(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
現代社会でオンラインショッピング市場が急激に成長することによって顧客が注文した商品の配送業務処理のためにホームショッピング、インターネットショッピングモールなどのようなオンライン販売者から顧客と関連された多様な情報の提供を受ける事業者によって顧客の注文情報、特に、人的情報が流出される危険が非常に高くなった。
【0003】
また、顧客の人的情報のような個人情報を保護するための個人情報保護関連法の強化でオンライン販売者らはもちろん配送業務を担当する事業者の責任がいっそう大きくなっている。
【0004】
これを解決するために顧客の人的情報を配送業務を担当する多数の事業者が保有した処理システムに保存しなくても配送業務を処理できるようにする技術が考案された。
【0005】
このような技術を適用した方式として、
図1に簡略に示したように、第一、顧客である注文者a10の注文情報に対して個別インターネットショッピングモールA、B(11、12)などで自体的に保安運送状出力システムを構築して配送業務を担当する事業者である協力社1(13)が該当出力システムごとに接続して保安運送状を出力する方式(
図1の(A)参照)と、第二、複数のインターネットショッピングモールX、Y(21、22)などから顧客である注文者b(20)の注文情報による人的情報を受信して運送状を出力することができるようにする別途の独立されたハブシステム30を構築して配送業務を担当する事業者である協力社2(23)が該当ハブシステムに接続して保安運送状を出力するようにする方式(
図1の(B)参照)を例で挙げることができる。
【0006】
ところで、上の第一方式に従う時、配送業務を担当する事業者らは多数のインターネットショッピングモールなどと取り引きすることが普遍的であるので、配送業務を担当する事業者らが複数のインターネットショッピングモールなどに個別的に接続して保安運送状を出力しなければならない不便さがあり得る。
【0007】
そして、上の二番目の方式に従う時、インターネットショッピングモールなどでは保安運送状を出力するための顧客の人的情報をハブシステムに提供しなければならないので、ハブシステムに対するハッキングなどでインターネットショッピングモールなどが提供した個人情報が大量に流出される危険が存在する。
【0008】
これによって、配送業務を担当する事業者らが複数のインターネットショッピングモールなどと取引関係を持ちながらより便利に利用することができるし、独立されたハブシステムには顧客の人的情報を提供しないようにして、インターネットショッピングモールなどで個人情報大量流出の危険を防止することができる方案が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前述したような点を考慮して本発明で解決しようとする技術的課題は、オンラインショッピングモールなどの販売者が顧客の人的情報のような個人情報流出の危険を防止することができる保安運送状を基盤で安全に取り引きできるようにして、これと共に配送業務を担当する事業者が保安運送状の出力業務をより便利にできるようにする保安運送状出力方法及び出力システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面による保安運送状出力方法は、顧客の注文情報に基づいて保安運送状サーバーシステムを通じて運送状を出力する方法として、それぞれの販売者が顧客の注文情報に基づいて、前記注文情報に含まれた受荷人の人的情報を保安処理する保安運送状エージェントシステムを用意する段階と、前記受荷人の人的情報を含まない顧客の注文情報に基づいた配送情報を処理する保安運送状サーバーシステムを用意する段階と、利用者システムを通じて前記保安運送状サーバーシステムに前記受荷人の人的情報が含まれなかった少なくとも一つの販売者と関連する配送情報を入力する段階と、前記利用者システムを通じて前記保安運送状サーバーシステムに前記配送情報に対応する運送状の出力を要請する段階と、前記保安運送状サーバーシステムで前記運送状出力要請によって前記入力された配送情報と少なくとも一つの宅配運送情報を組み合わせて前記受荷人の人的情報が含まれない運送状組合せ情報を生成する段階と、前記運送状出力要請及び前記生成した運送状組合せ情報を前記保安運送状サーバーシステムから前記それぞれの販売者が管理する前記保安運送状エージェントシステムに送る段階と、前記保安運送状エージェントシステムで前記運送状組合せ情報に対応する受荷人の人的情報と前記受信した運送状組合せ情報を結合して文書上に出力するための運送状出力情報を生成する段階と、前記保安運送状エージェントシステムで前記受荷人の人的情報が含まれた運送状出力情報を前記保安運送状サーバーシステムを経ないで前記利用者システムの出力部に送る段階と、を含む。
【0011】
ここで、前記保安運送状出力方法は、前記利用者システムの出力部に連結されたプリンターに前記運送状出力情報を送る段階をさらに含むことができる。
【0012】
ここで、前記保安運送状出力方法は、前記配送情報と前記宅配運送情報を組み合わせて配送要請情報を生成する段階と、前記生成した配送要請情報を前記保安運送状サーバーシステムを経て宅配システムに送る段階をさらに含むことができる。
【0013】
ここで、前記保安運送状出力方法は、前記保安運送状エージェントシステムで運送状出力情報中で前記受荷人の人的情報を暗号化する段階と、前記利用者システムの出力部で前記暗号化された受荷人の人的情報を復号化する段階と、をさらに含むことができる。
【0014】
一方、本発明の他の側面による保安運送状サーバーシステムは、利用者システムから受信した顧客の注文情報の中で受荷人の人的情報が含まれなかった少なくとも一つの販売者と関連する配送情報に基づいて、前記配送情報と少なくとも一つの宅配運送情報を組み合わせて前記受荷人の人的情報が含まれない運送状組合せ情報を生成する中央処理部と、前記配送情報による保安運送状の出力要請命令と前記生成した運送状組合せ情報を各販売者が管理する保安運送状エージェントシステムに送る通信部と、を含むことができる。
【0015】
ここで、前記保安運送状サーバーシステムの中央処理部は、前記配送情報と宅配運送情報を組み合わせて配送要請情報を生成することができる。
【0016】
ここで、前記保安運送状サーバーシステムの通信部は前記生成した配送要請情報を宅配システムに送ることができる。
【0017】
一方、本発明の他の側面による保安運送状エージェントシステムは、外部の保安運送状サーバーシステムから受信した受荷人の人的情報が含まれない配送情報と宅配運送情報が組合された運送状組合せ情報及び運送状出力要請情報に基づいて、前記運送状組合せ情報に対応する顧客の注文情報から受荷人の人的情報を獲得して、前記運送状出力要請情報に対応して前記運送状組合せ情報と前記受荷人の人的情報を組み合わせて運送状出力情報を生成する中央処理部と、文書上に運送状を出力することができるように前記生成された受荷人の人的情報が含まれた運送状出力情報を利用者システムの出力部に送る通信部と、を含むことができる。
【0018】
ここで、前記中央処理部は、前記運送状組合せ情報に対応する顧客の注文情報から前記受荷人の人的情報を獲得することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明を通じて、オンラインショッピングモールなどの販売者が顧客の人的情報のような個人情報流出の危険を防止することができる保安運送状を基盤に安全に取引することができる。
【0020】
また、配送業務を担当する事業者が複数の販売者から個別的に保安運送状の出力業務をより便利に遂行することができる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例らに対して本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者が容易に実施することができるように詳細に説明する。本発明はいろいろ相異な形態で具現されることができるし、ここで説明する実施例らに限定されない。図面で本発明の実施例らを明確に説明するために説明と関係ない部分は略したし、明細書全体を通じて類似な部分に対しては類似な図面符号を設定した。
【0023】
図2は、本発明の一実施例によるオンラインショッピングモールを通じた運送状出力のための全体運送状出力システムの構成を概略的に示したものである。
【0024】
本発明の実施例による運送状出力システムでは、単一化された保安運送状サーバーシステムによって複数の販売者から発生される商品の注文に対する配送情報処理を統合化して効率的に運用することができる。
【0025】
図2で、保安運送状サーバーシステム100は、複数の販売者システム200A、200B)、複数の保安運送状エージェントシステム201、202、複数の利用者システム301、302、複数の宅配システム400、401、402とネットワーク600を通じて相互連結されて複数の顧客システム500からの商品注文によるオンライン商取引を遂行できるようにする。
【0026】
ネットワーク600は有線方式及び/または無線方式で用意されることができる。また、ネットワーク600は有線インターネット、無線インターネット、衛星網、有線電話網、無線電話網、移動電話網は勿論であり、公衆波放送、衛星放送、ケーブル放送などの放送網をするなどの多様な形態のインターフェースで提供されることができる。
【0027】
ここで、それぞれの販売者システムと、保安運送状システムと、利用者システムと、宅配システムと顧客システム側には説明の便宜上二つの主体を図示したが、これは例示的なものであり、インターネット商取引に連関される主体らの数はさらに増加することができる。
【0028】
顧客らはそれぞれの顧客システム500、501、502を利用してインターネットショッピングモールなどで運営する各販売者システム200A、200Bを通じてオンライン上に多様な商品を購買することができる。ここで、顧客システム500は、顧客が保有した通常の個人用コンピューター、ノート型パソコン、タブレット機器、一般電話機、移動電話機、スマートフォン、スマートTV、その外にネックワークを通じてイメージ、文字、データ、情報などを送受信することができる多様な情報処理装置、携帯機器などであることができる。
【0029】
各販売者システム200、200A、200Bは、インターネットショッピングモール、ホームショッピング業社、サイバーショッピングモール、オープンマーケットなどネットワーク600上で複数の相異なオンライン販売者によって運営される多様なデータ、情報などを処理するためのシステムを含むことができる。
【0030】
本発明の実施例による販売者システムでは、配送情報処理に必ず従うようになる顧客の個人情報、特に、注文商品を受領する受荷人の人的情報は販売者側のシステムのみで保有するようにして、保安運送状サーバーシステム側では個人情報の伝送を制限するようにして、個人情報に対する保安性を強化している。また、顧客の個人情報中で注文者の人的情報に対してもこれと同じく処理することができる。
【0031】
このためにそれぞれの販売者システム200A、200Bは、オンライン商取引に基づいた注文商品の配送時に個人情報の保安処理のための保安運送状エージェントシステム201、202を保有することができる。
【0032】
利用者システム301、302は、販売者システムを保有した多様なオンライン販売者に商品を提供する利用者が保有した多様なデータ、情報などを処理するためのシステムであり、パソコン、ノート型パソコン、タブレット機器、一般電話機、移動電話機、スマートフォン、スマートTV、その外にネックワークを通じてイメージ、文字、データ、情報などを送受信することができる多様な情報処理装置、携帯機器などであることができる。
【0033】
ここで利用者はインターネットショッピングモールなどのオンライン販売者に商品を提供する多様な製造者、製造社、ベンダー、オープンマーケットなどに入店した多様な販売者、一つのオンライン販売者と取り引きする他のオンライン販売者であることができる。
【0034】
各利用者が利用者システム1、2(301、302)で保安運送状サーバーシステム100に入力する配送情報は、オンライン販売者であるインターネットショッピングモールなどの名称、オンライン販売者であるインターネットショッピングモールなどの顧客注文番号、利用者が登録した販売者システムの勘定、注文商品の集荷予定日、注文商品の品名、注文商品の数量、注文商品の価格、注文商品を包装するための包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0035】
各宅配社の宅配システムa、b(401、402)から伝達される運送情報は運送状番号、集配圏域情報などを含むことができる。
【0036】
また、各宅配システム401、402はネットワーク600を通じていろいろ取引主体との取引に関連する多様なデータ、情報などを処理するためのシステムであり、各宅配社が保有する個人用コンピューター、ノート型パソコン、タブレット機器、一般電話機、移動電話機、スマートフォン、スマートTV、その外にネックワークを通じてイメージ、文字、データ、情報などを送受信することができる多様な情報処理装置、携帯機器などであることができる。
【0037】
本発明の実施例によって複数の取引主体による情報の伝送と処理のために単一化されている保安運送状サーバーシステム100は、中央処理部120と通信部110を含む。
【0038】
保安運送状サーバーシステム100に用意される中央処理部120は、ネットワーク600を通じて顧客の商品注文が各販売者システム200A、200Bに受付された状態であり、各利用者システム301、302から受信した顧客の注文情報中で受荷人の人的情報が含まれなかった少なくとも一つの販売者と関連する配送情報を基礎で受荷人の人的情報が含まれない運送状組合せ情報を生成する。これによって運送状組合せ情報には注文者の個人情報、すなわち、受荷人の人的事項が含まれない。
【0039】
また、保安運送状サーバーシステム100に用意される中央処理部120は、各宅配社が運用する宅配システム401、402から少なくとも一つの宅配運送情報を獲得して、上の配送情報に宅配運送情報を組み合わせて受荷人の人的情報が含まれない運送状組合せ情報を生成することができる。
【0040】
運送状組合せ情報は、保安運送状サーバーシステム100と各販売者側に用意される保安運送状エージェントシステム201、202の間で、運送状出力のために必要な情報を伝達するために用意される。
【0041】
そして、保安運送状サーバーシステム100に用意される通信部110は、上の各利用者システム301、302で入力される配送情報による保安運送状の出力要請命令と中央処理部120で生成した運送状組合せ情報を各販売者が管理する保安運送状エージェントシステム201、202に送る。
【0042】
一方、保安運送状サーバーシステム100に用意される中央処理部120は、上の各利用者システム301、302で入力される配送情報と各宅配システム401、402で獲得した宅配運送情報を組み合わせて配送要請情報を生成することができる。これによって通信部110は、生成された配送要請情報を各宅配システム401、402に送ることができる。
【0043】
そして、本発明の実施例によって、各販売者側に用意される保安運送状エージェントシステム201、202は、それぞれ中央処理部221、222と通信部211、212を含んで共通の構成を有するように用意されることができる。各保安運送状エージェントシステム201、202は、各販売者側の販売者システム200A、200Bに付属する構成で用意されることができるし、これと他に独立的な構成で用意されて各販売者によって統合管理されるように用意されることができる。
【0044】
保安運送状エージェントシステムA(201)に用意される中央処理部221は、上のようにネットワーク600を通じて連結される外部の保安運送状サーバーシステム100から受信した顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれない配送情報と宅配運送情報が組合された運送状組合せ情報及び運送状出力要請情報に基づいて、このような配送情報と運送状組合せ情報及び運送状出力要請情報に対応する顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を組み合わせて運送状出力情報を生成するように構成される。このような構成は他の保安運送状エージェントシステムB(202)の中央処理部222に対しても等しい。
【0045】
これによって上の運送状出力情報は、各利用者システム301、302の出力部341、342に伝送されて文書上に表示されて出力されることができるようにする。
【0046】
ここで運送状出力情報は、各保安運送状エージェントシステム201、202の中央処理部211、212によって暗号化されて、または必要によって顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が暗号化されて他の注文情報は暗号化されない状態で生成するように構成されることができる。
【0047】
また、保安運送状エージェントシステムA(201)に用意される通信部211は、文書上に運送状を出力することができるように上のように生成された顧客の個人情報特に、受荷人の人的情報が含まれた運送状出力情報をネットワーク600を通じて各利用者システム301、302の出力部341、342に送るように構成されて、このような構成は他の保安運送状エージェントシステムB(202)の通信部212に対しても等しい。
【0048】
また、各保安運送状エージェントシステム201、202の各中央処理部221、222は、上の運送状組合せ情報に対応する顧客の注文情報から顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を獲得するように構成されることができる。
【0049】
この時、各販売者システム200A、200Bでは顧客の注文情報を各保安運送状エージェントシステム201、202の通信部211、212を経て、そのまま送るか、または顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報のみを別に送ることができる。
【0050】
このように各保安運送状エージェントシステム201、202に用意される中央処理部221、222によって獲得される受荷人の人的情報は、各保安運送状エージェントシステム201、202で顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報は販売者システムの保存部231、232または各エージェントシステム201、202内部の未図示の保存部に保存されて別に維持管理されることができるし、上のように保安運送状サーバーシステム100の中央処理部120によって生成される運送状組合せ情報に対応されるように提供されることができる。
【0051】
各利用者システム301、302は、通信部311、312と、中央処理部321、322と、出力部341、342を含む。
【0052】
各利用者システム301、302に用意される通信部311、312を通じて、各利用者システム301、302はネットワーク600で連結されている保安運送状システム100と、保安運送状エージェントシステム201、202と、販売者システム200A、200Bと顧客の注文情報による配送処理に必要な運送状出力のために関連された多様なデータ、情報などを取り交わす。
【0053】
そして、各利用者システム301、302に用意される中央処理部321、322は、保安運送状サーバーシステム100に顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれなかった少なくとも一つの販売者システム200A、200Bで提供される少なくとも一つの販売者と関連する配送情報を入力するように構成される。
【0054】
また、各利用者システム301、302に用意される中央処理部321、322は、保安運送状サーバーシステム100で配送情報に対応する運送状の出力を要請するように構成される。
【0055】
そして、各利用者システム301、302に用意される出力部341、342は、保安運送状エージェントシステム201、202から上のように顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれた運送状出力情報を各通信部311、312を経て伝送を受けるように構成される。
【0056】
ここで、各利用者システム301、302の出力部341、342は、各保安運送状エージェントシステム201、202から暗号化されて伝送される運送状出力情報、または、必要によって顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を暗号化して他の注文情報は暗号化されない状態で伝送される運送状出力情報を文書上に表示されることができるように復号化するように構成されることができる。
【0057】
そして、各利用者システム301、302に用意される出力部341、342には、文書出力のためのプリンターのような出力装置351、352が直接連結されることができる。
【0058】
一方、本明細書全体で、配送要請情報は、各利用者の宅配勘定、各利用者の名称、出庫地住所、伝送日付け、一般/返品のような要請区分、集荷予定日付け、運送状番号、受荷人郵便番号、注文商品の品名、注文商品に対する包装ボックスの数量、包装ボックスの種類、配送運賃、配送メッセージなどを含むことができる。
【0059】
そして、受荷人の人的情報を含まない運送状組合せ情報は、注文商品の品名、注文商品の数量、価格、運送状番号、配送運賃、配送メッセージ、集荷店所コード、集荷店所名、集荷日付け、到着地ターミナルコード、到着地ターミナル名、配送地住所略称、運送状様式情報などを含むことができる。
【0060】
そして、受荷人の人的情報を含む運送状出力情報は、受荷人名前、受荷人電話番号、受荷人住所、注文商品の品名、注文商品の数量、価格、運送状番号、配送運賃、配送メッセージ、集荷店所コード、集荷店所名、集荷日付け、到着地ターミナルコード、到着地ターミナル名、配送地住所略称、運送状様式情報などを含むことができる。
【0061】
図3は、本発明の一実施例によるオンラインショッピングモールを通じた運送状出力のための処理流れ図である。
【0062】
以下の各段階で関連データ、情報の入力、出力、伝送、獲得と処理などは上述したように保安運送状サーバーシステム100と、各保安運送状エージェントシステム201、202と、各利用者システム301、302に用意された各通信部110、211、212、311、312と、各中央処理部120、221、222、321、322と、記憶部231、232と、出力部341、342と、出力装置351、352を利用して遂行することができるし、等しい内容の反復的な敍述を減らしながら説明に必要な限度で敍述する。
【0063】
まず、顧客側で自分が保有した顧客システム500、501、502を利用してネットワーク600を通じて希望する商品を保有した販売者の販売者システム200、200A、200Bに希望商品に対する注文を受け付ける(S1001)。
【0064】
この時、顧客の注文商品と注文処理に必要な個人情報を含む注文情報は各販売者システム200、200A、200Bに提供される。ここで注文情報は、ファックス、メール、メッセージ、有無線電話、ウェブサイトなどの多様な手段を通じて提供されることができる。
【0065】
一方、各販売者システム200、200A、200Bでは、保安運送状エージェントシステム201、202が用意されているので、上のような顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報の保安性を維持するために別途の情報保護手続きを遂行することができる。
【0066】
すなわち、各販売者システム200、200A、200Bでは顧客の注文情報を各保安運送状エージェントシステム201、202でそのまま送るか、または顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報のみを別に送ることができる(S1002)。
【0067】
これによって各保安運送状エージェントシステム201、202では伝送される顧客の注文情報または顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報から、保安性維持が必要な顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を獲得することができる(S1004)。このように獲得される顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報は各保安運送状エージェントシステム201、202で顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が別に維持管理されることができるし、後述のように保安運送状サーバーシステム100で生成される運送状組合せ情報に対応されるように提供される。
【0068】
一方、各販売者は販売者システム200、200A、200Bで獲得した注文情報に基づいて顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を含まない注文情報を生成する(S1003)。
【0069】
このように顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれないように生成される人的情報不包含注文情報は注文商品に対する配送処理のために、該当注文商品を保有する各利用者の利用者システム301、302に提供されて、各利用者システム301、302で該当情報を獲得するようにする(S1005)。この時、人的情報不包含注文情報はファックス、メール、メッセージ、有無線電話、ウェブサイトなどの多様な手段を通じて提供されることができる。
【0070】
これによって各利用者システム301、302では獲得した人的情報不包含注文情報に基づいて各顧客からの注文による配送情報を生成して(S1006)、各利用者はこのように生成された配送情報を利用者システム301、302で保安運送状サーバーシステム100に入力する。ここで、配送情報に含まれる少なくとも一つの各販売者と関連する事項などの多様な情報は前で敍述したところのようであり、配送情報には顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれないことは当然である。
【0071】
また、各利用者システム301、302では、生成される配送情報に対応して配送に必要な運送状を出力するために保安運送状サーバーシステム100に運送状出力を要請する(S1008)。このような運送状出力要請は配送情報に顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれていないので、配送情報だけでは顧客が所望する目的地への配送が不可能であるので、顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を運送状に表示することができる手続きの遂行のためのものである。
【0072】
このような各利用者システム301、302から伝送される運送状出力要請によって、保安運送状サーバーシステム100では、上のように入力された配送情報と、各宅配社の宅配システム400で提供される少なくとも一つの宅配運送情報を組み合わせて、顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が含まれない運送状組合せ情報を生成する(S1009)。
【0073】
ここで各宅配社は、各販売者及び/または各利用者によって選択されることができるし、必要によって各顧客が選択するように提供されることもできる。
【0074】
また、宅配運送情報には、各宅配社で提供する運送状出力に必要な運送状番号などが含まれることができるし、各宅配社の宅配システム401、402で保安運送状サーバーシステム100に提供されることができる。この時、各宅配社を選択することができる各販売者や、各利用者を経由して該当宅配運送情報が提供されることもできる。
【0075】
以後保安運送状サーバーシステム100は、上のように入力された運送状出力要請に基づいた情報と運送状組合せ情報を各販売者側に用意されている保安運送状エージェントシステム201、202に送って(S1010)、顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が運送状に表示されることができる手続きが保安運送状エージェントシステム201、202で遂行されることができるようにする。
【0076】
これによって各販売者システム200、200A、200B側に用意された保安運送状エージェントシステム201、202では上のS1004段階でのように運送状組合せ情報に対応する顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報を獲得して、このように獲得した受荷人の人的情報を保安運送状サーバーシステム100で受信した運送状組合せ情報と結合して文書上に出力するための運送状出力情報を生成する(S1011)。
【0077】
このように各販売者側に用意される保安運送状エージェントシステム201、202で初めて運送状に表示されることができる顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が運送状出力情報で生成されて、以外の保安運送状サーバーシステムや、利用者システムや、宅配システムのどこでも露出しないで保安性を確実に維持する。
【0078】
このように各保安運送状エージェントシステム201、202で生成された運送状出力情報は各利用者の利用者システム301、302に直ちに伝送されて(S1012)、この時保安運送状サーバーシステム100を経由しないので、従来のハブシステムを利用した場合に現われることがある個人情報の流出危険を完全に排除することができる。
【0079】
すなわち、各利用者システム301、302で保安運送状サーバーシステム100に送った運送状出力要請に対して、該当サーバーシステム100はこれに必要な運送状組合せ情報を生成して各販売者側の各エージェントシステム201、202に送ることに止めて、各エージェントシステム201、202はサーバーシステム100で伝送される出力要請情報に対して、サーバーシステム100を経ないで運送状出力を要請した各利用者システム301、302に直接該当運送状出力情報を送る、いわゆる、リダイレクション (redirection)方式を採択している。
【0080】
また、上の運送状出力情報は各利用者システム301、302の出力部341、342に伝送されて文書上に表示されて出力されることができるようにする。ここで、出力部341、342には文書出力のためのプリンターのような出力装置351、352が直接連結されることができる。
【0081】
ここで、運送状出力情報は暗号化されて、または必要によって顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が暗号化されて他の注文情報は暗号化されない状態で、各出力部341、342に伝送されることができる。
【0082】
これによって各利用者システムの出力部341、342では運送状を出力することができるようになるし(S1013)、運送状が文書上に出力されれば初めて顧客の個人情報、特に、受荷人の人的情報が残り注文情報と共に文書上に表示される。
【0083】
この時、各出力部341、342では暗号化されて伝送される運送状出力情報が文書上に表示されることができるように復号化する過程が遂行されることができる。
【0084】
一方、保安運送状サーバーシステム100では各利用者システム301、302から提供される配送情報と、各宅配システム400、401、402から提供される宅配運送情報を組み合わせて配送要請情報を生成することができるし(S1014)、このように生成された配送要請情報は保安運送状サーバーシステム100から各宅配システム400、401、402に伝送されることができる(S1015)。
【0085】
これによって各宅配社は宅配システム400、401、402に伝送された配送要請情報によって、各利用者システム301、302で運送状出力が完了された注文商品をそれぞれの目的地に配送する過程を遂行する。
【0086】
上で説明した本発明の実施例らは、装置及び方法を通じて具現されることができるだけでなく、本発明の実施例らの構成に対応する機能を実現するコンピュータープログラム、またはそのコンピュータープログラムが記録された記録媒体を通じて具現されることもできる。
【0087】
たとえ本発明のいくつかの実施例らが図示されて説明されたが、本発明が属する技術分野の通常の知識を持った者なら本発明の原則や精神から脱しないながら、本実施例を改良及び/または変形することができることを分かることができるであろう。発明の範囲は添付された請求項とその均等物によって決まるであろう。