【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供される光半導体装置は、主面およびこの主面から凹むとともに受光側主底面を有する受光側凹部が形成された基板と、上記受光側主底面に配置され、受光部を有する受光手段と、上記基板に形成されており、上記受光手段と導通する導電体層と、備えることを特徴としている。
【0007】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、上記主面から凹むとともに上記受光側凹部に繋がり、受光側中間底面を有する1以上の受光側張り出し凹部を有する。
【0008】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記受光側中間底面に形成された1以上の受光側中間電極を有しており、上記受光手段は、1以上の受光側パッドを有しており、上記受光側中間電極と上記受光側パッドとに接続された1以上の受光側ワイヤを備える。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側中間底面は、上記基板の厚さ方向において上記受光側主底面よりも上記主面側に位置する。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側中間底面は、上記基板の厚さ方向において上記受光手段の上記受光側パッドよりも上記主面側に位置する。
【0011】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側凹部は、上記主面から上記受光側底面に繋がる受光側内側面を有している。
【0012】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側内側面の少なくとも一部は、上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0013】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側内側面は、すべてが上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側張り出し凹部は、上記主面から上記受光側中間底面に繋がる受光側中間内側面を有している。
【0015】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側中間内側面の少なくとも一部は、上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0016】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記受光側中間内側面は、すべてが上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0017】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、上記主面とは反対側を向く裏面、および上記主面と上記裏面とに繋がる外側面を有しており、上記導電体層は、上記裏面に形成された1以上の裏面電極を有する。
【0018】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記1以上の裏面電極は、上記1以上の受光側中間電極と導通している。
【0019】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記外側面に形成され、上記1以上の裏面電極と上記1以上の受光側中間電極との導通経路の少なくとも一部を構成する1以上の外側面経路を有する。
【0020】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記裏面に形成され、上記1以上の裏面電極と上記1以上の受光側中間電極との導通経路の少なくとも一部を構成する1以上の裏面経路を有する。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記主面に形成され、上記1以上の裏面電極と上記1以上の受光側中間電極との導通経路の少なくとも一部を構成する1以上の主面経路を有する。
【0022】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記受光側中間内側面または上記受光側内側面に形成され、上記1以上の裏面電極と上記1以上の受光側中間電極との導通経路の少なくとも一部を構成する1以上の受光側内側面経路を有する。
【0023】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記受光側主底面に形成され、上記1以上の裏面電極と上記1以上の受光側中間電極との導通経路の少なくとも一部を構成する1以上の受光側主底面経路を有する。
【0024】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、上記主面から凹むとともに発光側主底面を有する発光側凹部を有しており、上記発光側主底面に配置された発光手段を備える。
【0025】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、上記主面から凹むとともに上記発光側凹部に繋がり、発光側中間底面を有する1以上の発光側張り出し凹部を有する。
【0026】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記発光側中間底面に形成された発光側中間電極を有しており、上記発光手段は、発光側パッドを有しており、上記発光側中間電極と上記発光側パッドとに接続された発光側ワイヤを備える。
【0027】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側主底面は、上記基板の厚さ方向において上記受光側主底面よりも上記主面側に位置する。
【0028】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側中間底面は、上記基板の厚さ方向において上記発光側主底面よりも上記主面側に位置する。
【0029】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側中間底面は、上記基板の厚さ方向において上記発光手段の上記発光側パッドよりも上記主面側に位置する。
【0030】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側張り出し凹部は、上記主面から上記発光側中間底面に繋がる発光側中間内側面を有している。
【0031】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側中間内側面の少なくとも一部は、上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0032】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側中間内側面は、すべてが上記基板の厚さ方向に沿っている。
【0033】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側凹部は、上記発光側主底面と上記主面とに繋がり、上記基板の厚さ方向に対して傾斜した傾斜内側面を有する。
【0034】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記発光側凹部は、上記発光側主底面と上記主面とに繋がり、上記傾斜内側面よりも上記受光手段側に位置し、上記基板の厚さ方向に沿った起立内側面を有する。
【0035】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記発光側主底面に形成された発光側主底面電極を有しており、上記発光手段は、上記発光側主底面電極と導通している。
【0036】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記傾斜内側面に形成された傾斜反射部を有する。
【0037】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記傾斜反射部は、上記傾斜内側面のうち上記発光側張り出し凹部を囲む部分を露出させている。
【0038】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記導電体層は、上記起立内側面に形成された起立反射部を有する。
【0039】
このような構成によれば、上記受光手段を覆う透光樹脂やさらにこの透光樹脂を覆う遮光樹脂を形成するために、上記受光手段を金型のキャビティ内に収容した状態で金型成型を行う必要がない。このため、金型と上記受光手段との干渉を回避することや樹脂材料を十分に行き渡らせることなどを目的として、余分なスペースを確保することが強いられない。したがって、上記光半導体装置の小型化を図ることができる。
【0040】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。