特許第6356312号(P6356312)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6356312
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】作業台
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/18 20060101AFI20180702BHJP
【FI】
   H05K7/18 J
   H05K7/18 Q
【請求項の数】6
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2017-100092(P2017-100092)
(22)【出願日】2017年5月19日
【審査請求日】2018年5月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006105
【氏名又は名称】株式会社明電舎
(73)【特許権者】
【識別番号】591108710
【氏名又は名称】昌栄電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100104938
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜澤 英久
(72)【発明者】
【氏名】兒玉 安紀彦
(72)【発明者】
【氏名】岡▲崎▼ 伸夫
(72)【発明者】
【氏名】三輪 誠
(72)【発明者】
【氏名】池田 滋典
(72)【発明者】
【氏名】木島 芳夫
【審査官】 石坂 博明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−268458(JP,A)
【文献】 特開2002−176275(JP,A)
【文献】 実開昭53−097531(JP,U)
【文献】 特開昭55−110513(JP,A)
【文献】 特開昭59−40809(JP,A)
【文献】 実開昭60−140438(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/18
A47B 46/00
49/00−53/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の筐体が会合状態の際に当該筐体に収容される一方で当該筐体が分離状態の際に当該一対の筐体の間で水平に支持される作業台本体部と、
前記分離状態の際に前記作業台本体部を水平に支持する一対の第一の支持部と、
前記一対の筐体のうちの一方の筐体の枠体に並列に具備され、前記作業台本体部が水平状態の際に前記第一の支持部の一端を支持する一対の第二の支持部と
前記一対の筐体のうちの他方の筐体の枠体から張り出して当該枠体に並列に具備され、前記第一の支持部の他端が軸着される一対の第三の支持部と、
を有する作業台。
【請求項2】
前記第一の支持部の一端には、前記第二の支持部の上面を移動可能な第一の車輪が具備され、この第一の車輪は、前記作業台本体部が水平状態の際に前記上面にて当該第一の支持部の一端を支持する
請求項1に記載の作業台。
【請求項3】
前記一方の筐体の枠体には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪が鉛直に移動して当該会合状態の際に当該第一の車輪を介して前記第一の支持部の一端を支持する鉛直面を有する一対の第四の支持部が具備された
請求項2に記載の作業台。
【請求項4】
前記一方の筐体の枠体には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪を前記第二の支持部から前記第四の支持部に案内する一対の案内部がさらに具備された
請求項3に記載の作業台。
【請求項5】
前記第一の支持部の先端側には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪よりも先に前記案内部によって前記第四の支持部に案内される第二の車輪が具備された
請求項4に記載の作業台。
【請求項6】
前記作業台本体部は、前記一対の第一の支持部のいずれかに対して着脱自在である
請求項1から5のいずれか1項に記載の作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器を格納する筐体に具備される作業台に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器を格納する筐体としては例えば特許文献1〜3に開示の筐体が挙げられる。
【0003】
特許文献1の筐体は、筐体本体から電子機器を引き出して、電子機器のメンテナンスが行えるようになっている。また、特許文献2,3に開示された筐体は、その筐体本体を建屋壁面から移動させて、筐体本体と建屋壁面との間にメンテナンススペースを確保できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−307586号公報
【特許文献2】特開平11−145631号公報
【特許文献3】特開2002−176277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の筐体は、筐体の内部メンテナンスを行う際に筐体内に予め収納されている作業台を取り出し、分離された双方の筐体の間に作業台を作業員が手作業により設置させている。
【0006】
このように、従来の筐体は、筐体の内部メンテナンスを行う際に手作業により作業台を設置させる必要があり、筐体の内部メンテナンスの作業効率が悪くなる。また、筐体の内部メンテナンスを開始させる際の作業効率が悪い作業台を配置させる際に作業台を落下させる危険性がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑み、筐体の内部メンテナンスを行う際に手作業により作業台を設置させる手間を省き、筐体のメンテナンスを行う際の安全性及び作業効率を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明の作業台の一態様は、一対の筐体が会合状態の際に当該筐体に収容される一方で当該筐体が分離状態の際に当該一対の筐体の間で水平に支持される作業台本体部と、前記分離状態の際に前記作業台本体部を水平に支持する一対の第一の支持部と、前記一対の筐体のうちの一方の筐体の枠体に並列に具備され、前記作業台本体部が水平状態の際に前記第一の支持部の一端を支持する一対の第二の支持部と、前記一対の筐体のうちの他方の筐体の枠体から張り出して当該枠体に並列に具備され、前記第一の支持部の他端が軸着される一対の第三の支持部を有する。
【0009】
前記作業台の一態様は、前記第一の支持部の一端には、前記第二の支持部の上面を移動可能な第一の車輪が具備され、この第一の車輪は、前記作業台本体部が水平状態の際に前記上面にて当該第一の支持部の一端を支持する。
【0010】
前記作業台の一態様は、前記一方の筐体の枠体には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪が鉛直に移動して当該会合状態の際に当該第一の車輪を介して前記第一の支持部の一端を支持する鉛直面を有する一対の第四の支持部が具備されている。
【0011】
前記作業台の一態様は、一方の筐体の枠体には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪を前記第二の支持部から前記第四の支持部に案内する一対の案内部がさらに具備されている。
【0012】
前記作業台の一態様は、前記第一の支持部の先端側には、前記筐体が会合状態に至る過程で前記第一の車輪よりも先に前記案内部によって前記第四の支持部に案内される第二の車輪が具備されている。
【0013】
前記作業台の一態様は、前記作業台本体部は、前記一対の第一の支持部のいずれかに対して着脱自在である。
【発明の効果】
【0014】
以上の本発明によれば、筐体の内部メンテナンスを行う際に手作業による作業台を設置させる手間を省くことができ、筐体のメンテナンスを行う際の安全性及び作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第一実施形態における筐体分離機構を備えた筐体の斜視図。
図2】前記筐体分離機構により会合した状態の筐体の斜視図。
図3】上部カバー、側面カバー、下端付近の正面カバーが取り外された状態の前記筐体の斜視図。
図4】第一実施形態の作業台及び配線ダクトの平面図。
図5】前記作業台及び配線ダクトの底面図。
図6】配線が導入された筐体の分離状態を示す筐体の側面図。
図7】配線が導入された筐体の分離若しくは会合に至る過程の当該筐体の側面図。
図8】配線が導入された筐体の会合状態を示す当該筐体の側面図。
図9】(a)は第二のレール部並びに第三のレール部が収容された状態の前記筐体分離機構の斜視図、(b)は当該第三のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の斜視図、(c)は当該第三のレール部並びに当該第二のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の斜視図。
図10】(a)は第三のレール部並びに第二のレール部が収容された状態の前記筐体分離機構の平面図、(b)は当該第三のレール部並びに当該第二のレール部が延出した状態の当該筐体分離機構の平面図、(c)は当該筐体分離機構の側面図、(d)は当該筐体分離機構の正面図。
図11】(a)本発明の第二実施形態における筐体分離機構の平面図、(b)は当該筐体分離機構のA−A断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0017】
[第一実施形態]
図1に例示された筐体2は、図示省略の電子機器を格納する一対の筐体2a,2bから成り、さらに、以下の筐体分離機構1、作業台6及び配線ダクト7を有する。
【0018】
(筐体分離機構1の態様例)
図1〜5を参照して筐体分離機構1の態様例について説明する。
【0019】
筐体分離機構1は、図1,2に示したように、図示省略の電子機器を格納する一対の筐体2a,2bを一方の筐体2aと他方の筐体2bとに分離及びその会合を行う機構である。
【0020】
筐体分離機構1は、図3に示したように、筐体2a,2bの枠体、より具体的には、筐体2a,2bの底部枠体21a,21b並びに上部枠体22a,22bに具備されている。
【0021】
図9、10に示された筐体分離機構1は、上部枠体22a,22bに具備される筐体分離機構である。本態様の筐体分離機構は、一対のレール部11と、一対のレール部12と、一対のレール部13と、レール部11,レール部12の一端からレール部12,レール部13を各々延出及び収容させるレール移動機構とを有する。
【0022】
一方、上部枠体22a,22bに具備される筐体分離機構1は、前記レール移動機構を有しないこと以外は、底部枠体21a,21bに具備された筐体分離機構1と同じ構成となっている。尚、前記レール移動機構は、底部枠体21a,21bに具備されているが、筐体2a,2bの規模に応じて、上部枠体22a,22b、底部枠体21a,21bのいずれかまたは両方に具備される。
【0023】
(レール移動機構の態様例)
レール移動機構は、レール部11の一端からレール部12を延出させることにより、会合状態の筐体2a,2bを分離させる。
【0024】
前記レール移動機構は、前記一対のレール部11を並列に連結させる並列連結部材31と、この並列連結部材31に具備された状態でレール部11の一端からレール部12を移動過程で静止可能に延出及び収容させる本発明の第二の駆動機構に相当する駆動機構(以下、第二駆動機構)を有する。
【0025】
前記レール移動機構は、前記一対のレール部13を並列に連結させる並列連結部材32と、この並列連結部材32に具備された状態でレール部12の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させる本発明の第一の駆動機構に相当する駆動機構(以下、第一駆動機構)をさらに有する。
【0026】
(第一駆動機構,第二駆動機構の態様例)
第二駆動機構は、前記一対のレール部12の間に配置される回転軸14と、並列連結部材31の正面側の部位にて回転軸14に螺着される支持部41を有する。
【0027】
第一駆動機構は、前記一対のレール部13の間に配置される回転軸15と、回転軸14の一端側を回転可能に支持する一方で回転軸15に螺着される支持部42と、並列連結部材32の正面側の部位にて回転軸15の一端側を回転可能に支持する支持部43を有する。
【0028】
回転軸14,回転軸15の態様としては、例えば、支持部41,支持部42にそれぞれ軸受けとして適用されたナットと螺合するボルトが適用される。
【0029】
回転軸14,回転軸15の正面側の端部には、回転軸14,回転軸15を回転させる工具の回転軸の一端部と嵌合する工具受け部16,17が具備されている。
【0030】
工具受け部16,17の態様としては、前記工具の回転軸が多角柱状(例えば六角柱)である場合には、この回転軸と嵌合する多角穴付き(例えば六角穴付き)のねじ頭が挙げられ、このねじ頭が回転軸14,回転軸15の端部に固着される。
【0031】
支持部41,支持部42は回転軸14,回転軸15と螺合する軸受けを備えている。この軸受けの態様としては、例えば、回転軸14,回転軸15として適用されたボルトと螺合するナットが適用される。
【0032】
尚、前記第一駆動機構,第二駆動機構は、レール部12,レール部13を移動過程で静止可能に往復動作させることができればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、前記第一駆動機構,第二駆動機構の他の態様例としては、回転軸14,回転軸15の代わりに、例えば、エアシリンダ,油圧シリンダ等を適用した態様が挙げられる。この態様も本発明の第一駆動機構,第二駆動機構の一態様となる。
【0033】
(レール部11,レール部12,レール部13の態様例)
レール部11は、図9に示したように、前記一対の筐体2のうち一方の筐体2aの底部枠体21aから張り出して底部枠体21aに一対に具備される。
【0034】
レール部12は、前記レール移動機構(回転軸14の回転)によってレール部11の一端から移動過程で静止可能に延出すると共に収容可能となっている。
【0035】
レール部13は、前記一対の筐体2のうち他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出して底部枠体21bに一対に具備される一方で前記レール移動機構(回転軸15の回転)によってレール部12の一端から移動過程で静止可能に延出する共に収容可能となっている。尚、底部枠体21bの下面の四方角部付近には、車輪23が具備されている。
【0036】
また、レール部11の上面には、一対の筐体2a,2bが会合した際に他方の筐体2b内に収容可能に並列連結部材31が配置固定されている。
【0037】
一方、レール部13の下面には、他方の筐体2b内に収容された状態で配置される並列連結部材32が配置固定されている。
【0038】
レール部11は、筐体分離機構1が上部枠体22a,22bに具備される場合、図2に示したように、一方の筐体2aの上部枠体22aから張り出して上部枠体22aに一対に具備される。一方、レール部13は、他方の筐体2bの上部枠体22bから張り出して上部枠体22bに一対に具備される。
【0039】
(並列連結部材31の態様例)
並列連結部材31は、矩形板状の鋼材から成り、その本体部には円形の孔33が複数配置形成されることにより軽量化が図られている。
【0040】
並列連結部材31の正面側の部位(本態様例では並列連結部材31の下面における正面側の部位)には、第一駆動機構の支持部41が配置固定されている。
【0041】
並列連結部材31の下面には、レール部12がレール部11に収容された際に回転軸14を水平支持する水平支持部34が具備されている。
【0042】
並列連結部材31は、レール部11を等間隔に並列させる構造物であればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、並列連結部材31の他の態様例としては、例えば、H型矩形板状、横長矩形板状、スノコ状に配置される複数の横長矩形板状の構造物等が挙げられる。
【0043】
(並列連結部材32の態様例)
並列連結部材32も、矩形板状の鋼材から成り、その本体部には、並列連結部材31と同様に、円形の孔33が複数配置形成されることにより軽量化が図られている。
【0044】
並列連結部材32の上面には、前記一対のレール部13と平行に移動可能に第二駆動機構の支持部42が具備されている。
【0045】
並列連結部材32の正面側の部位(本態様例では下面における正面側の部位)には、第二駆動機構の支持部43が具備されている。
【0046】
また、並列連結部材32の上面には、支持部42を前記一対のレール部13と平行に案内する案内部44が具備されている。
【0047】
並列連結部材32も、レール部13を等間隔に並列させる構造物であればよいので、特に上記の態様に限定されない。すなわち、並列連結部材32の他の態様例としては、例えば、H型矩形板状、横長矩形板状、スノコ状に配置される複数の横長矩形板状の構造物等が挙げられる。
【0048】
(作業台6の態様例)
図1,3〜8を参照して作業台6の態様例について説明する。
【0049】
作業台6は、筐体2a,2bの内部メンテナンスを行う作業員のための作業台であって、筐体2a,2bを分離させると、図1に示されたように、一方の筐体2aと他方の筐体2bの間に作業台6が敷設された状態となる。
【0050】
作業台6は、図3,4に示したように、作業台本体部60と、第一の支持部61、第二の支持部62、第三の支持部63、第四の支持部64を備える。
【0051】
作業台本体部60は、板状の鋼材から成り、筐体2a,2bが会合状態の際に筐体2a,2bに収容される一方で筐体2a,2bが分離状態の際に当該一対の筐体2a,2aの間で水平に支持される。
【0052】
第一の支持部61は、筐体2aと筐体2bとが分離状態の際に筐体2aと筐体2bとの間で作業台本体部60を水平支持可能に並列一対に配置される。
【0053】
また、この第一の支持部61のいずれかには、作業台本体部60が取り付け具601により着脱自在となっている。さらに、この一対の第一の支持部61のいずれかと作業台本体部60には、作業台本体部60を第一の支持部61に固定させる一対の固定具602が備えられる。
【0054】
第二の支持部62は、一方の筐体2aの底部枠体21aにて並列一対に配置された状態で、作業台本体部60が水平状態の際に第一の支持部61の一端を支持する。
【0055】
第三の支持部63は、図3,6〜8に示したように、第一の支持部61の他端が軸着される一端が他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出した状態で、底部枠体21bにて並列一対に配置されている。
【0056】
また、図5,6に示したように、第一の支持部61の一端には、第二の支持部62の上面を移動可能な第一の車輪65aが具備されている。この第一の車輪65aは、作業台6の作業台本体部60が水平状態の際に前記上面にて第一の支持部61の一端を支持する。
【0057】
第四の支持部64は、図3に示したように、筐体2aの枠体20aにて一対に立設され、筐体2a,2bが会合状態に至る過程で第一の車輪65aが鉛直に移動して当該会合状態の際に第一の車輪65aにより第一の支持部61の一端を支持する鉛直面640を有する。
【0058】
また、図3,6〜8に示されたように、枠体20aには、筐体2a,2bが会合状態に至る過程で第一の車輪65aを第二の支持部62から第四の支持部64に案内する一対の案内部66が具備されている。特に、一対の案内部66は第二の支持部62から第四の支持部64の鉛直面640に対して傾斜して立ち上がった状態で配置されている。
【0059】
さらに、図4,5に示したように、第一の支持部61の先端側には、図6〜8に示したように筐体2a,2bが会合状態に至る過程で第一の車輪65aよりも先に案内部66により第四の支持部64に案内される第二の車輪65bが具備されている。
【0060】
(配線ダクト7の態様例)
図1,3〜8を参照して配線ダクト7の態様例について説明する。
【0061】
配線ダクト7は、図6〜8に示したように、筐体2内に導入された配線8を収容保護するための配線ダクトであって、筐体2a,2bを分離させると一方の筐体2aと他方の筐体2bの間に作業台6の下で敷設された状態となる。
【0062】
配線ダクト7は、図3〜5に示したように、配線保持部71と補助配線保持部72とを備える。
【0063】
配線保持部71は、前記一対の第一の支持部61に具備された状態で図6〜8に例示したように筐体2内に導入された配線8を作業台6の下で保持する。
【0064】
補助配線保持部72は、配線保持部71の一端縁に連結具723により回動可能に連結され、配線8を保持する。
【0065】
補助配線保持部72は、配線8を保持する保持本体部720と、第一の支持部61に沿う保持本体部729の両縁に立設された一対の側壁部721とを有する。
【0066】
一対の側壁部721のいずれかには、保持本体部720に保持された配線8を保護する覆い部73が連結具731により着脱自在に備えられている。そして、覆い部73と一対の側壁部721のいずれかには、覆い部73を側壁部721に固定させる一対の固定具732が具備されている。
【0067】
また、図6〜8に示したように、一方の筐体2aの枠体20a内における一対の第四の支持部64には、一対の吊り下げ部材9が各々連結されている。この一対の吊り下げ部材9は、筐体2a,2bが分離状態の際に補助配線保持部72の保持本体部720を水平に保持する。一方、この一対の吊り下げ部材9は、筐体2a,2bが会合及び分離する過程での枠体20aからの保持本体部720の一端縁の引き出しを抑制するように当該一端縁の両端付近を吊り下げ支持する。
【0068】
吊り下げ部材9としては、保持本体部720を水平に保持できるようなロープ状、鎖状等の周知の材料から成る索状が例示される。
【0069】
(筐体分離機構1の動作例)
図1〜3,9,10を参照して本実施形態の筐体分離機構1の動作例について説明する。
【0070】
先ず、筐体2aと筐体2bを分離させる際の筐体分離機構1の動作例について説明する。
【0071】
筐体2aと筐体2bとが会合状態である場合、図9(a),図10(a)に示されたように、レール部12はレール部11に収容されると共にレール部13はレール部12に収容された状態となっている。ここで、図1の筐体2bの底部正面カバー24が取り外されると、図3に示された底部枠体21bの正面下端部から回転軸14,回転軸15の工具受け部16,17が露出する。
【0072】
次いで、図9(a)に示された回転軸14の工具受け部16に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を反時計回り方向に回転させると、支持部41からその正面側に回転軸14が送り出される。このとき、図9(b)に示したように、レール部12がレール部11の正面側端部から延出すると共に、上部枠体22a,22bにおいてはレール部11の一端からレール部12が延出し、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の前方に床面を転動する。そして、回転軸14の一端部のストッパーが支持部41と当接すると、前記延出の分だけ筐体2の前方向に筐体2bが離れた状態となる。
【0073】
次いで、筐体2aと筐体2bとの間にスペースをさらに確保したい場合、回転軸15の工具受け部17に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を反時計回り方向に回転させると、支持部42からその正面側に回転軸15が送り出される。このとき、図9(c),図10(b)(c)に示したように、レール部13がレール部12の正面側端部から延出し、上部枠体22a,22bにおいてはレール部12の一端からレール部13が延出し、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の前方に床面を転動する。そして、この回転軸15の背面側端部のストッパーが支持部42と当接すると、前記延出の分だけ筐体2aと筐体2bとがさらに離間した状態となる。
【0074】
以上のように筐体2aと筐体2bとが分離した状態となり図1に示したように筐体2aと筐体2bとの間にメンテナンススペースが確保される。その後、例えば、筐体2a内に電子部品として端子台が格納される一方で筐体2b内に図示省略の電子機器が格納される。そして、筐体2aと筐体2bとの間に介入した作業員による配線作業によって前記端子台と前記電子機器とが電気的に接続される。
【0075】
次に、筐体2aと筐体2bを会合させる際の筐体分離機構1の動作例について説明する。
【0076】
前記配線作業が完了すると筐体2aと筐体2bと会合操作が行われる。すなわち、図9(c),図10(b)(c)に示された回転軸15の工具受け部17に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を時計回り方向に回転させると、回転軸15が支持部42の背面側に送り込まれる。このとき、レール部13がレール部12内に送り込まれ、上部枠体22a,22bにおいてもレール部13がレール部12に送り込まれ、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の後方に床面を転動する。そして、この回転軸15の他端部のストッパーが支持部42と当接すると、図9(b)に示したようにレール部13がレール部12に収容され、この収容の分だけ筐体2aと筐体2bとの間隔が縮小した状態となる。
【0077】
そして、回転軸14の工具受け部16に前記工具の回転軸の先端部を嵌合させて当該回転軸を時計回り方向に回転させると、回転軸14が支持部41の背面側に送り込まれる。このとき、レール部12がレール部11内に送り込まれ、上部枠体22a,22bにおいてもレール部12がレール部11に送り込まれ、これに伴い、底部枠体21bの車輪23が筐体2の後方に床面を転動する。そして、回転軸14の一端部のストッパーが支持部41と当接すると、図9,10に示したようにレール部12がレール部11に収容され、このとき、筐体2aと筐体2bとが会合した状態となる。
【0078】
(作業台6の動作例)
図1〜8を参照しながら作業台6の動作例について説明する。
【0079】
先ず、筐体2aと筐体2bの分離過程での作業台6の動作例について説明する。
【0080】
図2に示したように筐体2aと筐体2bとが会合状態である場合、作業台6は図8に示したように筐体2aに収容された状態となっている。そして、筐体分離機構1の操作により、筐体2aから筐体2bが離される過程で、筐体2aの枠体20a内の第四の支持部64の鉛直面640の上端付近に位置する作業台6の第一の車輪65aは鉛直面640を徐々に下降する。一方、第一の支持部61の下端側の第三の支持部63の一端は枠体20aから引き出される。この第一の車輪65aの下降に伴い、枠体20a内を作業台6の第一の支持部61の一端は下降する。次いで、筐体分離機構1の操作により、筐体2bが筐体2aからさらに離される過程で、第一の支持部61の一端がさらに下降し、図7に示したように、作業台6の第二の車輪65bが鉛直面640に到達すると、第一の車輪65aが鉛直面640から離れた状態となる。さらに、筐体分離機構1の操作により、筐体2bが筐体2aから離され、これに伴い、第一の支持部61の一端がさらに下降すると、第二の車輪65bは案内部66に導かれてさらに下降する。そして、第一の車輪65aが底部枠体21a上の第二の支持部62に到達すると、図1,6に示したように作業台6の作業台本体部60は筐体2aと筐体2bの間に水平に敷設された状態となる。
【0081】
次に、筐体2aと筐体2bの会合過程での作業台6の動作例について説明する。
【0082】
筐体分離機構1の操作により、筐体2bが筐体2aに近づく過程で、図6に示された作業台6の第一の車輪65aは第二の支持部62の上面を案内部66に向かって移動する。さらに、筐体2bが筐体2aに近づくにつれて、作業台6の第一の支持部61の一端がさらに枠体20a内に導入され、先ず、図7に示したように、第二の車輪65bが案内部66に導かれて枠体20a内を上昇する。次いで、筐体分離機構1の操作により、筐体2bがさらに筐体2aに近づく過程で、第一の支持部61の一端が枠体20a内でさらに上昇し、第一の車輪65aが案内部66に導かれて枠体20a内を上昇する。やがて、図8に示したように、第一の車輪65aが第四の支持部64の鉛直面640に到達すると、第二の車輪65bが鉛直面640から離れた状態となる。次いで、筐体分離機構1の操作により、筐体2bがさらに筐体2aに近づく過程で、第一の車輪65aは鉛直面640を上昇する。この第一の車輪65aの上昇に伴い、作業台6の第一の支持部61の一端は枠体20a内をさらに上昇する。そして、図2,8に示したように筐体2aと筐体2bとが会合すると、作業台6は、第一の支持部61の一端が枠体20a内における第四の支持部4の上端付近の鉛直面640に第一の車輪65aにより支持された状態で筐体2b内に収容されたものとなる。
【0083】
(配線ダクト7の動作例)
図1〜8を参照しながら配線ダクト7の動作例について説明する。
【0084】
図2に示されたように筐体2aと筐体2bとが会合状態である場合、配線ダクト7は図8に示したように配線保持部71と補助配線保持部72とが下面を互いに略向き合わせたような折り畳まれた状態で筐体2aに収容されたものとなっている。
【0085】
先ず、筐体分離機構1の操作により、枠体20a内の作業台6の第一の車輪65aを下降させて底部枠体21a上の第二の支持部62に到達させると、図8の状態から図7の状態を経て図6に示した筐体2aと筐体2bとが分離した状態となる。このとき、配線ダクト7の配線保持部71は、図6に示されたように、筐体2aと筐体2bの間に位置する作業台6の下で略水平に配置された状態となる。また、配線保持部71の一端縁に連結された補助配線保持部72は、枠体20aに連結された一対の吊り下げ部材9により作業台6の下で略水平に配置された状態となる。
【0086】
次いで、筐体2a,2b内に外部から配線8が導入される。図6〜8に例示された態様の筐体2a,2bにおいては筐体2aの枠体20aの下端部若しくは下端部付近背部の開口部から配線8が導入される。
【0087】
次いで、例えば、図3に示したように作業台6の作業台本体部60及び補助配線保持部72の覆い部73を起立させた状態で、図6に示されたように、配線8が、配線保持部71及び補助配線保持部72に並列配置された状態で、筐体2b内の図示省略の電子機器に接続される。そして、図3,4に示された覆い部73が固定具732により補助配線保持部72の側壁部721に固定される。さらに、図6に示したように作業台6の作業台本体部60が固定具602により第一の支持部61に固定される。
【0088】
そして、筐体分離機構1の操作により、枠体20a内の作業台6の第一の車輪65aが案内部66を介して上昇して枠体20a内の第四の支持部64の上端付近に到達すると、図6の状態から図7の状態を経て図8に示された筐体2aと筐体2bとが会合した状態となる。このとき、配線ダクト7は折り畳まれ、さらに、配線8の一部がこの配線ダクト7に収容された状態で筐体2a,2bに収納される。
【0089】
(第一実施形態の効果)
以上の筐体2によれば、筐体分離機構1は、レール部11の一端からレール部12がレール移動機構によって延出可能となっている一方でレール部12の一端からレール部13がレール移動機構によって延出可能なっている。よって、筐体2aと筐体2bとが分離可能となり、筐体2aと筐体2bとの間にメンテナンススペースを確保できる。
【0090】
特に、他方の筐体2bの移動過程で任意の位置で筐体2bを静置させることが可能となり、筐体2bの移動中の安全性を確保させながらも、筐体2aと筐体2bとの間に任意領域のスペースを確保できる。よって、筐体2a,2b内に電子機器が大掛かりに搭載された場合であっても、電子機器のメンテナンス時に筐体2bを移動させる際の作業員の安全性を確保できる。
【0091】
また、筐体2aと筐体2bとが分離された際には、この筐体2aと筐体2bとの間に作業台6が敷設された状態となるので、筐体2a,2bの内部メンテナンスを行う作業者が作業台を筐体2aと筐体2bとの間に設置させる手間が省かれる。したがって、筐体2a,2bの内部メンテナンス時の安全性及び作業効率が向上する。
【0092】
さらに、作業台6の第一の支持部61は、第二の支持部62の上面を移動可能な第一の車輪65aを備えているので、筐体2a,2b間に作業台6を配置させる際または作業台6を筐体2a,2b内に収容させる際の筐体分離機構1の操作性が向上する。
【0093】
そして、枠体20a内の第四の支持部64には、筐体2a,2bが会合状態に至る過程で第一の車輪65aが鉛直に移動して当該会合状態の際に第一の車輪65aを介して第一の支持部の一端を支持する鉛直面640が確保されている。したがって、筐体2a,2bが会合状態の際に、作業台6を安定支持することができる。また、筐体2a,2bが分離させる際に、作業台6を効率的に枠体20aから引き出すことできる。
【0094】
また、筐体2a,2bを会合させる過程または分離させる過程で枠体20a内の第一の車輪65aは案内部66により案内されるので筐体2a,2bにおいて作業台6を収納及び敷設させる際の作業性がさらに向上する。
【0095】
さらに、第一の支持部61の先端側に具備された第二の車輪65bは、筐体2a,2bが会合状態に至る過程で第一の車輪65aよりも先に案内部66により第四の支持部64に案内されるので、筐体2a,2bを会合させる際の作業員の負担が軽減される。
【0096】
そして、作業台本体部60は、一対の第一の支持部61のいずれかに対して着脱自在であるので、当該いずれかの第一の支持部61にて作業台本体部60を任意に起立させることできる。したがって、筐体2のメンテナンスの際に筐体2の設置環境に応じて筐体2の両側面にいずれからのアクセスが可能となる。
【0097】
また、配線ダクト7は、筐体2の底部に配置されたことにより、筐体2の重心が筐体2の下部に集中するので、筐体2の設置状態の安定性が向上する。これにより、筐体2の構造補強が不要となり、筐体分離機構1の小型軽量化(例えば、上部枠体22a,22bに具備される筐体分離機構1の軽量化)を図ることができ、また、配線8を収容させる筐体2の製造コストの削減を図ることできる。
【0098】
さらに、筐体2a,2bの会合状態の際に配線ダクト7は筐体2a,2bに収容される一方で筐体2a,2bが分離状態の際に配線ダクト7が筐体2a,2bの間に配置される一方で作業台6の下で配線8は配線ダクト7に保持される。したがって、筐体2aの内部メンテナンスを行う作業員の作業スペースが確保されるので、メンテナンスの作業性が向上する。
【0099】
そして、配線保持部71の一端縁には配線8をさらに保持する補助配線保持部72が回動可能に連結されたことにより、筐体2内にて配線8をより安定した状態で保持できる。
【0100】
また、補助配線保持部72の保持本体部720の両縁には側壁部721が一対に立設されたことにより、筐体2内に導入された配線8をより確実に保持できる。
【0101】
さらに、一対の側壁部721のいずれかには、保持本体部720に保持された配線8を保護する覆い部73が着脱自在に備えたことにより、当該いずれかの側壁部721にて覆い部73を任意に起立させることできる。したがって、配線8のメンテナンスの際に筐体2の設置環境に応じて筐体2の両側面にいずれからのアクセスが可能となる。
【0102】
また、枠体20aにおいては、筐体2a,2bが分離状態の際に配線ダクト7の補助配線保持部72(特に、保持本体部720)が吊り下げ部材9により水平に保持されるので、配線8がより安定して保持される。
【0103】
そして、筐体2a,2bが会合及び分離する過程では、吊り下げ部材9により枠体からの補助配線保持部72(特に、保持本体部720)の一端縁の引き出しが抑制される。したがって、配線ダクト7が筐体2の下部に配置された状態であっても、筐体2a,2bの会合及び分離の操作を支障なく行える。
【0104】
[第二実施形態]
図11に示された本態様の筐体分離機構1は、第一実施形態の態様において、一方の筐体2aの底部枠体21aとレール部11との間に介在した状態でレール部11の傾きを吸収する第一傾き吸収部材5aをさらに有する。また、他方の筐体2bの底部枠体21bとレール部13との間に介在した状態でレール部13の傾きを吸収する第二傾き吸収部材5bをさらに有する。
【0105】
第一傾き吸収部材5aは、一方の筐体2aの底部枠体21aと並列連結部材31との間に介在された状態でボルト51とナット52とによって固定される。一方、第二傾き吸収部材5bは、他方の筐体2bの底部枠体21bと並列連結部材32との間に介在した状態でボルト51とナット52とによって配置固定される。
【0106】
また、筐体分離機構1が上部枠体22a,22bに具備される場合、第一傾き吸収部材5aは上部枠体22aとレール部11との間に介在配置される。一方、第二傾き吸収部材5bは、上部枠体22bとレール部13と間に介在配置される。
【0107】
第一傾き吸収部材5a,第二傾き吸収部材5bとしては、EPDM、シリコーンゴム、ウレタンゴムに例示される材料からなるゴムワッシャ、鋼材からなる板バネ、コイルバネ若しくはヒンジ等が例示される。
【0108】
以上の筐体分離機構1によれば、筐体2a,2bの底部枠体21a,21b及び上部枠体22a,22bにおいて、第一傾き吸収部材5aによってレール部11の傾きが吸収されると共に、第二傾き吸収部材5bによってレール部13の傾きが吸収される。
【0109】
したがって、本実施形態の筐体分離機構1によれば、第一実施形態の効果に加えて、筐体2bを移動させる際の安定性が十分に確保される。そして、これにより、建屋床面の傾斜や歪みに影響を受けることなく、筐体2aと筐体2bの分離及び会合の操作をより安定した状態で円滑に行うことができる。
【0110】
[第三実施形態]
本発明は、上記の第一実施形態及び第二実施形態の態様に限定されるものではなく、例えば、筐体2の立地条件等に応じて、特許請求の範囲内で変更して実施することができる。
【0111】
本発明の他の態様としては、例えば、第一実施形態若しくは第二実施形態の筐体分離機構1において、第三のレール部であるレール部12を備えていない以下の態様が挙げられる。
【0112】
本態様の筐体分離機構1は、一対の筐体2のうち一方の筐体2aの底部枠体21aから張り出して底部枠体21aにおいて並列に具備される一対のレール部11と、他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出して底部枠体21bに具備された状態でレール部11の一端から延出可能に収容される一対のレール部13と、レール部11の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させるレール移動機構とを有する。そして、この態様も本発明の一態様となる。
【0113】
前記レール移動機構は、筐体2bの底部枠体21bに並列に具備された状態でレール部13を並列に連結させる並列連結部材32と、この並列連結部材32に具備された状態でレール部11の一端からレール部13を移動過程で静止可能に延出及び収容させる第一の駆動機構とを有する。
【0114】
前記第一の駆動機構は、レール部13の間に配置される回転軸15と、この回転軸15に螺着される支持部42と、並列連結部材32の正面側の部位にて回転軸15の一端側を回転可能に支持する支持部43とを有する。
【0115】
本実施形態においても、筐体分離機構1は、筐体2a,2bの上部枠体22a,22bに具備され、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、前記レール移動機構が具備されない態様となる。また、前記レール移動機構は、筐体2a,2bの規模に応じて、上部枠体22a,22b、底部枠体21a,21bのいずれかまたは両方に具備される。
【0116】
以上の第三実施形態の筐体分離機構1も、第一実施形態または第二実施形態の筐体分離機構1と同様の効果が得られることは明らかである。
【0117】
[産業上の利用可能性]
以上説明した本発明の筐体分離機構1は、例えば、電気設備として供される制御配電盤やコンピュータを収納する制御盤等に有効利用できる。
【符号の説明】
【0118】
1…筐体分離機構
2,2a,2b…筐体
11…レール部
12…レール部
13…レール部
14…回転軸、16…工具受け部
15…回転軸、17…工具受け部
20a,20b…枠体
21a,21b…底部枠体、23…車輪
22a,22b…上部枠体
6…作業台、60…作業台本体部、61…第一の支持部、62…第二の支持部、63…第三の支持部、64…第四の支持部、640…鉛直面、65a…第一の車輪、65b…第二の車輪、66…案内部
7…配線ダクト、71…配線保持部、72…補助配線保持部、720…保持本体部、721…側壁部
8…配線
9…吊り下げ部材
【要約】
【課題】筐体の内部メンテナンスを行う際に手作業により作業台を設置させる手間を省き、筐体のメンテナンスを行う際の安全性及び作業効率を向上させる。
【解決手段】作業台6は、筐体2a,2bの内部メンテナンスを行う作業員のための作業台であって、筐体2a,2bを分離させると一方の筐体2aと他方の筐体2bの間に作業台6が敷設された状態となる。作業台6において、第一の支持部61は、筐体2aと筐体2bとが分離状態の際に筐体2aと筐体2bとの間で作業台本体部60を水平支持可能に並列一対に配置される。第二の支持部62は、一方の筐体2aの底部枠体21aにて並列一対に配置された状態で、作業台本体部60が水平状態の際に第一の支持部61の一端を支持する。第三の支持部63は、第一の支持部61の他端が軸着される一端が他方の筐体2bの底部枠体21bから張り出した状態で、底部枠体21bにて並列一対に配置されている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11