【課題を解決するための手段】
【0008】
本課題は、請求項1の特徴を有する対象によって解決される。
【0009】
それに従って、弾性的に位置を調節できるロック要素が付加的に設けられており、当該ロック要素は、複数のハウジング部材の内一方のハウジング部材に配置されており、ハウジング部材の接続された位置において、ロックする位置を占めており、ロックする位置では、ロック要素は、複数のハウジング部材の内他方のハウジング部材の係合部分と係合しており、それによって、第2のハウジング部材は、取り付け方向の周囲に向けられた回転方向とは反対に、第1のハウジング部材に対してロックされている。
【0010】
本発明は、付加的に設けられた、弾性的に位置を調節できるロック要素によって、回転防止がもたらされるという思想から出発している。この回転防止は、ハウジング部材が、接続された位置において、ハウジング部材が接続のために互いに接して取り付けられ得る取り付け方向の周りで、互いに対して回転可能であることを防止するものである。従って、回転防止をもたらすロック要素によって、接続された位置におけるハウジング部材は、互いに対して位置を保持している。
【0011】
ハウジング部材が取り付け方向において互いに接して取り付けられ、さらに取り付け方向の周りで互いに対して回転することによって、ハウジング部材同士が接続のために、ネジで固定される場合、ロック要素は、ハウジング部材同士の接続が容易には解除され得ないことを保証する。ロック要素を用いて、互いに接してネジで固定されているハウジング部材が、その互いに対する回転位置に保持されるので、ハウジング部材間のネジ接続は、容易には解除できないことが保証されている。
【0012】
ハウジングのハウジング部材は、特に金属、例えばアルミニウムから形成することが可能である。
【0013】
それによって、安定した、負荷に耐え得る、耐久性を有するハウジングが供給され、そのハウジング部材は、特に抵抗力を有するように形成され得る。ロック要素の供給によって、ハウジング部材同士を接続した後は、ハウジング部材を互いに対して回転させることは(もはや)不可能であり、従って、例えばネジによって形成される接続を用いる際、例えばバヨネットロックを用いる際、当該接続は容易には解除され得ないことが保証されている。
【0014】
ロック要素は、有利には少なくとも部分的に、弾性を有するように形成されており、従って、弾性要素を提供している。ロック要素は、例えば第1のハウジング部材に配置されていて良く、ハウジング部材を接続すると、他方の、第2のハウジング部材の係合部分と係合するので、これらのハウジング部材は、互いに対する回転から守られている。ハウジング部材を互いから分離させるために、ロック要素は、弾性的に、そのロック位置から出るように動かされ得るので、係合部分との係合は解除され、ハウジング部材は互いに対して動くこと、特に互いに対して回転することが可能であり、それによって、必要に応じて、ハウジング部材間のネジ接続が解除される。
【0015】
ロック要素は、複数のハウジング部材の内の一方に配置されており、係合部分は、複数のハウジング部材の内の他方に配置されている。ロック要素が、例えば第1のハウジング部材に配置されている場合、係合部分は第2のハウジング部材に存在している。逆に、ロック要素が第2のハウジング部材に配置されている場合、係合部分は第1のハウジング部材に存在している。当該係合部分は、例えばくぼみによって形成可能であり、くぼみには、ロック要素が、ハウジング部材の接続された位置において係合するので、この接続された位置では、ロック要素と係合部分との間の回転を防止するために、形状接続的な係合が存在している。
【0016】
好ましくは、ロック要素は、取り付け方向に沿って弾性的に可動な部分で、複数のハウジング部材の内一方のハウジング部材の取り付け面から突出している。当該取り付け面では、複数のハウジング部材の内他方のハウジング部材が、ハウジング部材を接続するために取り付けられている。例えば、ロック要素が第1のハウジング部材に配置されている場合、ロック要素は、第1のハウジング部材の取り付け面から、取り付け方向とは反対に、第2のハウジング部材の方向において突出しており、第2のハウジング部材は、接続された位置において、第1のハウジング部材の取り付け面に接している。逆に、ロック要素が第2のハウジング部材に配置されている場合、ロック要素は、取り付け方向において、第1のハウジング部材の方向における第2のハウジング部材の取り付け面から突出している。その際、それぞれ他方のハウジング部材には、係合部分が、例えばくぼみの形で設けられているので、ハウジング部材の接続された位置では、取り付け方向に沿って突出したロック要素が、形状接続的に係合部分と係合している。
【0017】
ロック要素が取り付け面から突出している、弾性的に可動な部分は、好ましくは取り付け方向に沿って、弾性的に動くことができる。それによって、例えば弾性的に可動な部分を取り付け面に押し付けることによって、一方のハウジング部材のロック要素と、他方のハウジング部材の係合部分との間の形状接続を解除することができるので、ハウジング部材は互いから分離することができる。
【0018】
ロック要素は、全く異なるように構成され得る。例えば、ロック要素は、自身が弾性的に、従ってバネ要素として構成され得る;又は、ロック要素は、例えば弾性的に位置を調節することが可能なピンのような、それ自身は弾性を有さない、バネ要素によって弾力を加えられる要素を有することも可能である。
【0019】
第1の具体的な変型例では、ロック要素は、バネ要素として構成され、固定部分で、配設されたハウジング部材の受容装置内に受容され、バネ部分で、取り付け面から突出し得る。バネ部分を、例えば固定部分に対して折り曲げることが可能なので、固定部分は、取り付け面の平面に延在しているが、それに対して、バネ部分は、取り付け面の平面から外へ曲げられている。バネ部分は、特に取り付け方向に沿って、弾性を有するように構成され得るので、バネ部分は、一方では、ハウジング部材同士を接続する際に、弾性的に、係合部分と係合することが可能であり、他方では、ハウジング部材を互いから分離させる際に、係合部分との係合を解除するために、位置を調節することができる。
【0020】
第2の変型例では、ロック要素は例えばプレート要素として構成され、取り付け面を構成する壁に取り付けられ得る。壁内には、例えば、第2のハウジング部材から第1のハウジング部材に電気ケーブル芯線等を誘導するための開口部が形成されており、ロック要素は、好ましくは開口部を取り囲んでおり、少なくとも1つのバネトングで、取り付け面から突出している。バネトングは、例えばプレート要素から自由に切り取られ得るので、バネトングを、フラップ要素の本体に対して、弾性的に動かすことが可能である。ロック要素が、取り付け面に背向する壁の面に配置されている場合、バネトングは壁内の凹部を貫通して延在しており、それによって、他方のハウジング部材に対向する壁の面において、他方のハウジング部材の方向において、取り付け面から突出している。
【0021】
第3の変型例では、ロック要素は、取り付け方向に沿って弾性的に可動なピンを有している。ピンは、例えば、ピンハウジング内に配置され、ピンハウジングに対して、適切なバネ要素によって弾性的にプレテンションを加えられ得るので、ピンは、ピンハウジング内で、取り付け方向に沿って動くことができる。通常の位置において、ピンは、配設されたハウジング部材の取り付け面から突出しており、ハウジング部材の接続された位置において、他方のハウジング部材の配設された係合部分と係合しているので、これらのハウジング部材は、互いに対する回転から守られている。ハウジング部材の接続を解除するために、ピンは、ピンハウジング内に押し付けられ得るので、ピンと係合部分との間の形状接続は解除され、従って、ハウジング部材は互いに対して回転することができる。
【0022】
第4の変型例では、ロック要素は、取り付け方向に対して横に、及び、取付方向に沿って、弾性的に可動なバネピンを含んでおり、当該バネピンは、ハウジング部材の接続の際に、取り付け方向に対して横に、基本位置から動かされ得る。バネピンは、例えば、第2のハウジング部材を、ハウジング部材同士を接続するために、回転方向において、第1のハウジング部材に対して回転させる際に、係合部分の開口部を通って係合部分に入り、係合部分との係合に至る。バネピンは、係合部分に入る際に、取り付け面の平面において動かされ、ハウジング部材を互いに対してさらに回転させる際に、最終的に係合部分と係合するので、ハウジング部材の接続された位置において、係合部分の壁部分にロックするように接している。
【0023】
接続された位置において、バネピンの係合部分への係合は、ハウジング部材が互いに対する回転から守られているように行われている。ハウジング部材の接続を解除するために、バネピンは、取り付け方向に沿って取り付け面に押し付けられ得るので、このような方法で、バネピンの係合部分との係合は解除され得る。
【0024】
さらなる変型例では、ロック要素は、環状要素によって構成されており、当該環状要素は、少なくとも1つの、取り付け方向に対して径方向に弾性的に可動なバネトングを有している。環状要素の形のロック要素は、例えば、配設されたハウジング部材の取り付け面に取り付けられ得るものであり、ハウジング部材の接続された位置において、他方のハウジング部材のくぼみの内に位置している。その際、第2のハウジング部材を第1のハウジング部材でロックするための少なくとも1つの、径方向に可動であるバネトングは、取り付け方向に対して径方向に、他方のハウジング部材の係合部分に係合しているので、この係合によって、ハウジング部材間における回転防止がもたらされている。
【0025】
環状要素の1つ又は複数のバネトングが、周方向に延在しており、当該バネトングが、環状要素の環状体から径方向外側に突出するように曲げられている場合、環状要素によって、一種のフリーホイールが供給され得る。当該フリーホイールは、ハウジング部材間に例えばネジ接続を形成するために、回転方向における回転を可能にし、回転方向の反対に回転を戻すことを阻止する。逆回転の際、バネトングは、他方のハウジング部材の係合部分と形状接続されており、このような方法で、ハウジング部材の互いに対する動きを阻止する。
【0026】
これらの変型例では、ロック要素は、例えばバネ鋼から形成され得る。ハウジングが、アルミニウムから成るハウジング部材を有して製造されている場合、ロック要素が配設されたハウジング部材と面的に接することによる腐食が生じないことが保証されるべきである。そのために、ロック要素には、例えば適切な耐食コーティング、ニス、又は、亜鉛メッキを設けることが可能である。
【0027】
代替的に、ロック要素をプラスチック又はアルミニウムから形成することも考えられるし、可能である。
【0028】
基本的に、他方のハウジング部材に係合部分が形成されていれば十分である。当該係合部分と、ロック要素は、ハウジング部材の接続された位置において、ロックするように係合する。このような方法で、ハウジング部材を、正確に1つの位置において、互いに接続することができる。しかしまた、他方のハウジング部材に、回転方向に沿って互いに離間した複数の係合部分を設けることも考えられるし、可能である。当該係合部分は、第2のハウジング部材の、様々な回転位置における、第1のハウジング部材との接続を可能にする。このような方法で、第2のハウジング部材は、可変的に、様々な位置において、第1のハウジング部材に取り付けられ得るので、例えば、ケーブルがハウジングから様々な方向に延在することが可能になる。
【0029】
上述したように、ハウジング部材同士を接続するために、第2のハウジング部材は、好ましくは取り付け方向において、第1のハウジング部材に取り付けられ、さらに、例えば第1のハウジング部材に対して回転させられ、それによって、ネジで固定するように、ハウジング部材間の接続が形成される。その際、第1のハウジング部材及び第2のハウジング部材には、閉鎖部分を設けることが可能であり、当該閉鎖部分は、適切な方法で、バヨネットロック等を形成するためのネジ山又はアンダーカットを構成している。ハウジング部材が互いに接して取り付けられており、互いに対してネジで固定されている場合、そのような方法で、取り付け方向とは反対に、ハウジング部材が互いに接して確実に保持され、ロック要素及びその係合部分との係合によって、付加的に、ハウジング部材の互いに対する回転防止がもたらされる。
【0030】
ネジ接続を形成するための閉鎖部分、例えばバヨネットロックのような閉鎖部分は、第1のハウジング部材及び第2のハウジング部材に、例えば固定的に配置されている。例えば、複数のハウジング部材の内1つは、突出したカラーを有することが可能であり、当該カラーは、ハウジング部材を接続するために、他方のハウジング部材の開口部に挿入される。その際、カラーと、開口部を取り囲む周縁部とには、閉鎖部分が形成されており、当該閉鎖部分は、ハウジング部材を互いにネジで固定することによって、ハウジング部材を互いに接続するために、形状接続的に係合し得る。
【0031】
しかしながら、複数のハウジング部材の内1つのハウジング部材に、少なくとも部分的に弾性的な閉鎖要素を設けることも考えられるし、可能であり、当該閉鎖要素は、接続された位置において、複数のハウジング部材の内他方のハウジング部材の閉鎖部分と形状接続的に係合しているので、第2のハウジング部材は、取り付け方向とは反対に、第1のハウジング部材に保持されている。このような弾性的な閉鎖要素は、接続を形成するためにハウジング部材同士を付加的にネジで固定せずとも、例えば、ハウジング部材同士を互いに取り付けること、及び、ハウジング部材同士の接続を形成することを可能にする。弾性的な閉鎖要素を用いて、ラチェットのような接続を、取り付け方向において、ハウジング部材同士を単純に取り付けることによって形成することが可能である。
【0032】
複数のハウジング部材の内一方のハウジング部材に、弾性的な閉鎖要素を設ける態様は、独立した発明思想であり、基本的には、回転防止にロック要素を設けるということとは無関係に適用することができる。この場合、一般的に、プラグ式コネクタのためのハウジングは、第1のハウジング部材と、第1のハウジング部材と接続されるべき第2のハウジング部材と、を有しており、第2のハウジング部材は、電気ケーブルをハウジングに固定するための固定装置を有しており、第2のハウジング部材は、第1のハウジング部材と接続するために、取り付け方向において、第1のハウジング部材に取り付けられ、接続された位置において、第2のハウジング部材が、取り付け方向とは反対に、第1のハウジング部材に保持されているように、第1のハウジング部材と機械的に接続されている。その際、複数のハウジング部材の内一方のハウジング部材が、少なくとも部分的に弾性的な閉鎖要素を有しており、当該閉鎖要素は、接続された位置において、複数のハウジング部材の内の他方のハウジング部材の少なくとも1つの閉鎖部分と係合しているので、第2のハウジング部材は、取り付け方向とは反対に、第1のハウジング部材に保持されていることが規定されている。
【0033】
上述した利点及び有利な態様は、基本的に、当該ハウジングに適用されるので、上述した内容を参照すべきである。特に、記載された詳細と変型例とを、当該ハウジングと組み合わせて用いることも可能である。
【0034】
好ましくは、閉鎖要素が係合させられる、少なくとも1つの閉鎖部分は、弾性を有さないように形成されている。その際、少なくとも1つの閉鎖部分は、例えば開口部を取り囲む、閉鎖要素が形状接続的に取り付けられるべき周縁部分によって形成され得る。当該周縁部分には、例えば、ラッチリップを設けることが可能であり、ハウジング部材同士を互いに接するように取り付けることによって、弾性的な閉鎖要素をラッチリップと形状接続的に係合させることが可能である。
【0035】
閉鎖要素は、例えば、取り付け方向の周囲に延在するリングによって形成されており、当該リングは、少なくとも部分的に、弾性的に形成されている。
【0036】
一変型例において、リングは、少なくとも1つの、径方向に突出した部分を有し得る。その際、リングは、例えば、配設されたハウジング部材のカラーに配置されており、リングは、少なくとも1つの径方向に突出した部分で、径方向にカラーから突出しており、他方のハウジング部材の少なくとも1つの閉鎖部分と係合し得る。
【0037】
径方向に突出した部分が、径方向に弾性的に回避し得るので、ハウジング部材同士を互いに接するように取り付けることによって、閉鎖要素の径方向に突出した部分が、他方のハウジング部材の配設された閉鎖部分と係合し得ることが考えられる。
【0038】
しかしまた、径方向に突出した部分が、径方向において弾性的ではないことも考えられる。この場合、径方向に突出した部分は、ハウジング部材同士を接するように取り付けるために、例えば閉鎖部分の適切な凹部を貫通するように導かれ、その後、ハウジング部材が共に回転することによって、閉鎖部分と係合し得る。
【0039】
具体的な、有利な態様において、リングは、周方向に見て、波形を有しており、この波形は、取り付け方向に対して軸方向において、互いにずらされている、互いに続く、異なる部分から形成されている。従って、リングは、様々な高さの間において、周方向に沿って、波形に延在している。その結果、リングを接続された位置において取り付け方向に沿って軸方向に弾性的に締め付けることによって、ハウジング部材の接続された位置における軸方向遊びの解消を行うことが可能になる。リングが、弾性的に締め付けられて、ハウジング部材の接続された位置において、他方のハウジング部材の閉鎖部分との形状接続的な係合を形成する場合、このような方法で、ハウジング部材間の(取り付け方向に沿った)軸方向遊びが解消されており、従って、ハウジング部材が、取り付け方向に沿って、遊びを有さずに互いに接して保持されることが保証される。
【0040】
別の変型例では、リングは環状体を有し得る。当該環状体は、少なくとも1つの、環状体に対して折り曲げられた、環状体から径方向に突出したバネ部分を担持している。当該バネ部分は、径方向において弾性的であり、このような方法で、ハウジング部材同士が接するように単純に取り付けることによって、取り付け方向において、閉鎖部分と係合させられ得る。
【0041】
環状体が、複数の、同様に離間したバネ部分を有している場合、そのような方法で、ハウジング部材同士の有利な接続を形成することができる。その際、基本的には、1つ又は複数のバネ部分が、他方のハウジング部材における、配設された凹部に形状接続的に係合することによって、バネ部分を通じてハウジング部材の互いに対する回転防止がもたらされ得る。
【0042】
さらなる変型例では、閉鎖要素は、取り付け方向に対して横に摺動可能なように、配設されたハウジング部材に配置され、ハウジング部材間に接続を形成するために、配設されたハウジング部材上を摺動し得る。この場合、閉鎖要素は、例えばバネ要素によって形成され得るものであり、当該バネ要素は、取り付け方向に対して横に延在する2つのアームを有しており、これらのアームは、接続された位置において、少なくとも1つの閉鎖部分と係合しており、ハウジング部材間の接続を解除するために、取り付け方向に対して横に変位し得る。
【0043】
接続された位置において、バネ要素のアームは、例えば閉鎖部分のアンダーカットに係合しており、それによって、取り付け方向に沿って、ハウジング部材を互いに接するように保持している。ハウジング部材を互いから分離させるために、バネ要素の位置を調節することが可能であり、そのような方法で、アームはアンダーカットとの係合を解除され、ハウジング部材は互いから分離し得る。
【0044】
以下に、本発明の基礎を成す思想を、図示された実施例を用いて詳細に説明する。示されているのは以下の図である。