【文献】
Amin Jafarian,miscellaneous CIDs,IEEE 802.11-14/0641r0,インターネット<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/14/11-14-0641-00-00ah-miscellaneous-cids.docx>,2014年 5月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の時間期間、または前記一部のうちの少なくとも1つは、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の装置。
前記処理システムは、前記第1のメッセージが要求であるか、もしくは応答であるか否か、前記装置が最大時間の保証を要求しているか否か、または、前記第1のメッセージが、前記第2の装置がアクセス可能となり得る前記第1の時間期間を含んだフィールドを含むか否かのうちの少なくとも1つをさらに示すために前記第1のメッセージを生成するように構成される、請求項1に記載の装置。
前記処理システムは、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第1のメッセージを埋め込むようにさらに構成され、前記インターフェースは、送信のために前記フレームを出力するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
前記処理システムは、前記第2の時間期間の少なくとも前記一部にわたって、前記第2の装置が前記装置にアクセス可能となることを保証することを確認する第3のメッセージを生成するようにさらに構成され、前記インターフェースは、送信のために前記第3のメッセージを出力するようにさらに構成される、請求項1に記載の装置。
前記処理システムは、アソシエーション要求フレームまたはプローブ要求フレームに前記第3のメッセージを埋め込むように構成され、前記インターフェースは、送信のために前記アソシエーション要求またはプローブ要求フレームを出力するようにさらに構成される、請求項5に記載の装置。
前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、1つまたは複数の第3の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項7に記載の装置。
前記処理システムは、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つにおいて前記第1のメッセージを受信するようにさらに構成され、前記インターフェースは、送信のために前記フレームを出力するようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
前記第2の時間期間の前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、1つまたは複数の第3の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項7に記載の装置。
前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1のメッセージ内に示された最大時間の保証を受け付けるかまたは拒否するか否かをさらに示すために生成される、請求項7に記載の装置。
受信するための前記インターフェースは、前記第2の装置から、前記第2の時間期間の少なくとも前記一部にわたって、前記装置が前記第2の装置にアクセス可能となることを確認する第3のメッセージを受信するようにさらに構成される、請求項7に記載の装置。
前記第1の時間期間または前記一部のうちの少なくとも1つは、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、1つまたは複数の第3の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項13に記載の方法。
前記第1のメッセージを生成することは、前記第1のメッセージが要求であるかもしくは応答であるか否か、前記装置が最大時間の保証を要求しているか否か、または、前記第1のメッセージが、前記第2の装置がアクセス可能となることを保証する前記第1の時間期間を含んだフィールドを含むか否かのうちの少なくとも1つを前記第1のメッセージ内に示すことを備える、請求項13に記載の方法。
プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第1のメッセージを埋め込み、前記第2の装置への送信のために前記フレームを出力することをさらに備える、請求項13に記載の方法。
アソシエーション要求フレームまたはプローブ要求フレームに前記第3のメッセージを埋め込み、前記第2の装置への送信のために前記アソシエーション要求またはプローブ要求フレームを出力することをさらに備える、請求項17に記載の方法。
前記第1の時間期間の少なくとも前記一部にわたって、前記装置が前記第2の装置にアクセス可能となり得るかどうかの前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、1つまたは複数の第3の装置に対してなされた保証、および前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項19に記載の方法。
プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第2のメッセージを埋め込み、前記第2の装置への送信のために前記フレームを出力することをさらに備える、請求項19に記載の方法。
前記第2の時間期間の前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、1つまたは複数の第3の装置に対してなされた保証、およびメモリまたは前記装置に記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、請求項19に記載の方法。
前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1のメッセージ内に示された最大時間の保証を受け付けるかまたは拒否するか否かをさらに示すために生成される、請求項19に記載の方法。
前記第2の装置から、前記第2の時間期間の少なくとも前記一部にわたって、前記装置が前記第2の装置にアクセス可能となることを確認する第3のメッセージを受信することをさらに備える、請求項19に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[0023]新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について、以下で、添付図面を参照してより十分に説明される。しかしながら、教示本開示は、多くの異なる形態で具現化され得るものであり、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全なものとなり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように、与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるか、本発明の任意の他の態様と組み合わされるかにかかわらず、本明細書で開示される新規のシステム、装置、および方法の任意の態様を包含するものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書で述べられる任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよく、または方法が実施されてもよい。加えて、本発明の範囲は、本明細書で示される本発明の様々な態様に加えて、またはそれら以外の他の構造、機能性、もしくは構造と機能性とを使用して実践される装置または方法を包含することが意図されている。本明細書で開示する任意の態様は、特許請求の範囲の1つまたは複数の要素により実施されてもよいことを理解されたい。
【0016】
[0024]特定の態様が本明細書で説明されるが、これらの態様の多くの変形および並べ替えは、本開示の範囲内に属する。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の範囲は、特定の利点、使用、または目的に限定されることを意図しない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示す。詳細な説明および図面は、限定的ではなく、本開示の例示にすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
【0017】
[0025]ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されているネットワーキングプロトコルを用いて、隣接デバイスを一緒に相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、WiFi(登録商標)、またはより一般的にはIEEE 802.11群のワイヤレスプロトコルの任意の成員のような、任意の通信規格に適用され得る。たとえば、本明細書に記載される様々な態様は、サブ1GHz帯域を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用され得る。
【0018】
[0026]いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域内のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS)通信、OFDM通信とDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装形態は、センサー、検針、およびスマートグリッドネットワークに使用され得る。有利なことに、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも消費する電力が少ない場合があり、および/または、比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
【0019】
[0027]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、3つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)、リレー、およびクライアント(ステーションまたは「STA」とも呼ばれる)が存在し得る。一般に、APはWLANのハブまたは基地局として働き、リレーデバイスは、WLANのAPと、WLANのユーザとして働く1つまたは複数のSTAとの間の通信リンクを提供する。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの全般的な接続性を取得するために、Wi−Fi(登録商標)(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠のワイヤレスリンクを介して、リレーデバイスを通じてAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはまた、リレーデバイスとして使用され得る。
【0020】
[0028]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られている場合がある。
【0021】
[0029]局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは他の何らかの用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られている場合がある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラーフォン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)フォン、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯データ端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはゲームシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するために構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
【0022】
[0030]ワイヤレスノードは、アクセス端末(「AT」)もしくはSTA、AP、またはSTAもしくはAP動作の少なくとも一方を有するリレー可能なワイヤレスデバイスを備え得、すなわち、ワイヤレスノードは、ATもしくはSTA動作、AP動作、またはAT/STA動作とAP動作の両方を有し得る。
【0023】
[0031]上で論じたように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、リレーデバイスとして使用されるか、APとして使用されるか、または他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリングに、またはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサーへの適用例を提供することができ、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは加えて、たとえば個人の健康管理のために健康管理の状況において使用され得る。それらはまた、(たとえばホットスポットとともに使用するための)広範囲のインターネット接続を可能にするために、または機械間通信を実装するために、監視に使用され得る。
【0024】
[0032]
図1を参照すると、ワイヤレス通信システムの特定の例示的実施態様が示されており、全体的に100と指定されている。ワイヤレス通信システム100での通信は、ワイヤレス規格、たとえば、802.11ah、802.11ai、または802.11s規格に従って生じ得る。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信システム100の「ルートノード」または基地局として動作し得るアクセスポイント105を含み得る。アクセスポイント105は、直接的にまたは1つまたは複数のリレーデバイスを通じて、1つまたは複数のワイヤレスノード(または局もしくはSTA)と通信し得る。たとえば、ワイヤレスノード110a〜110bは、ワイヤレス通信システム100におけるリレーデバイスとして機能し得る。リレーデバイス110bは、ワイヤレスノード115aおよび115b(局として機能する)がアクセスポイント105と通信することを可能にする。ワイヤレスノード110a〜110bおよび115a〜115bは、どちらもワイヤレス通信システム100内の通信に能動的にまたは受動的に参加しているため、ワイヤレス通信システム100の「メンバー」と呼ばれ得る。
【0025】
[0033]5番目のワイヤレスノード115cは、現在はワイヤレス通信システム100のメンバーではないが、ワイヤレスノード115cはワイヤレス通信システム100に参加することに関心がある。アクセスポイント105との接続を確立するために、ワイヤレスノード115cは最初にアソシエーションを確立することが必要となり得る。そのようなアソシエーションを規定しようとする際に、デバイス115cは、ワイヤレスノード115cの要求を満たすアソシエーションを保証するために、アクセスポイント105が満たすことが可能な特定の基準を有し得る。これらの要件は、アクセスポイント105が要求側ワイヤレスノードにアクセス不可能となり得る時間の最大量、ワイヤレス通信システム100に参加することをアクセスポイント105が許可し得るリレーもしくはワイヤレスノードの最大数、またはワイヤレス通信システム100上で許可される最小帯域幅を含み得る。
図1は、リレーデバイスおよびワイヤレスノードの特定の配置を示しているが、この特定の配置は例示的なものにすぎず、示された特定の配置に本出願の構想を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0026】
[0034]ワイヤレスノード110a〜110bおよび115a〜115cは、タイプにおいて限定されず、多種多様なデバイスを含み得る。限定ではなく例として、ワイヤレスノード110a〜110bおよび115a〜115cは、セルラーフォン、テレビジョン、ラップトップ、ルータ、および多数のセンサー、たとえば気象センサーまたはワイヤレスプロトコルを使用して通信することが可能な他のセンサーを含み得る。
【0027】
[0035]
図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いられ得るワイヤレスノード202において利用され得る様々なコンポーネントを示す。ワイヤレスノード202は、本明細書で説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスノード202は、たとえば、アクセスポイント105、またはワイヤレスノード110a〜110bのうちの1つ、またはワイヤレスノード115a〜115cのうちの1つを備え得る。
【0028】
[0036]ワイヤレスノード202は、ワイヤレスノード202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204はまた、中央処理ユニット(CPU)、ハードウェアプロセッサ、または処理システムとも呼ばれ得る。メモリ206は、読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)との両方を含み得るものであり、命令とデータとをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含み得る。プロセッサ204は、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実施する。メモリ206内の命令は、本明細書で説明される方法を実施するように実行可能となり得る。
【0029】
[0037]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えてよく、またはその処理システムの構成要素であってよい。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、または情報の計算もしくは他の操作を実施することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せにより実装され得る。
【0030】
[0038]処理システムはまた、実行されると、装置に、リレー適合ワイヤレスノード(a relay-compatible wireless node)のリレー動作を修正するための1つまたは複数の方法と関係づけられる1つまたは複数のステップを実施させるコードを備える非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。コードは、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または任意の他の好適なコードのフォーマットを含み得る。コードまたは命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、処理システムに、本明細書で説明する様々な機能を実施させる。
【0031】
[0039]ワイヤレスノード202はまた、ワイヤレスノード202と遠隔地との間におけるデータの送信と受信とを可能にするための送信機210と受信機212とを含み得る。さらに、送信機210および受信機212は、ワイヤレスノード202と、たとえばAP、リレーデバイス、またはSTAを含む遠隔地との間におけるセットアップおよび/または構成のパケットもしくはフレームの送信と受信とを可能にするように構成され得る。送信機210と受信機212は、トランシーバ214へと組み合わされ得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられてよく、またトランシーバ214に電気的に結合され得る。代替または追加として、ワイヤレスノード202は、ハウジング208の一部として形成されたアンテナ216を含み得るか、または内部アンテナであり得る。ワイヤレスノード202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る(図示せず)。
【0032】
[0040]ワイヤレスノード202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器218をも含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリアごとのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスノード202は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含み得る。DSP220は、送信用のデータユニットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、データユニットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。いくつかの態様では、PPDUはパケットまたはフレームと呼ばれる。
【0033】
[0041]ワイヤレスノード202は、いくつかの態様ではユーザインターフェース222をさらに備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロホン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスノード202のユーザに情報を伝達することおよび/またはユーザからの入力を受信することを行う、任意の要素または構成要素を含み得る。
【0034】
[0042]ワイヤレスノード202の様々な構成要素は、ハウジング208内に収納され得る。さらに、ワイヤレスノード202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る。ワイヤレスノード202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合され得るか、または、互いに入力を受け付けるか、もしくは供給し得ることを当業者は諒解されよう。
【0035】
[0043]いくつかの別個の構成要素が
図2に示されるが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされてよく、または共通に実装されてよいことを当業者は認識されよう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、
図2に示される構成要素の各々は、複数の別個の要素を用いて実装され得る。
【0036】
[0044]
図3は、参加するワイヤレスノード115cとアクセスポイント105との間の通信に使用されるために利用可能なメッセージ300の例示的な態様を指す。メッセージ300は、情報要素(IE)の形態を取り得る。メッセージ300は、
図3が示すよりも多数または少数の構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。メッセージ300は、アクションフレーム(action frame)、アクション確認応答フレーム(action acknowledge frame)、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、およびアソシエーション応答フレームのうちの任意の1つに埋め込まれて、アクセスポイント105と、関係するワイヤレスノード115cとの間で通信され得る。
【0037】
[0045]例示的な態様では、メッセージ300は、デバイス間で通信されるべき1バイトまたは複数バイトの情報を含み得る。メッセージ300は、送信されているメッセージに含められた3バイトの情報を含み得る。これらの3バイトは、メッセージ300を一意的に識別するように意図された、1バイトのサイズの要素IDフィールド310を含み得る。メッセージ300の長さを示すために、同様に1バイトのサイズの長さフィールド315がメッセージ300にさらに含められ得る。メッセージ300の可変長の到達可能なアドレスフィールド(図示せず)に含められ得る到達可能なアドレスの数を整数として示す、1バイトのサイズのアドレスカウントフィールド320が、メッセージ300にさらに含められ得る。これらの初期の3バイトに、少なくとも1バイトのサイズの追加情報325が付加され得る。これらの付加的な情報325は、特定の態様によって必要とされるような特定の情報を示すために、個々のビットまたはフィールドに分割され得る。
【0038】
[0046]一態様では、追加情報325が、3つの個々のビットと5ビットフィールドとに分けられ得る。個々のビットは、フラグまたはインジケータとして動作することが当業者に知られ得る。たとえば、1ビットは、特定の情報要素が要求または応答であるか否かに関するインジケータビット、要求/応答ビット330であり得る。第2のビットは、最大離脱時間(a maximum away time)が要求されているか否かに関するインジケータ、最大離脱時間ビット335であり得る。第3のビットは、以前の最大離脱時間ネゴシエーションが受け付けまたは拒否されているか否かに関するインジケータ、受付け/拒否ビット340であり得る。追加的なバイトの情報のうちの残り5ビットは、タイミング同期機能(TSF)フィールド345に専用のものであり得る。このTSFフィールド345は、アクセスポイントが少なくとも一部の時間にわたって局にアクセス可能となることを保証する(またはアクセス可能となり得る)、要求されている時間の期間を示し得る。下の議論では、この保証は、アクセスポイントが少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となり得るということの指示に対応し得る。たとえば、ワイヤレスノード115cがアクセスポイント105とのアソシエーションを作成することを希望する場合、ワイヤレスノード115cは、メッセージ300が埋め込まれたプローブ要求を送信し得る。メッセージ300は、最初の数バイトの要素IDフィールド310、長さフィールド315、およびアドレスカウントフィールド320を、追加情報325とともに含み得る。追加情報325は、中に収められた情報にフラグを付けるための数ビットを含み得る。たとえば、追加情報325は、メッセージが要求であることを示すために「1」に設定された要求/応答ビット330を含み得る。メッセージ300は、アクセスポイントが最大時間期間を越えるとアクセス不可能とならないという保証を得ることに関係することを示すために、最大離脱時間ビット335(「1」に設定)が含められ得る。アソシエーションを作成することを望むワイヤレスノード115cによって確立された最大時間期間を含んだメッセージ300に、TSFフィールド345が含められ得る。
【0039】
[0047]代替的な態様では、メッセージ300(情報要素)に含められた追加情報が存在し得る。メッセージ300は、それに代わって、アクセスポイント105から保証を、たとえば、アクセスポイントとアソシエートすることを許可されるデバイスの最大数、アクセスポイントによって必要とされる最小帯域幅などを要求するために使用され得る。追加情報325は、許可されるデバイスの数もしくは帯域幅設定、または任意の他の保証要件に対する追加的なビットおよびフィールド(図示せず)を含み得る。追加情報325は、ワイヤレスノード115cによって必要とされるすべての保証要素を含むように、十分な長さをなし得る。
【0040】
[0048]
図4は、一実装形態に従うものであり全体的に400で指定される、局とアクセスポイントとの間のアソシエーションを確立するための方法のコールフロー図である。
図4は2つのデバイスを示している。一態様では、これらのデバイスは局405とアクセスポイント410であり得る。一態様では、アソシエーションプロセスは、アクセスポイント(図示せず)の最大離脱時間期間(a maximum time away period)の決定、および局405からアクセスポイント410へのメッセージの生成で始まり得る。次のステップは、プローブ要求フレーム415が局405からアクセスポイント410に送られることである。プローブ要求フレーム415は、局405によって規定された特定の基準を満たすことをアクセスポイント410が保証するという、局405による要求を含み得る。たとえば、局405は、アクセスポイント410が特定の時間内に最大離脱時間期間の少なくとも一部分にわたって局405にアクセス可能となるように保証することを要求し得る。代替的な態様は、アクセスポイント410とアソシエートすることを許可されるデバイスの数を最大数に制限するか、またはチャネル上の最大もしくは最小帯域幅を確立し得る。プローブ要求フレーム415は、その中に埋め込まれたメッセージ300を含み得、そのメッセージ300は、要素IDフィールド310と、長さフィールド315と、アドレスカウントフィールド320と、追加情報325とを含み得る。プローブ要求フレーム415に埋め込まれたメッセージ300の追加情報325は、いかなる基準を満たすことを保証するように局405がアクセスポイント410に要求しているかを知らせるためのインジケータフラグビットを含み得る。たとえば、一態様では、プローブ要求フレーム415の情報要素内の追加情報325は、要求がメッセージ300に含められていることを示すための要求/応答ビット330(「1」に設定)を含み得る。追加情報325はまた、最大離脱時間を満たすことを保証するようにプローブ要求フレームがアクセスポイント410に要求していることを示すための、またTSFフィールド340に記憶された時間期間が存在することを示すための、最大離脱時間ビット335を含み得る。追加情報325はまた、送信デバイスが任意の事前の最大離脱時間ネゴシエーションを受け付けまたは拒否するかどうかを示すための受付け/拒否ビット335を含み得る。
【0041】
[0049]
図4には示されていないが、アクセスポイント410は、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425を受信すると、受信したフレームに局405によって要求された基準がある場合、その基準を満たすことを保証し得るかどうかを決定し得る。そのような決定は、アクセスポイント410に対して内部で起こり得る。
【0042】
[0050]
図4に例示された態様はまた、アクセスポイント410から局405に送られているプローブ応答フレーム420を含む。プローブ応答フレーム420は、プローブ要求フレーム415の受信に応答してアクセスポイント410によって生成されたメッセージを収容し得る。このメッセージは、
図3に表されたメッセージ300の形態をなし得る。プローブ応答フレーム420に埋め込まれたメッセージ300は、要素IDフィールド310と、長さフィールド315と、アドレスカウントフィールド320とを含み得る。局405がプローブ要求フレーム415内に要求を含めた場合、プローブ応答フレーム420は、それらの要求に対する応答を含み得る。たとえば、プローブ応答フレーム420は、フレームが応答フレームであることを示すために「0」に設定された要求/応答ビット330を含んだ追加情報325を含み得る。プローブ応答フレーム420はまた、応答がアクセスポイント410に前に提示された最大離脱時間要求に関連するものであることを示すための、またTSFフィールド340がプローブ応答フレーム420に含められていることを示すための、最大離脱時間ビット335(「1」に設定)を含み得る。追加情報325はまた、アクセスポイント410が、TSFフィールド345内に指定された期間内にアクセス可能となることを保証するために局405による要求を受け付けるか、または局405によって提示された要求に対して拒否することを示すために「1」に設定された受付け/拒否ビット340を含み得る。一態様では、アクセスポイントが、局405によって要求された最大離脱時間期間を受け付ける場合、プローブ応答フレーム420は、局405からアクセスポイント410に送られたプローブ要求フレーム415のTSFフィールド内に含められた値と一致する、TSFフィールド345内の値を含み得る。代替的に、TSFフィールド340は、アクセスポイントが最大離脱時間期間をネゴシエートしようとしていることを示すために、「0」と、プローブ要求フレーム415内に含められた値との間の値に設定され得る。そのような態様では、受付け/拒否ビット335は、異なる時間値に対して局405の要求が拒否されることを示すために「0」に設定され得る。
【0043】
[0051]別の態様では、プローブ応答フレームに含められた受付け/拒否ビット340は、アクセスポイント410が局405によって要求された最大離脱時間期間を保証しないことを示すために「0」に設定され得、またTSFフィールド340は「0」に設定されて、アクセスポイント410が受付け可能な最大離脱時間期間を局405とネゴシエートしようとしていないことを示し得る。
【0044】
[0052]いくつかの態様では、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425をアクセスポイント410に送るより前に、局405は、いかなる基準を、アクセスポイントがアソシエーションを確立する前に満たすことを保証するように求められ得るかを決定し得る。他の態様では、これらの基準は、すでに確立されているものであり、局405がそれ自体でこれらの基準を決定するのではなく、むしろ、要求フレームを送るより前にメモリから抽出することを必要とし得る。いくつかの他の態様では、プローブ応答フレーム420またはアソシエーション応答フレーム430を受信すると、局405は、アクセスポイント410の保証を受付け可能と考えるかどうかを決定し得る。
【0045】
[0053]いくつかの態様では、プローブ要求フレーム415において局405によって要求された基準をアクセスポイントが満たすように保証することを、プローブ応答フレーム420が示す場合、アソシエーション要求フレーム425は、プローブ要求フレーム415および応答フレーム420と同じ情報を含み得る。他の態様では、アクセスポイントが、局405によって要求された基準を受け付けないが第2の基準を提案することを、プローブ応答フレーム420が示す場合、局は、プローブ応答フレーム420と同じ情報を持つ別のプローブ要求フレーム415をサブミットし得るか、または新しい情報を持つアソシエーション要求フレーム425をサブミットし得るか、またはアクセスポイント410とアソシエートするための試行を継続することを控え得る。
【0046】
[0054]
図4に示された態様は、局405とアクセスポイント410との間のすべての可能な通信を包括するものではない。最大離脱時間の保証をネゴシエートする際、より少数のまたは付加的なプローブ要求フレーム415、プローブ応答フレーム420、アソシエーション要求フレーム425、またはアソシエーション応答フレーム430が必要となり得る。他の態様では、ワイヤレス通信システム100は、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425に応答することに失敗すると、要求の各条件が受け付けられたと見なされるように確立され得る。いくつかの他の態様では、そのように応答に失敗することは、要求の各条件が全体的に拒否されたと見なされ得る。
【0047】
[0055]
図4に示すように、一態様は、アソシエーション要求フレーム425をアクセスポイント410に送る局405を含み得る。いくつかの態様では、アソシエーション要求フレーム425は、プローブ要求フレーム415およびプローブ応答フレーム420によって先行され得る。いくつかの他の態様では、アソシエーション要求フレーム425が、局405とアクセスポイント410との間で通信される最初のフレームとなり得る。いくつかの他の態様では、アソシエーション要求フレーム425は、他のアソシエーション要求フレームによって先行され得る。アソシエーション要求フレーム425は、デバイス間のアソシエーションネゴシエーションを継続および促進するために使用され得る。
【0048】
[0056]一態様では、アソシエーション要求フレーム425は、上記で説明したようにプローブ要求フレーム415内に構築された情報要素を含み得る。アソシエーション要求フレーム425がプローブ要求/応答フレーム415および420によって先行されたものであり、局405が、プローブ応答フレーム420内の保証を受付け可能であると考える場合、アソシエーション要求/応答フレーム425は、プローブ応答フレーム420内に指定された保証を含んだ情報要素を埋め込まれ得る。局405が、プローブ応答フレーム420内の保証を受付け可能であると考えない場合、局405は、アソシエーション要求フレーム425をアクセスポイント410とのさらなるネゴシエーションに利用し得る。代替的な態様において、局405が、プローブ応答フレーム415内の保証を受付け可能であると考えない場合、局405は、アクセスポイント410とのアソシエーションを確立しないことを選び得る。
【0049】
[0057]
図4に示すように、ある態様が、アソシエーション応答フレーム430を局405に送るアクセスポイント410を含み得る。いくつかの態様では、アソシエーション応答フレーム430は、プローブ要求フレーム415、プローブ応答フレーム420、およびアソシエーション要求フレーム425によって先行され得る。いくつかの他の態様では、アソシエーション応答フレーム425は、他のアソシエーション応答フレームによって先行され得る。アソシエーション応答フレーム430は、デバイス間のアソシエーションネゴシエーションを継続および促進するために使用され得る。
【0050】
[0058]一態様では、アソシエーション応答フレーム430は、上記で説明したように、プローブ要求フレーム415、プローブ応答フレーム420、およびアソシエーション要求フレーム425内に構造化された情報要素を含み得る。アソシエーション応答フレーム430のコンテンツは、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425のいずれかにおいて局405によって提案された保証を受け付けるべきか否かの、アクセスポイントによる決定(図示せず)に依存し得る。いくつかの態様では、プローブ要求フレーム415はアソシエーションネゴシエーションプロセスにおいて必要とされ得ず、またアクセスポイント410はアソシエーション要求フレーム425にのみ応答し得る。別の態様では、アクセスポイント410は、アソシエーション要求フレーム425を受信し、アソシエーション要求フレーム425に応答する前に、プローブ要求/応答フレーム415/420の交換を要求し得る。アソシエーション応答フレーム430がプローブ要求/応答フレーム415および420またはアソシエーション要求フレーム425によって先行されたものであり、アクセスポイント410が、プローブ応答フレーム420またはアソシエーション要求フレーム425内の保証を受付け可能であると考える場合、アソシエーション応答フレーム430は、プローブ/アソシエーション要求フレーム415および/または425から同意された保証を含んだメッセージ300を埋め込まれ得る。アクセスポイント410が、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425において要求された保証が受付け可能であると考えない場合、アクセスポイント410は、代替的な時間期間をアソシエーション応答フレーム430内に設けること、またはいかなる保証をも拒否することを選び得る。新たな保証を提案する場合、アクセスポイントは、
図3に示すように構造化されたメッセージ300を利用し得る。メッセージ300は、要素IDフィールド310と、長さフィールド315と、アドレスカウントフィールド320と、追加情報325とを含み得、追加情報325は、要求/応答ビット330(これが応答であることを示すために「0」に設定され得る)と、最大離脱時間ビット335(最大離脱時間の保証を示すために「1」に設定され得る)と、受付け/拒否ビット340(提案された時間の拒否を示すために「0」に設定され得る)とを含む。加えて、アクセスポイント410は、提案された最大離脱時間期間を示すために、「0」よりも大きい値をTSFフィールド345内に含め得る。代替的な態様では、アクセスポイント410は、最大離脱時間を保証しようとしないことを示すために、「0」の値をTSFフィールド345内に含め得る。アクセスポイント410は、局405とのさらなるネゴシエーションに、アソシエーション応答フレーム430を利用し得る。代替的な態様において、アクセスポイント405が、アソシエーション要求フレーム425内の保証を受付け可能であると考えない場合、アクセスポイント410は、局405とのアソシエーションを確立しないことを選び得る。
【0051】
[0059]
図5は、ワイヤレスネットワーク上で局とアクセスポイントとの間のアソシエーションを確立する方法のフローチャートである。プロセス500は、ワイヤレス通信システム100に示されたワイヤレスノード110a〜110bまたは115a〜115cによって実施され得る。プロセス500の他の態様は、それに代わって、アクセスポイント105から他の保証を、たとえば、アクセスポイントとアソシエートすることを許可されるデバイスの最大数、アクセスポイントによって必要とされる最小帯域幅などを要求するために使用され得る。
図3からのメッセージ300の追加情報325は、許可されるデバイスの数もしくは帯域幅設定、または任意の他の保証要件に対する追加的なビットおよびフィールド(図示せず)を含み得る。
【0052】
[0060]ブロック505では、局は、アソシエーションを要求する前の少なくとも一部の時間にわたってアクセスポイントが局にアクセス可能となり得る第1の時間期間を決定し得る。
図4に示すように、この決定は、第1のプローブ要求フレームまたはアソシエーション要求フレームがアクセスポイント410に送られる前に生じ得る。いくつかの態様では、この決定は局405自体によってなされ得る。いくつかの態様では、この決定は、局405の製造業者またはユーザによってなされ、メモリまたは局405とアソシエートされた任意の他の当事者に記憶され得る。追加の態様では、この決定は、装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、およびメモリに基づいてなされ得る。
【0053】
[0061]限定ではなく例として、そのような基準は、許可される最大離脱時間期間もしくは最小帯域幅、またはワイヤレスネットワーク上で許可されるデバイスの最大数であり得る。
【0054】
[0062]ブロック510では、局(
図4に示すように局405)は、第1の時間期間を示すために第1のメッセージを生成する。第1のメッセージはメッセージ300に対応し得、またアクセスポイント(アクセスポイント410)に送られるように生成され得る。メッセージ300は、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425に埋め込まれ得る。局405は、ブロック505で決定された基準をアクセスポイント410に伝えるために、このメッセージ300を使用し得る。このメッセージはまた、局とアクセスポイントとの間のアソシエーションを確立するより前に指定された基準を満たすことをアクセスポイント410が保証するという、上記で説明した情報を含み得る。メッセージ300では、局405は、要素IDフィールド310と、情報要素の長さフィールド315と、アドレスカウントフィールド320と、追加情報325とを含み得、追加情報325は、要求を示すために「1」に設定された要求/応答ビット330と、最大離脱時間要求を示すために「1」に設定された最大離脱時間ビット335と、受付け/拒否ビット340とを含む。追加情報は、局405によって決定された、アクセスポイント410が局405にアクセス不可能となり得る最大離脱時間を示す、TSFフィールド345を含み得る。
【0055】
[0063]ブロック515では、要求側デバイスの局405が、アクセスポイント410を備え得る他の装置に送信するための第1のメッセージを出力する。第1のメッセージを出力することは、メッセージを送信することを備え得、メッセージを送信することは、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425にメッセージ300を埋め込むことを含み得る。
【0056】
[0064]
図6は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的なデバイス600の機能ブロック図である。デバイス600は、時間測定回路605と、メッセージ生成回路610と、要求送信回路610とを備える。時間測定回路は、
図6に示すブロック505に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。時間決定回路は、
図2に示したプロセッサ204、メモリ206またはユーザインターフェース222のうちの1つまたは複数に対応し得る。いくつかの態様では、時間期間を決定するための手段は、時間決定回路605を含み得る。
【0057】
[0065]メッセージ生成回路610は、
図5に示したブロック510に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。メッセージ生成回路は、
図2のプロセッサ204、メモリ206、送信機212、またはトランシーバ214のうちの1つまたは複数に対応し得る。いくつかの態様では、メッセージを生成するための手段がメッセージ生成回路610を含み得る。
【0058】
[0066]要求送信回路610は、
図5に示したブロック515に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。要求送信回路615は、プロセッサ204、送信機212、またはトランシーバ214のうちの1つもしくは複数に対応し得る。いくつかの態様では、メッセージを提供するための手段が要求送信回路615を含み得る。
【0059】
[0067]いくつかの他の態様では、デバイス600は、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、およびアクション確認応答フレームのうちの1つにメッセージを埋め込むように構成されたメッセージ埋込み回路(図示せず)をさらに備え得る。いくつかの態様では、埋込み回路は、プロセッサ204および/またはDSP220を含み得る。いくつかの態様では、メッセージを埋め込むための手段はメッセージ埋込み回路を含み得る。いくつかの他の態様では、デバイス600は、メッセージを受信するように構成されたメッセージ受信回路(図示せず)をさらに備え得る。いくつかの態様では、メッセージ受信回路は、プロセッサ204、受信機210、トランシーバ214、および/またはDSP220を含み得る。いくつかの態様では、メッセージを受信するための手段はメッセージ受信回路を含み得る。いくつかの他の態様では、デバイス600は、他の装置から応答を受信するように構成された応答受信回路(図示せず)をさらに備え得る。いくつかの態様では、応答受信回路は、プロセッサ204、受信機210、トランシーバ214、および/またはDSP220を含み得る。いくつかの態様では、応答を受信するための手段は応答受信回路を含み得る。
【0060】
[0068]次に
図7を参照すると、基準が満たされることを保証するようにデバイスが要求されることによって、ネットワーク上でとのアソシエーションを確立する方法の例示的な態様を示すフローチャート図が示されており、全体的に700と指定されている。プロセス700は、いくつかの態様では、ワイヤレスノード110a〜110bおよび/または115a〜115cのいずれかによって実施され得る。いくつかの態様では、プロセス700は、ワイヤレス通信システム100上でアクセスポイント105によって実施され得る。プロセス700の他の態様は、それに代わって、アクセスポイント105から他の保証を、たとえば、アクセスポイントとアソシエートすることを許可されるデバイスの最大数、アクセスポイントによって必要とされる最小帯域幅などを要求するために使用され得る。
【0061】
[0069]アクセスポイント105またはワイヤレスノード110a〜110bもしくは115a〜115cの需要および動作要件に応じて、プロセス700は種々のシナリオにおいて種々の結果を有し得る。いくつかの他の態様では、アクセスポイント410は、アソシエーションを確立するために、それぞれがそれら自体の最大離脱時間をアクセスポイント410によって保証された複数の局405にサービスし得る。いくつかの他の態様では、アクセスポイント410を用いる2つ以上の局405の最大離脱時間が衝突し得、アクセスポイント410は、2つ以上の局のうちの1つにしか対処できなくなり得る。この態様では、プロセス700は特定のフローを有し得る。他の態様では、アクセスポイントは、1つの局405のみにサービスし得、いかなる衝突も有し得ない。そのような態様では、プロセス700は異なるフローを有し得る。
【0062】
[0070]方法700のブロック705において、アクセスポイント410は、第1の時間期間を示すメッセージを別の装置から受信する。この受信することは、局405がアクセスポイント410とアソシエートし得る前に、アクセスポイント410が局405にアクセス可能となり得ることを保証することを、局405がアクセスポイント410に求める最大離脱時間期間を識別するメッセージを局405から受信することを備え得る。いくつかの他の態様では、この基準は、ある時間期間内にアクセスポイント410が局405にアクセス可能となり得ることをアクセスポイント410が保証し得る最大離脱時間期間であり得る。他の態様では、この基準は、局もしくはリレーの最大数または最小帯域幅であり得る。いくつかの態様では、局405からのメッセージは、プローブ要求フレーム415またはアソシエーション要求フレーム425の形態をなし得、
図3に示すように構造化され得る。
【0063】
[0071]ブロック710において、アクセスポイント410は、第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって装置が他の装置にアクセス可能となり得るかどうかを決定する。この決定は、局405によって要求された最大離脱時間を満たすことをアクセスポイント410が保証し得るかどうかを決定することを備え得る。いくつかの態様では、この決定は、要求された期間をアクセスポイント410の現在の動作需要または要件と比較することによってなされ得る。他の態様では、この決定は、要求された基準を、アクセスポイントが満たすようにプログラムされた確立された制限と比較することによってなされ得る。いくつかの他の態様では、この決定は、アクセスポイント410がいかなる局405に対しても基準を保証しないという製造業者の制約によってなされ得る。追加の態様では、この決定は、装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、およびメモリに基づいてなされ得る。
【0064】
[0072]ブロック715において、アクセスポイント410は、この決定に基づいて第2のメッセージを生成し得、前記第2のメッセージは、装置が第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となるかどうかを示すものである。生成されたメッセージは、最大離脱時間の保証要求の受付けまたは拒否を備える応答メッセージを備え得る。応答メッセージは、
図3に示したようなメッセージ300を含み得る。メッセージ300では、アクセスポイント410は、これが要求に対する応答であること、およびアクセスポイント410が保証に対する要求を受け付けるかまたは要求を拒否することを示すために、含められたビットを利用し得る。他の態様では、アクセスポイント410が保証に対する要求を拒否する場合、アクセスポイント410は、保証すべき、提案された最大離脱時間の値を与えることによって、保証をネゴシエートすることを試行し得る。代替的に、アクセスポイント410は、保証に対する要求を拒否してよく、また保証をネゴシエートすることを試行しなくてよく、これは、アクセスポイント410が最大離脱時間に対していかなる保証をも行い得ないことを示し得る。
【0065】
[0073]ブロック720において、アクセスポイント410は、他の装置に送信するための第2のメッセージを出力し得る。第2のメッセージを出力することは、アクセスポイント410がその応答メッセージを局405に送信することを備え得る。いくつかの態様では、応答メッセージはプローブ応答フレーム420に埋め込まれ得る。他の態様では、応答メッセージはアソシエーション応答フレーム430に埋め込まれ得る。応答メッセージを送信した後、アクセスポイント410は、アクセスポイントとしてのその動作を継続し得る。
【0066】
[0074]
図8は、ワイヤレスネットワーク100内で採用され得る例示的なワイヤレスノード800の機能ブロック図である。デバイス800は要求受信回路805を備える。要求送信回路05は、
図7に示したブロック705に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。要求受信回路805は、受信機212、トランシーバ214、および/またはプロセッサ204のうちの1つもしくは複数に対応し得る。いくつかの態様では、メッセージを受信するための手段が要求受信回路805を含み得る。
【0067】
[0075]デバイス800はさらに、基準保証決定回路810を備える。最大離脱時間決定回路810は、
図7に示したブロック710に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。最大離脱時間決定回路は、プロセッサ204、メモリ306、またはユーザインターフェース326のうちの1つまたは複数に対応し得る。いくつかの態様では、装置がアクセス可能となることを保証し得るかどうかを決定するための手段が、最大離脱時間決定回路810を含み得る。
【0068】
[0076]デバイス800はメッセージ生成回路815をさらに備える。メッセージ生成回路は、
図7に示したブロック715に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。メッセージ生成回路は、プロセッサ204、送信機210、またはトランシーバ214のうちの1つもしくは複数に対応し得る。いくつかの態様では、第2のメッセージを生成するための手段はメッセージ生成回路815を含み得る。
【0069】
[0077]デバイス800はさらに、応答送信回路820を備える。応答送信回路は、
図7に示したブロック720に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実施するように構成され得る。応答送信回路は、プロセッサ204、送信機210、またはトランシーバ214のうちの1つもしくは複数に対応し得る。いくつかの態様では、応答を送信するための手段が応答送信回路820を含み得る。
【0070】
[0078]いくつかの他の態様では、デバイス800は、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、およびアクション確認応答フレームのうちの1つにメッセージを埋め込むように構成されたメッセージ埋込み回路(図示せず)をさらに備え得る。いくつかの態様では、埋込み回路は、プロセッサ204および/またはDSP220を含み得る。いくつかの態様では、メッセージを埋め込むための手段がメッセージ埋込み回路を含み得る。
【0071】
[0079]次に
図9を参照すると、装置がワイヤレスネットワークを介してアソシエーションを確立し得る前に、最大離脱時間期間中に少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることを保証するように、装置が別の装置に要求する方法の例示的な態様を示すフローチャート図が示されており、全体的に900として指定されている。この態様は、最大離脱時間要求に対する保証に関するものであるが、最大離脱時間の保証のみに限定される必要はない。プロセス900の他の態様は、それに代わって、アクセスポイント105から他の保証を、たとえば、アクセスポイントとアソシエートすることを許可されるデバイスの最大数、アクセスポイントによって必要とされる最小帯域幅などを要求するために使用され得る。
【0072】
[0080]プロセスは、アソシエーションプロセスの開始を示すブロック905において開始する。一態様は、ワイヤレスネットワークに参加することを望む装置である。ブロック910は、アソシエーション方法900の第1のプロセスを示す。ブロック910において、装置は最大離脱時間期間を識別する。一態様では、この識別は、最大離脱時間期間を装置の現在の動作から決定するためにプロセッサを利用し得る。別の態様では、最大離脱時間期間は、製造業者によって確立されても、メモリに保存されても、ユーザによって入力されてもよい。追加の態様では、最大離脱時間期間は、装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、およびメモリに基づいてなされ得る。
【0073】
[0081]ブロック915は、最大離脱時間要求のためのメッセージの生成を示す。このメッセージは、
図3のメッセージ300の形態を取り得、最大離脱時間要求を表し他のデバイスに伝えるためのビットおよびフィールドを含み得る。ブロック920は、要求フレームに埋め込まれたメッセージ300の送信を示す。いくつかの態様は、プローブ要求フレーム415において送信し得る。他の態様は、アソシエーション要求フレーム425または他のアクションフレームもしくは確認応答フレームを利用し得る。
【0074】
[0082]ブロック925は、他の装置からの応答フレームの受信を示す。この応答フレームに基づいて、プロセスは、ブロック930において、他の装置からの応答が初期の時間期間を受け付けるかどうかに関する決定を行わなければならない。他の装置が初期の時間期間を受け付けた場合、ブロック935において装置は他の装置とアソシエートする。ブロック930における決定が、他の装置は初期の時間期間を受け付けないが、他の装置は新たな時間を提案したということである場合、ブロック940においてプロセスは、その提案された時間が受付け可能であるかどうかに関する別の決定に到達する。プロセスが、ブロック940において、提案された時間が受付け可能であると決定した場合、装置は、ブロック915において最大時間要求に関するメッセージを生成し、上記で説明したプロセスを反復する。プロセスがブロック940において、提案された時間が受付け可能ではないと決定した場合、プロセスはブロック945において、ネゴシエーションを継続するべきかどうかを判断しなければならない。ネゴシエーションを継続することを決定した場合、プロセスは、新たな初期時間期間を用いてプロセス全体を再開するために、ブロック910に戻る。ブロック945において、ネゴシエーションを継続しないことを決定した場合、プロセスは、ブロック950において他の装置とのアソシエーションプロセスを終了する。ブロック930において、他の装置が初期の時間期間を受け付けず、新たな時間を提案しなかったとプロセスが決定した場合、プロセスは、ブロック950のように他の装置とのアソシエーションプロセスを終了するように進み得る。
【0075】
[0083]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、様々な活動を包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探索すること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造で探索すること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。さらに、本明細書で使用される「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含することがあり、または帯域幅と呼ばれることもある。
【0076】
[0084]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含することを意図したものであり、「a、b、およびcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含することを意図したものである。同様に、項目のリスト「のうちの1つまたは複数」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。たとえば、「x、y、およびzのうちの1つまたは複数」および「x、y、またはzのうちの1つまたは複数」は、a、b、c、a−c、b−c、a−b、およびa−b−cを包含することを意図したものである。
【0077】
[0085]上記で説明した方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/あるいはモジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。一般に、図に示す任意の動作は、それらの動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0078】
[0086]本明細書で使用される場合、インターフェースという用語は、2つ以上のデバイスを一緒に接続するように構成されるハードウェアまたはソフトウェアを指し得る。たとえば、インターフェースは、プロセッサまたはバスの一部であってよく、デバイス間での情報またはデータの通信を可能にするように構成され得る。インターフェースは、チップまたは他のデバイスへと組み込まれ得る。たとえば、いくつかの態様では、インターフェースは、あるデバイスからの情報または通信を別のデバイスにおいて受信するように構成される受信機を備え得る。(たとえば、プロセッサまたはバスの)インターフェースは、フロントエンドデバイスまたは別のデバイスによって処理される情報またはデータを受信してよく、または受信された情報を処理してよい。いくつかの態様では、インターフェースは、情報またはデータを別のデバイスに送信または通信するように構成される送信機を備え得る。したがって、インターフェースは、情報もしくはデータを送信してよく、または、(たとえば、バスを介した)送信のために出力するための情報もしくはデータを準備してよい。
【0079】
[0087]本開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明された機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せによって実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0080】
[0088]1つまたは複数の態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、それらの機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。また、任意の接続も適切にコンピュータ可読媒体と称される。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば有形媒体)を備える場合がある。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば信号)を備え得る。上の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0081】
[0089]本明細書に開示された方法は、説明した方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、変更され得る。
【0082】
[0090]説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu−rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。
【0083】
[0091]したがって、いくつかの態様は、本明細書に提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含み得る。
【0084】
[0092]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を通じて送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚線対、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術が、伝送媒体の定義に含まれる。
【0085】
[0093]さらに、本明細書で説明する方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得るおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明する方法を実行するための手段の伝達を容易にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明する様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは提供すると様々な方法を取得することができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供され得る。さらに、本明細書で説明する方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
【0086】
[0094]特許請求の範囲は、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
【0087】
[0095]上記は、本開示の態様を対象としたものであるが、本開示の基本的な範囲から逸脱することなく、本開示の他の態様およびさらなる態様が考案され得、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも一部の時間にわたって別の装置が前記装置にアクセス可能となり得る第1の時間期間を決定することと、
前記第1の時間期間を示す第1のメッセージを生成することと
を行うように構成された処理システムと、
送信のために前記第1のメッセージを出力するためのインターフェースとを備えるワイヤレス通信のための装置。
[C2]
前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C1に記載の装置。
[C3]
前記処理システムは、前記第1のメッセージが要求もしくは応答であるかどうか、前記装置が最大時間の保証を要求しているかどうか、または、前記第1のメッセージが、前記他の装置がアクセス可能となり得る前記第1の時間期間を含んだフィールドを含むかどうかのうちの少なくとも1つをさらに示すために前記第1のメッセージを生成するようにさらに構成される、C1に記載の装置。
[C4]
前記処理システムは、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第1のメッセージを埋め込むように構成され、出力するための前記インターフェースは、送信のために前記フレームを出力するように構成される、C1に記載の装置。
[C5]
前記他の装置から応答を受信するためのインターフェースをさらに備え、前記応答は、前記他の装置が、前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となることを示す、C1に記載の装置。
[C6]
前記他の装置から応答を受信するためのインターフェースをさらに備え、前記応答は、前記他の装置が、前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることを保証しないこと示し、また前記他の装置が少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となる第2の時間期間を示す、C1に記載の装置。
[C7]
前記処理システムは、前記他の装置が、前記第2の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となることを確認する第2のメッセージを生成するようにさらに構成され、出力するための前記インターフェースは、送信のために前記第2のメッセージを出力するように構成される、C6に記載の装置。
[C8]
前記処理システムは、アソシエーション要求フレームまたはプローブ要求フレームに前記第2のメッセージを埋め込むように構成され、出力するための前記インターフェースは、送信のために前記アソシエーション要求またはプローブ要求フレームを出力するように構成される、C7に記載の装置。
[C9]
ワイヤレス通信のための装置であって、
別の装置から第1の時間期間を示す第1のメッセージを受信するためのインターフェースと、
前記装置が、前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となり得るかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて第2のメッセージを生成することと、前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となるかどうかを示す、
を行うように構成された処理システムと、
送信のために前記第2のメッセージを出力するためのインターフェースとを備えるワイヤレス通信のための装置。
[C10]
前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、他の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C9に記載の装置。
[C11]
前記処理システムは、プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第2のメッセージを埋め込むように構成され、前記第2のメッセージを出力するための前記インターフェースは、送信のために前記フレームを出力するように構成される、C9に記載の装置。
[C12]
前記処理システムは、
前記装置が少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となり得る第2の時間期間を決定することと、
前記装置が前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることを保証せず、また前記装置が前記第2の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることをさらに示すために、前記第2のメッセージを生成することとを行うようにさらに構成される、C9に記載の装置。
[C13]
前記第2の時間期間の前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、他の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C12に記載の装置。
[C14]
前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1のメッセージ内に示された最大時間の保証を受け付けるかまたは拒否するか否かをさらに示すために生成される、C12に記載の装置。
[C15]
受信するための前記インターフェースは、前記他の装置から、前記装置が前記第2の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となることを確認する第3のメッセージを受信するようにさらに構成される、C12に記載の装置。
[C16]
装置がワイヤレスネットワーク上で別の装置とのアソシエーションを確立するための方法であって、
少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置が前記装置にアクセス可能となり得る第1の時間期間を決定することと、
前記第1の時間期間を示すための第1のメッセージを生成することと、
前記他の装置への送信のために前記第1のメッセージを出力することとを備える方法。
[C17]
前記第1の時間期間を決定することは、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、他の装置に対してなされた保証、または前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C16に記載の方法。
[C18]
前記第1のメッセージを生成することは、前記第1のメッセージが要求もしくは応答であるか否か、前記装置が最大時間の保証を要求しているか否か、または、前記第1のメッセージが、前記他の装置がアクセス可能となることを保証する前記第1の時間期間を含んだフィールドを含むか否かのうちの少なくとも1つを示すことを備える、C16に記載の方法。
[C19]
プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第1のメッセージを埋め込み、前記他の装置への送信のために前記フレームを出力することをさらに備える、C16に記載の方法。
[C20]
前記他の装置から応答を受信することをさらに備え、前記応答は、前記他の装置が、前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となることを示す、C16に記載の方法。
[C21]
前記他の装置から応答を受信することをさらに備え、前記応答は、前記他の装置が、前記他の装置が少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となる前記第1の時間期間および第2の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となることを保証しないこと示すように構成される、C16に記載の方法。
[C22]
前記他の装置が、前記第2の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記装置にアクセス可能となることを確認する第2のメッセージを生成することと、
前記他の装置への送信のために前記第2のメッセージを出力することとをさらに備える、C21に記載の方法。
[C23]
アソシエーション要求フレームまたはプローブ要求フレームに前記第2のメッセージを埋め込み、前記他の装置への送信のために前記アソシエーション要求またはプローブ要求フレームを出力することをさらに備える、C22に記載の方法。
[C24]
装置がワイヤレスネットワーク上で別の装置とのアソシエーションを確立するための方法であって、
前記他の装置から、第1の時間期間を示すメッセージを受信することと、
前記装置が、前記第1の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となり得るかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて第2のメッセージを生成することと、前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となるかどうかを示す、
前記他の装置への送信のために前記第2のメッセージを出力することとをさらに備える方法。
[C25]
前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、他の装置に対してなされた保証、および前記装置のメモリに記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C24に記載の方法。
[C26]
プローブ要求フレーム、プローブ応答フレーム、アソシエーション要求フレーム、アソシエーション応答フレーム、アクションフレーム、またはアクション確認応答フレームのうちの任意の1つに前記第2のメッセージを埋め込み、前記他の装置への送信のために前記フレームを出力することをさらに備える、C24に記載の方法。
[C27]
前記装置が第2の時間期間内に少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となり得る第2の時間期間を決定することと、
前記装置が前記第1の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることを保証せず、また前記装置が前記第2の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたってアクセス可能となることをさらに示すために、前記第2のメッセージを生成することとをさらに備える、C24に記載の方法。
[C28]
前記第2の時間期間の前記決定は、前記装置の動作要件、ユーザ入力、製造業者の指定、他の装置に対してなされた保証、およびメモリまたは前記装置に記憶されたデータのうちの少なくとも1つに基づく、C27に記載の方法。
[C29]
前記第2のメッセージは、前記装置が前記第1のメッセージ内に示された最大時間の保証を受け付けるかまたは拒否するか否かをさらに示すために生成される、C27に記載の方法。
[C30]
前記他の装置から、前記装置が前記第2の時間期間内に前記少なくとも一部の時間にわたって前記他の装置にアクセス可能となることを確認する第3のメッセージを受信することをさらに備える、C27に記載の方法。