【文献】
小林暢子,今年こそ挑戦するパソコン会計入門,日経IT21,日経BP社,2002年 4月 1日,2002年4月号,p.93-109
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表のレコードを構成する1以上の属性値に対応付いているユーザインターフェイス部品である1以上の箱オブジェクトを有する第一画面の情報である第一画面情報を格納し得る画面情報格納部と、
前記ユーザインターフェイス部品に対応付いている1以上の属性値を含み、当該1以上の属性値以外の1以上の属性値を有する1以上のレコードを格納し得る表を格納し得る表格納部と、
前記1以上のいずれかの箱オブジェクトに対応付いて1以上の領収書画像を格納し得る領収書画像格納部と、
前記第一画面情報を用いて、1以上の箱オブジェクトを有する第一画面を出力する画面出力部と、
前記画面出力部が出力した第一画面が有する1以上の箱オブジェクトのうち、一の箱オブジェクトの選択を受け付ける選択受付部と、
前記レコードを構成する1以上の属性値であり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付ける入力受付部と、
前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値と、前記入力受付部が受け付けた1以上の属性値とを有するレコードを、前記表格納部に蓄積する蓄積部とを具備し、
前記レコードは、会計伝票に関する情報であり、
前記画面出力部は、
前記選択受付部が受け付けた選択に対応する一の箱オブジェクトに対応する1以上の各領収書画像を有する第三画面を出力し、前記選択受付部は、
前記画面出力部が出力した1以上の領収書画像のうち、1以上の領収書画像の選択を受け付け、
前記入力受付部は、
前記選択受付部が受け付けた選択に対応する1以上の各領収書画像に対するレコードを構成する1以上の属性値であり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付ける情報処理装置。
前記選択受付部が前記1以上の領収書画像の選択を受け付けた場合、当該選択を受け付けた1以上の各領収書画像に対応する1以上のレコードであり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有する1以上のレコードを生成するレコード生成部をさらに具備する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0027】
(実施の形態1)
本実施の形態において、1以上の属性値に対応付いているユーザインターフェイス部品(以下、適宜「UI部品」という。)である箱オブジェクトを具備し、箱オブジェクトに対応するレコードを入力する際に、箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値が自動的に反映される情報処理装置を含む情報システムについて説明する。なお、ユーザインターフェイスを、以下、適宜「UI部品」という。また、箱オブジェクトの詳細については後述する。
【0028】
また、本実施の形態において、一の箱オブジェクトの選択が受け付けられた場合、レコードを構成する属性値を入力するための画面が出力される情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0029】
また、本実施の形態において、情報処理装置は、例えば、会計情報処理装置であり、箱オブジェクトは伝票を入れる箱を想定したオブジェクトである情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0030】
また、本実施の形態において、領収書画像を格納しており、選択された領収書画像に対応する会計伝票の入力を受け付ける情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0031】
また、本実施の形態において、領収書画像が、箱オブジェクトに対応付いている情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0032】
さらに、本実施の形態において、箱オブジェクトに対応付いている属性値であり、レコード内の属性値は編集できなかったり、当該属性値にはフォーカスが移動しなかったりして、レコードの入力を支援する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0033】
なお、本実施の形態における情報処理装置は、会計情報を処理する情報処理装置であることは好適である。ここで、会計情報とは、通常、会計伝票の情報である。会計伝票は、通常、出金伝票、入金伝票、振替伝票などである。
【0034】
図1は、本実施の形態における情報システムの概念図である。情報システムは、情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。情報処理装置1は、会計情報等の情報を処理する装置である。端末装置2は、ここでは、ユーザが利用する端末であり、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等である。
【0035】
図2は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。
【0036】
情報システムを構成する情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、出力部14を備える。
【0037】
情報処理装置1を構成する格納部11は、画面情報格納部111、表格納部112、領収書画像格納部113を備える。
【0038】
受付部12は、指示受付部121、選択受付部122、入力受付部123を備える。
【0039】
処理部13は、蓄積部131、レコード生成部132を備える。
【0040】
出力部14は、画面出力部141、処理結果送信部142を備える。
【0041】
端末装置2は、端末受付部21、端末処理部22、端末送信部23、端末受信部24、端末出力部25を備える。
【0042】
格納部11は、種々の情報を格納し得る。ここで、情報とは、例えば、画面情報、表、領収書画像等である。画面情報、表、領収書画像の詳細については後述する。
【0043】
格納部11を構成する画面情報格納部111は、画面情報を格納し得る。画面情報は画面を構成するための情報であり、例えば、HTML、XML、プログラム言語、スクリプト等で記述されている。また、画面情報は画面そのものでも良い。
【0044】
画面情報格納部111に格納されている画面情報は、例えば、1以上の箱オブジェクトを有する第一画面の情報である第一画面情報である。箱オブジェクトとは、UI部品の一種である。UI部品とは、画面を構成するUIであり、例えば、ボタン、フィールド、チェックボックス等である。箱オブジェクトは、表のレコードを構成する1以上の属性値に対応付いているUI部品である。箱オブジェクトは、選択された場合(押下された場合)、通常、対応する動作を行う。ここで、対応する動作とは、例えば、現在表示されている画面とは異なる画面への遷移、実行モジュールの実行等である。また、第一画面情報は、1以上の箱オブジェクトのみを有する画面でも良いし、1以上の箱オブジェクトに加えて、他のユーザインターフェイス部品を有する画面でも良い。なお、1以上の属性値に対応付いている箱オブジェクトとは、1以上の属性値にリンク付けられている箱オブジェクトでも良いし、1以上の属性値を有している箱オブジェクト等でも良い。また、箱オブジェクトは、データが入る箱をイメージしたUI部品である。さらに具体的には、例えば、箱オブジェクトは、領収書画像が入っている箱をイメージしたUI部品である。箱オブジェクトは、通常、ボタンの特徴を有する。つまり、箱オブジェクトは、通常、押下された場合に対応する動作を行う。但し、箱オブジェクトは、スイッチ、チェックボックス等の特徴を有しても良い。つまり、箱オブジェクトは、選択対象のUIであっても良い。
【0045】
画面情報格納部111は、第二画面の情報である第二画面情報を格納し得る。第二画面は、表のレコードを構成する属性値を入力するための画面である。通常、第二画面は、表または表の一部を含む。
【0046】
画面情報格納部111は、第三画面の情報である第三画面情報を格納し得る。第三画面は、例えば、領収書画像の集合からなる画面である。第三画面は、第二画面の出力に至る前の画面である。
【0047】
表格納部112は、1または2以上の表を格納し得る。表は、1または2以上のレコードを格納し得る。なお、表は、リレーショナルデータベースにおける表であるとは限らず、オブジェクト指向データベースにおけるオブジェクトの集合等でも良い。つまり、表のデータ構造は問わない。また、レコードの構造も問わない。レコードは、1または2以上の属性値(データ)の集合である。また、ここでの表は、例えば、会計伝票を管理する表である。また、ここでのレコードは、例えば、会計伝票に関する情報である。
【0048】
また、レコードが有する1以上の属性値は、上述したUI部品に対応付いている1以上の属性値と、かつUI部品に対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値を有する。なお、UI部品に対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値は、通常、ユーザにより入力される。
【0049】
領収書画像格納部113は、領収書の画像である1または2以上の領収書画像を格納し得る。領収書画像とは、通常、箱オブジェクトごとに格納されていることは好適である。例えば、各領収書画像は、箱オブジェクト識別子に対応付けて、格納されている。つまり、1以上の各領収書画像は、1以上のいずれかの箱オブジェクトに対応付いていることは好適である。また、領収書画像のデータ構造は問わない。領収書画像は、例えば、gif、jpeg、png、bmp等のビットマップであるがベクターデータ等でも良い。
【0050】
受付部12は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等の受け付けとは、指示や情報等の受信でも良いし、指示や情報等の入力受付等でも良い。つまり、受付部12は、端末装置2から指示や情報等を受信しても良い。また、受付部12は、ユーザから指示や情報等を受け付けても良い。指示や情報等とは、例えば、画面の出力指示である。画面の出力指示は、アプリケーションの画面を出力する指示であり、例えば、後述する第一画面の出力指示、後述する第二画面の出力指示、後述する第三画面の出力指示等である。画面の出力指示は、アプリケーションの起動指示を含むと考えても良い。
【0051】
受付部12を構成する指示受付部121は、1以上のレコードを構成するいずれかの属性値を入力するためのフォーカス移動の指示を受け付ける。なお、フォーカス移動の指示は、ユーザから受け付けても良いし、ユーザが一の属性値の入力が完了したことを検知して、処理部13が自動的にフォーカス移動の指示を発行しても良い。そして、指示受付部121は、処理部13が発行したフォーカス移動の指示を受け付けても良い。
【0052】
また、指示受付部121は、通常、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値に対するフォーカス移動の指示を受け付けない。ここで、フォーカス移動の指示を受け付けないことは、編集不可となることでも良いし、フォーカス移動の際にフォーカスが次の入力可能なフィールドやボックスに飛ぶことでも良いし、フォーカス移動の指示を受け付けた後に当該指示を無視すること等でも良い。つまり、フォーカス移動の指示を受け付けないことは、当該1以上の属性値を入力するフィールド(項目と言っても良い)に、結果として、フォーカスが移動しないことである。
【0053】
また、指示受付部121は、例えば、レコード入力の開始指示を受け付ける。レコード入力の開始指示の受け付けにより、例えば、レコードの属性値を入力する第二画面が出力される。
【0054】
また、指示受付部121は、例えば、レコードの登録指示を受け付ける。レコードの登録指示の受け付けにより、例えば、レコードが蓄積される。
【0055】
さらに、指示受付部121は、例えば、レコード入力の終了指示を受け付ける。レコード入力の終了指示の受け付けにより、例えば、レコード入力の画面がクローズ(消去)される。
【0056】
選択受付部122は、画面出力部141が出力した第一画面が有する1以上の箱オブジェクトのうち、一の箱オブジェクトの選択を受け付ける。ここで、選択とは、箱オブジェクトの押下、ボタンの押下、スイッチのON、チェックボックスのチェック等である。
【0057】
また、選択受付部122は、画面出力部141が出力した1以上の領収書画像のうち、1以上の領収書画像の選択を受け付けることは好適である。
【0058】
入力受付部123は、レコードを構成する1以上の属性値であり、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付ける。
【0059】
また、入力受付部123は、選択受付部122が受け付けた選択に対応する1以上の各領収書画像に対するレコードを構成する1以上の属性値であり、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付けることは好適である。一の領収書画像に対するレコードは、1つでも、2以上でも良い。
【0060】
また、入力受付部123は、表を構成するレコードに含まれる属性値であり、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値の修正は受け付けないことは好適である。入力受付部123は、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値の修正だけではなく、入力も受け付けないことは好適である。
【0061】
なお、上記の受け付けとは、通常、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0062】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述する蓄積部131やレコード生成部132等が行う処理である。
【0063】
処理部13を構成する蓄積部131は、1以上のレコードを表格納部112に蓄積する。ここで、レコードは、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値と、入力受付部123が受け付けた1以上の属性値とを有する。なお、蓄積部131は、例えば、レコードの登録指示の受け付けにより、レコードを表格納部112に蓄積する。
【0064】
なお、表格納部112に蓄積することは、表格納部112の表に蓄積することと同意義である。
【0065】
レコード生成部132は、選択受付部122が1以上の領収書画像の選択を受け付けた場合、選択を受け付けた1以上の各領収書画像に対応する1以上のレコードであり、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有する1以上のレコードを生成する。ここで、生成されたレコードは、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有するが、通常、他の属性値は有さない。他の属性値は有さないことは、通常、他の属性値はNULLであることである。
【0066】
出力部14は、情報を出力する。情報とは、例えば、画面情報、処理結果等である。ここで、出力とは、通常、端末装置2等の外部の装置への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0067】
画面出力部141は、画面情報を用いて画面を出力する。画面出力部141は、例えば、第一画面情報を用いて、1以上の箱オブジェクトを有する第一画面を出力する。画面出力部141は、第一画面情報を用いて第一画面を構成し、当該第一画面を端末装置2に送信しても良い。なお、第一画面情報を用いて、第一画面を出力することは、第一画面情報を端末装置2に送信することも含む。つまり、画面出力部141は、第一画面情報を端末装置2に送信し、端末装置2が第一画面情報から出力する第一画面を構成し、出力しても良い。
【0068】
画面出力部141は、第二画面情報を用いて、一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有する1以上のレコードを含む第二画面を出力しても良い。画面出力部141は、第二画面情報を用いて第二画面を構成し、当該第二画面を端末装置2に送信しても良い。なお、第二画面情報を用いて、第二画面を出力することは、第二画面情報を端末装置2に送信することも含む。つまり、画面出力部141は、第二画面情報を端末装置2に送信し、端末装置2が第二画面情報から出力する第二画面を構成し、出力しても良い。なお、第二画面は、レコードを構成する1以上の属性値を入力するための画面である。第二画面は、1または2以上の領収書画像を有しても良い。かかる場合、画面出力部141は、1または2以上の領収書画像ごとに、各領収書画像を操作する1または2以上のボタンを、各領収書画像に対応付ける態様で配置することは好適である。画像を操作する1以上のボタンとは、画像の拡大ボタン、縮小ボタン、回転ボタン等である。なお、画面出力部141が画像を操作する1または2以上のボタンを配置する処理の対象は、領収書画像だけでなくても良く、他の種類の画像であっても良い。
【0069】
画面出力部141は、1または2以上の領収書画像を有する第三画面を出力しても良い。画面出力部141は、選択受付部122が受け付けた選択に対応する一の箱オブジェクトに対応する1以上の各領収書画像を有する第三画面を出力することは好適である。ここで、画面出力部141は、1または2以上の領収書画像ごとに、各領収書画像を操作する1または2以上のボタンを、各領収書画像に対応付ける態様で配置することは好適である。
【0070】
処理結果送信部142は、処理部13における処理結果を、端末装置2に送信する。処理結果とは、例えば、レコードが蓄積された旨の情報である。
【0071】
端末装置2を構成する端末受付部21は、ユーザから指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、ソフトウェアの起動の指示、UI部品の押下、フォーカス移動の指示、一の箱オブジェクトの選択、1以上の領収書画像の選択、1以上の属性値の入力等である。
【0072】
端末処理部22は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部21が受け付けた指示や情報を、情報処理装置1に送信する構造にすることである。処理とは、例えば、端末装置2の識別子を、受け付けた指示や情報に付加し、情報処理装置1に送信する構造にすることである。処理とは、例えば、画面情報から画面を構成することである。処理とは、例えば、第一画面情報から第一画面を構成することである。
【0073】
端末送信部23は、端末受付部21が受け付けた指示や情報、または端末処理部22が構成した指示や情報等を、情報処理装置1に送信する。
【0074】
端末受信部24は、情報処理装置1から情報を受信する。受信された情報は、例えば、第一画面情報、第二画面情報、第三画面情報、表格納部112の表、領収書画像、処理部13における処理結果等である。受信された情報は、例えば、第一画面、第二画面、第三画面でも良い。
【0075】
端末出力部25は、端末受信部24が受信した情報を出力する。端末出力部25は、端末処理部22が構成した画面を出力しても良い。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0076】
格納部11、画面情報格納部111、表格納部112、領収書画像格納部113は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0077】
受付部12、指示受付部121、選択受付部122、入力受付部123、端末受信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0078】
受付部12、指示受付部121、選択受付部122、入力受付部123は、
【0079】
処理部13、蓄積部131、レコード生成部132、端末処理部22は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0080】
出力部14、画面出力部141、処理結果送信部142、端末送信部23は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0081】
端末出力部25は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部25は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0082】
次に、情報システムの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作について、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0083】
(ステップS301)受付部12は、画面の出力指示を受け付けたか否かを判断する。画面の出力指示を受け付ければステップS302に行き、画面の出力指示を受け付けなければステップS303に行く。なお、画面の出力指示とは、例えば、第一画面の出力指示、第二画面の出力指示、または第三画面の出力指示等である。
【0084】
(ステップS302)画面出力部141は、出力指示に対応する画面情報を出力する。または、画面出力部141は、出力指示に対応する画面情報を用いて画面を構成し、当該画面を出力する。ステップS301に戻る。なお、端末装置2で出力される画面は情報処理装置1が構成しても良いし、端末装置2が構成しても良い。
【0085】
(ステップS303)選択受付部122は、端末装置2で出力されている第一画面に含まれる箱オブジェクトのうちの、一の箱オブジェクトに対する選択指示を受け付けたか否かを判断する。当該選択指示を受け付けた場合はステップS304に行き、選択指示を受け付けない場合はステップS306に行く。
【0086】
(ステップS304)処理部13は、ステップS303で受け付けられた選択指示の対象である箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。処理部13は、通常、画面情報格納部111から1以上の属性値を取得する。
【0087】
(ステップS305)画面出力部141は、画面情報を出力する。または、画面出力部141は、画面情報を用いて画面を構成し、当該画面を出力する。ステップS301に戻る。なお、ここでの画面情報は、ステップS303で受け付けられた選択指示の対象である箱オブジェクトが押下された場合に出力される画面の画面情報である。また、ここでの画面情報は、ステップS303で受け付けられた選択指示の対象である箱オブジェクトに対応する画面情報であり、例えば、第二画面情報、または第三画面情報等である。
【0088】
(ステップS306)選択受付部122は、画面出力部141が出力した1以上の領収書画像のうち、1以上の領収書画像の選択を受け付けたか否かを判断する。1以上の領収書画像の選択を受け付けた場合はステップS307に行き、1以上の領収書画像の選択を受け付けない場合はステップS309に行く。
【0089】
(ステップS307)処理部13は、ステップS306で選択を受け付けた1以上の領収書画像の1以上の領収書画像識別子を取得する。なお、領収書画像識別子は、領収書画像を識別できる情報であれば何でも良く、例えば、領収書画像のID、領収書画像のファイル名、領収書画像そのもの等である。
【0090】
(ステップS308)処理部13は、選択されていない領収書画像と比較して、異なる表示態様になるように、ステップS307で取得した1以上の領収書画像識別子で識別される領収書画像の表示を変更する。ステップS301に戻る。なお、領収書画像の表示を変更する処理は、表示が変更された領収書画像を含む画面を端末装置2に送信する処理でも良いし、領収書画像の表示を変更する指示を端末装置2に送信する処理等でも良い。
【0091】
(ステップS309)受付部12は、レコード入力の開始指示を受け付けたか否かを判断する。レコード入力の開始指示を受け付けた場合はステップS310に行き、レコード入力の開始指示を受け付けない場合はステップS301に戻る。
【0092】
(ステップS310)画面出力部141は、レコード入力を行うための画面の画面情報を出力する。または、画面出力部141は、レコード入力を行うための画面の画面情報を用いて、レコード入力を行うための画面を構成し、当該画面を出力する。なお、レコード入力を行うための画面は、例えば、後述する第三画面である。
【0093】
(ステップS311)選択受付部122は、レコード入力の対象の領収書画像の選択を受け付けたか否かを判断する。領収書画像の選択を受け付けた場合はステップS312に行き、領収書画像の選択を受け付けない場合はステップS314に行く。なお、ここでのレコードは、通常、会計伝票の情報を格納し得るレコードである。
【0094】
(ステップS312)レコード生成部132は、ステップS304で図示しないバッファに一時蓄積された1以上の属性値を取得する。1以上の属性値とは、選択された箱オブジェクトに対応付けられている1以上の属性値である。
【0095】
(ステップS313)レコード生成部132は、ステップS312で取得された1以上の属性値を有するレコードを生成する。そして、処理結果送信部142は、生成したレコードを端末装置2に送信する。ステップS311に戻る。なお、ここで生成されたレコードに含まれる属性値のうち、ステップS312で取得された1以上の属性値以外の属性値は、通常、NULLである。
【0096】
(ステップS314)入力受付部123は、属性値の入力を受け付けたか否かを判断する。属性値の入力を受け付ければステップS315に行き、属性値の入力を受け付けなければステップS316に行く。
【0097】
(ステップS315)蓄積部131は、ステップS314で受け付けられた属性値を図示しないバッファに一時蓄積する。なお、受け付けられた属性値は、入力対象のフィールド(レコードの属性と言っても良い)に対応付けて一時蓄積される。
【0098】
(ステップS316)指示受付部121は、フォーカス移動の指示を受け付けたか否かを判断する。フォーカス移動の指示を受け付ければステップS317に行き、フォーカス移動の指示を受け付けなければステップS319に行く。なお、フォーカス移動の指示を受け付けは、人手により受け付けても良いし、処理部13が前のフィールドへの属性値の入力が完了したことを検知し、処理部13が発行したフォーカス移動の指示を受け付けても良い。なお、前のフィールドへの属性値の入力が完了したことは、例えば、入力の確定のリターンの入力を受け付けたこと、予め決められたキーの入力を受け付けたこと等である。
【0099】
(ステップS317)処理部13は、フォーカス移動の指示を受け付けフィールド(カレントフィールドと言っても良い)が、箱オブジェクトに対応付けられた属性値の入力フィールドであるか否かを判断する。当該属性値の入力フィールドであればステップS318に行き、当該属性値の入力フィールドでなければステップS319に行く。
【0100】
(ステップS318)処理部13は、フォーカス移動の指示を受け付けフィールドの次のフィールドにフォーカスを移動させる。ステップS317に戻る。なお、ここで、フォーカスを移動させたフィールドはカレントフィールドである。
【0101】
(ステップS319)処理部13は、フォーカス移動の指示を受け付けたフィールド(属性)に、フォーカスを移動させる。ここで、通常、処理部13は当該フィールドにフォーカスがある旨の表示に、画面上の表示を変更する。なお、表示を変更する処理は、結果的に、端末装置2で、フォーカス移動が分かる態様で表示が変更される処理であれば何でも良い。
【0102】
(ステップS320)指示受付部121は、レコードの登録指示を受け付けたか否かを判断する。登録指示を受け付ければステップS321に行き、登録指示を受け付けなければステップS322に行く。
【0103】
(ステップS321)蓄積部131は、カレントのレコードを表格納部112に蓄積する。なお、カレントのレコードとは、通常、カレントフィールドが存在する箇所のレコードである。
【0104】
(ステップS322)指示受付部121は、レコード入力の終了指示を受け付けたか否かを判断する。終了指示を受け付ければステップS301に戻り、終了指示を受け付けなければステップS311に戻る。
【0105】
なお、
図3のフローチャートにおいて、情報処理装置1の上記処理の一部を、端末装置2が行うようにしても良い。つまり、情報処理装置1と端末装置2の処理の分担は問わない。
【0106】
また、
図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0107】
次に、ステップS305において、画面出力部141が画面情報を構成する場合の処理の例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0108】
(ステップS401)画面出力部141は、画面情報を画面情報格納部111から取得する。なお、画面情報は、例えば、第三画面情報である。
【0109】
(ステップS402)画面出力部141は、1以上の領収書画像を領収書画像格納部113から取得する。ここで、画面出力部141は、例えば、選択された箱オブジェクトと対になる1以上の領収書画像を領収書画像格納部113から取得する。
【0110】
(ステップS403)画面出力部141は、カウンタiに1を代入する。
【0111】
(ステップS404)画面出力部141は、ステップS402で取得した1以上の領収書画像のうち、i番目の領収書画像が存在するか否かを判断する。i番目の領収書画像が存在すればステップS405に行き、i番目の領収書画像が存在しなければステップS408に行く。
【0112】
(ステップS405)画面出力部141は、i番目の領収書画像に、領収書画像を操作するための1以上のボタンを貼り付ける。1以上のボタンとは、通常、画像を操作するためのボタンであり、例えば、画像を拡大するためのボタン、画像を縮小するためのボタン、画像を回転するためのボタン等である。なお、画面出力部141は、1以上のボタンを領収書画像内に配置する必要はなく、1以上のボタンを領収書画像に対応する対応で配置すれば良い。また、ボタンを貼り付けることは、ボタンを配置することと同意義である。
【0113】
(ステップS406)画面出力部141は、1以上のボタンが貼り付けられたi番目の領収書画像を画面情報に挿入する。なお、領収書画像が画面情報に挿入されることは、画面情報が出力される際に、領収書画像が出力されることである。
【0114】
(ステップS407)画面出力部141は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS404に戻る。
【0115】
(ステップS408)画面出力部141は、画面情報を用いて画面を構成する。
【0116】
なお、
図4のフローチャートにおいて、ステップS408は存在しなくても良い。かかる場合、端末装置2が画面情報を用いて、画面を構成する。
【0117】
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作について説明する。情報システムの概念図は
図1である。
【0118】
また、画面情報格納部111は、
図5に示す画面情報管理表を格納している。画面情報管理表は、画面情報を管理する表であり、「画面ID」「オブジェクトID」「配置(x,y)」「画面背景」等を有する1以上のレコードを管理している。「画面ID」が画面を識別する情報である。「オブジェクトID」は画面内に配置されているオブジェクトを識別する情報である。「配置(x,y)」はオブジェクトIDで識別されるオブジェクトの配置位置を示す。「画面背景」は画面の背景を示す情報であり、ここでは、通常、画面の背景画像のファイル名である。
図5の画面情報管理表のオブジェクトID「b001」は001番目の箱オブジェクトである。また、オブジェクトID「f001」は001番目のファンクションキーのオブジェクトである。また、オブジェクトID「tbl1」は1番目のテーブルのオブジェクトである。
【0119】
また、画面情報格納部111は、
図6に示すオブジェクト管理表を格納している。オブジェクト管理表は「オブジェクトID」「文字列」「属性名」「属性値」「アクション」等を有する1以上のレコードを管理している。「文字列」はオブジェクト上に表示される文字列である。また、「属性名」「属性値」は、オブジェクトが箱オブジェクトである場合(押下された場合)の、対応する属性の情報を示す。「アクション」は、オブジェクトが選択された場合の動作を規定する情報である。アクション「jump p3,a1」は、画面「p3」にジャンプする命令であり、その際、引数「a1」を渡すことを示す。なお、引数「a1」は「飲食代」フォルダを意味する、とする。また、引数「a2」は「旅費交通費」フォルダを意味する、とする。さらに、引数「a3」は「水道光熱費」フォルダを意味する、とする。
【0120】
また、表格納部112は、
図7に示す会計伝票管理表を格納している、とする。会計伝票管理表は、会計伝票を管理する表である。ここでは、会計伝票管理表は、支払伝票を管理する表である。会計伝票管理表は、「ID」「日付」「借方勘定科目」「貸方勘定科目」「金額」「摘要」を有する1以上のレコードを管理している。「摘要」は「借方税区分」「貸方税区分」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「日付」は取引の日付を示す。
【0121】
さらに、領収書画像格納部113は、
図8に示すような領収書画像を格納している。
図8に示す1以上の領収書画像は、フォルダ「飲食代」に格納されている領収書画像である。なお、領収書画像格納部113の複数の領収書画像はユーザにより予め分類されている、とする。なお、ここでの分類は人手により、分類された結果、格納されているフォルダが異なっても良いし、リンク付けられている情報が異なっても良いし、付されているフラグが異なっても良い。領収書画像の分類方法は種々あり得、何でも良い。
【0122】
かかる状況において、ユーザは、第一画面(識別子「p1」で識別される画面)の出力指示を端末装置2に入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部21は、第一画面の出力指示を受け付ける。
【0123】
次に、端末処理部22は、第一画面の出力指示を、情報処理装置1に送信する構造に変更する。そして、端末送信部23は、第一画面の出力指示を情報処理装置1に送信する。
【0124】
次に、情報処理装置1の指示受付部121は、第一画面の出力指示を端末装置2から受信する。
【0125】
そして、画面出力部141は、出力指示に対応する第一画面「p1」の画面情報を
図5の画面情報管理表から取得する。この画面情報は、画面ID「p1」と対になる情報である。
【0126】
次に、画面出力部141は、画面ID「p1」と対になる情報を用いて、第一画面を構成する。第一画面は、「b001」「b002」「b003」「b004」「b00x」等のオブジェクトを有する。
【0127】
次に、画面出力部141は、構成した第一画面を端末装置2に送信する。
【0128】
次に、端末装置2の端末受信部24は第一画面を受信する。そして、端末出力部25は第一画面を出力する。第一画面の出力例は
図9である。
【0129】
次に、ユーザは、
図9の第一画面の箱オブジェクト「飲食代の支払」の選択指示を入力する(押下する)。
【0130】
次に、端末装置2の端末受付部21は、箱オブジェクト「飲食代の支払」の選択指示を受け付ける。
【0131】
次に、端末処理部22は送信する選択指示を構成し、端末送信部23は当該選択指示を情報処理装置1に送信する。なお、構成された選択指示は、箱オブジェクト「飲食代の支払」のオブジェクトID「b001」を含み、例えば、「選択指示 b001」である。
【0132】
次に、情報処理装置1の選択受付部122は、端末装置2から、箱オブジェクト「飲食代の支払」の選択指示(例えば、「選択指示 b001」)を受信する。
【0133】
次に、処理部13は、選択指示の対象である箱オブジェクト「飲食代の支払」(オブジェクトID「b001」)に対応付いている属性情報「借方勘定科目:接待交際費,貸方勘定科目:現金」を、
図6のオブジェクト管理表から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、箱オブジェクト「飲食代の支払」は、オブジェクトID「b001」のオブジェクトである。また、ここで、属性情報とは、属性名と属性値である。
【0134】
次に、画面出力部141は、箱オブジェクト「飲食代の支払」と対になるアクション「jump p2,a1」を取得する。
【0135】
次に、画面出力部141は、「jump p2,a1」を実行し、画面ID「p2」に対応する画面情報を、
図5の画面情報管理表から取得する。そして、画面出力部141は、「a1」に対応する領収書画像を、
図8の領収書画像格納部113から取得する。なお、画面出力部141が取得する領収書画像は、「a1」で識別される「飲食代」フォルダに格納されている領収書画像である。
【0136】
次に、画面出力部141は、「飲食代」フォルダに格納されている1以上の領収書画像に対応付けて、領収書画像を操作するための1以上のボタンを配置する。次に、画面出力部141は、1以上のボタンが配置された1以上の各領収書画像を画面情報に挿入する。そして、画面出力部141は、画面情報を用いて画面を構成する。
【0137】
次に、画面出力部141は、当該画面を端末装置2に送信する。そして、端末受信部24は当該画面を受信する。そして、端末出力部25は当該画面を出力する。当該画面の出力例を
図10に示す。なお、
図10において、1001が領収書画像の例である。また、1002は対応する領収書画像を拡大するボタン、1003は対応する領収書画像を縮小するボタン、1004は対応する領収書画像を回転するボタンである。
【0138】
次に、ユーザは、
図10の画面上に表示されている領収書画像から領収書画像の選択指示を入力する。すると、端末受付部21は領収書画像の選択指示を受け付ける。ここでは、ユーザは、3つの領収書画像(1001、1005、1006)に対する選択指示を入力し、端末受付部21は3つの領収書画像に対する選択指示を受け付けた、とする。
【0139】
次に、端末処理部22は選択指示を送信する態様に変更し、端末送信部23は選択指示を情報処理装置1に送信する。
【0140】
次に、情報処理装置1の選択受付部122は3つの領収書画像に対する選択指示を受信する。そして、処理部13は、3つの領収書画像の表示を変更する。かかる変更は、領収書画像が選択された旨を明示する態様での表示の変更であり、領収書画像の枠を強調表示することである。
【0141】
次に、画面出力部141は、変更した画面を端末装置2に送信する。
【0142】
次に、端末装置2の端末受信部24は変更された画面を受信し、端末出力部25は当該画面を出力する。
【0143】
次に、ユーザは、
図10のF6の「仕訳入力ボタン」(1007)を押下した、とする。すると、端末受付部21はレコード入力の開始指示を受け付ける。そして、端末処理部22は送信するレコード入力の開始指示を構成する。次に、端末送信部23は構成されたレコード入力の開始指示を情報処理装置1に送信する。
【0144】
次に、情報処理装置1の指示受付部121は、レコード入力の開始指示を受け付ける。次に、画面出力部141は、レコード入力を行うための画面の画面情報「p3」を取得し、当該画面情報「p3」を用いて出力する画面を構成し、当該画面を端末装置2に送信する。
【0145】
詳細には、画面出力部141は、選択された3つの各領収書画像(1001、1005、1006)に対応付けて、領収書画像を操作するための1以上のボタンを配置する。次に、画面出力部141は、1以上のボタンが配置された1以上の各領収書画像を画面情報に挿入する。そして、画面出力部141は、画面情報「p3」を用いて画面を構成し、当該画面を端末装置2に送信する。
【0146】
なお、「仕訳入力ボタン」(1007)に対応付いているアクションは、画面情報「p3」で識別される画面にジャンプするアクションである、とする。
【0147】
次に、端末装置2の端末受信部24は当該画面を受信し、端末出力部25当該画面を出力する。かかる画面の出力例は、
図11である。
【0148】
そして、ユーザは、レコード入力の対象の領収書画像を選択する。ここでは、ユーザは、領収書画像1101を選択した、とする。
【0149】
次に、端末受付部21は、領収書画像1101の選択を受け付ける。そして、端末処理部22は送信する選択指示を構成し、端末送信部23は当該選択指示を情報処理装置1に送信する。
【0150】
次に、情報処理装置1の選択受付部122は、レコード入力の対象の領収書画像の選択を受け付ける。
【0151】
次に、レコード生成部132は、図示しないバッファに一時蓄積された2つの属性値「借方勘定科目:接待交際費,貸方勘定科目:現金」を取得する。
【0152】
次に、レコード生成部132は、取得された2つの属性値を有するレコードを生成する。そして、処理結果送信部142は、生成したレコードを端末装置2に送信する。
【0153】
次に、端末装置2の端末受信部24は、レコードを受信する。そして、端末出力部25はレコードを出力する。当該出力されたレコードは
図11の1102である。1102のレコードの属性値の中で、属性「借方勘定科目」に対応する属性値「接待交際費」、および属性「貸方勘定科目」に対応する属性値「現金」は既に入力されている。
【0154】
そして、ユーザは、
図11の画面において、属性「借方勘定科目」および属性「貸方勘定科目」以外の属性の属性値を入力する。なお、ここで、フォーカスは、属性「借方勘定科目」および属性「貸方勘定科目」には移動しない。
【0155】
そして、端末受付部21は、属性「借方勘定科目」および属性「貸方勘定科目」以外の属性の属性値の入力を受け付ける。そして、端末送信部23は当該属性値を情報処理装置1に送信する。
【0156】
次に、情報処理装置1の入力受付部123は、属性「借方勘定科目」および属性「貸方勘定科目」以外の属性の属性値の入力を受信する。そして、蓄積部131は、受け付けられた属性値を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0157】
次に、ユーザは、
図11の画面において、F12の「登録」ボタン1103を押下した、とする。すると、端末受付部21は、レコードの登録指示を受け付ける。そして、端末処理部22は送信する登録指示を構成し、端末送信部23は当該登録指示を情報処理装置1に送信する。なお、登録指示は、レコードを構成するデータを有する
【0158】
次に、情報処理装置1の指示受付部121は、レコードを構成するデータを有するレコードの登録指示を受信する。
【0159】
次に、蓄積部131は、登録指示が有するレコードを
図7の表に蓄積する。
【0160】
以上の動作により、非常に簡易に会計情報のレコードが入力できる。
【0161】
以上、本実施の形態によれば、選択対象のインターフェイス部品であり、レコードの入力を容易にするユーザインターフェイス部品を提供できる。その結果、レコードの入力が非常に簡易なユーザインターフェイスを提供できる。
【0162】
なお、本実施の形態において、サーバ・クライアントシステムにより情報が処理された。しかし、情報処理装置1は、
図12に示すようにスタンドアロンでも良い。かかる場合、受付部12は、ユーザからの指示や情報等を受け付ける。また、出力部14は、通常、画面や処理結果をディスプレイに表示する。
【0163】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、表のレコードを構成する1以上の属性値に対応付いているユーザインターフェイス部品である1以上の箱オブジェクトを有する第一画面の情報である第一画面情報を格納し得る画面情報格納部と、前記ユーザインターフェイス部品に対応付いている1以上の属性値を含み、当該1以上の属性値以外の1以上の属性値を有する1以上のレコードを格納し得る表を格納し得る表格納部とを具備し、コンピュータを、前記第一画面情報を用いて、1以上の箱オブジェクトを有する第一画面を出力する画面出力部と、前記画面出力部が出力した第一画面が有する1以上の箱オブジェクトのうち、一の箱オブジェクトの選択を受け付ける選択受付部と、前記レコードを構成する1以上の属性値であり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付ける入力受付部と、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値と、前記入力受付部が受け付けた1以上の属性値とを有するレコードを、前記表格納部に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0164】
上記プログラムにおいて、前記画面情報格納部は、レコードを構成する属性値を入力するための第二画面の情報である第二画面情報をも格納しており、前記画面出力部が出力した画面が有する1以上の箱オブジェクトのうち、一の箱オブジェクトの選択を前記選択受付部が受け付けた場合、前記画面出力部は、前記第二画面を出力する、または前記第二画面の出力に至る前の画面を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0165】
上記プログラムにおいて、前記レコードは、会計伝票に関する情報であるものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0166】
上記プログラムにおいて、記録媒体は、領収書の画像である1以上の領収書画像を格納し得る領収書画像格納部をさらに具備し、前記画面出力部は、前記1以上の領収書画像を有する第三画面を出力し、前記選択受付部は、前記画面出力部が出力した1以上の領収書画像のうち、1以上の領収書画像の選択を受け付け、前記入力受付部は、前記選択受付部が受け付けた選択に対応する1以上の各領収書画像に対するレコードを構成する1以上の属性値であり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値以外の1以上の属性値の入力を受け付けるものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0167】
上記プログラムにおいて、前記1以上の各領収書画像は、前記1以上のいずれかの箱オブジェクトに対応付いており、前記画面出力部は、前記選択受付部が受け付けた選択に対応する一の箱オブジェクトに対応する1以上の各領収書画像を有する第三画面を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0168】
上記プログラムにおいて、前記画面出力部は、前記1以上の領収書画像ごとに、各領収書画像を操作する1以上のボタンを、各領収書画像に対応付ける態様で配置するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0169】
上記プログラムにおいて、前記入力受付部は、前記表を構成するレコードに含まれる属性値であり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値の修正は受け付けないものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0170】
上記プログラムにおいて、前記画面出力部は、前記第二画面情報を用いて、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有する1以上のレコードを含む第二画面を出力し、前記1以上のレコードを構成するいずれかの属性値を入力するためのフォーカス移動の指示を受け付ける指示受付部としてコンピュータをさらに機能させ、前記指示受付部は、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値に対するフォーカス移動の指示を受け付けないものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
【0171】
上記プログラムにおいて、前記選択受付部が前記1以上の領収書画像の選択を受け付けた場合、当該選択を受け付けた1以上の各領収書画像に対応する1以上のレコードであり、前記一の箱オブジェクトに対応付いている1以上の属性値を有する1以上のレコードを生成するレコード生成部としてコンピュータをさらに機能させることは好適である。
【0172】
また、
図13は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図13は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図14は、システム300のブロック図である。
【0173】
図13において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0174】
図14において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、バス3014と、ROM3015と、RAM3016と、ハードディスク3017とを含む。なお、バス3014は、MPU3013やCD−ROMドライブ3012に接続されている。また、ROM3015には、ブートアッププログラム等のプログラムが記憶されている。また、RAM3016は、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのものである。また、ハードディスク3017は、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのものである。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0175】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0176】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0177】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0178】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0179】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0180】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0181】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。