(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の前記構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す前記ステップは、
前記データスケジューリング粒度の前記オプションから、前記特定の周波数スペクトル上で前記第1の無線通信システムのために前記時間領域および/または前記周波数領域において前記データスケジューリング粒度を獲得すること、および
前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、前記時間領域および/または前記周波数領域における前記データスケジューリング粒度を前記端末装置に示すこと、または
前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波とは別の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、前記時間領域および/または前記周波数領域における前記データスケジューリング粒度を前記端末装置に示すことを具えたことを特徴とする請求項3に記載の方法。
前記特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の前記構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す前記ステップは、
前記データスケジューリング粒度の前記オプションが、前記特定の周波数スペクトルの前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上で前記第1の無線通信システムのための前記時間領域および前記周波数領域における前記データスケジューリング粒度である場合、前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上のスケジューリング情報、または前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波とは別の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、前記データスケジューリング粒度を前記端末装置に示すことを具え、
前記端末装置に前記データスケジューリング粒度の前記オプションを示すインジケーションを送らないための条件は、前記データスケジューリング粒度の前記オプションが、前記特定の周波数スペクトルの前記共有されない特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上の前記第1の無線通信システムのための前記時間領域および前記周波数領域における前記データスケジューリング粒度であることであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
前記特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上の前記構成されたデータスケジューリング粒度に従って前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行する前記ステップは、
前記時間領域における前記有効長が、前記データスケジューリングにおける前記利用可能な複数の端末装置間で共有されるデータチャネルの前記時間領域長である前記データスケジューリング粒度に従って、および/または
前記周波数領域における1のリソースブロックの前記周波数領域幅の前記データスケジューリング粒度に従って前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを具えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上の前記構成されたデータスケジューリング粒度に従って前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行する前記ステップは、
前記周波数領域における前記有効長が、前記データスケジューリングにおける前記利用可能な複数の端末装置間で共有されるデータチャネルの前記帯域幅のS倍である前記データスケジューリング粒度に従って、ここで、Sは、0より大きく、1以下である数値であり、および/または
前記時間領域における前記有効長が、1のOFDMシンボルの前記時間領域長である前記データスケジューリング粒度に従って、前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを具えたことを特徴とする請求項2に記載の方法。
前記特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上の前記構成されたデータスケジューリング粒度に従って前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行する前記ステップは、
前記特定の周波数スペクトルの前記共有されない特定の周波数スペクトル上で、前記時間領域における前記有効長が、前記データスケジューリングにおける前記利用可能な複数の端末装置間で共有されるデータチャネルの前記時間領域長である前記データスケジューリング粒度に従って、および/または
前記周波数領域における1のリソースブロックの前記周波数領域幅の前記スケジューリング粒度に従って前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得すること、および
前記特定の周波数スペクトルの前記共有される特定の周波数スペクトル上で、前記周波数領域における前記有効長が、前記データスケジューリングにおける前記利用可能な複数の端末装置間で共有されるデータチャネルの前記帯域幅のS倍である前記データスケジューリング粒度に従って、および/または
前記時間領域における前記有効長が、1のOFDMシンボルの前記時間領域長である前記データスケジューリング粒度に従って、前記端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを具えたことを特徴とする請求項3に記載の方法。
前記共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、前記特定の周波数スペクトル上の前記第1の無線通信システムのための前記データスケジューリング結果を前記受信することは、
少なくとも1のOFDMシンボルにおいて物理ダウンリンク制御チャネル上でブラインド検出を実行して、前記特定の周波数スペクトル上の前記スケジューリング情報を獲得すること、および
前記共有される特定の周波数スペクトル上の前記搬送波上の前記スケジューリング情報に従って、前記特定の周波数スペクトル上の前記第1の無線通信システムのための前記データスケジューリング結果を受信することを具えたことを特徴とする請求項13に記載の方法。
前記構成ユニットによって送られた前記データスケジューリング粒度、および前記データスケジューリングユニットによって送られた前記データスケジューリング結果を受信し、スケジュールされたデータに関する各データスケジューリング粒度に従ってマップされた復調基準信号を獲得し、前記復調基準信号に従って前記スケジュールされたデータを復調し、前記端末装置を相手にデータ送信を実行するように構成された第1のデータ送信ユニットをさらに具えた装置であって、リソースマッピングは、前記構成ユニットによって出力される前記データスケジューリング粒度に従って前記復調基準信号がマップされたことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、改善された、データスケジューリング方法、データスケジューリング装置、基地局、および端末装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これに鑑みて、本発明の実施形態の目的は、データ送信中、特定の周波数スペクトルリソースがシステム間で共有される場合、送信機会が不均一に分配され、システムリソースが十分に使用されないという、従来技術における問題を解決するデータスケジューリング方法およびデータスケジューリング装置、基地局、および端末装置を提供することであり、その問題は、無線通信システム間の物理リソースの異なる割当て手法、およびシステムによってスケジュールされたリソースの異なるサイズによって生じさせられる。
【0007】
前述の目的を実現するのに、本発明の実施形態は、以下の技術的ソリューションを提供する。
【0008】
本発明の実施形態の第1の態様が、
特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成すること、
その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示すこと、および
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、データスケジューリングの後に得られたデータスケジューリング結果を端末装置に示すことを含む、基地局に適用されたデータスケジューリング方法を提供する。
【0009】
本発明のこの実施形態における第1の態様の第1の実施手法において、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを決定すること、および
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在しない場合、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することであって、
時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、
周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1の物理リソースブロックの周波数領域幅であり、
第1の無線通信システムは、ロングタームエボリューションLTEシステムであることを含む。
【0010】
本発明のこの実施形態における第1の態様の第2の実施手法において、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを決定すること、および
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することであって、
時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1の直交周波数分割多重化OFDMシンボルの時間領域長であり、
周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値であり、
第1の無線通信システムは、LTEシステムであり、第2の無線通信システムは、ワイヤレスフィデリティWiFiシステムであることを含む。
【0011】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第3の実施手法において、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを決定すること、および
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することであって、
時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、
周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値であること、および
その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成することであって、
時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、
周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1の物理リソースブロックの周波数領域幅であり、
第1の無線通信システムは、LTEシステムであり、その特定の周波数スペクトル上に存在する第2の無線通信システムは、WiFiシステムであることを含む。
【0012】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第4の実施手法において、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示すことは、
データスケジューリング粒度のオプションから、その特定の周波数スペクトル上で第1の無線通信システムのために時間領域および/または周波数領域においてデータスケジューリング粒度を獲得すること、および
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示すこと、または
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示すことを含む。
【0013】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第5の実施手法において、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示すことは、
データスケジューリング粒度のオプションが、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度である場合、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報、または共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、データスケジューリング粒度を端末装置に示すことであって、
端末装置にインジケーションを送らないための条件は、データスケジューリング粒度のオプションが、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度であることであることを含む。
【0014】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第6の実施手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行することは、
時間領域における有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であるデータスケジューリング粒度に従って、および/または
周波数領域における1のリソースブロックの周波数領域幅のスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを含む。
【0015】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第7の実施手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行することは、
周波数領域における有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であるデータスケジューリング粒度に従って、および/または
時間領域における有効長が、1のOFDMシンボルの時間領域長であるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを含む。
【0016】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第8の実施手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行することは、
その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上で、時間領域における有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であるデータスケジューリング粒度に従って、および/または
周波数領域における1のリソースブロックの周波数領域幅のスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得すること、および
その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上で、周波数領域における有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であるデータスケジューリング粒度に従って、および/または
時間領域における有効長が、1のOFDMシンボルの時間領域長であるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得することを含む。
【0017】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第9の実施手法において、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示すことは、
共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示すこと、または
共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示すことを含む。
【0018】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第10の実施手法において、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示すことは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度が異なる場合、端末装置に示されるデータスケジューリング結果を表すのにスケジューリング情報の同一のリソーススケジューリングフィールドを使用することを含む。
【0019】
本発明のこの実施形態の第1の態様の第11の実施手法において、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示した後、方法は、
構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行すること、
スケジュールされたデータを獲得し、スケジュールされたデータの各データスケジューリング粒度に、スケジュールされたデータを復調するために要求される復調基準信号をマップすること、および
復調結果に従って端末装置を相手にデータ送信を実行することをさらに含み、
リソースマッピングは、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上で実行される。
【0020】
本発明の実施形態の第2の態様が、
基地局によって示される、特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを受信することであって、データスケジューリング粒度のオプションは、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域における構成されたデータスケジューリング粒度を含むこと、および
基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信し、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局を相手にデータ送信を実行することを含む、端末装置に適用されたデータスケジューリング方法であって、
リソースマッピングは、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上で実行されるデータスケジューリング方法を提供する。
【0021】
本発明のこの実施形態における第2の態様の第1の実施手法において、基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信することは、
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信すること、または
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別のスペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信することを含む。
【0022】
本発明のこの実施形態における第2の態様の第2の実施手法において、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信することは、
少なくとも1のOFDMシンボルにおいて物理ダウンリンク制御チャネル上でブラインド検出を実行して、その特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を獲得すること、および
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信することを含む。
【0023】
本発明の実施形態の第3の態様が、
特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成し、そのデータスケジューリング粒度をインジケーションユニットに送るように構成された構成ユニットと、
その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示し、そのデータスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニットに送るように構成されたインジケーションユニットと、
データスケジューリング粒度のオプションにおいて示されるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示すように構成されたデータスケジューリングユニットとを含む、基地局側に適用されたデータスケジューリング装置を提供する。
【0024】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第1の実施手法において、装置は、
構成ユニットによって送られたデータスケジューリング粒度、およびデータスケジューリングユニットによって送られたデータスケジューリング結果を受信し、スケジュールされたデータに関する各データスケジューリング粒度にマップされた復調基準信号を獲得し、復調基準信号に従ってスケジュールされたデータを復調し、端末装置を相手にデータ送信を実行するように構成された第1のデータ送信ユニットをさらに含み、リソースマッピングが、構成ユニットによって出力されるデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上で実行される。
【0025】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第2の実施手法において、構成ユニットは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを検出し、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在しない場合、第1の構成モジュールを実行するように構成された検出モジュールと、
時間領域において、第1の無線通信システムの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、第1の無線通信システムの有効長が、1のリソースブロックの周波数領域幅であるデータスケジューリング粒度を構成するように構成された第1の構成モジュールとを含む。
【0026】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第3の実施手法において、構成ユニットは、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを検出し、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、第2の構成モジュールまたは第3の構成モジュールを実行するように構成された検出モジュール、および
時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値であるデータスケジューリング粒度を構成するように構成された第2の構成モジュール、または
その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成するように構成された第3の構成モジュールであって、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値である第3の構成モジュールを含む。
【0027】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第4の実施手法において、インジケーションユニットは、
データスケジューリング粒度のオプションから、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を獲得するように構成された獲得モジュール、および
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示し、データスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニットに送るように構成された第1のインジケーションモジュール、または
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別のスペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示し、データスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニットに送るように構成された第2のインジケーションモジュールを含む。
【0028】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第5の実施手法において、データスケジューリングユニットは、
時間領域における、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域における、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、1のリソースブロックPRBの周波数領域幅であるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第1のデータスケジューリングモジュールと、
共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第2のデータインジケーションモジュールとを含み、
共有されない特定の周波数スペクトル上、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報は、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH命令または拡張された物理ダウンリンク制御チャネルE−PDCCH命令である。
【0029】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第6の実施手法において、第2の構成モジュールが構成のために使用される場合、データスケジューリングユニットは、
データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍が周波数領域における有効長として使用されるデータスケジューリング粒度に従って、および/または時間領域における有効長が、スケジューリング情報を使用することによって示されるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第2のデータスケジューリングモジュールと、
LTE共有されない周波数スペクトル上の一次セル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果を端末装置に示し、またはLTE共有される周波数スペクトル上の二次セル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第3のインジケーションモジュールとを含む。
【0030】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第7の実施手法において、第3の構成モジュールが構成のために使用される場合、データスケジューリングユニットは、
その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度、またはその特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第3のデータスケジューリングモジュールと、
共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第4のインジケーションモジュールとを含む。
【0031】
本発明のこの実施形態における第3の態様の第8の実施手法において、データスケジューリングユニットは、
データスケジューリングが、データスケジューリング粒度のオプションにおいて示される、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのための異なるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のために実行される場合、データスケジューリング結果を表すのにスケジューリング情報の同一のリソーススケジューリングフィールドを使用するように構成された統一されたフォーマットモジュールをさらに含む。
【0032】
本発明の実施形態の第4の態様が、
記憶媒体を有するメモリであって、基地局側がデータスケジューリングを実行するプログラムを記憶するメモリと、
バスを使用することによってメモリに接続されたプロセッサであって、本発明の前述の実施形態において提供されるデータスケジューリング方法を使用することによってプログラムを実行するプロセッサとを含む基地局を提供する。
【0033】
本発明の実施形態の第5の態様が、無線通信システムにおいて端末装置に適用されたデータスケジューリング装置を提供し、装置は、
基地局によって示されるデータスケジューリング粒度のオプションを受信するように構成された受信ユニットであって、データスケジューリング粒度のオプションは、特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度を含み、その特定の周波数スペクトルは、共有される特定の周波数スペクトルと、共有されない特定の周波数スペクトルとを含む受信ユニットと、
基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信し、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局を相手にデータ送信を実行するように構成された第2のデータ送信ユニットであって、リソースマッピングが、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上で実行される第2のデータ送信ユニットとを含む。
【0034】
本発明のこの実施形態における第5の態様の第1の実施手法において、第2のデータ送信ユニットは、
共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信するように構成された第1の受信モジュールと、
共有される特定の周波数スペクトルとは別のスペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信するように構成された第2の受信モジュールとを含む。
【0035】
本発明のこの実施形態における第5の態様の第2の実施手法において、第1の受信モジュールは、
少なくとも1のOFDMシンボルにおける物理ダウンリンク制御チャネル上でブラインド検出を実行して、その特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を獲得するように構成されたブラインド検出モジュールを含む。
【0036】
本発明の実施形態の第6の態様が、
記憶媒体を有するメモリであって、データスケジューリングが端末装置側で実行されるプログラムを記憶するメモリと、
バスを使用することによってメモリに接続されたプロセッサであって、本発明の前述の実施形態において提供されるデータスケジューリング方法を使用することによってそのプログラムを実行するプロセッサとを含む端末装置を提供する。
【0037】
従来技術と比較されて、本発明の実施形態は、データスケジューリング方法およびデータスケジューリング装置、基地局、および端末装置を開示することが前述の技術的ソリューションから知られることが可能である。方法によれば、各特定の周波数スペクトル上の搬送波上で無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、特定の周波数スペクトルが別の無線通信システムと共有される場合、端末装置のためのデータスケジューリングが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって実行され、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング結果が、端末装置に示される。各特定の周波数スペクトル上の搬送波上で無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、したがって、特定の周波数スペクトル上の搬送波リソースがシステム間で使用される場合、システムリソースのより均一な分配、およびより多くの使用という目的が実現される。
【発明を実施するための形態】
【0040】
参照および明確さのため、以下の内容において使用される技術用語の説明、省略形、および頭字語が、以下のとおり要約される。
【0041】
UE:User Equipment、ユーザ機器、WiFi:Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリティ、
eNB:evolbed Node B、発展型ノードB、
OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重化、
Subframe:サブフレーム、LTE:Long Term Evolution、ロングタームエボリューション、
PRB:Physical Resource Block、物理リソースブロック、
PDSCH:Physical Downlink/Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル、
PDCCH:Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル、
E−PDCCH:拡張された物理ダウンリンク制御チャネル、TTI:スケジューリング粒度、および
Primary cell:一次セル、Secondary cell:2次セル。
【0042】
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確に、完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、いくつかに過ぎない。独創的な取組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0043】
従来技術において、データ送信中、LTEシステムが、時間領域および周波数領域におけるアップリンク/ダウンリンク物理リソースをリソースブロック(PRB)に形成し、そのPRBを、スケジューリングおよび割当てのための物理リソースユニットとして使用する。
図1に示されるとおり、1のPRBは、周波数領域において12の連続する副搬送波(1のPRBにおける副搬送波の量は、
【0045】
として表される)を含み、時間領域において7の連続する直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル(拡張されたCPの事例において6のシンボル)を含む。すなわち、PRBの周波数領域幅Δfは、180kHzであり、PRBの時間領域長は、0.5ミリ秒である。
図1におけるR0は、アンテナ0のパイロットシンボルを参照し、R1は、アンテナ1のパイロットシンボルである。R2は、アンテナ2のパイロットシンボルであり、R3は、アンテナ3のパイロットシンボルである。
【0046】
LTE Rel−8/9/10通信システムのダウンリンク送信中、発展型ノードB(eNB)が、スケジューリング結果に従って各スケジュールされたユーザ機器(UE)に物理ダウンリンク/アップリンク共有されるチャネル(PDSCH/PUSCH)、およびPDSCH/PUSCHに対応する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送り、PDCCHおよびPDSCHは、サブフレーム(Subframe)において時分割多重化される。したがって、LTEシステムにおいて、ある時刻におけるUE上のスケジューリングは、時間領域において1ミリ秒であり、周波数領域において、一般に、
【0052】
は、それぞれ、ダウンリンクPRBの量、およびアップリンクPRBの量である。
図2に示される斜線部分は、LTEシステムが認可されたスペクトル上でデータスケジューリングを実行した後に得られる周波数スペクトル使用の概略図である。
【0053】
データ送信中、WiFiシステムが、RTS/CTSプロトコルを使用することによってユーザのためにアップリンクデータおよびダウンリンクデータの送信リソースをスケジュールする。WiFiが、OFDM変調スキームを使用し、OFDMシンボルの長さは、4マイクロ秒である。システムリソースの使用がリッスンされた後、
図3および
図4に示されるとおり、UEによってデータ送信プロセスにおいて占有される周波数領域リソースは、W
DLであり、これは、周波数スペクトルリソース全体の幅(
図3に示される20MHz)であり、時間領域リソースは、n*T
OFDMであり、T
OFDMは、1のOFDMシンボルの時間長であり、nのサイズは、送信されるべきデータパケットのサイズ、ユーザのチャネルステータスなどに依存する。
【0054】
背景技術から、データ送信中のLTEシステムとWiFiシステムの異なるデータ処理手法に基づいて、LTEシステムとWiFiシステムの間のデータ送信のプロセスにおいて、特定の周波数スペクトル上の搬送波リソースがシステム間で共有される場合、送信機会が不均一に分配され、システムリソースが十分に使用されないという問題が生じることが知られることが可能である。要件によれば、本発明の実施形態は、データスケジューリング方法およびデータスケジューリング装置、基地局、および端末装置を開示する。特定の内容が、以下の実施形態を使用することによって詳細に説明される。
【0055】
本発明の実施形態の中核の発想は、以下のとおりである。基地局側で、データ送信より前に、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、データ送信中、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって、端末装置のためのデータスケジューリングが実行され、データスケジューリング結果が、端末装置に示され、端末装置側で、特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのために基地局によって構成されたデータスケジューリング粒度、および基地局のデータスケジューリングメッセージが、獲得され、データスケジューリング結果が、データスケジューリング粒度およびデータスケジューリングメッセージに従って獲得される。詳細は、以下の実施形態において特に説明される。
【0056】
実施形態1
図5に示されるとおり、
図5は、本発明の実施形態によるデータスケジューリング方法の流れ図である。データスケジューリング方法は、基地局に適用され、以下のステップを主に含む。
【0057】
ステップS101:基地局が、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成する。
【0058】
ステップS101において、基地局は、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を特に構成する。特に、その特定の周波数スペクトル上の搬送波は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波と、共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波とを含み、共有される特定の周波数スペクトルは、異なる無線通信システム間で共有することを許された、複数の搬送波における搬送波に対応し、共有されない特定の周波数スペクトルは、通信が特定の無線通信システムによってだけ実行されることを許される、複数の搬送波における搬送波に対応する。
【0059】
構成中に、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上で、その共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波のデータスケジューリング粒度が、現在の第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域において構成され、したがって、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、周波数スペクトルリソースを共有する第2の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度により近く、共有される特定の周波数スペクトル上のリソース共有が、第1の無線通信システムと第2の無線通信システムの間で、より完全に、より適切に実行される。特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上で、基地局が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度を、デフォルトの構成手法で、または特定の周波数スペクトルリソースが共有される場合に使用される割当て手法で構成する。
【0060】
ステップ102:基地局が、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す。
【0061】
ステップ102において、データスケジューリング粒度のオプションは、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域における構成されたデータスケジューリング粒度を含む。ステップ102が実行される場合、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の周波数領域および/または時間領域におけるデータスケジューリング粒度が、データスケジューリング粒度のオプションを使用することによって端末装置に示される。
【0062】
ステップS102におけるインジケーションを介して、端末装置は、ステップS101において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためにデータスケジューリング粒度を構成する手法を決定する。
【0063】
ステップS103:基地局が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、データスケジューリングの後に得られたデータスケジューリング結果を端末装置に示す。
【0064】
ステップS103において、基地局は、ステップS101におけるその特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のタイプに従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得する。すなわち、ステップS101における、デフォルトのデータスケジューリング粒度構成手法が使用される搬送波に関して、基地局は、搬送波上で、端末装置のためのデータスケジューリングを既存の手法で実行し、ステップS101において、特定の周波数スペクトルリソースが別のシステムと共有される場合に存在する別のデータスケジューリング粒度構成手法が使用される搬送波に関して、基地局は、搬送波上で、構成の後に得られる新たなデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行する。
【0065】
本発明のこの実施形態において、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、したがって、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、共存する第2の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度により近く、端末装置のためにデータスケジューリングが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって実行され、最後に、対応するデータスケジューリング結果が端末装置に示される。前述の構成手法に基づいて、特定の周波数スペクトルリソースが、その特定の周波数スペクトルにおけるシステム間で使用される場合、システムリソースのより均一な割当て、およびより多くの使用という目的が実現される。
【0066】
実施形態2
本発明の実施形態1において開示されるデータスケジューリング方法に関して、
図5に示されるステップS101を実行するプロセスにおいて、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためにデータスケジューリング粒度が構成される場合、すなわち、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上に存在する第1の無線通信システムのステータスに従って構成される場合、構成は、2の手法で実行され、したがって、データスケジューリング粒度は、構成が2の異なる手法で実行された後に得られる。
【0067】
第1の手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムは、存在しない。この事例において、その特定の周波数スペクトル上のすべての搬送波上で第1の無線通信システムのためにデフォルトのデータスケジューリング粒度が使用されることが決定される。
【0068】
第2の手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、2の状況が存在する。第1の状況において、その特定の周波数スペクトルにおけるすべての搬送波上で構成されるべき第1の無線通信システムのためのデフォルトの構成とは異なる同一のデータスケジューリング粒度が、決定される。第2の状況において、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度が決定され、そのデータスケジューリング粒度は、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度とは異なり、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデフォルトの構成手法が使用され、すなわち、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度が使用される。本発明の実施形態2において、構成されたデータスケジューリング粒度が、その2の手法を参照して説明される。
【0069】
第1の手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度が構成される場合、その特定の周波数スペクトル上の搬送波が、共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波だけを含み、LTEシステムだけが存在し、第2の無線通信システムが存在しない場合、使用される構成手法は、以下のとおりである。
【0070】
現在のLTEシステム(LTEシステムは、第1の無線通信システムである)のためのデータスケジューリングに関して、LTEのためのデータスケジューリング粒度は、LTEのための既存のスケジューリング粒度PRBである。すなわち、時間領域において、LTEのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、LTEのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、1のPRBの周波数領域幅である。
【0071】
前述の構成は、その特定の周波数スペクトルにおけるデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0072】
第2の手法において、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度が構成される場合、LTEシステムとWiFiシステム(WiFiシステムは、第2の無線通信システムである)が、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上に共存する場合、使用される構成手法に関して2の事例が存在する。
【0073】
第1の事例において、現在のLTEシステムのためのデータスケジューリングに関して、時間領域において、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sの値は、0より大きく、1以下である数値である。
【0074】
LTEシステムのための、周波数領域における、データスケジューリング粒度の前述の有効長は、一般に、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅の1倍であることに留意されたい。
【0075】
Sの値が、0より大きく、1以下である数値である場合、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅が、データスケジューリング粒度に従って1/Sの部分に分割され、共有されるデータチャネルの帯域幅の1の部分が、周波数領域におけるデータスケジューリング粒度の有効長として使用される。さらに、帯域幅が1/Sの部分に分割される場合、各部分におけるリソースの量は、整数であるように、または整数にほぼ等しいようにされる。
【0076】
第2の事例において、
その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上で、現在のLTEシステムのためのデータスケジューリングに関して、時間領域において、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sの値は、0より大きく、1以下である数値である。
【0077】
LTEシステムのための、周波数領域における、データスケジューリング粒度の前述の有効長は、一般に、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅の1倍であることに留意されたい。
【0078】
Sの値が、0より大きく、1以下である数値である場合、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅が、データスケジューリング粒度に従って1/Sの部分に分割され、共有されるデータチャネルの帯域幅の1の部分が、周波数領域におけるデータスケジューリング粒度の有効長として使用される。さらに、帯域幅が1/Sの部分に分割される場合、各部分におけるリソースの量は、整数であるように、または整数にほぼ等しいようにされる。
【0079】
その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上で、LTEシステムのためのデータスケジューリングの各回に関して、LTEのためのデータスケジューリング粒度は、LTEのための既存のスケジューリング粒度PRBである。すなわち、時間領域において、LTEのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、LTEのためのデータスケジューリング粒度の有効長は、1のPRBの周波数領域幅である。構成は、その特定の周波数スペクトルにおけるデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0080】
ステップS102において、基地局は、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上でデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す。
【0081】
特に、第1の手法が使用される場合、その特定の周波数スペクトルにおけるすべての搬送波上でデフォルトのデータスケジューリング粒度が使用され、インジケーションは、要求されない。端末装置は、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデータスケジューリング粒度構成インジケーションがまったく受信されない場合、デフォルトのデータスケジューリング粒度を使用する。
【0082】
第2の手法が使用される場合、第1の事例において、その特定の周波数スペクトル上のすべての搬送波上で、デフォルトの構成とは異なる同一のデータスケジューリング粒度が構成されるため、基地局は、その特定の周波数スペクトル上のすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す必要がある。第2の状況において、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデフォルトの構成が使用されるため、この事例においてインジケーションは要求されない。端末装置が、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度構成インジケーションを受信しないとき、すなわち、端末装置が、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデフォルトのデータスケジューリング粒度を使用し、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションが端末装置に示されることだけが要求される。
【0083】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のLTEシステムのための時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度が、前述の構成を使用することによって獲得されることが可能であり、前述の構成から得られるLTEシステムのためのデータスケジューリング粒度は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のWiFiシステムのためのデータスケジューリング粒度に可能な限り近く、したがって、共有される特定の周波数スペクトルリソースが、LTEシステムとWiFiシステムの間でより十分に、より適切に共有される。
【0084】
前述の2の異なる割当て手法に基づいて、少なくとも3のタイプのデータスケジューリング粒度が得られることが可能であり、第1のタイプは、PRBのデータスケジューリング粒度であり、第2のタイプは、時間領域における1のOFDMシンボル、および周波数領域における帯域幅全体を占有するデータスケジューリング粒度であり、第3のタイプは、時間領域における1のOFDMシンボル、および周波数領域における帯域幅のS倍を占有するデータスケジューリング粒度である。より多くの異なるデータスケジューリング粒度が、Sの異なる値に従って得られる。基地局は、前述の少なくとも3のタイプのデータスケジューリング粒度に番号を付け、その後、端末装置に通知するように番号だけを送ることができる。
【0085】
図6に示されるとおり、
図6は、本発明の実施形態2によるデータスケジューリング方法の流れ図であり、方法は、以下のステップを主に含む。
【0086】
ステップS201:基地局が、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを決定する。その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在しない場合、ステップS202を実行し、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、ステップS2031またはステップS2032を実行する。
【0087】
ステップS201において、基地局が、現在、データスケジューリングを実行する必要がある第1の無線通信システムは、LTEシステムである。
【0088】
ステップS202:その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデータスケジューリング粒度を既存の手法で構成する。
【0089】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度は、LTEシステムのための既存のスケジューリング粒度PRBであり、すなわち、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1の物理リソースブロックの周波数領域幅であり、データスケジューリング粒度は、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0090】
ステップS202において、基地局がデータスケジューリングを実行する現在の第1の無線通信システムは、LTEシステムである。
【0091】
ステップS2031:その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデータスケジューリング粒度を構成する。
【0092】
特定の構成は、以下のとおりである。時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値である。
【0093】
現在の第1の無線通信システムは、LTEシステムであり、その特定の周波数スペクトル上に存在する第2の無線通信システムは、WiFiシステムである。
【0094】
ステップS2023:その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成し、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値であり、かつ
その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を、LTEシステムのための既存のスケジューリング粒度PRBとして構成し、すなわち、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のPRBの周波数領域幅であり、データスケジューリング粒度は、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0095】
現在の第1の無線通信システムは、LTEシステムであり、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上に存在する第2の無線通信システムは、WiFiシステムである。
【0096】
前述の構成の手段によって、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度は、WiFiシステムのためのデータスケジューリング粒度に可能な限り近く、したがって、LTEシステムが、共有される特定の周波数スペクトル上で適用される場合、LTEシステムは、共有される特定の周波数スペクトルリソースを効果的に使用するだけでなく、より効果的な無線アクセスを提供すること、およびモバイルブロードバンドサービスに関する増大する要件も満たす。
【0097】
ステップS204:その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す。
【0098】
ステップS204において、ステップS202における前述のデータスケジューリング粒度構成手法が使用される場合、その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションは、ステップS202において構成された、LTEシステムのための時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を含む。第1の無線通信システムにおいて使用されるデータスケジューリング粒度が、時間領域および/または周波数領域におけるデフォルトのデータスケジューリング粒度である場合、そのデータスケジューリング粒度は、シグナリングを使用することなしに端末装置に示される。
【0099】
ステップS2031において前述のデータスケジューリング粒度構成手法が使用される場合、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションは、ステップS2031において構成された、LTEシステムのための時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を含む。
【0100】
ステップS2032における前述のデータスケジューリング粒度構成手法が使用される場合、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度は、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度とは異なる。第1の無線通信システムにおいて使用される共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度が、デフォルトのデータスケジューリング粒度である場合、共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度は、シグナリングを使用することなしに端末装置に示される。データスケジューリング粒度の前述のオプションにおいて、ステップS202、ステップS2031、またはステップS2032において構成されたデータスケジューリング粒度は、対応する番号によって表され、その番号は、基地局によって事前設定される。基地局が、その後、端末装置に通知する際、基地局は、その番号を送るだけでよい。例えば、PRBの第1のタイプのデータスケジューリング粒度の番号が1に事前設定され、第2のタイプのデータスケジューリング粒度の番号が2に事前設定され、第3のタイプのデータスケジューリング粒度の番号が3に事前設定される。前述のステップS202、ステップS2031、またはステップS2032を実行するプロセスにおいて、獲得された異なるタイプのデータスケジューリング粒度に、基地局は、事前設定された設定に従って対応する番号を割り当てる。
【0101】
すなわち、ステップS204におけるインジケーションを介して、端末装置は、データスケジューリング粒度の示されたオプションにおける特定の内容、または特定の番号、および/またはデフォルトのデータスケジューリング粒度を使用することによって、基地局が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためにデータスケジューリング粒度を構成する手法を決定する。
【0102】
ステップS205:基地局が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示す。
【0103】
ステップS205において、基地局が、ステップS201において構成されたデータスケジューリング粒度のタイプに従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行する。すなわち、ステップS202におけるデータスケジューリング粒度構成手法が使用される場合、基地局は、端末装置のためのデータスケジューリングを既存の手法で実行する。周波数スペクトルリソースがWiFiシステムと共有されるステップS2031における構成手法が、その特定の周波数スペクトル上でLTEシステムのためにデータスケジューリング粒度を構成するのに使用される場合、基地局は、WiFiシステムのためのデータスケジューリング粒度に近い構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行する。周波数スペクトルリソースがWiFiシステムと共有されるステップS2032における構成手法が、共有される特定の周波数スペクトル上でLTEシステムのためにデータスケジューリング粒度を構成するのに使用される場合、基地局は、共有される特定の周波数スペクトル上で、WiFiシステムのためのデータスケジューリング粒度に近い構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、共有されない特定の周波数スペクトル上で、端末装置のためのデータスケジューリングを既存の手法で実行する。
【0104】
本発明の実施形態2において、特定の周波数スペクトル上の搬送波上のLTEシステムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、したがって、WiFiシステムも存在する場合、LTEシステムのための時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、WiFiシステムのためのデータスケジューリング粒度により近く、端末装置のためのデータスケジューリングが、構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって実行され、最後に、対応するデータスケジューリング結果が端末装置に示される。前述の構成手法に基づいて、その特定の周波数スペクトル上にあるLTEシステムとWiFiシステムの間で周波数スペクトルリソースが使用される場合、システムリソースのより均一な分配、およびより多くの使用という目的が実現される。
【0105】
ステップS201において、その特定の周波数スペクトル上にLTEシステムだけが存在すると決定された場合、ステップS2031またはステップS2032が実行されて、LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度をステップS2031またはステップS2032における構成手法で構成することに留意されたい。LTEシステムのためのデータスケジューリング粒度は、必ずしも、ステップS202における構成手法で構成されない。以上は、本発明の例示的な実施形態を与える。
【0106】
実施形態3
本発明の実施形態1、および本発明の実施形態2において開示されるデータスケジューリング方法に基づいて、
基地局が、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示す、
図5に示されるステップS102、および
図6に示されるステップS204を実行するプロセスにおいて、データスケジューリング粒度のオプションにおいて、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度が獲得された後、インジケーションが2の手法で実行される。
【0107】
第1の手法において、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示される。
【0108】
第2の手法において、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示される。
【0109】
示されるデータスケジューリング粒度を構成し、生成する手法は、前述の2のインジケーション手法に限定されない。
【0110】
本発明の実施形態1、および本発明の実施形態2において開示されるデータスケジューリング方法に基づいて、
端末装置のためのデータスケジューリングが実行される、
図5に示されるステップS103、および
図6に示されるステップS205を実行するプロセスにおいて、基地局が、データスケジューリング粒度のオプションにおいて示される、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示す。
【0111】
図5に示されるステップS103、および
図6に示されるステップS205において、端末装置のためのデータスケジューリングは、少なくとも2の手法で実行され、データスケジューリング結果は、やはり少なくとも2の手法で端末装置に示される。
【0112】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が、本発明の実施形態2に示される2の異なる例示的な手法に従って構成され、端末装置のためのデータスケジューリングが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって実行され、データスケジューリング結果が、端末装置に示されるプロセスは、以下のとおりである。
【0113】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が、
図6に示されるステップS202における手法で構成される場合、対応するデータスケジューリング結果が、そのデータスケジューリング粒度に従って獲得される。
【0114】
図6に示されるステップS202における、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でLTEシステムのためのデータスケジューリング粒度を構成する手法に基づいて、データスケジューリング粒度が得られ、端末装置のためのデータスケジューリングが実行され、データスケジューリング結果が、端末装置に示される。
【0115】
端末装置に関して、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング結果は、共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示され、または共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング結果は、共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示される。共有されない特定の周波数スペクトル上、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報は、PDCCH/E−PDCCH命令である。
【0116】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が、
図6に示されるステップS2031における手法で構成される場合、端末装置のためのデータスケジューリングは、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍が有効長として使用される、周波数領域におけるデータスケジューリング粒度に従って、および/またはスケジューリング情報が有効長を示す、時間領域におけるデータスケジューリング粒度に従って実行され、対応するデータスケジューリング結果が獲得される。同様に、Sは、0より大きく、1以下である数値である。共有される特定の周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果は、LTE共有されない特定の周波数スペクトル上の一次セル上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示され、または共有される特定の周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果は、LTE共有される特定の周波数スペクトル上の二次セル上のスケジューリング情報を使用することによって端末装置に示される。
【0117】
図6に示されるステップS2032における、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でLTEシステムのためにデータスケジューリング粒度を構成する手法に基づいて、データスケジューリング粒度を得て、端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、データスケジューリング結果を端末装置に示す2の手法が存在する。
【0118】
図7に示されるとおり、第1の手法において、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング結果は、共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、端末装置に示される。
【0119】
図8に示されるとおり、第2の手法において、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング結果は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、端末装置に示される。この事例において、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のいくつかのリソースが、データスケジューリング制御チャネルとして使用される。第1の無線通信システム(LTEシステム)と第2の無線通信システム(WiFiシステム)が、共有される特定の周波数スペクトル上の周波数スペクトルリソースを共有するため、リソースを送信するための、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報におけるロケーションは、固定されていない。
図9に示されるとおり、第1の無線通信システムのためのTTIスケジューリング期間において、いくつかのリソースが、第2の無線通信システム(WiFiシステム)によって占有される。共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングのための制御チャネル(PDCCH)のリソースを送信することは、第2の無線通信システムが共有される特定の周波数スペクトルを占有する状況と関係する。
【0120】
データスケジューリングのために異なるデータスケジューリング粒度が使用される場合、データスケジューリング結果を端末装置に示すプロセスにおいて、データスケジューリング結果を端末装置に示すのに同一のフォーマットのデータスケジューリング情報が使用されることに留意されたい。データスケジューリング結果が、同一のフォーマットのデータスケジューリング情報を使用することによって、端末装置に示される場合、データスケジューリング結果のフォーマットは、スケジューリング情報の同一のリソーススケジューリングフィールドが、データスケジューリング結果を示すのに使用されることである。
【0121】
図6、および本発明の実施形態2における
図6におけるステップのさらなる説明を参照して、LTEシステムおよびWiFiシステムを基礎とした説明のための例が使用される。
【0122】
その特定の周波数スペクトル上でLTEシステムのためのデータスケジューリング粒度が異なる手法で構成されるステップS202、ステップS2031、またはステップS2032を実行することによって、端末装置のためのデータスケジューリングが、構成されたデータスケジューリング粒度に従って別々に実行され、対応するデータスケジューリング結果が獲得される。端末装置のためのデータスケジューリングを実行するプロセスにおいて、異なるデータスケジューリング粒度を使用することによって得られるデータスケジューリング粒度に対応する前述のスケジューリングに関して、それらのデータスケジューリング粒度にそれぞれ対応するデータスケジューリング結果を示すのに同一のリソーススケジューリングフィールドが使用される。
【0123】
例えば、ダウンリンクスケジューリングシグナリングのリソース割当てフィールドにおいて、データスケジューリング粒度にそれぞれ対応するデータスケジューリング結果を示すのにXビットが使用される。
【0124】
式(1)が、以下のとおりダウンリンクスケジューリングにおける異なるデータスケジューリング粒度の事例におけるリソース割当て結果を示し、
【0126】
式(2)が、以下のとおりアップリンクスケジューリングにおける異なるデータスケジューリング粒度の事例におけるリソース割当て結果を示し、
【0130】
は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネル上の周波数領域スケジューリングに関する最大値であり、かつ周波数領域におけるスケジューリング粒度に対する共有されるデータチャネルの帯域幅の比であり、
【0132】
は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネル上の時間領域スケジューリングに関する最大値であり、かつ時間領域におけるスケジューリング粒度に対する共有されるデータチャネルの時間領域長の比であり、
【0136】
は、それぞれ、LTEシステムにあるダウンリンクPRBの量、およびアップリンクPRBの量である。
【0141】
であるダウンリンクスケジューリング中の例として使用される。
【0142】
第1のタイプのデータスケジューリング粒度に関して、
LTEシステムにおける既存のデータスケジューリング粒度、すなわち、データスケジューリングの各回に関して、時間領域における有効長は、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域における有効長は、1のPRBの周波数領域幅である。
【0143】
図10に示されるとおり、任意のPRBから開始し、任意のPRBにおいて終了するUEのためのデータスケジューリングを示すのに13ビットが使用される。
【0144】
第2のタイプのデータスケジューリング粒度に関して、
データスケジューリングの各回に関して、周波数領域における有効長は、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、時間領域における有効長は、スケジューリングシグナリングによって示される。この事例において、Sの値は、1である。
【0145】
図11に示されるとおり、13ビットにおける最初の7ビット(0から13までの合計で14のOFDMシンボルを含む)が、任意のOFDMシンボルから開始し、任意のOFDMシンボルにおいて終了する時間領域におけるUEのためのデータスケジューリングを示すのに使用され、13ビットにおける最後の6ビットが、拡張使用のための確保されたビットとして設定される。
【0146】
第3のタイプのデータスケジューリング粒度に関して、
データスケジューリングの各回に関して、周波数領域における有効長は、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅の1/4(すなわち、Sの値は、0.25である)であり、時間領域における有効長は、スケジューリング情報を使用することによって示される。
【0147】
図12に示されるとおり、スケジューリング期間における共有されるデータチャネル上のリソースに、スケジューリング粒度に従ってリソース0から55として番号が付けられる。
図12に示されるとおり、13ビットにおける最初の12ビットが、任意のスケジューリングリソースから開始し、任意のスケジューリングリソースにおいて終了する時間領域におけるUEに関するデータスケジューリングを示すのに使用され、13ビットにおける最後の1ビットは、拡張使用のための確保されたビットとして設定される。
【0148】
本発明の実施形態1および本発明の実施形態2において開示されるデータスケジューリング方法に基づいて、
図5に示されるステップS103、または
図6に示されるステップS205が実行された後、方法は、
構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行した後、スケジュールされたデータの送信中、スケジュールされたデータの各データスケジューリング粒度において、基地局によって、スケジュールされたデータを復調するために要求される復調基準信号をマップして、端末装置、基地局を相手にデータ送信を実行するという目的を実現するようにすることをさらに含む。復調基準信号がマップされる際、既存のデータスケジューリング粒度のステータスが、マッピング条件として使用される。このステップを実行することによって、データ通信は、前述の構成されたデータスケジューリング結果を使用することによって、基地局と端末装置の間で最後に実行される。
【0149】
このステップにおいて、
図5に示されるステップS101、または
図6に示されるステップS202、ステップS2031、もしくはステップS2032において構成された、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上でリソースマッピングが実行されて、データスケジューリングリソースのサイズがデータスケジューリング粒度と等しい場合、スケジュールされたデータが正しく復調されることが可能であるようになる。
【0150】
前述のリソースマッピングは、本発明の実施形態2に示されるステップS2031における構成を実行することによって得られた前述のデータスケジューリング粒度に従って説明される。
【0151】
図6に示されるステップS2031を実行することによって得られるデータスケジューリング粒度に関して、データスケジューリングの各回に関して、周波数領域における有効長は、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅であり、時間領域における有効長は、スケジューリング情報を使用することによって示され、スケジューリング情報を使用することによって示される有効長は、1のOFDMシンボルの時間領域長である。したがって、データ送信中に使用される復調基準信号は、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの周波数領域にあり、1のOFDMシンボルの時間幅であるリソースにおいてマップされる。
【0152】
以下の
図13は、復調基準信号のリソースマッピング手法を示す。
図13における斜線部分は、復調基準信号DMRSが、スケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの周波数領域にあり、1のOFDMシンボルの時間幅であるリソースにおいてマップされるロケーションである。この手法において、データスケジューリング結果が1のOFDMシンボルである場合、データは、正しく復調されることが可能である。
【0153】
図5に基づく本発明の実施形態1、および
図6に基づく本発明の実施形態2におけるステップにおけるさらなる説明に従って、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムに関するデータスケジューリング粒度が構成され、時間領域および周波数領域においてより正確である構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングが実行されることが強調される。特定の周波数スペクトル上にLTEシステムとWiFiシステムが共存する場合、LTEシステムとWiFiシステムは、時間領域および周波数領域におけるより正確なデータスケジューリング粒度に従って特定の周波数スペクトルリソースを共有し、したがって、LTEシステムとWiFiシステムの間のデータ送信中、送信機会が比較的均一に分配され、システムリソースがより十分に使用される。
【0154】
実施形態4
図14に示されるとおり、
図14は、本発明の実施形態によるデータスケジューリング方法の流れ図であり、データスケジューリング方法は、端末装置に適用され、以下のステップを主に含む。
【0155】
ステップS301:端末装置が、基地局によって示されるデータスケジューリング粒度のオプションを受信し、データスケジューリング粒度のオプションは、特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域における構成されたデータスケジューリング粒度を含み、その特定の周波数スペクトルは、共有される特定の周波数スペクトルと、共有されない特定の周波数スペクトルとを含む。
【0156】
ステップS301において、端末装置が、主に、本発明の実施形態1および実施形態2において開示されるものと同一である2の手法で基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信する。
【0157】
1の手法は、共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信することである。
【0158】
他方の手法は、共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信することである。ステップ302:端末装置が、基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信し、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局を相手にデータ送信を実行する。
【0159】
その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上でリソースマッピングが実行される。
【0160】
ステップS302において、端末装置が、基地局によって示されるデータスケジューリング結果を受信し、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局を相手にデータ送信を実行する手法が、本発明の実施形態3において開示されるステップにおける手法と同調し、基地局が、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、端末装置を相手にデータ送信を実行する。
【0161】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上に第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果が、共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って受信されるステップS301が実行される場合、第1の無線通信システム(LTEシステム)と第2の無線通信システム(WiFiシステム)が、共有される特定の周波数スペクトル上の周波数スペクトルリソースを共有するため、共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報において、リソースを送信するためのロケーションは、固定されていないことに留意されたい。
図9に示されるとおり、第1の無線通信システムに関するTTIスケジューリング期間において、いくつかのリソースが、第2の無線通信システム(WiFiシステム)によって占有される。第1の無線通信システムに関するスケジューリング情報(PDCCH)の送信されるリソースは、第2の無線通信システムが共有される特定の周波数スペクトルを占有する状況と関係する。
【0162】
したがって、端末装置は、共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の複数のOFDM上で、第1の無線通信システムに関するスケジューリング情報(PDCCH)が検出されるまで、スケジューリング情報上でブラインド検出を実行し、次に、共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信する必要がある。
【0163】
基地局および端末装置に適用された本発明の実施形態1から本発明の実施形態4において開示されるデータ送信方法に従って、特定の周波数スペクトルが適切に使用されることが可能である。例えば、異なる物理リソース割当て手法、および異なるサイズのスケジューリングリソースを有する無線通信システムに関して、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、したがって、第1の無線通信システムのための時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリングは、より正確である。
【0164】
本発明の前述の実施形態において与えられるLTEシステムとWiFiシステムは、その特定の周波数スペクトル上に共存する。
図15に示されるとおり、
図15は、LTEシステムとWiFiシステムが、本発明の実施形態1から本発明の実施形態4において開示されるデータスケジューリング方法を使用することによって、データスケジューリング中に特定の周波数スペクトル上で特定の周波数スペクトルリソースを共有した後に得られる無線フレームの概略構造図であり、
図15における水平線部分は、LTEシステムにおけるデータ送信であり、斜線部分は、WiFiシステムにおけるデータ送信である。
【0165】
本発明において開示される前述の実施形態において詳細に説明されるデータスケジューリング方法に関して、本発明の実施形態は、前述の方法を対応するように実行する装置をさらに開示し、特定の実施形態が、詳細な説明のために以下に与えられる。
【0166】
実施形態5
図16に示されるとおり、
図16は、本発明の実施形態1において説明されるデータスケジューリング方法に対応する装置の概略構造図であり、データスケジューリング装置は、基地局側に適用され、
特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成し、データスケジューリング粒度をインジケーションユニット102に送るように構成された構成ユニット101と、
その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置UEに示し、データスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニット103に送るように構成されたインジケーションユニット102と、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションにおいて示される構成されたデータスケジューリング粒度に従って端末装置UEのためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置UEに示すように構成されたデータスケジューリングユニット103とを主に含む。
【0167】
本発明の実施形態5において開示されるデータ送信装置における各部分の実行原理および実行プロセスは、本発明の実施形態1において開示されるデータ送信方法の対応する部分のものと同一であり、詳細が、本明細書において再び説明されることはない。
【0168】
本発明の実施形態5において開示されるデータスケジューリング装置の構造に基づいて、装置は、第1のデータ送信ユニットをさらに含み、第1のデータ送信ユニットは、データスケジューリングユニットに接続され、復調基準信号を、送信される必要があるスケジュールされたデータに関する各データスケジューリング粒度にマップし、復調基準信号に従って、スケジュールされたデータを復調し、端末装置UEを相手にデータ送信を実行するように構成され、復調基準信号のマッピング中、構成ユニットによって出力されるデータスケジューリング粒度のステータスは、マッピング条件として使用される。
【0169】
本発明の実施形態5において開示されるデータ送信装置における各部分の実行原理および実行プロセスは、本発明の実施形態3において開示されるデータ送信と関係する対応する部分のものと同一であり、詳細が、本明細書において再び説明されることはない。
【0170】
本発明の実施形態5において開示される前述のデータスケジューリング装置に関して、構成ユニット101は、特に、
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在するかどうかを検出し、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在しない場合、第1の構成モジュールを実行し、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上で適用された第2の無線通信システムが存在する場合、第2の構成モジュールまたは第3の構成モジュールを実行するように構成された検出モジュールである。
【0171】
第1の構成モジュールは、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度を既存の手法で構成するように構成される。
【0172】
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度は、LTEシステムのための既存のスケジューリング粒度PRBであり、すなわち、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1の物理リソースブロックの周波数領域幅であるデータスケジューリング粒度である。データスケジューリング粒度は、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0173】
第2の構成モジュールは、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリングを構成するように構成される。
【0174】
特定の構成は、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値であるデータスケジューリング粒度である。
【0175】
第3の構成モジュールは、その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成するように構成され、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、1のOFDMシンボルの時間領域長であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍であり、Sは、0より大きく、1以下である数値である。
【0176】
同時に、その特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度は、LTEシステムのための既存のスケジューリング粒度PRBとして構成され、すなわち、時間領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域において、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長は、1のPRBの周波数領域幅であり、データスケジューリング粒度は、第1の無線通信システムのためのデフォルトのデータスケジューリング粒度である。
【0177】
インジケーションユニット102は、
データスケジューリング粒度のオプションから、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を獲得するように構成された獲得モジュール、および
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示し、データスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニットに送るように構成された第1のインジケーションモジュール、または
共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波とは別のスペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報を使用することによって、時間領域および/または周波数領域におけるデータスケジューリング粒度を端末装置に示し、データスケジューリング粒度をデータスケジューリングユニットに送るように構成された第2のインジケーションモジュールを含む。
【0178】
データスケジューリングユニット103の異なるインジケーション手法は、インジケーションユニット102によって示される異なる受信されるデータスケジューリング粒度に対応する。第1の構成モジュールが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度を構成する場合、データスケジューリングユニットは、
時間領域における、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの持続時間であり、周波数領域における、第1の無線通信システムのためのデータスケジューリングの有効長が、1のPRBの周波数領域幅であるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第1のデータスケジューリングモジュールと、
共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第2のデータインジケーションモジュールとを含み、
共有されない周波数スペクトル上、または共有される周波数スペクトル上のスケジューリング情報は、PDCCH命令またはE−PDCCH命令である。
【0179】
第2の構成モジュールが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上のデータスケジューリング粒度を構成する場合、データスケジューリングユニットは、
データスケジューリング期間における利用可能な共有されるデータチャネルの帯域幅のS倍が周波数領域における有効長として使用されるデータスケジューリング粒度に従って、および/または時間領域における有効長が、スケジューリング情報を使用することによって示されるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第2のデータスケジューリングモジュールと、
LTE共有されない周波数スペクトル上の一次セル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果を端末装置に示し、またはLTE共有される周波数スペクトル上の二次セル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される周波数スペクトル上の二次セル上のデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第3のインジケーションモジュールとを含む。
【0180】
共有されない周波数スペクトル上の一次セル上のスケジューリング情報は、物理ダウンリンク制御チャネル命令または拡張された物理ダウンリンク制御チャネル命令である。
【0181】
第3の構成モジュールが、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上でデータスケジューリング粒度を構成する場合、データスケジューリングユニットは、
その特定の周波数スペクトルの共有される特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度、またはその特定の周波数スペクトルの共有されない特定の周波数スペクトル上の搬送波上の時間領域および周波数領域におけるデータスケジューリング粒度、すなわち、LTEシステムのための既存のスケジューリング粒度PRBに従って端末装置のためにデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を獲得するように構成された第3のデータスケジューリングモジュールと、
共有されない特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、または共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を使用することによって、共有される特定の周波数スペクトルのデータスケジューリング結果を端末装置に示し、データスケジューリング結果を第1のデータ送信ユニットに送るように構成された第4のインジケーションモジュールとを含む。
【0182】
各ユニットに含まれる前述の開示されたモジュール構造に基づいて、データスケジューリングユニット103は、
データスケジューリングが、データスケジューリング粒度のオプションにおいて示される、その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのための異なるデータスケジューリング粒度に従って端末装置のために実行される場合、データスケジューリング結果のフォーマットを統一するように構成された統一されたフォーマットモジュールをさらに含む。
【0183】
本発明の実施形態5において開示され、基地局側に適用される前述のデータスケジューリング装置は、実際のアプリケーションにおいて、記憶媒体を含むメモリに統合される。当業者は、このアプリケーションが、必要な汎用ハードウェアプラットフォームに加えてソフトウェアを使用することによって実施されることを明白に理解することが、前述の説明から知られる。したがって、このアプリケーションは、基地局をさらに提供する。
図17に示されるとおり、基地局600は、メモリ601と、バス602を使用することによってメモリ601に接続されたプロセッサ603とを含む。
【0184】
メモリ601は、基地局側がデータスケジューリングを実行するプログラムを記憶する。
【0185】
メモリは、高速RAMメモリを含み、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1のディスクメモリも含む。
【0186】
プロセッサが、前述のプログラムを実行する。前述のプログラムは、プログラムコードを含み、プログラムコードは、特定の順序で並べられた一連の動作命令を含む。プロセッサは、本発明のこの実施形態を実施するように構成された中央処理装置CPU、または特定の集積回路、または1または複数の集積回路である。
【0187】
基地局側がデータスケジューリングを実行するプログラムは、
特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのために時間領域および周波数領域においてデータスケジューリング粒度を構成すること、
その特定の周波数スペクトル上のいくつかの搬送波上、またはすべての搬送波上のデータスケジューリング粒度のオプションを端末装置に示すこと、および
その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の構成されたデータスケジューリング粒度のオプションにおいて示されるデータスケジューリング粒度に従って端末装置UEのためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置UEに示すことを特に含む。
【0188】
各ユニットにおいて制限される、または追加されるモジュール構造によるデータ送信を実行することの原理、および実行プロセスは、本発明の実施形態2、および本発明の実施形態3において開示されるデータ送信方法における対応する部分のものと同一であり、これらは、互いに参照され、詳細が、本明細書において再び説明されることはない。
【0189】
実施形態6
図18に示されるとおり、
図18は、本発明の実施形態4において説明されるデータスケジューリング方法に対応する装置の概略構造図であり、データスケジューリング装置は、端末装置側に適用され、
基地局、例えば、eNBによって示されるデータスケジューリング粒度のオプションを受信するように構成された受信ユニット201であって、データスケジューリング粒度のオプションは、特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度を含み、その特定の周波数スペクトルは、共有される特定の周波数スペクトルと、共有されない特定の周波数スペクトルとを含む受信ユニット201と、
基地局eNBによって示されるデータスケジューリング結果を受信し、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局eNBを相手にデータ送信を実行するように構成された第2のデータ送信ユニット202とを主に含み、
その特定の周波数スペクトル上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度に従って復調基準信号上でリソースマッピングが実行される。
【0190】
第2のデータ送信ユニット202は、特に、
共有される特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信するように構成された第1の受信モジュールであり、
第1の受信モジュールは、少なくとも1のOFDMシンボルにおける物理ダウンリンク制御チャネル上でブラインド検出を実行して、その特定の周波数スペクトル上のスケジューリング情報を獲得するように構成されたブラインド検出モジュールを含む。
【0191】
代替として、第2のデータ送信ユニット202は、特に、
共有される特定の周波数スペクトルとは別のスペクトル上の搬送波上のスケジューリング情報に従って、その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング結果を受信するように構成された第2の受信モジュールである。
【0192】
本発明の実施形態6において開示され、端末装置側に適用される前述のデータスケジューリング装置は、実際のアプリケーションにおいて、記憶媒体を含むメモリに統合もされる。当業者は、このアプリケーションが、必要な汎用ハードウェアプラットフォームに加えてソフトウェアを使用することによって実施されることを明確に理解することが、前述の説明から知られる。したがって、このアプリケーションは、端末装置をさらに提供する。
図19に示されるとおり、端末装置700は、メモリ701と、バス702を使用することによってメモリ701に接続されたプロセッサ703とを含む。
【0193】
メモリは、端末装置側がデータスケジューリングを実行するプログラムを記憶する。
【0194】
メモリは、高速RAMメモリを含み、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1のディスクメモリも含む。
【0195】
プロセッサが、前述のプログラムを実行する。前述のプログラムは、プログラムコードを含み、プログラムコードは、特定の順序で並べられた一連の動作命令を含む。プロセッサは、本発明のこの実施形態を実施するように構成された中央処理装置CPU、または特定の集積回路、または1または複数の集積回路である。
【0196】
端末装置側がデータスケジューリングを実行するプログラムは、
基地局eNBによって示されるデータスケジューリング粒度のオプションを受信することであって、データスケジューリング粒度のオプションは、特定の周波数スペクトル上の搬送波上の第1の無線通信システムのための構成されたデータスケジューリング粒度を含み、その特定の周波数スペクトルは、共有される特定の周波数スペクトルと、共有されない特定の周波数スペクトルとを含むこと、
基地局eNBによって示されるデータスケジューリング結果を受信することであって、復調基準信号に従ってデータスケジューリング結果を復調し、基地局eNBを相手にデータ送信を実行することを特に含む。
【0197】
本発明の実施形態6において開示されるデータ送信装置における各部分の実行原理および実行プロセスは、本発明の実施形態4において開示されるデータ送信方法における対応する部分のものと同一であり、詳細が、本明細書において再び説明されることはない。
【0198】
結論として、
本発明の実施形態において開示されるデータ送信方法およびデータ送信装置によれば、データ送信より前に、基地局が、特定の周波数スペクトル上の搬送波上で第1の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度を構成し、データ送信中、特定の周波数スペクトルリソースを共有することが関与している場合、基地局は、構成されたデータスケジューリング粒度を使用することによって、端末装置のためのデータスケジューリングを実行し、対応するデータスケジューリング結果を端末装置に示す。その特定の周波数スペクトル上の搬送波上の無線通信システムのためのデータスケジューリング粒度が構成され、したがって、システム間で特定の周波数スペクトルリソースが使用される場合、システムリソースのより均一な分配、およびより多くの使用という目的が実現される。さらに、基地局と端末装置の間のデータ送信が、データスケジューリング結果に基づいて実施される。
【0199】
本明細書における実施形態はすべて、累進的な手法で説明され、実施形態における同一の、または同様の部分に関して、これらの実施形態が参照され、各実施形態は、他の実施形態との違いに焦点を合わせる。実施形態において開示される装置は、実施形態において開示される方法と基本的に同様であり、したがって、簡単に説明され、関連する部分に関して、方法の部分的な説明が参照される。
【0200】
本明細書において開示される実施形態と組み合わせて、方法ステップまたはアルゴリズムステップは、ハードウェアによって、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって、またはその組合せによって実施される。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読取り専用メモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM、電気的に消去可能なプログラム可能なROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野においてよく知られた他の任意の形態の記憶媒体において構成される。
【0201】
前段において開示される実施形態は、当業者が本発明を実施すること、または使用することを可能にするように説明される。実施形態に行われる様々な変形が、当業者には明白となろう。したがって、本発明は、本明細書において例示されるこれらの実施形態に限定されることは意図されず、本明細書において開示される原理および新奇な特徴と合致する最も広い範囲において解釈されるべきである。