プラグハウジング(702)も、バッテリ(40)のハウジングと同様に構成されているが、言うまでもなく任意である。拘束機構(706)が、プラグアセンブリ(700)を器具(10)に対して取外し可能に固定する。単なる一例として、拘束機構(706)は、弾性ラッチ、クリップ、クランプ、及び/又は任意の他の好適な構造体を含み得る。接触及び支持機構(708)は、器具(10)に対するプラグアセンブリ(700)の構造支持と、器具(10)との電気的な導通を提供する。接触及び支持機構(708)が取り得る様々な好適な形態は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0065】
プラグハウジング(704)は、接触及び支持機構(708)と電気的に導通しているプリント配線基板(710)も含む。プラグハウジング(702)は、プリント配線基板(710)と電気的に導通している変圧器(712)を含む。変圧器(712)は、上述の変圧器(76)と同様に構成され得る。いくつかの変形例において、プリント配線基板(710)は、上述の回路(70)の残りの構成要素に類似した構成要素を含む。したがって、プラグアセンブリ(700)は、上述の回路(70)と同じ構成要素、及び/又は本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう他の構成要素を含み得ることが理解されよう。また、このような構成要素は、所望に応じて、いずれかのハウジング(702、704)の間に割り当て得ることが理解されよう。
【0066】
ケーブル(714)は、ハウジング(702)から延在し、変圧器(76)と電気的に導通している。プラグ(718)は、ケーブル(714)の反対側端部に配置され、ジェネレータ(60)の対応するソケット内に差し込むように構成されている。本実施例において、LED表示器(716)もハウジング(702)上に配置されている。LED表示器(716)は、選択的に点灯してプラグアセンブリ(700)の動作状態を表示するように動作可能である。単なる一例として、LED表示器(716)は、ジェネレータ(60)と器具(10)との間の接続が成功していることを表示するように点灯することができる。加えて又は代替的に、LED表示器(716)は、電力のエンドエフェクタ(14)を介した組織への送達を表示するように点滅することができる。LED表示器(716)は、数多くの動作状態、故障状態等を表示する様々な点滅パターンを提供することができる。同様に、LED表示器(716)は、異なる状態を表示するために異なる色で点灯することができる。LED表示器(716)を通じて提供され得るユーザフィードバックの様々な好適な形態は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。同様に、LED表示器(716)に加えて又はそれに代わって、ユーザにオーディオフィードバック及び/又はビジュアルフィードバックを提供するために使用され得る他の好適な種類の機構は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。
【0067】
IV.モジュラーシャフトアセンブリを備えた例示的な外科用器具
本明細書に記述されている全ての変形例の外科用器具(10)(又は、他の変形例の外科用器具(10))は、モジュラーエンドエフェクタ又はシャフトアセンブリを有するように構成され得る。例えば、外科用器具(10)は、ハンドピース、又は様々な種類のシャフトアセンブリを取外し可能に受容する他の種類の機構を含み得る。このような様々な種類のシャフトアセンブリは、シャフトアセンブリを選択することによって、同じハンドピースを使用した様々な外科モダリティで作動するオプションを外科医に提供できるように、組織ステープル止め機構、超音波ブレード、RFエネルギー電極、外科クリップ適用機構等を有するシャフトアセンブリを含み得る。ハンドピースは、シャフトアセンブリの様々な種類のエンドエフェクタを駆動するように動作可能である機構を含み得る。いくつかの例において、シャフトアセンブリは、同じ外科手術中に同じハンドピース間で交換することができる。ハンドピースは、所望により、再利用可能な構成要素として支給され得るが、シャフトアセンブリは、使い捨て構成要素として支給される。
【0068】
モジュラーエンドエフェクタ又はシャフトアセンブリを有する外科用器具の様々な実施例が、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116388号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116394号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116395号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116260号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116363号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116389号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116396号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国公開第2012/0116266号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国特許出願第13/269,899号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国特許出願第13/426,760号、本明細書にその開示が参考として組み込まれている、米国特許出願第13/484,547号に記載されている。外科用器具(10)がモジュラーエンドシャフトアセンブリを組み込み得る更なる実施例が以下でより詳細に記述されているが、追加の実施例は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかになるであろう。以下の教示は、本明細書における全ての他の教示及び/又は本明細書において引用されている多くの参考文献における様々な教示と容易に組み合わせ得ることを理解されたい。
【0069】
図14は、以下で記述されているシャフトアセンブリ(1100、1200、1300)を含むがこれらに限定されない様々な例示的なシャフトアセンブリと接続するように構成された例示的なハンドピース(1000)を示す。ハンドピース(1000)は、ピストル把持部(1004)とシャフトソケット(1006)とを画成するハウジング(1002)を含む。本実施例において、ピストル把持部(1004)はハンドピース(1000)によって提供されるが、任意の他の好適な種類の把持部が提供され得ることが理解されよう。シャフトソケット(1006)は、シャフトアセンブリの相補形制御インターフェース機構を受容するように構成されている。ハンドピース(1000)は、例えば、電気的駆動機構(例えば、ワイヤ、バッテリ等)、超音波駆動機構(例えば、超音波変換器等)、機械的駆動機構(例えば、歯車、モータ等)などの、シャフトソケット(1006)を介してシャフトアセンブリを駆動するように動作可能である様々な駆動機構も含む。しかし、本実施例において、ハンドピース(1000)は、ハンドピース(1000)の駆動機構を稼働させるように動作可能であるユーザ入力機構を含んでいない。代わりに、それらの駆動機構は、ハンドピース(1000)に接続されたシャフトアセンブリによって提供される。これによって、ハンドピース(1000)上に使用されない制御機構を有するという見込みを回避することができると共に、未だ想到されていないユーザ入力機構を有するシャフトアセンブリの受容を容易にすることができる。
【0070】
図15は、ハンドピース(1000)に取外し可能に接続され得る1つの単なる例示的なシャフトアセンブリ(1100)を示す。シャフトアセンブリ(1100)は、ハンドピース(1000)のソケット(1006)に受容されるように構成された制御インターフェース機構(1102)を含む。シャフトアセンブリ(1100)は、遠位側に延在するシャフト(1104)と、シャフト(1104)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1105)も含む。シャフト(1104)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1000)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1006)と、制御インターフェース機構(1102)と、シャフト(1104)と、を通じて連通される。
【0071】
本実施例のシャフトアセンブリ(1100)は、第1の稼働ボタン(1106)及び第2の稼働ボタン(1008)も含む。稼働ボタン(1106、1108)は、ピストル把持部(1004)を把持する手と同じ手の指によって嵌合するように配置される。稼働ボタン(1106、1108)は、ハンドピース(1000)の駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である。単なる一例として、稼働ボタン(1106)は、シャフト(1104)の遠位端の超音波ブレードを高電力レベルで駆動するようにハンドピース(1000)を稼働し得、稼働ボタン(1108)は、同じ超音波ブレードを低電力レベルで駆動するようにハンドピースを稼働させることができる。稼働ボタン(1106、1108)によってトリガーされる他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0072】
図16は、ハンドピース(1000)に取外し可能に接続され得る別の例示的なシャフトアセンブリ(1200)を示す。シャフトアセンブリ(1200)は、ハンドピース(1000)のソケット(1006)に受容されるように構成された制御インターフェース機構(1202)を含む。シャフトアセンブリ(1200)は、遠位側に延在するシャフト(1204)、及びシャフト(1204)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1205)も含む。シャフト(1204)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1000)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1006)と、制御インターフェース機構(1202)と、シャフト(1204)と、を通じて連通される。
【0073】
本実施例のシャフトアセンブリ(1200)は、軸(A
1)の周りを回転可能な制御ダイアル(1206)も含む。制御ダイアル(1206)は、ピストル把持部(1004)を把持する手と同じ手の指によって嵌合するように配置される。制御ダイアル(1206)は、ハンドピース(1000)の駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である。単なる一例として、シャフト(1204)は、シャフト(1204)の縦軸から側方に離れたエンドエフェクタを選択的に偏向させるように動作可能である節部を含み得る。ハンドピース(1000)は、制御ダイアル(1206)の回転に呼応してこのような節部を駆動するように動作可能である駆動機構を含み得る。制御ダイアル(1206)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0074】
図17は、ハンドピース(1000)に取外し可能に接続され得る別の例示的なシャフトアセンブリ(1300)を示す。シャフトアセンブリ(1300)は、ハンドピース(1000)のソケット(1006)に受容されるように構成された制御インターフェース機構(1302)を含む。シャフトアセンブリ(1300)は、遠位側に延在するシャフト(1304)、及びシャフト(1304)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1305)も含む。シャフト(1304)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1000)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1006)と、制御インターフェース機構(1302)と、シャフト(1304)と、を通じて連通される。
【0075】
本実施例のシャフトアセンブリ(1300)は、枢着トリガー(1306)及び稼働ボタン(1308)も含む。トリガー(1306)とボタン(1308)は、ハンドピース(1000)の駆動機構を選択的に稼働するように動作可能である。単なる一例として、シャフト(1304)の遠位端のエンドエフェクタは、クランプジョーと、ジョー間でクランプされた組織に二極RFエネルギーを適用するように動作可能であるRF電極と、を含み得る。いくつかのこのような変形例において、トリガー(1306)は、ハンドピース(1000)を稼働してジョーを閉位置に駆動し得、ボタン(1308)は、ハンドピース(1000)を稼働させて、RFエネルギーをジョーの電極に供給することができる。トリガー(1306)と稼働ボタン(1308)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0076】
図18は、以下に記述のシャフトアセンブリ(1500、1600)を含むがこれらに限定されない様々な例示的なシャフトアセンブリと接続するように構成された別の例示的なハンドピース(1400)を示す。ハンドピース(1400)は、ピストル把持部(1404)とシャフトソケット(1406)とを画成するハウジング(1402)を含む。本実施例において、ピストル把持部(1404)はハンドピース(1400)によって提供されるが、任意の他の好適な種類の把持部が提供され得ることが理解されよう。シャフトソケット(1406)は、シャフトアセンブリの相補形制御インターフェース機構を受容するように構成されている。ハンドピース(1400)は、例えば、電気的駆動機構(例えば、ワイヤ、バッテリ等)、超音波駆動機構(例えば、超音波変換器等)、機械的駆動機構(例えば、歯車、モータ等)などの、シャフトソケット(1406)を介してシャフトアセンブリを駆動するように動作可能である様々な駆動機構も含む。加えて、ハンドピース(1400)は、それぞれハンドピース(1400)の対応する駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である、第1の稼働ボタン(1408)と第2の稼働ボタン(1410)とを含む。本実施例のハンドピース(1400)は、取り付けられたシャフトアセンブリの制御入力に関連付けられた制御ゾーン(1420)も含む。取付けられたシャフトアセンブリの制御入力のためのこのような常時配置を提供することによって、オペレータが器具の操作をより直観的に理解し、習熟することができる。言うまでもなく、制御ゾーン(1420)の指定は任意に過ぎない。
【0077】
図19は、ハンドピース(1400)に取外し可能に接続され得る1つの単なる例示的なシャフトアセンブリ(1500)を示す。シャフトアセンブリ(1500)は、ハンドピース(1000)のソケット(1406)に受容されるように構成された制御インターフェース機構(1502)を含む。シャフトアセンブリ(1500)は、遠位側に延在するシャフト(1504)及びシャフト(1504)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1505)も含む。シャフト(1504)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1400)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1406)と、制御インターフェース機構(1502)と、シャフト(1504)と、を通じて連通される。
【0078】
本実施例において、シャフト(1504)は、シャフト(1504)の縦軸から側方に離れたエンドエフェクタを選択的に偏向させるように動作可能である節部を含み得る。この節部は、シャフトアセンブリ(1500)のリング(1506)によって制御される。リング(1506)は、第1の側方に延在するパドル(1508)と第2の側方に延在するパドル(1510)とを含む。リング(1506)は、節部を稼働させるためにシャフト(1504)の縦軸周りに回転可能である。特に、リング(1506)が、シャフト(1504)の縦軸周りの第1の角度方向(例えば、時計回り)に回転される時、ハンドピース(1400)の駆動機構が、シャフト(1504)の縦軸から離れた第1の横方向(例えば、右)に偏向させるようにエンドエフェクタを駆動する。リング(1506)が、シャフト(1504)の縦軸周りの反対の角度方向(例えば、反時計方向)に回転される時、ハンドピース(1400)の駆動機構が、シャフト(1504)の縦軸から離れた第2の横方向(例えば、左)に偏向させるようにエンドエフェクタを駆動する。パドル(1508、1510)は、オペレータがパドル(1508、1510)を使用して、ピストル把持部(1404)を把持する手と同じ手でリング(1506)を回転することができるように制御ゾーン(1420)に配置される。リング(1506)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0079】
図20は、ハンドピース(1400)に取外し可能に接続され得る別の単なる例示的なシャフトアセンブリ(1600)を示す。シャフトアセンブリ(1600)は、ハンドピース(1000)のソケット(1406)に受容されるように構成された制御インターフェース機構(1602)を含む。シャフトアセンブリ(1600)は、遠位側に延在するシャフト(1604)と、シャフト(1604)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1605)も含む。シャフト(1604)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1400)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1406)と、制御インターフェース機構(1602)と、シャフト(1604)と、を通じて連通される。
【0080】
本実施例において、シャフト(1604)は、シャフト(1604)の縦軸から側方に離れたエンドエフェクタを選択的に偏向させるように動作可能である節部を含み得る。この節部は、シャフトアセンブリ(1610)のボタン(1608、1610)によって制御される。ボタン(1608、1610)は、リング(1606)に固定された対向するアーム(1609)の自由端に配置される。本実施例において、リング(1606)は回転できないが、他の変形例において、別の形態のユーザ入力装置を提供してエンドエフェクタ等を駆動するためにリング(1606)が回転可能であることが理解されよう。ボタン(1608、1610)は、オペレータが、ピストル把持部(1404)を把持する手と同じ手でボタン(1608、1610)を押せるように、内側に押すように構成され、制御ゾーン(1420)に配置される。ボタン(1608)が押された時、ハンドピース(1400)の駆動機構が、エンドエフェクタをシャフト(1504)の縦軸から離れた第1の横方向(例えば、左)に偏向させるようにエンドエフェクタを駆動する。ボタン(1610)が押された時、ハンドピース(1400)の駆動機構が、エンドエフェクタをシャフト(1504)の縦軸から離れた第2の横方向(例えば、右)に偏向させるようにエンドエフェクタを駆動する。いくつかの他の変形例において、一方のアーム(1609)の端部の両方のボタン(1608、1610)は、第1の横方向にエンドエフェクタ節部を生じるように動作可能であるが、他方のアーム(1609)の端部のボタン(1608、1610)は、第2の横方向にエンドエフェクタ節部を生じるように動作可能である。ボタン(1608、1610)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0081】
図21は、以下に記述されているシャフトアセンブリ(1800、1900、2000)を含むがこれらに限定されない様々な例示的なシャフトアセンブリと接続するように構成された更に別の例示的なハンドピース(1700)を示す。ハンドピース(1700)は、ピストル把持部(1704)とシャフトソケット(1706)とを画成するハウジング(1702)を含む。本実施例において、ピストル把持部(1704)はハンドピース(1700)によって提供されるが、任意の他の好適な種類の把持部が提供され得ることが理解されよう。シャフトソケット(1706)は、シャフトアセンブリの相補形制御インターフェース機構を受容するように構成されている。ハンドピース(1700)は、例えば、電気的駆動機構(例えば、ワイヤ、バッテリ等)、超音波駆動機構(例えば、超音波変換器等)、機械的駆動機構(例えば、歯車、モータ等)などの、シャフトソケット(1706)を介してシャフトアセンブリを駆動するように動作可能である様々な駆動機構も含む。加えて、ハンドピース(1700)は、それぞれハンドピース(1700)の対応する駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である、第1の稼働ボタン(1708)と第2の稼働ボタン(1710)を含む。本実施例のハンドピース(1400)は、取付けられたシャフトアセンブリの制御入力に関連付けられた制御ゾーン(1720)も含む。取付けられたシャフトアセンブリの制御入力のためのこのような常時配置を提供することによって、オペレータが器具の操作をより直観的に理解し、習熟することができる。言うまでもなく、制御ゾーン(1720)の指定は任意に過ぎない。
【0082】
図22は、ハンドピース(1700)に接続された1つの単なる例示的なシャフトアセンブリ(1800)を示す。シャフトアセンブリ(1800)は、ハンドピース(1700)のソケット(1706)に配置された制御インターフェース機構(図示せず)を含む。シャフトアセンブリ(1800)は、遠位側に延在するシャフト(1804)及びシャフト(1804)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1805)も含む。シャフト(1804)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1700)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1706)と、シャフトアセンブリ(1800)の制御インターフェース機構と、シャフト(1804)と、を通じて連通される。
【0083】
本実施例のシャフトアセンブリ(1800)は、枢着トリガー(1806)も含む。トリガー(1806)は、ハンドピース(1700)の駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である。単なる一例として、シャフト(1804)の遠位端のエンドエフェクタは、クランプジョーと、ジョー間でクランプされた組織に二極RFエネルギーを適用するように動作可能であるRF電極と、を含み得る。いくつかのこのような変形例において、トリガー(1806)は、ジョーを閉位置に駆動するようにハンドピース(1700)を稼働させ得、1つ又は両方のボタン(1708、1710)は、RFエネルギーをジョーの電極に供給するようにハンドピース(1700)を稼働させることができる。トリガー(1806)は、オペレータが、ピストル把持部(1704)を把持する手と同じ手でトリガー(1806)を旋回できるように、制御ゾーン(1720)に配置される。トリガー(1806)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0084】
図23は、ハンドピース(1700)に接続された別の単なる例示的なシャフトアセンブリ(1900)を示す。シャフトアセンブリ(1900)は、ハンドピース(1700)のソケット(1706)に配置された制御インターフェース機構(図示せず)を含む。シャフトアセンブリ(1900)は、遠位側に延在するシャフト(1904)及びシャフト(1904)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(1905)も含む。シャフト(1904)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1700)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1706)と、シャフトアセンブリ(1900)の制御インターフェース機構と、シャフト(1904)と、を通じて連通される。
【0085】
本実施例のシャフトアセンブリ(1900)は、軸(A
2)周りに枢動可能な枢動パドル(1906)も含む。パドル(1906)は、ハンドピース(1700)の駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能である。単なる一例として、シャフト(1904)は、シャフト(1904)の縦軸から側方に離れたエンドエフェクタを選択的に偏向させるように動作可能である節部を含み得る。ハンドピース(1700)は、パドル(1906)の枢動に呼応してこのような節部を駆動するように動作可能である駆動機構を含み得る。パドル(1906)は、オペレータが、ピストル把持部(1704)を把持する手と同じ手でパドル(1906)を枢動することができるように制御ゾーン(1720)に配置される。パドル(1906)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。
【0086】
図24は、ハンドピース(1700)に接続された別の単なる例示的なシャフトアセンブリ(2000)を示す。シャフトアセンブリ(2000)は、ハンドピース(1700)のソケット(1706)に配置された制御インターフェース機構(図示せず)を含む。シャフトアセンブリ(2000)は、遠位側に延在するシャフト(2004)及びシャフト(2004)を回転するように動作可能であるオプションのつまみ(2005)も含む。シャフト(2004)の遠位端のエンドエフェクタ(図示せず)は、ステープル留めアセンブリ、超音波ブレード、RF電極等を含むがこれらに限定されない数多くの構成要素を含み得る。エンドエフェクタの構成要素は、ハンドピース(1700)内の駆動機構によって駆動され得、電気的/音響的/機械的/等の活性化は、ソケット(1706)と、シャフトアセンブリ(2000)の制御インターフェース機構と、シャフト(2004)と、を通じて連通される。本実施例のシャフトアセンブリ(2000)は、アーム(2008)の近位端に配置された稼働ボタン(2006)も含む。ボタン(2006)は、ハンドピースの駆動機構を稼働させてシャフト(2004)の遠位端のエンドエフェクタの要素を選択的に駆動するように動作可能である。ボタン(2006)によってトリガーされ得る他の好適な応答は、本明細書における教示を考慮すれば当業者には明らかであろう。ボタン(2006)は、オペレータが、ピストル把持部(1704)を把持する手と同じ手でボタン(2006)を押すことができるように、制御ゾーン(1720)に近い位置に配置されることが理解されよう。
【0087】
V.その他
本明細書に記述されている全ての実施例において、フットスイッチを使用して外科用器具の1つ又は2つ以上の機構を選択的に稼働させ得ることが理解されよう。単なる一例として、このようなフットスイッチは、ジェネレータ(60)に直接に接続され得る。フットスイッチは、オペレータが、単にフットスイッチを稼働させることによって外科用器具の1つ又は2つ以上の機構を選択的に稼働させることを可能にすることができる。加えて又は代替的に、オペレータは、外科用器具の1つ又は2つ以上の機構を選択的に稼働させるために、外科用器具上の1つ又は2つ以上のユーザ入力機構を活性化させ、フットスイッチを同時に活性化する必要があり得る。本明細書の教示に従ったフットスイッチを組み込み得る様々な他の方法は、当業者には明らかになるであろう。
【0088】
本明細書に記述された外科用器具のいずれの変形例も、上述に加えて又はその代わりに、様々な他の機構を含み得ることが理解されよう。単なる一例として、本明細書に記載の機器のいずれも、参考として本明細書に組み込まれた様々な参考文献のいずれかに開示されている様々な機構の一つ以上を含み得る。また、本明細書の教示は、本明細書で引用した文献のいずれかに記載された器具のいずれかに容易に適用され得るものであり、そのため、本明細書の教示は、本明細書で引用した文献のいずれかの教示と様々な方式で容易に組み合わされ得ることが理解されなければならない。本明細書の教示が組み込まれ得る他の種類の器具が、当業者には明らかであろう。
【0089】
同様に、本明細書に記述されている教示、表現、実施形態、実施例等のうちのいずれか1つ又はそれ以上が、本明細書に記述されている他の教示、表現、実施形態、実施例等のうちのいずれか1つ又はそれ以上と組み合わせ得ることが理解されよう。上述した教示、表現、実施形態、実施例などはしたがって、互いに対して分離して考慮されるべきではない。本明細書の教示を組み合わせ得る種々の適切な方法が、本明細書の教示を考慮することで、当業者には容易に明らかになるであろう。こうした変更形態及び変形形態は、特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【0090】
本明細書に参考として組み込まれていると言及された一切の特許、刊行物、又は他の開示内容は、その全体又は一部において、組み込まれた内容が既存の定義、見解、又は本開示に記載された他の開示と矛盾しない範囲で本明細書に組み込まれていることが理解されよう。このように及び必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載されている開示は、参照により本明細書に組み込んだ任意の矛盾する事物に取って代わるものとする。本明細書に参照により組み込むと称されているが現行の定義、記載、又は本明細書に記載されている他の開示物と矛盾するいずれの事物、又はそれらの部分は、組み込まれた事物と現行の開示事物との間に矛盾が生じない範囲でのみ組み込まれるものとする。
【0091】
上述の装置の変形例は、医療専門家によって行われる従来の治療及び処置での用途だけでなく、ロボット支援された治療及び処置での用途も有することができる。単なる一例として、本明細書の様々な教示は、ロボットによる外科用システム、例えば、Intuitive Surgical,Inc.(Sunnyvale,California)によるDAVINCI(商標)システムに容易に組み込まれ得る。同様に、当業者には明らかとなることであるが、本明細書の様々な教示は、参照によってその開示内容が本明細書に組み込まれる、2004年8月31日公開の米国特許第6783524号、名称「Robotic Surgical Tool with Ultrasound Cauterizing and Cutting Instrument」の様々な教示と容易に組み合わされ得る。
【0092】
上述の変形例は、1回の使用後に処分されるように設計されてもよく、あるいは、それらは、複数回使用されるように設計され得る。諸形態は、いずれの場合も、少なくとも1回の使用後に再使用のために再調整することができる。再調整することは、装置を分解する工程、それに続いて特定の部品を洗浄又は交換する工程、並びにその後の再組み立て工程の任意の組み合わせを含んでよい。特に、装置の変形物によっては分解されてもよく、また、装置の任意の数の特定の部片又は部品が、任意の組み合わせで選択的に交換されるか、あるいは取外されてもよい。特定の部品の洗浄及び/又は交換の際、装置の変形物によっては、再調整用の施設で、又は外科的処置の直前にユーザによって、その後の使用のために再組み立てされてよい。装置の再調整では、分解、洗浄/交換、及び再組み立てのための様々な技術を利用できることが、当業者には理解されよう。このような技術の使用、及びその結果として得られる再調整された装置は、全て、本出願の範囲内にある。
【0093】
単なる一例として、本明細書で説明した形態は、処置の前及び/又は後に滅菌してもよい。1つの滅菌技術では、装置は、プラスチック又はTYVEKバッグなど、閉められかつ密閉された容器に入れられる。次いで、容器及び装置は、γ放射線、X線、又は高エネルギー電子など、容器を透過することができる放射線場に置かれてもよい。放射線は、装置上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次に、滅菌された装置は、後の使用のために、滅菌した容器に保管され得る。装置はまた、限定されるものではないが、ベータ若しくはガンマ放射線、エチレンオキシド、又は水蒸気を含め、当該技術分野で既知の任意の他の技術を使用して滅菌されてもよい。
【0094】
本発明の様々な実施形態について図示し説明したが、本明細書で説明した方法及びシステムの更なる改変が、当業者による適切な変更により、本発明の範囲を逸脱することなく達成され得る。そうした可能な変更形態のいくつかについて述べたが、その他の改変も当業者には明らかであろう。例えば、上で議論した例、実施形態、幾何学的形状、材料、寸法、比率、工程などは、例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲から考慮されるべきであり、本明細書及び図面に示し説明した構造及び操作の細部に限定されると解釈されるものではない。
【0095】
〔実施の態様〕
(1) 装置であって、
(a)組織上で作動するように構成されたアクティブ機構を含むエンドエフェクタと、
(b)近位端と遠位端とを有するシャフトであって、前記シャフトの前記遠位端に前記エンドエフェクタが配置されている、シャフトと、
(c)本体であって、前記シャフトが前記本体から遠位側に延在する、本体と、を含み、前記本体が、
(i)コードレスバッテリとコード付き電源とを含む少なくとも2つの異なる種類の電源から電力を受け取るように構成された電力インターフェース機構と、
(ii)電力に対応して前記エンドエフェクタの前記アクティブ機構を駆動する駆動機構と、を含み、前記駆動機構が、前記電力インターフェース機構に接続された電源からの電力に基づいて前記エンドエフェクタの前記アクティブ機構を駆動するように動作可能であるように、前記駆動機構が、前記電力インターフェース機構から電力を受け取るように構成されている、装置。
(2) 前記電力インターフェース機構がソケットを含み、前記ソケットが少なくとも2つの異なる種類の電源ハウジングの一部を差し込み受容するように構成されており、前記少なくとも2つの異なる種類の電源ハウジングが、コードレスバッテリハウジングか、又はコード付き電源ハウジングを含む、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記ソケットが、1つ又は2つ以上の電気接点を含み、前記1つ又は2つ以上の電気接点が、前記ソケットに挿入された電源ハウジングの相補型電気接点と係合するように構成されている、実施態様2に記載の装置。
(4) 取外し可能なガイドを更に含み、前記取外し可能なガイドは、電源ハウジングが前記本体の外面の無菌状態を損なうことなく前記電源ハウジングを前記ソケット内に導くように構成されている、実施態様2に記載の装置。
(5) 前記本体が、前記電力インターフェース機構を介してデータを送信するように更に動作可能である、実施態様1に記載の装置。
【0096】
(6) 前記電力インターフェース機構と接続するように構成されたコード付き電源を更に含み、前記コード付き電源が交流電力入力装置と直流電力出力装置とを有する、実施態様1に記載の装置。
(7) 前記コード付き電源が、交流電力を直流電力に変換するように構成された整流回路を含む、実施態様6に記載の装置。
(8) 前記整流回路が、トロイダルトランスフォーマと、ダイオードセットと、フィルタリングコンデンサと、デカップリングコンデンサと、を含む、実施態様7に記載の装置。
(9) 前記直流電力出力装置が、約6アンペアで約12ボルトの直流電力出力を供給するように構成されている、実施態様6に記載の装置。
(10) 前記駆動機構が直流電力で作動するように構成されている、実施態様6に記載の装置。
【0097】
(11) 前記コード付き電源が、ケーブルとアダプタとを含み、前記ケーブルが前記アダプタに取外し可能に接続されている、実施態様6に記載の装置。
(12) 前記電力インターフェース機構が、前記アダプタの少なくとも一部分を取外し可能に受容するように構成されたソケットを含む、実施態様11に記載の装置。
(13) 前記アダプタが、交流電力を直流電力に変換するように構成された一体型整流回路を含む、実施態様11に記載の装置。
(14) 前記本体と関連付けられたハンドピースグリップを更に含み、前記ハンドピースグリップの少なくとも一部が、前記電力インターフェース機構と接続された電源の少なくとも一部によって形成されている、実施態様1に記載の装置。
(15) 前記電力インターフェース機構が、バッテリが前記本体と接続されている時、コード付き電源から電力を受け取るように構成されている、実施態様1に記載の装置。
【0098】
(16) 前記本体が、
(i)ハンドピースと、
(ii)前記ハンドピースに一体化されたバッテリと、を更に含む、実施態様15に記載の装置。
(17) 外科用キットであって、
(a)外科用器具であって、
(i)電源ソケットを有するハンドピースと、
(ii)前記ハンドピースから遠位側に延在するシャフトと、
(iii)前記シャフトの遠位端に配置されたエンドエフェクタと、を含む、外科用器具と、
(b)バッテリであって、前記電源ソケットが、前記バッテリを差し込み受容するように構成されており、前記エンドエフェクタが、前記バッテリが前記電源ソケットに挿入されている時、前記バッテリからの電力に基づいて作動するように構成されている、バッテリと、
(c)第1のプラグと第2のプラグとを有する電力ケーブルであって、前記電源ソケットが前記電力ケーブルの前記第1のプラグを差し込み受容するように構成されており、前記第2のプラグが、外部電源と接続するように構成されており、前記エンドエフェクタが、前記第1のプラグが前記電源ソケットに挿入されている時、前記電力ケーブルを通じて伝達される電力に基づいて作動するように構成されている、電力ケーブルと、を含む、外科用キット。
(18) 前記ハンドピースと取外し可能に係合し、それによって、前記ハンドピースの無菌状態を保持しながら前記バッテリ又は前記第1のプラグを前記電源ソケット内に導くように構成されたガイド部材を更に含む、実施態様17に記載の外科用キット。
(19) 装置であって、
(a)ハンドピースであって、前記ハンドピースが駆動機構を含み、前記ハンドピースが、複数の種類のシャフトアセンブリを取外し可能に受容するように構成され、前記ハンドピースが、少なくとも2つの異なる種類の電源を取外し可能に受容するように構成されており、前記少なくとも2つの異なる種類の電源がコードレスバッテリとコード付き電源とを含む、ハンドピースと、
(b)前記ハンドピースと取外し可能に接続するように構成されたシャフトアセンブリであって、前記シャフトアセンブリが、組織上で作動するように構成されたアクティブ素子を有するエンドエフェクタを有し、前記駆動機構が、前記アクティブ素子を駆動するように動作可能である、シャフトアセンブリと、
(c)前記ハンドピースと取外し可能に接続するように構成され、前記シャフトアセンブリの前記エンドエフェクタの前記アクティブ素子を駆動する電力を供給するように構成された電源と、を含む、装置。
(20) 前記シャフトアセンブリが、前記駆動機構を選択的に稼働させるように動作可能なユーザ入力機構を含む、実施態様19に記載の装置。