(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に典型例として描かれているのは、本願の開示の原理を具体化する掘削機用器具10である。器具10は、
図1において、対象物係合下部リップ14を有するバケット12を含んでいるものとして描かれている。当該リップ14に沿って取り付けられているのは、離間された複数のアダプタ16である。当該アダプタ16によって、掘削機用歯18を前記リップ14に取り付けることができ、前記器具10は、より効果的に対象物を破壊し、バケット12に掬うことができる。
【0012】
ここで、
図1に描かれている前記器具10は、以下により詳細に記載される本願の開示の原理を包含し得る幅広い様々な器具の、単なる一例にすぎないことに留意すべきである。他のタイプの器具、例えばトレンチャ等も、本願の開示の原理を利用し得る。実際、交換可能な掘削機用歯を使用する多くの掘削機の装備品が、本願の開示の原理によって利益を受け得る。
【0013】
前記アダプタ16と前記歯18の複数の構成が、図示及び例示の目的で、本願図面に示され以下に説明されている。これにより、当業者は、本願の開示の原理をどのように構成して利用すべきであるかを理解することができ、その利益を理解することができる。しかしながら、本願の開示の原理がアダプタ16、歯18、及びここで記載される関連部品の具体的な構成に全く限定されないことは、明確に理解されるべきである。本願の開示の原理は、具体的な構成に限定されることなく、多種多様の掘削機用歯、アダプタ及び取付機構の構成に適用され得る。
【0014】
次に
図2を参照すると、アダプタ16と歯18の係合された部分の上方から見た平面図が、典型例として示されている。
図2は、また、前記歯18を前記アダプタ16に取外し可能に固定するために用いられる取付機構20を示している。
【0015】
図2において、前記アダプタ16の「雄」ノーズ部22が、前記歯18の後方端部に形成された「雌」ポケット24内に受容されている様子が見て取れる。前記歯18を前記ノーズ部22に取外し可能に固定するため、締結部材26が、前記歯の対向する側壁30を貫いて形成された開口28に取り付けられている。前記締結部材26は、また、前記ノーズ部22を横方向に貫いて形成された他の開口32を通って延びている。
【0016】
これらの部品の各々は、当該部品のユニークな構造と作用によってもたらされる利益と共に、以下により詳細に説明される。当該利益には、しっかりとした、確実で、経済的で、強固で、便利な、前記歯18の前記アダプタノーズ部22への前記取付機構20を用いた取付け、及び、前記部品間の摩耗を有利に低減する前記歯と前記アダプタノーズ部との間の完全に安定化された相補的係合、が含まれる。
【0017】
次に
図3を参照すると、前記取付機構22の側面図が、典型例として示されている。この図では、前記歯のポケット24が、上部壁34と、下部壁36と、端部壁38と、さらに前述した側壁30と、によって画成されていることが見て取れる。
【0018】
前記歯18と前記アダプタノーズ部22は、当該歯の長手方向軸40に沿って配置されている。前記締結部材26は、横方向(前記長手方向軸40に垂直な方向)に延びている横軸42に沿って配置されている。もう1つの軸44は、前記長手方向軸40と前記横軸42とによって規定される平面に直交し、前記上部壁34及び前記下部壁36と交差する。
【0019】
ここで留意すべきは、前記軸40及び42は、
図3において、水平方向を向いて描かれており、前記44は鉛直方向を向いて描かれているが、これらの軸は、前記歯18が前記アダプタノーズ部22に取り付けられ、前記器具10が掘削作業に用いられているときは、いかなる方向を向いていてもよい。このように、本願図面に示されている前記軸40、42及び44の向きは、単に、説明したり、表示したり、例示したりするのに便利であるように示されたものである。
【0020】
次に
図4を参照すると、前記アダプタ16と前記歯18の断面図が、典型例として示されている。この図では、取付機構20のさらなる特徴が、より明確に見て取れる。
【0021】
前記開口32は、当該開口の両端部の各々に螺旋状ネジ部46を有する。ここで留意すべきは、当該ネジ部46は、前記開口28、32と同軸でなく、当該開口に対して偏心していることである。好ましくは、当該ネジ部46は、(以下により詳細に説明されるように)その接線が当該開口32の1つの側部の接線に沿っている。また、当該ネジ部46は、繋がっておらず、各ネジ部は、前記開口の他方の端部にあるネジ部と接続することなく終わっている。
【0022】
当該2つのネジ部46は、前記締結部材26が前記開口28、32のいずれの端部からも取り付けられることを可能にする。当該開口32内で前記ネジ部46が終わっていることは、前記締結部材26が当該開口の奥深くに取り付けられることを防ぐ。当該ネジ部46が前記開口28、32に対して偏心して位置していることにより、前記締結部材26が前記開口に取り付けられた状態において、当該締結部材26の本体部を当該開口に十分に接触させることができ、これにより、以下により詳細に説明されるように、表面領域を増やすことができて摩耗を減らすことができる。
【0023】
前記開口28もまた、前記開口32と同心ではない。以下により詳細に説明されるように、前述の利点に加え、前記開口28、32が偏心していることにより、前記締結部材26を当該開口に取り付ける際に、当該締結部材26と当該開口との自動的で直観的に認識できる位置合わせが、提供される。
【0024】
凹部48(以下に説明されるロック装置82の一例として使用される)が、前記ノーズ部22内に、前記開口32及び前記ネジ部46に隣接して形成されたものとして、
図4に示されている。前記歯18及びアダプタノーズ部22内に前記締結部材26をロックする様々な装置が、以下により詳細に説明される。
【0025】
次に
図5を参照すると、前記歯18と前記アダプタノーズ部22の他の断面図が、典型例として示されている。この図において、当該歯18が当該ノーズ部22に、主に、前記端部壁38上に形成された平坦なインタフェース面50で接触していることが見て取れる。当該インタフェース面50は、前記歯18の長手方向軸40に直交するように向けられており、これにより、当該長手方向軸に沿って前記歯に作用する力52に対して、かなりの抵抗性を提供する。
【0026】
さらに、傾斜した平坦なインタフェース面53が設けられており、当該インタフェース面53は、前記長手方向の力52に抵抗することに加え、前記歯18を前記長手方向軸40に対して中心に位置させて安定させる役割も果たす。前記インタフェース面53は、好ましくは、前記長手方向軸40及び垂直方向軸44に対して傾斜しているが、前記歯18の横方向軸42に対しては平行である。
【0027】
次に
図6を参照すると、前記歯18と前記アダプタノーズ部22の他の断面図が、典型例として示されている。この図においては、さらに他の傾斜したインタフェース面が、前記歯18に作用する他の様々な力に抵抗し、前記歯を前記アダプタノーズ部22上で安定させるために、前記取付機構20において使用されている様子が見て取れる。
【0028】
前記上部壁34上と前記下部壁36上とに形成された平坦なインタフェース面54、56は、前記歯に対して前記垂直方向軸44に沿って作用する力58に反応して、当該力に対して抵抗し、前記歯18を前記アダプタノーズ部22上で中心に位置させて安定させる役割を果たす。前記側壁30上に形成された平坦なインタフェース面60、62は、前記歯18に対して前記横方向軸42方向に作用する力64に反応して、当該力に抵抗して、当該歯を前記アダプタノーズ部22上で中心に位置させて安定させる役割を果たす。
【0029】
さらに、前記インタフェース面54、62は、前記歯18に対して前記長手方向軸40回りに作用するトルク66によって当該歯18が前記アダプタノーズ部22に対して回転することを防ぐ機能を果たす。同様に、前記インタフェース面56、60は、前記長手方向軸40回りに作用する反対方向のトルク68によって前記歯18が前記アダプタノーズ部22に対して回転することを防ぐ機能を果たす。
【0030】
好ましくは、前記歯18を前記アダプタノーズ部22上でより安定させるために、各インタフェース面54、56、60、62は、各軸40、42、44に対して傾斜される。しかしながら、当該インタフェース面54、56、60、62は、本願の開示の原理から離れなければ、他の方向を向いていてもよい。さらに、前記歯のポケット24は、前記アダプタノーズ部22に対して、実質的に相補的に形成されているので、当該アダプタノーズ部は、前記インタフェース面50、53、54、56、60、62及びここに記載される他のインタフェース面と同様に形成され同様の方向を向いた、当該アダプタノーズ部上に形成されたインタフェース面を有する。
【0031】
前記インタフェース面60、62は、結合して前記ポケット24の凸部を形成し、これにより、前記側壁30の横方向の厚さを増している。このことは、以下により詳細に説明されるように、前記開口28と前記締結部材26の各端部との間に十分な接触面領域を提供するのに有利である。
【0032】
次に
図7を参照すると、前記アダプタノーズ部22上の前記歯18の他の断面図が、典型例として示されている。この図においては、さらに他の平坦なインタフェース面70が、前記端部壁38上に、前記インタフェース面50に隣接して当該インタフェース面50の両側に形成されている様子が見て取れる。
【0033】
前記インタフェース面70は、前記長手方向の力52に反応して、当該力に対して抵抗し、また、前記歯18を前記長手方向軸40に対して中心に位置させて安定させる役割を果たす。当該インタフェース面70は、好ましくは、前記長手方向軸40及び横方向軸42に対して傾斜されているが、前記歯18の直交方向軸44に対しては平行である。本願図面に示された実施例においては、前記インタフェース面53、70は、当該インタフェース面が前述のような方向を向いていることにより、当該インタフェース面の全体として長方形の周縁において前記インタフェース面50と交差しているが、所望であれば、他の配置を採用してもよい。
【0034】
次に
図8を参照すると、前記アダプタノーズ部22上の前記歯18の他の断面図が、典型例として示されている。この図において、前記上部壁34と前記下部壁36は、当該壁上に形成された平坦なインタフェース面72、74を有し、当該インタフェース面は、前記軸44に沿って前記歯に加わる力58に対して抵抗する。
【0035】
前記インタフェース面72、74は、好ましくは、前記上部壁34及び前記下部壁36のそれぞれに沿って長手方向に互いに離間しており、好ましくは、互いに対して平行である。前記インタフェース面72、74は、また、好ましくは、当該インタフェース面に垂直な方向に互いに対してオフセットしている。当該インタフェース面72、74は、所望であれば互いに対していくらか傾斜していてもよいが、好ましくは、そのような相対的な傾斜は最小限である。
【0036】
前記インタフェース面72、74は、好ましくは、前記長手方向軸40及び前記直交方向軸44に対していくらか傾斜されているが、前記横方向軸42に対しては平行である。前記インタフェース面72、74は、所望であれば、前記長手方向軸40に対して平行であってよい。
【0037】
前記インタフェース面72は、前記横方向軸42回りに前記歯に適用されるトルク76による前記アダプタノーズ部22回りの前記歯18の回転に対して抵抗する役割を果たす。同様に、前記インタフェース面74は、前記横方向軸42回りに適用される反対方向のトルク78による前記アダプタノーズ部22回りの前記歯18の回転に対して抵抗する役割を果たす。
【0038】
次に
図9及び
図10を参照すると、前記アダプタノーズ部22の上方及び側方から見たそれぞれの図が、前記取付機構22の残りの部分から離れた状態で、典型例として示されている。当該図において、前記歯ポケット24内に形成されているとして前述されたインタフェース面は、前記アダプタノーズ部及び前記ポケット上の前記インタフェース面がどのように協働して相補的に成形された取付固定化機構を形成するかを示すべく、前記アダプタノーズ部22上に示されている。
【0039】
次に
図11及び
図12を参照すると、前記歯18及び前記アダプタノーズ部22の他の構成が、典型例として示されている。当該構成において、前記上部壁34及び前記下部壁36上の前記インタフェース面54、56は、他の傾斜した平坦な面80によって分離されている。その他の点では、
図11及び
図12の当該構成は、実質的に
図2乃至
図10の構成と同様であり、本質的に同じように作用する。このことは、前記取付機構20の様々な構成が本願の開示の原理に沿ったまま採用可能であることを示している。
【0040】
次に
図13乃至
図16を参照すると、前記取付機構20は、典型例として示されていて、前記締結部材26が前記アダプタノーズ部22及び前記歯18から誤って外れることを防止するためのロック装置82の部品と共に示されている。
図13は、組み立てられた前記アダプタノーズ部22及び前記歯18に取り付けられた当該ロック装置82を示している。
図14及び
図15は、特別に構成された前記締結部材26を示している。また、
図16は、前記ロック装置のロック部材84を示している。
【0041】
図14に示された前記締結部材26は、細長い本体86を有し、当該本体は、当該本体の一端付近に形成された螺旋状ネジ部88を有している。当該ネジ部88は、前記本体86に対して偏心しており、当該ネジ部は、接線が当該本体の1つの側部の接線に沿っている。
【0042】
前記本体86は、全体として円筒状に成形されているが、前記締結部材26を前記アダプタノーズ部22の開口32から除去することを容易にするために、いくらか先細にされていてもよい(例えば、1つの側部上において前記ネジ部88の端部からネジの形成されていない端部に向けて約1度内側に向けて先細にする)。接触面90は、(
図13に示すように)前記歯18の各側部内の前記開口28に接触するために、前記本体86の各端部に設けられており、前記本体の中間部は、前記アダプタノーズ部22内の開口32に接触する接触面92を提供している。
【0043】
前記締結部材26を取り付ける際、前記本体86は、前記歯18の片側にある前記開口28に通されて前記アダプタノーズ部22内の開口32に挿入される。当該締結部材26は、前記ネジ部88が当該開口28と整列するまで回転される。
【0044】
ここで留意すべきは、前記ネジ部88は、前記開口28が前記開口32に対して偏心してオフセットされている量と同じ量だけ前記締結部材26の本体86に対して偏心してオフセットされていること、及び、当該ネジ部88は、前記開口28よりも直径がいくらか小さいことである。このように、一度前記本体86が前記アダプタノーズ部22の開口32に挿入されてしまうと、前記ネジ部88が前記開口28に整列することは、作業者にとって直観的に理解可能である。
【0045】
前記ネジ部88が前記開口28に挿入された状態で、当該ネジ部88もまた、前記アダプタノーズ部22内の各1つのネジ部46に容易に係合されるために、整列される。前記締結部材26は、その後180度回転される(または、前記アダプタノーズ部22内のネジ部46の深さに応じて、所望であればその他の量、例えば90度、回転される)。
【0046】
この時点で、前記開口28と係合している接触面90、前記開口32内で係合されている接触面92、及び、互いに係合されている前記ネジ部46、88を用いて、前記歯18は前記アダプタノーズ部22上に固定される。前記ロック装置82は、その後、前記締結部材26が誤って外れることを防止すべく使用され得る。
【0047】
ここで留意すべきは、ソケット94が、前記締結部材26を前記取付機構20内に取り付けたり取り外したりする際に適当なツールを用いて前記締結部材26を回転させるために、当該締結部材26の一方の端部内に設けられていることである。ロック装置82は、前記ロック部材84を保持すべく、前記ソケット94を、当該ソケット94と前記本体86の外面との間で横方向に延びているスロット96と共に利用する。
【0048】
図16に示されているように、前記ロック部材84は、当該ロック部材の一方の側部98上において、前記ソケット94及び前記スロット96に関連して相補的に形成されており、反対側から外側に延びているローブ100を有する。当該ローブ100は、前記開口28の曲率に適合した外側曲率を有しており、そのため、前記締結部材26が適切に前記開口32内に取り付けられて、前記ロック部材84の側部98が前記ソケット94内及び前記スロット96内に挿入されているとき、前記ローブは前記開口28と協調的に係合し、これにより前記締結部材が外れることを防止する。
【0049】
好ましくは、前記ロック部材84は、弾性材料、例えば適当に耐久性のあるエラストマー、によって作られている。前記ロック部材の端部98及び前記ローブ100は、好ましくは、各ソケット94と開口28内における締まり嵌めのために寸法決めされており、これにより前記ロック部材が前記締結部材26及び前記歯18から意に反して移動することを防止する。
【0050】
図13乃至
図16のロック装置82では、前記ロック部材84は前記開口28と係合して、前記締結部材26が意に反して外れることを防止する。しかしながら、所望であれば、他のタイプのロック装置が用いられ得る。
【0051】
次に
図17乃至
図21を参照すると、前記ロック装置82の他の構成が、典型例として示されている。この構成では、前記ロック部材84は、前記締結部材26と前記アダプタノーズ部22内に前記開口32に隣接して形成されたスロット102とに係合して、前記締結部材が意に反して外れることを防止する。
【0052】
図20及び
図21に示されているようなロック部材84は、細長い鍵部104を含んでいる。当該鍵部104は、前記締結部材が前記アダプタノーズ部内に適切に取り付けられた後、前記締結部材26内の整列されたスロット96と前記アダプタノーズ部22内のスロット102とに挿入される。前記締結部材26内のスロット96は、この目的のため、
図18及び
図19に示されているように、適切に細長く形成されている。さらに、前記ロック部材84は、好ましくは弾性材料で作られており、好ましくは前記締結部材26内と前記スロット96、102内とで締まり嵌めされて、意に反して外れることを防止する。
【0053】
次に
図22乃至
図26を参照すると、前記ロック装置82の他の構成が、典型例として示されている。この構成では、前記ロック部材84は、円筒状ロッドの形であり、当該ロッドは、前記アダプタノーズ部22内で前記凹部48と前記開口32との間に保持される(当該凹部48は、
図4及び
図8に、より明確に示されている)。
【0054】
前記ロック部材84は、前記凹部48に配置された付勢装置106によって弾性的に前記開口32に向けて付勢されている。当該付勢装置106は、好ましくは弾性材料によって作られているが、所望であれば他のタイプの付勢装置(例えばバネなど)を用いることもできる。
【0055】
回り止め108が、
図23に示されているように、前記締結部材26のネジ部88上に形成されている。当該締結部材26が回転されて当該締結部材が前記アダプタノーズ部22に装着されると、前記ネジ部88は前記ロック部材84を前記凹部48に向けて移動させ、これにより前記付勢装置106を押し付ける。前記締結部材26が前記アダプタノーズ部22に適切に取り付けられたとき、前記回り止め108は、前記ロック部材84に整列され、当該ロック部材84は、前記付勢装置106によって偏心され当該回り止めと係合し、これにより前記締結部材が誤って外れることを防止する。
【0056】
このシーケンスは、
図24乃至
図26に示されている。
図24は、前記締結部材26を前記アダプタノーズ部22に装着する直前に、前記締結部材が前記開口32に挿入されて前記ネジ部88が前記開口部28に整列されたときの、前記締結部材26、前記ロック部材84及び前記付勢装置106の配置を示している。
【0057】
図25は、前記締結部材26が90度回転され、これにより当該締結部材26を前記アダプタノーズ部22内に部分的に装着させたときの、前記締結部材26、前記ロック部材84及び前記付勢装置106の配置を示している。ここで留意すべきは、(本体86に対して偏心して位置していることにより)前記ロック部材84はネジ部88によって前記付勢装置106の方へ移動させられており、これにより前記付勢装置を押し付けていることである。
【0058】
図26は、前記締結部材26が180度回転され、これにより当該締結部材が前記アダプタノーズ部22に完全に装着されているときの、前記締結部材26、前記ロック部材84及び前記付勢装置106の配置を示している。ここで留意すべきは、当該ロック部材84は、この時点で前記回り止め108と係合され、そのような係合は前記付勢装置106によって弾性的に維持されることである。前記締結部材26の取外しは、再び前記付勢装置を押し付けることを必要とするかもしれない。これは必要な時に簡便に成し遂げられ得るが、意に反して起こることはないであろう。
【0059】
次に
図27乃至
図29を参照すると、前記取付機構20の別の構成が、典型例として示されている。当該取付機構20は、分かり易く図示するために、前記締結部材26及び前記ロック装置82のない状態で示されているが、
図27乃至
図29の取付機構の実施例は、
図22乃至
図26に示され前述されたタイプの締結部材及びロック装置を用いるべく構成されている。
【0060】
図27乃至
図29の構成は、少なくとも1つの重要な点で
図22乃至
図26の構成とは異なり、すなわち、
図27乃至
図29の構成の前記側壁30の開口28は、当該側壁30内に形成されたネジ係合部110を有している。当該ネジ係合部110は、これらの図において、前記開口28の内部に沿って、部分的にだけ円周方向に延びている部分的なネジ部または螺旋状傾斜面として示されている。しかしながら、所望であれば、他のタイプのネジ係合構造が使用されてもよい。
【0061】
前記ネジ係合部110は、前記締結部材26が前記ノーズ部22の開口32から取り外されるとき、前記締結部材26のネジ部88と係合するように機能する。当該ネジ部88は、前記ネジ係合部110の一つと係合し、(図に示されているように)前記締結部材26が反時計回りに回転されるとき、当該ネジ係合部のネジ切りされたまたは傾斜された構成により、当該締結部材26が前記開口32から退去しつづける。これにより、当該締結部材26が前記開口28、30からより簡便に除去される。
【0062】
ここで留意すべきは、前記ネジ係合部110は、前記ノーズ部22の開口32に対して偏心していることである。加えて、図に示されているように、当該ネジ係合部110は各側壁30の各開口28に形成されているが、本願の開示の原理は、前記側壁30の1つを貫通して形成されたただ1つの開口28を用いて実施され得る。この場合、ただ1つのネジ係合部110が用いられてよい。
【0063】
次に
図30及び
図31を参照すると、従来技術のアダプタ114の一部が、典型例として示されている。当該アダプタ114はノーズ部116を含むが、当該ノーズ部は、残念ながら元々前記アダプタノーズ部22及び前記歯18に前述の利益をもたらす前記ノーズ部/歯を安定させて取り付ける機構20を有していなかった。しかしながら、後述される原理を用いて、
図30及び
図31のアダプタ114のためにこれらの利益の一部または全てを得ることは可能である。
【0064】
前記アダプタ114は、横方向に延びている締結部材受容開口118を含んでいる。1つの側面上に、円筒状凹部120がノーズ部116内に形成されている。従来は、そのような凹部は、開口118に取り付けられた締結部材が誤って外れることを防ぐために固定部材を収容すべく使用されてきた。
【0065】
次に
図32乃至
図34を参照すると、本願の開示の原理を具体化した挿入体122が、典型例として示されている。当該挿入体122は、円筒状凸部124を含み、当該円筒状凸部124は前記アダプタノーズ部116の凹部120内に相補的に適合するよう寸法決めされている。
【0066】
加えて、前記挿入体122は前記アダプタ16のために前述された特徴の多くを含んでいる。例えば、前記挿入体122は、前記開口32、偏心してオフセットされた前記ネジ部46、前記凹部48、及び前記インタフェース面60、62を含む。これらの要素は、前記アダプタノーズ部116に前述の利益(例えば、前記ノーズ部/歯の安定化の促進や、歯のノーズ部に対する取付の改善)の一部または全てを提供し得る。
【0067】
次に
図35を参照すると、前記挿入体122が、前記アダプタノーズ部116に取り付けられた状態で、典型例として示されている。加えて、前記ロック装置82が、前記挿入体122に取り付けられた状態で示されている。しかしながら、ここで留意すべきは、他のロック装置(前述のいかなるロック装置をも含む)を本願の開示の原理に沿って使用され得ることである。
【0068】
前記挿入体122の開口32は、好ましくは、前記アダプタノーズ部116の開口118と同心である。しかし、ここで留意すべきは、前記ネジ部46が、前述のアダプタノーズ部22の開口32に対して偏心しているのと同様の態様で、各開口32、118に対して偏心していることである。
【0069】
次に
図36及び
図37を参照すると、前記アダプタノーズ部116に掘削機用歯126を取り付ける様子が、典型例として示されている。当該歯126は、内部に形成されたポケット128を有しており、前記挿入体122が内部に取り付けられた前記アダプタノーズ部116に対して相補的に形成されている。
【0070】
したがって、前記歯ポケット128は、内部に形成されたインタフェース面130、132を有しており、当該インタフェース面130、132は、前記挿入体122のインタフェース面60、62と相補的に係合する。インタフェース面60及び130とインタフェース面62及び132との間の係合が、例えば、対向方向のそれぞれに前記歯にその長手方向軸40回りに適用されるトルクに抵抗することにより、前記歯126と前記アダプタノーズ部116との間の安定化を促進させる。
【0071】
前記歯126は、また、前記締結部材26を受容するために、前記開口28とその一方の側部に形成された前記ネジ係合部110とを有している。当該ネジ係合部110は、前記締結部材26を前述のように前記アダプタ114及び前記歯126から除去することを促進する。前記ネジ係合部110は、前記歯126の一方の側部にのみ形成されている状態で
図36及び
図37に示されている。しかしながら、他の実施例において、当該ネジ係合部は、前記歯の両側に形成されていてもよく、これにより、前記歯を前記アダプタノーズ部116において逆向きにすることができる。
【0072】
前記締結部材26は、前記ノーズ部116が前記ポケット128に受容された後、前記アダプタ16及び前記歯18について前述したように前記歯126及び前記アダプタ114に装着され得る。前記ロック装置82は、前記締結部材26が前記歯126及び前記アダプタ114から誤って外れることを防止する。
【0073】
前述した取付機構20、掘削機用歯18、126、アダプタノーズ部22、及び挿入体122が、掘削機用歯の取付け、固定及び取外しの技術にいろいろな進歩をもたらすことが、今やはっきりと認識される。前記締結部材26及び前記ロック装置82は、前記歯18、126を各アダプタノーズ部22、116に、望ましいシンプルさで、安全で、効率的で、簡便で、且つ信頼のおける方法で、取外し可能に固定する。
【0074】
前述の開示は、前記掘削機用歯の取付け、固定及び取外しの技術に掘削機用器具10のための取付機構20を提供する。当該取付機構20は、内部に形成されたノーズ部受容ポケット128を有する掘削機用歯126、アダプタノーズ部116内に形成された凹部120に受容される挿入体122、及び、前記歯126を前記ノーズ部116に取外し可能に固定するネジ式締結部材26を含んでいてよい。前記締結部材26は、当該締結部材26上に形成された螺旋状締結ネジ部88を有していてよく、当該ネジ部88は前記締結部材26の本体86に対して偏心している。
【0075】
前記挿入体122は、内部に形成されたネジ式締結部材受容開口32を有していてよく、挿入体122内に形成された少なくとも1つの締結部材受容ネジ部46は、当該開口32に対して偏心している。
【0076】
前記締結部材ネジ部88は、前記本体86から外側に向けて延びていてよく、当該本体86の1つの横側部上の締結部材ネジ部88は、接線が当該本体86の外面の接線に沿っている。
【0077】
前記歯126は、前記ポケット128の対向する横側壁136を貫いて形成された締結部材受容開口28を有していてよい。前記締結部材の本体86は、前記締結部材26が前記歯126を前記アダプタノーズ部116に固定するとき、前記ネジ部88の両側の前記歯の締結部材受容開口28と係合することができる。
【0078】
前記挿入体122は、内部に形成された締結部材受容開口32を有していてよく、当該締結部材本体86が当該挿入体の締結部材受容開口32と同心であるとき前記締結部材ネジ部88が前記歯の締結部材受容開口28と同心であるよう、当該挿入体の締結部材受容開口32は、当該歯の締結部材受容開口28に対して偏心している。
【0079】
少なくとも1つの前記歯の締結部材受容開口28は、ネジ式係合部110を含んでいてよく、当該ネジ式係合部110は、前記締結部材26が前記挿入体の締結部材受容開口32から取り外されるとき、前記締結部材ネジ部88と係合する。
【0080】
前記取付機構20は、また、前記締結部材26と前記挿入体122との双方を係合するロック装置82含んでいてよく、これにより当該ロック装置82は、前記締結部材26の前記挿入体122に対する回転を防止する。
【0081】
前記挿入体122は、前記歯126内に形成されたインタフェース面130、132と相補的に係合する傾斜されたインタフェース面60、62を含んでいてよく、これにより、当該挿入体のインタフェース面60、62と各歯のインタフェース面130、132との間の係合は、前記歯126を前記アダプタノーズ部116上で安定させる。
【0082】
掘削機用アダプタ114のノーズ部116上で使用される掘削機用歯126も前述された。当該歯126は、対向する側壁136によって画成されたノーズ部受容ポケット128を含んでいてよく、少なくとも1つの前記側壁136は、内側に形成された挿入体受容凹部134を有している。前記歯126は、また、内側に形成された全体として平坦な挿入体係合インタフェース面130、132を含んでおり、一方のインタフェース面130は、前記歯126が当該歯126の長手方向軸40回りに一方の方向へ回転することを妨げ、他方のインタフェース面132は、当該歯126が当該長手方向軸40回りに反対方向へ回転することを妨げる。
【0083】
各インタフェース面130、132は、前記長手方向軸40に垂直な前記歯126の横方向軸42に対して傾斜されていてよい。
【0084】
少なくとも1つの前記側壁136を貫通して形成された歯の締結部材受容開口28は、ネジ係合部110を含んでいてよく、当該ネジ係合部110は、締結部材26が挿入体の締結部材受容開口32から取り外されるとき、締結部材ネジ部88と係合する。
【0085】
前述の開示には、また、掘削機用アダプタ114のノーズ部116上で使用される掘削機用歯126が記載されている。当該歯126は、対向する側壁136によって画成されたノーズ部受容ポケット128を含んでいてよく、少なくとも1つの前記側壁136は、当該側壁上に内側に形成された挿入体受容凹部134を有し、これにより、当該凹部134は、アダプタノーズ部116に取り付けられた挿入体122を受容する。
【0086】
少なくとも1つの前記側壁136は、当該側壁136を貫通して前記歯126の長手方向軸40に垂直に形成された締結部材受容開口28を有していてよく、当該歯の締結部材受容開口28はネジ係合部110を含んでおり、当該ネジ係合部110は、締結部材26が挿入体の締結部材受容開口32から取り外されるとき、締結部材ネジ部88と係合する。
【0087】
前記ネジ係合部110は、前記歯の締結部材受容開口28のネジ部を含んでいてよい。当該ネジ係合部110は、前記歯の締結部材受容開口の傾斜された部分を含んでいてよい。当該ネジ係合部110は、前記挿入体の締結部材受容開口32に対して偏心していてよい。
【0088】
前記挿入体受容凹部134は、内側に形成された全体として平坦なノーズ部係合インタフェース面130、132を有していてよく、一方のインタフェース面130は、前記歯126が当該歯126の長手方向軸40回りに一方の方向へ回転することを妨げ、他方のインタフェース面132は、当該歯126が当該長手方向軸40回りに反対方向へ回転することを妨げる。各インタフェース面130、132は、前記長手方向軸40に垂直な前記歯126の横方向軸42に対して傾斜されていてよい。
【0089】
前述された様々な実施例は、本願の開示の原理から外れない範囲で、例えば、傾斜されたり、反対向きにされたり、水平方向であったり、鉛直方向であったりするなど、様々な向きで実施されてよく、また、様々な構成で実施されてよいことが理解されるべきである。図面に示された実施の形態は、単に、本願の開示の原理の有用な適用例として示され、記載されているにすぎず、本願の開示の原理はこれらの実施の形態のいかなる具体的な細部にも限定されない。
【0090】
もちろん、当業者は、代表的な実施の形態の前述の記載を注意深く考慮した上で、多くの改良、追加、置換、削除、及びその他の変更を、これらの具体的な実施の形態について行ってもよいこと、及び、そのような変更は本願の開示の原理の範囲内であることを、直ちに認識するであろう。それ故、前述の詳細な説明は、説明と例示のためだけに記載されたものとして明確に認識されるべきであり、本発明の精神及び範囲は、添付の特許請求の範囲とそれに均等なもののみによって限定される。
なお、出願時の請求項は、以下のとおりである。
<請求項1>
掘削機用器具の取付機構であって、
内部に形成されたノーズ部受容ポケットを有する掘削機用歯と、
アダプタノーズ部内に形成された凹部に受容された挿入体と、
前記ノーズ部上に前記歯を取外し可能に固定するネジ式締結部材と、
を備え、
当該締結部材は当該締結部材上に形成された螺旋状締結ネジ部を有しており、当該ネジ部は当該締結部材の本体に対して偏心している
ことを特徴とする取付機構。
<請求項2>
前記挿入体は、当該挿入体の内部に形成されたネジ式締結部材受容開口を有しており、
当該挿入体の内部に形成された少なくとも1つの締結部材受容ネジ部が、当該開口に対して偏心している
ことを特徴とする請求項1に記載の取付機構。
<請求項3>
前記締結部材のネジ部は、前記締結部材の本体から外側に向けて延びており、
当該締結部材の本体の1つの側部上の当該締結部材のネジ部は、接線が当該締結部材の本体の外面の接線に沿っている
ことを特徴とする請求項1に記載の取付機構。
<請求項4>
前記歯は、前記ポケットの対向する側部壁を貫いて形成された締結部材受容開口を有しており、
前記締結部材が前記歯を前記アダプタノーズ部に固定するとき、当該締結部材の本体は、前記ネジ部の対向する側面にある当該歯の締結部材受容開口と係合する
ことを特徴とする請求項1に記載の取付機構。
<請求項5>
前記挿入体は、当該挿入体の内部に形成された締結部材受容開口を有しており、
当該挿入体の締結部材受容開口は、前記歯の締結部材受容開口に対して偏心しており、前記締結部材の本体が前記挿入体の締結部材受容開口と同軸であるとき、前記締結部材のネジ部は、前記歯の締結部材受容開口と同軸である
ことを特徴とする請求項4に記載の取付機構。
<請求項6>
少なくとも1つの前記歯の締結部材受容開口は、ネジ式係合部を含んでおり、当該ネジ式係合部は、前記締結部材が前記挿入体の締結部材受容開口から外されるとき、前記締結部材のネジ部と係合する
ことを特徴とする請求項5に記載の取付機構。
<請求項7>
前記取付機構は、さらに、前記締結部材と前記挿入体との両方と係合するロック装置を含んでおり、これにより当該ロック装置は、前記締結部材が前記挿入体に対して回転することを妨げる
ことを特徴とする請求項1に記載の取付機構。
<請求項8>
前記挿入体は、前記歯の内部に形成されたインタフェース面と相補的に係合する傾斜したインタフェース面を含んでおり、これにより、当該挿入体のインタフェース面とそれぞれの歯のインタフェース面との間の当該係合は、前記歯を前記アダプタノーズ部に強固に固定する
ことを特徴とする請求項1に記載の取付機構。
<請求項9>
掘削機のアダプタのノーズ部に使用される掘削機用歯であって、
対向する側壁によって画成されたノーズ部受容ポケットを備えており、
前記側壁の少なくとも1つは、内部に形成された挿入体受容凹部、及び、内部に形成された全体的に平坦な第1及び第2の挿入体係合インタフェース面を有しており、
当該第1のインタフェース面は、前記歯が当該歯の長手方向軸回りに第1の方向に回転することを妨げ、
当該第2のインタフェース面は、当該歯が当該長手方向軸回りに前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することを妨げる
ことを特徴とする掘削機用歯。
<請求項10>
前記第1及び第2のインタフェース面の各々は、前記歯の長手方向軸に垂直な当該歯の横軸に対して傾斜されている
ことを特徴とする請求項9に記載の掘削機用歯。
<請求項11>
前記側壁の少なくとも1つを貫いて形成された歯の締結部材受容凹部が、ネジ式係合部を含んでおり、
当該ネジ式係合部は、締結部材が挿入体の締結部材受容開口から外されるとき、当該締結部材のネジ部と係合する
ことを特徴とする請求項9に記載の掘削機用歯。
<請求項12>
掘削機のアダプタのノーズ部に使用される掘削機用歯であって、
対向する側壁によって画成されたノーズ部受容ポケットを備えており、
前記側壁の少なくとも1つは、当該側壁上に内部に形成された挿入体受容凹部を有しており、
これにより当該凹部は、前記アダプタノーズ部に取り付けられた挿入体を受容することを特徴とする掘削機用歯。
<請求項13>
前記側壁の少なくとも1つは、前記歯の長手方向軸に対して垂直に当該側壁を貫いて形成された締結部材受容開口を有しており、
当該歯の締結部材受容開口は、ネジ式係合部を含んでおり、
当該ネジ式係合部は、締結部材が挿入体の締結部材受容開口から外されるとき、締結部材のネジ部と係合する
ことを特徴とする請求項12に記載の掘削機用歯。
<請求項14>
前記ネジ式係合部は、前記歯の締結部材受容開口のネジ部を含んでいる
ことを特徴とする請求項13に記載の掘削機用歯。
<請求項15>
前記ネジ式係合部は、前記歯の係合部材受容開口の傾斜部を含んでいる
ことを特徴とする請求項13に記載の掘削機用歯。
<請求項16>
前記ネジ式係合部は、前記挿入体の締結部材受容開口に対して偏心している
ことを特徴とする請求項13に記載の掘削機用歯。
<請求項17>
前記挿入体受容凹部は、内部に形成された全体的に平坦な第1及び第2のノーズ部係合インタフェース面を有しており、
当該第1のインタフェース面は、前記歯が当該歯の長手方向軸回りに第1の方向に回転することを妨げ、
前記第2のインタフェース面は、当該歯が当該長手方向軸回りに前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することを妨げる
ことを特徴とする請求項12に記載の掘削機用歯。
<請求項18>
前記第1及び第2のインタフェース面の各々は、前記歯の長手方向軸に垂直な当該歯の横軸に対して傾斜している
ことを特徴とする請求項17に記載の掘削機用歯。