【文献】
iPhone 7 Already Reinvents the Apple Handset Format, With Edge to Edge Display,2014年11月16日,URL,https://web.archive.org/web/20141215161733/http://www.concept-phones.com/apple/iphone-7-reinvents-apple-handset-format-edge-edge-display/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記その他の電子部品は、フロントカメラ、スピーカ、マイク、光センサ、距離センサ及び信号灯の中の少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、移動端末、表示制御方法及び装置
、プログラム及び記録媒体を提供し、技術案は以下のとおりである。
【0005】
本発明の実施例の第1様態によれば、
枠フレームを備える本体と、
本体の正面に設けられ、且つ枠フレームに貼り付けられるタッチスクリーンと、
タッチスクリーンに接続されるタッチ集積回路と、
タッチ集積回路に接続されるプロセッサと
を備え、
タッチスクリーンは、本体の正面全体を覆うか、又は、本体の正面における所定の領域を除いた残りの領域を覆い、
所定の領域は、本体の正面に設けられたその他の電子部品の露出領域である
移動端末を提供する。
【0006】
一つの可能な実施例において、その他の電子部品は、フロントカメラ、スピーカ、マイク、光センサ、距離センサ及び信号灯の中の少なくとも一つを備える。
【0007】
一つの可能な実施例において、露出領域は、少なくとも一つの露出穴であり、露出穴はタッチスクリーンの縁部と交差しない。
【0008】
一つの可能な実施例において、各露出穴は一つのその他の電子部品に対応するか、又は、
二つ以上のその他の電子部品に同時に対応する露出穴が少なくとも一つ存在する。
【0009】
一つの可能な実施例において、露出領域は、タッチスクリーンの縁部に形成される切欠領域である。
【0010】
一つの可能な実施例において、切欠領域は、タッチスクリーンの一つの直線状縁部に形成されるか、又は、
切欠領域は、タッチスクリーンの二つの直線状縁部が隣接するコーナー縁部に形成される。
【0011】
一つの可能な実施例において、タッチスクリーンは、隣接する二つの角部が直角である少なくとも一つの縁部を備える。
【0012】
本発明の実施例の第2様態によれば、
第1様態及び第1様態の各可能な実施例により提供される移動端末に適用され、
タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画するステップと、
n個の表示領域の中の各表示領域の、アクティブ状態とスリープ状態とを含む表示状態を制御するステップと、
アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御するステップと
を含む表示制御方法を提供する。
【0013】
一つの可能な実施例において、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するステップは、
移動端末のシステム上の所定方式に基づいて、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するステップを含む。
【0014】
一つの可能な実施例において、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するステップは、
ユーザの、左手持ち方式又は右手持ち方式を含む手持ち方式を取得するステップと、
手持ち方式が左手持ち方式である場合、タッチスクリーンを左手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画するステップと、
手持ち方式が右手持ち方式である場合、タッチスクリーンを右手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画するステップ
を含む。
【0015】
一つの可能な実施例において、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するステップは、
タッチスクリーンを通じてユーザの手の平によるタッチ領域を取得するステップと、
手の平によるタッチ領域に基づいて、タッチスクリーンを誤触防止用領域とn個の表示領域に区画するステップと
を含み、
誤触防止用領域は、受信された手の平によるタッチ信号に対して応答しない領域であり、
誤触防止用領域は、手の平によるタッチ領域を含む。
【0016】
一つの可能な実施例において、n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御するステップは、
n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第一設定操作がモニタリングされた場合、第一設定操作を受けた表示領域をアクティブ状態に設定するステップ;又は、
n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第二設定操作がモニタリングされた場合、全ての表示領域をアクティブ状態に設定するステップ
を含む。
【0017】
一つの可能な実施例において、アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御するステップは、
所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定するステップと、
表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定するステップと
を含み、
所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0018】
一つの可能な実施例において、n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御するステップは、
未処理情報が存在することがモニタリングされた場合、未処理情報の表示内容類型と所定の対応関係に基づいて、未処理情報に対応する表示領域をアクティブ状態に設定するステップを含み、
所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0019】
一つの可能な実施例において、当該方法は、
n個の表示領域の中の一つの表示領域のドラッグ信号を受信するステップと、
ドラッグ信号に基づいて、表示領域の位置をその他の表示領域の位置と交換するステップと
をさらに含む。
【0020】
一つの可能な実施例において、当該方法は、
タッチスクリーンを通じて、n個の表示領域の中に遮られた表示領域が存在するか否かを検出するステップと、
遮られた表示領域が存在する場合、タッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更するステップと
をさらに含む。
【0021】
一つの可能な実施例において、タッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更するステップは、
タッチスクリーンに誤触防止用領域が存在し、且つ誤触防止用領域における手の平によるタッチ領域が消えた場合、表示領域を誤触防止用領域に変更するステップ;又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域で最低の優先順位の表示領域を覆うステップ;又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域の表示位置を最低の優先順位の表示領域の表示位置と交換するステップ
を含む。
【0022】
本発明の実施例の第3様態によれば、
第1様態及び第1様態の各種の可能な実施例により提供される移動端末に適用され、
タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画するように構成される領域区画モジュールと、
n個の表示領域の中の各表示領域の、アクティブ状態とスリープ状態とを含む表示状態を制御するように構成される状態制御モジュールと、
アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御するように構成される内容制御モジュールと
を備える表示制御装置を提供する。
【0023】
一つの可能な実施例において、領域区画モジュールは、
移動端末のシステム上の所定方式に基づいて、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するように構成される。
【0024】
一つの可能な実施例において、領域区画モジュールは、
ユーザの、左手持ち方式と右手持ち方式を含む手持ち方式を取得し、
手持ち方式が左手持ち方式である場合、タッチスクリーンを左手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画し、
手持ち方式が右手持ち方式である場合、タッチスクリーンを右手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する
ように構成される。
【0025】
一つの可能な実施例において、領域区画モジュールは、
タッチスクリーンを通じてユーザの手の平によるタッチ領域を取得し、
手の平によるタッチ領域に基づいて、タッチスクリーンを誤触防止用領域とn個の表示領域に区画する
ように構成され、
誤触防止用領域は、受信された手の平によるタッチ信号に対して応答しない領域であり、
誤触防止用領域は、前記手の平によるタッチ領域を含む。
【0026】
一つの可能な実施例において、状態制御モジュールは、
n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第一設定操作がモニタリングされた場合、第一設定操作を受けた表示領域をアクティブ状態に設定するか、又は、
n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第二設定操作がモニタリングされた場合、全ての表示領域をアクティブ状態に設定する
ように構成される。
【0027】
一つの可能な実施例において、内容制御モジュールは、
所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定し、
表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定する
ように構成され、
所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0028】
一つの可能な実施例において、状態制御モジュールは、
未処理情報が存在することがモニタリングされた場合、未処理情報の表示内容類型と所定の対応関係に基づいて、未処理情報に対応する表示領域をアクティブ状態に設定するように構成され、
所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0029】
一つの可能な実施例において、当該装置は、
n個の表示領域の中の一つの表示領域のドラッグ信号を受信するように構成されるドラッグ受信モジュールと、
ドラッグ信号に基づいて、表示領域の位置をその他の表示領域の位置と交換するように構成される位置交換モジュールと
をさらに備える。
【0030】
一つの可能な実施例において、当該装置は、
タッチスクリーンを通じて、n個の表示領域の中に遮られた表示領域が存在するか否かを検出するように構成される遮蔽検出モジュールと、
遮られた表示領域が存在する場合、タッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更するように構成される位置変更モジュールと
をさらに備える。
【0031】
一つの可能な実施例において、当該位置変更モジュールは、
タッチスクリーンに誤触防止用領域が存在し、且つ誤触防止用領域における手の平によるタッチ領域が消えた場合、表示領域を誤触防止用領域に変更するように構成されるか、又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域で最低の優先順位の表示領域を覆うように構成されるか、又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域の表示位置を最低の優先順位の表示領域の表示位置と交換するように構成される。
【0032】
本発明の実施例の第4様態によれば、
第1様態及び第1様態の各種の可能な実施例により提供される移動端末に適用され、
ロセッサと、
プロセッサにより実行可能なインストラクションを記憶するメモリと、
プロセッサに接続されるタッチ集積回路と
を備え、
タッチ集積回路は、タッチスクリーンに接続され、
プロセッサは、
タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画し、
n個の表示領域の中の各表示領域の、アクティブ状態とスリープ状態とを含む表示状態を制御し、
アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御する
ように構成される表示制御装置を提供する。
【0033】
本発明の実施例の第5態様によれば、
プロセッサに実行されることにより、第2態様及び第2様態の各種の可能な実施例による前記表示制御方法を実現するプログラムを提供する。
【0034】
本発明の実施例の第6態様によれば、
第5態様による前記プログラムが記録されている記録媒体を提供する。
【0035】
本発明の実施例により提供された技術案によれば、以下のような有益な効果が得られる。即ち、タッチスクリーンで本体の正面全体を覆うことにより、移動端末の本体の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、移動端末の画面占有率を向上させることにより、より大きい情報表示領域を得ることができる。
【0036】
なお、上記一般的な記載及び後述の詳細な記載はただ例示的な記載であり、本発明を限定しないことを理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、例示的実施例に対して詳細に説明する。その例示は図面に表示される。以下の記載が図面に関わる場合、別途説明がない場合、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似する要素を表示する。以下の例示的実施例に記載された実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表しない。逆に、これらはただ特許請求の範囲に詳細に記載された、本発明の一部と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0039】
図1Aは、一つの例示的な実施例に係る移動端末の構成を示す模式図である。移動端末は、通常スマートフォン又は移動通信機能を持つその他の電子機器である。当該移動端末は、本体120とタッチスクリーン140とを備える。
【0040】
本体120は、通常六面体状を呈し、当該六面体の一部の稜部又は角部は、円弧状の面取りがなされている。本体120は枠フレーム122を備える。本体120の正面は、通常角丸四角形(角部が丸められた矩形)又は長方形を呈する。
【0041】
本体120の正面に設けられ、且つ枠フレーム122に貼り付けられるタッチスクリーン140は、本体120の正面全体を覆う。即ち、本体120の正面において上端領域と下部のボタン領域が取消され、上端領域と下部のボタン領域もタッチスクリーン140に覆われる。
【0042】
タッチスクリーン140は、フレーム接着剤及び/又はタッチエッジ回路を収容するための極狭額縁144を含んでもよい。タッチエッジ回路はゲート(gate)配線又はコモン(common)配線であってもよい。
【0043】
タッチスクリーン140の一側縁部において隣り合う二つの角部は直角であり、他の二つの角部は直角又は丸角であってもよい。通常、タッチエッジ回路が存在する側の縁部にタッチエッジ回路を収容するため、当該側の縁部に隣り合う二つの角を直角にする。タッチエッジ回路が存在する側の縁部は、上縁部、下縁部、左縁部と右縁部の中の何れかであってもよい。図においては、当該側の縁部が上縁部である場合を例にして説明する。
【0044】
タッチスクリーン140は、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode、OLED)クリーンを採用してもよい。
【0045】
移動端末は、タッチスクリーン140に接続されるタッチ集積回路(図示しない)と、タッチ集積回路に接続されるプロセッサ(図示しない)とをさらに備える。
【0046】
要するに、本実施例により提供される移動端末によれば、タッチスクリーンで本体の正面全体を覆うことにより、移動端末の本体の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、移動端末の画面占有率を向上させることにより、より大きい情報表示領域を得ることができるようにする。
【0047】
図1Bは、もう一つの例示的な実施例に係る移動端末の構成を示す模式図である。移動端末は、通常スマートフォン又は移動通信機能を持つその他の電子機器である。当該移動端末は、本体120とタッチスクリーン140とを備える。
【0048】
本体120は、通常六面体状を呈し、当該六面体の一部の稜部又は角部は、円弧状の面取りがなされている。本体120は枠フレーム122を備える。本体120の正面は、通常角丸四角形(角部が丸められた矩形)又は長方形を呈する。
【0049】
本体120の正面に設けられ、且つ枠フレーム122に貼り付けられるタッチスクリーン140は、本体120の正面における所定の領域以外のその他の領域を覆い、所定の領域は、本体120の正面に設けられたその他の電子部品の露出領域である。その他の電子部品とは、本体の正面に設けられたタッチスクリーン以外の電子部品のことを指す。その他の電子部品は、フロントカメラ、スピーカ、マイク、光センサ、距離センサ及び信号灯の中の少なくとも一つを備える。換言すれば、本体120の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、上端領域と下部のボタン領域がタッチスクリーン140に覆われる。
【0050】
露出領域は少なくとも一つの露出穴142であってもよい。本実施例において、
図1Bにおいて、例示的に3個の露出穴142を示し、本体120の正面の左側から右側まで順番に距離センサに対応する透光穴、フロントカメラに対応する透光穴とスピーカに対応するレシーバーである。二つの透光穴は円形の透光穴であってもよく、スピーカに対応するレシーバーは細長状の穴であってもよい。
【0051】
異なる実施例において、露出穴の数は限定されず、機器の正面に設けられるその他の電子部品の数によって決められる。本実施例において、その他の電子機器の数量、類型と位置に対して限定しない。各露出穴は一つのその他の電子部品に対応してもよい。即ち、露出穴はその他の電子機器に一一対応する。また、一つの露出穴は二つ以上のその他の電子部品に対応し、複数の電子部品が一つの露出穴を共用してもよい。即ち、二つ以上のその他の電子部品に同時に対応する、少なくとも一つの露出穴が存在する。露出穴は、完全にタッチスクリーン140を貫通する貫通穴であってもよく、又は透光性能又は通音性能を有する非貫通穴であってもよい。
【0052】
タッチスクリーン140は、密閉剤及び/又はタッチエッジ回路を収容するための極狭額縁144を含んでもよい。タッチエッジ回路はゲート配線又はコモン配線であってもよい。
【0053】
タッチスクリーン140の一側縁部において隣り合う二つの角部は直角を呈し、他の二つの角部は直角又は丸角を呈してもよい。通常、タッチエッジ回路が存在する側の縁部にタッチエッジ回路を収容するため、当該側の縁部に隣り合う二つの角部は直角を呈する。タッチエッジ回路が存在する側の縁部は、上縁部、下縁部、左縁部と右縁部の中の何れかであってもよい。図においては、当該側の縁部が左縁部である場合を例にして説明する。
【0054】
タッチスクリーン140は、有機発光ダイオードディスプレ(Organic Light−Emitting Diode、OLED)を採用してもよい。
【0055】
移動端末は、タッチスクリーン140に接続されるタッチ集積回路(図示しない)と、タッチ集積回路に接続されるプロセッサ(図示しない)とをさらに備える。
【0056】
要するに、本実施例により提供される移動端末によれば、タッチスクリーンで本体の正面全体における所定の領域を除いた残りの領域を覆うことにより、移動端末の本体の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、移動端末の画面占有率を向上させることにより、より大きい情報表示領域を得ることができるようにする。
【0057】
本実施例により提供される移動端末は、また、露出穴を設けることにより、フロントカメラ、スピーカ、マイクのようなその他の電子部品を、露出穴を介して正常に使用できるとともに、ほぼ正面全体を覆うタッチスクリーンとの完璧な両立を実現することができる。
【0058】
図1Cは、もう一つの例示的な実施例に係る移動端末の構成を示す模式図である。移動端末は、通常スマートフォン又は移動通信機能を持つその他の電子機器である。当該移動端末は、本体120とタッチスクリーン140とを備える。
【0059】
本体120は、通常六面体状を呈し、当該六面体の一部の稜部又は角部に円弧状面取りが形成されている。本体120は枠フレーム122を備える。本体120の正面は、通常角丸四角形又は長方形を呈する。
【0060】
本体120の正面に設けられ、且つ枠フレーム122に貼り付けられるタッチスクリーン140は、本体120の正面における所定の領域以外のその他の領域を覆い、所定の領域は、本体120の正面に設けられたその他の電子部品の露出領域である。その他の電子部品とは、本体の正面に設けられたタッチスクリーン以外の電子部品のことを指す。その他の電子部品は、フロントカメラ、スピーカ、マイク、光センサ、距離センサ及び信号灯の中の少なくとも一つを備える。換言すれば、本体120の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、上端領域と下部のボタン領域がタッチスクリーン140に覆われる。
【0061】
露出領域は、タッチスクリーン140の縁部に形成される切欠領域146であってもよい。本実施例において、
図1Cにおいて、例示的に切欠領域146を示し、当該切欠領域146は、タッチスクリーン140の一つの直線状縁部(上縁部)に形成され、且つ逆台形を呈する。当然ながら、当該切欠領域146はその他の形状であってもよい。
【0062】
当該切欠領域146は、それぞれのその他の電子部品に対応してもよい。例えば、当該切欠領域146には、フロントカメラ、光センサ、距離センサと信号灯が設けられている。本実施例において、その他の電子部品の数と類型に対して限定しない。
【0063】
タッチスクリーン140は、密閉剤及び/又はタッチエッジ回路を収容するための極狭額縁144を含んでもよい。タッチエッジ回路はゲート配線又はコモン配線であってもよい。
【0064】
タッチスクリーン140の四つの角はいずれも直角であってもよい。
【0065】
タッチスクリーン140は、有機発光ダイオードディスプレ(Organic Light−Emitting Diode、OLED)を使用してもよい。
【0066】
移動端末は、タッチスクリーン140に接続されるタッチ集積回路(図示しない)と、タッチ集積回路に接続されるプロセッサ(図示しない)とをさらに備える。
【0067】
要するに、本実施例により提供される移動端末によれば、タッチスクリーンで本体の正面の全体における所定の領域を除いた残りの領域を覆うことにより、移動端末の本体の正面における上端領域と下部のボタン領域を無くして、移動端末の画面占有率を向上させることにより、より大きい情報表示領域を得ることができるようにする。
【0068】
本実施例により提供される移動端末は、また、切欠領域を設けることにより、フロントカメラ、スピーカ、マイクのようなその他の電子部品を、切欠領域を介して正常に使用できるとともに、正面のほぼ全体を覆うタッチスクリーンとの完璧な両立を実現することができる。
【0069】
補足説明すべき点は、もう一つの実現可能な形態として、
図1Dに示すように、切欠領域146は、タッチスクリーン140の二つの直線状縁部が隣り合うコーナー縁部に形成されてもよい。
図1Dに示したコーナー縁部は右上のコーナーであるが、左上のコーナー、左下のコーナー又は右下のコーナーであってもよい。本実施例において、これに対して限定しない。タッチスクリーン140の四つの角はいずれも丸角であってもよい。この場合、タッチエッジ回路が円弧状に配列されるか、又は、タッチエッジ回路の長さが当該側タッチスクリーンの縁部の長さより短くてもよい。又は、タッチエッジ回路に対しその他の実施可能なプロセスを採用してもよい。
【0070】
図2Aは、一つの例示的な実施例に係る表示制御方法を示すフローチャートである。本実施例では、当該表示制御方法が
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される場合を例にして説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0071】
ステップ201において、タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画する。
【0072】
当該n個の表示領域は、通常交差しない。n個の表示領域の面積の総和は、タッチスクリーンの面積の以下である。各表示領域の形状と面積は同じであるか、又は、少なくとも一つの表示領域の形状と面積がその他の表示領域の形状及び/又は面積と異なる。表示領域は、通常長方形である。
【0073】
図2Bに示すように、n個の表示領域は3個の表示領域であり、各表示領域は、幅が同じであるが、高さが異なる。
【0074】
図2Cに示すように、n個の表示領域は9個の表示領域であり、各表示領域は、幅と高さが全部同じである。
【0075】
図2Dに示すように、n個の表示領域は7個の表示領域であり、番号1乃至3の表示領域の幅と高さが同じであり、番号4乃至7の表示領域の幅と高さが同じである。
【0076】
ステップ202において、n個の表示領域の中の各表示領域の、アクティブ状態とスリープ状態とを含む表示状態を制御する。
【0077】
アクティブ状態とは、表示内容を表示しない状態を指す。表示内容の基本要素は、テキスト、画像、動画、アイコンとユーザインターフェースの中の少なくとも一つを含む。表示内容類型は、実行状態情報、アプリケーションのアイコン情報、仮想ボタン情報とデスクトップ ガジェット等々を含む。
【0078】
スリープ状態とは、スクリーンを消して表示しない状態を指す。スリープ状態にある表示領域は、依然としてタッチ信号を収集してもよい。
【0079】
移動端末は、n個の表示領域の全部又は一部がアクティブ状態にあるように制御することが可能であり、n個の表示領域の全部又は一部がスリープ状態にあるように制御することも可能である。
【0080】
ステップ203において、アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御する。
【0081】
移動端末は、またアクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御する。
【0082】
要するに、本実施例により提供される表示制御方法によれば、移動端末のタッチスクリーンを異なる表示領域に区画し、且つ各表示領域の表示状態及びアクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御することにより、各表示領域の表示状態と表示内容を単独に制御でき、多様化な表示方式と高効率の画面使用率を実現するという効果を奏する。また、スリープ状態にある表示領域は、電力消費を節約できるだけではなく、ユーザの手持ち領域としても利用できるため、ユーザの誤触の可能性を減らす。
【0083】
上述ステップ202は、複数通りの実現可能な形態が存在し、ステップ203も複数通りの実現可能な形態が存在するため、以下では、異なる実施例に分けてそれぞれ説明する。
【0084】
図3Aは、もう一つの例示的な実施例に係る表示制御方法を示すフローチャートである。本実施例においては、当該表示制御方法が
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される場合を例にして説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0085】
ステップ301において、移動端末のシステム上の所定方式に基づいて、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画する。
【0086】
nが3である場合を例にして、移動端末はタッチスクリーンをシステム上の所定方式に基づいて3個の表示領域に区画する。
図3Bに示すように、表示領域A、表示領域B及び表示領域Cにそれぞれ区画する。
【0087】
移動端末の操作システムには所定の対応関係が記憶されており、所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。当該所定の対応関係は、操作システムにより予め設定されるか、又はユーザによりカスタマイズされる。
【0088】
例えば、表示領域Aに対応する表示内容類型は実行状態情報であり、実行状態情報は、現在利用している通信事業者類型、電池残量、モバイルネットワークの信号強度等の情報を含む。
【0089】
表示領域Bに対応する表示内容類型は、アプリケーションのアイコン情報である。
【0090】
表示領域Cに対応する表示内容類型は、仮想ボタンコントローラである。
【0091】
ステップ302において、n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第一設定操作がモニタリングされた場合、第一設定操作を受けた表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0092】
第一設定操作は、左にスライドするジェスチャー、右にスライドするジェスチャー、下にスライドするジェスチャー等であってもよい。当該第一設定操作は、操作システムにより予め設定されるか、又はユーザによりカスタマイズされてもよい。
【0093】
例えば、初期状態で、n個の表示領域がいずれもスリープ状態にある。ユーザが表示領域Aをアクティブ状態に設定しようとする場合、ユーザが当該表示領域Aにおいて下にスライドするジェスチャーをすると、移動端末は当該下にスライドするジェスチャーに基づいて、当該表示領域Aをアクティブ状態に設定する。
【0094】
また、例えば初期状態で、n個の表示領域はいずれもスリープ状態にある。ユーザがその中の二つの表示領域をアクティブ状態に設定しようとする場合、ユーザが当該二つの表示領域において連続的に下にスライドするジェスチャーをすると、移動端末は当該下にスライドするジェスチャーに基づいて、当該二つの表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0095】
ステップ303において、n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第二設定操作がモニタリングされた場合、全ての表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0096】
第二設定操作は、円弧状のジェスチャー、折れ線状のジェスチャー等であってもよい。当該第二設定操作は、システムにより予め設定されるか、又はユーザによりカスタマイズされてもよい。
【0097】
例えば、初期状態で、n個の表示領域は、いずれもスリープ状態にある。ユーザがn個の表示領域を全部アクティブ状態に設定しようとする場合、ユーザが当該少なくとも一つの表示領域において折れ線状のジェスチャーをすると、移動端末は当該折れ線状のジェスチャーに基づいて、当該n個の表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0098】
ステップ304において、所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定し、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0099】
一つの表示領域がアクティブ状態に設定された場合、移動端末は、所定の対応関係に基づいて当該表示領域における表示内容類型を決定する。
【0100】
例えば、表示領域Aがアクティブ状態に設定された場合、移動端末は、表示領域Aに対応する表示内容類型が実行状態情報であると決定する。
【0101】
ステップ305において、当該表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定する。
【0102】
例えば、移動端末は、現在の実行状態情報を取得し、且つ現在の実行状態情報を表示領域A内の表示内容として設定する。
【0103】
図3Cに示した実施例において、ユーザが現在の時刻と携帯電話の電池残量を確認しようとする場合、ユーザが携帯電話の頂部において下にスライドするジェスチャーをすると、移動端末は表示領域Aをアクティブ状態に設定し、且つ現在の実行状態情報を表示領域A内の表示内容として設定する。この過程において、表示領域Bと表示領域Cはスリープ状態を保持してもよい。
【0104】
ステップ306において、n個の表示領域の中の一つの表示領域のドラッグ信号を受信する。
【0105】
ユーザは、各表示領域の表示位置を変更してもよい。ユーザが一つの表示領域の表示位置を変更しようとする場合、当該表示領域を所望の位置まで直接ドラッグすることができる。
【0106】
それに応じて、移動端末は、ユーザがn個の表示領域の中の一つの表示領域のドラッグ信号を受信する。
【0107】
ステップ307において、ドラッグ信号に基づいて表示領域の位置をその他の表示領域の位置と交換する。
【0108】
移動端末は、ドラッグされた表示領域の位置をその他の表示領域の位置と交換する。
【0109】
例えば、表示領域Aが表示領域Cの初始表示位置にドラッグされれば、移動端末は、表示領域Cの表示位置を表示領域Aの表示位置と交換する。
【0110】
ユーザが一つのアクティブ状態にある表示領域をクリックすると、移動端末が当該表示領域をフルスクリーンに拡大して表示するようにしてもよい。また、一つのフルスクリーン表示の表示領域に対して、移動端末はユーザの両指での収縮操作によってオリジナルサイズに縮小して表示してもよい。
【0111】
要するに、本実施例により提供される表示制御方法によれば、移動端末のタッチスクリーンを異なる表示領域に区画し、且つ各表示領域の表示状態及びアクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御することにより、各表示領域の表示状態と表示内容を単独に制御でき、多様化な表示方式と高効率の画面使用率を実現するという効果を奏する。また、スリープ状態にある表示領域は、電力消費を節約できるだけではなく、ユーザの手持ち領域としても利用できるため、ユーザの誤触の可能性を減らす。
【0112】
本実施例により提供される表示制御方法によれば、ユーザがドラッグの方式で表示領域の表示位置を交換することにより、より柔軟な表示方式を実現することができる。
【0113】
図4は、もう一つの例示的な実施例に係る表示制御方法を示すフローチャートである。本実施例において、当該表示制御方法が
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される場合を例にして説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0114】
ステップ401において、移動端末のシステム上の所定方式に基づいて、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画する。
【0115】
nが4である場合を例にして、移動端末がタッチスクリーンをシステム上の所定方式に基づいて4個の表示領域に区画する。
図4Bに示すように、表示領域A、表示領域B、表示領域Cと表示領域Dにそれぞれ区画する。
【0116】
移動端末の操作システムには所定の対応関係が記憶されており、所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。当該所定の対応関係は、操作システムにより予め設定されるか、又はユーザによりカスタマイズされる。
【0117】
例えば、表示領域Aに対応する表示内容類型は実行状態情報であり、実行状態情報は、現在利用している通信事業者類型、電池残量、モバイルネットワークの信号強度等の情報を含む。
【0118】
表示領域Bに対応する表示内容類型は、例えば未確認メッセージ、通知メッセージ等の未処理情報である。
【0119】
表示領域Cに対応する表示内容類型は、アプリケーションのアイコン情報である。
【0120】
表示領域Dに対応する表示内容類型は、仮想ボタンコントローラであり、仮想ボタンコントローラは、メニューボタンコントローラ、ホームボタンコントローラとリターンボタンコントローラの中の少なくとも一つを含む。
【0121】
ステップ402において、未処理情報の存在をモニタリングした場合、未処理情報の表示内容類型と対応関係に基づいて、未処理情報に対応する表示領域をアクティブ状態に設定し、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0122】
移動端末は、例えば新着メッセージ又は新着メール等の未処理情報を受信した場合、所定の対応関係に基づいて表示領域Bをアクティブ状態に設定する。
【0123】
ステップ403において、アクティブ状態にある表示領域において未処理情報を表示する。
【0124】
移動端末は、表示領域Bにおいて未処理情報を表示する。
【0125】
ステップ404において、未処理情報の表示取消信号を受信する。
【0126】
ユーザが未処理情報を確認又は処理した後、移動端末に対し表示取消信号をトリガーする。当該表示取消信号は、未処理情報を表示領域からドラッグ(drag)して除外する信号であってもよい。
【0127】
ステップ405において、未処理情報の表示を取り消し、且つ未処理情報に対応する表示領域をスリープ状態に設定する。
【0128】
移動端末は、未処理情報の表示を取り消し、未処理情報に対応する表示領域をスリープ状態に設定する。
【0129】
図4Cに示す実施例において、一つの新着メッセージ40を受信した後、移動端末は、自動的に新着メッセージ40に対応する表示領域Bをアクティブ状態に設定し、且つ新着メッセージ40を表示領域Bに表示する。ユーザは当該新着メッセージ40を読んだ後、当該新着メッセージ40を左にスライドするこれによって、当該新着メッセージ40の表示を取り消すことができる。同時に、移動端末は、新着メッセージ40に対応する表示領域をスリープ状態に設定する。
【0130】
ユーザが一つのアクティブ状態にある表示領域をクリックすると、移動端末は、当該表示領域をフルスクリーンに拡大して表示するようにしてもよく、一つのフルスクリーン表示の表示領域をユーザの両指での収縮操作によってオリジナルサイズに縮小して表示するようにしてもよい。
【0131】
要するに、本実施例により提供される表示制御方法によれば、未処理情報がある場合、未処理情報に対応する表示領域のみをアクティブ状態に設定し、且つユーザがドラッグの方式で未処理情報の表示を取り消すこれによって、未処理情報が存在する場合、ユーザが他の表示内容の干渉を受けずに未処理情報の確認に集中でき、また他の表示領域がスリープ状態にあるため、より節電できる効果を奏する。
【0132】
図5Aは、もう一つの例示的な実施例に係る表示制御方法を示すフローチャートである。本実施例において、当該表示制御方法が
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される場合を例にして説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0133】
ステップ501において、ユーザの手持ち方式を取得する。手持ち方式は、左手持ち方式と右手持ち方式を含む。
【0134】
移動端末は、機器に設けられたハードウエアコンポーネントを介してユーザの手持ち方式を取得できる。本ステップは、複数通りの実現可能な形態が存在する。
【0135】
第1の実現形態では、移動端末が内蔵のセンサを介して移動端末の傾斜角度を取得して、傾斜角度が左側に向いたものであり、且つ所定の角度より大きい場合、ユーザの手持ち方式が左手持ち方式だと決定し、傾斜角度が右側に向いたものであり、且つ所定の角度より大きい場合、ユーザの手持ち方式が右手持ち方式だと決定する。
【0136】
第2の実現形態では、移動端末が内蔵のセンサを介して移動端末の傾斜角度をモニタリングして、傾斜角度が左側に向いた傾斜角度から右側に向いた傾斜角度に切り替えられた場合、ユーザの手持ち方式が右手持ち方式だと決定し、傾斜角度が右側に向いた傾斜角度から左側に向いた傾斜角度に切り替えられた場合、ユーザの手持ち方式が左手持ち方式だと決定する。
【0137】
第3の実現形態では、移動端末がタッチスクリーンの左側の所定の領域内において所定のジェスチャーを検出した場合、ユーザの手持ち方式が左手持ち方式だと決定し、タッチスクリーンの右側の所定の領域内において所定のジェスチャーを検出した場合、ユーザの手持ち方式が右手持ち方式だと決定する。
【0138】
第4の実現形態では、移動端末がタッチスクリーン上を押す図形を取得して、押す図形が左手の親指のサンプル図形に整合する場合、ユーザの手持ち方式が左手持ち方式だと決定し、押す図形が右手の親指のサンプル図形に整合する場合、ユーザの手持ち方式が右手持ち方式だと決定する。
【0139】
ステップ502において、手持ち方式が左手持ち方式である場合、タッチスクリーンを左手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する。
【0140】
左手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する一つの方式として、
左手親指の操作距離の遠近に基づいて、n個の表示領域に区画する。
【0141】
仮想ボタンコントローラの優先順位>未処理情報又は通知情報の優先順位>アプリケーションのアイコン情報の優先順位>システム実行情報の優先順位に基づいて、各種の表示内容類型とn個の表示領域との所定の対応関係を構築する。
【0142】
優先順位が高い表示内容類型は、操作距離が比較的近い表示領域に対応し、優先順位が比較的低い表示内容類型は、操作距離が遠い表示領域に対応する。
【0143】
図5Bに示した実施例において、タッチスクリーンを左手の親指の操作距離が異なる四つの表示領域A、表示領域B、表示領域Cと表示領域Dに区画する。ここで、左手の親指に最も近い表示領域Aは、仮想ボタンコントローラを表示するためのものであり、表示領域Bは、未処理情報又は通知情報を表示するためのものであり、表示領域Cは、アプリケーションのアイコン情報を表示するためのものであり、左手の親指に最も遠い表示領域Dは、システム実行情報を表示するためのものである。
【0144】
ステップ503において、手持ち方式が右手持ちである場合、タッチスクリーンを右手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する。
【0145】
右手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する一つの方式として、
右手の親指の操作距離の遠近に基づいて、n個の表示領域に区画する。
【0146】
仮想ボタンコントローラの優先順位>未処理情報又は通知情報の優先順位>アプリケーションのアイコン情報の優先順位>システム実行情報の優先順位に基づいて、各種の表示内容類型とn個の表示領域との所定の対応関係を構築する。
【0147】
優先順位が高い表示内容類型は、操作距離が比較的に近い表示領域に対応し、優先順位が低い表示内容類型は、操作距離が比較的に遠い表示領域に対応する。
【0148】
図5Cに示した実施例において、タッチスクリーンを右手親指での操作距離が異なる四つの表示領域A、表示領域B、表示領域Cと表示領域Dに区画する。ここで、右手親指に最も近い表示領域Aは、仮想ボタンコントローラを表示するためのものであり、表示領域Bは、未処理情報又は通知情報を表示するためのものであり、表示領域Cは、アプリケーションのアイコン情報を表示するためのものであり、右手親指に最も遠い表示領域Dは、システム実行情報を表示するためのものである。
【0149】
説明すべき点は、
図5Bと
図5Cは、いずれも模式的な例に過ぎなく、本発明の実施例においては、左手区画方式と右手区画方式との区画方式を限定せず、左手区画方式が左手持ち操作に有利であり、右手区画方式が右手持ち操作に有利であればよい。
【0150】
ステップ504において、n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御し、表示状態はアクティブ状態とスリープ状態を含む。
【0151】
本ステップは、ステップ302又はステップ303又はステップ402に示した制御方式を採用してもよい。
【0152】
例えば、ユーザは、下にスライドするジェスチャーによって、移動端末をトリガーして該当する表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0153】
ステップ505において、所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定し、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0154】
少なくとも一つの表示領域がアクティブ状態にある場合、移動端末は、所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定する。当該所定の対応関係は、操作システムにより予め設定されてもよく、ユーザによりカスタマイズされてもよい。
【0155】
ステップ506において、当該表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定する
ユーザが一つのアクティブ状態にある表示領域をクリックすると、移動端末は、当該表示領域をフルスクリーンに拡大して表示するようにしてもよく、一つのフルスクリーン表示の表示領域をユーザの両指での収縮操作によってオリジナルサイズに縮小して表示するようにしてもよい。
【0156】
要するに、本実施例により提供される表示制御方法によれば、自動的にユーザの手持ち方式を分析し、ユーザの手持ち方式の動態に基づいて表示領域の区画方式を調整することにより、移動端末が表示する表示領域がもっとユーザの操作習慣に合うようにしてユーザの操作効率を向上する。
【0157】
図6Aは、もう一つの例示的な実施例に係る表示制御方法を示すフローチャートである。本実施例において、当該表示制御方法が
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される場合を例にして説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0158】
ステップ601において、タッチスクリーンを通じてユーザの手の平によるタッチ領域を取得する。
【0159】
移動端末の正面全体がタッチスクリーンに覆われた場合、ユーザの手の平による誤操作を引き起こしやすい。
【0160】
誤操作の発生を減らすためには、移動端末がタッチスクリーンを通じてユーザのタッチ領域を採集した場合、タッチ領域の形状、面積と位置に対する分析によりユーザの手の平によるタッチ領域を取得してもよい。
【0161】
例えば、左手持ちのモードでは、タッチ領域がスクリーンの左下側に位置し、形状が細長円形であり、且つその面積が指先の経験面積を超える場合、当該タッチ領域がユーザの手の平によるタッチ領域であると決定する。
【0162】
ステップ602において、手の平によるタッチ領域に基づいて、タッチスクリーンを誤触防止用領域とn個の表示領域に区画する。誤触防止用領域は、受信された手の平によるタッチ信号に対して応答しない領域であり、誤触防止用領域は、手の平によるタッチ領域を含む。
【0163】
移動端末は、手の平によるタッチ領域に基づいて、手の平によるタッチ領域を含む一部の領域を誤触防止用領域に設定する。誤触防止用領域は受信された手の平によるタッチ信号に対して応答しない領域である。
【0164】
移動端末は、誤触防止用領域以外の領域をn個の表示領域に区画する。
【0165】
図6Bに示した実施例を結合して分かるように、当該誤触防止用領域62の大きさは、手の平によるタッチ領域64の大きさに関係する。誤触防止用領域62の大きさは、手の平によるタッチ領域64の大きさによって動的に変化してもよい。
【0166】
移動端末はさらに、誤触防止用領域62以外の領域を5個の表示領域に区画するステップとてもよい。ここで、左上のコーナーの表示領域61に対応する表示内容類型は、システム実行情報であり、右上のコーナーの表示領域63に対応する表示内容類型は、未処理情報であり、下の中部の表示領域65に対応する表示内容類型は、仮想ボタンコントローラであり、左下のコーナーの表示領域67に対応する表示内容類型は、アプリケーションのアイコン情報である。
【0167】
ステップ603において、n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御し、表示状態はアクティブ状態とスリープ状態を含む。
【0168】
例えば、ユーザは、下にスライドするジェスチャーによって、移動端末をトリガーして該当する表示領域をアクティブ状態に設定する。
【0169】
ステップ604において、所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定し、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0170】
一つの表示領域がアクティブ状態に設定された場合、移動端末は、所定の対応関係に基づいて当該表示領域における表示内容類型を決定する。
【0171】
ステップ605において、当該表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定する。
【0172】
ステップ606において、タッチスクリーンを通じてn個の表示領域の中に遮られた表示領域が存在するか否かを検出する。
【0173】
ユーザの指がタッチスクリーンを遮る可能性があるため、移動端末は、タッチスクリーンのフローティングタッチ検出機能を利用してn個の表示領域の中の遮られた表示領域を検出することができる。
【0174】
例えば、一つの表示領域の上方に遮蔽物が存在し、且つ遮蔽時間が2秒を超えた場合、移動端末は、当該表示領域が遮られた表示領域であると決定する。
【0175】
ステップ607において、遮られた表示領域が存在する場合、タッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更する。
【0176】
移動端末がタッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更することにより、ユーザの遮られた表示領域に対する確認がより便利になる。変更前後の二つの表示領域の形状と大きさが異なる可能性があるため、変更後の各表示領域に対し表示レイアウトを新たに調整する必要がある可能性がある。
【0177】
本ステップは、複数通りの実現可能な形態が存在する。
【0178】
第1形態として、タッチスクリーンに誤触防止用領域が存在し、且つ誤触防止用領域における手の平によるタッチ領域が消えた場合、遮られた表示領域を誤触防止用領域に変更して表示する。
【0179】
第2形態として、各表示領域の優先順位に基づいて、遮られた表示領域を、最低の優先順位の表示領域を覆うように表示する。
【0180】
第3形態として、各表示領域の優先順位に基づいて、遮られた表示領域と最低の優先順位の表示領域の表示位置を交換する。
【0181】
要するに、本実施例により提供される表示制御方法によれば、ユーザの手の平によるタッチ領域に基づいて動的に誤触防止用領域を設定することにより、ユーザの手の平のタッチスクリーンに対する誤動作を減らすことができ、タッチスクリーンが移動端末の正面領域全体を覆ったとしても、ユーザが正常に操作できるようにする。
【0182】
本実施例により提供される表示制御方法によれば、また、遮られた表示領域の表示位置を動的に変化することにより、表示領域の一部がユーザによって遮られても、ユーザが依然として出来るだけ多くて、且つ優先順位が高い表示内容を見られるようにする。
【0183】
補足説明すべき点は、当業者は、合理的な予測に基づいて上述の実施例を自由に組み合わせることも可能である。例えば、
図6Aに示した実施例にステップ306とステップ307を加え、
図3Aに示した実施例にステップ606とステップ607を加える等々である。
【0184】
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明に係る方法の実施例の実行に適用できる。本発明に係る装置の実施例に説明されていない細かいところは、本発明に係る方法の実施例を参照すればよい。
【0185】
図7は、一つの例示的な実施例に係る表示制御装置のブロック図である。
図7に示すように、当該表示制御装置は、
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される。当該装置は、以下のモジュールを含んでもよいが、これらに限られるものではない。
【0186】
前記タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画するように構成される領域区画モジュール720と、
前記n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御するように構成される状態制御モジュール740と、
前記アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御するように構成される内容制御モジュール760とを備え、
前記表示状態は、アクティブ状態とスリープ状態とを含む。
【0187】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、移動端末のタッチスクリーンを異なる表示領域に区画し、且つ各表示領域の表示状態及びアクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御することにより、各表示領域の表示状態と表示内容を単独に制御でき、多様化な表示方式と高効率の画面使用率を実現するという効果を奏する。また、スリープ状態にある表示領域は、電力消費を節約できるだけではなく、ユーザの手持ち領域としても利用できるため、ユーザの誤触の可能性を減らす。
【0188】
図8は、もう一つの例示的な実施例に係る表示制御装置のブロック図である。
図8に示すように、当該表示制御装置は、
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末に適用される。当該装置は、以下のモジュールを含んでもよいが、これらに限られるものではない。
【0189】
前記タッチスクリーンをn個(n≧2)の表示領域に区画するように構成される領域区画モジュール720と、
前記n個の表示領域の中の各表示領域の表示状態を制御するように構成される状態制御モジュール740と、
前記アクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御するように構成される内容制御モジュール760とを備え、
前記表示状態は、アクティブ状態とスリープ状態とを含む。
【0190】
一つの可能な実施例において、領域区画モジュール720は、移動端末のシステム上の所定方式に基づいて、タッチスクリーンをn個の表示領域に区画するように構成される。
【0191】
もう一つの可能な実施例において、領域区画モジュール720は、ユーザの手持ち方式を取得するように構成される。手持ち方式は、左手持ち方式と右手持ち方式を含む。手持ち方式が左手持ち方式である場合、タッチスクリーンを左手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画し、手持ち方式が右手持ち方式である場合、タッチスクリーンを右手区画方式に基づいてn個の表示領域に区画する。
【0192】
他の一つの可能な実施例において、領域区画モジュール720は、タッチスクリーンを通じてユーザの手の平によるタッチ領域を取得するように構成される。手の平によるタッチ領域に基づいて、タッチスクリーンを誤触防止用領域とn個の表示領域に区画する。誤触防止用領域は受信された手の平によるタッチ信号に対して応答しない領域であり、誤触防止用領域は手の平によるタッチ領域を含む。
【0193】
一つの可能な実施例において、状態制御モジュール740は、n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第一設定操作がモニタリングされた場合、第一設定操作を受けた表示領域をアクティブ状態に設定するように構成される。又は、状態制御モジュール740は、n個の表示領域の中の少なくとも一つの表示領域において第二設定操作がモニタリングされた場合、全ての表示領域をアクティブ状態に設定するように構成される。
【0194】
一つの可能な実施例において、内容制御モジュール760は、所定の対応関係に基づいて、アクティブ状態にある表示領域に対応する表示内容類型を決定し、表示内容類型に属する表示内容を表示領域における表示内容として設定するように構成され、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0195】
一つの可能な実施例において、状態制御モジュール740は、未処理情報が存在することがモニタリングされた場合、未処理情報の表示内容類型と所定の対応関係に基づいて、未処理情報に対応する表示領域をアクティブ状態に設定するように構成され、前記所定の対応関係は、各表示領域と当該表示領域に対応する表示内容類型との対応関係である。
【0196】
一つの可能な実施例において、当該装置は、
n個の表示領域の中の一つの表示領域のドラッグ信号を受信するように構成されるドラッグ受信モジュール782と、
ドラッグ信号に基づいて表示領域の位置をその他の表示領域の位置と交換するように構成される位置交換モジュール784とをさらに備える。
【0197】
一つの可能な実施例において、当該装置は、
タッチスクリーンを通じて、n個の表示領域の中に遮られた表示領域が存在するか否かを検出するように構成される遮蔽検出モジュール792と、
遮られた表示領域が存在する場合、タッチスクリーンにおける遮られた表示領域の表示位置を変更するように構成される位置変更モジュール794とをさらに備える。
【0198】
一つの可能な実施例において、当該位置変更モジュール794は、
タッチスクリーンに誤触防止用領域が存在し、且つ誤触防止用領域における手の平によるタッチ領域が消えた場合、表示領域を誤触防止用領域に変更するように構成されるか、
又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域で最低の優先順位の表示領域を覆うように構成されるか、
又は、
各表示領域の優先順位に基づいて、表示領域の表示位置を最低の優先順位の表示領域の表示位置と交換するように構成される。
【0199】
要するに、本実施例により提供される表示制御装置によれば、移動端末のタッチスクリーンを異なる表示領域に区画し、且つ各表示領域の表示状態及びアクティブ状態にある表示領域における表示内容を制御することにより、各表示領域の表示状態と表示内容を単独に制御でき、多様化な表示方式と高効率の画面使用率を実現するという効果を奏する。また、スリープ状態にある表示領域は、電力消費を節約できるだけではなく、ユーザの手持ち領域としても利用できるため、ユーザの誤触の可能性を減らす。
【0200】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、また、ユーザがドラッグの方式で表示領域の表示位置を交換することにより、より柔軟な表示方式を実現することができる。
【0201】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、また、未処理情報が存在ある場合、未処理情報に対応する表示領域のみをアクティブ状態に設定し、且つユーザがドラッグの方式で未処理情報の表示を取り消すことができる。これによって、未処理情報が存在場合、ユーザは他の表示内容の干渉を受けずに未処理情報の確認に集中でき、また他の表示領域がスリープ状態にあるため、より節電する効果も奏する。
【0202】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、また、自動的にユーザの手持ち方式を分析し、ユーザの手持ち方式に基づいて動的に表示領域の区画方式を調整することにより、移動端末が表示する表示領域がもっとユーザの操作習慣に合うようにしてユーザの操作効率を向上する。
【0203】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、また、ユーザの手の平によるタッチ領域に基づいて動的に誤触防止用領域を設定することにより、ユーザの手のタッチスクリーンへの誤動作を減らすことができ、タッチスクリーンが移動端末の正面領域全体を覆ったとしても、ユーザは正常に操作できるようにする。
【0204】
本実施例により提供される表示制御装置によれば、また、遮られた表示領域の表示位置を動的に変更することにより、表示領域の一部がユーザによって遮られても、ユーザは依然として出来るだけ多くて、且つ優先順位が高い表示内容を見ることができる。
【0205】
上述実施例における装置に関し、それぞれのモジュールが操作を実行する具体的な形態については、関係する方法の実施例において詳細な説明を行っており、ここではその説明を重複しないことにする。
【0206】
図9は、一つの例示的な実施例に係る表示制御装置のブロック図である。当該表示制御装置は
図1A乃至
図1Dの何れかに示した移動端末として実現されることができる。
【0207】
図9を参照すると、装置900は、処理アセンブリ902、メモリ904、電源アセンブリ906、マルチメディアアセンブリ908、オーディオアアセンブリ910、入力/出力(I/O)インタフェース912、センサアセンブリ914及び通信アセンブリ916からなる群から選ばれる少なくとも一つを備えてもよい。
【0208】
処理アセンブリ902は、一般的には、装置900の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理アセンブリ902は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも一つのプロセッサ918を備えてもよい。また、処理アセンブリ902は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも一つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理アセンブリ902は、マルチメディアアセンブリ908とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
メモリ904は、装置900での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように構成される。これらのデータは、例えば、装置900で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を備える。メモリ904は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0209】
電源アセンブリ906は、装置900の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、一つ又は複数の電源、及び装置900のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0210】
マルチメディアアセンブリ908は、装置900とユーザーの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。一部の実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザーからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも一つのタッチセンサを有する。タッチセンサは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。当該タッチスクリーンは、タッチ集積回路(図示しない)に接続され、当該タッチ集積回路は、プロセッサ918に接続される。一部の実施例では、マルチメディアアセンブリ908は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置900が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
オーディオアアセンブリ910は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオアアセンブリ910は、マイクロフォン(MIC)を有してもよい。装置900が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように構成される。受信したオーディオ信号は、メモリ904にさらに記憶されてもよいし、通信アセンブリ916を介して送信されてもよい。一部の実施例では、オーディオアアセンブリ910は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0211】
I/Oインターフェース912は、処理アセンブリ902と外部のインターフェースモジュールの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0212】
センサアセンブリ914は、装置900のために各方面の状態を評価する少なくとも一つのセンサを備えてもよい。例えば、センサアセンブリ914は、装置900のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットが装置900のディスプレイ及びキーパッドである。センサアセンブリ914は、装置900又は装置900の一つのユニットの位置の変化や、ユーザーが装置900に接触しているか否かや、装置900の方向又は加速/減速や、装置900の温度変化を検出することができる。センサアセンブリ914は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように構成される近接センサを有してもよい。センサアセンブリ914は、結像応用に用いるための光センサ、例えば、CMOS又はCCD画像センサを有してもよい。一部の実施例では、該センサアセンブリ914は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをさらに備えてもよい。
通信アセンブリ916は、装置900と他の設備の間の無線又は有線通信を便利にさせるように構成される。装置900は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFiや、2Gや、3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。一つの例示的な実施例では、通信アセンブリ916は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号又は放送に関する情報を受信する。一つの例示的な実施例では、前記通信アセンブリ916は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0213】
例示的な実施例では、装置900は、上述した表示制御方法を実行するために、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、数字信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0214】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ904をさらに提供する。前記命令は、装置900のプロセッサ918により実行されて上述した表示方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0215】
当業者は、本願明細書を考慮し、本願明細書に開示された発明を実践した後、本発明の他の実施例を容易に想到し得る。本願は、本発明に対する任意の変形、用途又は適応的な変更を含むことにその旨がある。これらの変形、用途又は適当的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、本願明細書に開示されていない本分野の公知常識又は慣用的技術手段を含む。明細書及び実施例は例示的なものに過ぎない。本発明の範囲及び精神は特許請求の範囲により限定される。
【0216】
なお、本発明は、上述の説明及び図面に示された構成に限らず、その範囲から逸脱しない範囲で各種の補正及び変更を実施することができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみにより限定される。
【0217】
本願は、出願番号がCN201510357492.4であり、出願日が2015年6月25日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を本願に援用する。