特許第6356945号(P6356945)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6356945
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】近距離無線通信システムとその運用方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20180702BHJP
   G06F 3/03 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
   H04M1/00 R
   G06F3/03 400F
   H04M1/00 U
【請求項の数】14
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2012-287082(P2012-287082)
(22)【出願日】2012年12月28日
(65)【公開番号】特開2013-162515(P2013-162515A)
(43)【公開日】2013年8月19日
【審査請求日】2015年12月18日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0010715
(32)【優先日】2012年2月2日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 正 泰
(72)【発明者】
【氏名】柳 昊 成
【審査官】 永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−081300(JP,A)
【文献】 国際公開第03/019345(WO,A1)
【文献】 特開2000−324557(JP,A)
【文献】 特開2006−074582(JP,A)
【文献】 特開2011−071602(JP,A)
【文献】 特開2011−160403(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/03
G06F 3/041− 3/047
H04M 1/00
H04M 1/24− 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
近距離無線通信システムにおいて、
互いの間で少なくとも1つ以上の近距離無線通信による接続が可能な第1端末を含み
前記第1端末は、第1の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1の第2端末から共有設定された情報を受信、保存し、
前記第1端末は共有設定された情報を第2の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送し、
前記第2の第2端末は前記第1端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1端末から前記共有設定された情報を受信し、
前記第1、第2の第2端末は、その入力部および/又は出力部としてタッチスクリーンを使用する携帯端末、携帯電話、モバイルパッド、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及びPDAの内の1つであり、
前記第1端末は、タッチスクリーン用スタイラスペンであり、
前記共有設定された情報は、連絡先、URL、位置情報、及びマルチメディアアイテムのうちの少なくとも1つ以上を含み、
前記タッチスクリーン用スタイラスペンは、全般的な動作を制御するプログラムと制御動作が行われる時に入出力される各種データとを保存する保存部、及び全般的な動作を制御しデータを変復調する制御部を含み、
複数のボタン及びマイクを含み、ユーザが押すボタンに相応する入力データを前記制御部に出力し、ユーザ音声に対する音声データを前記制御部に出力する入力部をさらに含み、
ディスプレイ及びスピーカーを含み、前記第1の第2端末から受信した共有設定された情報を出力、又は前記制御部の制御下で共有設定された情報から復調した音声データおよび/または映像データを出力する出力部をさらに含み、
前記制御部は、前記共有設定された情報に関するリストを前記ディスプレイを介して出力し、前記入力部から発生した入力に基づいて、前記リストのうち前記第2の第2端末に送信する情報の共有を選択することを特徴とする近距離無線通信システム。
【請求項2】
前記第2の第2端末は、
前記第1端末から受信した前記共有設定された情報に対応する少なくとも1つ以上のプログラム又はプロセスを決定し、受信した前記共有設定された情報を前記決定した少なくとも1つ以上のプログラム又はプロセスを介して処理することを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項3】
前記第1端末は第1近距離無線通信を介して前記共有設定された情報に対するメタデータを前記第2の第2端末に伝送し、
前記第1端末又は第2の第2端末は前記メタデータから第2近距離無線通信による接続が必要であると判断した場合、前記第1端末と第2端末とは前記第1近距離無線通信による接続から前記第2近距離無線通信による接続に変更するか、又は、前記第2近距離無線通信による接続を追加し、
前記第1端末は前記第2近距離無線通信を介して前記共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送することを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項4】
前記第1端末は前記共有設定された情報に対するメタデータを前記第2の第2端末に伝送し、
前記第2の第2端末は前記メタデータから、前記第1端末から伝送され得る情報のリストを提示し、前記リストで伝送を希望する情報の選択をユーザに許可することを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項5】
前記第1端末は、
前記第2の第2端末に前記共有設定された情報の伝送を完了した場合、前記共有設定された情報の共有設定を解除するか、又は、前記共有設定された情報を削除することを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つ以上の近距離無線通信は、
NFC、ブルートゥース(登録商標)及びワイファイダイレクト(登録商標)を含むことを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項7】
前記第1端末であるスタイラスペンの前記入力部は、前記スタイラスペンの一端部と前記ディスプレイとの間に配置される第1の入力要素と、前記スタイラスペンの他端に配置される第2の入力要素を含むことを特徴とする請求項1に記載の近距離無線通信システム。
【請求項8】
互いの間で少なくとも1つ以上の近距離無線通信による接続が可能な第1端末と複数の第2端末とを含む近距離無線通信システムの運用方法において、
前記第1端末は、第1の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1の第2端末から共有された情報を受信、保存するステップと、
前記第1端末と第2の第2端末とを少なくとも1つ以上の近距離無線通信で接続した場合、前記第1端末が共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送するステップ、及び
前記第1端末と第2の第2端末とを少なくとも1つ以上の近距離無線通信で接続した場合、前記第2の第2端末が前記第1端末から前記共有設定された情報を受信するステップを含み、
前記第1、第2の第2端末は、その入力部および/又は出力部としてタッチスクリーンを使用する携帯端末、携帯電話、モバイルパッド、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及びPDAの内の1つであり、
前記第1端末は、タッチスクリーン用スタイラスペンであり、
前記共有設定された情報は、連絡先、URL、位置、及びマルチメディアアイテムのうちの少なくとも1つ以上を含み、
前記タッチスクリーン用スタイラスペンは、全般的な動作を制御するプログラムと制御動作が行われる時に入出力される各種データとを保存する保存部、及び全般的な動作を制御しデータを変復調する制御部を含み、
複数のボタン及びマイクを含み、ユーザが押すボタンに相応する入力データを前記制御部に出力し、ユーザ音声に対する音声データを前記制御部に出力する入力部をさらに含み、
ディスプレイ及びスピーカを含み、前記第1の第2端末から受信した共有設定された情報を出力、又は前記制御部の制御下で共有設定された情報から復調した音声データ及び/又は映像データを出力する出力部をさらに含み、
前記第1端末が共有設定された情報を前記第2の第2端末に送信するステップにおいて、前記制御部は、前記共有設定された情報に関するリストを前記ディスプレイを介して出力し、前記入力部から発生した入力に基づいて、前記リストのうち前記第2の第2端末に送信する情報の共有を選択することを特徴とする近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項9】
前記第2の第2端末が前記第1端末から受信した前記共有設定された情報に対応する少なくとも1つ以上のプログラム又はプロセスを決定し、受信した前記共有設定された情報を前記決定した少なくとも1つ以上のプログラム又はプロセスを介して処理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項10】
前記第1端末と第2の第2端末とを少なくとも1つ以上の近距離無線通信で接続した場合、前記第1端末が共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送するステップは、
前記第1端末が第1近距離無線通信を介して前記共有設定された情報に対するメタデータを前記第2の第2端末に伝送するステップと、
前記第1端末又は第2の第2端末が前記メタデータから第2近距離無線通信接続が必要であると判断した場合、前記第1端末と第2の第2端末とが前記第1近距離無線通信による接続から前記第2近距離無線通信による接続に変更するか、又は、前記第2近距離無線通信による接続を追加するステップと、
前記第1端末が前記第2近距離無線通信を介して前記共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送するステップと、を含む特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項11】
前記第2の第2端末が前記第1端末から前記共有設定された情報に対するメタデータを受信し、受信したメタデータから前記第1端末から伝送され得る情報のリストを提示し、前記リストで伝送を希望する情報の選択権をユーザに与えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項12】
前記第1端末が前記第2の第2端末に前記共有設定された情報の伝送を完了した場合、前記共有設定された情報の共有設定を解除するか、前記共有設定された情報を削除するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つ以上の近距離無線通信は、
NFC、ブルートゥース(登録商標)及びワイファイダイレクト(登録商標)を含むことを特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システムの運用方法。
【請求項14】
前記第1端末であるスタイラスペンの前記入力部は、前記スタイラスペンの一端部と前記ディスプレイとの間に配置される第1の入力要素と、前記スタイラスペンの他端に配置される第2の入力要素を含むことを特徴とする請求項8に記載の近距離無線通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近距離無線通信システムに関し、特に、2つの機器の間で近距離無線通信を利用して情報を共有できるシステム及びその運用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近距離無線通信は近い距離で機器間のデータを交換することができるので、読み出しと書き込みによる双方向通信が可能になり、電子決済、チケッティング、ドアロック、製品認証など様々なサービス分野に適用されている。最近、近距離無線通信の活用度が高くなるに伴い、携帯端末にそれを適用する傾向が増加している。
【0003】
一方、広範広大なマルチメディアが提供されることにより、携帯端末は高性能化しており、ユーザと携帯端末との間の相互作用を円滑にするユーザインタフェース(User Interface)がより重視される。
【0004】
しかし、従来は近距離無線通信を利用して単にデータを交換することに留まっており、ユーザを満足させることができるユーザインタフェースを提供するシステム及びその運用方法が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国公開特許公報No.10−2010−0024205
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、近距離無線通信を利用して情報を交換する場合、ユーザエクスペリエンス(User eXperience、以下、UXという)を改善するシステム及びその運用方法を提供することにある。
【0007】
発明のさらに他の目的は、第1端末と第2端末との間の情報交換を、近距離無線通信機能を持つスタイラスペンを介して行う近距離無線通信システム及びその運用方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、第1端末と第2端末とが近距離無線通信で接続される場合、第1端末の共有設定された情報が第2端末に伝送される近距離無線通信システム及びその運用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための本発明の第1見地によれば、本発明は、近距離無線通信システムにおいて、互いの間で少なくとも1つ以上の近距離無線通信による接続が可能な第1端末を含み前記第1端末は、第1の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1の第2端末から共有設定された情報を受信、保存し、前記第1端末は共有設定された情報を第2の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送し、前記第2の第2端末は前記第1端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1端末から前記共有設定された情報を受信し、前記第1、第2の第2端末は、その入力部および/又は出力部としてタッチスクリーンを使用する携帯端末、携帯電話、モバイルパッド、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及びPDAの内の1つであり、前記第1端末は、タッチスクリーン用スタイラスペンであり、前記共有設定された情報は、連絡先、URL、位置情報、及びマルチメディアアイテムのうちの少なくとも1つ以上を含み、前記タッチスクリーン用スタイラスペンは、全般的な動作を制御するプログラムと制御動作が行われる時に入出力される各種データとを保存する保存部、及び全般的な動作を制御しデータを変復調する制御部を含み、複数のボタン及びマイクを含み、ユーザが押すボタンに相応する入力データを前記制御部に出力し、ユーザ音声に対する音声データを前記制御部に出力する入力部をさらに含み、ディスプレイ及びスピーカーを含み、前記第1の第2端末から受信した共有設定された情報を出力、又は前記制御部の制御下で共有設定された情報から復調した音声データおよび/または映像データを出力する出力部をさらに含み、前記制御部は、前記共有設定された情報に関するリストを前記ディスプレイを介して出力し、前記入力部から発生した入力に基づいて、前記リストのうち前記第2の第2端末に送信する情報の共有を選択することを特徴とする
【0010】
前記課題を解決するための本発明の第3見地によれば、本発明は、互いの間で少なくとも1つ以上の近距離無線通信による接続が可能な第1端末と複数の第2端末とを含む近距離無線通信システムの運用方法において、前記第1端末は、第1の第2端末と近距離無線通信で接続した場合、前記第1の第2端末から共有された情報を受信、保存するステップと、前記第1端末と第2の第2端末とを少なくとも1つ以上の近距離無線通信で接続した場合、前記第1端末が共有設定された情報を前記第2の第2端末に伝送するステップ、及び前記第1端末と第2の第2端末とを少なくとも1つ以上の近距離無線通信で接続した場合、前記第2の第2端末が前記第1端末から前記共有設定された情報を受信するステップを含み、前記第1、第2の第2端末は、その入力部および/又は出力部としてタッチスクリーンを使用する携帯端末、携帯電話、モバイルパッド、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及びPDAの内の1つであり、前記第1端末は、タッチスクリーン用スタイラスペンであり、前記共有設定された情報は、連絡先、URL、位置、及びマルチメディアアイテムのうちの少なくとも1つ以上を含み、前記タッチスクリーン用スタイラスペンは、全般的な動作を制御するプログラムと制御動作が行われる時に入出力される各種データとを保存する保存部、及び全般的な動作を制御しデータを変復調する制御部を含み、複数のボタン及びマイクを含み、ユーザが押すボタンに相応する入力データを前記制御部に出力し、ユーザ音声に対する音声データを前記制御部に出力する入力部をさらに含み、ディスプレイ及びスピーカを含み、前記第1の第2端末から受信した共有設定された情報を出力、又は前記制御部の制御下で共有設定された情報から復調した音声データ及び/又は映像データを出力する出力部をさらに含み、前記第1端末が共有設定された情報を前記第2の第2端末に送信するステップにおいて、前記制御部は、前記共有設定された情報に関するリストを前記ディスプレイを介して出力し、前記入力部から発生した入力に基づいて、前記リストのうち前記第2の第2端末に送信する情報の共有を選択することを特徴とする

【発明の効果】
【0011】
第1端末と第2端末とが近距離無線通信で接続される場合、第1端末の共有設定された情報を前記第2端末に伝送する際に、ユーザはタッチスクリーン又はスタイラスペンを介して行うことができるので、改善されたUXを導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの構成を示す図である。
図3】本発明の一実施形態による携帯端末のブロック構成図である。
図4】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図5】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの構成を示す図である。
図6】本発明の一実施形態によるスタイラスペンを示す図である。
図7】本発明の一実施形態によるスタイラスペンのブロック構成図である。
図8】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図9】本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図10】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図11】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図12】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図13】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図14】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図15】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図16】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
図17】本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を却って不明確にする恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。そして、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザ、運用者の意図または慣例などに応じて異なることがある。したがって、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて行われるべきである。
【0014】
本発明は、近距離無線通信を利用して情報を交換する場合、ユーザエクスペリエンス(User eXperience、以下、UXという)を改善できるシステム及びその運用方法に関する。本発明の一実施形態では、第1端末と第2端末とが近距離無線通信で接続される場合、前記第1端末の共有設定された情報を前記第2端末に伝送する。前記第1端末にタッチスクリーンを適用する場合、ユーザは共有しようとする情報をタッチで決めることができる。
本発明の一実施形態では、第1端末と第2端末との間の情報交換を、スタイラスペンを介して行うことができる。前記スタイラスペンは近距離無線通信、例えば、NFC(Near Field Communication)機能を有する。さらに、前記スタイラスペンは情報を保存する要素、相手端末からの情報受信と他の端末への情報送信とを制御する要素を含む。このような本発明は近距離無線通信を利用して機器の間で情報を交換する場合、改善されたUXを導くことができる。
【0015】
図1及び図2は、本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの構成を示す。
図1及び図2を参照すると、前記近距離無線通信システムは近距離無線通信が可能な第1端末100と第2端末200、300とを含む。第1端末100と第2端末200、300とは近づいて互いを認識して近距離無線通信で接続される場合、第1端末100の予め決められた情報は第2端末200、300に伝送される。第1端末100にタッチスクリーンを適用する場合、ユーザは共有しようとする情報、例えば、写真、動画、URL、連絡先などをタッチで決めることができる。第1端末100と第2端末200、300とが近距離無線通信で接続される場合、第1端末100の共有設定された情報は自動的に又はユーザの決定を経て第2端末200、300に伝送される。第2端末200、300は第1端末100から受信した情報を処理するプログラム又はプロセスを進めるが、例えば、第2端末200、300は画像ビューアを実行して受信した写真ファイルを閲覧する。
【0016】
図3は、本発明の一実施形態による端末のブロック構成図である。
図3を参照すると、第1端末100、第2端末200、300は各々、入力部201、出力部203、カメラ部205、保存部207、近距離無線通信インタフェース部209、セルラー通信インタフェース部211及び制御部213を含む。以下の説明で第1端末100、第2端末200、300は各々、携帯端末、携帯電話、モバイルパッド、メディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ及びPDAの何れかを含み、以下の説明は上記の一般的な構成を用いて説明する。
【0017】
入力部201は複数のボタンから構成され、ユーザが押すボタンに相応する入力データを制御部213に出力する。さらに、入力部201はマイクを含み、ユーザ音声に対応する音声データを制御部213に出力する。制御部213は前記マイクから提供される音声データを変調する。
【0018】
出力部203はディスプレイとスピーカから構成され、制御部213の制御下に映像又は音声を出力する。制御部213は映像データを復調して出力部203に出力し、音声データを復調して出力部203に出力する。
【0019】
カメラ部205は被写体を撮像して映像データを生成し、それを制御部213に出力する。制御部213はカメラ部205から提供される映像データを変調する。
【0020】
保存部207は第1端末100、第2端末200、300の各々の全般的な動作を制御するプログラムと、前記端末の制御動作が行われる時に入出力される各種データを保存する。
【0021】
近距離無線通信インタフェース部209は近距離無線通信、例えば、NFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)などのための機械的、電気的及びソフトウェア的な構成を有し、相手機器とデータを交換する。
【0022】
セルラー通信インタフェース部211はセルラー通信のための機械的、電気的及びソフトウェア的な構成を有し、アンテナを介して受信されるRF信号の周波数を下降変換(down−convert)して制御部213に提供し、制御部213からの基底帯域信号の周波数を上昇変換(up−convert)して前記アンテナを介して送信する。
【0023】
制御部213は第1、第2端末100、200、300の全般的動作を制御し、本発明の動作を処理及び制御する。
【0024】
図4は、本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図4を参照すると、ユーザは第1端末100で共有しようとする情報を決定する(ステップ301)。第1端末100と第2端末200、300とは近づいて近距離無線通信で接続される場合(ステップ303)、第1端末100は決められた共有情報の伝送(受信)を第2端末200、300に要求する(ステップ305)。ユーザは第2端末200、300への情報伝送を受諾し(ステップ307)、第2端末200、300は第1端末100に応答する(ステップ309)。第1端末100は第2端末200、300に共有情報を伝送し(ステップ311)、第2端末200、300は第1端末100から共有情報を受信及び保存する(ステップ313)。共有情報の受信が完了した場合、第2端末200、300はそれを第1端末100に通報(応答)し(ステップ315)、第1端末100は前記応答に対する処理を行う(ステップ317)。例えば、第1端末100は前記共有情報の共有設定を解除する。第2端末200、300は受信した共有情報を処理するプログラム又はプロセスを進める(ステップ319)。例えば、第2端末200、300は画像ビューアを実行して受信した写真ファイルを閲覧する。
【0025】
図5は、本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの構成を示す図である。
図5を参照すると、前記近距離無線通信システムは第1端末100、第2端末200及びスタイラスペン400を含む。第1端末100、第2端末200及びスタイラスペン400は近距離無線通信機能を備える。スタイラスペン400はタッチスクリーンで位置を指定する用途に用いられる。
【0026】
ユーザは第1端末100のタッチスクリーンでスタイラスペン400を使用して共有しようとする情報を決定する。第1端末100は決められた共有情報をスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100から前記共有情報を受信及び保存する。
【0027】
スタイラスペン400と第2端末200とは近づいて互いを認識して近距離無線通信で接続され、スタイラスペン400は自動的に又はユーザの決定を経て保存している前記共有情報を第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400から受信した共有情報を処理するプログラム又はプロセスを進める。
【0028】
図6は、本発明の一実施形態によるスタイラスペンを示す。
図6を参照すると、スタイラスペン400は一般的なペン形状を有し、少なくとも、入力要素41、42、ディスプレイ43、スピーカ44、マイク45、メモリ(図示せず)、電力供給要素(図示せず)及び制御要素(図示せず)を含む。さらに、スタイラスペン400は相手端末に伝送する共有情報を前記メモリに保存し、保存された共有情報に関する事項を、ディスプレイ43を介してユーザに示し、前記共有情報の選択、伝送などの制御信号を入力要素41、42を介してユーザから入力を受ける。また、スタイラスペン400は前記メモリに保存されたオーディオファイルを、スピーカ44を介して再生できる。さらに、スタイラスペン400は端末と近距離無線通信を行い、前記端末から伝送されるオーディオデータ又は映像データを復調してディスプレイ43、スピーカ44に出力できる。さらに、スタイラスペン400は端末と近距離無線通信を行い、マイク45で入力されたオーディオデータを前記端末に伝送できる。このような構成により、スタイラスペン400は例えば、端末のブルートゥース通話に用いられ得る。前記制御要素はスタイラスペン400の全般的な動作を制御し、本発明に係るスタイラスペン400の動作を処理及び制御する。
【0029】
図7は、本発明の一実施形態によるスタイラスペンのブロック構成図である。
図7を参照すると、スタイラスペン400は入力部401、出力部403、保存部405、近距離無線通信インタフェース部407及び制御部409を含む。
【0030】
入力部401は複数のボタンから構成され、ユーザが押すボタンに相応する入力データを制御部409に出力する。さらに、入力部401はマイクを含み、ユーザ音声に対応する音声データを制御部409に出力する。制御部409は前記マイクから提供される音声データを変調する。
【0031】
出力部403はディスプレイとスピーカから構成され、制御部409の制御下に映像又は音声を出力する。制御部409は映像データを復調して出力部403に出力し、音声データを復調して出力部403に出力する。
【0032】
保存部405はスタイラスペン400の全般的な動作を制御するプログラムと、スタイラスペン400の制御動作が行われる時に入出力される各種データを保存する。
【0033】
近距離無線通信インタフェース部407は近距離無線通信、例えば、NFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)などのための機械的、電気的及びソフトウェア的な構成を有し、相手機器とデータを交換する。
【0034】
制御部409はスタイラスペン400の全般的動作を制御し、本発明の動作を処理及び制御する。
【0035】
図8は、本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図8を参照すると、第1端末100とスタイラスペン400は近距離無線通信で接続され(ステップ501)、ユーザは第1端末100のタッチスクリーンでスタイラスペン400を用いて共有情報を決定する(ステップ503)。第1端末100は決められた共有情報の伝送(受信)をスタイラスペン400に要求する(ステップ505)。スタイラスペン400は共有情報の伝送(受信)要求に応答し(ステップ507)、第1端末100はスタイラスペン400に共有情報を伝送する(ステップ509)。スタイラスペン400は第1端末100から共有情報を受信及び保存し(ステップ511)、共有情報の受信の完了を第1端末100に通報(応答)する(ステップ513)。第1端末100は前記通報に対する処理を行う(ステップ514)。例えば、第1端末100は前記共有情報の決定を解除する。
【0036】
スタイラスペン400と第2端末200、300とは近距離無線通信で接続され(ステップ515)、スタイラスペン400は決められた共有情報の伝送(受信)を第2端末200、300に要求する(ステップ517)。ユーザは第2端末200、300への情報伝送を受諾し(ステップ519)、第2端末200、300は共有情報の伝送要求に対して応答する(521ステップ)。スタイラスペン400は第2端末200、300に共有情報を伝送する(ステップ523)。第2端末200、300はスタイラスペン400から共有情報を受信及び保存し(ステップ525)、共有情報の受信の完了をスタイラスペン400に通報(応答)する(ステップ527)。スタイラスペン400は前記通報に対する処理を行う(ステップ529)。例えば、スタイラスペン400は前記共有情報を削除する。第2端末200、300は受信した共有情報を処理するプログラム又はプロセスを進めるが、それに関する実施形態は下記図面を参照して説明する。
【0037】
図9は、本発明の一実施形態による近距離無線通信システムの通信フローチャートである。
図9を参照すると、第1端末100又はスタイラスペン400は第2端末200、300とNFC(Near Field Communication)で接続され(ステップ601)、第1端末100又はスタイラスペン400は第2端末200、300に共有情報の伝送(受信)を要求する(ステップ603)。ユーザは共有情報の伝送(受信)を受諾し(ステップ605)、第2端末200、300は共有情報の伝送(受信)要求に応答する(ステップ607)。第1端末100又はスタイラスペン400は第2端末200、300に共有情報のメタデータを伝送する(ステップ609)。第2端末200、300は第1端末100又はスタイラスペン400からメタデータを受信及び保存し(ステップ611)、メタデータ受信の完了を第1端末100又はスタイラスペン400に通報(応答)する(ステップ613)。第2端末200、300は受信したメタデータを処理するプログラム又はプロセスを進める(ステップ615)。例えば、共有情報の内容、形式、権利条件、作成者情報などをユーザに提示する。第1端末100、スタイラスペン400及び第2端末200、300のうち少なくとも1つは前記メタデータからブルートゥース(Bluetooth(登録商標))又はワイファイダイレクト(WiFi Direct、登録商標)接続が必要であるかを決定する。共有情報の量が膨大な場合、予め接続されたNFCを介してデータを伝送することは無理があるので、NFCより大きい伝送速度を有するブルートゥース(登録商標)又はワイファイダイレクト(登録商標)を用いることを考慮する。ブルートゥース(登録商標)又はワイファイダイレクト(登録商標)接続が不要な場合、予め接続されたNFCを用いて図4及び図8で前述した過程に従う。ブルートゥース(登録商標)又はワイファイダイレクト(登録商標)接続が必要な場合(ステップ617)、第1端末100又はスタイラスペン400と第2端末200、300は認証を経てブルートゥース(登録商標)又はワイファイダイレクト(登録商標)で接続される(ステップ619)。第1端末100又はスタイラスペン400は共有情報を第2端末200、300に伝送する(ステップ621)。第2端末200、300は第1端末100又はスタイラスペン400から共有情報を受信及び保存し(ステップ623)、共有情報の受信の完了を第1端末100又はスタイラスペン400に通報する(ステップ625)。第1端末100又はスタイラスペン400は前記通報に対する処理を行う(ステップ627)。例えば、前記共有情報を削除する。第2端末200、300は受信した共有情報を処理するプログラム又はプロセスを進めるが、それに関する実施形態は下記図面を参照して説明する。
【0038】
図10は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図10を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上の連絡先リストでスタイラスペン400を用いて少なくとも1つ以上の連絡先をタッチする。第1端末100はスタイラスペン400でタッチされた連絡先情報をNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100から前記連絡先情報を受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存した連絡先情報をNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400から連絡先情報を受信して受信した連絡先情報を処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、連絡先の登録、通話などを進める。
【0039】
図11は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図11を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上の音楽リストでスタイラスペン400を用いて少なくとも1つ以上の音楽ファイルをタッチする。第1端末100はタッチされた音楽ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100から前記音楽ファイルを受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存した音楽ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400から音楽ファイルを受信して受信した音楽ファイルを処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、再生リストへの追加、音楽再生プログラムによる再生などを進める。
【0040】
図12は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図12を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上の画像サムネイルでスタイラスペン400を用いて少なくとも1つ以上の写真ファイルをタッチする。第1端末100はタッチされた写真ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100から写真ファイルを受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存した写真ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400から写真ファイルを受信して受信した写真ファイルを処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、画像ビューアを介して受信した写真ファイルを閲覧する。
【0041】
図13は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図13を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上の電子マップでスタイラスペン400を用いて位置を指定する。第1端末100は指定された前記位置情報をNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は受信した位置情報を保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存した位置情報をNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400から位置情報を受信して受信した位置情報を処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、電子マップによる位置探索を進める。
【0042】
図14は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図14を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上のウェブページをスタイラスペン400を用いてタッチする。第1端末100は前記ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)をNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100からURLを受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存したURLをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400からURLを受信して受信したURLを処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、ウェブビューアを介して前記URLに接続する。
【0043】
図15は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図15を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上のウェブページでスタイラスペン400を用いてマルチメディアアイテム、例えば、画像、テキストなどをタッチする。第1端末100はタッチされたマルチメディアアイテムをサーバからダウンロードし、ダウンロードしたマルチメディアアイテムをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送する。スタイラスペン400は第1端末100からマルチメディアアイテムを受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存したマルチメディアアイテムをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200はスタイラスペン400からマルチメディアアイテムを受信して受信したマルチメディアアイテムを処理するプログラム又はプロセスを進める。例えば、テキストビューア、画像ビューアなどを介して前記マルチメディアアイテムを閲覧する。
【0044】
図16は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図16を参照すると、ユーザは第1端末100のタッチスクリーン上の音楽リストでスタイラスペン400を用いて複数の音楽ファイルをタッチする。第1端末100はタッチされた音楽ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いてスタイラスペン400に伝送し、スタイラスペン400は第1端末100から音楽ファイルを受信及び保存する。ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は第1端末100から受信して保存した音楽ファイルをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。前述のように、スタイラスペン400は第2端末200に音楽ファイルなどのメタデータを優先的に伝送できるので、第2端末200は前記メタデータを処理してスタイラスペン400から伝送され得る音楽ファイルのリストをユーザに提示する。ユーザは前記リストで伝送を希望する音楽ファイルを選択する。第2端末200はユーザが選択した音楽ファイルを伝送するようにスタイラスペン400に要求し、スタイラスペン400から該当音楽ファイルが選択的に伝送される。
【0045】
図17は、本発明の一実施形態によるユーザインタフェース画面を示す。
図17を参照すると、ユーザがスタイラスペン400を用いて第2端末200のタッチスクリーンをタッチした場合、スタイラスペン400は予め保存している情報のメタデータをNFC、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイダイレクト(登録商標)のうち少なくとも1つ以上を用いて第2端末200に伝送する。第2端末200は前記メタデータを処理してスタイラスペン400が提供する情報をリストに生成してそれをユーザに提示する。ユーザは前記リストで伝送を希望する情報を選択する。第2端末200はユーザから選択された情報を伝送するようにスタイラスペン400に要求し、スタイラスペン400から該当情報を伝送される。
【0046】
結局、ユーザは本発明の一実施形態による近距離無線通信システム及びその運用方法を直・間接的に利用することにより、手順上の満足感だけでなく全般的に知覚可能なあらゆる面において価値ある経験を提供され得る。
【0047】
一方、本発明を実施するための形態では具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲のみでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0048】
41、42 入力要素
43 ディスプレイ
44 スピーカ
45 マイク
100 第1端末
200、300 第2端末
201 入力部
203 出力部
205 カメラ部
207 保存部
209 近距離無線通信インタフェース部
211 セルラー通信インタフェース部
213 制御部
400 スタイラスペン
401 入力部
403 出力部
405 保存部
407 近距離無線通信インタフェース部
409 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
図17