特許第6356421号(P6356421)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6356421遊技媒体流通管用管路可変装置および遊技媒体流通管
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6356421
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】遊技媒体流通管用管路可変装置および遊技媒体流通管
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20180702BHJP
   A63F 7/02 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
   A63F5/04 512N
   A63F5/04 512P
   A63F5/04 512S
   A63F7/02 344Z
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-1357(P2014-1357)
(22)【出願日】2014年1月8日
(65)【公開番号】特開2015-128515(P2015-128515A)
(43)【公開日】2015年7月16日
【審査請求日】2017年1月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000128485
【氏名又は名称】株式会社オーイズミ
(74)【代理人】
【識別番号】100089875
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100140512
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 啓
(72)【発明者】
【氏名】中内 悠太
(72)【発明者】
【氏名】萩原 常光
【審査官】 鶴岡 直樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−029516(JP,A)
【文献】 特開2011−074628(JP,A)
【文献】 特開2010−088461(JP,A)
【文献】 特開平08−024427(JP,A)
【文献】 特開2012−010814(JP,A)
【文献】 特開2003−154151(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技媒体の流下経路の一部に配置され、前記遊技媒体の流下方向を変更することが可能な遊技媒体流通管用管路可変装置であって、
遊技媒体を通過させる環体及び中間管体と、
前記環体及び前記中間管体の間において直列保持されて周方向に回動可能な少なくとも3つの湾曲管体と、
前記環体と前記中間管体とを連結することで前記湾曲管体の全てを挟持する2つの連結プレートと、を備え、
前記環体の一端の開口部には前記流下経路における他の流通管の端部と接合する環体遊技媒体流通管側環板部を有し、他端の開口部には前記湾曲管体における管体側接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する環体遊技媒体流通管側凹凸部を有し、
当該環体の外周側直径上に位置する2箇所に前記連結プレートを揺動可能に取着する環体取り付け部を有し、
前記湾曲管体は、湾曲した管部と、当該管部両端の開口外周部に形成され、前記環体における前記環体遊技媒体流通管側凹凸部又は他の湾曲管体における接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する管体側接合部とを有し、
前記中間管体の一端の開口部には前記流下経路における他の流通管の接続部開口端部と接合する中間環体遊技媒体流通管側環板部を有し、他端の開口部には前記湾曲管体における前記管体側接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する中間管体遊技媒体流通管側凹凸部を有し、
当該中間管体の外周側直径上に位置する2箇所に前記連結プレートを揺動可能に取着する中間管体取り付け部を有し、
前記連結プレートは、前記環体取り付け部及び前記中間管体取り付け部同士を予め定められた一定の間隔に保ちつつ揺動可能に連結することで、前記環体の前記一端の開口部と、前記中間管体の前記一端の開口部とを、前記2つの連結プレートの揺動軸回りに回動可能として、遊技媒体の流下方向を変更する
ことを特徴とする遊技媒体流通管用管路可変装置。
【請求項2】
前記環体及び前記湾曲管体の遊技媒体流路は同一内径の円形断面流路で形成され、
前記環体遊技媒体流通管側環板部の外周部には、他の流通管の端部の外周において放射状に延出している環状の鍔部の一部に開設されている切り欠きを通過して、前記鍔部を挟み込んで係止することが可能な複数の爪部を有し、
前記環体は、前記他の流通管の端部における開口中心軸回りに回動して遊技媒体の流下方向を変更することが可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体流通管用管路可変装置。
【請求項3】
前記互いに接続された3つの湾曲管体のうち、中央に位置する湾曲管体の管部の長さが最も大きく、両端に配置される湾曲管体は管部の長さが中央に位置する湾曲管体の管部よりも短く互いに同一の形状で形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技媒体流通管用管路可変装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技媒体流通管用管路可変装置を遊技媒体の流下経路の上流端及び下流端の2箇所に有し、
前記上流端の中間管体及び前記下流端の中間管体における中間環体遊技媒体流通管側環板部同士をスライド可能に結合するスライド管体を備える
ことを特徴とする遊技媒体流通管。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技媒体流通管用管路可変装置および遊技媒体流通管に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技店には、遊技機と、遊技機に併設され遊技媒体の払い出しを行なう遊技媒体貸出機(以下単に貸出機という)とが並べられて構成された遊技島が設置されている。
これら遊技機および貸出機から排出された遊技媒体は、遊技機および貸出機の下方で遊技島の延在方向に沿って配置された回収コンベアに排出され、回収コンベアによって回収された遊技媒体は、揚送装置によって揚送されたのち、媒体補給装置によって遊技機および貸出機に補給される。
遊技機と回収コンベアとの間には、遊技媒体を回収コンベアに流通させる遊技機側回収手段が設けられ、貸出機と回収コンベアとの間には、遊技媒体を回収コンベアに流通させる貸出機側回収手段が設けられている。
【0003】
遊技機および貸出機と回収コンベアとの位置関係は、遊技機および貸出機の仕様、遊技機および貸出機を保持するフレームの仕様によって変化する。
また、遊技島の構成によっては、回収コンベアがその延在方向に沿って一定の勾配を有しており、回収コンベアの延在方向の位置に対応して遊技機および貸出機と回収コンベアとの距離が少しずつ変化するという場合もある。
そのため、遊技機側回収手段および貸出機側回収手段を板金を用いて構成すると、上記の位置関係に応じて遊技機側回収手段および貸出機側回収手段の設計変更が必要となり、コスト低減を図る上で不利がある。
一方、特許文献1、2には、蛇腹状の補給装置や樋を用いて遊技媒体を流通させる構成が開示されている。
そこで、このような蛇腹状の補給装置や樋を用いて遊技機側回収手段および貸出機側回収手段を構成し、遊技機および貸出機と回収コンベアとの位置関係に応じて蛇腹状の補給装置や樋を湾曲させて姿勢を変えれば、上記のような設計変更が不要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−10814号公報
【特許文献2】特開2003−154151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した蛇腹状の補給装置や樋は、その構造上、湾曲可能な角度に限界があり、蛇腹状の補給装置や樋の姿勢の自由度にも制約がある。そのため、遊技機および貸出機と回収コンベアとの位置関係によっては、遊技機および貸出機と回収コンベアとを接続することが困難となる。
また、蛇腹状の補給装置や樋は、湾曲した箇所に局部的に応力が作用するため、耐久性の向上を図る上で不利がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技媒体流通管を確実に設置すると共に、耐久性の向上を図る上で有利な遊技媒体流通管用管路可変装置および遊技媒体流通管を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、遊技媒体の流下経路の一部に配置され、前記遊技媒体の流下方向を変更することが可能な遊技媒体流通管用管路可変装置であって、遊技媒体を通過させる環体及び中間管体と、前記環体及び前記中間管体の間において直列保持されて周方向に回動可能な少なくとも3つの湾曲管体と、前記環体と前記中間管体とを連結することで前記湾曲管体の全てを挟持する2つの連結プレートと、を備え、前記環体の一端の開口部には前記流下経路における他の流通管の端部と接合する環体遊技媒体流通管側環板部を有し、他端の開口部には前記湾曲管体における管体側接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する環体遊技媒体流通管側凹凸部を有し、当該環体の外周側直径上に位置する2箇所に前記連結プレートを揺動可能に取着する環体取り付け部を有し、前記湾曲管体は、湾曲した管部と、当該管部両端の開口外周部に形成され、前記環体における前記環体遊技媒体流通管側凹凸部又は他の湾曲管体における接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する管体側接合部とを有し、前記中間管体の一端の開口部には前記流下経路における他の流通管の接続部開口端部と接合する中間環体遊技媒体流通管側環板部を有し、他端の開口部には前記湾曲管体における前記管体側接合部と全周にわたって接合した状態で開口の径方向に移動不能かつ周方向に回動可能にする円形断面流路を有する中間管体遊技媒体流通管側凹凸部を有し、当該中間管体の外周側直径上に位置する2箇所に前記連結プレートを揺動可能に取着する中間管体取り付け部を有し、前記連結プレートは、前記環体取り付け部及び前記中間管体取り付け部同士を予め定められた一定の間隔に保ちつつ揺動可能に連結することで、前記環体の前記一端の開口部と、前記中間管体の前記一端の開口部とを、前記2つの連結プレートの揺動軸回りに回動可能として、遊技媒体の流下方向を変更することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記環体及び前記湾曲管体の遊技媒体流路は同一内径の円形断面流路で形成され、前記環体遊技媒体流通管側環板部の外周部には、他の流通管の端部の外周において放射状に延出している環状の鍔部の一部に開設されている切り欠きを通過して、前記鍔部を挟み込んで係止することが可能な複数の爪部を有し、前記環体は、前記他の流通管の端部における開口中心軸回りに回動して遊技媒体の流下方向を変更することが可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記互いに接続された3つの湾曲管体のうち、中央に位置する湾曲管体の管部の長さが最も大きく、両端に配置される湾曲管体は管部の長さが中央に位置する湾曲管体の管部よりも短く互いに同一の形状で形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技媒体流通管用管路可変装置を遊技媒体の流下経路の上流端及び下流端の2箇所に有し、前記上流端の中間管体及び前記下流端の中間管体における中間環体遊技媒体流通管側環板部同士をスライド可能に結合するスライド管体を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1記載の発明によれば、3つの管体からなる可変路と、保持手段とにより遊技媒体流通管の延在方向を可変としたので、遊技媒体を流通させる遊技媒体流通管の姿勢を可変する際の自由度を確保する上で有利となり、遊技媒体流通管を確実に設置する上で有利となる。
また、遊技媒体流通管用管路可変装置が3つの管体からなる可変路と、保持手段とにより構成されているため、遊技媒体流通管の延在方向をどのように変化させても、3つの管体と保持手段とに局部的な応力が加わることがないため、遊技媒体流通管の耐久性の向上を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、可変路の両端を安定した状態で支持する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、保持手段の構成を簡素化する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、3つの管体を簡単な構成で結合する上で有利となる。
請求項5記載の発明によれば、管体の回転操作の簡単化を図る上で有利となる。
請求項6記載の発明によれば、接続された3つの管体の湾曲度を簡単に変える上で有利となる。
請求項7記載の発明によれば、環体を回転することで遊技媒体流通管の姿勢を可変する際の自由度を確保する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態の遊技媒体流通管用管路可変装置が適用された遊技媒体回収管を用いた遊技島の要部を示す斜視図である。
図2】遊技媒体回収管の上流端に設けられた遊技媒体回収管用管路可変装置を示す断面図である。
図3】遊技媒体回収管用管路可変装置の分解斜視図である。
図4】(A)は遊技媒体回収管側接合部と管体側接合部との接合部分の断面図、(B)は管体側接合部どうしの接合部分の断面図、(C)は管体側接合部と遊技媒体回収管側接合部との接合部分の断面図である。
図5】3つの管体の形状が、最も小さい曲率半径で円弧状に延在した状態を示す斜視図である。
図6図5の断面図である。
図7】3つの管体の形状が図5図6よりも大きい曲率半径で円弧状に延在した状態を示す斜視図である。
図8図7の断面図である。
図9】3つの管体の形状が図7図8よりも大きい曲率半径で円弧状に延在した状態を示す斜視図である。
図10図9の断面図である。
図11】3つの管体の形状が直線状に延在した状態を示す斜視図である。
図12図11の断面図である。
図13】遊技島の一部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
まず、本発明が適用される遊技島の構成について説明する。
図13に示すように、遊技島2は、遊技機4と、遊技機4に併設され遊技媒体の払い出しを行なう貸出機6とが並べられて構成されている。
本実施の形態では、遊技媒体がメダルであり、遊技機4がスロットマシンであり、貸出機6がメダル貸出機6である場合について説明するが、遊技媒体がパチンコ玉であり、遊技機がパチンコ台であり、貸出機が玉貸機であっても本発明は無論適用可能である。
遊技機4および貸出機6は、水平方向に沿って延在する膳板8の上に設置されている。
遊技機4および貸出機6の下方には、それら遊技機4および貸出機6から排出された遊技媒体を回収する回収コンベア10が遊技島2の延在方向に沿って延在して設置されている。
【0010】
本実施の形態では、図1に示すように、2つの膳板8が遊技島2の延在方向と直交する方向に間隔をおいて平行に延在しており、それら2つの膳板8の上に沿って遊技機4および貸出機6が並べられて配置され、それら2つの膳板8に配置された遊技機4および貸出機6は、互いに背中合わせとなるように配置されている。
また、回収コンベア10は、平面視した状態で2つの膳板8の中間に設置されている。
図1図13に示すように、遊技機4の媒体排出口と回収コンベア10との間には遊技機側遊技媒体回収管12Aが介設され、この遊技機側遊技媒体回収管12Aを介して遊技媒体が遊技機4から回収コンベア10に搬送される。
貸出機6の媒体排出口と回収コンベア10との間には貸出機側遊技媒体回収管12Bが介設され、この貸出機側遊技媒体回収管12Bを介して遊技媒体が貸出機6から回収コンベア10に搬送される。
なお、図中、符号14Aは、遊技機4の媒体排出口から排出される遊技媒体を導入するホッパを示し、ホッパ14Aは、その一部が膳板8に形成された切り欠きに収容された状態で膳板8に取着される共に、遊技機側遊技媒体回収管12Aの上端に接続されている。
符号16Aは、遊技機側遊技媒体回収管12Aの下端を回収コンベア10に接続する取り付け部材である。
符号14Bは、貸出機6の媒体排出口から排出される遊技媒体を導入するホッパを示し、ホッパ14Bは、膳板8の一側に取着されると共に、貸出機側遊技媒体回収管12Bの上端に接続されている。
符号16Bは、貸出機側遊技媒体回収管12Bの下端を回収コンベア10に接続する取り付け部材である。
【0011】
図1に示すように、本実施の形態では、遊技媒体流通管に介設され遊技媒体流通管の延在方向を可変とした遊技媒体流通管用管路可変装置は、遊技機側遊技媒体回収管12Aの上流端と下流端との2箇所にそれぞれ設けられた可変路13を有し、また、貸出機側遊技媒体回収管12Bの上流端と下流端との2箇所にそれぞれ設けられた可変路13とを有している。
何れの箇所に設けられた遊技媒体流通管用管路可変装置20の可変路13も同様な構成であるため、図2図12に示すように、遊技機側遊技媒体回収管12Aの上流端に設けられた可変路13を例にとって説明する。
したがって、本実施の形態では、遊技媒体流通管は遊技機側遊技媒体回収管12A、貸出機側遊技媒体回収管12Bであり、遊技媒体流通管用管路可変装置は遊技媒体回収管用管路可変装置20である。
遊技媒体回収管用管路可変装置20は、互いに接続された状態で遊技機側遊技媒体回収管12Aに介設される可変路13と保持手段28とを有している。可変路13は第1管体22A、第2管体22B、第3管体22Cの3つの管体で構成されている。
【0012】
図2図3に示すように、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所は、それぞれ遊技機側遊技媒体回収管12Aの中心を中心とした円形の開口1202を有すると共に、開口1202の外周部に設けられた遊技媒体回収管側接合部30を有している。
すなわち、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所は、それぞれ遊技機側遊技媒体回収管12Aの延在方向と直交する面で切断され、円形の開口1202を有している。
図4(A)、(C)に示すように、遊技媒体回収管側接合部30は、遊技媒体回収管側環板部3002と遊技媒体回収管側凹凸部3004とを備えている。
遊技媒体回収管側環板部3002は、遊技機側遊技媒体回収管12Aの円形の開口1202の中心を中心として環状に拡がっている。
遊技媒体回収管側凹凸部3004は、遊技媒体回収管側環板部3002に設けられ円形の開口1202の中心を中心として環状に延在している。
【0013】
本実施の形態では、図2図3に示すように、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所は、遊技機側遊技媒体回収管12Aに回転可能に結合された環体32Aで構成されている。
環体32Aは、遊技機側遊技媒体回収管12Aの内径と同一の内径で形成され、環体32Aの両側の爪部3202が、遊技機側遊技媒体回収管12Aの端部の鍔部1210の切り欠き1212を通って環体32Aが回転されることで、爪部3202が鍔部1210に係止している。
これにより、環体32Aが遊技機側遊技媒体回収管12Aに回転可能に結合されている。
【0014】
図2図4に示すように、各管体22A、22B、22Cは、管部24と管体側接合部26を有している。
各管体22A、22B、22Cの管部24は、遊技機側遊技媒体回収管12Aと同一の内径を有し、かつ、互いに同一の曲率半径で円弧状に湾曲している。
管部24の両端の開口2402は、管部24の両端が管部24の曲率中心を通り管部24の延在方向と直交する面で切断されて円形となっている。
したがって、各管体22A、22B、22Cは、図3図6に示すように、曲率中心側に位置する箇所が長さが最も小さく、曲率中心から最も離れた箇所が長さが最も大きい。
互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cのうち、中央に位置する第2管体22Bの管部24が最も長く、両端に配置される第1、第3管体22A、22Cは第2管体22Bよりも短く同一の形状で形成されている。このように各管体22A、22B、22Cの長さを設定すると、各管体22A、22B、22Cを回転操作し、接続された状態の3つの管体22A、22B、22Cの湾曲度を変化させる際に、所望の湾曲度に簡単に変化させる上で有利となる。
管体側接合部26は、管部24の延在方向の両端に設けられている。
図4に示すように、管体側接合部26は、管体側環板部2602と管体側凹凸部2604とを備えている。
管体側環板部2602は、管部24の円形の開口2402の中心を中心として環状に拡がっている。
管体側凹凸部2604は、管体側環板部2602に設けられ円形の開口2402の中心を中心として環状に延在している。
本実施の形態では、図2図3に示すように、中央に配置される第2管体22Bの長さが大きく、この第2管体22Bの管部24に、当該管体22Bを回転操作するための操作部2410が設けられ、第2管体22Bの回転操作が簡単になされるように図られている。
【0015】
図4(A)〜(C)に示すように、遊技媒体回収管側凹凸部3004とこの遊技媒体回収管側凹凸部3004に接続される第1管体22A(第3管体22C)の管体側凹凸部2604どうし、および、隣り合う管体の管体側凹凸部2604どうしは、それらの全周にわたって合わされた状態で開口2402の径方向に移動不能かつ開口2402の周方向に移動可能に係合されている。
【0016】
図3に示すように、保持手段28は、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所にそれぞれ設けられた、すなわち、環体32Aに設けられた取り付け部34と、それら取り付け部34に取着される連結プレート36とで構成されている。
取り付け部34は、開口1202の直径上に位置する2箇所にそれぞれ取り付け板3402と、各取り付け板3402に突設されたスナップフィットピン3404とで構成されている。
連結プレート36は、細長形状を呈して取り付け部34間に架け渡され、その長手方向の両端にスナップフィットピン3404に嵌合可能な取り付け孔3602が形成されている。
遊技媒体回収管側凹凸部3004とこの遊技媒体回収管側凹凸部3004に接続される第1管体22A(第3管体22C)の管体側凹凸部2604どうし、および、隣り合う管体の管体側凹凸部2604どうしが係合され、可変路13が遊技機側遊技媒体回収管12Aに介設された状態で、可変路13が介設された遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所が取り付け部34を介して連結プレート36により連結されることにより、可変路13が介設された遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所間の距離が一定に保持されている。これにより、第1管体22A、第2管体22B、第3管体22Cの3つの管体が互いに接続された状態で遊技機側遊技媒体回収管12Aに介設された状態が保持されている。本実施の形態では、連結プレート36が遊技機側遊技媒体回収管12Aの直径上で対向する2箇所に設けられているため、可変路13を安定した状態で支持する上で有利となっている。
【0017】
本実施の形態によれば、連結プレート36により可変路13が介設された遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所間の距離が一定に保持された状態で、各管体22A、22B、22Cを回転させ、各管体22A、22B、22Cの曲率中心側に位置する長さが最も小さい箇所と、曲率中心から最も離れ長さが最も大きい箇所とを適宜入れ替えることで、すなわち、各管体22A、22B、22Cの湾曲の向きを変化させることにより、図5図6に示すように、互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cの形状が、最も小さい曲率半径で円弧状に延在する。
また、図7図8に示すように、互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cの形状が、図5図6に示す状態よりも大きい曲率半径で円弧状に延在する。
また、図9図10に示すように、互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cの形状が、図7図8に示す状態よりも大きい曲率半径で円弧状に延在する。
また、図11図12に示すように、互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cの形状が、見る方向によっては、直線状に延在する。
この場合は、図12に示すように、見る方向によっては、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所の円形の開口1202の中心線が一致する。
【0018】
次に、遊技島2における遊技機側遊技媒体回収管12Aの設置作業について、遊技機側遊技媒体回収管12Aを例にとって説明する。
図1に示すように、予め、遊技機4側のホッパ14Aは膳板8に取着されており、遊技機4側の取り付け部材16Aは回収コンベア10に取着されている。
図2図3に示すように、遊技機側遊技媒体回収管12Aは、遊技機4側のホッパ14Aに設けられた端部1402と、この端部1402に接続される上流側の環体32Aと、上流端側の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、第1中間管体38と、第2中間管体40と、第3中間管体42と、下流端側の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、下流側の環体32Bと、遊技機4側の取り付け部材16Aに設けられ下流側の環体32Bが接続される端部1602とを含んで構成されている。
なお、下流側の環体32Bは、上流側の環体32Aと同様に構成されている。すなわち、下流側の環体32Bは、遊技機4側の取り付け部材16Aに設けられた端部1602に、環体32Bの爪部3202と遊技機側遊技媒体回収管12Aの端部の鍔部1210を介して結合されるように構成されている。
【0019】
第1、第2、第3中間管体38、40、42は、上流端側の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と下流端側の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20との間にこの順番で接続され、第1、第2、第3中間管体38、40、42はそれら管体の長さ方向に沿って互いにスライド可能に結合され、第1、第2、第3中間管体38、40、42の軸方向の全長が可変となるように構成されている。
したがって、この例では、上流側の環体32Aと第1中間管体38が、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所に相当し、また、第3中間管体42と下流側の環体32Bが、可変路13が介設される遊技機側遊技媒体回収管12Aの箇所に相当している。
【0020】
遊技機側遊技媒体回収管12Aのうち、上流側の環体32Aと、上流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、第1〜第3中間管体38、40、42と、下流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、下流側の環体32Bとが予め仮組みされ、単一の中間組立体となっている。
そして、中間組立体の上流側の環体32Aを遊技機4側のホッパ14Aに設けられた端部1402に爪部3202と鍔部1210を介して結合する。
この状態で中間組立体の下流の環体32Aが回収コンベア10の取り付け部材16Aに向かうように環体32Aの軸線を中心に中間組立体を旋回させる。
【0021】
あるいは、遊技機側遊技媒体回収管12Aのうち、上流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、第1〜第3中間管体38、40、42と、下流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20と、下流側の環体32Bとが予め仮組みされ、単一の中間組立体となっている。
そして、上流側の環体32Aを単体で遊技機4側のホッパ14Aに設けられた端部1402に爪部3202と鍔部1210を介して結合し、次いで環体32Aに中間組立体を結合させ、中間組立体を旋回させ、中間組立体の下流側の環体32Bが回収コンベア10の取り付け部材16Aに向かう方向となるようする。
【0022】
次いで、第1〜第3の中間管体38、40、42を適宜軸方向にスライドして中間組立体の下流端の環体32Bを回収コンベア10の取り付け部材16Aの上方に位置させる。
次いで、上流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20の第1〜第3管体22A、22B、22Cと、下流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20の第1〜第3管体22A、22B、22Cとをそれぞれ適宜回転操作することで、互いに接続された3つの管体22A、22B、22Cの湾曲度を変化させ、遊技機側遊技媒体回収管12Aの延在方向を変える。
図2に示すように、下流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20の環体32Bが回収コンベア10の取り付け部材16Aに設けられた端部1602に結合可能な位置に移動したならば、下流端の遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20の環体32Bを遊技機4側の取り付け部材16Aに設けられた端部1602に爪部3202と鍔部1210を介して結合する。
以上で遊技機側遊技媒体回収管12Aの設置作業が完了する。
なお、貸出機側遊技機側遊技媒体回収管12Bの設置作業についても上記と同様になされる。
【0023】
本実施の形態によれば、3つの管体22A、22B、22Cからなる可変路13と、保持手段28とにより遊技機側遊技媒体回収管12Aの延在方向を可変としたので、遊技媒体を流通させる遊技機側遊技媒体回収管12Aの姿勢を可変する際の自由度を確保する上で有利となり、遊技機4および貸出機6と回収コンベア10との位置関係に拘わらず遊技機側遊技媒体回収管12Aを確実に設置することができる。
また、遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20が3つの管体22A、22B、22Cからなる可変路13と、保持手段28とにより構成されているため、遊技機側遊技媒体回収管12Aの延在方向をどのように変化させても、3つの管体22A、22B、22Cと保持手段28とに局部的な応力が加わることがないため、遊技機側遊技媒体回収管12Aの耐久性の向上を図る上で有利となる。
【0024】
なお、本実施の形態では、遊技機側遊技流通管が遊技機側遊技媒体回収管12Aであり、遊技媒体流通管用管路可変装置が遊技機側遊技媒体回収管用管路可変装置20である場合について説明したが、遊技機側遊技流通管が補給コンベアと遊技機4および貸出機6との間を接続する遊技媒体補給管であり、遊技媒体流通管用管路可変装置が遊技媒体補給管用管路可変装置であってもよい。
この場合には、遊技機4および貸出機6と補給コンベアとの位置関係に拘わらず遊技媒体補給管を確実に設置することができる。また、遊技媒体補給管の耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、遊技機側遊技流通管は、遊技媒体を扱う様々な装置に設けられたものであっても、あるいは、それら装置間に設けられたものであってもよく、遊技媒体流通管用管路可変装置は、そのような遊技機側遊技流通管に介設されるものであってもよいことは無論である。
【符号の説明】
【0025】
12A 遊技機側遊技媒体回収管(遊技媒体流通管)
12B 貸出機側遊技媒体回収管(遊技媒体流通管)
1202 開口
13 可変路
1402 端部
1602 端部
20 遊技媒体回収管用管路可変装置(遊技媒体流通管用管路可変装置)
22A 第1管体
22B 第2管体
22C 第3管体
24 管部
2402 開口
2410 操作部
26 管体側接合部
2602 管体側環板部
2604 管体側凹凸部
28 保持手段
30 遊技媒体回収管側接合部(遊技媒体流通管側接合部)
3002 遊技媒体回収管側環板部(遊技媒体流通管側環板部)
3004 遊技媒体回収管側凹凸部(遊技媒体流通管側凹凸部)
32A、32B 環体
34 取り付け部
36 連結プレート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13