【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、D2D通信におけるデバイスおよびデバイス同期方法を提供し、D2D通信におけるデバイス間の同期を実現する。
【0006】
本発明の実施形態で提供される具体的な技術的解決策は、以下の通りである。
【0007】
第1の態様によれば、デバイス間D2D通信におけるデバイスは、
D2D通信における第1のデバイスによって送信された第1のD2D同期情報を受信するよう構成されて、第1のD2D同期情報が同期元識別子および転送ホップカウントを含む、受信ユニットと、
第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期し、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合に、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するよう構成される、処理ユニットと、
第2のD2D同期情報を送信するよう構成される、送信ユニットと、を含んで提供される。
【0008】
第1の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、受信ユニットによって受信された第1のD2D同期情報は、第1のデバイスによって送信されたD2D同期信号で搬送されるか、
または、
受信ユニットによって受信された第1のD2D同期情報は、第1部分D2D同期情報および第2部分D2D同期情報を含み、第1部分D2D同期情報は、第1のデバイスによって送信されたD2D同期信号で搬送され、第2部分D2D同期情報は、物理的D2D同期チャネルPD2DSCHを介して第1のデバイスによって送信される。
【0009】
第1の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、D2D同期信号の送信サイクルおよびPD2DSCHの送信サイクルは異なる。
【0010】
第1の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、D2D同期信号は、一次D2D同期信号PD2DSSおよび/または二次D2D同期信号SD2DSSを含む。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、処理ユニットは、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、SD2DSSに対応している同期元識別子を判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送された、受信ユニットによって受信された、PD2DSSに対応している転送ホップカウントを判断し、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用し、PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するPD2DSSを判断し、受信ユニットによって受信されたD2D同期信号内のPD2DSSが、判断されたPD2DSSと置き換えられると、置き換えられたPD2DSSを伴うD2D同期信号を、第2のD2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0012】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、処理ユニットは、
PD2DSCHに基づいて受信ユニットによって受信された、同期元識別子の指示情報に従って同期元識別子を判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、PD2DSSに対応している転送ホップカウントを判断し、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用し、PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するPD2DSSを判断し、受信したD2D同期信号内のPD2DSSが、判断されたPD2DSSと置き換えられると、第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報としてPD2DSS置き換え後に取得されたD2D同期信号を使用し、PD2DSCHを介して送信されて、第2のD2D同期情報である第2部分D2D同期情報として同期元識別子の指示情報を使用して、第2のD2D同期情報を取得するよう特に構成される。
【0013】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、処理ユニットは、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、SD2DSSに対応している同期元識別子を判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
PD2DSCHに基づいて受信ユニットによって受信された、転送ホップカウントの、指示情報に従って転送ホップカウントを判断し、判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を、現在の転送ホップカウントとして使用し、第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として、SD2DSSを搬送するD2D同期信号を使用し、PD2DSCHを介して送信されて、第2のD2D同期情報である第2部分D2D同期情報として現在の転送ホップカウントの指示情報を使用して、第2のD2D同期情報を取得するよう特に構成される。
【0014】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、処理ユニットは、
SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、SD2DSSに対応している同期元識別子と転送ホップカウントとを判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用し、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係に従って、同期元識別子および現在の転送ホップカウントに対応するSD2DSSを判断し、D2D同期信号内のSD2DSSを判断されたSD2DSSで置き換え、第2のD2D同期情報としてSD2DSS置き換え後に取得されたD2D同期信号を使用するよう特に構成される。
【0015】
第1の態様の第7の可能な実装態様を参照すると、第8の可能な実装態様において、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係は、
【数1】
を満たすSD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係であって、N
kが転送ホップカウントを表し、
【数2】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、modがモジュロ演算を表す、事前設定された対応関係と、
【数3】
を満たすSD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係であって、N
IDが同期元識別子を表し、
【数4】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、floorが切り捨て演算を表す、事前設定された対応関係とを含む。
【0016】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第9の可能な実装態様において、処理ユニットは、
同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせに対応している同期元識別子を判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
PD2DSCHに基づいて受信ユニットによって受信された、転送ホップカウントの、指示情報に従って転送ホップカウントを判断し、判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を、現在の転送ホップカウントとして使用し、第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報としてD2D同期信号を使用し、PD2DSCHを介して送信される、第2のD2D同期情報である、第2部分D2D同期情報として現在の転送ホップカウントの指示情報を使用して、第2のD2D同期情報を取得するよう特に構成される。
【0017】
第1の態様の第9の可能な実装態様を参照すると、第10の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係は、
【数5】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数6】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数7】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数8】
であり、
【数9】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSの最大量を表す。
【0018】
第1の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第11の可能な実装態様において、処理ユニットは、
同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係に従って、D2D同期信号で搬送されて、受信ユニットによって受信された、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせが属するPD2DSS−SD2DSSグループに対応している同期元識別子を判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期し、
SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、受信したD2D同期で搬送されるPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせにおけるSD2DSSに対応している転送ホップカウントを判断し、判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用し、SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するSD2DSSを取得し、取得されたSD2DSSに対応していて、D2D同期信号で搬送された、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせが属するPD2DSS−SD2DSSグループに含まれるPD2DSSとSD2DSSの組み合わせを判断し、D2D同期信号内のPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせを、PD2DSSおよびSD2DSSの判断された組み合わせと置き換え、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせの置き換え後に取得されたD2D同期信号を、第2のD2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0019】
第1の態様の第11の可能な実装態様を参照すると、第12の可能な実装態様において、PD2DSS−SD2DSSグループの番号を使用して、同期元識別子を示し、
SD2DSSのシーケンス番号を使用して、SD2DSSが属するPD2DSS−SD2DSSグループの番号によって示された同期元識別子に対応するD2D同期信号内の転送ホップカウントを示す。
【0020】
第1の態様の第12の可能な実装態様を参照すると、第13の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係は、
【数10】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数11】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数12】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数13】
であり、
【数14】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSのシーケンス番号の最大値を転送ホップカウントの最大値で割った後に取得された値を切り捨てることによって取得され、
同じ同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの各組み合わせが、1つのPD2DSS−SD2DSSグループに属し、PD2DSS−SD2DSSグループの番号が、対応する同期元識別子である。
【0021】
第1の態様から第1の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第14の可能な実装態様において、処理ユニットは、
受信ユニットが2つ以上の第1のD2D同期情報を受信したと判断した場合、受信した第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを別々に取得し、取得した転送ホップカウントの最小値を判断し、最小値が設定閾値未満であると判断した場合、最小値に対応する第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するようさらに構成される。
【0022】
第1の態様の第14の可能な実装態様を参照すると、第15の可能な実装態様において、処理ユニットは、
最小値が2つ以上の第1のD2D同期情報に対応している場合、最小値に対応する第1のD2D同期情報の信号強度を判断し、信号距度の最大値に対応する第1のD2D同期情報に従って同期を実行するよう特に構成される。
【0023】
第1の態様から第1の態様の第14の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第16の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報は、同期元タイプをさらに搬送し、
処理ユニットは、
受信ユニットが2つ以上の第1のD2D同期情報を受信したと判断した場合、第1のD2D同期情報で搬送された同期元タイプに従って、同期元がネットワークである第1のD2D同期情報を判断し、判断された第1のD2D同期情報に従って同期を実行するよう特に構成される。
【0024】
第1の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第17の可能な実装態様において、処理ユニットは、同期元がネットワークである第1のD2D同期情報を判断した後、同期元がネットワークである判断された第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを取得し、転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、同期元がネットワークである判断された第1のD2D同期情報に従って同期を実行するか、または、
転送ホップカウントが設定閾値未満ではないと判断した場合、他の第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを取得し、取得した転送ホップカウントの最小値を判断し、最小値が設定閾値未満であると判断した場合、最小値に対応する第1のD2D同期情報内の同期元識別子によって示された同期元と同期するよう特に構成される。
【0025】
第1の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第18の可能な実装態様において、処理ユニットは、
転送ホップカウントの最大値を更新するよう特に構成され、ここで、更新後に取得された転送ホップカウントの最大値は、更新前に存在した転送ホップカウントの最大値より大きく、さらに処理ユニットは、第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントが更新後に取得された転送ホップカウントの最大値未満であると判断した場合、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新し、第2のD2D同期情報を取得するよう特に構成され、ここで、送信ユニットは、第2のD2D同期情報を送信し、送信ユニットは、更新後に取得された転送ホップカウントの最大値を送信する。
【0026】
第1の態様の第1の可能な実装態様から第14の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第19の可能な実装態様において、送信ユニットは、
受信ユニットがD2D同期信号を送信するために使用された無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号を送信するために使用された他の無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するよう特に構成され、D2D同期信号を送信するために使用された2つ以上の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用されるただ1つのリソースが構成される。
【0027】
第1の態様の第1の可能な実装態様から第14の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第20の可能な実装態様において、送信ユニットは、
受信ユニットが、D2D同期信号のために使用されて、D2D同期信号を送信するために使用された無線フレームに含まれる、任意のリソースを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号のために使用されて、無線フレームに含まれる、他のリソースのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するよう特に構成され、D2D同期信号を送信するために使用された1つまたは複数の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用される2つ以上のリソースが構成される。
【0028】
第1の態様の第1の可能な実装態様から第14の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第21の可能な実装態様において、送信ユニットは、D2D同期信号を送信する必要があると判断すると、設定された量の送信サイクル内でD2D同期信号のみを送信するよう特に構成され、
受信ユニットは、設定された量の送信サイクル内で何らのD2D同期信号も受信しない。
【0029】
第2の態様によれば、デバイス間D2D通信におけるデバイスは、
同期元識別子と転送ホップカウントとを判断して、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するよう構成される、メッセージ処理ユニットと、
メッセージ処理ユニットによって処理された第1のD2D同期情報を送信するよう構成される、送信ユニットとを含んで、提供される。
【0030】
第2の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報は、同期元タイプをさらに含み、
デバイスは、検出ユニットおよび受信ユニットをさらに含み、
検出ユニットは、ネットワークによって送信されたダウンリンク同期信号を検出するよう構成され、
メッセージ処理ユニットは、
検出ユニットがダウンリンク同期信号を検出しなかったと判断した場合、送信ユニットに、第1のD2D同期情報を送信するよう指示するか、または、
検出ユニットがダウンリンク同期信号を検出したと判断すると、受信ユニットが別のデバイスによって送信された第3のD2D同期情報を受信したと判断し、第3のD2D同期情報内の同期元タイプに従って、同期元がネットワークデバイスではないと判断し、送信ユニットに、第1のD2D同期情報を送信するよう指示するようさらに構成される。
【0031】
第2の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、送信ユニットによって送信された第1のD2D同期情報によって占められる時間周波数は、ネットワークによって送信されて、受信ユニットによって受信されたダウンリンク同期信号によって占められる時間周波数リソースとは異なる。
【0032】
第2の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、送信ユニットは、
D2D同期信号を送信するよう特に構成され、ここで、D2D同期信号は、第1のD2D同期情報を搬送し、
または、
送信ユニットは、D2D同期信号を送信するよう特に構成され、ここで、D2D同期信号は、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期信号を搬送し、送信ユニットは、物理的D2D同期チャネルPD2DSCHを介して第1のD2D同期情報の第2部分D2D同期情報を送信するよう特に構成され、ここで、第1部分D2D同期情報と第2部分D2D同期情報とは、第1のD2D同期情報に組み合わされる。
【0033】
第2の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、D2D同期信号の送信サイクルおよびPD2DSCHの送信サイクルは異なる。
【0034】
第2の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、D2D同期信号は、一次D2D同期信号PD2DSSおよび/または二次D2D同期信号SD2DSSを含む。
【0035】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するPD2DSSを取得し、SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するSD2DSSを取得し、取得したPD2DSSとSD2DSSとをD2D同期信号に加え、PD2DSSとSD2DSSとを搬送するD2D同期信号を、第1のD2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0036】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された転送ホップカウントに対応するPD2DSSを取得し、取得したPD2DSSをD2D同期信号に加え、PD2DSSを搬送するD2D同期信号を、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用し、判断された同期元識別子の指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0037】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第8の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するSD2DSSを取得し、
取得したSD2DSSと事前設定されたPD2DSSとを、D2D同期信号に加え、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用し、転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するよう特に構成され、ここで、全ての同期元に対して事前設定されたPD2DSSは、D2D通信において同じである。
【0038】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第9の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとに対応するSD2DSSを取得し、
SD2DSSをD2D同期信号に加え、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0039】
第2の態様の第9の可能な実装態様を参照すると、第10の可能な実装態様において、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係は、
【数15】
を満たすSD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係であって、N
kが転送ホップカウントを表し、
【数16】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、modがモジュロ演算を表す、事前設定された対応関係と、
【数17】
を満たすSD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係であって、N
IDが同期元識別子を表し、
【数18】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、floorが切り捨て演算を表す、事前設定された対応関係とを含む。
【0040】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第11の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせを取得し、
PD2DSSおよびSD2DSSの取得した組み合わせを、D2D同期信号に加え、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用し、転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0041】
第2の態様の第11の可能な実装態様を参照すると、第12の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係は、
【数19】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数20】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数21】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数22】
であり、
【数23】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSの最大量を表す。
【0042】
第2の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第13の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するPD2DSS−SD2DSSグループを取得するよう特に構成され、ここで、各PD2DSS−SD2DSSグループは、PD2DSSおよびSD2DSSの複数の組み合わせを含み、
メッセージ処理ユニットは、SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された転送ホップカウントに対応するSD2DSSを取得し、取得されたSD2DSSを含む、取得されたPD2DSS−SD2DSSグループにおける、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせを判断し、
PD2DSSおよびSD2DSSの判断された組み合わせを、D2D同期信号に加え、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報として使用するよう特に構成される。
【0043】
第2の態様の第13の可能な実装態様を参照すると、第14の可能な実装態様において、PD2DSS−SD2DSSグループの番号を使用して、同期元識別子を示し、
SD2DSSのシーケンス番号を使用して、SD2DSSが属するPD2DSS−SD2DSSグループの番号によって示された同期元識別子に対応するD2D同期信号内の転送ホップカウントを示す。
【0044】
第2の態様の第14の可能な実装態様を参照すると、第15の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係は、
【数24】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数25】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数26】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数27】
であり、
【数28】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSのシーケンス番号の最大値を転送ホップカウントの最大値で割った後に取得された値を切り捨てることによって取得され、
同じ同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの各組み合わせが、1つのPD2DSS−SD2DSSグループに属し、PD2DSS−SD2DSSグループの番号が、対応する同期元識別子である。
【0045】
第2の態様の第3の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第16の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
設定サイクルに従って、第1のD2D同期情報で搬送された同期元識別子を変換するようさらに構成される。
【0046】
第2の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第17の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたSD2DSSを変換するか、
または、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSSを変換するか、
または、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSSを変換して、設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたSD2DSSを変更するようさらに構成される。
【0047】
第2の態様の第17の可能な実装態様を参照すると、第18の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
第mの設定サイクルにおいて、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号が
【数29】
であるようさらに構成され、ここで、
【数30】
が、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号または同期元識別子を表し、IMSIが、国際移動加入者識別番号であり、Nframe(m)が、D2D同期信号で搬送されたPD2DSS/SD2DSSが第mの時間の間に変更された場合にデバイスが位置していた無線フレームの番号を表し、Nsが、PD2DSS/SD2DSSの最大量または識別可能な同期元の最大量を表す。
【0048】
第2の態様の第17の可能な実装態様を参照すると、第19の可能な実装態様において、メッセージ処理ユニットは、
第mの設定サイクルにおいて、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号が
【数31】
であるようさらに構成され、ここで、
mが0である場合、
【数32】
であり、
【数33】
が、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号または同期元識別子を表し、IMSIが、国際移動加入者識別番号であり、Nsが、PD2DSS/SD2DSSの最大量または識別可能な同期元の最大量を表し、aが、ゼロ以外の整数を表し、Nframe(0)が、D2D同期信号が最初に送信されたときにデバイスが位置していた無線フレームの番号を表す。
【0049】
第2の態様の第3の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第20の可能な実装態様において、送信ユニットは、
受信ユニットがD2D同期信号を送信するために使用された無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号を送信するために使用された他の無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するよう特に構成され、D2D同期信号を送信するために使用された2つ以上の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用されるただ1つのリソースが構成される。
【0050】
第2の態様の第3の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第21の可能な実装態様において、送信ユニットは、
受信ユニットが、D2D同期信号のために使用されて、D2D同期信号を送信するために使用された無線フレームに含まれる任意のリソースを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号のために使用されて、無線フレームに含まれる、他のリソースのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するよう特に構成され、D2D同期信号を送信するために使用された1つまたは複数の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用される2つ以上のリソースが構成される。
【0051】
第2の態様の第3の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第22の可能な実装態様において、送信ユニットは、
D2D同期信号を送信する必要があると判断すると、設定された量の送信サイクル内でD2D同期信号のみを送信するよう特に構成され、
受信ユニットは、設定された量の送信サイクル内で何らのD2D同期信号も受信しない。
【0052】
第3の態様によれば、デバイス間D2D通信で同期情報を送信する方法は、
D2D通信における第1のデバイスによって、同期元識別子と転送ホップカウントとを判断するステップと、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップと、
第1のD2D同期情報を送信するステップとを含んで提供され、D2D通信における第2のデバイスが、第1のD2D同期情報を受信し、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期し、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合に第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新し、転送ホップカウントの更新後に取得された第2のD2D同期情報を送信する。
【0053】
第3の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報は、同期元タイプをさらに含み、
第1のD2D同期情報を送信するステップの前に、本方法は、
第1のデバイスによって、ネットワークにより送信されたダウンリンク同期信号を検出するステップと、ダウンリンク同期信号が検出されなかったと判断するステップ、または、
第1のデバイスによって、ネットワークにより送信されたダウンリンク同期信号を検出するステップと、ダウンリンク同期信号が検出されたと判断した後、別のデバイスにより送信された第3のD2D同期情報を受信するステップと、第3のD2D同期情報内の同期元タイプに従って、同期元がネットワークデバイスではないと判断するステップとを含む。
【0054】
第3の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報によって占められる時間周波数は、ネットワークによって送信されたダウンリンク同期信号によって占められる時間周波数とは異なる。
【0055】
第3の態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を送信するステップは、
D2D同期信号を送信するステップであって、D2D同期信号が、第1のD2D同期情報を搬送する、ステップ、
または、
D2D同期信号を送信するステップであって、D2D同期信号が、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期信号を搬送する、ステップと、物理的D2D同期チャネルPD2DSCHを介して第1のD2D同期情報の第2部分D2D同期情報を送信するステップであって、第1部分D2D同期情報と第2部分D2D同期情報とが、第1のD2D同期情報に組み合わされるステップと、を含む。
【0056】
第3の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、D2D同期信号の送信サイクルおよびPD2DSCHの送信サイクルは異なる。
【0057】
第3の態様の第4の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、D2D同期信号は、一次D2D同期信号PD2DSSおよび/または二次D2D同期信号SD2DSSを含む。
【0058】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された転送ホップカウントに対応するPD2DSSを取得するステップと、SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するSD2DSSを取得するステップと、取得したPD2DSSとSD2DSSとをD2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を第1のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0059】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された転送ホップカウントに対応するPD2DSSを取得するステップと、取得したPD2DSSをD2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと、判断された同期元識別子の指示情報を、PD2DSCHに基づいて送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0060】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第8の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するSD2DSSを取得するステップと、
取得したSD2DSSと事前設定されたPD2DSSとをD2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと、判断された転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するステップとを含み、全ての同期元に対して事前設定されたPD2DSSは、D2D通信において同じである。
【0061】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第9の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係に従って判断された同期元識別子と転送ホップカウントとに対応するSD2DSSを取得するステップと、SD2DSSをD2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を第1のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0062】
第3の態様の第9の可能な実装態様を参照すると、第10の可能な実装態様において、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係は、
【数34】
を満たすSD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係であって、N
kが転送ホップカウントを表し、
【数35】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、modがモジュロ演算を表す、事前設定された対応関係と、
【数36】
を満たすSD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係であって、N
IDが同期元識別子を表し、
【数37】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、floorが切り捨て演算を表す、事前設定された対応関係とを含む。
【0063】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第11の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせを取得するステップと、
PD2DSSおよびSD2DSSの取得した組み合わせをD2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を第1のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと、判断された転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第1のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0064】
第3の態様の第11の可能な実装態様を参照すると、第12の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係は、
【数38】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数39】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数40】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数41】
であり、
【数42】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSの最大量を表す。
【0065】
第3の態様の第5の可能な実装態様を参照すると、第13の可能な実装態様において、判断された同期元識別子と転送ホップカウントとを第1のD2D同期情報にカプセル化するステップは、
同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された同期元識別子に対応するPD2DSS−SD2DSSグループを取得するステップであって、各PD2DSS−SD2DSSグループが、PD2DSSおよびSD2DSSの複数の組み合わせを含む、ステップと、
SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、判断された転送ホップカウントに対応するSD2DSSを取得するステップと、取得されたSD2DSSを含む、取得されたPD2DSS−SD2DSSグループにおける、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせを判断するステップと、
PD2DSSおよびSD2DSSの判断された組み合わせを、D2D同期信号に加えるステップと、D2D同期信号を、第1のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0066】
第3の態様の第13の可能な実装態様を参照すると、第14の可能な実装態様において、PD2DSS−SD2DSSグループの番号を使用して、同期元識別子を示し、
SD2DSSのシーケンス番号を使用して、SD2DSSが属するPD2DSS−SD2DSSグループの番号によって示された同期元識別子に対応するD2D同期信号内の転送ホップカウントを示す。
【0067】
第3の態様の第14の可能な実装態様を参照すると、第15の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係は、
【数43】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数44】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数45】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数46】
であり、
【数47】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSのシーケンス番号の最大値を転送ホップカウントの最大値で割った後に取得された値を切り捨てることによって取得され、
同じ同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの各組み合わせが、1つのPD2DSS−SD2DSSグループに属し、PD2DSS−SD2DSSグループの番号が、対応する同期元識別子である。
【0068】
第3の態様の第5の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第16の可能な実装態様において、同期元識別子を判断するステップは、
設定サイクルに従って、第1のD2D同期情報で搬送された同期元識別子を変換するステップを含む。
【0069】
第3の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第17の可能な実装態様において、設定サイクルに従って、第1のD2D同期情報で搬送される同期元識別子を変換するステップは、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたSD2DSSを変換するステップか、
または、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSSを変換するステップか、
または、
設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSSを変換するステップと、設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたSD2DSSを変更するステップを含む。
【0070】
第3の態様の第17の可能な実装態様を参照すると、第18の可能な実装態様において、設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSS/SD2DSSを変換するステップが、
第mの設定サイクルにおいて、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号が
【数48】
であることを含み、ここで、
【数49】
が、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号または同期元識別子を表し、IMSIが、国際移動加入者識別番号であり、Nframe(m)が、D2D同期信号で搬送されたPD2DSS/SD2DSSが第mの時間の間に変更された場合にデバイスが位置していた無線フレームの番号を表し、Nsが、PD2DSS/SD2DSSの最大量または識別可能な同期元の最大量を表す。
【0071】
第3の態様の第17の可能な実装態様を参照すると、第19の可能な実装態様において、設定サイクルに従って、D2D同期信号で搬送されたPD2DSS/SD2DSSを変換するステップが、
第mの設定サイクルにおいて、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号が
【数50】
であることを含み、ここで、
mが0である場合、
【数51】
であり、
【数52】
が、PD2DSS/SD2DSSのシーケンス番号または同期元識別子を表し、IMSIが、国際移動加入者識別番号であり、Nsが、PD2DSS/SD2DSSの最大量または識別可能な同期元の最大量を表し、aが、ゼロ以外の整数を表し、Nframe(0)が、D2D同期信号が最初に送信されたときに第1のデバイスが位置していた無線フレームの番号を表す。
【0072】
第3の態様の第5の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第20の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を送信するステップが、
D2D同期信号を送信するために使用された無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号を送信するために使用された他の無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するステップを含み、D2D同期信号を送信するために使用された2つ以上の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用されるただ1つのリソースが構成される。
【0073】
第3の態様の第5の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第21の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を送信するステップが、
D2D同期信号に対して使用されて、D2D同期信号を送信するために使用される無線フレームに含まれる、任意のリソースを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号に対して使用されて、無線フレームに含まれる、別のリソースを使用することによってD2D同期信号を送信するステップを含み、D2D同期信号を送信するために使用される1つまたは複数の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用される各無線フレームにおいて、D2D同期信号に対して使用される2つ以上のリソースが構成される。
【0074】
第3の態様の第5の可能な実装態様から第15の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第22の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を送信するステップが、
D2D同期信号を送信する必要があると判断すると、第1のデバイスによって、設定された量の送信サイクル内でD2D同期信号のみを送信するステップと、設定された量の送信サイクル内で任意のD2D同期信号を受信することをスキップするステップとを含む。
【0075】
第4の態様によれば、デバイス間D2D通信におけるデバイス同期方法は、
D2D通信における第2のデバイスによって、第1のデバイスにより送信された第1のD2D同期情報を受信するステップであって、第1のD2D同期情報が同期元識別子と転送ホップカウントとを含む、ステップと、
第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップと、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合に、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップと、
第2のD2D同期情報を送信するステップとを含んで、提供される。
【0076】
第4の態様を参照すると、第1の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報は、第1のデバイスによって送信されたD2D同期信号で搬送されるか、
または、
第1のD2D同期情報は、第1部分D2D同期情報および第2部分D2D同期情報を含み、第1部分D2D同期情報は、第1のデバイスによって送信されたD2D同期信号で搬送され、第2部分D2D同期情報は、物理的D2D同期チャネルPD2DSCHを介して第1のデバイスによって送信される。
【0077】
第4の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第2の可能な実装態様において、D2D同期信号の送信サイクルおよびPD2DSCHの送信サイクルは異なる。
【0078】
第4の態様の第1の可能な実装態様を参照すると、第3の可能な実装態様において、D2D同期信号は、一次D2D同期信号PD2DSSおよび/または二次D2D同期信号SD2DSSを含む。
【0079】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第4の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップが、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、SD2DSSに対応していて、受信したD2D同期信号で搬送される、同期元識別子を判断するステップと、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含み、
第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップが、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、PD2DSSに対応していて、受信したD2D同期信号で搬送される、転送ホップカウントを判断するステップと、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するPD2DSSを判断するステップと、受信したD2D同期信号内のPD2DSSを、判断されたPD2DSSと置き換えた後、置き換えたPD2DSSを伴うD2D同期信号を、第2のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0080】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第5の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップが、
PD2DSCHに基づいて、同期元識別子の指示情報を受信するステップと、同期元識別子の指示情報に従って同期元識別子を判断するステップと、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含み、
第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップが、
PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、PD2DSSに対応していて、受信したD2D同期信号で搬送される、転送ホップカウントを判断するステップと、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、PD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するPD2DSSを判断するステップと、受信したD2D同期信号内のPD2DSSを、判断されたPD2DSSと置き換えるステップと、PD2DSSの置き換え後に取得したD2D同期信号を、第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと、同期元識別子の指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第2のD2D同期情報の第2部分D2D同期情報として、第2のD2D同期情報を取得するために使用するステップとを含む。
【0081】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第6の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップが、
SD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係に従って、SD2DSSに対応していて、受信したD2D同期信号で搬送される、同期元識別子を判断するステップと、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含み、
第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップが、
PD2DSCHに基づいて、転送ホップカウントの指示情報を受信するステップと、転送ホップカウントの指示情報に従って転送ホップカウントを判断するステップと、判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、SD2DSSを搬送する同期信号を第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと、現在の転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第2のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として、第2のD2D同期情報を取得するために使用するステップとを含む。
【0082】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第7の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップと、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するため、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップとが、
SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係に従って、受信したD2D同期信号で搬送されたSD2DSSに対応している同期元識別子と転送ホップカウントとを判断し、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップと、
判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係に従って、同期元識別子および現在の転送ホップカウントに対応するSD2DSSを判断するステップと、D2D同期信号内のSD2DSSを、判断されたSD2DSSと置き換えるステップと、SD2DSS置き換え後に取得したD2D同期信号を、第2のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0083】
第4の態様の第7の可能な実装態様を参照すると、第8の可能な実装態様において、SD2DSSと同期元識別子との間の、およびSD2DSSと転送ホップカウントとの間の、事前設定された対応関係は、
【数53】
を満たすSD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係であって、N
kが転送ホップカウントを表し、
【数54】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、modがモジュロ演算を表す、事前設定された対応関係と、
【数55】
を満たすSD2DSSと同期元識別子との間の事前設定された対応関係であって、NIDが同期元識別子を表し、
【数56】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、Kが転送ホップカウントの事前設定された最大値を表し、floorが切り捨て演算を表す、事前設定された対応関係とを含む。
【0084】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第9の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップが、
同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係に従って、PD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせならびに受信したD2D同期信号で搬送されるSD2SSに対応している同期元識別子を判断するステップと、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含み、
第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップが、
PD2DSCHに基づいて、転送ホップカウントの指示情報を受信するステップと、転送ホップカウントの指示情報に従って転送ホップカウントを判断するステップと、判断された転送ホップカウントが設定閾値未満である場合、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、にD2D同期信号を第2のD2D同期情報の第1部分D2D同期情報として使用するステップと現在の転送ホップカウントの指示情報を、PD2DSCHを介して送信される、第2のD2D同期情報の、第2部分D2D同期情報として、第2のD2D同期情報を取得するために使用するステップとを含む。
【0085】
第4の態様の第9の可能な実装態様を参照すると、第10の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係は、
【数57】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数58】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数59】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数60】
であり、
【数61】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSの最大量を表す。
【0086】
第4の態様の第3の可能な実装態様を参照すると、第11の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップが、
同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係に従って、受信したD2D同期信号で搬送されたPD2DSSとSD2DSSとの組み合わせが属するPD2DSS−SD2DSSグループに対応している同期元識別子を判断するステップと、判断された同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含み、
第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが設定閾値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するために、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップが、
SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、受信したD2D同期信号で搬送されたPD2DSSとSD2DSSとの組み合わせ内のSD2DSSに対応している転送ホップカウントを判断するステップと、判断された転送ホップカウントと設定値との合計を現在の転送ホップカウントとして使用するステップと、SD2DSSと転送ホップカウントとの間の事前設定された対応関係に従って、現在の転送ホップカウントに対応するSD2DSSを取得するステップと、取得したSD2DSSに対応していて、受信したD2D同期信号で搬送されたPD2DSSとSD2DSSとの組み合わせに属するPD2DSS−SD2DSSグループに含まれる、PD2DSSとSD2DSSとの組み合わせを判断するステップと、D2D同期信号内のPD2DSSとSD2DSSとの組み合わせを、PD2DSSとSD2DSSとの判断された組み合わせと置き換えるステップと、およびPD2DSSとSD2DSSとの組み合わせの置き換え後に取得したD2D同期信号を、第2のD2D同期情報として使用するステップとを含む。
【0087】
第4の態様の第11の可能な実装態様を参照すると、第12の可能な実装態様において、PD2DSS−SD2DSSグループの番号を使用して、同期元識別子を示し、
SD2DSSのシーケンス番号を使用して、SD2DSSが属するPD2DSS−SD2DSSグループの番号によって示された同期元識別子に対応するD2D同期信号内の転送ホップカウントを示す。
【0088】
第4の態様の第12の可能な実装態様を参照すると、第13の可能な実装態様において、同期元識別子とPD2DSS−SD2DSSグループとの間の事前設定された対応関係は、
【数62】
を満たす同期元識別子とPD2DSSおよびSD2DSSの組み合わせとの間の事前設定された対応関係を含み、N
IDが同期元識別子を表し、
【数63】
がPD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数64】
がSD2DSSのシーケンス番号を表し、
【数65】
であり、
【数66】
であり、M
sがPD2DSSの最大量を表し、N
sがSD2DSSのシーケンス番号の最大値を転送ホップカウントの最大値で割った後に取得された値を切り捨てることによって取得され、
同じ同期元識別子に対応するPD2DSSおよびSD2DSSの各組み合わせが、1つのPD2DSS−SD2DSSグループに属し、PD2DSS−SD2DSSグループの番号が、対応する同期元識別子である。
【0089】
第4の態様から第4の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第14の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を受信するステップと、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとが、
第1のD2D同期情報を受信するステップと、2つ以上の第1のD2D同期情報を受信したと判断した場合、受信した第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを別々に取得するステップと、取得した転送ホップカウントの最小値を判断するステップと、最小値が設定閾値未満であると判断した場合、最小値に対応する第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとを含む。
【0090】
第4の態様の第14の可能な実装態様を参照すると、第15の可能な実装態様において、最小値に対応する第1のD2D同期情報に従って同期を実行するステップが、
最小値が2つ以上の第1のD2D同期情報に対応している場合、最小値に対応する複数の第1のD2D同期情報の信号強度を判断するステップと、信号強度の最大値に対応する第1のD2D同期情報に従って同期を実行するステップとを含む。
【0091】
第4の態様から第4の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第16の可能な実装態様において、第1のD2D同期情報を受信するステップと、第1のD2D同期情報内の同期元識別子に対応する同期元と同期するステップとが、
第1のD2D同期情報を受信するステップと、2つ以上の第1のD2D同期情報を受信したと判断した場合、第1のD2D同期信号で搬送された同期元タイプに従って、同期元がネットワークである第1のD2D同期情報を判断するステップと、判断された第1のD2D同期情報に従って同期を実行するステップとを含む。
【0092】
第4の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第17の可能な実装態様において、同期元がネットワークである第1のD2D同期情報を判断した後、本方法は、
同期元がネットワークである判断された第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを取得するステップと、転送ホップカウントが設定閾値未満と判断した場合、同期元がネットワークである判断された第1のD2D同期情報に従って同期を実行するステップ、または、
転送ホップカウントが設定閾値未満ではないと判断した場合、他の第1のD2D同期情報で搬送された転送ホップカウントを取得するステップと、取得した転送ホップカウントの最小値を判断するステップと、最小値が設定閾値未満であると判断した場合、最小値に対応する第1のD2D同期情報内の同期元識別子によって示された同期元と同期するステップとをさらに含む。
【0093】
第4の態様の第16の可能な実装態様を参照すると、第18の可能な実装態様において、同期元がネットワークである第1のD2D同期情報を判断するステップと、判断された第1のD2D同期情報に従って同期を実行するステップとが、
転送ホップカウントの最大値を更新するステップであって、更新後に取得された転送ホップカウントの最大値が、更新前に存在した転送ホップカウントの最大値より大きい、ステップと、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントが更新後に取得された転送ホップカウントの最大値未満であると判断した場合、第2のD2D同期情報を取得するよう、第1のD2D同期情報内の転送ホップカウントを更新するステップと、第2のD2D同期情報を送信するステップと、更新後に取得された転送ホップカウントの最大値を送信するステップとをさらに含む。
【0094】
第4の態様の第1の可能な実装態様から第4の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第19の可能な実装態様において、本方法は、
D2D同期信号を送信するために使用された無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号を送信するために使用された他の無線フレームのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するステップをさらに含み、D2D同期信号を送信するために使用された2つ以上の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用されるただ1つのリソースが構成される。
【0095】
第4の態様の第1の可能な実装態様から第4の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第20の可能な実装態様において、本方法は、
D2D同期信号のために使用されて、D2D同期信号を送信するために使用された無線フレームに含まれる、任意のリソースを使用することによってD2D同期信号を受信した場合、D2D同期信号のために使用されて、無線フレームに含まれる、他のリソースのいずれか1つを使用することによってD2D同期信号を送信するステップをさらに含み、D2D同期信号を送信するために使用された1つまたは複数の無線フレームが、各送信サイクルに対して構成され、D2D同期信号を送信するために使用された各無線フレームにおいて、D2D同期信号のために使用される2つ以上のリソースが構成される。
【0096】
第4の態様の第1の可能な実装態様から第4の態様の第13の可能な実装態様のいずれか1つを参照すると、第21の可能な実装態様において、本方法は、
D2D同期信号を送信する必要があると第2のデバイスが判断すると、設定された量の送信サイクル内でD2D同期信号のみを送信するステップと、設定された量の送信サイクル内で任意のD2D同期信号を受信することをスキップするステップとをさらに含む。
【0097】
上記の技術的解決策に基づいて、本発明の実施形態において、D2D通信におけるデバイスは、別のデバイスによって送信されたD2D同期情報を受信し、およびD2D同期情報で搬送された同期元識別子に対応する同期元と同期して、デバイスと別のデバイスとの間の同期を実施し、D2D同期情報で搬送された転送ホップカウントが設定閾値を超過しないと判断した場合、D2D同期情報内の転送ホップカウントを更新し、更新されたD2D同期情報を送信し、その結果、そのデバイスに隣接するデバイスが、そのデバイスと同期することができ、それにより、D2D通信におけるデバイス間の同期を実施することができる。さらに、デバイス間の通信の複雑度を、転送ホップカウントを制限することによって、効率的に制御することができる。